JPH09144963A - 管継手 - Google Patents

管継手

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JPH09144963A
JPH09144963A JP30098395A JP30098395A JPH09144963A JP H09144963 A JPH09144963 A JP H09144963A JP 30098395 A JP30098395 A JP 30098395A JP 30098395 A JP30098395 A JP 30098395A JP H09144963 A JPH09144963 A JP H09144963A
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Masashi Tabuchi
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 管継手自体の製造コストの低廉化と施工現場
での組付け・分解作業能率の向上とを図る。 【解決手段】 継ぎ手本体2に挿入された接続管1に、
環状部材3を外嵌し、該環状部材3の内周面と接続管1
の外周面との間に、接続管1の外周面に喰い込む位置に
まで縮径可能な抜止リング4を配設するとともに、抜止
リング4と環状部材3との相対向する部位に、継ぎ手本
体2と接続管1とに引き抜き方向の外力が作用したと
き、環状部材3の内周面側との接当によって抜止リング
4を縮径させる縮径手段5を設ける。環状部材3の被連
結部3Aと継ぎ手本体2の連結部2Aとの間に、これら
両者3A,2Aが特定位相にあるときのみ管軸芯方向か
ら係脱自在で、かつ、その係合状態での管軸芯周りでの
相対回動に連れて、抜止リング4を縮径させる方向に環
状部材3の被連結部3Aと継ぎ手本体2の連結部2Aと
を管軸芯方向で引き寄せ作動させる連結手段7を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、継ぎ手本体に挿入
された接続管に、前記継ぎ手本体の連結部に対して脱着
自在に連結される被連結部を備えた環状部材を外嵌し、
該環状部材の内周面と接続管の外周面との間に、前記接
続管の外周面に喰い込む位置にまで縮径可能な抜止リン
グを配設するとともに、前記抜止リングと環状部材との
相対向する部位に、継ぎ手本体と接続管とに引き抜き方
向の外力が作用したとき、前記環状部材の内周面側との
接当によって抜止リングを縮径させる縮径手段を設けて
ある管継手に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の管継手では、図9及び図10に示
すように、前記環状部材50を、接続管51の外径より
も大なる内径を備え、かつ、円周方向の一箇所に形成さ
れた切断でのクリアランスの範囲内で縮径変形可能な
C型の押輪から構成し、この押輪50の内周面には、縮
径変形可能なC形の抜止リング52を収納保持する周溝
50aを形成するとともに、前記押輪50の円周方向両
端部から直径方向外方側に延出形成された連結片50
A,50Bに亘って、押輪50を介して抜止リング52
を縮径させるためのボルト53・ナット54を設け、更
に、前記継ぎ手本体55の外周面の円周方向複数箇所に
突出形成した連結部55Aと、押輪50の外周面の円周
方向複数箇所に突出形成した被連結部50Cとのうち、
管軸芯方向で相対向するもの55A,50C同士の各々
をT字形ボルト56とナット57にて固定連結してい
た。また、前記押輪50の周溝50aの周面を、前記継
ぎ手本体55から遠ざかるほど小径となるテーパー面に
形成して、継ぎ手本体55と接続管51とに引き抜き方
向の外力が作用したとき、前記押輪50の周溝50aの
テーパー面との接当によって抜止リング52を縮径させ
る縮径手段を構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】この種の管継手は、不
等沈下等によって継ぎ手本体55と接続管51とに引き
抜き方向の外力が作用したとき、押輪50の内周面と接
続管51の外周面との間に配設された抜止リング52
が、押輪50の周溝50aのテーパー面との接当によっ
て縮径されるため、該抜止リング52が接続管51の外
