JPH09146168A - 液晶モニタ付スチルカメラ - Google Patents

液晶モニタ付スチルカメラ

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JPH09146168A
JPH09146168A JP7307092A JP30709295A JPH09146168A JP H09146168 A JPH09146168 A JP H09146168A JP 7307092 A JP7307092 A JP 7307092A JP 30709295 A JP30709295 A JP 30709295A JP H09146168 A JPH09146168 A JP H09146168A
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JP
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liquid crystal
erasing
film
photosensitive film
image
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JP7307092A
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English (en)
Inventor
Shunichi Miyadera
俊一 宮寺
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Pentax Corp
Original Assignee
Asahi Kogaku Kogyo Co Ltd
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Publication date
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    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B17/00Details of cameras or camera bodies; Accessories therefor
    • G03B17/02Bodies

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Cameras Adapted For Combination With Other Photographic Or Optical Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 感光フィルムを用いるカメラでは、撮影した
不要な画像や他人に見られたくない画像を消去すること
ができず、カメラの使い勝手が悪い。 【解決手段】 カメラボディ1の裏蓋4の外面にLCD
モニタ5が設けられ、このLCDモニタ5のバックライ
ト(蛍光管14と導光板板13)を消去シャッタ16を
介してカメラボディ内に装填されたフィルムFの背面側
に対向位置させる。消去シャッタ16の操作によってバ
ックライト光を感光フィルムに照射させ、撮影位置にあ
る感光フィルムの潜像に対して多重露光を行ない、その
撮影画像を消去(全黒)状態とし、消去する。撮影した
不要な、或いは他人に見られたくない画像をカメラにお
いて消去することができ、カメラの使い勝手をより高め
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は銀塩フィルム等のよ
うな感光フィルムを用いるカメラに関し、特に撮影画像
を液晶(以下、LCDと称する)で構成されるLCDモ
ニタに表示することが可能なスチルカメラに関する。
【0002】
【従来の技術】近年におけるカメラの電子化により、従
来の感光フィルムを用いるカメラにおいても、電子カメ
ラやビデオカメラ等と同様に、撮影した画像を表示させ
る液晶モニタを備えたスチルカメラが提案されている。
例えば、35mmロールフィルムを使用するスチルカメ
ラでは、カメラの撮影光学系の一部にCCD撮像素子を
含む結像光学系を付設し、かつカメラの背面側に薄型の
LCDモニタを配設し、感光フィルムへの撮影と同時に
CCD撮像素子で撮像した画像をLCDモニタに表示さ
せようとするものである。このLCDモニタを利用する
ことで、撮影者は感光フィルムに撮影された画像の撮影
