JPH09144246A - 軒樋支持構造 - Google Patents

軒樋支持構造

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JPH09144246A
JPH09144246A JP30803095A JP30803095A JPH09144246A JP H09144246 A JPH09144246 A JP H09144246A JP 30803095 A JP30803095 A JP 30803095A JP 30803095 A JP30803095 A JP 30803095A JP H09144246 A JPH09144246 A JP H09144246A
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JP
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piece
eaves gutter
gutter
eaves
locking
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JP30803095A
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English (en)
Inventor
Masahiko Kurita
真彦 栗田
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 軒樋の前側上縁の係止片を樋支持具の前端の
係止受け片上に後方へ行き過ぎることがないようスムー
ズに係合させることができ、しかも、この係合された係
止片が外れ難い軒樋支持構造を提供する。 【解決手段】 樋支持具1前端の上方へ折曲した係止受
け片2上に軒樋3前側上縁の内方下方へと屈曲した係止
片4を係合させてなる軒樋支持構造において、軒樋3の
係止片4の下方で同軒樋3の内面から樋支持具1の前端
の係止受け片2の下側へと突出する凸起部7を形成し、
同樋支持具1上に係止受け片2よりも高い当止片8を立
設して、この当止片8と係止受け片2との間に上方へ開
口して軒樋3の係止片4が嵌まり込む開口凹部9を設け
てなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樋支持具に軒樋を
その前後両上縁を係合させて取り付けてなる軒樋支持構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図10に示す如く、樋支持具
(イ)の前端に上方へ折曲した係止受け片(ロ)を形成
し、軒樋(ハ)の前側上縁に内方下方へと屈曲した係止
片(ニ)を形成し、該係止片(ニ)を前記係止受け片
(ロ)上に係合させ、軒樋(ハ)の後側上縁に形成され
る耳部(ホ)を樋支持具(イ)の後部に形成される耳保
持部(ヘ)に係合させて、同樋支持具(イ)に軒樋
(ハ)を取り付けてなる軒樋支持構造は知られている。
該軒樋支持構造においては、樋支持具(イ)の後端部分
に設けられる取着体(ト)が軒先前面(チ)に固定され
ている。
【0003】又、同軒樋支持構造においては、軒樋
(ハ)の前壁(リ)略全体が内方へ凹んでその上端部分
に係止片(ニ)と対向する段部(ヌ)が形成されてい
る。この場合、軒樋(ハ)の前壁(リ)内面が係止受け
片(ロ)上に摺接されながら該係止受け片(ロ)上に係
止片(ニ)が係合され、該係合状態で同軒樋(ハ)がそ
の後部を持ち上げるようにして回動されて、該軒樋
(ハ)の後側上縁の耳部(ホ)が耳保持部(ヘ)に係合
保持され、同軒樋(ハ)は樋支持具(イ)に取り付けら
れる。該取り付けられた状態では樋支持具(イ)の前端
の係止受け片(ロ)の下側に段部(ヌ)が存在するた
め、軒樋(ハ)の係止片(ニ)が同係止受け片(ロ)か
ら上方へ外れることが防止される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術においては、軒樋(ハ)の前壁(リ)略全体が
内方へ凹むように形成されるため、該軒樋(ハ)内部の
容積が減少して雨水排水能力が低下し、又、外観面でも
前壁(リ)が凹んでその上端部分に段部(ヌ)が現出し
好ましくないという問題があった。
【0005】そこで、図11に示す如く、上記と同種の軒
樋支持構造であって、軒樋(ハ)の前側上縁の係止片
(ニ)の下方において同軒樋(ハ)の内面から樋支持具
(イ)の前端の係止受け片(ロ)の下側へと突出する凸
