JPH09146178A - 磁気記録層を有するフイルムのフイルムビューア - Google Patents
磁気記録層を有するフイルムのフイルムビューアInfo
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- JPH09146178A JPH09146178A JP7305693A JP30569395A JPH09146178A JP H09146178 A JPH09146178 A JP H09146178A JP 7305693 A JP7305693 A JP 7305693A JP 30569395 A JP30569395 A JP 30569395A JP H09146178 A JPH09146178 A JP H09146178A
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Abstract
に確認することができるとともに各コマに対応する磁気
記録層に記録された磁気情報を表示可能にする。 【解決手段】磁気記録層を有する現像済みフイルムが巻
き取られているカートリッジをフイルムビューアのカー
トリッジ収納部120に収納すると、カートリッジから
フイルムを引き出し、フイルムリーダー部を巻取軸に巻
き付け、またコマ検出手段から出力される1コマ分の搬
送情報に基づいてフイルム搬送の停止制御を行い、フイ
ルムの各コマ画像を観察用窓124で観察可能な位置に
搬送する。また、フイルムの搬送中に、フイルムの磁気
記録層に記録された磁気情報をコマ毎に読み取り、この
磁気情報を、前記観察用窓124から観察されるコマ画
像に対応してLCD140に表示する。これにより観察
用窓124から所望のコマ画像を観察することができる
とともに、そのコマ画像に対応して記録された磁気情報
をLCD140によって確認することができる。
Description
納されたフイルムをカートリッジから引き出して観察す
るフイルムビューアに係り、特にフイルムに磁気記録層
が形成されたフイルムのフイルムビューアに関する。
リッジ内に収納し、このカートリッジをプリント写真と
共にDPE取扱店からユーザーに返却する返却形態が提
案されている。このような形態で返却されたフイルムで
は、プリント写真の焼き増し依頼時に、従来の如くネガ
シースを介してコマ画像を観察することができないた
め、そこで本願出願人は、カートリッジからフイルムを
引き出し、コマ画像を観察できるようにしたフイルムビ
ューアを提案している。
ビューア本体に装填し、ビューア本体に設けたフイルム
引き出し用ノブを指で回すことにより、このノブに連結
されたギヤ列を介してカートリッジのスプールを回転さ
せて、フイルムをカートリッジから引き出すようにして
いる。引き出されたフイルムのコマ画像は、ビューア本
体に開口された観察用窓から観察され、また順次引き出
されたフイルムは、前記ノブに連動する巻取軸に巻き取
られるようになっている。観察終了後には、前記ノブを
逆転させて前記スプールを巻き戻し方向に回転させるこ
とによりフイルムをカートリッジに収納する。
かを指示する指示部が形成されており、また、前記フイ
ルムビューアには前記指示部のうち未露光の指示部を検
出した際に、そのカートリッジの装填を阻止する阻止部
が形成されている。
れている写真フイルムには、コマ毎に磁気記録層が形成
されたものがあり、この磁気記録層に撮影日時、撮影サ
イズ、シャッター速度、F値、ストロボON/OFF、
ロールタイトル、コマタイトル等の情報を撮影時に磁気
記録するようにしている。
ューアでは磁気記録層に記録された情報を読み取って、
これを表示することはできないという欠点がある。本発
明はこのような事情に鑑みてなされたもので、磁気記録
層を有するフイルムのコマ画像を簡易に確認することが
できるとともに、各コマに対応する磁気記録層に記録さ
れた磁気情報を表示することができるフイルムビューア
を提供することを目的とする。
するために、磁気記録層を有する現像済みフイルムが巻
き取られているカートリッジを収納するカートリッジ収
納部と、前記カートリッジ収納部に設けられ、該カート
リッジ収納部に収納される前記カートリッジのスプール
に係合する回転軸を有し、該回転軸をモータ駆動するフ
イルム供給手段と、前記フイルム供給手段から供給され
るフイルムを巻き取る巻取軸を有し、該巻取軸をモータ
駆動するフイルム巻取手段と、前記フイルム供給手段と
フイルム巻取手段との間に位置する前記フイルムのコマ
画像を観察する観察用窓と、前記フイルムの1コマの搬