タイミングやカメラアングル等を確認することができ、
その結果、再撮影を行う等して撮影の失敗を未然に防ぐ
上では有効となる。
【0003】このように従来の感光フィルムを用いるス
チルカメラにおいても、液晶モニタを設けることで、電
子カメラやビデオカメラのように撮影画像を確認するこ
とができることが可能とされた。しかしながら、これら
電子カメラやビデオカメラでは、撮影した画像を消去し
て、再度撮像することができる点では感光フィルムはそ
の撮影のメカニック上これに対抗できない。しかしなが
ら、撮影した画像がそのまま感光フィルムに残されてい
ることが都合の悪い場合には、これを消去することが要
求される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来では、感光フィル
ムを現像所において現像する際に、この画像に対してオ
ーバ露光を行うことで、フィルム画面では暗黒画像、印
画では全白画像として消去せざるを得ない。このため、
カメラからフィルムを取り出して現像所までの間で感光
フィルムを紛失したような場合に、消去すべき画像が他
人に見られるおそれが生じる。
【0005】本発明の目的は、撮影した感光フィルム上
の画像をカメラにおいて消去することを可能にしたスチ
ルカメラを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、カメラボディ
内に装填されたフィルムの背面側の位置に設けられた光
源と、この光源と感光フィルムとの間に配置されて光源
の光を遮断する消去シャッタとを備え、消去シャッタを
開いたときに撮影位置にある感光フィルムの潜像に対し
て光源光を多重露光するように構成したことを特徴とす
る。
【0007】例えば、本発明は、カメラボディ内に装填
されたフィルムの背面側の位置に配置された液晶モニタ
の内側にバックライトを配置し、かつこのバックライト
と感光フィルムとの間に、バックライトの光を遮断する
消去シャッタを配置し、この消去シャッタを開いたとき
に撮影位置にある感光フィルムの潜像に対してバックラ
イトの光を多重露光するように構成したことを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。図1は本発明を銀塩35mm
ロールフィルムを用いる一眼レフカメラに適用した実施
形態の外観図であり、図2はその裏蓋を開けた状態の斜
視図である。カメラボディ1の前面部には撮影用レンズ
2が取着され、カメラボディ1の上面部に設けられたメ
インスイッチSW1をオンし、かつモード選択スイッチ
SW2で所定のモードに設定した上で、ファインダ3を
覗いてレリーズボタン(レリーズスイッチ)SW3を押
下することで撮影が行われる。カメラボディ1の背面部
には、フィルムの着脱を可能にするために裏蓋4が開閉
可能に取着されており、この裏蓋4の外面にLCDモニ
タ5が配設されている。なお、カメラボディ1の上面部
には、詳細を後述するアップスイッチSW4、ダウンス
イッチSW5、消去スイッチSW6、消去開始スイッチ
SW7が設けられる。また、底面にはフィルム巻戻しス
イッチSW8が設けられている。また、LCDで構成さ
れる表示器20が設けられる。さらに、裏蓋4の開閉を
検出する裏蓋開閉スイッチSW9が設けられる。
【0009】また、裏蓋5を開けると、カメラボディ1
内にパトローネ室6とスプール室7が露呈され、パトロ
ーネ室6には図外の35mm感光フィルムのパトーネを
装填し、フィルム先端をスプール室7のスプール8に巻
き付けることで、以降は撮影の進行と共にフィルムが順
次スプール8に巻き取られる。前記パトローネ室6とス
プール室7との間には撮影枠、通常では24×36(m
m)を決定するアパーチャ9が開口され、前記撮影用レ
ンズ2で結像される被写体像をアパーチャ9を通してフ
ィルムに感光させ潜像を形成する。また、前記裏蓋4の
内面には、前記フィルムをアパーチャ位置においてカメ
ラボディ1との間に挟持してフィルムの平面状態を保つ
ための圧板10が弾性支持されている。そして、この圧
板10には、前記アパーチャ9に正対する矩形の領域を
開口して窓10aを設け、この窓10a内に透明樹脂等
からなる透明板11を、その表面が圧板10の表面と同
一平面となるように嵌合取着している。この透明板11
は前記裏蓋4の外面に設けた前記LCDモニタ5に対向
される。
【0010】図3は前記LCDモニタ5を示す部分分解
斜視図であり、図4はその断面図である。LCDモニタ
5は、例えばLCD画素をマトリクス配置して画像を表
