JPH09145861A - 列車ダイヤ告知システム - Google Patents
列車ダイヤ告知システムInfo
- Publication number
- JPH09145861A JPH09145861A JP32798195A JP32798195A JPH09145861A JP H09145861 A JPH09145861 A JP H09145861A JP 32798195 A JP32798195 A JP 32798195A JP 32798195 A JP32798195 A JP 32798195A JP H09145861 A JPH09145861 A JP H09145861A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- time
- train
- time data
- passing
- notification system
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Electric Clocks (AREA)
- Measurement Of Predetermined Time Intervals (AREA)
- Measurement Of Unknown Time Intervals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 次の列車が来るまでの時間を作業員が容易に
認識できるようにする。 【解決手段】 基礎情報表示手段26は、液晶表示装置
14の画面の所定位置に「次の通過まで」という語句を
表示させ、さらにその下の所定位置には「分」の文字を
表示させる。第1の読み出し手段8は、時計手段6が生
成した時刻データが表す現在の時刻にもとづいて、次に
通過する列車の時刻データを記憶手段4より読み出す。
演算手段10は、時計手段6が生成した上記時刻データ
が表す現在の時刻と、第1の読み出し手段8が読み出し
た上記時刻データが表す列車の通過時刻とにもとづい
て、次の列車が通過するまでの時間を算出する。残り時
間表示手段12は、演算手段10が算出した上記次の列
車が通過するまでの時間を数字で表示するための画像信
号を生成して液晶表示装置14に出力し、上記時間を表
す数字を、画面上で上記「分」の文字の前に表示させ
る。
認識できるようにする。 【解決手段】 基礎情報表示手段26は、液晶表示装置
14の画面の所定位置に「次の通過まで」という語句を
表示させ、さらにその下の所定位置には「分」の文字を
表示させる。第1の読み出し手段8は、時計手段6が生
成した時刻データが表す現在の時刻にもとづいて、次に
通過する列車の時刻データを記憶手段4より読み出す。
演算手段10は、時計手段6が生成した上記時刻データ
が表す現在の時刻と、第1の読み出し手段8が読み出し
た上記時刻データが表す列車の通過時刻とにもとづい
て、次の列車が通過するまでの時間を算出する。残り時
間表示手段12は、演算手段10が算出した上記次の列
車が通過するまでの時間を数字で表示するための画像信
号を生成して液晶表示装置14に出力し、上記時間を表
す数字を、画面上で上記「分」の文字の前に表示させ
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、列車が通過する営
業線での近接工事やその直下での工事などに用いられて
好適な列車ダイヤ告知システムに関するものである。
業線での近接工事やその直下での工事などに用いられて
好適な列車ダイヤ告知システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】営業線近接工事では、一般の建設工事で
の安全確保に加え、列車を安全に運行させることが要求
される。そのため、列車ダイヤを携帯させた列車見張員
を配置したり、列車が接近した際にその旨を警報する警
報装置を用いるなど、種々の安全対策が施されている。
の安全確保に加え、列車を安全に運行させることが要求
される。そのため、列車ダイヤを携帯させた列車見張員
を配置したり、列車が接近した際にその旨を警報する警
報装置を用いるなど、種々の安全対策が施されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、列車見
張員や警報装置は、列車が接近した際にその旨を工事作
業員に知らせるだけである。すなわち、列車見張員は列
車ダイヤを携帯しているため、列車ダイヤを見ることで
列車がいつ来るかを把握できるものの、工事作業員は次
に列車がいつ来るのか、従って次に列車がくるまでにど
れだけの時間的余裕があるのかを把握できず、そのた
め、作業効率が大幅に低下している。
張員や警報装置は、列車が接近した際にその旨を工事作
業員に知らせるだけである。すなわち、列車見張員は列
車ダイヤを携帯しているため、列車ダイヤを見ることで
列車がいつ来るかを把握できるものの、工事作業員は次
に列車がいつ来るのか、従って次に列車がくるまでにど
れだけの時間的余裕があるのかを把握できず、そのた
め、作業効率が大幅に低下している。
【0004】特に、クレーンを用いた作業は中断しにく
く、クレーンを用いてH型鋼などの鉄骨材を建て込む場
合、最低でも5分程度、長い場合には10分程度もかか
るため、この間に列車が来ると、列車が通過するまで線
路の傍らでH型鋼などの鉄骨材を吊上げた状態に保持し
ておかなけらばならず、作業効率が大幅に低下すると共
に、列車の運転手に恐怖感を与えてしまう。
く、クレーンを用いてH型鋼などの鉄骨材を建て込む場
合、最低でも5分程度、長い場合には10分程度もかか
るため、この間に列車が来ると、列車が通過するまで線
路の傍らでH型鋼などの鉄骨材を吊上げた状態に保持し
ておかなけらばならず、作業効率が大幅に低下すると共
に、列車の運転手に恐怖感を与えてしまう。
【0005】このように営業線近接工事において、工事
作業員は列車ダイヤを把握できず作業効率が悪いことか
ら、接車事故をはじめとする列車運転阻害事故はいっこ
うに減少していないのが現状である。本発明は前記事情
に鑑み案出されたものであって、その目的は、各工事作
業員が次に列車がくるまでの時間的な余裕を容易に認識
できるようにして、作業効率の格段の向上、および営業
線近接工事や直下工事などにおける列車運転阻害事故の
低減に貢献する列車ダイヤ告知システムを提供すること
にある。
作業員は列車ダイヤを把握できず作業効率が悪いことか
ら、接車事故をはじめとする列車運転阻害事故はいっこ
うに減少していないのが現状である。本発明は前記事情
に鑑み案出されたものであって、その目的は、各工事作
業員が次に列車がくるまでの時間的な余裕を容易に認識
できるようにして、作業効率の格段の向上、および営業
線近接工事や直下工事などにおける列車運転阻害事故の
低減に貢献する列車ダイヤ告知システムを提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するため、与えられた画像信号にもとづいて画像を表示
する表示装置と、列車の通過時刻を表す時刻データを記
憶する記憶手段と、現在の時刻を表す時刻データを生成
する時計手段と、前記時計手段が生成した前記時刻デー
タが表す現在の時刻にもとづいて、次に通過する列車の
通過時刻を表す時刻データを前記記憶手段より読み出す
読み出し手段と、前記時計手段が生成した前記時刻デー
タが表す現在の時刻と、前記読み出し手段が前記記憶手
段より読み出した前記時刻データが表す次に通過する列
車の通過時刻とにもとづいて、次の列車が通過するまで
の時間を算出する演算手段と、前記演算手段が算出した
前記次の列車が通過するまでの時間を数字で表示するた
めの画像信号を生成して、前記表示装置に供給する残り
時間表示手段とを備えたことを特徴とする。
するため、与えられた画像信号にもとづいて画像を表示
する表示装置と、列車の通過時刻を表す時刻データを記
憶する記憶手段と、現在の時刻を表す時刻データを生成
する時計手段と、前記時計手段が生成した前記時刻デー
タが表す現在の時刻にもとづいて、次に通過する列車の
通過時刻を表す時刻データを前記記憶手段より読み出す
読み出し手段と、前記時計手段が生成した前記時刻デー
タが表す現在の時刻と、前記読み出し手段が前記記憶手
段より読み出した前記時刻データが表す次に通過する列
車の通過時刻とにもとづいて、次の列車が通過するまで
の時間を算出する演算手段と、前記演算手段が算出した
前記次の列車が通過するまでの時間を数字で表示するた
めの画像信号を生成して、前記表示装置に供給する残り
時間表示手段とを備えたことを特徴とする。
【0007】本発明はまた、前記時計手段より前記時刻
データを取得し、その時刻データが表す現在の時刻にも
とづいて、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車
の通過時刻を表す時刻データを前記記憶手段から、一定
の時間ごとに読み出す第2の読み出し手段と、前記第2
の読み出し手段が前記記憶手段から読み出した前記時刻
データにもとづいて、列車の通過時刻の一覧表を表示す
るための画像信号を生成して、前記表示装置に供給する
一覧表示手段とをさらに備えたことを特徴とする。
データを取得し、その時刻データが表す現在の時刻にも
とづいて、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車
の通過時刻を表す時刻データを前記記憶手段から、一定
の時間ごとに読み出す第2の読み出し手段と、前記第2
の読み出し手段が前記記憶手段から読み出した前記時刻
データにもとづいて、列車の通過時刻の一覧表を表示す
るための画像信号を生成して、前記表示装置に供給する