送を検出するコマ検出手段と、前記フイルムの磁気記録
層に記録された磁気情報を読み取る読取手段と、前記読
取手段で読み取った磁気情報を表示する表示手段と、前
記コマ検出手段の検出出力に基づいて前記フイルム供給
手段及び/又はフイルム巻取手段を制御し、前記フイル
ムの各コマ画像を前記観察用窓で観察可能な位置に搬送
するとともに、該観察用窓で観察可能な位置に搬送され
たコマ画像に対応する磁気情報を前記表示手段に表示さ
せる制御手段と、を備えたことを特徴としている。
ッジ収納部に収納された後、制御手段によって前記フイ
ルム供給手段及び/又はフイルム巻取手段を制御するこ
とにより、前記カートリッジからフイルムを引き出し、
フイルムリーダー部を前記フイルム巻取手段の巻取軸に
巻き付け、またコマ検出手段から出力される1コマ分の
搬送情報に基づいてフイルム搬送の停止制御を行い、前
記フイルムの各コマ画像を観察用窓で観察可能な位置に
搬送する。また、フイルムの搬送中に、フイルムの磁気
記録層に記録された磁気情報をコマ毎に読み取り、この
磁気情報を、前記観察用窓から観察されるコマ画像に対
応して表示手段に表示する。尚、前記磁気情報は最初に
一括して読み取っても良いし、1コマ送り毎に読み取っ
ても良い。これにより観察用窓から所望のコマ画像を観
察することができるとともに、そのコマ画像に対応して
記録された磁気情報を確認することができる。
る磁気記録層を有するフイルムのフイルムビューアの好
ましい実施の形態について詳説する。図1は本発明に係
るフイルムビューアの外観を示す斜視図であり、このフ
イルムビューア10のビューア本体12は直方体状に形
成されている。
部には、矩形状の観察用窓16が開口され、この観察用
窓16から後述するフイルムのコマ画像18、及び後述
する光学データ19が観察可能となっている。また、観
察用窓16の図中右側方にはキーパネル20が設けられ
ている。このキーパネル20には、フイルムの連続巻き
戻しを指示する巻戻しボタン22、フイルムの連続早送
りを指示する早送りボタン24、フイルムの1コマ分の
巻き戻しを指示するREVボタン26、フイルムの1コ
マ分の順送りを指示するFWDボタン28、カートリッ
ジのイジェクトボタン30、フイルムローディングを指
示するLoadボタン32、コマのフレーム番号を選択
するフレーム番号ボタン34、及びこのフレーム番号ボ
タン34を押した後に観察したいコマ画像のフレーム番
号をインプットする0〜9までのボタンを備えたテンキ
ー36が取り付けられている。
形状の液晶表示板(以下「LCD」と称する)40が埋
め込み固定されている。前記LCD40には、フイルム
の磁気記録層に形成された磁気情報が表示され、また、
この磁気情報は、上板38の右隅部に設けた表示切換ボ
タン42を押すことにより表示内容が切り換えられるよ
うになっている。前記磁気情報については後述する。
ように、前記観察用窓16を挟んで図中左側にカートリ
ッジ44の収納室46が形成され、また図中右側にはカ
ートリッジ44から引き出されたフイルム48の巻取室
50が形成されている。前記収納室46は、ビューア本
体12の底板52側に開口され、この開口部54からカ
ートリッジ44が出し入れされるようになっている。ま
た、前記開口部54は、底板52にヒンジ56を介して
取り付けられた底蓋58によって開閉される。
44は、図3に示すタイプのものであり、カートリッジ
44を構成する胴体部60、スプール62、及び遮光部
材64等の全ての部材がプラスチックで形成されてい
る。そして、カートリッジ44は、フイルム48(図4
参照)を先端まで前記スプール62に巻き込んでおき、
使用するときにスプール62の回転によってフイルム4
8を出入口68からカートリッジ44の外部へ送り出す
タイプのものである。
像18の始端を示すパーフォレーション70Aと終端を
示すパーフォレーション70Bがフイルム48の長手方
向に沿ってコマ毎に形成され、また、前記パーフォレー
ション70Aと70Bとの間には磁気記録層72が形成
されている。この磁気記録層72には、そのコマの撮影
日時、標準、ハイビジョン、パノラマを示す撮影サイ
ズ、シャッター速度、F値、ストロボON/OFF、ロ
ールタイトル、コマタイトル等の情報が撮影時に磁気記
録されている。
成されるもので、これらの枠部はカメラの撮影時に設定
された撮影サイズに応じて露光されるものである。例え
ば、左端の枠部のみが露光されているコマ画像はハイビ
ジョンサイズで撮影されたものと、また、左端と中央の
枠部が露光されているコマ画像はパノラマサイズで撮影
されたものと、全ての枠部が露光されているコマ画像は
