JPH1144378A - ワックス型サーモスタット内蔵混合水栓 - Google Patents
ワックス型サーモスタット内蔵混合水栓Info
- Publication number
- JPH1144378A JPH1144378A JP21697697A JP21697697A JPH1144378A JP H1144378 A JPH1144378 A JP H1144378A JP 21697697 A JP21697697 A JP 21697697A JP 21697697 A JP21697697 A JP 21697697A JP H1144378 A JPH1144378 A JP H1144378A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hot water
- water
- mixed
- main body
- mixed hot
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Domestic Plumbing Installations (AREA)
- Temperature-Responsive Valves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 流量が大きく、温度精度にすぐれた
効率的な混合水栓を提供すること。 【解決手段】 筒状をなした本体の両開口端に混合
温水排出口及び湯又は水の供給口を設けると共に周壁の
一部に湯又は水の供給口を設け、本体内に内蔵されたワ
ックス型サーモスタットの伸縮作用によって湯又は水の
供給口の開閉を断続的に行い、所望の温度の混合温水を
作り出す混合水栓において、混合温水排出口の断面積を
一対の湯及び水の供給口の断面積の合計よりも小さくす
ると共に、ワックス型サーモスタットの感温部と本体の
内周壁との間に十分な空隙を設け、供給口から本体内に
流入した湯及び水が一旦本体内に滞溜する様にした。
効率的な混合水栓を提供すること。 【解決手段】 筒状をなした本体の両開口端に混合
温水排出口及び湯又は水の供給口を設けると共に周壁の
一部に湯又は水の供給口を設け、本体内に内蔵されたワ
ックス型サーモスタットの伸縮作用によって湯又は水の
供給口の開閉を断続的に行い、所望の温度の混合温水を
作り出す混合水栓において、混合温水排出口の断面積を
一対の湯及び水の供給口の断面積の合計よりも小さくす
ると共に、ワックス型サーモスタットの感温部と本体の
内周壁との間に十分な空隙を設け、供給口から本体内に
流入した湯及び水が一旦本体内に滞溜する様にした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はワックス型サーモ
スタット内蔵混合水栓、詳しくは導入された水及び湯を
内部において混合し、所望の温度の混合温水を効率よく
作り出す混合水栓に関するものである。
スタット内蔵混合水栓、詳しくは導入された水及び湯を
内部において混合し、所望の温度の混合温水を効率よく
作り出す混合水栓に関するものである。
【0002】
【従来の技術】所望の温度の温水を作り出す混合水栓は
各種タイプが製造されており、業務用及び家庭用として
広く使用されている。混合水栓は水栓本体内において水
及び湯を混合し、所望の温度の温水を作り出すものであ
るが、混合温水の温度設定がむずかしく、なかなか所望
の温度の混合温水を作り出すことができなかった。
各種タイプが製造されており、業務用及び家庭用として
広く使用されている。混合水栓は水栓本体内において水
及び湯を混合し、所望の温度の温水を作り出すものであ
るが、混合温水の温度設定がむずかしく、なかなか所望
の温度の混合温水を作り出すことができなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所謂24時間風呂等、
比較的精密な温度管理を必要とする給湯機器が近年多く
なっているが、これに対応して混合水栓も温度設定の高
精度化が強く求められていた。ワックスの膨張収縮作用
を利用したワックス型サーモスタットを内蔵し、このサ
ーモスタットの作用により温度設定を行うワックス型サ
ーモスタット内蔵混合水栓は、精密な温度設定が可能な
為、近年多く用いられている。
比較的精密な温度管理を必要とする給湯機器が近年多く
なっているが、これに対応して混合水栓も温度設定の高
精度化が強く求められていた。ワックスの膨張収縮作用
を利用したワックス型サーモスタットを内蔵し、このサ
ーモスタットの作用により温度設定を行うワックス型サ
ーモスタット内蔵混合水栓は、精密な温度設定が可能な
為、近年多く用いられている。
【0004】しかしながら、従来のワックス型サーモス
タット利用の混合水栓は、温度感知精度を高める為、湯
あるいは水の流路を可能な限り狭くし、混合温水をワッ
