JPH09144812A - ダンパーディスク組立体 - Google Patents

ダンパーディスク組立体

Info

Publication number
JPH09144812A
JPH09144812A JP7298733A JP29873395A JPH09144812A JP H09144812 A JPH09144812 A JP H09144812A JP 7298733 A JP7298733 A JP 7298733A JP 29873395 A JP29873395 A JP 29873395A JP H09144812 A JPH09144812 A JP H09144812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
annular member
disc member
annular
disk assembly
boss
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7298733A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideyuki Imanaka
秀幸 今中
Hiroshi Honjo
央 本庄
Ikuo Murata
維久男 村田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Exedy Corp
Original Assignee
Exedy Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Exedy Corp filed Critical Exedy Corp
Priority to JP7298733A priority Critical patent/JPH09144812A/ja
Priority to US08/691,637 priority patent/US5893446A/en
Priority to DE19632086A priority patent/DE19632086C2/de
Priority to KR1019960033394A priority patent/KR100217196B1/ko
Publication of JPH09144812A publication Critical patent/JPH09144812A/ja
Priority to US09/010,620 priority patent/US5890576A/en
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ハブとブッシュとの間の偏荷重を抑える。 【解決手段】 クラッチディスク組立体におけるブッシ
ュ22は、ボス2aに当接する第1環状部材35と、ク
ラッチプレート3の中心孔に相対回転不能に係止され第
1環状部材35の外周側に径方向に隙間をあけて配置さ
れている第2環状部材36と、第1環状部材35と第2
環状部材36との間に配置され、両部材が同心になるよ
うに両部材を付勢する板ばね37とを含んでいる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダンパーディスク
組立体、特に、捩じり振動を減衰するためのダンパーデ
ィスク組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】たとえば車輌のクラッチに用いられるク
ラッチディスク組立体は、1対の円板状入力プレート
と、外周にフランジを有する出力ハブと、両部材が相対
回転するとその間で円周方向に圧縮されるように配置さ
れた弾性部材とを備えている。さらに、入力プレートと
フランジとの間には複数の部材からなるヒステリシスト
ルク発生機構が設けられている。
【0003】さらに、従来のフランジをハブから分離し
て分離フランジとし、分離フランジとハブとを低剛性の
弾性部材で連結した分離ハブ型クラッチディスク組立体
も提供されている。そこでは、入力プレートとハブとの
相対捩じり角度が広くなり、さらに低剛性と高剛性の2
段階の捩じり特性が得られる。ヒステリシストルク発生
機構としては、たとえば一方の入力側プレートと分離フ
ランジ及びハブのフランジ部の間には、各フランジに当
接する摩擦部材と、各摩擦部材をそれぞれのフランジ部
に押圧する押圧部材が配置されている。一方、クラッチ
プレートの内周端にはブッシュが相対回転不能に固定さ
れている。このブッシュは、両フランジの側面に当接し
ている。また、ブッシュはボス外周面に当接しており、
これにより入力側プレートとハブとが径方向に位置決め
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の分離ハブ型
クラッチディスク組立体では、たとえば入力側プレート
がハブに対して偏心することがある。すると、ハブの外
周面とブッシュとの間に偏荷重が生じる。その結果、捩
じり角度の小さな範囲でのヒステリシストルクが高くな
り、微小捩じり振動を効果的に減衰できない。
【0005】本発明の目的は、ハブとブッシュとの間の
偏荷重を抑えることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のダンパ
ーディスク組立体は、ハブと回転円板部材と中間円板部
材と第1弾性部材と第2弾性部材とブッシュとを備えて
いる。ハブは、ボスと、ボスから径方向外方に延びるフ
ランジとを有している。回転円板部材はボスが回転自在
に挿入された中心孔を有する。中間円板部材は回転円板
部材に軸方向に対向して配置されている。第1弾性部材
は中間円板部材とフランジを円周方向に連結する。第2
弾性部材は回転円板部材と中間円板部材を円周方向に連