標準サイズで撮影されたものと前記観察用窓16を介し
て使用者が視認できるようになっている。前記カートリ
ッジ44には図3に示すように、スプール62の凹部7
4に爪76が設けられている。前記爪76は、該カート
リッジ44に収納されたフイルムが現像済みか未現像か
を示すもので、現像済みである場合には、ラボ等で折ら
れ取り除かれてユーザーに返却される。この爪76は、
前記ビューア本体12の底蓋58の内側に形成した突起
78により、その有無が検出される。即ち、この突起7
8は、底蓋58を閉じた際に前記スプール62の凹部7
4に挿入される。従って未現像のカートリッジ44を誤
って装填された場合には、突起78が爪76に当たって
底蓋58が閉まらない。これにより、未現像のカートリ
ッジを誤って装填しようとした場合には、そのカートリ
ッジの露光を防止することができる。
うにリブ80が形成される。このリブ80は、カートリ
ッジ44の装填時に回転軸82のスリット84に係合さ
れ、回転軸82からの回転力が伝達されるようになって
いる。これにより、スプール62が回転され、フイルム
48がカートリッジ44から引き出されたり、カートリ
ッジ44に巻き戻されたりする。
軸86が配設される。前記巻取軸86はその上端と下端
とがビューア本体12に回転自在に支持されている。ま
た、巻取軸86の上部にはギヤ88が固着され、このギ
ヤ88は図5に示すクラッチ90を介してモータ92に
連結されている。前記クラッチ90は、ギヤ88に加わ
るトルク(即ち、フイルム48の巻き取りトルク)が所
定のトルクを越えた時に、ギヤ88をモータ92に対し
て滑らせるもので、フイルム48を定速で巻取軸86に
巻き取らせるようにしたものである。また、前記モータ
92の駆動力は、図示しないギヤ機構を介して回転軸8
2のギヤ94(図2参照)にも伝達されるようになって
いる。
てフイルム48を送り出し、フイルム48の先端が巻取
軸86に巻き取られるまで回転軸82側に動力を伝達
し、それ以後の巻き取り時には巻取軸86側のみに動力
を伝達するように構成されている。また、ギヤ機構は、
フイルム48のカートリッジ44への巻き戻し時には、
回転軸82側のみに動力を伝達する。
イバ96からの駆動信号によって駆動され、またモータ
ドライバ96はビューア本体12内に内蔵されたCPU
98によって、モータ92に出力する回転方向と回転量
とが制御されている。前記CPU98には、図1、図5
に示したキーパネル20からの各ボタン22乃至36の
操作に対応した指令信号が出力される。CPU98は、
前記指令信号が出力されると、その信号に対応した動作
をモータ92が行うようにモータドライバ96を制御す
る。
れたフイルム48は、図5に示すガイド板100に沿っ
て搬送され、そして、観察用窓16を通過した後、ガイ
ド板102に沿って巻取軸86に巻き取られる。ガイド
板100側には、パーフォレーションセンサ104が設
けられる。パーフォレーションセンサ104は、搬送さ
れてきたフイルム48の始端側のパーフォレーション7
0A(図4参照)、及び終端側のパーフォレーション7
0B(図4参照)を1コマ毎に検出し、検出した際にH
レベルの検出信号をCPU98に出力する。本実施の形
態では、パーフォレーションセンサ104が、始端側の
パーフォレーション70Aを検出したときに、そのコマ
画像の前方のコマ画像が観察用窓16に位置するように
なっている。また、パーフォレーションセンサ104の
近傍には、キャプスタンローラ105が配置される。キ
ャプスタンローラ105は、前記モータ92からの回転
力が伝達され、カートリッジ44から引き出されたフイ
ルム48は、キャプスタンローラ105の回転力によっ
て一定速度で搬送される。
と磁気ヘッド108が並設されている。前記光センサ1
06は、光学データ19の撮影サイズと、またコマ番号
を示すバーコード等の光学データ19が記録されている
場合に該光学データ19を読み取るものであり、これら
の光学データは光学データ読取装置110によって再生
処理されてCPU98のRAM112に記憶される。前
記磁気ヘッド108は、フイルム48の磁気記録層72
に記録された磁気情報を読み取るもので、読み取った情
報は磁気情報再生装置114によって再生されてCPU
98の前記RAM112に記憶される。尚、符号115
は、観察用窓16に位置したコマ画像を背面側から照射
する光源である。また、符号116はアラームであり、
このアラーム116は、フイルム48のカートリッジ4
4への巻き戻し終了時やフイルム48の異常搬送時等に
電子音が発生するようにCPU98により制御されてい