起部(ル)を形成してなる軒樋支持構造が考えられた。
しかしながら、該軒樋支持構造においては、上記問題は
解決されるものの、係止受け片(ロ)上に係止片(ニ)
を係合させる際に、軒樋(ハ)の前壁(リ)内面が係止
受け片(ロ)上に摺接されている途中で該係止受け片
(ロ)に凸起部(ル)が引っ掛かり、同係止受け片
(ロ)上に係止片(ニ)をスムーズに係合させることが
できなくなって、軒樋(ハ)の樋支持具(イ)への取り
付け作業に手間取るという新たな問題が発生するもので
あった。
【0006】本発明は、上記従来の技術における問題を
悉く解決するために発明されたもので、すなわち、その
課題は、雨水排水能力が高く維持され且つ外観も良好な
軒樋が使用され、しかも、該軒樋の前側上縁の係止片を
樋支持具の前端の係止受け片上にスムーズに係合させる
ことができて、同軒樋の樋支持具への取り付け作業に手
間取ることがなく、又、前記係止受け片上に係合された
係止片の外れが防止される軒樋支持構造を提供すること
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
軒樋支持構造は、樋支持具の前端に上方へ折曲した係止
受け片を形成し、軒樋の前側上縁に内方下方へと屈曲し
た係止片を形成し、該係止片を前記係止受け片上に係合
させ、軒樋の後側上縁に形成される耳部を樋支持具の後
部に形成される耳保持部に係合させて、同樋支持具に軒
樋を取り付けてなる軒樋支持構造であって、軒樋の前側
上縁の係止片の下方において同軒樋の内面から樋支持具
の前端の係止受け片の下側へと突出する凸起部を形成
し、同樋支持具上に係止受け片よりも高い当止片を立設
して、該当止片と係止受け片との間に上方へ開口して軒
樋の前側上縁の係止片が嵌まり込む開口凹部を設けてな
り、この構成によって上記課題が解決された。
【0008】すなわち、軒樋の前側上縁の係止片の下方
において同軒樋の内面から樋支持具の前端の係止受け片
の下側へと突出する凸起部が形成されているため、該凸
起部が樋支持具の前端の係止受け片の下側に当止して該
係止受け片上に係合された係止片が上方へ外れることが
防止され、この場合、同凸起部が軒樋の内面に部分的に
突出形成されるものであるため、雨水排水能力は低下せ
ず外観も良好に維持される。
【0009】しかも、樋支持具上に係止受け片よりも高
い当止片が立設されて、該当止片と係止受け片との間に
上方へ開口して軒樋の前側上縁の係止片が嵌まり込む開
口凹部が設けられているため、係止片を係止受け片上に
係合させる際に、係止片は当止片に当止して開口凹部よ
り後方へ行き過ぎることがなく、当止片に摺接してガイ
ドされながら係止片は同開口凹部内へと嵌まり込み、該
係止片が嵌まり込んで支持された状態で軒樋をその後部
を持ち上げるようにして回動させることによって、同係
止片は係止受け片上にスムーズに係合され、同軒樋の樋
支持具への取り付け作業に手間取ることがない。
【0010】本発明の請求項2記載の軒樋支持構造は、
上記請求項1記載の軒樋支持構造において、当止片を前
後方向に折曲自在に塑性変形される帯状金属板にて形成
したことを特徴とする。したがって、この場合は、特
に、上記の如く、当止片に係止片を当止させガイドさせ
て使用した後に、該当止片を前方へ折曲して係止受け片
上に係合された係止片の上側に巻き付けるように係着さ
せ同係止片の外れをより確実に防止したり、又、同当止
片を後方へ折曲して軒樋の前下方から見えないよう外観
良く納めたりすることができる。
【0011】本発明の請求項3記載の軒樋支持構造は、
上記請求項1又は2記載の軒樋支持構造において、軒樋
の前壁を内方へ屈曲突出させて凸起部を形成し、軒樋積
載時に同凸起部の外側凹部に係合される凸曲部を係止片
の上端内方に突設したことを特徴とする。したがって、
この場合は、特に、軒樋の前壁を内方へ屈曲突出させて
形成した凸起部の外側凹部が利用され、軒樋積載時に係
止片の上端内方に突設された凸曲部が同外側凹部に係合
されて、同積載された軒樋のずれ動きによる荷崩れが防
止される。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の請求項1、2、
3全てに対応する一実施形態を示し、該実施形態の軒樋
支持構造は、樋支持具1の前端に上方へ折曲した係止受
け片2を形成し、軒樋3の前側上縁に内方下方へと屈曲
した係止片4を形成し、該係止片4を前記係止受け片2
上に係合させ、軒樋3の後側上縁に形成される耳部5を
樋支持具1の後部に形成される耳保持部6に係合させ