結し、第1弾性部材より剛性が高い。ブッシュは、第1
環状部材と第2環状部材と付勢部材とを含んでいる。第
1環状部材はボスとフランジに当接する。第2環状部材
は中心孔に相対回転不能に係止され、第1環状部材の外
周側に径方向に隙間をあけて配置されている。付勢部材
は、第1環状部材と第2環状部材との間に配置され、同
心になるように両部材を付勢する付勢部材とを含んでい
る。
【0007】このダンパーディスク組立体では、ハブが
回転円板部材に対して偏心しても、ブッシュの付勢部材
が第1環状部材を付勢することで、ハブが回転円板部材
の中心に配置される。この結果、ブッシュの第1環状部
材とボスとの間で偏荷重が生じにくくなり、捩じり角度
の小さな範囲でヒステリシストルクが高くならない。請
求項2に記載のダンパーディスク組立体では、付勢部材
は板ばねからなる。
【0008】請求項3に記載のダンパーディスク組立体
では、付勢部材は円周方向に並んで配置された複数の部
材からなる。請求項4に記載のダンパーディスク組立体
では、第2環状部材は円周方向に並んで径方向内側に突
出する複数の突出部を有しており、付勢部材は円周方向
両端が突出部に円周方向移動不能に支持され、円周方向
中間部が第1環状部材を中心に向かって付勢している。
【0009】請求項5に記載のダンパーディスク組立体
では、ヒステリシストルク発生機構をさらに備えてい
る。ヒステリシストルク発生機構は第1フリクションワ
ッシャとドライブワッシャと第2フリクションワッシャ
と付勢部材とを含んでいる。第1フリクションワッシャ
は中間円板部材に当接するとともに第2環状部材に相対
回転不能に係止されている。ドライブワッシャは第1フ
リクショワッシャに当接するとともに中間円板部材に相
対回転不能に係止されている。第2フリクションワッシ
ャはドライブワッシャと回転円板部材との間に配置され
ている。付勢部材は中間円板部材と回転円板部材を互い
に接近する方向に付勢するためのものである。
【0010】このダンパーディスク組立体では、複数の
摩擦面を有しているため、捩じり角度の大きな範囲で高
いヒステリシストルクが得られる。請求項6に記載のダ
ンパーディスク組立体は、ハブと回転円板部材と中間円
板部材と第1弾性部材と第2弾性部材とヒステリシスト
ルク発生機構とブッシュとを備えている。ハブは、ボス
と、ボスから径方向外方に延びるフランジとを有してい
る。回転円板部材はボスが回転自在に挿入された中心孔
を有する。中間円板部材は回転円板部材に軸方向に対向
して配置されている。第1弾性部材は中間円板部材とフ
ランジを円周方向に連結する。第2弾性部材は回転円板
部材と中間円板部材を円周方向に連結し、第1弾性部材
より剛性が高い。ヒステリシストルク発生機構は、回転
円板部材と中間円板部材との間に配置され複数の摩擦面
を有する複数の部材からなる。ブッシュは、回転円板部
材の内周に固定されてボスに当接し、複数の部材の内周
部を軸方向に挟持する。
【0011】このダンパーディスク組立体では、複数の
摩擦面を有するヒステリシストルク発生機構により捩じ
り角度の大きな範囲で高ヒステリシストルクが得られ
る。しかも、ブッシュが複数の部材の両内周部を軸方向
に挟持しているため、回転円板部材とヒステリシストル
ク発生機構を構成する複数の部材とが一体となり、ダン
パーディスク組立体全体の組み立て効率が良くなる。
【0012】請求項7に記載のダンパーディスク組立体
では、ヒステリシストルク発生機構は、第1フリクショ
ンワッシャとドライブワッシャと第2フリクションワッ
シャと付勢部材とを含んでいる。第1フリクションワッ
シャは中間円板部材に当接するとともに回転円板部材と
一体回転する。ドライブワッシャは中間円板部材に相対
回転不能に係合するとともに第1フリクションワッシャ
に当接する。第2フリクションワッシャはドライブワッ
シャと回転円板部材との間に挟まれている。付勢部材は
回転円板部材と中間円板部材とを互いに接近する方向に
付勢するための部材である。ブッシュは、回転円板部材
と第1フリクションワッシャの両内周部を軸方向に挟持
する。
【0013】請求項8に記載のダンパーディスク組立体
では、ブッシュは第1フリクションワッシャに係合する
第1環状部材と、第1環状部材の外周側に配置され回転
円板部材に係合する第2環状部材とを有している。請求
項9に記載のダンパーディスク組立体では、第1環状部
材と第2環状部材は相対回転を制限するように係合する
係合部を有している。
【0014】請求項10に記載のダンパーディスク組立
体では、係合部は、第1及び第2環状部材の一方に形成
され他方に向かって開いた複数の凹部と、第1及び第2
環状部材の他方に形成され径方向に突出し凹部内に挿入
された複数の突出部とから構成されている。請求項11
に記載のダンパーディスク組立体では、第1環状部材
は、円板部と筒部と第1当接部とを有している。円板部
はフランジに当接し第1フリクションワッシャの中間円
板部材側に当接する。筒部は円板部の内周縁から延びボ
スの外周面に当接する。第1当接部は第2環状部材を円
板部との間に挟む。第2環状部材は、回転円板部材の内
周部に中間円板部材と反対側から当接する第2当接部を
有している。
【0015】請求項12に記載のダンパーディスク組立
体では、第1フリクションワッシャは内周部が第2環状
部材に相対回転不能に係合している。第1フリクション
ワッシャが第2環状部材に係合しているため、第1フリ
クションワッシャを回転円板部材に直接固定する必要が
なくなる。請求項13に記載のダンパーディスク組立体
では、第1環状部材は第2環状部材より摩擦係数が安定
している。そのため、捩じり角度の小さな範囲でのヒス
テリシストルクが安定する。
【0016】請求項14に記載のダンパーディスク組立
体では、第1環状部材は第2環状部材より摩擦係数が低