る。
98により必要時に読みだされ、図6に示すLCD40
に表示される。図6(A)に示す第1画面には、例え
ば、ニチジ(撮影日時)、サイズ(撮影サイズ)、シャ
ッター(シャッタ速度)、シボリ(F値)、ストロボ
(ストロボON/OFF)が表示され、そして、表示切
換ボタン42(図1参照)によって切り換えられた
(B)に示す第2画面にはロールタイトル、コマタイト
ルが表示される。
ーア10の使用方法について図7に示すフローチャート
を参照しながら説明する。先ず、カートリッジ44をビ
ューア本体12に装填する(S1)。次に、キーパネル
20のLoadボタン32を押して(S2)、フイルム
ローディングを開始し、カートリッジ44内の全フイル
ム48をモータ92の駆動力で引き出すと共に巻取軸8
6に向けて搬送する。そして、このフイルム搬送中に、
フイルム48の磁気記録層72に記録された磁気情報を
磁気ヘッド108によって読み取り、この読み取った情
報をRAM112にコマ毎に記憶する(S3)。また、
フイルム44に光学データが記録されている場合には、
この光学データを光センサ106によって読み取り前記
RAM112に記憶する。
タ92を逆転させて全フイルム48のカートリッジ44
への巻き戻しを行う。この時、全磁気記録層72の読み
取りにエラーが生じたか否を予め確認しておき(S
4)、エラーが生じている場合には、この巻き戻し動作
中に再度読み取りを行う(S5)。そして、全フイルム
48の巻き戻し終了後に、前記エラーが解消したか否か
を確認し(S6)、エラーが生じた磁気記録層72は、
磁気情報の書き込みエラーと判断してその情報は記憶し
ないようにする(S7)。
像の観察を開始する(S8)。例えば、早送りボタン2
4を押すと、CPU98はモータ92を制御してフイル
ム48の引き出しを開始し、そして、パーフォレーショ
ンセンサ104から2番目(コマ番号2)のコマ画像1
8の始端側のパーフォレーション70Aを検出した信号
が出力された時点でモータ92を停止する。これによ
り、コマ番号1のコマ画像18が観察用窓16に位置す
るので、このコマ画像18を観察用窓16から観察する
ことができる。この時CPU98は、コマ番号1の磁気
情報をRAM112から読み出し、これをLCD40に
表示する。その後、FWDボタン28を1コマ観察終了
毎に押していくと、コマ番号1から後段のコマ画像を順
に観察することができ、そして、その観察中のコマ画像
に対応した磁気情報をLCD40で確認することができ
る。
察したいコマ画像のコマ番号をテンキー36によりイン
プットすると、CPU98はモータ92を制御してその
コマ画像を観察用窓16まで搬送すると共に、そのコマ
画像の磁気情報をRAM112から読み出してLCD4
0に表示する。これによって、所望のコマ画像と、その
磁気情報とを一緒に確認することができる。
ア本体12から取り出す場合には、キーパネル20のE
jectボタン30を押す(S9)。Ejectボタン
30が押されると、CPU98は、モータ92を逆転さ
せて全フイルム48のカートリッジ44への巻き戻しを
行う(S10)。そして、アラーム116により巻き戻
し終了が確認された後、底蓋58を開いてカートリッジ
44を取り出す。これによって、1つのカートリッジ4
4に収納されたフイルム48の観察が終了する(S1
1)。
98の駆動力で搬送すると共に、クラッチ90によって
フイルム48の搬送中にかかるテンションを一定に保持
したので、手動のフイルム搬送で前記テンションが可変
する従来のフイルムビューアと比較して、フイルム48
の使用寿命を延ばすことができる。図8は本発明に係る
フイルムビューアの他の実施の形態を示す斜視図であ
る。また、図9は図8に示したフイルムビューアの分解
斜視図であり、図10は図8に示したフイルムビューア
の拡大平面図である。
ビューアのカートリッジ収納部120には、蓋122が
設けられており、この蓋122を開けてカートリッジを
カートリッジ収納部120に挿入する。このカートリッ
ジの挿入により、カートリッジ収納部内に設けられてい
るポップアップ機構のポップアップ部材(図示せず)が
押し下げられ、また、カートリッジを挿入した後、蓋1
22を閉めると、蓋122がロックされる。
観察用窓124、取出しスイッチ130、情報読込スイ
ッチ131、表示切換スイッチ132、送りスイッチ1
33、戻しスイッチ134、及びLCD140が設けら
れている。尚、カートリッジ収納部120には、カート
リッジのスプールに係合する回転軸を有し、この回転軸
をモータ駆動するフイルム供給機構が設けられ、また、
