JPH0914473A - 湯水混合水栓 - Google Patents

湯水混合水栓

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JPH0914473A
JPH0914473A JP16734595A JP16734595A JPH0914473A JP H0914473 A JPH0914473 A JP H0914473A JP 16734595 A JP16734595 A JP 16734595A JP 16734595 A JP16734595 A JP 16734595A JP H0914473 A JPH0914473 A JP H0914473A
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hot
cold water
water
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hot water
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JP16734595A
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Tadashi Ono
正 大野
Mitsuo Tsubota
充夫 坪田
Takamichi Tanaka
敬通 田中
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KVK Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】栓本体内にある熱湯用通水路の周囲に、冷水供
給源から栓本体内に供給される冷水の一部を積極的に送
り込むことにより、栓本体の表面が使用中に過熱しない
ようにすることのできる湯水混合水栓を、簡単な構成に
よって提供すること。 【構成】栓本体11内に形成された熱湯用通水路12
と、この熱湯用通水路12とは栓本体11内で区画され
た冷水用通水路13と、これらの冷水用及び熱湯用の各
通水路12・13から供給されてその量を調整された熱
湯及び冷水を混合して任意の湯温のものにする湯水混合
室15とを備えた湯水混合水栓において、栓本体11と
その内側にある熱湯用通水路12との間に、冷水用通水
路13の一部または全部を回り込ませる迂回路16を形
成したこと。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、湯水混合水栓に関
し、特に、使用中に栓本体の表面温度が上昇しないよう
にした湯水混合水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】湯水混合水栓は、ボイラー等の熱湯供給
源から給送されてきた熱湯と、水道等の冷水供給源から
給送されてきた冷水とを、湯水混合室内で所定の湯温の
ものに混合するためのものであり、近年では、感温体を
採用することにより、湯水混合室内で混合されたものの
温度を一定に保つようにすることも行われている。
【0003】ところで、湯水混合室内で混合される前の
熱湯は高温のままであり、その熱が栓本体に伝わって、
この栓本体の表面が使用中に触れることのできない程度
に過熱することがある。このため、従来の湯水混合水栓
では、例えば特開昭61−31774号公報にて提案さ
れているような構造によって、栓本体の表面が使用中に
過熱しないようにすることがなされている。
【0004】すなわち、この特開昭61−31774号
公報に示された「湯水混合栓」は、「湯側の熱湯及び混
合部の熱湯が湯水混合栓本体の壁面に直接接触しないよ
うにすること」を目的としてなされたもので、図11に
も示すように、「湯水混合栓本体内に湯側及び混合部を
覆って水側を形成してなる」ものである。そして、上記
公報中の作用の項において、「熱湯及び温湯と、湯水混
合栓本体の壁面との間に冷水の層が形成され、熱湯及び
温湯の熱が湯水混合栓本体の壁面に伝わらない」として
いるが、本発明の発明者等の実験によると、確かに使用
初期においてはその通りであったが、ある一定時間使用
すると、結局従来通り混合水栓本体は手で触れない程に
過熱することが判明した。