い。そのため、捩じり角度の小さな範囲で低ヒステリシ
ストルクが得られる。請求項15に記載のダンパーディ
スク組立体では、第2環状部材は第1環状部材より強度
が高い。そのため、第2環状部材と第1フリクションワ
ッシャとの係合が長く維持される。
【0017】以上に述べたように、ブッシュを第1環状
部材と第2環状部材とに分離したことにより、それぞれ
の目的に合わせて好適な材料を用いることができる。請
求項16に記載のダンパーディスクは、ハブと回転円板
部材と中間円板部材と第1弾性部材と第2弾性部材とヒ
ステリシストルク発生機構とブッシュとを備えている。
ハブは、ボスと、ボスから径方向外方に延びるフランジ
とを有する。回転円板部材は、ボスが回転自在に挿入さ
れた中心孔を有する。中間円板部材は、回転円板部材に
軸方向に対向して配置されている。第1弾性部材は、中
間円板部材とフランジを円周方向に連結する。第2弾性
部材は、回転円板部材と中間円板部材を円周方向に連結
し、第1弾性部材より剛性が高い。ヒステリシストルク
発生機構は、中間円板部材に当接する第1フリクション
ワッシャと、中間円板部材に相対回転不能に係合すると
ともに第1フリクションワッシャに当接するドライブワ
ッシャと、ドライブワッシャと回転円板部材との間に挟
まれた第2フリクションワッシャと、回転円板部材と中
間円板部材とを互いに接近する方向に付勢するための付
勢部材とを含む。ブッシュは、回転円板部材の内周に固
定されてボスに当接し、第1フリクションワッシャに相
対回転不能に係合する。
【0018】このダンパーディスク組立体では、捩じり
角度の大きな範囲では、ヒステリシストルク発生機構に
おいて、第1フリクションワッシャが中間円板部材とド
ライブワッシャとの両方に摩擦摺動し、第2フリクショ
ンワッシャがドライブワッシャと回転円板部材との間で
摩擦摺動する。このように従来より摩擦面を多くしたた
め、高ヒステリシストルクが得られる。また、この場合
は付勢部材による押し付け荷重を大きくする必要がない
ため、それによる不具合が生じにくい。
【0019】
【発明の実施の形態】第1実施形態 図1に示す本発明の第1実施形態としてのクラッチディ
スク組立体1は、図1の左側に配置されたエンジン(図
示せず)からのトルクを図1の右側に配置されたトラン
スミッション(図示せず)に伝達及び遮断するための装
置である。図1においては、O−Oがクラッチディスク
組立体1の回転軸線である。
【0020】このクラッチディスク組立体1は、主に、
出力側部材としてのハブ2と、入力側部材としてのクラ
ッチプレート3及びリテーニングプレート4と、中間部
材としてのサブプレート5と、サブプレート5とハブ2
との間に両者の相対回転を制限するように配置された第
1コイルスプリング6,ラバーフロート7,第2及び第
3コイルスプリング8及び第4コイルスプリング9と、
プレート3,4とハブ2との間で相対回転が生じるとき
に所定のヒステリシストルクを発生させる第1及び第2
ヒステリシストルク発生機構20,21とから構成され
ている。
【0021】ハブ2は、クラッチディスク組立体1の中
心に配置されており、トランスミッションのシャフト
(図示せず)に連結される。ハブ2は、軸方向に延びる
円筒状のボス2aとその外周に一体に形成されたフラン
ジ2bとからなる。図2に示すように、フランジ2bの
外周には径方向外方に延びる複数の外周歯2cが等間隔
で形成されている。フランジ2bにおいて径方向に対向
する2か所には、後述する第1コイルスプリング6の両
端を受けるための切欠き受け部2dが形成されている。
また、ボス2aの内周側には、トランスミッションのシ
ャフト(図示せず)にスプライン係合するスプライン孔
2eが形成されている。
【0022】ハブ2のフランジ2bの外周には、フラン
ジ2bとほぼ同一平面上に中間プレート5が配置されて
いる。中間プレート5は中心孔を有する円板状のプレー
トである。中間プレート5には、円周方向に延びる4つ
の第1窓孔5aが形成されている。さらに、各第1窓孔
5aのR1 側隣には円周方向及び径方向の長さが短い第
2窓孔5bが形成されている。中間プレート5の内周側
には、ハブ2の外周歯2cの間に延びる内周歯5cが形
成されている。各外周歯2cと内周歯5cとの間には円
周方向に所定の隙間が確保されており、これによりハブ
2と中間プレート5とが所定角度内で相対回転可能とな
っている。なお、自由状態では、ハブ2の外周歯2cは
中間プレート5の内周歯5c間でR2 側に配置されてい
る。中間プレート5の内周側において、ハブ2の切欠き
受け部2dに対応する2か所には、切欠き受け部5dが
形成されている。これらの切欠き受け部2d,5d内に
は第1コイルスプリング6が配置されている。第1コイ
ルスプリング6の両端にはシート部材が配置され、それ
が切欠き受け部2d,5dの円周方向両端に当接してい
る。さらに、第1コイルスプリング6内には、ラバーフ
ロート7が配置されている。図2に示す自由状態では、
ラバーフロート7は第1コイルスプリングのシート部材
と円周方向に隙間を確保している。
【0023】1対の第1窓孔5aと第2窓孔5bとの円
周方向間には、外周縁部分で外側に開いた切欠き5eが
形成されている。中間プレート5の両側方には、クラッ
チプレート3及びリテーニングプレート4が配置されて
いる。プレート3,4は、中心孔を有する概ね円板状の
1対の部材であり、ハブ2のボス2aの外周側に回転自
在に配置されている。クラッチプレート3及びリテーニ
ングプレーと4は外周部で当接ピン40により互いに固
定されている。この当接ピン40は、中間プレート5の
切欠き5e内を貫通している。当接ピン40と切欠き5
eの円周方向間には所定の隙間が確保されているため、
プレート3,4と中間プレート5とは所定角度範囲内で
相対回転可能である。