フイルム供給機構に対向する位置には、フイルム供給機
構から供給されるフイルムを巻き取る巻取軸を有し、こ
の巻取軸をモータ駆動するフイルム巻取機構が設けられ
ているが、これらのフイルム供給機構及びフイルム巻取
機構は、図2に示したものと同様に構成されているた
め、その詳細な説明は省略する。
る場合の観察光学系について説明する。図9に示すよう
に、観察しようとする所望のコマ画像は、フイルム搬送
路上の所定の観察位置Pに停止させられる。この観察位
置Pには、コマ画像を照明するためのランプ125Aを
備えたランプハウス125が配設されている。また、フ
イルム搬送路を挟んでランプハウス125と対向する位
置には、反射ミラー126が配設されている。更に、観
察用窓124には、レンズホルダー127によってレン
ズ128A、128Bが配設されている。
ス125によって照明されたコマ画像の透過光は、反射
ミラー126及びレンズ128A、128Bを介して観
察用窓124に導かれ、これにより観察用窓124によ
りコマ画像を観察することができる。尚、図9上で、1
29はランプ125Aの交換時に開閉されるランプカバ
ーである。
について、図11に示すフローチャートを参照しながら
説明する。まず、フイルムビューアにACアダプタを接
続し、フイルムビューアに電源の供給を可能にする(S
20)。続いて、カートリッジをカートリッジ収納部1
20に挿入し、蓋122によりロックする(S21)。
このとき、挿入されたカートリッジが現像済みか否かを
カートリッジに設けれている爪76(図3参照)の有無
によって判別し(S22)、爪76が折れていない場合
には、「未現像であること」を示すエラーメッセージを
LCD140に表示し、その後、自動イジェクトする
(S23)。即ち、蓋122のロックが解除され、ポッ
プアップ機構の動作によってカートリッジが排出され
る。
76が折れている場合)には、カートリッジからフイル
ムを引き出し、フイルムリーダー部をフイルム巻取機構
の巻取軸(図示せず)に巻き付けるローディング動作を
行わせる(S24)。このローディング動作終了時に
は、フイルムの先頭コマのコマ画像が観察用窓124で
観察できる観察位置に停止し、また、コマ画像を照明す
る光源が点灯される。
ると(S25)、先頭コマが観察位置で停止している場
合には直ちに、先頭コマが観察位置にない場合には先頭
コマまでフイルムを一旦巻き戻した後(S26)、フイ
ルムを最終コマまで連続的に早送りして停止させる(S
28)。また、この連続早送り中に、フイルムリーダー
部の磁気記録層(以下、リーダートラックという)及び
各コマに対応する磁気記録層(以下、フレームトラック
という)に記録されている各磁気情報は連続的に読み取
られ、この読み取られた磁気情報はRAMに記憶される
(S27)。
点では、最終コマが観察用窓124によって観察できる
ようになっており、また、LCD140には最終コマの
磁気情報が表示される。さて、任意のコマ画像が観察位
置に停止している状態で、送りスイッチ133又は戻し
スイッチ134を押すと、フイルムは送り方向又は戻し
方向に1コマ送りされ、これにより観察用窓124で
は、現在のコマよりも1コマ後又は1コマ前のコマ画像
を確認できるようになる(S29)。また、磁気情報の
読み込みが終了している場合には、現在観察位置に停止
しているコマ画像の磁気情報がLCD140に表示され
る。
130が押されると(S30)、光源が消灯され、カー
トリッジ内にフイルムが巻き戻される(S31)。そし
て、フイルム巻取りが終了すると、蓋122のロックが
解除され、カートリッジはポップアップ機構により自動
的にカートリッジ収納部120から排出される(S3
2)。
134を押し続けると、フイルムは送り方向又は戻し方
向に連続的に給送される。また、このフイルムビューア
はパワーセーブ機能を有しており、ステップS20に示
したようにACアダプタが接続され、フイルムビューア
に電源の供給を可能な状態で、カートリッジが挿入され
蓋122が閉じられると、又は上記スイッチ等が押され
ると、パワーオンとなる。その後、通常のパワーオンの
状態からスイッチ等の無操作時間が、例えば3分経過す
ると、省電力と光源の光熱によるフイルムの劣化防止の
ために、光源を消灯して電源をオフにするパワーセーブ
モードとなる。このパワーセーブモード時に、いずれか
のスイッチが操作されると、再度電源をオンにし、光源
を点灯させる。
情報の詳細について説明する。図12は撮影条件、撮影
年月日等を示す撮影情報を表示したLCD140の平面
図である。同図に示すように、LCD140には、コ