周面に一層強く喰い込むことになり、継ぎ手本体55に
対する接続管51の固定強度を高めることができる利点
を有する。しかしながら、従来の管継手では、押輪50
の連結片50A,50Bに亘って設けたボルト53・ナ
ット54を締付け操作して、押輪50を介して抜止リン
グ52を縮径させる作業工程と、継ぎ手本体55の複数
の連結部55Aと押輪50の複数の被連結部50Cとに
亘ってそれぞれ設けられたT字形ボルト56とナット5
7とを締付け操作して、継ぎ手本体55と押輪50とを
連結する作業工程とが必要であり、しかも、部品点数も
多いため、管継手の製造コストの高騰化を招来するばか
りでなく、施工現場での組付け作業又は分解作業に多大
の労力と時間を要する問題があった。
【0004】本発明は、上述の実情に鑑みて為されたも
のであって、その目的は、管継手自体の製造コストの低
廉化と施工現場での組付け・分解作業能率の向上とを図
る点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による請求項1の
特徴構成は、継ぎ手本体に挿入された接続管に、前記継
ぎ手本体の連結部に対して脱着自在に連結される被連結
部を備えた環状部材を外嵌し、該環状部材の内周面と接
続管の外周面との間に、前記接続管の外周面に喰い込む
位置にまで縮径可能な抜止リングを配設するとともに、
前記抜止リングと環状部材との相対向する部位に、継ぎ
手本体と接続管とに引き抜き方向の外力が作用したと
き、前記環状部材の内周面側との接当によって抜止リン
グを縮径させる縮径手段を設けてある管継手において、
前記環状部材の被連結部と継ぎ手本体の連結部との間
に、これら両者が特定位相にあるときのみ管軸芯方向か
ら係脱自在で、かつ、その係合状態での管軸芯周りでの
相対回動に連れて、前記抜止リングを縮径させる方向に
環状部材の被連結部と継ぎ手本体の連結部とを管軸芯方
向で引き寄せ作動させる連結手段を設けた点にある。上
記特徴構成によれば、環状部材の被連結部と継ぎ手本体
の連結部との間に設けた連結手段により、環状部材の被
連結部と継ぎ手本体の連結部とを特定位相に調節するだ
けで、これら両者を管軸芯方向から自由に係合させた
り、或いは、離脱させたりすることができ、しかも、環
状部材の被連結部と継ぎ手本体の連結部とを係合状態で
管軸芯周りに相対回動させると、環状部材の被連結部と
継ぎ手本体の連結部とが管軸芯方向で引き寄せ作動され
ると同時に、その管軸芯方向での引き寄せに連れて、環
状部材の内周面と接続管の外周面との間に配設した抜止
リングが縮径され、該抜止リングが接続管の外周面に喰
い込むことになる。従って、継ぎ手本体の連結部に対す
る環状部材の被連結部を管軸芯方向から係合させ、か
つ、その係合状態で相対回動操作するだけで、継ぎ手本
体の連結部と環状部材の被連結部との連結作業及び抜止
リングの縮径作業とを同時に行うことができるから、従
来構造に比して部品点数の削減を図ることができるとと
もに、組付け及び分解手数も少なくなり、製造コストの
低廉化と施工現場での作業能率の向上とを達成すること
ができる。
【0006】本発明による請求項2の特徴構成は、前記
連結手段を構成するに、前記継ぎ手本体の連結部に、周
方向の複数箇所から管径方向外方に向かって突出する係
合突起を形成し、前記環状部材の被連結部には、前記係
合突起と係合する環状の係合溝と、前記環状部材と継ぎ
手本体とが特定位相にあるときのみ、前記係合溝に対す
る係合突起の管軸芯方向からの係脱を許容する開口とを
形成するとともに、前記被連結部の係合溝に臨む内面と
前記係合溝に係入した係合突起との少なくとも一方に
は、前記開口から係合溝に係入した係合突起に接当した
状態での管軸芯周りでの相対回動に連れて、抜止リング
を縮径させる方向に環状部材の被連結部と継ぎ手本体の
連結部とを管軸芯方向で引き寄せるカム面を形成した点
にある。上記特徴構成によれば、継ぎ手本体の連結部に
突出形成した周方向で複数の係合突起を用いて、継ぎ手
本体の連結部と環状部材の被連結部とを強固に連結しな
がらも、連結操作としては、継ぎ手本体に対する環状部
材の回動操作といったワンタッチ的な操作で迅速に行う
ことができ、しかも、継ぎ手本体に比して管軸芯方向で
の全長が短い環状部材側に係合溝及び開口を形成し、環