一覧表示手段とをさらに備えたことを特徴とする。
【0008】本発明はまた、前記記憶手段が通過する列
車の上りと下りを識別する識別データを記憶しており、
前記第2の読み出し手段は、前記時刻データと共に前記
識別データを前記記憶手段から読み出し、前記一覧表示
手段は、前記第2の読み出し手段が読み出した前記時刻
データおよび前記識別データにもとづいて、列車の通過
時刻および列車が上りであるか下りであるかを示す一覧
表を表示するための画像信号を生成して、前記表示装置
に供給することを特徴とする。
車の上りと下りを識別する識別データを記憶しており、
前記第2の読み出し手段は、前記時刻データと共に前記
識別データを前記記憶手段から読み出し、前記一覧表示
手段は、前記第2の読み出し手段が読み出した前記時刻
データおよび前記識別データにもとづいて、列車の通過
時刻および列車が上りであるか下りであるかを示す一覧
表を表示するための画像信号を生成して、前記表示装置
に供給することを特徴とする。
【0009】本発明はまた、前記時計手段が生成した前
記時刻データにより、時計の文字盤の図形と現在の時刻
を表す時計の長針ならびに短針の図形とを表示するため
の画像信号を生成して前記表示装置に供給する現在時刻
表示手段と、前記時計手段より前記時刻データを取得
し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづいて、現
在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過時刻を
表す時刻データを前記記憶手段から、一定の時間ごとに
読み出す第3の読み出し手段と、前記第3の読み出し手
段が読み出した前記時刻データが表す時刻に前記時計の
長針が指し示す、前記時計の文字盤上の位置または前記
文字盤周辺の位置に、所定の図形を表示するための画像
信号を生成して前記表示装置に供給する通過時刻表示手
段とをさらに備えたことを特徴とする。本発明はまた、
前記所定の期間が1時間であり、前記一定の時間は30
分であることを特徴とする。
記時刻データにより、時計の文字盤の図形と現在の時刻
を表す時計の長針ならびに短針の図形とを表示するため
の画像信号を生成して前記表示装置に供給する現在時刻
表示手段と、前記時計手段より前記時刻データを取得
し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづいて、現
在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過時刻を
表す時刻データを前記記憶手段から、一定の時間ごとに
読み出す第3の読み出し手段と、前記第3の読み出し手
段が読み出した前記時刻データが表す時刻に前記時計の
長針が指し示す、前記時計の文字盤上の位置または前記
文字盤周辺の位置に、所定の図形を表示するための画像
信号を生成して前記表示装置に供給する通過時刻表示手
段とをさらに備えたことを特徴とする。本発明はまた、
前記所定の期間が1時間であり、前記一定の時間は30
分であることを特徴とする。
【0010】本発明はまた、電圧を印加されて発光する
発光装置と、前記演算手段が算出した前記次の列車が通
過するまでの時間が所定の時間に一致したとき、または
前記演算手段が算出した前記次の列車が通過するまでの
時間が所定の時間を下回ったとき、前記発光装置に電圧
を印加する警報手段とをさらに備えたことを特徴とす
る。
発光装置と、前記演算手段が算出した前記次の列車が通
過するまでの時間が所定の時間に一致したとき、または
前記演算手段が算出した前記次の列車が通過するまでの
時間が所定の時間を下回ったとき、前記発光装置に電圧
を印加する警報手段とをさらに備えたことを特徴とす
る。
【0011】本発明はまた、電気信号を音に変える変換
装置と、前記演算手段が算出した前記次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間に一致したとき、または前記
演算手段が算出した前記次の列車が通過するまでの時間
が所定の時間を下回ったとき、前記変換装置に所定の電
気信号を供給する第2の警報手段とをさらに備えたこと
を特徴とする。
装置と、前記演算手段が算出した前記次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間に一致したとき、または前記
演算手段が算出した前記次の列車が通過するまでの時間
が所定の時間を下回ったとき、前記変換装置に所定の電
気信号を供給する第2の警報手段とをさらに備えたこと
を特徴とする。
【0012】本発明はまた、前記時計手段、前記読み出
し手段、前記演算手段、ならびに前記残り時間表示手段
がコンピュータにより構成されていることを特徴とす
る。本発明はまた、前記第2の読み出し手段および前記
一覧表示手段がコンピュータにより構成されていること
を特徴とする。本発明はまた、前記現在時刻表示手段、
前記第3の読み出し手段、前記通過時刻表示手段がコン
ピュータにより構成されていることを特徴とする。本発
明はまた、前記警報手段がコンピュータにより構成され
ていることを特徴とする。本発明はまた、前記第2の警
報手段がコンピュータにより構成されていることを特徴
とする。
し手段、前記演算手段、ならびに前記残り時間表示手段
がコンピュータにより構成されていることを特徴とす
る。本発明はまた、前記第2の読み出し手段および前記
一覧表示手段がコンピュータにより構成されていること
を特徴とする。本発明はまた、前記現在時刻表示手段、
前記第3の読み出し手段、前記通過時刻表示手段がコン
ピュータにより構成されていることを特徴とする。本発
明はまた、前記警報手段がコンピュータにより構成され
ていることを特徴とする。本発明はまた、前記第2の警
報手段がコンピュータにより構成されていることを特徴
とする。
【0013】本発明の列車ダイヤ告知システムでは、読
み出し手段は、時計手段が生成した時刻データにもとづ
いて、次に通過する列車の時刻データを記憶手段より読
み出す。そして、演算手段は、時計手段が生成した時刻
データが表す現在の時刻と、読み出し手段が読み出した
時刻データが表す次に列車が通過する時刻とにもとづい
て、次の列車が通過するまでの時間を算出する。残り時
間表示手段は、演算手段が算出した次の列車が通過する
までの時間を数字で表示するための画像信号を生成し
て、表示装置に供給する。表示装置は、その画像信号に
より、次の列車が通過するまでの時間を数字で表示す
る。
み出し手段は、時計手段が生成した時刻データにもとづ
いて、次に通過する列車の時刻データを記憶手段より読
み出す。そして、演算手段は、時計手段が生成した時刻
データが表す現在の時刻と、読み出し手段が読み出した
時刻データが表す次に列車が通過する時刻とにもとづい
て、次の列車が通過するまでの時間を算出する。残り時
間表示手段は、演算手段が算出した次の列車が通過する
までの時間を数字で表示するための画像信号を生成し
て、表示装置に供給する。表示装置は、その画像信号に
より、次の列車が通過するまでの時間を数字で表示す
る。
【0014】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、第2の読み出し手段は、時計手段より時刻データを
取得し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過
時刻を表す時刻データを記憶手段から、一定の時間ごと
に読み出す。そして、一覧表示手段は、この第2の読み
出し手段が読み出した時刻データにもとづいて、列車の
通過時刻の一覧表を表示するための画像信号を生成して
表示装置に供給し、表示装置はその画像信号により、列
車の通過時刻の一覧表を表示する。
た、第2の読み出し手段は、時計手段より時刻データを
取得し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過
時刻を表す時刻データを記憶手段から、一定の時間ごと
に読み出す。そして、一覧表示手段は、この第2の読み
出し手段が読み出した時刻データにもとづいて、列車の
通過時刻の一覧表を表示するための画像信号を生成して
表示装置に供給し、表示装置はその画像信号により、列
車の通過時刻の一覧表を表示する。
【0015】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、記憶手段は通過する列車の上りと下りを識別する識
別データを記憶しており、第2の読み出し手段は、時刻
データと共に識別データを記憶手段から読み出し、一覧
表示手段は、第2の読み出し手段が読み出した前記時刻
ータおよび識別データにもとづいて、列車の通過時刻お
よび列車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表
示するための画像信号を生成して、表示装置に供給す
る。表示装置はその画像信号により、列車の通過時刻お
よび列車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表
示する。
た、記憶手段は通過する列車の上りと下りを識別する識
別データを記憶しており、第2の読み出し手段は、時刻
データと共に識別データを記憶手段から読み出し、一覧
表示手段は、第2の読み出し手段が読み出した前記時刻
ータおよび識別データにもとづいて、列車の通過時刻お
よび列車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表
示するための画像信号を生成して、表示装置に供給す
る。表示装置はその画像信号により、列車の通過時刻お
よび列車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表