マ番号、撮影年月日、撮影時刻、プリントタイ
プ、プリント枚数、シャッタースピード及び絞り
値(Fナンバー)がシルク表示される。
現在停止しているコマのコマ番号を表示する。 撮影年月日の表示 撮影年月日を示すデータのうち、月(MM)の値によ
り、次表に示すように表示内容を変更して表示する。
*”は印刷を行わないことを意味する。また、撮影年月
日を示すデータは、カメラによってフイルムの磁気記録
層に記録されるが、表1に示すように年月日の印刷順序
を変える場合や、年月日の印刷を行わない場合には、撮
影した月に対してオフセット値0、16、32、48を
加算し、その加算した月データに書き換えることによっ
て行っている。この月データの書換えは、焼き増し時の
注文が可能なフイルムプレーヤ等によって行うことがで
きる。
表に示すように表示内容を変更して表示する。
や、撮影時刻の印刷を行わない場合には、撮影した時間
に対してオフセット値0、24、48を加算し、その加
算した時間データに書き換えることによって行ってい
る。この時間データの書換えは、月データの書き換えと
同様にフイルムプレーヤ等によって行うことができる。
ノラマプリント(P)を示すCHPのいずれかの文字を
表示する。 プリント枚数の表示 プリント注文枚数を0〜99の範囲で表示する。
タースピードを表示する。尚、表示内容と、LCD14
0上での桁の位置は次表の通りである。
バーを表示する。尚、表示内容と、LCD140上での
桁の位置は次表の通りである。
トは、適宜指定することができ、バックプリントのみプ
リント指定されている場合には、撮影年月日の前に
「B」を表示し、両方ともプリント指定されている場合
には、撮影年月日の前に「&」を表示する。両方ともプ
リント指定されていない場合には、〔表1〕及び〔表
2〕に示したように各データ表示部に「*」を表示す
る。
が表示されているときに、表示切換スイッチ132を押
すと、LCD140の表示内容がタイトル情報に切り換
えられる。タイトルには、ユーザーが文字選択コードか
ら適宜選択して作成した自由タイトルと、選択タイトル
一覧表から選択した選択タイトルとがある。また、これ
らのタイトルには、フイルムのリーダートラックに記録
された全コマ共通のロールタイトルと、各コマに対応し
たフレームトラックに記録されたコマ別のコマタイトル
とがある。
ったタイトル情報が自由タイトルを示す場合には、図1
3(A)に示すように自由タイトルを示す「F」を表示
し、タイトル情報が選択タイトルを示す場合には、同図
(B)に示すように選択タイトルを示す「S」を表示す
る。また、ロールタイトルは、LCD140の上段に表
示し、コマタイトルはLCD140の下段に表示する。
尚、表示文字数は、18文字以内で、それ以上の文字は
スクロールして表示する。また、タイトルのバックプリ
ントの優先順位の指定がある場合には、「F:」を表示
し、指定がない場合には「F*」を表示する。更に、上
記選択タイトルの情報は、日本語、英語等の言語コード
「L−○○」と、クリスマス、誕生日等のタイトルコー
ド「T−○○」とからなり、この言語コード及びタイト
ルコードに対応した文字、又はコード自体「「L−○○
T−○○」が表示される。
例について説明する。情報読込スイッチ131が操作さ
れず、磁気情報の読み込みが行われていない場合には、
LCD140には現在のコマ番号のみを表示する。ま
た、この場合には、表示切換スイッチ132の操作によ
る表示切換は行わない。一方、磁気情報の読み込みを行
ったが、あるコマの磁気情報にエラーがあった場合に
は、図14(A)に示すようにコマ画像の撮影情報の表
示モード時には、「−−」を表示し、タイトル情報の表
示モード時には、同図(B)に示すようにコマタイトル
の表示位置に「ジョウホウガ ヨメマセン」が表示され
る。また、リーダートラックから読み取ったロールタイ
トルにエラーがあった場合には、図15に示すようにロ
ールタイトルの表示位置に「ジョウホウガ ヨメマセ
ン」が表示される。更に、未現像のカートリッジが挿入
された場合には、図16に示すように「ミゲンゾウ フ
イルム デス」が表示され、フイルム搬送等の異常が発
生した場合には、図17に示すように「フイルム オク
リ エラー」が表示される。
プS22、S24に示したようにカートリッジ収納部に
装填されたカートリッジが現像済みの場合には、自動的
にローディング動作を行わせるようにしたが、これに限
らず、カートリッジ収納部内にカートリッジが装填され
たか否かを検出するカートリッジ検出スイッチを設け、
このカートリッジ検出スイッチによってカートリッジが