示可能に構成された公知のLCDパネル12と、このL
CDパネル12の背面に沿って配設された導光板13
と、この導光板13の一側部に配設された蛍光管14と
で構成され、枠状のケース15内に内装されて前記裏蓋
4の外面に固定支持されている。前記導光板13は前記
蛍光管14の光をLCDパネル12の背面側から照明す
るバックライトとして構成される。また、前記蛍光管1
4はその供給される電力によって高輝度または低輝度の
状態で切り替えて点灯され、前記LCDパネル12を照
明するときには高輝度に点灯され、後述するように感光
フィルムに対して多重露光を行う場合には低輝度に点灯
されるように構成される。
【0011】そして、前記導光板13の内側の領域で
は、前記裏蓋4に矩形の窓4aが開口され、この窓4a
を通して裏蓋4の内部に露呈される。そして、この窓4
aに臨む裏蓋4の内面には、前記導光板13からの光を
遮断或いは透過することが可能な消去シャッタ16が設
けられる。この消去シャッタ16は、詳細な図示は省略
するが、例えば液晶を挟むように一対の電極を対向配置
し、両電極間に印加される電気信号により光の透過と遮
断とを制御してその開閉動作を行うLCDシャッタとし
て構成される。そして、この消去シャッタ16は前記圧
板10に設けられた透明板11に対向されており、少な
くとも透明板11の寸法よりも大きな縦横寸法に形成さ
れる。したがって、消去シャッタ16を開状態としたと
きには、前記導光板13にまで導かれた蛍光管14の光
は、消去シャッタ16を通り、透明板11を透過して前
記カメラボディ1のアパーチャ位置にある感光フィルム
F(図4参照)に裏面側から投射され、この感光フィル
ムFに対して既に撮影されている駒に対して全面に多重
露光されることになる。
【0012】図5は前記したカメラにおけるLCDモニ
タ5を含むブロック回路図である。撮影用レンズ2のズ
ーミングや焦点合わせを行うためのレンズ駆動回路2
1、被写体の明るさを測定する測光回路22、被写体ま
での距離を測定する測距回路23、ストロボ回路24、
撮影時にミラー17を駆動するためのクイックリターン
ミラー駆動回路25、同じく絞り18を駆動するための
絞り駆動回路26、前記アパーチャ9を開閉させて前記
撮影用レンズ2により結像された被写体像を感光フィル
ムFに露光させるための撮影用シャッタ19を駆動する
撮影用シャッタ駆動回路27は、それぞれマイクロコン
ピュータ28により制御され、従来提供されている一眼
レフカメラと同様な撮影が行われる。このマイクロコン
ピュータ28には、カメラに関する各種情報を表示する
ためのLCDパネルで構成される前記表示器20、及び
電源29、ならびに前記した各種スイッチSW1〜SW
9が接続されることも言うまでもない。
【0013】ここで、メインスイッチSW1、モード選
択スイッチSW2、レリーズスイッチSW3は図1にお
いて説明した通りである。他のスイッチは、フィルムの
巻き取り位置を巻き上げ方向、または巻き戻し方向に1
駒ずつ移動させるためのアップスイッチSW4及びダウ
ンスイッチSW5、撮影されたフィルム駒の画像に対し
て前記蛍光管の光を利用して駒全面に多重露光を行うこ
とで、その画像を実質的に消去させてしまう消去スイッ
チSW6、消去を開始するための消去開始スイッチSW
7、さらに裏蓋の開閉状態を検出する裏蓋開閉スイッチ
SW8が設けられている。なお、前記アップスイッチS
W4とダウンスイッチSW5は1つのスイッチを反対方
向に操作することでそれぞれがオン,オフされるように
構成される。これは消去スイッチSW6と消去開始スイ
ッチSW7も同じである。また、消去選択スイッチは前
記レリーズスイッチSW1と兼用される。
【0014】さらに、図5において、前記撮影用レンズ
5の光学路の一部にCCD撮像装置30が設けられてお
り、前記マイクロコンピュータ28で駆動される同期信
号発生回路32からの同期信号を受けてCCD駆動回路
31により撮影しようとする、或いは撮影した画像をC
CD撮像装置30で撮像し、この撮像した映像は、映像
処理回路33を介して前記映像データメモリ38に入力
される。そして、マイクロコンピュータ28によりLC
Dモニタ駆動回路34を制御することで、LCDモニタ
5に前記撮像した撮像画面を表示させる。ここで、前記
映像処理回路33は種々の構成が採用できるが、ここで
は、CDS35、映像信号処理部36、A/D変換器3
7、映像データメモリ38、アドレスコントローラ39