【0024】クラッチプレート3の外周には、摩擦連結
部10が配置されている。摩擦連結部10は、主に、複
数のクッショニングプレート12と、2枚の摩擦フェー
シング13とから構成されている。各クッショニングプ
レート12は複数のリベット14によりクラッチプレー
ト3に固定されている。クッショニングプレート12の
両面には摩擦フェーシング13が固定されている。な
お、摩擦フェーシング13の図1左側にはエンジン側の
フライホイール(図示せず)が配置されており、図示し
ないプレッシャプレートにより摩擦フェーシング13が
フライホイールに押圧されると、クラッチディスク組立
体1にエンジン側のトルクが入力される。
【0025】クラッチプレート3及びリテーニングプレ
ート4には、それぞれ第1窓孔5a,第2窓孔5bに対
応した位置に、第1支持部3a,4a及び第2支持部3
b,4bが形成されている。これら第1支持部3a,4
a及び第2支持部3b,4bは絞り加工により軸方向に
突出した絞り部である。第1支持部3a,4aの円周方
向長さは第1窓孔5aとほぼ同じであるが、第2支持部
3b,4bの円周方向長さは第2窓孔5bより長い。
【0026】第2及び第3コイルスプリング8は、第2
コイルスプリング8aとその中に配置された第3コイル
スプリング8bとからなる。これら第2及び第3コイル
スプリング8a,8bは第1窓孔5a及び第1支持部3
a,4a内に配置されている。第4コイルスプリング9
は、第2窓孔5bと第2支持部3b,4b内に配置され
ている。ただし、第4コイルスプリング9と第2支持部
3b,4bの円周方向端部との間には所定の隙間が確保
されている。
【0027】第1ヒステリシストルク発生機構20は、
リテーニングプレート4の内周部とフランジ2b及び中
間プレート5の内周部との間に配置されている。環状の
第1樹脂摩擦材25はフランジ2bの側面に当接してい
る。第1コーンスプリング26は第1樹脂摩擦材25と
リテーニングプレート4との間に配置され、両部材を互
いに離れる方向に付勢している。第2樹脂摩擦材27は
第1樹脂摩擦材25の外周側に配置され、中間プレート
5の内周部側面に当接している。第2樹脂摩擦材27の
内周部には軸方向に突出する第1係合部27a及び第2
係合部27bが形成されている。第1及び第2係合部2
7a,27bはリテーニングプレート4に形成された孔
内に延びている。なお、第2係合部27bはスナップ形
状であり、リテーニングプレート4に脱落不能になって
いる。第1樹脂摩擦材25と第2樹脂摩擦材27とは一
体回転するように係合している。第2コーンスプリング
28は第2樹脂摩擦材とリテーニングプレート4との間
に配置され、両部材が軸方向に離れるように付勢してい
る。
【0028】図3及び図4から明らかなように、第2ヒ
ステリシストルク発生機構21は、クラッチプレート3
の内周部とフランジ2b及び中間プレート5の内周部と
の間に配置されている。第2ヒステリシストルク発生機
構21は、主に、ブッシュ22と第1フリクションワッ
シャ30とドライブプレート31と第2フリクションワ
ッシャ32とから構成されている。
【0029】第1フリクションワッシャ30は、中間プ
レート5の内周部側面すなわち第1窓孔5aの内側に当
接している。第1フリクションワッシャ30の内周部に
は内周係合波部30aが形成されている。ドライブプレ
ート31は第1フリクションワッシャ30のエンジン側
側面に当接している。ドライブプレート31の外周部に
は、円周方向に等間隔で形成された4つの突出係合部3
1aが形成されている。突出係合部31aは、径方向外
方に細長く延び、中間プレート5の第2窓孔5bの径方
向内側に形成された円周方向幅の狭い部分に相対回転不
能に係合している。これにより、ドライブプレート31
は中間プレート5と一体回転する。第2フリクションワ
ッシャ32はクラッチプレート3とドライブプレート3
1との間に配置されている。
【0030】ブッシュ22は、主に、第1環状部材35
と第2環状部材36と3枚の板ばね37とから構成され
ている。第1環状部材35は、摩擦係数が低くかつ安定
した材料からなる。第1環状部材35は、円板部35a
と、その内周縁から軸方向に延びる筒部35bと、その
先端から径方向外方に延びる弾性変形可能な環状支持部
35cとから構成されている。円板部35aはフランジ
2bのエンジン側側面に当接している。筒部35bはボ
ス2aの外周面に当接している。筒部35bの外周面に
は、径方向外方に延びる3つの突出部35dが形成され
ている。突出部35dは円周方向に等間隔で配置されて
いる。
【0031】第2環状部材36は第1環状部材35の外
周に配置され、円板部35aと支持部35cとの間に軸
方向に挟まれている。第2環状部材36の内周面には、
径方向内方に延びる1対の支持部36bが円周方向3か
所に形成されている。1対の支持部36b間に形成され
た凹部36c内には、所定の隙間をあけて第1環状部材
35の突出部35dが挿入されている。なお、自由状態
で凹部36cと突出部35dとの間には、円周及び径方
向にわずかな隙間が確保されている。第2環状部材36
の外周部には、クラッチプレート3の内周部のエンジン
側側面に当接する弾性変形可能な固定部36dが形成さ
れている。なお、第2環状部材36はクラッチプレート
3と相対回転不能に係合している。第2環状部材36は
強度の高い材料からなる。
【0032】以上に述べたように、第2ヒステリシスト
ルク発生機構21はクラッチプレート3の内周部に組み
付けられてサブアッシーを形成している。すなわち、ク
ラッチプレート3、第1フリクションワッシャ30、ド
ライブプレート31及び第2フリクションワッシャ32
は、ブッシュ22によって互いに固定されている。さら
に具体的には、第1フリクションワッシャ30の内周係
合波部30aのトランスミッション側側面には第1環状
