JPH09144850A - 座付きリングギヤおよびその製造方法 - Google Patents

座付きリングギヤおよびその製造方法

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Publication number
JPH09144850A
JPH09144850A JP30015795A JP30015795A JPH09144850A JP H09144850 A JPH09144850 A JP H09144850A JP 30015795 A JP30015795 A JP 30015795A JP 30015795 A JP30015795 A JP 30015795A JP H09144850 A JPH09144850 A JP H09144850A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tooth
seat
ring gear
pinion
teeth
Prior art date
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Pending
Application number
JP30015795A
Other languages
English (en)
Inventor
Seiichi Hagiwara
誠一 萩原
Kiyoshi Fukushima
清 福島
Kimihisa Kato
公久 加藤
Hiroki Nakamura
宏樹 中村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
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Publication date
Application filed by Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd filed Critical Jidosha Buhin Kogyo Co Ltd
Priority to JP30015795A priority Critical patent/JPH09144850A/ja
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Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スタータのピニオンと噛合するリングギヤ
またはその他一般的に使用されるリングギヤに適用でき
る構造を有する座付きリングギヤおよびその製造方法に
関し、リングギヤの歯部の一側面に適当な座を形成させ
てトリミング加工を省略させるとともにコストダウンさ
せることを目的とする。 【解決手段】 リングギヤにおいて、歯部のピニオン飛
込み側の反対側に位置する端面に座を設けるように構成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はスタータのピニオン
と噛合するリングギヤまたはその他一般的に使用される
リングギヤに適用できる構造を有する座付きリングギヤ
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、リングギヤを製造するには、あら
かじめ環状に形成された素材を全面切削加工し、外周に
歯切り加工を行い、さらに歯形の一部に面取り部を形成
する加工を行うというような成形加工手順によって製造
されるか、あるいは冷間または熱間で素材に中心孔を打
ち抜いて内周を成形し、その中心孔を基準として外周部
に歯形部を打ち抜き、打ち抜き時に形成された余肉をト
リミング加工によって除去する成形加工手順によって製
造する。
【0003】上記従来の技術においては、リングギヤの
製造において、切削加工では加工時間が長くなり、コス
ト高の原因となる。これに対して打ち抜き加工によって
歯形を成形する方法では、加工時間が短縮されるが、歯
形外周部に生じる余肉をトリミングしなければならない
ため、コストアップとなり、また抜き傷等が発生する不
具合もあるという問題点があった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
における前記問題点を解消するためのものであり、その
ための課題は、リングギヤの歯部の一側面に適当な座を
形成させてトリミング加工を省略させるとともにコスト
ダウンさせる座付きリングギヤおよびその製造方法を提
供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明における請求項1
に係る座付きリングギヤは、リングギヤにおいて、歯部
のピニオン飛込み側の反対側に位置する端面に座を設け
たことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に係る座付きリングギヤは、前記
座は歯部外周を超える外径を有するフランジを形成する
ことを特徴とする。
【0007】請求項3に係る座付きリングギヤの製造方
法は、リングギヤの歯形成形時に、上型のストローク管
理によって、歯形成形と同時にピニオン飛込み側の反対
側の端面に適度な厚みの座を成形することを特徴とす
る。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明における以下の実施の形態
ではプレス加工する場合について説明する。但し、この
実施の形態は特に指定のない限り本発明を制限するもの
ではない。
【0009】〔構成〕図1は座付きリングギヤを示す部