状部材に比して管軸芯方向での全長が長い継ぎ手本体側
に複数の係合突起を形成するが故に、例えば、継ぎ手本
体及び環状部材の各々を鋳造にて製作する場合でも、環
状部材を製作する小さな鋳型に、前記係合溝を現出する
ための中子構造を組み込むだけで済み、製造コストの低
廉化を図り易い。
【0007】本発明による請求項3の特徴構成は、前記
連結手段を構成するに、前記環状部材の被連結部に、周
方向の複数箇所から管径方向外方に向かって突出する係
合突起を形成し、前記継ぎ手本体の連結部には、前記係
合突起と係合する環状の係合溝と、前記環状部材と継ぎ
手本体とが特定位相にあるときのみ、前記係合溝に対す
る係合突起の管軸芯方向からの係脱を許容する開口とを
形成するとともに、前記連結部の係合溝に臨む内面と前
記係合溝に係入した係合突起との少なくとも一方には、
前記開口から係合溝に係入した係合突起に接当した状態
での管軸芯周りでの相対回動に連れて、抜止リングを縮
径させる方向に環状部材の被連結部と継ぎ手本体の連結
部とを管軸芯方向で引き寄せるカム面を形成した点にあ
る。上記特徴構成によれば、環状部材の被連結部に突出
形成した周方向で複数の係合突起を用いて、継ぎ手本体
の連結部と環状部材の被連結部とを強固に連結しながら
も、連結操作としては、継ぎ手本体に対する環状部材の
回動操作といったワンタッチ的な操作で迅速に行うこと
ができる。しかも、環状部材側に係合溝を形成しない分
だけ該環状部材の管軸芯方向での幅の減少による軽量化
を図ることが可能であるから、継ぎ手本体に対する環状
部材の回動操作を少ない労力で行い易い。
【0008】本発明による請求項4の特徴構成は、前記
係合溝に臨む内面に、係合溝内の最大引き寄せ位置にあ
る係合突起が特定位相である係脱許容位置へ回動しよう
とするときに抵抗を付与する抵抗付与手段が設けられて
いる点にある。上記特徴構成によれば、係合溝に臨む内
面に設けた抵抗付与手段によって、係合溝内の最大引き
寄せ位置にある係合突起が振動等によって係脱位置へ戻
り回動することを抑制することができるから、継ぎ手本
体と環状部材との連結状態を良好に維持することができ
る。
【0009】本発明による請求項5の特徴構成は、前記
環状部材の外周面に、回転操作用の把持部が形成されて
いる点にある。上記特徴構成によれば、継ぎ手本体に対
する環状部材の回動操作を特別な工具を用いることなく
容易に行うことができる。
【0010】
【発明の実施の形態】
〔第1実施形態〕図1〜図4は、水道管やガス管等の二
本の接続管(流体輸送管)1同士を連通接続する場合に
用いられる管継手を示し、これは、管状の継ぎ手本体2
に挿入された接続管1に、前記継ぎ手本体2の連結部2
Aに対して脱着自在に連結される被連結部3Aを備えた
環状部材3を外嵌し、該環状部材3の内周面と接続管1
の外周面及び継ぎ手本体2の管軸芯方向の端面2aとの
間に、前記接続管1の外周面に喰い込む位置にまで縮径
可能な抜止リング4を配設するとともに、前記抜止リン
グ4と環状部材3との直径方向で相対向する部位に、継
ぎ手本体2と接続管1とに引き抜き方向の外力が作用し
たとき、前記環状部材3の内周面側との接当によってC
形状の抜止リング4を縮径させる縮径手段5を設け、更
に、前記継ぎ手本体2の内周面の端部近くに形成した環
状溝2bの各々には、継ぎ手本体2の内周面と接続管1
の外周面との間を密封するべく、該接続管1の外周面に
圧接される環状の弾性シール材6が装着されている。
【0011】前記縮径手段5は、前記抜止リング4の外
周面4aを、継ぎ手本体2の端面2a側ほど外径が大と
なるテーパー面に形成するとともに、この抜止リング4
の外周面4aに接当する環状部材3の内周面3aも、継
ぎ手本体2の端面2a側ほど内径が大となるテーパー面
に形成することにより構成されていて、不等沈下等によ
って継ぎ手本体2と接続管1との接続部分に引き抜き方
向の外力が作用したとき、前記接続管1の外周面に喰い
込み状態にある抜止リング4のテーパー状の外周面4a
が環状部材3のテーパー状の内周面3aとの接当によっ
て縮径されるため、該抜止リング4の内周面に形成され
た鋸歯状の突起4bが接続管1の外周面に一層強く喰い
込むことになり、継ぎ手本体2に対する接続管1の固定
強度が高くなる。
【0012】前記環状部材3の被連結部3Aと継ぎ手本