【0005】その原因を追求してみたところ、混合部の
周囲の冷水の層は別にして、湯側を囲っている冷水の層
は静止状態が維持されて、湯側の熱がこの冷水の層を過
熱し、さらにこれが湯水混合栓本体の壁面をも過熱する
ことにあることが分かったのである。すなわち、図12
に示すように、熱湯用通水路の周囲には確かに冷水用通
水路の一部が延在していて、冷水の層によって熱湯用通
水路の周囲が囲まれてはいるけれども、栓本体内は密閉
されていて、しかも熱湯用通水路の図示左側には冷水の
出口がないため、給水口から給水された冷水は、図12
中の仮想線矢印で示したような流れのみを作って湯水混
合室への冷水供給口へ直接流れてしまうのである。換言
すれば、熱湯用通水路の周囲には、冷水の流れが生じず
淀み部分が形成されているのであり、単なる水の層が殆
ど移動しない状態で存在しているだけになっているので
ある。
【0006】このため、図11に示したような湯水混合
栓においては、その使用の初期においては確かに湯水混
合栓本体は熱くならないのであるが、使用後暫くする
と、熱湯用通水路内を通る熱湯の熱が、その周囲に言わ
ば淀んだままの状態にある水に伝えられ、これからさら
に栓本体側に伝えられて、結局使用中に栓本体が触れな
い程熱くなるのである。
【0007】そこで、本発明者等は、従来の以上のよう
な栓本体の過熱を防止するにはどうしたらよいかについ
て種々検討を重ねてきた結果、要するに熱湯用通水路と
栓本体間にある水が積極的に移動するようにすればよい
ことに気付き、本発明を完成したのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、以上のよう
な経緯に基づいてなされたもので、その解決しようとす
る課題は、使用中における湯水混合水栓の栓本体の過熱
防止である。
【0009】そして、本発明の目的とするところは、栓
本体内にある熱湯用通水路の周囲に、冷水供給源から栓
本体内に供給される冷水の一部を積極的に送り込むこと
により、栓本体の表面が使用中に過熱しないようにする
ことのできる湯水混合水栓を、簡単な構成によって提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、まず請求項1に係る発明の採った手段は、実施例
において使用する符号を付して説明すると、「栓本体1
1内に形成された熱湯用通水路12と、この熱湯用通水
路12とは栓本体11内で区画された冷水用通水路13
と、これらの冷水用及び熱湯用の各通水路12・13か
ら供給されてその量を調整された熱湯及び冷水を混合し
て任意の湯温のものにする湯水混合室15とを備えた湯
水混合水栓において、栓本体11とその内側にある熱湯
用通水路12との間に、冷水用通水路13の一部または
全部を回り込ませる迂回路16を形成したことを特徴と
する湯水混合水栓10」である。
【0011】すなわち、本発明に係る湯水混合水栓10
は、その栓本体11内にある熱湯側通水路12の周囲
に、冷水側通水路13側からきた冷水の一部または全部
を積極的に流すための迂回路16を形成したものであ
り、この迂回路16を流れる流水によって、熱湯側通水
路12とその外側になる栓本体11との間を熱的に遮断
するようにしたものである。
【0012】また、請求項2に係る発明の採った手段
は、上記請求項1に係る湯水混合水栓10について、そ
の栓本体11の内部に、栓本体11内であって湯水混合
室15の冷水流入口15bの近傍に、この冷水流入口1
5bに対する冷水の流れの一部を熱湯用通水路12の周
囲に向かわせるようにした分流壁20を設けて、迂回路
16を構成したものであり、これにより、迂回路16を
具体的に確保するようにしたものである。
【0013】さらに、請求項3に係る発明の採った手段
は、上記請求項1に係る湯水混合水栓10について、そ
の栓本体11の内部に、栓本体11内であって湯水混合
室15の冷水流入口15bの近傍に、この冷水流入口1
5bに対する冷水の流れの全部を熱湯用通水路12の周
囲に向かわせるようにした案内壁30を設けたことであ
り、この案内壁30によって、冷水側通水路13の上流
側から流れてきた冷水の全部を迂回路16内に回り込ま
せるようにしたものである。
【0014】そして、請求項4に係る発明は、上記請求