示する。
【0016】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、現在時刻表示手段は、時計手段が生成した現在の時
刻を表す時刻データにより、時計の文字盤の図形と現在
の時刻を表す時計の長針ならびに短針の図形とを表示す
るための画像信号を生成して表示装置に供給する。表示
装置はこれらの画像信号により、時計の文字盤と、現在
の時刻を表す時計の長針ならびに短針を表示する。そし
て、第3の読み出し手段は、時計手段より時刻データを
取得し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過
時刻を表す時刻データを記憶手段から、一定の時間ごと
に読み出す。そして、通過時刻表示手段は、第3の読み
出し手段が読み出した時刻データが表す時刻に上記時計
の長針が指し示す、上記時計の文字盤上の位置または文
字盤周辺の位置に、所定の図形を表示するための画像信
号を生成して表示装置に供給する。表示装置はこの画像
信号により、列車の通過時刻に時計の長針が指し示す、
時計の文字盤上の位置または文字盤周辺の位置に、所定
の図形を表示する。
た、現在時刻表示手段は、時計手段が生成した現在の時
刻を表す時刻データにより、時計の文字盤の図形と現在
の時刻を表す時計の長針ならびに短針の図形とを表示す
るための画像信号を生成して表示装置に供給する。表示
装置はこれらの画像信号により、時計の文字盤と、現在
の時刻を表す時計の長針ならびに短針を表示する。そし
て、第3の読み出し手段は、時計手段より時刻データを
取得し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過
時刻を表す時刻データを記憶手段から、一定の時間ごと
に読み出す。そして、通過時刻表示手段は、第3の読み
出し手段が読み出した時刻データが表す時刻に上記時計
の長針が指し示す、上記時計の文字盤上の位置または文
字盤周辺の位置に、所定の図形を表示するための画像信
号を生成して表示装置に供給する。表示装置はこの画像
信号により、列車の通過時刻に時計の長針が指し示す、
時計の文字盤上の位置または文字盤周辺の位置に、所定
の図形を表示する。
【0017】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、警報手段は、演算手段が算出した次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間に一致したとき、または演算
手段が算出した次の列車が通過するまでの時間が所定の
時間を下回ったとき、発光装置に電圧を印加して、発光
させる。本発明の列車ダイヤ告知システムではまた、第
2の警報手段は、演算手段が算出した次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間に一致したとき、または演算
手段が算出した次の列車が通過するまでの時間が所定の
時間を下回ったとき、変換装置に電気信号を供給し、音
を発生させる。
た、警報手段は、演算手段が算出した次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間に一致したとき、または演算
手段が算出した次の列車が通過するまでの時間が所定の
時間を下回ったとき、発光装置に電圧を印加して、発光
させる。本発明の列車ダイヤ告知システムではまた、第
2の警報手段は、演算手段が算出した次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間に一致したとき、または演算
手段が算出した次の列車が通過するまでの時間が所定の
時間を下回ったとき、変換装置に電気信号を供給し、音
を発生させる。
【0018】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例について説明
する。図2は本発明による列車ダイヤ告知システムの一
例を示す外観図である。この列車ダイヤ告知システム2
の筐体40内には、パーソナルコンピュータ(以下、パ
ソコンともいう)の本体が収容されており、そのパソコ
ンには液晶表示装置が、パソコンの出力装置として接続
され、筐体40内上部に配置されている。そして、上記
液晶表示装置の画面14aは、筐体40の上部に設けら
れた窓40aを通じて目視できるようになっている。筐
体40は支柱42により支持され、その支柱42の下部
にはキャスタ44が付けられ、容易に移動できるように
なっている。
する。図2は本発明による列車ダイヤ告知システムの一
例を示す外観図である。この列車ダイヤ告知システム2
の筐体40内には、パーソナルコンピュータ(以下、パ
ソコンともいう)の本体が収容されており、そのパソコ
ンには液晶表示装置が、パソコンの出力装置として接続
され、筐体40内上部に配置されている。そして、上記
液晶表示装置の画面14aは、筐体40の上部に設けら
れた窓40aを通じて目視できるようになっている。筐
体40は支柱42により支持され、その支柱42の下部
にはキャスタ44が付けられ、容易に移動できるように
なっている。
【0019】図1はこの列車ダイヤ告知システム2を構
成する上記パソコンの機能を示す機能ブロック図であ
る。この図に示すように、上記パソコンは、記憶手段
4、時計手段6、第1の読み出し手段8、演算手段1
0、残り時間表示手段12などを実現している。
成する上記パソコンの機能を示す機能ブロック図であ
る。この図に示すように、上記パソコンは、記憶手段
4、時計手段6、第1の読み出し手段8、演算手段1
0、残り時間表示手段12などを実現している。
【0020】記憶手段4は、ICメモリおよびそのバッ
クアップ電池などを所定のハウジングに収容し、パソコ
ン本体に対して着脱できるように構成したもので、工事
現場を通過する列車の通過時刻を表す時刻データを記憶
している。この記憶手段へのデータの書き込みは、予
め、例えば工事管理事務所などに設置された他のパソコ
ンに記憶手段を装着し、所定のプログラムを動作させて
例えばパソコンのキーボードの操作により時刻データを
入力し、記憶手段に出力させることにより行う。データ
の書き込みが終了した記憶手段は、パソコンから取り外
し、工事現場に運んで、工事現場に設置された列車ダイ
ヤ告知システム2の上記パソコンに装着する。
クアップ電池などを所定のハウジングに収容し、パソコ
ン本体に対して着脱できるように構成したもので、工事
現場を通過する列車の通過時刻を表す時刻データを記憶
している。この記憶手段へのデータの書き込みは、予
め、例えば工事管理事務所などに設置された他のパソコ
ンに記憶手段を装着し、所定のプログラムを動作させて
例えばパソコンのキーボードの操作により時刻データを
入力し、記憶手段に出力させることにより行う。データ
の書き込みが終了した記憶手段は、パソコンから取り外
し、工事現場に運んで、工事現場に設置された列車ダイ
ヤ告知システム2の上記パソコンに装着する。
【0021】時計手段6は、現在の時刻を表す時刻デー
タを生成する。第1の読み出し手段8は、この時計手段
6が生成した時刻データにもとづいて、次に通過する列
車の時刻データを記憶手段4より読み出す。演算手段1
0は、時計手段6が生成した現在の時刻を表す時刻デー
タと、第1の読み出し手段8が読み出した次に通過する
列車の時刻データとにもとづいて、次の列車が通過する
までの時間を、例えば1分ごとに算出する。残り時間表
示手段12は、演算手段10が算出した次の列車が通過
するまでの時間を数字で表示するための画像信号を生成
して液晶表示装置14に出力する。基礎情報表示手段2
6は、種々の文字表示を液晶表示装置14に行わせた
り、本発明に係わる時刻表示手段として機能して、時計
手段6が生成した時刻データにもとづいて現在の時刻を
アナログおよびデジタルの両方の方式で液晶表示装置1
4に表示する機能を有している。
タを生成する。第1の読み出し手段8は、この時計手段
6が生成した時刻データにもとづいて、次に通過する列
車の時刻データを記憶手段4より読み出す。演算手段1
0は、時計手段6が生成した現在の時刻を表す時刻デー
タと、第1の読み出し手段8が読み出した次に通過する
列車の時刻データとにもとづいて、次の列車が通過する
までの時間を、例えば1分ごとに算出する。残り時間表
示手段12は、演算手段10が算出した次の列車が通過
するまでの時間を数字で表示するための画像信号を生成
して液晶表示装置14に出力する。基礎情報表示手段2
6は、種々の文字表示を液晶表示装置14に行わせた
り、本発明に係わる時刻表示手段として機能して、時計
手段6が生成した時刻データにもとづいて現在の時刻を
アナログおよびデジタルの両方の方式で液晶表示装置1
4に表示する機能を有している。
【0022】次に動作を説明する。システムの電源が投
入されると、まず基礎情報表示手段26は液晶表示装置
14に画像信号を供給して、液晶表示装置14の画面の
上端部に、図3に示すように、「列車ダイヤ告知システ
ム」というタイトルを表示させ、一方、タイトルの下に
は、時計手段6が生成した時刻データにもとづいて、現
在の時刻をアナログ形式で、すなわち、時計の文字盤a
の図形と現在の時刻を表す角度の長針bおよび短針cの
図形により常時表示させる。また、この時計画像の下、
左寄りの箇所には、「現在時刻」という表示と共に、時
計手段6が生成した時刻データにもとづいて、現在の時
刻dをデジタル形式で、すなわち数字で表示させる。さ
らに、その右隣には「次の通過まで」という語句を表示
させ、さらにその下の右寄りの箇所には「分」の文字を
表示させる。
入されると、まず基礎情報表示手段26は液晶表示装置