カートリッジ収納部に装填されたことが検出されると、
自動的にローディング動作を行わせるとともに、フイル
ムを給送して磁気情報の読み取りを行うようにしてもよ
い。
場合に限らず、1コマ送り毎に読み取るようにしてもよ
い。即ち、ローディング動作時には、フイルムの先頭コ
マのコマ画像が観察用窓で観察できる観察位置にセット
されるため、フイルムリーダー部と先頭コマに対応する
磁気情報を読み取る。その後、先頭コマのコマ送り時に
2コマ目の磁気情報を読み取り、2コマ目のコマ送り時
に3コマ目の磁気情報を読み取り、以下同様にしてnコ
マ目のコマ送り時に(n+1)コマ目の磁気情報を読み
取る。この場合、カートリッジと観察用窓との間に再生
ヘッドを配置する必要がある。
ムビューアによれば、観察用窓を介してフイルムのコマ
画像を簡易に確認することができ、特にフイルムの磁気
記録層に記録された磁気情報を読み取り、この磁気情報
を観察用窓に表示されるコマ画像に対応してLCD等の
表示手段に表示するようにしたため、各コマに対応して
記録した磁気情報も確認することができる。
ムのフイルムビューアの外観を示す斜視図である。
断部を含む正面図である。
図である。
る。
を示すブロック図である。
ビューアのLCD上の表示内容を示すLCDの平面図で
ある。
ローチャートである。
ムのフイルムビューアの他の実施の形態を示す斜視図で
ある。
視図である。
大平面図である。
作を示すフローチャートである。
CD上の表示内容を示すLCDの平面図である。
したフイルムビューアのLCD上の表示内容を示すLC
Dの平面図である。
したフイルムビューアのLCD上の表示内容を示すLC
Dの平面図である。
CD上の表示内容を示すLCDの平面図である。
CD上の表示内容を示すLCDの平面図である。
CD上の表示内容を示すLCDの平面図である。
Claims (11)
- 【請求項1】 磁気記録層を有する現像済みフイルムが
巻き取られているカートリッジを収納するカートリッジ
収納部と、 前記カートリッジ収納部に設けられ、該カートリッジ収
納部に収納される前記カートリッジのスプールに係合す
る回転軸を有し、該回転軸をモータ駆動するフイルム供
給手段と、 前記フイルム供給手段から供給されるフイルムを巻き取
る巻取軸を有し、該巻取軸をモータ駆動するフイルム巻
取手段と、 前記フイルム供給手段とフイルム巻取手段との間に位置
する前記フイルムのコマ画像を観察する観察用窓と、 前記フイルムの1コマの搬送を検出するコマ検出手段
と、 前記フイルムの磁気記録層に記録された磁気情報を読み
取る読取手段と、 前記読取手段で読み取った磁気情報を表示する表示手段
と、 前記コマ検出手段の検出出力に基づいて前記フイルム供
給手段及び/又はフイルム巻取手段を制御し、前記フイ
ルムの各コマ画像を前記観察用窓で観察可能な位置に搬
送するとともに、該観察用窓で観察可能な位置に搬送さ
れたコマ画像に対応する磁気情報を前記表示手段に表示
させる制御手段と、 を備えたことを特徴とする磁気記録層を有するフイルム
のフイルムビューア。 - 【請求項2】 前記カートリッジ収納部に収納されたカ
ートリッジが現像済みか否かを検出する検出手段を有
し、 前記制御手段は、前記検出手段によって前記カートリッ
ジ収納部に収納されたカートリッジが現像済みであるこ
とが検出されると、前記フイルム供給手段及びフイルム
巻取手段を制御し、前記カートリッジからフイルムを引
き出し、フイルムリーダー部を前記フイルム巻取手段の
巻取軸に巻き付けるローディング動作を行わせることを
特徴とする請求項1の磁気記録層を有するフイルムのフ
イルムビューア。 - 【請求項3】 前記カートリッジ収納部に収納されたカ
ートリッジが現像済みか否かを検出する検出手段と、前
記カートリッジ収納部に収納されたカートリッジを自動
的に排出する排出手段とを有し、 前記制御手段は、前記検出手段によって前記カートリッ
ジ収納部に収納されたカートリッジが未現像であること
が検出されると、前記排出手段を動作させて該カートリ
ッジを排出することを特徴とする請求項1の磁気記録層
を有するフイルムのフイルムビューア。 - 【請求項4】 前記カートリッジに設けられた現像済み
か否かを示す指示部材を検出し、未現像を示す指示部材
を検出した際にはカートリッジの装填を阻止する阻止手
段が設けられていることを特徴とする請求項1の磁気記
録層を有するフイルムのフイルムビューア。 - 【請求項5】 前記フイルムのコマ画像の周辺には光学
情報が記録され、該光学情報は前記観察用窓から観察可
能であることを特徴とする請求項1の磁気記録層を有す