部材35の円板部35aが当接し、クラッチプレート3
の内周部エンジン側側面には第2環状部材36の固定部
36dが当接している。また、第2環状部材36は、第
1環状部材35の円板部35aと支持部35cとの間に
挟まれている。
【0033】板ばね37は筒部35bと第2環状部材3
6との径方向間に配置されている。各板ばね37の円周
方向両端は第2環状部材36の支持部36bに当接して
円周方向の移動が規制されている。さらに、板ばね37
は円周方向両端が第2環状部材36に支持された状態で
中間部が筒部35bを中心方向に付勢している。クラッ
チディスク組立体1を組み立てる際には、予め第1ヒス
テリシストルク発生機構20をリテーニングプレート4
に固定し、第2ヒステリシストルク発生機構21をクラ
ッチプレート3に固定しておく。このように、予めクラ
ッチプレート3とリテーニングプレート4とをサブアッ
シーにしておくことにより、全体の組み立て前にサブア
ッシー状態で管理できるので作業が容易になる。また、
全体の組み立て時にもサブアッシーであるため作業効率
が大幅に向上する。なお、サブアッシー化は、第1ヒス
テリシストルク発生機構20においては第2樹脂摩擦材
27の第2係合部27bをリテーニングプレート4の孔
にはめ込むだけでよく、第2ヒステリシストルク発生機
構21においては支持部35cや固定部36dを弾性変
形させて各部材を互いに固定するだけでよい。
【0034】ハブ2がクラッチプレート3及びリテーニ
ングプレート4に対して偏心した位置に配置されたとす
る。この場合は、板ばね37がブッシュ22の第2環状
部材35を介してハブ2を中心方向に付勢しているた
め、ハブ2はプレート3,4と同心に戻される。この結
果、ブッシュ22の第1環状部材35の筒部35bとボ
ス2aの外周面との間で偏荷重が生じにくい。この結
果、第1環状部材35とハブ2との間で生じるヒステリ
シストルクは低く抑えられる。また、第1環状部材35
は摩擦係数が安定した材料からなるため、ハブ2との摺
動で生じるヒステリシストルクは安定している。さら
に、第1環状部材35は摩擦係数が低い材料からなるた
め、第1環状部材35とハブ2との摩擦摺動で生じにヒ
ステリシストルクは低い。さらに、第2環状部材36は
高強度の材料からなるため、第1フリクションワッシャ
30との係合によって破損しにくい。以上に述べたよう
に、ブッシュ22を第1環状部材35と第2環状部材3
6とに分離したことにより、それぞれの目的に合わせて
好適な材料を用いることができる。
【0035】摩擦フェーシング13がエンジン側のフラ
イホイール(図示せず)に押しつけられると、エンジン
側のトルクがクラッチプレート3及びリテーニングプレ
ート4に入力される。このトルクは、各コイルスプリン
グ、中間プレート5等を介してハブ2に伝達され、さら
にトランスミッション側のシャフトに出力される。クラ
ッチディスク組立体1に捩じり振動が入力されると、プ
レート3,4とハブ2とが周期的な相対回転を行う。こ
のとき、各コイルスプリングが円周方向に圧縮され、第
1及び第2ヒステリシストルク発生機構20,21が摩
擦によるヒステリシストルクを発生させる。
【0036】捩じり角度の小さな範囲では、プレート
3,4及び中間プレート5が一体回転し、これらとハブ
2との間で相対回転が生じる。このとき、第1コイルス
プリング6が円周方向に圧縮され、第1樹脂摩擦材25
と第1環状部材35の円板部35aがフランジ2bに摩
擦摺動する。このときの低剛性・低ヒステリシストルク
の特性によって微小捩じり振動が効果的に減衰される。
【0037】捩じり角度の大きな範囲では、中間プレー
ト5とハブ2が一体回転し、これらとプレート3,4と
の間で相対回転が生じる。このとき、第2及び第3コイ
ルスプリング8と第4コイルスプリング9が圧縮され
る。第1ヒステリシストルク発生機構20では、第1及
び第2樹脂摩擦材25,27がそれぞれフランジ2b及
び中間プレート5の内周部に摩擦摺動する。さらに、第
2ヒステリシストルク発生機構21では、円板部35a
がフランジ2bに摩擦摺動し、第1フリクションワッシ
ャ30が中間プレート5とドライブプレート31の両方
に摩擦摺動し、第2フリクションワッシャ32がドライ
ブプレート31とクラッチプレート3との間で摩擦摺動
する。
【0038】このときの高剛性・高ヒステリシストルク
の特性により、捩じり振動が効果的に減衰される。特
に、第2ヒステリシストルク発生機構21では複数の摩
擦面を得ることができるので、第2コーンスプリング2
8の押し付け荷重を大きくすることなく高いヒステリシ
ストルクが得られる。例えば、従来と同様のヒステリシ
ストルクを得るためには、第1及び第2ヒステリシスト
ルク発生機構20,21で摩擦面が2面から4面になっ
たので、第2コーンスプリング28の押し付け荷重を半
分にできる。
【0039】このように第2コーンスプリング28の押
し付け荷重を大きくする必要がないため、以下の効果が
得られる。 ・各ワッシャ類の面圧が増大せず、寿命が延びる。 ・押し付け荷重を大きくするためのスペースを確保する
必要がない。 ・クラッチプレート3とリテーニングプレート4の内周
部を軸方向に移動不能に連結するスタッドピンは省略さ
れていても、内周部が軸方向に離れる方向に変形しにく
い。その結果、第1コーンスプリング26のセットライ
ンが浅くならず、1段目のヒステリシスルトルクが安定
する。また、第1コーンスプリング26が第2コーンス
プリング28の押し付け荷重による影響を受けにくく、
1段目のヒステリシストルクが安定する。第2実施形態 前記実施形態ではブッシュは2体であったが、図5に示
すブッシュ50は一体品である。ブッシュ50の外周部
は、第1フリクションワッシャ30に相対回転不能に係