て、同樋支持具1に軒樋3を取り付けてなる軒樋支持構
造であって、軒樋3の前側上縁の係止片4の下方におい
て同軒樋3の内面から樋支持具1の前端の係止受け片2
の下側へと突出する凸起部7を形成し、同樋支持具1上
に係止受け片2よりも高い当止片8を立設して、該当止
片8と係止受け片2との間に上方へ開口して軒樋3の前
側上縁の係止片4が嵌まり込む開口凹部9を設けてな
る。
【0013】該実施形態の軒樋支持構造においては、当
止片8が前後方向に折曲自在に塑性変形される帯状金属
板にて形成されている。又、軒樋3の前壁が内方へ屈曲
突出されて凸起部7が形成され、図7に示す如く、軒樋
3積載時に同凸起部7の外側凹部10に係合される凸曲部
11が係止片4の上端内方に突設されている。
【0014】軒樋3は銅、ステンレス等の金属板を角型
樋形状に折曲加工して形成されたもので、その後側上縁
の耳部5が内方へ開口し且つ外方へ膨曲した中空状に形
成されている。又、同耳部5を外側から保持する内方へ
開口した耳保持部6が樋支持具1の後部に形成され、該
樋支持具1の下側に後外方へ突出した弾性に富み先細状
の帯状金属板でなる弾性凸片24が設けられており、この
場合、該弾性凸片24の先端部分が前記耳保持部6内に係
合保持される耳部5の中空内底面上に弾性的に当接され
る。
【0015】樋支持具1は、軒先前面12に固定される取
付体13と、該取付体13から上方前方へと突設される連結
支持体14と、該連結支持体14の前端部分に結合される樋
保持体15とで形成されている。該樋支持具1は金属製
で、図2、図3に示す如く、取付体13の両側部に穿設さ
れた取付孔16に挿通される打ち込み釘、ネジ釘等の固着
具17によって軒先前面12に取着固定されている。同取付
体13と連結支持体14とはリベット18にて固着結合されて
おり、該連結支持体14は厚肉帯状金属板を折曲加工して
形成されたもので、その折曲角部分には補強用屈曲溝19
が形成されて強固なものとなっている。
【0016】連結支持体14の前端部分の下側に樋保持体
15がリベット18にて固着結合されており、該樋保持体15
は底板部20と両側壁部21とでなる比較的薄肉で金属製の
断面略コ字型材を折曲加工して形成されたものである。
同樋保持体15の後端部分において両側壁部が欠除され底
板部20のみが下方前方へと屈曲されて内方へ開口した上
記耳保持部6が形成されており、該耳保持部6の下部は
両側壁部21が展開されて底板部20が巾広に形成され、同
耳保持部6はその底板部20の中程に沿って屈曲凹溝22が
形成されて補強されており、又、同耳保持部6の下側前
端には斜め後方へと傾斜したガイド片23が垂下延設され
ている。
【0017】樋保持体15の下面にリベット18にて上記弾
性凸片24が結合固着されて、該弾性凸片24は後外方へ突
設されている。この場合、樋保持体15に下方へ突出した
屈曲部25が形成され、該屈曲部25の下面に沿う形状の皿
状部26が弾性凸片24の基端部に形成され、該皿状部26が
屈曲部25の下側に係合されて該係合部分にリベット18が
貫通されており、同弾性凸片24は回動しないよう確実に
結合固着されている。同樋保持体15の屈曲部25の上方に
は連結支持体14の下面に屈曲段部27による凹所が形成さ
れており、該屈曲段部27の下面凹所と前記屈曲部25の上
面凹所との間隔スペース内にリベット18の頭部が収容さ
れている。
【0018】樋保持体15の前端部分において溝型材の両
側壁部21が欠除され底板部20のみが上方へ折曲されて係
止受け片2が形成されており、該係止受け片2と両側壁
部21の欠除前端との間に上方へ開口した開口凹部9が設
けられている。該開口凹部9より若干後方位置におい
て、樋保持体15の底板部20の上面に略L字状に折曲して
折曲自在に塑性変形され得る帯状金属板がリベット18に
て結合固着されることによって、同樋保持体15上に当止
片8が立設されている。
【0019】前記係止受け片2の上端部分は両側壁部21
が展開されて底板部20が巾広に形成され、該巾広に形成
された係止受け片2の上縁両角部分には面取り状の傾斜
が設けられている。この場合、係止受け片2は軒樋3の
係止片4の下側に挿入され易く、しかも、軒樋3が熱伸
縮等で長手方向にずれ動いてもスムーズにスライドされ
て、同係止受け片2上に係止片4は安定して係合保持さ
れる。又、前記開口凹部9においてはその底板部20の中
程に沿って屈曲溝条28が形成されて補強されており、同
係止片4は係止受け片2上に強固に支持される。
【0020】又、樋支持具1の前側の係止受け片2上に