等により構成される。さらに、前記蛍光管14はバック
ライト駆動回路40により点灯、消灯と高輝度、低輝度
とが制御され、前記消去シッャタ16は消去シャッタ駆
動回路41によりシッャタの開閉動作が制御される。
【0015】次に、以上の構成の本実施形態のカメラの
動作を説明する。なお、以上の構成の説明には説明され
ていないカメラの他の部分の構成や機能については、以
下の動作説明に関連付けて説明を行っている。図6はメ
インフローであり、メインスイッチSW1のオン状態を
検出し(S2)、次いでカメラボディ内に設けたフィル
ム装填状態を検出するセンサ(図示せず)により感光フ
ィルムFがカメラボディ内に装填されていることを検出
し(S3)、さらにフィルムの巻き戻し状態がを示すY
が1であることを検出する(S4)。ここで、Yはフィ
ルムの巻き戻し状態を示すフラグであり、Y=1ではフ
ィルムが巻き戻された状態にあり、Y=0ではフィルム
が少なくとも1駒(撮影駒:以下同じ)以上巻き上げら
れた状態を示している。Yが1のときには、フィルムの
装填を確認するための図7のフィルム装填フローにな
る。
【0016】すなわち、図7において、裏蓋開閉スイッ
チSW9の状態から裏蓋4が開かたか否かを判断し(S
11)、裏蓋4が開かれた後に裏蓋が閉じられ(S1
2)、フィルが装填されたか否かを判断する(S1
3)。裏蓋4が開いた状態のままのときには、メインス
イッチSW1の状態を判断し(S17)、メインスイッ
チがオフのときにはフローを終了させる(S20)。フ
ィルムの装填を検出した後は、M=1とし(S14)、
X=0とし(S15)、Y=0とし(S16)、図8の
撮影プログラムフローに移行する。ここで、Mは撮影駒
数から1を引いた変数値、Xはフィルム残りを示すフラ
グであり、X=0は撮影駒残りが有り、X=1は撮影駒
が残りが無い(全て撮影済)であることを示している。
【0017】一方、前記した図6のメインフローのステ
ップS4において、Yが1でないときには、モード選択
スイッチSW2による設定モードを判断する(S5)。
いずれの撮影モードにも設定されていないときには、メ
インスイッチSW1の状態を検出し(S6)、メインス
イッチがオンのときにはステップS3からの動作を繰り
返し、オフの場合にはフローを終了する。また、前記モ
ード設定判断(S5)において、実際には種々のモード
の切り替えが可能であるが、ここでは撮影モードと消去
モードについてのみ説明を行っている。
【0018】撮影モードは、図8の撮影モードフローに
示すように、ステップS21においてXの値を判断し、
X=1のときは、ステップS5に戻る。X=0のとき
は、レリーズスイッチSW3の状態を判断し(S2
2)、レリーズスイッチがオンされる、すなわち押され
るまで、撮影モードが解除されていないか否かを判断し
(S33)、解除されたときにはステップS5に戻る。
また、レリーズスイッチSW3が押されたときにはステ
ップS22から次の工程に進められる。すなわち、測光
回路22及び測距回路23で被写体の明るさと距離を測
定し、これに基づいてレンズ駆動回路21で撮影用レン
ズ2を駆動し、かつ絞り駆動回路26で絞り18を設定
した上で、CCD撮像装置30で被写体を撮像し、その
映像信号を映像処理回路33において処理し、得られた
画像データを画像メモリ38のM駒目に書き込み(S2
3)、これとともにLCDモニタ5にこのM駒目の画像
データによる撮影画像を表示させる。このとき、蛍光管
14には高電圧を印加して高輝度に点灯し、バックライ
トによるLCDモニタ5の表示を行う。また、これと同
時に表示器20にこのM駒目の値を表示する(S2
4)。さらに、クイックリターンミラー駆動回路25に
よりミラー17を動作させ、かつ撮影用シャッタ19を
撮影用シャッタ駆動回路27により動作させ、必要に応
じてストロボ回路24を駆動させて感光フィルムFへの
撮影を行う(S25)。
【0019】この撮影動作が完了されると、その直後に
この撮影した感光フィルムの撮影駒の画像を消去するこ
とが可能となる。すなわち、消去するときには、消去ス
イッチSW6を操作する。すると、消去スイッチSW6
の状態が判断され(S26)、オンの場合には、蛍光管
14に低電圧を印加して低輝度で点灯させる(S2
7)。そして、消去シャッタ16を開き、導光板13に
導かれた蛍光管14の光を透明板11を介してフィルム
Fに照射し、ステップS25で撮影が行われてそのまま
の位置にあるフィルムの撮影駒に対してアパーチャ(撮