合している。第2ヒステリシストルク発生機構21にお
ける構造は前記実施形態と同様である。そのため、2段
目の第2コーンスプリング28の押し付け荷重を大きく
することなく高いヒステリシストルクが得られる。
【0040】さらに、図5に示す第2ヒステリシストル
ク発生機構21を構成する部品を組み替えて、図6に示
す第2ヒステリシストルク発生機構21を実現できる。
ここでは、第1実施形態における第2フリクションワッ
シャ32が中間プレート5内周部のエンジン側側面に当
接している。また、クラッチプレート3の内周部と第2
フリクションワッシャ32との間には、クラッチプレー
ト3に係合するフリクションプレート51が配置されて
いる。捩じり角度の大きな範囲では、第2フリクション
ワッシャ32が中間プレート5とフリクションプレート
51との間で摩擦摺動する。ここでは、捩じり角度の大
きな範囲で第1及び第2ヒステリシストルク発生機構2
0,21において2面の摩擦面が得られるため、従来程
度のヒステリシストルクが発生する。図5の構造と図6
の構造との間での変更は、ワッシャ等の組み替えだけで
簡単に実現できる。
【0041】〔変形例〕第1実施形態において、プレー
ト3,4とハブ2との芯出しをするための付勢部材は板
ばねに限定されない。オイルシール等の他の弾性部材を
用いてもよい。第2ヒステリシストルク発生機構をサブ
アッシー化する構造としては、固定部分を弾性変形させ
るものに限定されない。たとえば、回転させて固定・分
離させる構造でも良い。
【0042】
【発明の効果】本発明に係るダンパーディスク組立体で
は、ハブが回転円板部材に対して偏心しても、ブッシュ
の付勢部材が第1環状部材を付勢することで、ハブが回
転円板部材の中心に配置される。この結果、ブッシュの
第1環状部材とボスとの間で偏荷重が生じにくくなり、
捩じり角度の小さな範囲でヒステリシストルクが高くな
らない。
【0043】ブッシュがヒステリシストルク発生機構を
構成する複数の部材の内周部を軸方向に挟持している
と、回転円板部材とヒステリシストルク発生機構を構成
する複数の部材とが一体となり、ダンパーディスク組立
体全体の組み立て効率が良くなる。ブッシュを第1環状
部材と第2環状部材とに分離したことにより、それぞれ
の目的に合わせて好適な材料を用いることができる。例
えば、第1環状部材に第2環状部材より摩擦係数が安定
した材料を用いると、捩じり角度の小さな範囲でのヒス
テリシストルクが安定する。第1環状部材に第2環状部
材より摩擦係数が低い材料を用いると、捩じり角度の小
さな範囲で低ヒステリシストルクが得られる。第2環状
部材に第1環状部材より強度が高い材料を用いると、第
2環状部材と第1フリクションワッシャとの係合が長く
維持される。
【0044】ヒステリシストルク発生機構が複数の摩擦
面を有していると、捩じり角度の大きな範囲では、第1
フリクションワッシャが中間円板部材とドライブワッシ
ャとの両方に摩擦摺動し、第2フリクションワッシャが
ドライブワッシャと回転円板部材との間で摩擦摺動す
る。このように従来より摩擦面を多くしたため、高ヒス
テリシストルクが得られる。また、この場合は付勢部材
による押し付け荷重を大きくする必要がないため、それ
による不具合が生じにくい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態としてのクラッチディス
ク組立体の縦断面概略図。
【図2】クラッチディスク組立体の一部を取り外した平
面図。
【図3】図1の部分拡大図。
【図4】ブッシュの縦断面図。
【図5】本発明の第2実施形態としてのクラッチディス
ク組立体の部分縦断面概略図。
【図6】図5からの部品組み替えを示す、クラッチディ
スク組立体の部分縦断面概略図。
【符号の説明】
1 クラッチディスク組立体 2 ハブ 3 クラッチプレート 4 リテーニングプレート 5 中間プレート 6 第1コイルスプリング 8 第2及び第3コイルスプリング 20 第1ヒステリシストルク発生機構 21 第2ヒステリシストルク発生機構 22 ブッシュ 30 第1フリクションワッシャ 31 ドライブプレート 32 第2フリクションワッシャ 35 第1環状部材 36 第2環状部材 37 板ばね

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボスと、前記ボスから径方向外方に延びる
    フランジとを有するハブと、 前記ボスが回転自在に挿入された中心孔を有する回転円
    板部材と、 前記回転円板部材に軸方向に対向して配置された中間円
    板部材と、 前記中間円板部材と前記フランジを円周方向に連結する
    第1弾性部材と、 前記回転円板部材と前記中間円板部材を円周方向に連結
    する、前記第1弾性部材より剛性が高い第2弾性部材
    と、 前記ボスと前記フランジに当接する第1環状部材と、前
    記中心孔に相対回転不能に係止され前記第1環状部材の
    外周側に径方向に隙間を空けて配置されている第2環状
    部材と、前記第1環状部材と前記第2環状部材との間に
    配置され、同心になるように両部材を付勢する付勢部材
    とを含むブッシュと、を備えたダンパーディスク組立
    体。
  2. 【請求項2】前記付勢部材は板ばねからなる、請求項1
    に記載のダンパーディスク組立体。
  3. 【請求項3】前記付勢部材は円周方向に並んで配置され
    た複数の部材からなる、請求項1または2に記載のダン
    パーディスク組立体。
  4. 【請求項4】前記第2環状部材は円周方向に並んで径方
    向内側に突出する複数の突出部を有しており、前記付勢
    部材は円周方向両端が前記突出部に円周方向に移動不能
    に支持され、円周方向中間部が前記第1環状部材を中心