14に画像信号を供給して、液晶表示装置14の画面の
上端部に、図3に示すように、「列車ダイヤ告知システ
ム」というタイトルを表示させ、一方、タイトルの下に
は、時計手段6が生成した時刻データにもとづいて、現
在の時刻をアナログ形式で、すなわち、時計の文字盤a
の図形と現在の時刻を表す角度の長針bおよび短針cの
図形により常時表示させる。また、この時計画像の下、
左寄りの箇所には、「現在時刻」という表示と共に、時
計手段6が生成した時刻データにもとづいて、現在の時
刻dをデジタル形式で、すなわち数字で表示させる。さ
らに、その右隣には「次の通過まで」という語句を表示
させ、さらにその下の右寄りの箇所には「分」の文字を
表示させる。
【0023】一方、第1の読み出し手段8は、時計手段
6が生成した時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、次に通過する列車の時刻データを記憶手段4より読
み出す。そして、演算手段10は、時計手段6が生成し
た現在の時刻を表す時刻データと、第1の読み出し手段
8が読み出した上記次に通過する列車の時刻データとに
もとづいて、次の列車が通過するまでの時間を、例えば
1分ごとに算出する。
6が生成した時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、次に通過する列車の時刻データを記憶手段4より読
み出す。そして、演算手段10は、時計手段6が生成し
た現在の時刻を表す時刻データと、第1の読み出し手段
8が読み出した上記次に通過する列車の時刻データとに
もとづいて、次の列車が通過するまでの時間を、例えば
1分ごとに算出する。
【0024】残り時間表示手段12は、演算手段10が
算出した上記次の列車が通過するまでの時間を数字で表
示するための画像信号を生成して液晶表示装置14に出
力し、液晶表示装置14は、この画像信号により、上記
時間eを、基礎情報表示手段26が表示させた上記
「分」の文字の前に表示させる。
算出した上記次の列車が通過するまでの時間を数字で表
示するための画像信号を生成して液晶表示装置14に出
力し、液晶表示装置14は、この画像信号により、上記
時間eを、基礎情報表示手段26が表示させた上記
「分」の文字の前に表示させる。
【0025】従って、この列車ダイヤ告知システムで
は、液晶表示装置14の画面14aに、次の列車が通過
するまでの時間が常時表示され、各工事作業員はその表
示を見ることにより、次に列車が来るまで何分あるかを
極めて容易に認識できる。また、列車見張員が列車ダイ
ヤを見て通報を行う場合には、ときに見張員が列車ダイ
ヤを見落とし、通報が行われないということも起り得る
が、このシステムではそのような人為的なミスは生じな
い。従って、この列車ダイヤ告知システムを用いること
によって、営業線近接工事や直下工事などにおいて作業
効率を格段に向上させ、さらに列車運転阻害事故の低減
を図ることが可能となる。
は、液晶表示装置14の画面14aに、次の列車が通過
するまでの時間が常時表示され、各工事作業員はその表
示を見ることにより、次に列車が来るまで何分あるかを
極めて容易に認識できる。また、列車見張員が列車ダイ
ヤを見て通報を行う場合には、ときに見張員が列車ダイ
ヤを見落とし、通報が行われないということも起り得る
が、このシステムではそのような人為的なミスは生じな
い。従って、この列車ダイヤ告知システムを用いること
によって、営業線近接工事や直下工事などにおいて作業
効率を格段に向上させ、さらに列車運転阻害事故の低減
を図ることが可能となる。
【0026】次に、図4および図5を参照して第2の実
施例について説明する。図4は第2の実施例を示す機能
ブロック図、図5は第2の実施例における表示画面を示
す説明図である。第2の実施例が上記実施例と異なるの
は、第2の読み出し手段28および一覧表示手段16が
追加され、また記憶手段4には、これに関連して別のデ
ータが追加記憶されている点においてである。それ以外
の点では基本的に同一であるため、一覧表示手段16、
第2の読み出し手段28、ならびに記憶手段4以外の構
成要素についてはここでは説明を省略する。
施例について説明する。図4は第2の実施例を示す機能
ブロック図、図5は第2の実施例における表示画面を示
す説明図である。第2の実施例が上記実施例と異なるの
は、第2の読み出し手段28および一覧表示手段16が
追加され、また記憶手段4には、これに関連して別のデ
ータが追加記憶されている点においてである。それ以外
の点では基本的に同一であるため、一覧表示手段16、
第2の読み出し手段28、ならびに記憶手段4以外の構
成要素についてはここでは説明を省略する。
【0027】記憶手段4は、上述した時刻データに加え
て、通過する列車の上りと下りを識別するための識別デ
ータを記憶しており、また、通過列車の行き先を示す行
き先データを記憶している。これらのデータも、時刻デ
ータと同様に、例えば工事管理事務所などに設置された
他のパソコンにより上述のようにして書き込まれる。
て、通過する列車の上りと下りを識別するための識別デ
ータを記憶しており、また、通過列車の行き先を示す行
き先データを記憶している。これらのデータも、時刻デ
ータと同様に、例えば工事管理事務所などに設置された
他のパソコンにより上述のようにして書き込まれる。
【0028】第2の読み出し手段28は、上記パソコン
によって実現され、時計手段6より時刻データを取得
し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづいて、現
在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過時刻を
表す時刻データ、上り下りの識別データ、ならびに行き
先データを記憶手段4から、一定の時間ごとに読み出
す。なお、この実施例では、一例として、上記所定の期
間は1時間に設定され、上記一定の時間は30分に設定
されている。そして、第2の読み出し手段28は、本実
施例では、各時間の0分と30分の時刻において記憶手
段4よりデータを読み出す。
によって実現され、時計手段6より時刻データを取得
し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづいて、現
在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過時刻を
表す時刻データ、上り下りの識別データ、ならびに行き
先データを記憶手段4から、一定の時間ごとに読み出
す。なお、この実施例では、一例として、上記所定の期
間は1時間に設定され、上記一定の時間は30分に設定
されている。そして、第2の読み出し手段28は、本実
施例では、各時間の0分と30分の時刻において記憶手
段4よりデータを読み出す。
【0029】一覧表示手段16は上記パソコンによって
実現され、第2の読み出し手段28が記憶手段4から読
み出した時刻データ、識別データ、ならびに行き先デー
タにもとづいて、列車の通過時刻、列車の上りまたは下
り、列車の行き先を示す一覧表を表示するための画像信
号を生成し、液晶表示装置14に出力する。
実現され、第2の読み出し手段28が記憶手段4から読
み出した時刻データ、識別データ、ならびに行き先デー
タにもとづいて、列車の通過時刻、列車の上りまたは下
り、列車の行き先を示す一覧表を表示するための画像信
号を生成し、液晶表示装置14に出力する。
【0030】この第2の実施例でも、システムの電源が
投入されると、基礎情報表示手段26は、画像信号を生
成して、上述の場合と同様に、液晶表示装置14にタイ
トルを表示させ、現在の時刻をアナログおよびデジタル
の両方の形式で常時表示させ、そして、次に列車が通過
するまでの時間の表示に係わる語句および文字を表示さ
せる。ただし、この場合には、以上の文字や図形を、図
5に示すように、液晶表示装置14の画面において左寄
りの位置に表示する。また、第1の読み出し手段8、時
計手段6、演算手段10、ならびに残り時間表示手段1
2などの作用により、上述のようにして、次の列車が通
過するまでの時間eが、液晶表示装置14の画面の所定
位置に表示される。
投入されると、基礎情報表示手段26は、画像信号を生
成して、上述の場合と同様に、液晶表示装置14にタイ
トルを表示させ、現在の時刻をアナログおよびデジタル
の両方の形式で常時表示させ、そして、次に列車が通過
するまでの時間の表示に係わる語句および文字を表示さ
せる。ただし、この場合には、以上の文字や図形を、図
5に示すように、液晶表示装置14の画面において左寄
りの位置に表示する。また、第1の読み出し手段8、時
計手段6、演算手段10、ならびに残り時間表示手段1
2などの作用により、上述のようにして、次の列車が通
過するまでの時間eが、液晶表示装置14の画面の所定
位置に表示される。
【0031】そして、第2の読み出し手段28は、時計
手段6より時刻データを取得し、その時刻データが表す
現在の時刻にもとづいて、各時間の0分と30分の時刻
において、現在の時刻から始まる1時間の時間帯内に通
過する列車の通過時刻を表す時刻データ、上り下りの識
別データ、ならびに行き先データを記憶手段4から読み
出す。
手段6より時刻データを取得し、その時刻データが表す
現在の時刻にもとづいて、各時間の0分と30分の時刻
において、現在の時刻から始まる1時間の時間帯内に通
過する列車の通過時刻を表す時刻データ、上り下りの識
別データ、ならびに行き先データを記憶手段4から読み
出す。
【0032】一覧表示手段16は、第2の読み出し手段
28が記憶手段4から読み出したこれらの時刻データ、
識別データ、行き先データにもとづいて、列車の通過時