影枠)の全面に均一な光を多重露光し、フィルムが現像
されたときにその駒が暗黒状態とされて撮影像が消去さ
れる状態とする(S28)。なお、ステップS26にお
いて、消去スイッチSW6がオフの場合にはレリーズス
イッチSW3がオンされるまで待機状態とされる(S3
4)。レリーズスイッチSW3がオンされると、前記表
示器20のM駒目の値を消去し、次の駒の撮影へ移行す
る(S29)。
【0020】すなわち、フィルム移動用のモータ(図示
せず)の巻き上げ可否を判断し(S30)、可の場合に
は駒数をM=M+1とし(S31)、1駒進めてM駒ま
でフィルムを巻き上げる(S32)。そして、ステップ
S22からの工程を繰り返し、次の駒への撮影及びその
壮挙が可能となる。一方、モータ巻き上げが否の場合に
は最終駒まで撮影が完了されたことであるためX=1と
なり(S35)、巻き戻しスイッチSW8の状態を判断
し(S36)、巻き戻しスイッチSW8がオンされた場
合にはフィルムを巻き戻し(S37)、巻き戻しが完了
された時点でY=1とする(S38)。また、巻き戻し
スイッチSW8がオフの場合には、モード選択スイッチ
SW2による撮影モードが解除されてステップS5に戻
されるまで、巻き戻しの完了を判断する工程を繰り返す
(S39)。
【0021】なお、フィルムの巻き上げ及び巻き戻しに
際しては、カメラには、フィルムのパーフォレーション
を計数する等の手法によってフィルムの移動量を検出す
る機能を有しており、このフィルム移動量をマイクロコ
ンピュータ28で検出することでフィルムの移動位置、
すなわちフィルムにおける所定の駒数目をカメラボディ
のアパーチャ9に対応される位置に高精度に設定するこ
とが可能である。この動作は以下の工程において、駒数
を表示器に設定し、かつその駒の画像をLCDモニタ5
に表示する場合にも同様に行われるため、以下において
は説明を省略する。
【0022】次に、図6に示したメインフローにおけ
る、モード選択スイッチSW2を消去モードに設定し、
所望の駒数の撮影が完了した後に、撮影済のフィルムの
各駒に対してその画像を消去する消去モードの動作を説
明する。先ず、消去しようとする駒を選択するフローを
図9に示す。先ず、Y=1であるかを判断し(S4
1)、Y=1のとき、すなわちフィルムが巻き戻されて
いる場合には、消去を行うことができないため、ステッ
プS5に戻される。Y=0のとき、すなわちフィルムが
巻き戻されていないときには、フィルムに撮影されてい
る全ての駒数NをN=M+1として設定する(S4
2)。そして、画像メモリ38よりN駒目のデータをL
CDモニタ5に送り、N駒目の画像をLCDモニタ5に
表示し、かつ「No.N」「消去」をそれぞれ表示器2
0に表示する(S43)。このとき、蛍光管14は高輝
度で点灯してLCDモニタ5での表示を行うことは言う
までもない。
【0023】そして、レリーズスイッチと兼用されてい
る消去選択スイッチSW3がオンであるか、オフである
かを判断し(S44)、オンの場合にはN駒目に対して
消去が既に選択されているか否かを判断し(S45)、
選択されている場合には選択動作が解除される(S4
6)。また、選択されていないときにはN駒目の消去が
選択される(S47)。そして、この選択されたN駒目
に対しては、消去を行うとする情報がマイクロコンピュ
ータ28の内蔵メモリに記憶される。そして、ステップ
S43で行ったLCDモニタ5と表示器20の各表示を
オフとする(S48)。そして、N=1であるか否かを
判断し(S49)、N=1の場合にはステップS43に
戻り、N=1以外のときには、N=N−1とし(S5
0)、前記ステップS43に戻る。以下、これを繰り返
すことで、N個の全撮影済駒に対して最後の駒から最初
の駒に向けて順序的にそれぞれの消去を行うか否かの情
報がマイクロコンピュータ28の内蔵メモリに記憶され
る。
【0024】また、ステップS44において、消去選択
スイッチSW3がオフのときには、消去スイッチSW6
の状態を判断し(S51)、オンのときには消去する駒
の設定が完了されたとしてステップS43で表示した表
示器20の表示をオフとし(S60)、後述するように
図10に示す消去実行フローに移行する。また、消去ス
イッチSW6がオフのときには、モード選択スイッチS
W2の状態を判断し(S52)、消去モード以外のとき
にはステップS43で表示した表示器20の表示をオフ
とし(S61)、ステップS5に戻る。また、消去モー
ドのときには、アップスイッチSW4とダウンスイッチ