体2の連結部2Aとの間に、これら両者3A、2Aが特
定位相にあるときのみ管軸芯方向から係脱自在で、か
つ、その係合状態での管軸芯周りでの相対回動に連れ
て、前記抜止リング4を縮径させる方向に環状部材3の
被連結部3Aと継ぎ手本体2の連結部2Aとを管軸芯方
向で引き寄せ作動させる連結手段7を設けてある。前記
連結手段7を構成するに、前記継ぎ手本体2の連結部2
Aに、円周方向に120度宛変位した三箇所(複数箇
所)から管径方向外方に向かって突出する係合突起7A
を一体形成し、前記環状部材3の被連結部3Aには、前
記係合突起7Aと係合する環状の係合溝7Bと、前記環
状部材3と継ぎ手本体2とが特定位相にあるときのみ、
前記係合溝7Bに対する係合突起7Aの管軸芯方向から
の係脱を許容する開口7Cとを形成するとともに、前記
被連結部3Aの係合溝7Bに臨む内面には、前記開口7
Cから係合溝7Bに係入した係合突起7Aに接当した状
態での管軸芯周りでの相対回動に連れて、前記抜止リン
グ4を縮径させる方向に環状部材3の被連結部3Aと継
ぎ手本体2の連結部2Aとを管軸芯方向で引き寄せるカ
ム面7Dを形成してある。前記カム面7Dの最大引き寄
せ位置に相当するカム面部分7dは、該カム面7Dに接
当する係合突起7Aの一側面と平行、つまり、管軸芯に
対して直交する仮想平面に沿う又はほぼ沿う偏平面に形
成されていて、最大引き寄せ位置に回動操作された係合
突起7Aと偏平状のカム面部分7dとが面接当するよう
に構成されている。従って、前記係合溝7B内に係入し
た係合突起7Aが、前記開口7Cの形成位置である係脱
許容位置から偏平状のカム面部分7dに対応する最大引
き寄せ位置に回動したときの管軸芯方向での変位量が、
前記カム面7Dによる継ぎ手本体2と環状部材3との引
き寄せ代Lとなり、かつ、その最大引き寄せ位置での係
合突起7Aと偏平状のカム面部分7dとの面接当によっ
て、係合突起7Aが最大引き寄せ位置で安定保持される
ように構成されている。
【0013】また、前記環状部材3の外周面で、かつ、
円周方向に180度宛変位した二箇所の各々には、管径
方向外方に向かって突出する回転操作用の把持部8が一
体形成されているとともに、前記継ぎ手本体2の環状溝
2bには、前記弾性シール材6の外周面に形成した周溝
に嵌合する環状の抜け止め突起2cが一体形成されてい
る。尚、図1において、管軸芯方向の一端側は、係合突
起7Aが開口7Cを通して係合溝7B内の係脱許容位置
に係入した状態を示し、また、管軸芯方向の他端側は、
係合突起7Aが係合溝7B内の最大引き寄せ位置にまで
回動された状態を示している。
【0014】〔第2実施形態〕前記の第1実施形態で
は、前記環状部材3の被連結部3Aと継ぎ手本体2の連
結部2Aとの間に設けられる連結手段7を構成するにあ
たって、前記被連結部3Aの係合溝7Bに臨む内面に、
前記開口7Cから係合溝7Bに係入した継ぎ手本体2側
の係合突起7Aに接当した状態での管軸芯周りでの相対
回動に連れて、前記抜止リング4を縮径させる方向に環
状部材3の被連結部3Aと継ぎ手本体2の連結部2Aと
を管軸芯方向で引き寄せるカム面7Dを形成したが、こ
のカム面7Dを、図5に示すように、継ぎ手本体2側の
係合突起7Aに形成してもよい。即ち、前記継ぎ手本体
2の連結部2Aに、円周方向に120度宛変位した三箇
所に形成された切欠き部7Eによって円周方向で断続す
る三つの係合突起7Aを形成し、前記環状部材3の被連
結部3Aには、前記係合突起7Aと係合する環状の係合
溝7Bと、前記環状部材3と継ぎ手本体2とが特定位相
にあるときのみ、前記係合溝7Bに対する係合突起7A
の管軸芯方向からの係脱を許容する開口7C、換言すれ
ば、前記環状部材3と継ぎ手本体2とが特定位相にある
ときのみ、前記切欠き部7Eに対して管軸芯方向から係
脱自在な突起部7Fとを形成するとともに、前記継ぎ手
本体2側の係合突起7Aには、切欠き部7Eから係入し
た突起部7Fに接当した状態での管軸芯周りでの相対回
動に連れて、前記抜止リング4を縮径させる方向に環状
部材3の被連結部3Aと継ぎ手本体2の連結部2Aとを
管軸芯方向で引き寄せるカム面7Dを形成してある。
【0015】〔第3実施形態〕図6は、前記環状部材3
の被連結部3Aと継ぎ手本体2の連結部2Aとの間に設