刻、列車の上りまたは下り、列車の行き先を示す一覧表
を表示するための画像信号を生成し、液晶表示装置14
に出力する。液晶表示装置14はこの画像信号により、
図5に示すように、列車の通過時刻f、行き先を示す
「高」や「秩」などの文字g、ならびに上りおよび下り
の別を示す「上」や「下」の文字hを、画面の右寄りの
部分に一覧表示する。
28が記憶手段4から読み出したこれらの時刻データ、
識別データ、行き先データにもとづいて、列車の通過時
刻、列車の上りまたは下り、列車の行き先を示す一覧表
を表示するための画像信号を生成し、液晶表示装置14
に出力する。液晶表示装置14はこの画像信号により、
図5に示すように、列車の通過時刻f、行き先を示す
「高」や「秩」などの文字g、ならびに上りおよび下り
の別を示す「上」や「下」の文字hを、画面の右寄りの
部分に一覧表示する。
【0033】従って、この列車ダイヤ告知システムで
は、各工事作業員は、液晶表示装置14の画面14aを
見ることによ、次に列車が来るまで何分あるかを極めて
容易に認識できるだけでなく、どのような列車が何時何
分に、従ってまたどのような時間間隔で通過するかを知
ることができる。そのため、この列車ダイヤ告知システ
ムは、営業線近接工事や直下工事などにおいて作業効率
を向上させ、さらに列車運転阻害事故の低減を図る上で
より効果的である。
は、各工事作業員は、液晶表示装置14の画面14aを
見ることによ、次に列車が来るまで何分あるかを極めて
容易に認識できるだけでなく、どのような列車が何時何
分に、従ってまたどのような時間間隔で通過するかを知
ることができる。そのため、この列車ダイヤ告知システ
ムは、営業線近接工事や直下工事などにおいて作業効率
を向上させ、さらに列車運転阻害事故の低減を図る上で
より効果的である。
【0034】なお、この第2の実施例では、記憶手段4
は時刻データに加えて、通過する列車の上りと下りを識
別するための識別データ、および列車の行き先を示す行
き先データを記憶しているとしたが、さらに列車が貨車
であるか、あるいは客車であるかを示すデータをも記憶
させ、一覧表示手段16により、列車が例えば貨車であ
る場合には、そのことを示す例えば「貨」という文字i
を、図5に示すように表示させることも可能である。
は時刻データに加えて、通過する列車の上りと下りを識
別するための識別データ、および列車の行き先を示す行
き先データを記憶しているとしたが、さらに列車が貨車
であるか、あるいは客車であるかを示すデータをも記憶
させ、一覧表示手段16により、列車が例えば貨車であ
る場合には、そのことを示す例えば「貨」という文字i
を、図5に示すように表示させることも可能である。
【0035】次に第3の実施例について図6および図7
を参照して説明する。図6は第3の実施例の機能ブロッ
ク図であり、図7は同外観図である。この第3の実施例
が上記第1の実施例と異なるのは、第1および第2の警
報手段18、22、パトライト20、スピーカ24をさ
らに備えている点においてである。それ以外の点では基
本的に同じであるため、第1および第2の警報手段1
8、22、パトライト20、ならびにスピーカ24以外
の構成要素についてはここでは説明を省略する。
を参照して説明する。図6は第3の実施例の機能ブロッ
ク図であり、図7は同外観図である。この第3の実施例
が上記第1の実施例と異なるのは、第1および第2の警
報手段18、22、パトライト20、スピーカ24をさ
らに備えている点においてである。それ以外の点では基
本的に同じであるため、第1および第2の警報手段1
8、22、パトライト20、ならびにスピーカ24以外
の構成要素についてはここでは説明を省略する。
【0036】この列車ダイヤ告知システムでは、回転式
の電球を備えたパトライト20とスピーカ24とが筐体
40の屋根の上に取り付けられ、所定のケーブルによ
り、筐体40内に収容された上記パソコンに接続されて
いる。第1および第2の警報手段18、22は共に筐体
40内に収容された上記パソコンによって実現されてい
る。そして、第1の警報手段18は、演算手段10が算
出した次の列車が通過するまでの時間が所定の時間を下
回ったとき、パトライトに電圧を印加する。一方、第2
の警報手段22は、演算手段10が算出した次の列車が
通過するまでの時間が所定の時間を下回ったとき、スピ
ーカに所定の電気信号を供給する。なお、この実施例で
は、上記所定の時間は一例として10分に設定されてい
る。
の電球を備えたパトライト20とスピーカ24とが筐体
40の屋根の上に取り付けられ、所定のケーブルによ
り、筐体40内に収容された上記パソコンに接続されて
いる。第1および第2の警報手段18、22は共に筐体
40内に収容された上記パソコンによって実現されてい
る。そして、第1の警報手段18は、演算手段10が算
出した次の列車が通過するまでの時間が所定の時間を下
回ったとき、パトライトに電圧を印加する。一方、第2
の警報手段22は、演算手段10が算出した次の列車が
通過するまでの時間が所定の時間を下回ったとき、スピ
ーカに所定の電気信号を供給する。なお、この実施例で
は、上記所定の時間は一例として10分に設定されてい
る。
【0037】そして、この列車ダイヤ告知システムで
も、第1の読み出し手段8、時計手段6、演算手段1
0、ならびに残り時間表示手段12などの作用により、
上述のようにして、次の列車が通過するまでの時間が、
液晶表示装置14の画面の所定位置に表示される。
も、第1の読み出し手段8、時計手段6、演算手段1
0、ならびに残り時間表示手段12などの作用により、
上述のようにして、次の列車が通過するまでの時間が、
液晶表示装置14の画面の所定位置に表示される。
【0038】従って、各工事作業員は、液晶表示装置1
4の画面14aを見ることによ、次に列車が来るまで何
分あるかを極めて容易に認識できる。さらに、この列車
ダイヤ告知システムでは、次の列車が通過するまでの時
間が10分を下回ったとき、第1の警報手段18は、パ
トライト20に電圧を印加し、一方、第2の警報手段2
2はスピーカ24に所定の電気信号を供給する。その結
果、パトライト20はその電球が光を発しつつ回転し、
スピーカ24は例えばサイレン音を発生して、各工事作
業員に10分後に列車が通過することを知らせる。この
ように、本実施例では、各工事作業員は、液晶表示装置
14の画面表示により次に列車が来るまで何分あるかを
知ることができるだけでなく、光と音とによって列車の
接近が知らされる。従って、この列車ダイヤ告知システ
ムでは、営業線近接工事や直下工事などにおいて作業効
率を向上させ、さらに列車運転阻害事故の低減を図る上
で一層の効果が得られる。
4の画面14aを見ることによ、次に列車が来るまで何
分あるかを極めて容易に認識できる。さらに、この列車
ダイヤ告知システムでは、次の列車が通過するまでの時
間が10分を下回ったとき、第1の警報手段18は、パ
トライト20に電圧を印加し、一方、第2の警報手段2
2はスピーカ24に所定の電気信号を供給する。その結
果、パトライト20はその電球が光を発しつつ回転し、
スピーカ24は例えばサイレン音を発生して、各工事作
業員に10分後に列車が通過することを知らせる。この
ように、本実施例では、各工事作業員は、液晶表示装置
14の画面表示により次に列車が来るまで何分あるかを
知ることができるだけでなく、光と音とによって列車の
接近が知らされる。従って、この列車ダイヤ告知システ
ムでは、営業線近接工事や直下工事などにおいて作業効
率を向上させ、さらに列車運転阻害事故の低減を図る上
で一層の効果が得られる。
【0039】なお、この実施例では、次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間を下回ったとき、光および音
による警報を発するようにしたが、次の列車が通過する
までの時間が所定の時間に一致したとき警報を発するよ
うにしてもよく、そのような構成でも得られる効果は変
らない。また、サイレン音の代りに、なんらかのメロデ
ィーや、電車の接近を知らせる内容の音声を発生させて
もよい。
るまでの時間が所定の時間を下回ったとき、光および音
による警報を発するようにしたが、次の列車が通過する
までの時間が所定の時間に一致したとき警報を発するよ
うにしてもよく、そのような構成でも得られる効果は変
らない。また、サイレン音の代りに、なんらかのメロデ
ィーや、電車の接近を知らせる内容の音声を発生させて
もよい。
【0040】次に第4の実施例について図8および図9
を参照して説明する。図8は第4の実施例の機能ブロッ
ク図であり、図9は表示装置の画面を示す説明図であ
る。この第4の実施例が上記第1の実施例と異なるの
は、上記パソコンにより実現される機能として第3の読
み出し手段32および通過時刻表示手段30をさらに備
えている点においてである。これ以外の構成要素は第1
の実施例と基本的に同じであるため、ここではそれらの
説明は省略する。
を参照して説明する。図8は第4の実施例の機能ブロッ
ク図であり、図9は表示装置の画面を示す説明図であ
る。この第4の実施例が上記第1の実施例と異なるの
は、上記パソコンにより実現される機能として第3の読
み出し手段32および通過時刻表示手段30をさらに備
えている点においてである。これ以外の構成要素は第1
の実施例と基本的に同じであるため、ここではそれらの
説明は省略する。
【0041】第3の読み出し手段32は、時計手段6よ
り時刻データを取得し、その時刻データが表す現在の時
刻にもとづいて、現在の時刻から所定の期間内に通過す
る列車の通過時刻を表す時刻データを記憶手段4から、
一定の時間ごとに読み出す。なお、この実施例では、一
例として、上記所定の期間は1時間に設定され、上記一
定の時間は30分に設定されている。そして、第3の読