るフイルムのフイルムビューア。 - 【請求項6】 フイルム送り方向に1コマ送りを指令す
るコマ送りスイッチと、フイルム戻し方向に1コマ送り
を指令するコマ戻しスイッチとを有し、 前記制御手段は、前記コマ送りスイッチ又はコマ戻しス
イッチが操作される毎に、前記フイルム巻取手段又はフ
イルム供給手段を制御して現在観察中のコマからフイル
ム送り方向又はフイルム戻し方向に1コマずつ送ること
を特徴とする請求項1又は2の磁気記録層を有するフイ
ルムのフイルムビューア。 - 【請求項7】 請求項6の磁気記録層を有するフイルム
のフイルムビューアにおいて、前記制御手段は、前記コ
マ送りスイッチ又はコマ戻しスイッチが押し続けられる
と、前記フイルム巻取手段又はフイルム供給手段を制御
してフイルムを連続的にフイルム送り方向又はフイルム
戻し方向に送ることを特徴とする磁気記録層を有するフ
イルムのフイルムビューア。 - 【請求項8】 請求項6又は7の磁気記録層を有するフ
イルムのフイルムビューアにおいて、前記制御手段は、
前記フイルムの給送中に前記読取手段による前記磁気情
報の読み取りを実行させることを特徴とする磁気記録層
を有するフイルムのフイルムビューア。 - 【請求項9】 前記磁気情報の読み込み動作を実行させ
る情報読込スイッチを有し、 前記制御手段は、前記情報読込スイッチが操作される
と、一旦フイルムのリーダー部まで巻き戻し、その後最
終コマまでフイルムを早送りで給送するとともに、前記
読取手段による前記磁気情報の読み取りを実行させるべ
く前記フイルム巻取手段、フイルム供給手段及び読取手
段を制御することを特徴とする請求項1又2の磁気記録
層を有するフイルムのフイルムビューア。 - 【請求項10】 前記カートリッジが前記カートリッジ
収納部に装填されたか否かを検出するカートリッジ検出
スイッチを有し、 前記制御手段は、前記カートリッジ検出スイッチによっ
て前記カートリッジがカートリッジ収納部に装填された
ことが検出されると、前記カートリッジ内のフイルムを
給送するとともに、前記読取手段による前記磁気情報の
読み取りを実行させるべく前記フイルム巻取手段、フイ
ルム供給手段及び読取手段を制御することを特徴とする
請求項1の磁気記録層を有するフイルムのフイルムビュ
ーア。 - 【請求項11】 各コマの撮影条件、撮影年月日等を示
す撮影情報と、各コマのタイトルを示すタイトル情報と
の表示切替えを指令する表示切換スイッチを有し、 前記制御手段は、前記表示切換スイッチの操作に応じ
て、前記表示手段に現在観察されているコマ画像の撮影
情報及びタイトル情報のうちの一方を選択的に表示させ
ることを特徴とする請求項1の磁気記録層を有するフイ
ルムのフイルムビューア。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30569395A JP3588788B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 磁気記録層を有するフイルムのフイルムビューア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30569395A JP3588788B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 磁気記録層を有するフイルムのフイルムビューア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09146178A true JPH09146178A (ja) | 1997-06-06 |
JP3588788B2 JP3588788B2 (ja) | 2004-11-17 |
Family
ID=17948229
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30569395A Expired - Fee Related JP3588788B2 (ja) | 1995-11-24 | 1995-11-24 | 磁気記録層を有するフイルムのフイルムビューア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3588788B2 (ja) |
-
1995
- 1995-11-24 JP JP30569395A patent/JP3588788B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
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