クス型サーモスタットの感温部に接近させ、感温部との
接触面積を大きくする構成にしていた為、流量を大きく
とれず、混合効率が悪く、大量の混合温水を効率よく作
り出すには向かなかった。この発明はワックス型サーモ
スタット内蔵混合水栓に関する上記問題点を解決するこ
とを目的とするものであり、接触面積を大きくしなくと
も混合水の滞溜時間を長くすることにより、ワックス型
サーモスタットの高精度の温度制御能力を生かしつつ、
効率的に大量の混合温水を作り出すことができる混合水
栓を開発することに成功し、ここに提供せんとするもの
である。
タット利用の混合水栓は、温度感知精度を高める為、湯
あるいは水の流路を可能な限り狭くし、混合温水をワッ
クス型サーモスタットの感温部に接近させ、感温部との
接触面積を大きくする構成にしていた為、流量を大きく
とれず、混合効率が悪く、大量の混合温水を効率よく作
り出すには向かなかった。この発明はワックス型サーモ
スタット内蔵混合水栓に関する上記問題点を解決するこ
とを目的とするものであり、接触面積を大きくしなくと
も混合水の滞溜時間を長くすることにより、ワックス型
サーモスタットの高精度の温度制御能力を生かしつつ、
効率的に大量の混合温水を作り出すことができる混合水
栓を開発することに成功し、ここに提供せんとするもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は筒状をなした
本体の両開口端に混合温水排出口及び湯又は水の供給口
を設けると共に周壁の一部に湯又は水の供給口を設け、
本体内に内蔵されたワックス型サーモスタットの伸縮作
用によって湯又は水の供給口の開閉を断続的に行い、所
望の温度の混合温水を作り出す混合水栓において、混合
温水排出口の断面積を一対の湯及び水の供給口の断面積
の合計よりも小さくすると共に、ワックス型サーモスタ
ットの感温部と本体の内周壁との間に十分な空隙を設
け、供給口から本体内に流入した湯及び水が一旦本体内
に滞溜する様にして上記課題を解決せんとするものであ
る。
本体の両開口端に混合温水排出口及び湯又は水の供給口
を設けると共に周壁の一部に湯又は水の供給口を設け、
本体内に内蔵されたワックス型サーモスタットの伸縮作
用によって湯又は水の供給口の開閉を断続的に行い、所
望の温度の混合温水を作り出す混合水栓において、混合
温水排出口の断面積を一対の湯及び水の供給口の断面積
の合計よりも小さくすると共に、ワックス型サーモスタ
ットの感温部と本体の内周壁との間に十分な空隙を設
け、供給口から本体内に流入した湯及び水が一旦本体内
に滞溜する様にして上記課題を解決せんとするものであ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1はこの発明に係るワックス型
サーモスタット内蔵混合水栓の一実施形態の断面図であ
り、図中1は円筒状をした混合水栓の本体であり、その
一端には混合温水排出口2、もう一端には湯の供給口3
が設けられており、周壁の一部には水の供給口4が設け
られている。又本体1の内部にはその軸芯に沿ってワッ
クス型サーモスタット5が位置せしめられており、この
ワックス型サーモスタット5のピストンロッド6に取付
けられたバルブ円板7がピストンロッド6の伸縮に応じ
て湯の供給口3を開放/閉塞する様になっている。図中
8はワックス型サーモスタットの感温部、9はこのワッ
クス型サーモスタット5を弾性的に支持するスプリング
である。なお、これらは従来のワックス型サーモスタッ
ト内蔵混合水栓と基本的に同じである。
サーモスタット内蔵混合水栓の一実施形態の断面図であ
り、図中1は円筒状をした混合水栓の本体であり、その
一端には混合温水排出口2、もう一端には湯の供給口3
が設けられており、周壁の一部には水の供給口4が設け
られている。又本体1の内部にはその軸芯に沿ってワッ
クス型サーモスタット5が位置せしめられており、この
ワックス型サーモスタット5のピストンロッド6に取付
けられたバルブ円板7がピストンロッド6の伸縮に応じ
て湯の供給口3を開放/閉塞する様になっている。図中
8はワックス型サーモスタットの感温部、9はこのワッ
クス型サーモスタット5を弾性的に支持するスプリング
である。なお、これらは従来のワックス型サーモスタッ
ト内蔵混合水栓と基本的に同じである。
【0007】一方、感温部8と本体1との間の空隙は混
合温水の流路9となっているが、この発明に係るワック
ス型サーモスタット内蔵混合水栓においては、感温部8
の外周と本体1の内周壁との間には十分な間隔を持たせ
ており、この流路9の容積を十分に大きくしてある。
又、混合温水排出口2の断面積A1 は、湯の供給口3の
断面積A2 及び水の供給口4の断面積A3 の合計より小
さく形成されており、一定の圧力で湯及び水をこの混合
水栓内に送り込んだ場合、湯及び水は一旦本体1内の流
路9内に滞溜する様になっている。