    に向かって付勢している、請求項3に記載のダンパーデ
    ィスク組立体。
  5. 【請求項5】前記中間円板部材に当接するとともに前記
    第2環状部材に相対回転不能に係止された第1フリクシ
    ョンワッシャと、前記第1フリクションワッシャに当接
    するとともに前記中間円板部材に相対回転不能に係止さ
    れたドライブワッシャと、前記ドライブワッシャと前記
    回転円板部材との間に配置された第2フリクションワッ
    シャと、前記中間円板部材と前記回転円板部材を互いに
    接近する方向に付勢するための付勢部材とを含むヒステ
    リシストルク発生機構をさらに備えている、請求項1〜
    4のいずれかに記載のダンパーディスク組立体。
  6. 【請求項6】ボスと、前記ボスから径方向外方に延びる
    フランジとを有するハブと、 前記ボスが回転自在に挿入された中心孔を有する回転円
    板部材と、 前記回転円板部材に軸方向に対向して配置された中間円
    板部材と、 前記中間円板部材と前記フランジを円周方向に連結する
    第1弾性部材と、 前記回転円板部材と前記中間円板部材を円周方向に連結
    し、前記第1弾性部材より剛性の高い第2弾性部材と、 前記回転円板部材と前記中間円板部材との間に配置され
    複数の摩擦面を有する複数の部材からなるヒステリシス
    トルク発生機構と、 前記回転円板部材の内周に固定されて前記ボスに当接
    し、前記複数の部材の内周部を軸方向に挟持するブッシ
    ュと、を備えたダンパーディスク組立体。
  7. 【請求項7】前記ヒステリシストルク発生機構は、前記
    中間円板部材に当接するとともに前記回転円板部材と一
    体回転する第1フリクションワッシャと、前記中間円板
    部材に相対回転不能に係合するとともに前記第1フリク
    ションワッシャに当接するドライブワッシャと、前記ド
    ライブワッシャと前記回転円板部材との間に挟まれた第
    2フリクションワッシャと、前記回転円板部材と前記中
    間円板部材とを互いに接近する方向に付勢するための付
    勢部材とを含んでおり、 前記ブッシュは、前記回転円板部材と前記第1フリクシ
    ョンワッシャの両内周部を軸方向に挟持する、請求項6
    に記載のダンパーディスク組立体。
  8. 【請求項8】前記ブッシュは前記第1フリクションワッ
    シャに係合する第1環状部材と、前記第1環状部材の外
    周側に配置され前記回転円板部材に係合する第2環状部
    材とを有している、請求項7に記載のダンパーディスク
    組立体。
  9. 【請求項9】前記第1環状部材と前記第2環状部材は相
    対回転を制限するように係合する係合部を有している、
    請求項1〜5,8のいずれかに記載のダンパーディスク
    組立体。
  10. 【請求項10】前記係合部は、前記第1及び第2環状部
    材の一方に形成され他方に向かって開いた複数の凹部
    と、前記第1及び第2環状部材の他方にに形成され径方
    向に突出し前記凹部内に挿入された複数の突出部とから
    構成されている、請求項9に記載のダンパーディスク組
    立体。
  11. 【請求項11】前記第1環状部材は、前記フランジに当
    接し前記第1フリクションワッシャの前記中間円板部材
    側に当接する円板部と、前記円板部の内周縁から延び前
    記ボスの外周面に当接する筒部と、前記筒部の先端から
    径方向外方に延び前記第2環状部材を前記円板部との間
    に挟む第1当接部とを有しており、 前記第2環状部材は、前記回転円板部材の内周部に前記
    中間円板部材と反対側から当接する第2当接部を有して
    いる、請求項1〜5,8〜10のいずれかに記載のダン
    パーディスク組立体。
  12. 【請求項12】前記第1フリクションワッシャは内周部
    が前記第2環状部材に相対回転不能に係合している、請
    求項8〜10のいずれかに記載のダンパーディスク組立
    体。
  13. 【請求項13】前記第1環状部材は前記第2環状部材よ
    り摩擦係数が安定している、請求項1〜5,8〜12の
    いずれかに記載のダンパーディスク組立体。
  14. 【請求項14】前記第1環状部材は前記第2環状部材よ
    り摩擦係数が低い、請求項1〜5,8〜13のいずれか
    に記載のダンパーディスク組立体。
  15. 【請求項15】前記第2環状部材は前記第1環状部材よ
    り強度が高い、請求項1〜5,8〜14のいずれかに記
    載のダンパーディスク組立体。
  16. 【請求項16】ボスと、前記ボスから径方向外方に延び
    るフランジとを有するハブと、 前記ボスが回転自在に挿入された中心孔を有する回転円
    板部材と、 前記回転円板部材に軸方向に対向して配置された中間円
    板部材と、 前記中間円板部材と前記フランジを円周方向に連結する
    第1弾性部材と、 前記回転円板部材と前記中間円板部材を円周方向に連結
    し、前記第1弾性部材より剛性の高い第2弾性部材と、 前記中間円板部材に当接する第1フリクションワッシャ
    と、前記中間円板部材に相対回転不能に係合するととも
    に前記第1フリクションワッシャに当接するドライブワ
    ッシャと、前記ドライブワッシャと前記回転円板部材と
    の間に挟まれた第2フリクションワッシャと、前記回転
    円板部材と前記中間円板部材とを互いに接近する方向に
    付勢するための付勢部材とを含むヒステリシストルク発
    生機構と、 前記回転円板部材の内周に固定されて前記ボスに当接
    し、前記第1フリクションワッシャに相対回転不能に係
    合するブッシュと、を備えたダンパーディスク組立体。