分斜視説明図であり、図2は図1のA−A線で示す位置
の断面によって側面形状を示す。図示のように、リング
状素材の外周に所定寸法の歯1,…,1を形成し、この
歯形成部のピニオン飛び込み側と反対側に位置する側面
にはリングギヤ全周にわたり座2を形成させ、座2の外
形を歯の外周よりも大きな外径にして、歯形成形部より
も外方に張り出させたフランジを形成し、座の厚みを歯
形成形用上型のストロークを調節することにより適当な
厚みに形成して、座付きリングギヤ3を形成する。
【0010】この座付きリングギヤ3の製造方法は、リ
ング状素材の寸法精度を必要な精度に調整してから、歯
1を成形するとともに座2を所定厚みに形成させ、座2
の外径寸法を所定寸法範囲内になるように外周部のみ切
削して調整することにより座付きリングギヤ3を成形す
る。リング状素材の寸法精度を調整するには、リング状
素材を中心孔3aの基準孔径を有する金型に圧入して、
真円度および中心孔寸法を指定範囲内になるように調整
するプレス加工を行う。
【0011】歯1および座2を形成するには、歯形を打
ち抜くために使用する歯形を外周部に形成させた上型
と、底面に平面を形成させた下型とを備えた金型を使用
し、上型の下降量は座を形成するために必要な厚みを残
した寸法だけ下降するように設定して、上型の下降する
ストロークを管理してプレス加工する。歯1および座2
を成形した後、座2の外周寸法が所定寸法よりも大きく
形成された場合には、切削加工して外周寸法を規定範囲
内に入るように加工する。
【0012】〔作用効果〕このように構成した実施の形
態においては、成形された歯1と歯1との間に、ピニオ
ン飛び込み側の反対側の端面を塞ぐ壁となる座2が形成
されたことにより、歯1の曲げ強度を高めるとともに、
座2がピニオン飛込み時のストッパとなってピニオンと
の噛み合いを一定化させることができ、しかも、ばり取
り作業を省略することができる。このため金型および加
工工程を簡素化および少数化でき、製造コストを低減さ
せることができる。
【0013】〔別態様〕この実施例は、本発明をより良
く理解させるために具体的に説明したものであって、別
態様を制限するものではない。したがって、発明の主旨
を変更しない範囲で変更可能である。例えば、座2の成
形にはプレス加工の代わりに歯形が浮き彫りされるよう
な鍛造によって成形してもよい。
【0014】
【発明の効果】以上のように本発明における請求項1に
係る座付きリングギヤは、リングギヤにおいて、歯部の
ピニオン飛込み側の反対側に位置する端面に座を設けた
ことにより、ばり取り工程を省略することができて歯部
を損傷させる工程を削減することができ、歯部の強度を
強くすることができ、かつ製造コストを低減させること
ができる。
【0015】請求項2に係る座付きリングギヤは、前記
座は歯部の外周を超える外径を有するフランジを形成し
たことにより、リング強度を向上させることができ、歯
先をフランジにより保護して歯先の欠けを防止すること
ができる。
【0016】請求項3に係る座付きリングギヤの製造方
法は、リングギヤの歯形成形時に、上型のストロークを
管理して、歯形成形と同時にピニオン飛込み側の反対側
の端面に適度な厚みの座を成形したことによって、金型
を簡素化でき、トリミング工程を省略でき、仕上げ工程
を簡略化できて、製造コストを低減化させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による座付きリングギヤを示す部分側面
を示す斜視図である。
【図2】図1のA−A線に沿う断面図である。
【符号の説明】
1 歯 2 座 3 座付きリングギヤ 3a 中心孔
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 宏樹 神奈川県海老名市上郷2400番地 自動車部 品工業株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】リングギヤにおいて、ピニオン飛込み側の
    反対側の端面に座を設けたことを特徴とする座付きリン
    グギヤ。
  2. 【請求項2】前記座は歯形部外周を超える外径を有する
    フランジを形成することを特徴とする請求項1記載の座
    付きリングギヤ。
  3. 【請求項3】リングギヤの歯形成形時に、上型のストロ
    ーク管理によって、歯形成形と同時にピニオン飛込み側
    の反対側の端面に適度な厚みの座を成形することを特徴
    とする座付きリングギヤの製造方法。
JP30015795A 1995-11-17 1995-11-17 座付きリングギヤおよびその製造方法 Pending JPH09144850A (ja)

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JP30015795A JPH09144850A (ja) 1995-11-17 1995-11-17 座付きリングギヤおよびその製造方法

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006181601A (ja) * 2004-12-27 2006-07-13 Fuji Heavy Ind Ltd ベベルギヤの製造方法、ベベルギヤ、及びベベルギヤを用いたデファレンシャル装置
CN104279298A (zh) * 2014-09-19 2015-01-14 常州市武进金城齿轮有限公司 电动葫芦保护齿轮

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