み出し手段32は、本実施例では、各時間の0分と30
分の時刻において記憶手段4よりデータを読み出す。
り時刻データを取得し、その時刻データが表す現在の時
刻にもとづいて、現在の時刻から所定の期間内に通過す
る列車の通過時刻を表す時刻データを記憶手段4から、
一定の時間ごとに読み出す。なお、この実施例では、一
例として、上記所定の期間は1時間に設定され、上記一
定の時間は30分に設定されている。そして、第3の読
み出し手段32は、本実施例では、各時間の0分と30
分の時刻において記憶手段4よりデータを読み出す。
【0042】通過時刻表示手段30は、上記第3の読み
出し手段32が読み出した各時刻データが表す各時刻
に、基礎情報表示手段26が、図9に示すように、液晶
表示装置14の画面14aに表示した時計の長針bが指
し示す、時計の文字盤a周辺の位置に、所定の図形とし
て本実施例では、時計の長針bの延長線上に、所定の長
さの直線jを液晶表示装置14に表示させる。
出し手段32が読み出した各時刻データが表す各時刻
に、基礎情報表示手段26が、図9に示すように、液晶
表示装置14の画面14aに表示した時計の長針bが指
し示す、時計の文字盤a周辺の位置に、所定の図形とし
て本実施例では、時計の長針bの延長線上に、所定の長
さの直線jを液晶表示装置14に表示させる。
【0043】従って、この列車ダイヤ告知システムで
は、各時間の0分と30分の時刻ごとに、次の1時間の
内に通過する列車の通過時刻の位置に、図9に示すよう
に、直線jが表示される。そのため、各工事作業員は、
液晶表示装置14の画面に表示された時計を見て、その
長針と、長針に最も近い次の直線jとの間隔から、次の
列車が通過するまでにどれぐらいの時間があるかをアナ
ログ的に認識することができる。そのため、この列車ダ
イヤ告知システムにより、営業線近接工事や直下工事な
どにおいて作業効率をさらに向上させ、また列車運転阻
害事故の一層の低減を図ることが可能となる。
は、各時間の0分と30分の時刻ごとに、次の1時間の
内に通過する列車の通過時刻の位置に、図9に示すよう
に、直線jが表示される。そのため、各工事作業員は、
液晶表示装置14の画面に表示された時計を見て、その
長針と、長針に最も近い次の直線jとの間隔から、次の
列車が通過するまでにどれぐらいの時間があるかをアナ
ログ的に認識することができる。そのため、この列車ダ
イヤ告知システムにより、営業線近接工事や直下工事な
どにおいて作業効率をさらに向上させ、また列車運転阻
害事故の一層の低減を図ることが可能となる。
【0044】なお、この第4の実施例において、通過す
る列車が、上りの列車か下りの列車か、あるいは貨車か
客車か、さらには普通列車か特急列車かなどに応じて、
直線jを色分けしたり、あるいは模様分けして、通過列
車に関するより詳しい情報を工事作業員に提供できるよ
うにしてもよい。その場合には、列車の種別に関する情
報を記憶手段4に予め記憶させておき、第3の読み出し
手段32は時刻データと共にそれらのデータも記憶手段
4から読み出し、時刻線表示手段30に与えるようにす
ればよい。
る列車が、上りの列車か下りの列車か、あるいは貨車か
客車か、さらには普通列車か特急列車かなどに応じて、
直線jを色分けしたり、あるいは模様分けして、通過列
車に関するより詳しい情報を工事作業員に提供できるよ
うにしてもよい。その場合には、列車の種別に関する情
報を記憶手段4に予め記憶させておき、第3の読み出し
手段32は時刻データと共にそれらのデータも記憶手段
4から読み出し、時刻線表示手段30に与えるようにす
ればよい。
【0045】なお上述した第1〜第4の実施例では表示
装置として、液晶表示装置14を用いたが、表示装置と
してはこれ以外にもCRTディスプレイや、プラズマデ
ィスプレイを用いることも可能である。ただし、列車ダ
イヤ告知システムの筐体40の奥行きを薄いものとする
ためには、液晶表示装置やプラズマディスプレイを用い
た方が有利である。
装置として、液晶表示装置14を用いたが、表示装置と
してはこれ以外にもCRTディスプレイや、プラズマデ
ィスプレイを用いることも可能である。ただし、列車ダ
イヤ告知システムの筐体40の奥行きを薄いものとする
ためには、液晶表示装置やプラズマディスプレイを用い
た方が有利である。
【0046】また、記憶手段4としては上述のようにI
Cメモリによるものを用いる以外に、例えばフロッピー
ディスクなどを用いることもできる。さらに、記憶手段
4への時刻データの書き込みは、記憶手段4を上述のよ
うに例えば工事管理事務所に持ち込んで行うのではな
く、例えば、工事管理事務所のパソコンと、列車ダイヤ
告知システムを構成する上記パソコンとを電話回線など
の通信回線で接続し、工事管理事務所のパソコンから、
列車ダイヤ告知システムのパソコンへ直接、列車の通過
時刻を表す時刻データなどを送信し、記憶手段4に書き
込むようにしてもよい。その場合には、記憶手段4への
データ書き込みが容易になるだけでなく、列車ダイヤに
変更が発生した場合でも、新しい列車の通過時刻のデー
タを、通信回線を通じて直ちに列車ダイヤ告知システム
に入力して、新しいデータにもとづいて、次の列車が通
過するまでの時間などの表示を行える。
Cメモリによるものを用いる以外に、例えばフロッピー
ディスクなどを用いることもできる。さらに、記憶手段
4への時刻データの書き込みは、記憶手段4を上述のよ
うに例えば工事管理事務所に持ち込んで行うのではな
く、例えば、工事管理事務所のパソコンと、列車ダイヤ
告知システムを構成する上記パソコンとを電話回線など
の通信回線で接続し、工事管理事務所のパソコンから、
列車ダイヤ告知システムのパソコンへ直接、列車の通過
時刻を表す時刻データなどを送信し、記憶手段4に書き
込むようにしてもよい。その場合には、記憶手段4への
データ書き込みが容易になるだけでなく、列車ダイヤに
変更が発生した場合でも、新しい列車の通過時刻のデー
タを、通信回線を通じて直ちに列車ダイヤ告知システム
に入力して、新しいデータにもとづいて、次の列車が通
過するまでの時間などの表示を行える。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明の列車ダイヤ
告知システムでは、読み出し手段は、時計手段が生成し
た時刻データにもとづいて、次に通過する列車の時刻デ
ータを記憶手段より読み出す。そして、演算手段は、時
計手段が生成した時刻データが表す現在の時刻と、読み
出し手段が読み出した時刻データが表す次に列車が通過
する時刻とにもとづいて、次の列車が通過するまでの時
間を算出する。残り時間表示手段は、演算手段が算出し
た次の列車が通過するまでの時間を数字で表示するため
の画像信号を生成して、表示装置に供給する。表示装置
は、その画像信号により、次の列車が通過するまでの時
間を数字で表示する。従って、この列車ダイヤ告知シス
テムでは、表示装置に次の列車が通過するまでの時間が
常時表示され、各工事作業員はその表示を見ることによ
り、次に列車が来るまで何分あるかを極めて容易に認識
できる。また、列車見張員が列車ダイヤを見て通報を行
う場合には、ときに見張員が列車ダイヤを見落とし、通
報が行われないということも起り得るが、このシステム
ではそのような人為的なミスは生じない。そのため、こ
の列車ダイヤ告知システムを用いることによって、営業
線近接工事や直下工事などにおいて作業効率を格段に向
上させ、さらに列車運転阻害事故の低減を図ることが可
能となる。
告知システムでは、読み出し手段は、時計手段が生成し
た時刻データにもとづいて、次に通過する列車の時刻デ
ータを記憶手段より読み出す。そして、演算手段は、時
計手段が生成した時刻データが表す現在の時刻と、読み
出し手段が読み出した時刻データが表す次に列車が通過
する時刻とにもとづいて、次の列車が通過するまでの時
間を算出する。残り時間表示手段は、演算手段が算出し
た次の列車が通過するまでの時間を数字で表示するため
の画像信号を生成して、表示装置に供給する。表示装置
は、その画像信号により、次の列車が通過するまでの時
間を数字で表示する。従って、この列車ダイヤ告知シス
テムでは、表示装置に次の列車が通過するまでの時間が
常時表示され、各工事作業員はその表示を見ることによ
り、次に列車が来るまで何分あるかを極めて容易に認識
できる。また、列車見張員が列車ダイヤを見て通報を行
う場合には、ときに見張員が列車ダイヤを見落とし、通
報が行われないということも起り得るが、このシステム
ではそのような人為的なミスは生じない。そのため、こ
の列車ダイヤ告知システムを用いることによって、営業
線近接工事や直下工事などにおいて作業効率を格段に向
上させ、さらに列車運転阻害事故の低減を図ることが可
能となる。
【0048】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、第2の読み出し手段は、時計手段より時刻データを
取得し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過
時刻を表す時刻データを記憶手段から、一定の時間ごと
に読み出す。そして、一覧表示手段は、この第2の読み
出し手段が読み出した時刻データにもとづいて、列車の
通過時刻の一覧表を表示するための画像信号を生成して
表示装置に供給し、表示装置はその画像信号により、列
車の通過時刻の一覧表を表示する。従って、この列車ダ
イヤ告知システムでは、各工事作業員は、表示装置の表
示を見ることによ、次に列車が来るまで何分あるかを極
めて容易に認識できるだけでなく、列車が何時何分に、
従ってまたどのような時間間隔で通過するかを知ること
ができる。そのため、この列車ダイヤ告知システムによ