合温水の流路9となっているが、この発明に係るワック
ス型サーモスタット内蔵混合水栓においては、感温部8
の外周と本体1の内周壁との間には十分な間隔を持たせ
ており、この流路9の容積を十分に大きくしてある。
又、混合温水排出口2の断面積A1 は、湯の供給口3の
断面積A2 及び水の供給口4の断面積A3 の合計より小
さく形成されており、一定の圧力で湯及び水をこの混合
水栓内に送り込んだ場合、湯及び水は一旦本体1内の流
路9内に滞溜する様になっている。
【0008】次に、このワックス型サーモスタット内蔵
混合水栓の作用を説明する。湯の供給口3から湯10
を、水の供給口4から水11をそれぞれ本体1の内側に
送り込むと、流路9において両者は混合され、混合温水
排出口2から適温の混合温水12となって排出されてい
くのであるが、混合温水12の温度が設定値より高くな
ると、ワックス型サーモスタット5の感温部8がこれを
感知し、ワックスの膨張作用によってピストンロッド6
が伸長し、バルブ円板7が湯10の供給口3を閉塞し、
湯の流入をストップさせ、混合温水12の温度を設定値
まで低下させる。この様に湯の供給口3の開閉を断続的
に繰り返すことにより、混合温水12の温度を設定値に
保持する。この際、混合温水排出口2の断面積A1 は湯
の供給口3の断面積A2 及び水の供給口4の断面積A3
の合計より小さいため、一定の圧力で湯10及び水11
が送り込まれた場合、混合温水12は流路9内に一旦滞
留することになり、混合温水12の感温部8との接触時
間が長くなり、これにより感温部8の温度感知の精度は
高められる。従って、本体1の内周壁と感温部8の外周
との間の間隔が大きくても、十分な感温精度を保つこと
ができ、結果的に容量が大きく、大量の混合温水を作り
出せることになる。なお、上記実施の形態は湯10の流
入を断続するタイプの混合水栓について述べたが、水1
1の流入を断続するタイプの混合水栓にも適用できるこ
とはもちろんである。
混合水栓の作用を説明する。湯の供給口3から湯10
を、水の供給口4から水11をそれぞれ本体1の内側に
送り込むと、流路9において両者は混合され、混合温水
排出口2から適温の混合温水12となって排出されてい
くのであるが、混合温水12の温度が設定値より高くな
ると、ワックス型サーモスタット5の感温部8がこれを
感知し、ワックスの膨張作用によってピストンロッド6
が伸長し、バルブ円板7が湯10の供給口3を閉塞し、
湯の流入をストップさせ、混合温水12の温度を設定値
まで低下させる。この様に湯の供給口3の開閉を断続的
に繰り返すことにより、混合温水12の温度を設定値に
保持する。この際、混合温水排出口2の断面積A1 は湯
の供給口3の断面積A2 及び水の供給口4の断面積A3
の合計より小さいため、一定の圧力で湯10及び水11
が送り込まれた場合、混合温水12は流路9内に一旦滞
留することになり、混合温水12の感温部8との接触時
間が長くなり、これにより感温部8の温度感知の精度は
高められる。従って、本体1の内周壁と感温部8の外周
との間の間隔が大きくても、十分な感温精度を保つこと
ができ、結果的に容量が大きく、大量の混合温水を作り
出せることになる。なお、上記実施の形態は湯10の流
入を断続するタイプの混合水栓について述べたが、水1
1の流入を断続するタイプの混合水栓にも適用できるこ
とはもちろんである。
【0009】
【発明の効果】この発明に係るワックス型サーモスタッ
ト内蔵混合水栓は混合温水を一旦滞留させて感温精度を
高めるという従来にない考え方に基づいて構成されたも
のであり、流量の大きい混合水栓を実現することができ
るすぐれた効果を有し、極めて実用的なものである。
ト内蔵混合水栓は混合温水を一旦滞留させて感温精度を
高めるという従来にない考え方に基づいて構成されたも
のであり、流量の大きい混合水栓を実現することができ
るすぐれた効果を有し、極めて実用的なものである。
【0010】
【図1】この発明に係るワックス型サーモスタット内蔵
型混合水栓の一実施形態の断面図である。
型混合水栓の一実施形態の断面図である。
1 本体 2 混合温水排出口 3 湯の供給口 4 水の供給口 5 ワックス型サーモスタット 6 ピストンロッド 7 バルブ円板 8 感温部 9 流路 10 湯 11 水 12 混合温水
Claims (1)
- 【請求項1】 筒状をなした本体の両開口端に混合温
水排出口及び湯又は水の供給口を設けると共に周壁の一
部に湯又は水の供給口を設け、本体内に内蔵されたワッ
クス型サーモスタットの伸縮作用によって湯又は水の供
給口の開閉を断続的に行い、所望の温度の混合温水を作
り出す混合水栓において、混合温水排出口の断面積を一
対の湯及び水の供給口の断面積の合計よりも小さくする
と共に、ワックス型サーモスタットの感温部と本体の内
周壁との間に十分な空隙を設け、供給口から本体内に流
