JPH09145566A - 金属分析試料の前処理装置 - Google Patents

金属分析試料の前処理装置

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Publication number
JPH09145566A
JPH09145566A JP7301166A JP30116695A JPH09145566A JP H09145566 A JPH09145566 A JP H09145566A JP 7301166 A JP7301166 A JP 7301166A JP 30116695 A JP30116695 A JP 30116695A JP H09145566 A JPH09145566 A JP H09145566A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sample
crucible
metal
analysis
inert gas
Prior art date
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Pending
Application number
JP7301166A
Other languages
English (en)
Inventor
Kuniaki Seki
邦彰 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Cable Ltd
Original Assignee
Hitachi Cable Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Cable Ltd filed Critical Hitachi Cable Ltd
Priority to JP7301166A priority Critical patent/JPH09145566A/ja
Publication of JPH09145566A publication Critical patent/JPH09145566A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 金属分析試料を、低コストで、容易に、か
つ、自動的に前処理を行うこと。 【解決手段】 粒状銅試料Aを真空若しくは不活性ガス
雰囲気下の密閉容器3で加熱溶融して一定形状の試料7
に凝固させ、この試料7を試料切断機13および試料切
断面研磨機14により切削研磨して平滑な分析面7aを
形成し、この平滑な分析面7aを有する試料7を試料搬
送機15により分光分析装置19に搬送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属分析試料を、
低コストで、容易に、かつ、自動的に前処理を行うこと
ができる金属分析試料の前処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】金属の発光分光分析装置あるいは蛍光X
線分析装置においては、分析の対象となる試料は、一定
の面積の平滑面が必要とされる。従来、この平滑面を確
保するために、試料を切断あるいはプレスして一定の平
面を形成し、この平面を研削あるいは研磨等により表面
処理して分析を実施している。
【0003】このような分析装置においては、数多くの
試料を分析するために、一部の分析業務においては、例
えば、試料をロリポップ形あるいはボンブ形等の一定の
形状にして一定の平面を形成させ、この一定の平面に基
づいて分析試料を自動調整して自動分析を行う金属分析
試料の自動調整装置が導入されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
金属分析試料の自動調整装置によれば、多種多様の形状
を有する分析試料、例えば、線材,板材,切削片,切
粉,粒状あるいは棒等を切断,プレス,研磨等して一定
面積の平滑面を確保するには、その作業を個々に手作業
により行わなければならず、手間がかかるという問題が
ある。また、このような各種の手作業を自動化するに
は、試料の搬送と固定を容易にすることが必要である
が、多種多様の形状を有する試料の搬送を容易にするた
めには、高度な画像認識処理を行えるロボットを用いる
とともに、固定用治具を多種多様の形状を有する分析試
料にあわせて種々準備し適切な固定方法を選択しなけれ
ばならず、コストが高いという問題がある。更に、一部
を機械化して研磨作業を行うことも可能であるが、試料
形状が不定形の場合、試料が固定治具に固定しにくいこ
とが多く、研磨中に試料が弾き飛ばされるという問題が
ある。
【0005】
【発明の目的】従って、本発明の目的は、金属分析試料
を、低コストで、容易に、かつ、自動的に前処理を行う
ことができる金属分析試料の前処理装置を提供すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の目的を
実現するために、不定形な金属の試料を前処理して分析
装置に供給する金属分析試料の前処理装置において、真
空若しくは不活性ガス雰囲気下で前記不定形な金属の試
料を加熱溶融して一定形状の試料に凝固する手段と、前
記一定形状の試料を切削研磨して平滑な分析面を提供す
る手段を含むことを特徴とする金属分析試料の前処理装
置を提供するものである。
【0007】即ち、金属試料を高純度ルツボ中で溶解し
て凝固させ、試料の形状,大きさを常に一定となるよう
に加工して前処理し、試料調整を自動化するものであ
る。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の金属分析試料の前
処理装置を、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0009】図1は、本発明の実施の形態に係る金属分
析試料の前処理装置を示す図であり、ここでは、粒状銅
片を発光分光用分析試料とした例が示されている。この
金属分析試料の前処理装置は、粒状銅試料Aを高純度カ
ーボンルツボ4で溶解,凝固して試料7を作成する密閉
容器3と、密閉容器3から移送された試料7を固定して
移動搬送する固定用治具10と、固定用治具10に固定
された試料7を一定長さに切断する試料切断機13と、
試料切断機13により切断された試料7の切断面の異物
を除去して更に平滑に研磨するための試料切断面研磨機
14と、試料切断面研磨機14により研磨された試料7
を分光分析装置19に搬送する試料搬送機15とから構
成される。