けられる連結手段7の別実施形態を示し、これは、前記
環状部材3の被連結部3Aに、円周方向の複数箇所(当
該実施形態においては、円周方向に120度宛変位した
三箇所)から管径方向外方に向かって突出する係合突起
7Aを形成し、前記継ぎ手本体2の連結部2Aには、前
記係合突起7Aと係合する環状の係合溝7Bと、前記環
状部材3と継ぎ手本体2とが特定位相にあるときのみ、
前記係合溝7Bに対する係合突起7Aの管軸芯方向から
の係脱を許容する開口7Cとを形成するとともに、前記
連結部2Aの係合溝7Bに臨む内面には、前記開口7C
から係合溝7Bに係入した係合突起7Aに接当した状態
での管軸芯周りでの相対回動に連れて、前記抜止リング
4を縮径させる方向に環状部材3の被連結部3Aと継ぎ
手本体2の連結部2Aとを管軸芯方向で引き寄せるカム
面7Dを形成してある。尚、該第3実施形態では、前記
連結部2Aの係合溝7Bに臨む内面にカム面7Dを形成
したが、このカム面7Dを、前記係合溝7Bに係入する
係合突起7Aに形成してもよく、また、連結部2Aの係
合溝7Bに臨む内面と係合溝7Bに係入した係合突起7
Aとの管軸芯方向で相対向する両面の各々に前記カム面
7Dを形成してもよい。
【0016】〔第4実施形態〕図7、図8は、前記第1
実施形態で説明した管継手において、前記環状部材3側
の係合溝7Bに臨む内面で、かつ、前記開口7Cの形成
位置である係脱位置から最大引き寄せ位置にまでの範囲
に亘って、前記開口7Cから係合溝7B内に係入された
係合突起7Aとの接当に伴って管軸芯方向で圧縮される
合成ゴム等の弾性体9を固着して、該弾性体9をもっ
て、前記係合溝7B内の最大引き寄せ位置にある係合突
起7Aが特定位相である係脱許容位置へ回動しようとす
るときに回動抵抗を付与する抵抗付与手段を構成してあ
る。
【0017】〔その他の実施形態〕 前記第1実施形態では、前記被連結部3Aの係合溝
7Bに臨む内面にカム面7Dを形成し、また、前記第2
実施形態では、継ぎ手本体2側の係合突起7Aにカム面
7Dを形成したが、前記係合溝7Bに臨む内面と係合溝
7Bに係入した係合突起7Aとの管軸芯方向で相対向す
る両面の各々にカム面7Dを形成してもよい。 前記第1実施形態では、前記抵抗付与手段9を、環
状部材3側の係合溝7Bに臨む内面で、かつ、前記開口
7Cの形成位置である係脱許容位置から最大引き寄せ位
置にまでの範囲に亘って固着した弾性体から構成した
が、前記係合溝7Bに沿って係合突起7Aが最大引き寄
せ位置へ回動するときには、該係合突起7Aの管軸芯方
向での移動によって乗り越え移動可能で、かつ、最大引
き寄せ位置にある係合突起7Aが係脱許容位置に回動し
ようとするときに回動抵抗を付与可能な突起を一体形成
して実施してもよい。 上述の第1〜第4実施形態の各々は、水道管やガス
管等の二本の接続管1同士を連通接続する管継手の場合
について説明したが、このような構成の管継手に限定さ
れるものではなく、例えば、前記継ぎ手本体2として、
その管軸芯方向の一端に連結用フランジを備えたもの、
或いは、全体がT字状やYの字状の管体に構成(主とし
て、輸送流体の合流箇所又は分岐箇所に用いられる)さ
れたものを用いて実施してもよい。
【0018】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態を示す管継手の縦断面図
【図2】要部の分解断面図
【図3】図2のIII−III線矢視図
【図4】図2のIV−IV線矢視図
【図5】第2実施形態を示す管継手の要部の分解断面図
【図6】第3実施形態を示す管継手の要部の分解断面図
【図7】第4実施形態を示す管継手の要部の縦断面図
【図8】要部の分解断面図
【図9】従来の管継手を示す半縦断面図
【図10】図9のX−X線断面図
【符号の説明】 1 接続管 2 継ぎ手本体 2A 連結部 3 環状部材 3A 被連結部 4 抜止リング 5 縮径手段 7 連結手段 7A 係合突起 7B 係合溝 7C 開口 7D カム面 8 把持部 9 抵抗付与手段

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 継ぎ手本体(2)に挿入された接続管
    (1)に、前記継ぎ手本体(2)の連結部(2A)に対
    して脱着自在に連結される被連結部(3A)を備えた環