項2の湯水混合水栓10における分流壁20をさらに別
の方向から具体化したものであり、その採った手段は、
分流壁20を、熱湯用通水路12及び湯水混合室15の
各隔壁の一部を交互に突出させて互いにズレ対向した一
対のものとしたものである。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、各発明を、図面を参照しな
がら、実施の形態とともに説明するが、この場合、請求
項1に係る発明は、その他の各請求項に係る発明の実施
の形態中に実質的に含まれるものであるため、以下では
請求項2〜請求項4に係る発明の実施の形態を中心に項
を分けて説明する。
【0016】また、各請求項2〜請求項4に係る発明の
実施形態を説明する前に、これら各実施形態中の共通す
る部分について説明する。
【0017】まず、この湯水混合水栓10は、その栓本
体11内に、熱湯側ソケット11a及び冷水側ソケット
11bを介して、ボイラー等の熱湯供給源からの熱湯、
及び水道等の冷水供給源からの冷水を栓本体11内に供
給するようにしたものであり、熱湯側ソケット11aに
は栓本体11内の熱湯側通水路12が、また冷水側ソケ
ット11bには熱湯側通水路12の外周に一部が延在し
て栓本体11内の大部分を占める冷水側通水路13が、
それぞれ連通しているものである。また、この湯水混合
水栓10の栓本体11内の略中央には、湯水混合室15
が隔壁によって熱湯側通水路12及び冷水側通水路13
とは独立したものとして形成してあり、この湯水混合室
15はその熱湯流入口15a及び冷水流入口15bを介
して熱湯側通水路12及び冷水側通水路13にそれぞれ
連通し得るものとしてある。
【0018】図に示した各実施形態においては、湯水混
合室15内に一部が露出して、湯水混合室15内に供給
される熱湯及び冷水の量を調節することにより、湯水混
合室15のシャワーや蛇口となる吐出口15cから吐出
する湯温の調整を行う感温体14を備えている。そし
て、この感温体14は、図1等に示したように、その感
温部を包み込んでいる筒体の熱湯側通水路12内に露出
している部分に熱湯流入口15aを形成し、一方筒体の
冷水側通水路13内に露出している部分に冷水流入口1
5bを形成したものである。このような感温体14を有
した湯水混合水栓10であれば、図1の図示右側に示し
たハンドルによって、吐出口15cから吐出される湯温
がその吐出量に関係なく一定のものにすることができる
のであるが、当該湯水混合水栓10が熱湯側通水路12
及び冷水側通水路13側の流量調整をハンドル回動量に
よって直接行ない、これにより吐出口15cからの湯水
温度を決定するタイプのものであれば、この感温体14
は必ずしも必要ではない。
【0019】以上のような湯水混合水栓10では、熱湯
側ソケット11aから栓本体11内に供給された熱湯
は、一旦熱湯側通水路12内に入り、その流量を熱湯側
ソケット11a側の図示しないハンドル、または図1等
に示した感温体14によって調整されながら熱湯流入口
15aから湯水混合室15内に流入することになるので
ある。一方、水側ソケット11bから栓本体11の冷水
側通水路13内に供給された冷水は、その一部または全
部を栓本体11と熱湯側通水路12との間の迂回路16
を通り、その流量を感温体14等によって調整されなが
ら冷水流入口15bから湯水混合室15内に流入するの
である。
【0020】なお、実施例として示している各図の湯水
混合水栓10には、図示しない水抜き装置が設けてあっ
て、この水抜き装置によって栓本体11内の熱湯側通水
路12や冷水側通水路13中の残留水を外部に排出させ
るようにしてあり、この残留水の厳寒時における凍結を
防止して、湯水混合水栓10の破損を防止するようにし
てある。
【0021】(請求項2に係る湯水混合水栓10につい
て)さて、図1〜図4には、請求項2に係る一つの実施
形態である湯水混合水栓10が、また図5及び図6には
他の実施形態である湯水混合水栓10が、それぞれ示し
てある。これらの湯水混合水栓10においては、図1及
び図5に示したように、栓本体11内の熱湯側通水路1
2と湯水混合室15との間であって、湯水混合室15の
冷水流入口15bの図示上方に分流壁20が設けてある