SW5の状態を判断し(S53)、いずれもオフのとき
には、ステップS44に戻る。いずれか一方がオンのと
きには、ステップS54に行き、アップスイッチSW4
がオンの場合には(S54)、N=Mであるか判断し
(S55)、N=MのときにはステップS54に戻り、
N=Mでないときには、N=N+1としてステップS5
4に戻る(S56)。また、ステップS54においてア
ップスイッチSW4がオフの場合には、ステップS53
に戻る。
【0025】また、ステップS53において、ダウンス
イッチSW5がオンの場合には(S57)、N=1であ
るかを判断し(S58)、N=1のときはステップS5
3に戻り、N=1以外では、N=N−1とし(S5
9)、ステップS53に戻る。また、ダウンスイッチS
W5がオフの場合にはステップS53に戻る。これを繰
り返すことで、撮影駒のうち任意の駒番数とその画像を
それぞれ表示器20とLCDモニタ5に表示し、その消
去の有無を記録する。
【0026】消去実行フローは、図10のように、消去
開始スイッチSW7の状態を判断し(S71)、オフの
場合にはモード選択スイッチSW2の状態を判断し(S
80)、このモード選択スイッチSW2が消去以外のモ
ードであった場合には、ステップS5に戻る。消去モー
ドの場合には消去開始スイッチSW7がオンされるまで
これを繰り返す。消去開始スイッチSW7がオンされる
と、LCDモニタ5の蛍光管14を低輝度で点灯し(S
72)。そして、N=M−1とし(S73)、N駒目が
消去可能駒であるかをマイクロコンピュータ28の内蔵
メモリに記憶されている情報に基づいて判断し(S7
4)、消去する駒であればN駒目まで巻き戻しを行う
(S75)。そして、このN駒目に対して消去シャッタ
16を開動作させ、N駒目にLCDモニタ5の蛍光管1
4の光を全面に照射し、消去を実行する(S76)。ま
た、これとともにマイクロコンピュータ28の内蔵メモ
リのN駒目のアドレスに消去が実行されたことを示すデ
ータを記憶し、或いはこのアドレスのデータをリセット
する(S77)。
【0027】このN駒目の消去の工程が完了すると、N
=1であるか判断し(S78)、N=1でない場合に
は、N=N−1とし(S79)、ステップS74に戻
り、同様にN駒に対して消去を実行する。なお、ステッ
プS78において、N=1の場合には、以降に消去する
駒が存在していないため、LCDモニタの蛍光管を消灯
し(S81)、X=1であるかの判断を行い(S8
2)、X=1でない場合にはフィルムの残り駒が存在し
ているため、撮影済であるM駒目まで巻き上げ(S8
3)、ステップS5に戻る。また、X=1の場合には、
フィルムの残り駒が存在していないためフィルムを巻き
戻し(S84)、Y=1に設定して巻き戻しの完了を設
定し(S85)、その上で、ステップS5に戻る。
【0028】このように、本発明では、感光フィルムに
撮影した駒に対して、撮影の直後では消去スイッチSW
6の操作により直ちに撮影したばかりの画像にLCDモ
ニタ5の蛍光管14の光を多重露光することで、その撮
影画像を消去することができる。また、複数の駒を撮影
した後においても、それまでの撮影駒の画像を順次LC
Dモニタ5に表示させながら消去選択スイッチSW3と
消去スイッチSW6との操作により消去する駒を設定
し、かつその後は選択された駒の画像をLCDモニタ5
の蛍光管14の光を多重露光して消去することができ
る。したがって、他人に見せたくない撮影画像をカメラ
内で消去することが可能となる。
【0029】また、撮影画像の消去を行うための多重露
光の光源にLCDモニタ5のバックライト用の蛍光管1
4を利用しているため、消去のための独立した光源をカ
メラに配設する必要はなく、カメラの小型化を図る上で
有利となる。また、消去シャッタにLCDシャッタを用
いているので、薄型に構成でき、この点でもカメラの小
型化に有利となる。
【0030】なお、消去のための光源は、LCDモニタ
のバックライトとは独立に設けてもよい。また、光源光
を遮断するための消去シャッタは機械的なシャッタで構
成することも可能である。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、カメラボ
ディ内に装填されたフィルムの背面側の位置に設けられ
た光源からの光を、消去シャッタ操作によって感光フィ
ルムの背面側から照射させ、撮影位置にある感光フィル
ムの潜像に対して多重露光を行うことができるように構
成しているので、撮影した不必要な、或いは他人に見ら