り、営業線近接工事や直下工事などにおいて作業効率を
向上させ、さらに列車運転阻害事故の低減を図る上でよ
り一層の効果的が得られる。
た、第2の読み出し手段は、時計手段より時刻データを
取得し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過
時刻を表す時刻データを記憶手段から、一定の時間ごと
に読み出す。そして、一覧表示手段は、この第2の読み
出し手段が読み出した時刻データにもとづいて、列車の
通過時刻の一覧表を表示するための画像信号を生成して
表示装置に供給し、表示装置はその画像信号により、列
車の通過時刻の一覧表を表示する。従って、この列車ダ
イヤ告知システムでは、各工事作業員は、表示装置の表
示を見ることによ、次に列車が来るまで何分あるかを極
めて容易に認識できるだけでなく、列車が何時何分に、
従ってまたどのような時間間隔で通過するかを知ること
ができる。そのため、この列車ダイヤ告知システムによ
り、営業線近接工事や直下工事などにおいて作業効率を
向上させ、さらに列車運転阻害事故の低減を図る上でよ
り一層の効果的が得られる。
【0049】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、記憶手段は通過する列車の上りと下りを識別する識
別データを記憶しており、第2の読み出し手段は、時刻
データと共に識別データを記憶手段から読み出し、一覧
表示手段は、第2の読み出し手段が読み出した前記時刻
ータおよび識別データにもとづいて、列車の通過時刻お
よび列車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表
示するための画像信号を生成して、表示装置に供給す
る。表示装置はその画像信号により、列車の通過時刻お
よび列車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表
示する。従って、この列車ダイヤ告知システムでは、各
工事作業員は、表示装置の表示を見ることにより、次に
列車が来るまで何分あるかを極めて容易に認識できるだ
けでなく、どのような列車が何時何分に、従ってまたど
のような時間間隔で通過するかを知ることができる。そ
のため、この列車ダイヤ告知システムは、営業線近接工
事や直下工事などにおいて作業効率を向上させ、さらに
列車運転阻害事故の低減を図る上でより一層の効果的を
生む。
た、記憶手段は通過する列車の上りと下りを識別する識
別データを記憶しており、第2の読み出し手段は、時刻
データと共に識別データを記憶手段から読み出し、一覧
表示手段は、第2の読み出し手段が読み出した前記時刻
ータおよび識別データにもとづいて、列車の通過時刻お
よび列車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表
示するための画像信号を生成して、表示装置に供給す
る。表示装置はその画像信号により、列車の通過時刻お
よび列車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表
示する。従って、この列車ダイヤ告知システムでは、各
工事作業員は、表示装置の表示を見ることにより、次に
列車が来るまで何分あるかを極めて容易に認識できるだ
けでなく、どのような列車が何時何分に、従ってまたど
のような時間間隔で通過するかを知ることができる。そ
のため、この列車ダイヤ告知システムは、営業線近接工
事や直下工事などにおいて作業効率を向上させ、さらに
列車運転阻害事故の低減を図る上でより一層の効果的を
生む。
【0050】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、現在時刻表示手段は、時計手段が生成した現在の時
刻を表す時刻データにより、時計の文字盤の図形と現在
の時刻を表す時計の長針ならびに短針の図形とを表示す
るための画像信号を生成して表示装置に供給する。表示
装置はこれらの画像信号により、時計の文字盤と、現在
の時刻を表す時計の長針ならびに短針を表示する。そし
て、第3の読み出し手段は、時計手段より時刻データを
取得し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過
時刻を表す時刻データを記憶手段から、一定の時間ごと
に読み出す。そして、通過時刻表示手段は、第3の読み
出し手段が読み出した時刻データが表す時刻に上記時計
の長針が指し示す、上記時計の文字盤上の位置または文
字盤周辺の位置に、所定の図形を表示するための画像信
号を生成して表示装置に供給する。表示装置はこの画像
信号により、列車の通過時刻に時計の長針が指し示す、
時計の文字盤上の位置または文字盤周辺の位置に、所定
の図形を表示する。そのため、この列車ダイヤ告知シス
テムでは、各工事作業員が、表示装置を見て次に列車が
来るまでどれだけの時間があるかを知ることができるだ
けでなく、各工事作業員は、表示装置に表示された時計
を見て、その長針と、長針に最も近い次の上記所定の図
形との間隔から、次の列車が通過するまでにどれぐらい
の時間があるかをアナログ的に認識することができる。
そのため、この列車ダイヤ告知システムにより、営業線
近接工事や直下工事などにおいて作業効率をさらに向上
させ、また列車運転阻害事故の一層の低減を図ることが
可能となる。
た、現在時刻表示手段は、時計手段が生成した現在の時
刻を表す時刻データにより、時計の文字盤の図形と現在
の時刻を表す時計の長針ならびに短針の図形とを表示す
るための画像信号を生成して表示装置に供給する。表示
装置はこれらの画像信号により、時計の文字盤と、現在
の時刻を表す時計の長針ならびに短針を表示する。そし
て、第3の読み出し手段は、時計手段より時刻データを
取得し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづい
て、現在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過
時刻を表す時刻データを記憶手段から、一定の時間ごと
に読み出す。そして、通過時刻表示手段は、第3の読み
出し手段が読み出した時刻データが表す時刻に上記時計
の長針が指し示す、上記時計の文字盤上の位置または文
字盤周辺の位置に、所定の図形を表示するための画像信
号を生成して表示装置に供給する。表示装置はこの画像
信号により、列車の通過時刻に時計の長針が指し示す、
時計の文字盤上の位置または文字盤周辺の位置に、所定
の図形を表示する。そのため、この列車ダイヤ告知シス
テムでは、各工事作業員が、表示装置を見て次に列車が
来るまでどれだけの時間があるかを知ることができるだ
けでなく、各工事作業員は、表示装置に表示された時計
を見て、その長針と、長針に最も近い次の上記所定の図
形との間隔から、次の列車が通過するまでにどれぐらい
の時間があるかをアナログ的に認識することができる。
そのため、この列車ダイヤ告知システムにより、営業線
近接工事や直下工事などにおいて作業効率をさらに向上
させ、また列車運転阻害事故の一層の低減を図ることが
可能となる。
【0051】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、警報手段は、演算手段が算出した次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間に一致したとき、または演算
手段が算出した次の列車が通過するまでの時間が所定の
時間を下回ったとき、発光装置に電圧を印加して、発光
させる。従って、この列車ダイヤ告知システムでは、各
工事作業員が、表示装置を見て次に列車が来るまでどれ
だけの時間があるかを知ることができるという上記効果
に加えて、光によって列車の接近が知らされるという効
果が得られる。そのため、営業線近接工事や直下工事な
どにおいて作業効率を向上させ、さらに列車運転阻害事
故の低減を図る上で一層の効果が得られる。
た、警報手段は、演算手段が算出した次の列車が通過す
るまでの時間が所定の時間に一致したとき、または演算
手段が算出した次の列車が通過するまでの時間が所定の
時間を下回ったとき、発光装置に電圧を印加して、発光
させる。従って、この列車ダイヤ告知システムでは、各
工事作業員が、表示装置を見て次に列車が来るまでどれ
だけの時間があるかを知ることができるという上記効果
に加えて、光によって列車の接近が知らされるという効
果が得られる。そのため、営業線近接工事や直下工事な
どにおいて作業効率を向上させ、さらに列車運転阻害事
故の低減を図る上で一層の効果が得られる。
【0052】本発明の列車ダイヤ告知システムではま
た、第2の警報手段は、演算手段が算出した次の列車が
通過するまでの時間が所定の時間に一致したとき、また
は演算手段が算出した次の列車が通過するまでの時間が
所定の時間を下回ったとき、変換装置に電気信号を供給
し、音を発生させる。従って、この列車ダイヤ告知シス
テムでは、各工事作業員が、表示装置を見て次に列車が
来るまでどれだけの時間があるかを知ることができると
いう上記効果に加えて、音によって列車の接近が知らさ
れるという効果が得られる。そのため、営業線近接工事
や直下工事などにおいて作業効率を向上させ、さらに列
車運転阻害事故の低減を図る上で一層の効果が得られ
る。
た、第2の警報手段は、演算手段が算出した次の列車が
通過するまでの時間が所定の時間に一致したとき、また
は演算手段が算出した次の列車が通過するまでの時間が
所定の時間を下回ったとき、変換装置に電気信号を供給
し、音を発生させる。従って、この列車ダイヤ告知シス
テムでは、各工事作業員が、表示装置を見て次に列車が
来るまでどれだけの時間があるかを知ることができると