のであるが、これらの分流壁20は、図1では熱湯側通
水路12と湯水混合室15とは独立した状態で、また図
5では熱湯側通水路12側の隔壁12aと一体的なもの
として形成してあるものである。なお、この場合の冷水
流入口15bは、上述したように、感温体14を構成し
ている筒体の冷水側通水路13内に露出する箇所に形成
したものであるが、この冷水流入口15bは、感温体1
4がない場合に湯水混合室15の隔壁に直接設けられる
こともあるものである。
【0022】また、図1及び図5に示した各分流壁20
は、感温体14と平行になるように配置してあり、これ
により、栓本体11内に冷水側ソケット11bから流入
してきた冷水の一部を、図1及び図5中の矢印で示した
ように、栓本体11の上側内壁面と略平行となるように
しながら迂回路16側に案内するものとなっている。勿
論、この分流壁20に流れてきた冷水の他の部分は、湯
水混合室15の冷水流入口15bに向けて直接流れるも
のである。すなわち、この湯水混合水栓10において
は、図1及び図5に示したように、熱湯側通水路12側
の隔壁12aと、湯水混合室15を構成している隔壁と
の間に分流壁20が形成してあるから、冷水側ソケット
11b側から栓本体11内に流れ込んできた冷水の一部
は、図中の矢印にて示したように、熱湯側通水路12と
栓本体11との間に形成してある迂回路16側に分かれ
て流れ込むことになる。
【0023】分流壁20によって迂回路16側に送り込
まれた冷水は、この迂回路16に以前より存在していた
水を、図1中の矢印に示したように湯水混合室15の冷
水流入口15b側に向けて押し出すとともに、熱湯側通
水路12側の隔壁12aを冷却するのである。
【0024】換言すれば、この湯水混合水栓10におい
ては、図4に示したように、熱湯側通水路12と湯水混
合室15とを結ぶ線(この線は図1中に示した感温体1
4の中心線によって代表される)と平行になっている分
流壁20によって、冷水側ソケット11b側から流れ込
んできた冷水の流れが、図4中の仮想線にて示したよう
に、迂回路16中にて熱湯側通水路12を囲みながら生
ずるので、この迂回路16の水は常に変化することにな
るのである。
【0025】従って、この湯水混合水栓10において
は、熱湯側通水路12からの熱が冷水側通水路13内の
冷水の一部に伝えられることがあっても熱湯側通水路1
2の迂回路16を介して外側に位置する栓本体11は、
熱湯側通水路12内を通る熱湯による熱によって過熱す
ることはないのである。
【0026】以上のことは、図5及び図6に示した湯水
混合水栓10についても同様に言えることである。すな
わち、この湯水混合水栓10においても、分流壁20が
熱湯側通水路12を構成している隔壁12a側に一体化
したものである点を除けば、図1に示した湯水混合水栓
10と同様の構成となっているから、熱湯側通水路12
の外側にある迂回路16内の水に淀みが全く生じないの
である。
【0027】ところで、図5に示した湯水混合水栓10
では、その分流壁20を熱湯側通水路12側の隔壁12
aと一体的にしたから、この分流壁20を隔壁12aと
一体的に鋳造することが容易になっているものである。
一方、図1に示した分流壁20は、熱湯側通水路12側
の隔壁12aとは独立したものであってもよいのである
から、例えば別部材とした分流壁20を単に冷水側通水
路13内に例えば挿入して配置するだけでもよいもので
あり、これによっても、湯水混合水栓10自体の製造が
簡単になっているのである。
【0028】(請求項3に係る湯水混合水栓10につい
て)図7及び図8には、請求項3に係る発明の実施形態
である湯水混合水栓10が示してあり、この湯水混合水
栓10では、湯水混合室15の冷水流入口15bに近傍
において、熱湯側通水路12側の隔壁12aと湯水混合
室15側の隔壁とを連続させることによって形成した案
内壁30を有しているものであり、この案内壁30によ
り、湯水混合室15の冷水流入口15bに対する冷水の
流れの全部を一旦迂回路16内に向かせるようにしてあ
る。
【0029】すなわち、この案内壁30は、図8に示し
たように、湯水混合室15の冷水流入口15bの上方で
あって栓本体11内を完全に区画するようにするもので