    状部材(3)を外嵌し、該環状部材(3)の内周面と接
    続管(1)の外周面との間に、前記接続管(1)の外周
    面に喰い込む位置にまで縮径可能な抜止リング(4)を
    配設するとともに、前記抜止リング(4)と環状部材
    (3)との相対向する部位に、継ぎ手本体(2)と接続
    管(1)とに引き抜き方向の外力が作用したとき、前記
    環状部材(3)の内周面側との接当によって抜止リング
    (4)を縮径させる縮径手段(5)を設けてある管継手
    であって、 前記環状部材(3)の被連結部(3A)と継ぎ手本体
    (2)の連結部(2A)との間に、これら両者(3A,
    2A)が特定位相にあるときのみ管軸芯方向から係脱自
    在で、かつ、その係合状態での管軸芯周りでの相対回動
    に連れて、前記抜止リング(4)を縮径させる方向に環
    状部材(3)の被連結部(3A)と継ぎ手本体(2)の
    連結部(2A)とを管軸芯方向で引き寄せ作動させる連
    結手段(7)を設けてある管継手。
  2. 【請求項2】 前記連結手段(7)を構成するに、前記
    継ぎ手本体(2)の連結部(2A)に、周方向の複数箇
    所から管径方向外方に向かって突出する係合突起(7
    A)を形成し、前記環状部材(3)の被連結部(3A)
    には、前記係合突起(7A)と係合する環状の係合溝
    (7B)と、前記環状部材(3)と継ぎ手本体(2)と
    が特定位相にあるときのみ、前記係合溝(7B)に対す
    る係合突起(7A)の管軸芯方向からの係脱を許容する
    開口(7C)とを形成するとともに、前記被連結部(3
    A)の係合溝(7B)に臨む内面と前記係合溝(7B)
    に係入した係合突起(7A)との少なくとも一方には、
    前記開口(7C)から係合溝(7B)に係入した係合突
    起(7A)に接当した状態での管軸芯周りでの相対回動
    に連れて、前記抜止リング(4)を縮径させる方向に環
    状部材(3)の被連結部(3A)と継ぎ手本体(2)の
    連結部(2A)とを管軸芯方向で引き寄せるカム面(7
    D)を形成してある請求項1記載の管継手。
  3. 【請求項3】 前記連結手段(7)を構成するに、前記
    環状部材(3)の被連結部(3A)に、周方向の複数箇
    所から管径方向外方に向かって突出する係合突起(7
    A)を形成し、前記継ぎ手本体(2)の連結部(2A)
    には、前記係合突起(7A)と係合する環状の係合溝
    (7B)と、前記環状部材(3)と継ぎ手本体(2)と
    が特定位相にあるときのみ、前記係合溝(7B)に対す
    る係合突起(7A)の管軸芯方向からの係脱を許容する
    開口(7C)とを形成するとともに、前記連結部(2
    A)の係合溝(7B)に臨む内面と前記係合溝(7B)
    に係入した係合突起(7A)との少なくとも一方には、
    前記開口(7C)から係合溝(7B)に係入した係合突
    起(7A)に接当した状態での管軸芯周りでの相対回動
    に連れて、前記抜止リング(4)を縮径させる方向に環
    状部材(3)の被連結部(3A)と継ぎ手本体(2)の
    連結部(2A)とを管軸芯方向で引き寄せるカム面(7
    D)を形成してある請求項1記載の管継手。
  4. 【請求項4】 前記係合溝(7B)に臨む内面に、係合
    溝(7B)内の最大引き寄せ位置にある係合突起(7
    A)が特定位相である係脱許容位置へ回動しようとする
    ときに操作抵抗を付与する抵抗付与手段(9)が設けら
    れている請求項2又は3記載の管継手。
  5. 【請求項5】 前記環状部材(3)の外周面には、回転
    操作用の把持部(8)が形成されている請求項1〜4の
    いずれか1項に記載の管継手。
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JP2010270847A (ja) * 2009-05-22 2010-12-02 Cosmo Koki Co Ltd 移動防止手段

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