れたくない画像をカメラにおいて消去することができ、
カメラの使い勝手をより高めることができる効果があ
る。特に、光源としてカメラに設けたLCDモニタのバ
ックライトを利用することで、LCDモニタ付のカメラ
では、消去用のシャッタを付設するだけで本発明のカメ
ラが構成でき、構造の簡易化及び小型化が達成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態のカメラの外観斜視図であ
る。
【図2】図1の裏蓋を開けた状態の斜視図である。
【図3】LCDモニタを含む裏蓋の部分分解斜視図であ
る。
【図4】LCDモニタを含む裏蓋の断面図である。
【図5】図1のカメラの回路構成を示すブロック図であ
る。
【図6】図1のカメラの動作を説明するためのメインフ
ロー図である。
【図7】図6に続く、フィルム装填プログラムフロー図
である。
【図8】図6に続く、撮影プログラムフロー図である。
【図9】図6に続く消去駒選択プログラムフロー図であ
る。
【図10】図9に続く消去実行プログラムフロー図であ
る。
【符号の説明】
1 カメラボディ 2 撮影用レンズ 4 裏蓋 5 LCDモニタ 10 圧板 11 透明板 12 LCDパネル 13 導光板 14 蛍光管 16 消去シャッタ 20 表示器 28 マイクロコンピュータ SW1 メインスイッチ SW2 モード選択スイッチ SW3 レリーズスイッチ(消去選択スイッチ) SW4 アップスイッチ SW5 ダウンスイッチ SW6 消去スイッチ SW7 消去開始スイッチ SW8 フィルム巻戻しスイッチ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光フィルムを用い、かつ撮影画像を表
    示する液晶モニタを備えるスチルカメラにおいて、カメ
    ラボディ内に装填されたフィルムの背面側の位置に設け
    られた光源と、この光源と前記感光フィルムとの間に配
    置されて前記光源の光を遮断する消去シャッタとを備
    え、この消去シャッタを開いたときに撮影位置にある感
    光フィルムの潜像に対して光源光を多重露光するように
    構成したことを特徴とする液晶モニタ付スチルカメラ。
  2. 【請求項2】 感光フィルムを用い、カメラボディ内に
    装填されたフィルムの背面側の位置に液晶モニタを有す
    るスチルカメラにおいて、前記液晶モニタの内側にバッ
    クライトを配置し、かつこのバックライトと前記感光フ
    ィルムとの間に、バックライトの光を遮断する消去シャ
    ッタを配置し、この消去シャッタを開いたときに撮影位
    置にある感光フィルムの潜像に対してバックライトの光
    を多重露光するように構成したことを特徴とする液晶モ
    ニタ付スチルカメラ。
  3. 【請求項3】 感光フィルムに撮影された駒の撮影画像
    を液晶モニタで表示し、この液晶モニタで撮影画像を確
    認しながら感光フィルムの該当駒の潜像に対して多重露
    光を行う請求項2の液晶モニタ付スチルカメラ。
  4. 【請求項4】 感光フィルムに撮影された駒の撮影画像
    を液晶モニタで表示し、この液晶モニタで撮影画像を確
    認しながら消去する感光フィルムの駒を記憶手段に記憶
    させ、この記憶情報に基づいて該当駒の潜像に対して多
    重露光を行う請求項2の液晶モニタ付スチルカメラ。
  5. 【請求項5】 多重露光は記憶手段に記憶された駒を巻
    き戻し方向に順番に多重露光する請求項4の液晶モニタ
    付スチルカメラ。
  6. 【請求項6】 消去シャッタを液晶ユニットで構成し、
    この液晶ユニットへの通電制御によりバックライトの光
    を透過または遮断させる請求項2ないし5のいずれかの
    液晶モニタ付スチルカメラ。
  7. 【請求項7】 消去スイッチを有し、この消去スイッチ
    の操作により前記消去シャッタを開閉し、開放したとき
    に感光フィルムの該当駒に多重露光を行う請求項1ない
    し6のいずれかの液晶モニタ付スチルカメラ。
  8. 【請求項8】 バックライトの輝度は高低に制御でき、
    液晶モニタに撮影画像を表示するときには高輝度に点灯
    し、感光フィルムに多重露光する場合には低輝度に点灯
    する請求項2ないし7のいずれかの液晶モニタ付スチル
    カメラ。
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