【0010】以上の構成を有する金属分析試料の前処理
装置による分析試料の前処理を以下説明する。まず、試
料挿入口1から粒状銅試料Aを密閉容器3内に設置され
た高純度カーボンルツボ4に投入する。この際、試料挿
入口1は大気と接触しているため、試料口扉2,2’に
よって外気を置換しつつ粒状銅試料Aを高純度カーボン
ルツボ4に投入する。粒状銅試料Aの投入後、真空ポン
プ(図示せず)を真空ポンプ接続口16に接続して密閉
容器3内を真空状態にするとともに、試料の酸化を防止
するためにガス供給口17から不活性ガスを注入する。
【0011】次に、高純度カーボンルツボ4に巻き回さ
れた誘導加熱コイル5を加熱し、投入された粒状銅試料
Aを高純度カーボンルツボ4中で溶解させる。溶解した
粒状銅試料Aは、高純度カーボンルツボ4中で更に冷却
され凝固されて棒状の試料7を形成する。棒状に形成さ
れた試料7は、高純度カーボンルツボ4とともにルツボ
移動装置6により下方に移動され、搬送路18の上端に
到達すると同時に横転して出口側扉8に向かって搬送路
18を滑降する。搬送路18を滑降した試料7は、出口
側扉8に突き当たり、密閉容器3に外気が侵入しないよ
うに出口側扉8,8’を順次開閉されて取り出される。
出口側扉8から取り出された試料7は、試料出口9を経
て固定用治具10に供給され、試料固定用ネジ11によ
って固定用治具10に固定される。以後の試料7の移動
搬送はこの固定用治具10によって行われる。
【0012】試料7を固定した固定用治具10は治具固
定機12によって固定され、試料切断機13に移動す
る。試料切断機13は鋸盤13aを有し、この鋸盤13
aの回転により固定用治具10に固定された試料7を一
定長さに切断して長さを揃える。長さが揃った試料7
は、試料切断面研磨機14に移動する。試料切断面研磨
機14は研磨部材14aを有し、この研磨部材14aに
よって切断面の異物が除去され、平滑に研磨されて分析
面7aが形成される。最後に、分析面7aが形成された
試料7を固定した固定用治具10が試料搬送機15に固
定され、分光分析装置19へと搬送されて分析が開始さ
れる。
【0013】なお、本実施の形態では、溶解し凝固した
試料を一定の大きさにするために鋸盤により切断してい
るが、この試料を成型用金型にプレスすることも可能で
ある。また、固定用治具に試料を固定するためにネジを
使用しているが、これもプレスに変えて良い。凝固した
試料の形状が精密であれば固定用治具は不要であり、試
料を直接搬送し次工程に送ることができる。
【0014】
【発明の効果】以上説明した通り、本発明の金属分析試
料の前処理装置によれば、不定形の分析試料を溶解・凝
固して定形の試料としたため、低コストで、容易に、か
つ、自動的に前処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属分析試料の前処理装置の実施の形
態を示す図である。
【符号の説明】
1 試料用挿入口 2 試料口扉 3 密閉容器 4 高純度カーボンルツボ 5 誘導加熱コイル 6 ルツボ移動装置 7 試料 7a 分析面 8 試料出口扉 9 試料出口 10 試料固定用治具 11 試料固定用ネジ 12 治具固定機 13 試料切断機 13a 鋸盤 14 試料切断面研磨機 14a 研磨部材 15 試料搬送機 16 真空ポンプ接続口 17 ガス供給口 18 搬送路 19 分光分析装置 A 粒状試料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】不定形な金属の試料を前処理して分析装置
    に供給する金属分析試料の前処理装置において、 真空若しくは不活性ガス雰囲気下で前記不定形な金属の
    試料を加熱溶融して一定形状の試料に凝固する手段と、 前記一定形状の試料を切削研磨して平滑な分析面を提供
    する手段を含むことを特徴とする金属分析試料の前処理
    装置。
JP7301166A 1995-11-20 1995-11-20 金属分析試料の前処理装置 Pending JPH09145566A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7301166A JPH09145566A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 金属分析試料の前処理装置

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JP7301166A JPH09145566A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 金属分析試料の前処理装置

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Publication Number Publication Date
JPH09145566A true JPH09145566A (ja) 1997-06-06

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ID=17893592

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JP7301166A Pending JPH09145566A (ja) 1995-11-20 1995-11-20 金属分析試料の前処理装置

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JP (1) JPH09145566A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266988A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nippon Mining & Metals Co Ltd グロー放電質量分析法の試料調整法
KR20160053411A (ko) * 2014-11-04 2016-05-13 한국생산기술연구원 용탕의 가스함유량 측정을 위한 감압장치

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006266988A (ja) * 2005-03-25 2006-10-05 Nippon Mining & Metals Co Ltd グロー放電質量分析法の試料調整法
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