JP7298733A 1995-08-11 1995-11-16 ダンパーディスク組立体 Pending JPH09144812A (ja)

Priority Applications (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7298733A JPH09144812A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 ダンパーディスク組立体
US08/691,637 US5893446A (en) 1995-08-11 1996-08-02 Clutch disc assembly
DE19632086A DE19632086C2 (de) 1995-08-11 1996-08-08 Kupplungsscheibenanordnung
KR1019960033394A KR100217196B1 (ko) 1995-08-11 1996-08-12 클러치 디스크 어셈블리
US09/010,620 US5890576A (en) 1995-08-11 1998-01-22 Clutch disc assembly

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7298733A JPH09144812A (ja) 1995-11-16 1995-11-16 ダンパーディスク組立体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09144812A true JPH09144812A (ja) 1997-06-03

Family

ID=17863567

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7298733A Pending JPH09144812A (ja) 1995-08-11 1995-11-16 ダンパーディスク組立体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09144812A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100872978B1 (ko) * 2006-11-30 2008-12-08 주식회사평화발레오 프릭션 부싱 어셈블리 및 이를 구비하는 클러치 디스크어셈블리
WO2012172646A1 (ja) * 2011-06-14 2012-12-20 トヨタ自動車株式会社 車両用ダンパ装置
CN111692283A (zh) * 2019-03-15 2020-09-22 株式会社艾科赛迪 阻尼装置

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100872978B1 (ko) * 2006-11-30 2008-12-08 주식회사평화발레오 프릭션 부싱 어셈블리 및 이를 구비하는 클러치 디스크어셈블리
WO2012172646A1 (ja) * 2011-06-14 2012-12-20 トヨタ自動車株式会社 車両用ダンパ装置
JP5660213B2 (ja) * 2011-06-14 2015-01-28 トヨタ自動車株式会社 車両用ダンパ装置
CN111692283A (zh) * 2019-03-15 2020-09-22 株式会社艾科赛迪 阻尼装置
US11619282B2 (en) 2019-03-15 2023-04-04 Exedy Corporation Damper device

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3727160B2 (ja) ダンパーディスク組立体
US5718317A (en) Damper disc assembly having multiple friction generating portions
US5857914A (en) Configuration for connecting outer radial portions of disk portions of a damper disk assembly
US6336867B1 (en) Damper mechanism and damper disk assembly
JPH09112570A (ja) ダンパーディスク組立体、クラッチディスク組立体の摩擦連結部及びクラッチディスク組立体
JPH09144812A (ja) ダンパーディスク組立体
JPH0942312A (ja) 摩擦発生機構
JP3619372B2 (ja) ダンパーディスク組立体
JPH10103407A (ja) ダンパー機構
JPH094680A (ja) 摩擦発生機構
JPH11173383A (ja) ダンパーディスク組立体
JP3556008B2 (ja) ダンパーディスク組立体
JP2000002263A (ja) ブッシュ
CN212775251U (zh) 摩擦垫圈
JP3522430B2 (ja) スプリングシート
JPH09100876A (ja) ダンパーディスク組立体
JPH09100875A (ja) ダンパーディスク組立体
JPH1182629A (ja) トルク伝達装置
JP7376334B2 (ja) ダンパ装置
JP3365594B2 (ja) ダンパーディスク組立体
JPH0953654A (ja) クラッチディスク組立体
JP3138725B2 (ja) ダンパーディスク組立体
JPH0989026A (ja) ダンパーディスク組立体
JP3365590B2 (ja) ダンパーディスク組立体
JPH0942309A (ja) プレート部材及びダンパーディスク組立体