ある。これにより、図8の図示上方の部屋に流れ込んだ
冷水は、この案内壁30によりその全部が迂回路16側
へ流入するように案内されるのであり、迂回路16の図
示下方が湯水混合室15の冷水流入口15bに連通して
いるから、冷水は、迂回路16を通して冷水流入口15
b側に流れるのである。
【0030】従って、この湯水混合水栓10において
も、冷水側ソケット11bから栓本体11内に供給され
る冷水の全部が案内壁30によって迂回路16内に流れ
込み、湯水混合室15の吐出口15cから湯水が出され
ていれば、迂回路16に冷水の流れを常に形成するの
で、熱湯側通水路12内に供給された熱湯の熱によって
栓本体11の外面が過熱することがないのである。な
お、この案内壁30においても、熱湯側通水路12側の
隔壁12a等と一体的に鋳造し得るのであり、この案内
壁30を採用した湯水混合水栓10を容易に製造するこ
とができるものである。
【0031】(請求項4に係る湯水混合水栓10につい
て)図9及び図10には、請求項4に係る発明の実施形
態が示してあるが、この湯水混合水栓10では、特に図
9に示したように、湯水混合室15の冷水流入口15b
の近傍であって、図示上方に位置する部分に、分流壁2
0を構成する第一分流室21及び第二分流室22が、熱
湯側通水路12の隔壁12a及び湯水混合室15の隔壁
からそれぞれズレ対向した状態で突出したものとしてあ
る。図9の実施形態では熱湯側通水路12側の第一分流
室21が湯水混合室15側の第二分流室22よりも図示
下方に位置したものとしてあるが、要するに第一分流室
21及び第二分流室22が互いにズレ対向していれば、
図9に示した位置関係は逆に実施してよいものである。
【0032】いずれにしても、第一分流室21または第
二分流室22の内の図9で上側になるものは、栓本体1
1内に冷水側ソケット11bから供給された冷水の一部
を、図10に示したように迂回路16側に送り込むもの
であり、下側になる第二分流室22または第一分流室2
1は、図9中の曲線矢印で示したように、冷水の他の部
分を湯水混合室15の冷水流入口15b側に直接送り込
むものである。
【0033】
【発明の効果】以上の各実施形態において例示したよう
に、まず請求項1に係る発明においては、「栓本体11
内に形成された熱湯用通水路12と、この熱湯用通水路
12とは栓本体11内で区画された冷水用通水路13
と、これらの冷水用及び熱湯用の各通水路12・13か
ら供給されてその量を調整された熱湯及び冷水を混合し
て任意の湯温のものにする湯水混合室15とを備えた湯
水混合水栓において、栓本体11とその内側にある熱湯
用通水路12との間に、冷水用通水路13の一部または
全部を回り込ませる迂回路16を形成した」にその構成
上の特徴があり、これにより、栓本体内にある熱湯用通
水路の周囲に、冷水供給源から栓本体内に供給される冷
水の一部を積極的に送り込むことにより、栓本体の表面
が使用中に過熱しないようにすることのできる湯水混合
水栓を、簡単な構成によって提供することができるので
ある。
【0034】請求項2に係る発明によれば、上記請求項
1に係る湯水混合水栓10の迂回路16を、栓本体11
内であって湯水混合室15の冷水流入口15bの近傍
に、この冷水流入口15bに対する冷水の流れの一部を
熱湯用通水路12の周囲に向かわせるようにした分流壁
20を設けることにより構成したことにその構成上の特
徴があり、これにより、上記請求項1と同様な効果を発
揮することができる他、迂回路16のための分流壁20
を容易に形成することができて、分流壁20以外の従来
の構成を全くそのまま採用しながら実施することができ
るのであり、この湯水混合水栓10の分流壁20による
製造コストを殆どゼロにすることができて湯水混合水栓
10を安価なものとすることができるのである。
【0035】また、請求項3に係る湯水混合水栓10に
よれば、請求項1に係る湯水混合水栓10の迂回路16
を、栓本体11内であって湯水混合室15の冷水流入口
15bの近傍に、この冷水流入口15bに対する冷水の
流れの全部を熱湯用通水路12の周囲に向かわせるよう
にした案内壁30を設けることにより構成したことにそ
の構成上の特徴があり、これにより、この湯水混合水栓
10においても、請求項1に係る発明と同様な効果を得