入した湯及び水が一旦本体内に滞溜する様にしたことを
特徴とするワックス型サーモスタット内蔵混合水栓。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21697697A JPH1144378A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | ワックス型サーモスタット内蔵混合水栓 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21697697A JPH1144378A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | ワックス型サーモスタット内蔵混合水栓 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1144378A true JPH1144378A (ja) | 1999-02-16 |
Family
ID=16696875
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21697697A Pending JPH1144378A (ja) | 1997-07-29 | 1997-07-29 | ワックス型サーモスタット内蔵混合水栓 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1144378A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013545909A (ja) * | 2010-10-21 | 2013-12-26 | ハーズ コーポレーション | 蛇口取付型洗眼ユニット |
-
1997
- 1997-07-29 JP JP21697697A patent/JPH1144378A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013545909A (ja) * | 2010-10-21 | 2013-12-26 | ハーズ コーポレーション | 蛇口取付型洗眼ユニット |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
IT8907102V0 (it) | Gruppo di controllo dell'erogazione di fluido in valvole miscelatrici di acqua calda e fredda | |
US4262844A (en) | Control valve | |
JP2838265B2 (ja) | 自動混合水栓 | |
ATE282851T1 (de) | Thermostatisches mischventil | |
ATE294971T1 (de) | Thermostatventil | |
JPH1144378A (ja) | ワックス型サーモスタット内蔵混合水栓 | |
US4164321A (en) | Thermostatic mixing valve for two fluids | |
US4295602A (en) | Control valve | |
JP2002147645A (ja) | 湯水混合栓 | |
US2780412A (en) | Automatic temperature control fluid mixing valve | |
CN209977345U (zh) | 一种恒温水龙头 | |
WO1990006465A1 (en) | A thermostat-controlled mixing valve | |
JP3740666B2 (ja) | サーモスタット付湯水混合水栓 | |
JPS5835901Y2 (ja) | 湯水混合水栓 | |
US3844476A (en) | Thermally controlled water regulator | |
JPS6339489Y2 (ja) | ||
CN220016173U (zh) | 一种冷热水混合阀芯 | |
JP3196063B2 (ja) | 混合水栓 | |
CN205859226U (zh) | 一种混水阀 | |
ES447390A1 (es) | Perfeccionamientos en los grifos mezcladores controlados termostaticamente. | |
JPS5821151B2 (ja) | 切換弁を内蔵した湯水混合栓 | |
JPH01288685A (ja) | サーモスタットミキシングバルブ | |
KR200370709Y1 (ko) | 온수분배기용 유량 조절 밸브 | |
JPH0914473A (ja) | 湯水混合水栓 | |
JPH0145020Y2 (ja) |