いう上記効果に加えて、音によって列車の接近が知らさ
れるという効果が得られる。そのため、営業線近接工事
や直下工事などにおいて作業効率を向上させ、さらに列
車運転阻害事故の低減を図る上で一層の効果が得られ
る。
【図1】本発明の第1の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを示す機能ブロック図である。
ムを示す機能ブロック図である。
【図2】本発明の第1の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを示す外観図である。
ムを示す外観図である。
【図3】本発明の第1の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを構成する液晶表示装置の表示画面を示す説明図であ
る。
ムを構成する液晶表示装置の表示画面を示す説明図であ
る。
【図4】本発明の第2の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを示す機能ブロック図である。
ムを示す機能ブロック図である。
【図5】本発明の第2の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを構成する液晶表示装置の表示画面を示す説明図であ
る。
ムを構成する液晶表示装置の表示画面を示す説明図であ
る。
【図6】本発明の第3の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを示す機能ブロック図である。
ムを示す機能ブロック図である。
【図7】本発明の第3の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを示す外観図である。
ムを示す外観図である。
【図8】本発明の第4の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを示す機能ブロック図である。
ムを示す機能ブロック図である。
【図9】本発明の第4の実施例の列車ダイヤ告知システ
ムを構成する液晶表示装置の表示画面を示す説明図であ
る。
ムを構成する液晶表示装置の表示画面を示す説明図であ
る。
2 列車ダイヤ告知システム 4 記憶手段 6 時計手段 8 第1の読み出し手段 10 演算手段 12 残り時間表示手段 14 液晶表示装置 14a 画面 16 一覧表示手段 18 第1の警報手段 20 パトライト 22 第2の警報手段 24 スピーカ 26 基礎情報表示手段 28 第2の読み出し手段 30 通過時刻表示手段 32 第3の読み出し手段 40 筐体 40a 窓 42 支柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G04G 9/00 303 G04G 9/00 303C
Claims (12)
- 【請求項1】 与えられた画像信号にもとづいて画像を
表示する表示装置と、 列車の通過時刻を表す時刻データを記憶する記憶手段
と、 現在の時刻を表す時刻データを生成する時計手段と、 前記時計手段が生成した前記時刻データが表す現在の時
刻にもとづいて、次に通過する列車の通過時刻を表す時
刻データを前記記憶手段より読み出す読み出し手段と、 前記時計手段が生成した前記時刻データが表す現在の時
刻と、前記読み出し手段が前記記憶手段より読み出した
前記時刻データが表す次に通過する列車の通過時刻とに
もとづいて、次の列車が通過するまでの時間を算出する
演算手段と、 前記演算手段が算出した前記次の列車が通過するまでの
時間を数字で表示するための画像信号を生成して、前記
表示装置に供給する残り時間表示手段と、 を備えたことを特徴とする列車ダイヤ告知システム。 - 【請求項2】 前記時計手段より前記時刻データを取得
し、その時刻データが表す現在の時刻にもとづいて、現
在の時刻から所定の期間内に通過する列車の通過時刻を
表す時刻データを前記記憶手段から、一定の時間ごとに
読み出す第2の読み出し手段と、前記第2の読み出し手
段が前記記憶手段から読み出した前記時刻データにもと
づいて、列車の通過時刻の一覧表を表示するための画像
信号を生成して、前記表示装置に供給する一覧表示手段
とをさらに備えた請求項1記載の列車ダイヤ告知システ
ム。 - 【請求項3】 前記記憶手段は通過する列車の上りと下
りを識別する識別データを記憶しており、前記第2の読
み出し手段は、前記時刻データと共に前記識別データを
前記記憶手段から読み出し、前記一覧表示手段は、前記
第2の読み出し手段が読み出した前記時刻データおよび
前記識別データにもとづいて、列車の通過時刻および列
車が上りであるか下りであるかを示す一覧表を表示する
ための画像信号を生成して、前記表示装置に供給する請
求項2記載の列車ダイヤ告知システム。 - 【請求項4】 前記時計手段が生成した前記時刻データ
により、時計の文字盤の図形と現在の時刻を表す時計の
長針ならびに短針の図形とを表示するための画像信号を
生成して前記表示装置に供給する現在時刻表示手段と、
前記時計手段より前記時刻データを取得し、その時刻デ
ータが表す現在の時刻にもとづいて、現在の時刻から所
定の期間内に通過する列車の通過時刻を表す時刻データ
を前記記憶手段から、一定の時間ごとに読み出す第3の
読み出し手段と、前記第3の読み出し手段が読み出した
前記時刻データが表す時刻に前記時計の長針が指し示
す、前記時計の文字盤上の位置または前記文字盤周辺の
位置に、所定の図形を表示するための画像信号を生成し
て前記表示装置に供給する通過時刻表示手段とをさらに
備えた請求項1記載の列車ダイヤ告知システム。 - 【請求項5】 前記所定の期間は1時間であり、前記一
定の時間は30分である請求項2または4記載の列車ダ
イヤ告知システム。 - 【請求項6】 電圧を印加されて発光する発光装置と、
前記演算手段が算出した前記次の列車が通過するまでの
時間が所定の時間に一致したとき、または前記演算手段
が算出した前記次の列車が通過するまでの時間が所定の
時間を下回ったとき、前記発光装置に電圧を印加する警
報手段とをさらに備えた請求項1記載の列車ダイヤ告知
システム。 - 【請求項7】 電気信号を音に変える変換装置と、前記
演算手段が算出した前記次の列車が通過するまでの時間
が所定の時間に一致したとき、または前記演算手段が算
出した前記次の列車が通過するまでの時間が所定の時間
を下回ったとき、前記変換装置に所定の電気信号を供給
する第2の警報手段とをさらに備えた請求項1記載の列
車ダイヤ告知システム。 - 【請求項8】 前記時計手段、前記読み出し手段、前記
演算手段、ならびに前記残り時間表示手段はコンピュー
タにより構成されている請求項1記載の列車ダイヤ告知
システム。 - 【請求項9】 前記第2の読み出し手段および前記一覧
表示手段はコンピュータにより構成されている請求項2
および3記載の列車ダイヤ告知システム。 - 【請求項10】 前記現在時刻表示手段、前記第3の読
み出し手段、ならびに前記通過時刻表示手段はコンピュ
ータにより構成されている請求項4記載の列車ダイヤ告
知システム。 - 【請求項11】 前記警報手段はコンピュータにより構
成されている請求項6記載の列車ダイヤ告知システム。 - 【請求項12】 前記第2の警報手段はコンピュータに
より構成されている請求項7記載の列車ダイヤ告知シス
テム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32798195A JPH09145861A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 列車ダイヤ告知システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP32798195A JPH09145861A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 列車ダイヤ告知システム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09145861A true JPH09145861A (ja) | 1997-06-06 |
Family
ID=18205177
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP32798195A Pending JPH09145861A (ja) | 1995-11-21 | 1995-11-21 | 列車ダイヤ告知システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09145861A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6592688B2 (en) * | 1998-07-23 | 2003-07-15 | Alcan International Limited | High conductivity aluminum fin alloy |
-
1995
- 1995-11-21 JP JP32798195A patent/JPH09145861A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6592688B2 (en) * | 1998-07-23 | 2003-07-15 | Alcan International Limited | High conductivity aluminum fin alloy |
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