ることができるのであり、また分流壁20以外の他の構
成部分をそのままにしながら、この湯水混合水栓10
は、従来と同様な方法で製造することができるのであ
る。
【0036】さらに、請求項4に係る発明によれば、請
求項2に係る湯水混合水栓10の分流壁20を、熱湯用
通水路12及び湯水混合室15の各隔壁の一部を交互に
突出させて互いにズレ対向した一対のものとしたことに
その構成上の特徴があり、これにより、栓本体内にある
熱湯用通水路の周囲に、冷水供給源から栓本体内に供給
される冷水の一部を積極的に送り込むことにより、栓本
体の表面が使用中に過熱しないようにすることのできる
湯水混合水栓を、簡単な構成によって提供することがで
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施形態を示すもので、湯水混合
水栓の部分破断平面図である。
【図2】図1中の1−1線で切ってみた湯水混合水栓の
部分拡大断面図である。
【図3】図1中の2−2線に沿ってみた湯水混合水栓の
拡大断面図である。
【図4】図1に示した湯水混合水栓中における水の流れ
を模式的に示した平面図である。
【図5】本発明の他の実施形態に係る湯水混合水栓を示
す部分破断平面図である。
【図6】図5中の3−3線に沿ってみた湯水混合水栓の
拡大断面図である。
【図7】請求項3に係る湯水混合水栓を示す部分破断平
面図である。
【図8】図7中の4−4線に沿ってみた湯水混合水栓の
拡大断面図である。
【図9】請求項4に係る湯水混合水栓を示す部分破断平
面図である。
【図10】図9中の5−5線に沿ってみた湯水混合水栓
の拡大断面図である。
【図11】従来の湯水混合水栓を示す部分破断平面図で
ある。
【符号の説明】
10 湯水混合水栓 11 栓本体 11a 熱湯側ソケット 11b 冷水側ソケット 12 熱湯側通水路 12a 隔壁 13 冷水側通水路 14 感温体 15 湯水混合室 15a 熱湯流入口 15b 冷水流入口 15c 吐出口 16 迂回路 20 分流壁 21 第一分流室 22 第二分流室 30 案内壁

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】栓本体内に形成された熱湯用通水路と、こ
    の熱湯用通水路とは前記栓本体内で区画された冷水用通
    水路と、これらの冷水用及び熱湯用の各通水路から供給
    されてその量を調整された熱湯及び冷水を混合して任意
    の湯温のものにする湯水混合室とを備えた湯水混合水栓
    において、 前記栓本体とその内側にある熱湯用通水路との間に、前
    記冷水用通水路の一部または全部を回り込ませる迂回路
    を形成したことを特徴とする湯水混合水栓。
  2. 【請求項2】前記迂回路は、前記栓本体内であって湯水
    混合室の冷水流入口の近傍に、この冷水流入口に対する
    冷水の流れの一部を前記熱湯用通水路の周囲に向かわせ
    るようにした分流壁を設けることにより構成したことを
    特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓。
  3. 【請求項3】前記迂回路は、前記栓本体内であって湯水
    混合室の冷水流入口の近傍に、この冷水流入口に対する
    冷水の流れの全部を前記熱湯用通水路の周囲に向かわせ
    るようにした案内壁を設けることにより構成したことを
    特徴とする請求項1に記載の湯水混合水栓。
  4. 【請求項4】前記分流壁は、前記熱湯用通水路及び湯水
    混合室の各隔壁の一部を交互に突出させて互いにズレ対
    向した一対のものとしたことを特徴とする請求項2に記
    載の湯水混合水栓。
JP16734595A 1995-07-03 1995-07-03 湯水混合水栓 Pending JPH0914473A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN103375610A (zh) * 2012-04-19 2013-10-30 徐玩锡 用于调节冷热水及出水量的混水阀
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