上記軒樋3の係止片4が係合され、該係合状態で同軒樋
3がその後部を持ち上げるようにして回動されて、該軒
樋3の後側上縁の耳部5が耳保持部6より垂下延設され
るガイド片23に摺接されながら樋支持具1の後側の同耳
保持部6に係合保持される。このようにして樋支持具1
に取り付け保持された軒樋3は、その前側における係止
片4の外れが該係止片4の下方の凸起部7によって防止
され、又、その後側における耳部5の外れが弾性凸片24
によって防止されて、暴風雨や外力による衝撃によって
も外れることがない。
【0021】したがって、該実施形態の軒樋支持構造に
おいては、軒樋3の前側上縁の係止片4の下方において
同軒樋3の内面から樋支持具1の前端の係止受け片2の
下側へと突出する凸起部7が形成されているため、該凸
起部7が樋支持具1の前端の係止受け片2の下側に当止
して該係止受け片2上に係合された係止片4が上方へ外
れることが防止され、この場合、同凸起部7が軒樋3の
内面に部分的に突出形成されるものであるため、雨水排
水能力は低下せず外観も良好に維持される。
【0022】しかも、樋支持具1上に係止受け片2より
も高い当止片8が立設されて、該当止片8と係止受け片
2との間に上方へ開口して軒樋3の前側上縁の係止片4
が嵌まり込む開口凹部9が設けられているため、図4に
示す如く、係止片4を係止受け片2上に係合させる際
に、図4(a)に示す如く、係止片4は当止片8に当止
して開口凹部9より後方へ行き過ぎることがなく、当止
片8に摺接してガイドされながら係止片4は同開口凹部
9内へと嵌まり込み、図4(b)に示す如く、該係止片
4が嵌まり込んで支持された状態で軒樋3をその後部を
持ち上げるようにして回動させることによって、同係止
片4は係止受け片2上にスムーズに係合され、同軒樋3
の樋支持具1への取り付け作業に手間取ることがない。
【0023】又、該実施形態の軒樋支持構造において
は、当止片8が前後方向に折曲自在に塑性変形される帯
状金属板にて形成されており、上記の如く、当止片8に
係止片4を当止させガイドさせて使用した後に、図4
(c)に示す如く、該当止片8を前方へ折曲して係止受
け片2上に係合された係止片4の上側に巻き付けるよう
に係着させ同係止片4の外れをより確実に防止したり、
又、図5に示す如く、同当止片8を後方へ折曲して軒樋
3の前下方から見えないよう外観良く納めたりすること
ができ、この場合、同当止片8は樋支持具1の両側壁部
21間に体裁良く納められる。又、軒樋3の前壁を内方へ
屈曲突出させて形成した凸起部7の外側凹部10が利用さ
れ、図7に示す如く、軒樋3積載時に係止片4の上端内
方に突設された凸曲部11が同外側凹部10に係合されて、
梱包体29内にて積載された同軒樋3のずれ動きによる荷
崩れが防止される。
【0024】なお、この場合、図6(a)(b)に示す
如き寸法関係となっている。すなわち、係止片4の先端
部分の垂下寸法をa、開口凹部9の巾寸法をb、凸起部
7から係止片4の上端までの寸法をcとすると、a<b
<cとなっており、又、係止片4の凸曲部11のみの内方
への突出寸法をd、係止片4全体の内方への突出寸法を
eとすると、d<eとなっている。更には、係止受け片
2の高さ寸法をf、当止片8の高さ寸法をgとすると、
f<e<gとなっている。このような寸法関係を満足す
ることによって、上記作用効果が十分且つ確実に奏され
る。
【0025】図8は、本発明の請求項1にのみ対応する
別の実施形態を示し、該実施形態の軒樋支持構造におい
ては、樋支持具1が硬質の合成樹脂でなり、軒先前面12
に固着具17にて固定される取付体13と、該取付体13から
上方前方へと突設される樋保持体15とで形成されてい
る。該樋保持体15の前端の係止受け片2より若干後方位
置において、同樋保持体15が部分的に上方へ角山型状に
屈曲するよう突出されて当止片8が一体に立設されてい
る。樋保持体15の後部には略レ字状に折曲した耳保持部
6が垂設されており、この場合、折曲帯状板部材30がリ
ベット18にて同樋保持体15の下面に結合固着されること
によって垂設されている。又、軒樋3は硬質の合成樹脂
にて一体に押出成形されたもので、該軒樋3の前壁内面
に凸片状の凸起部7が一体に突設されており、同軒樋3
の後側上縁には内下方へと傾斜状に折曲した耳部5が一
体に延設されていて、該耳部5は上記樋支持具1の耳保
持部6上に外側から係合される。
【0026】したがって、該実施形態の軒樋支持構造に
おいても、係止受け片2の下側に位置する凸起部7によ
って、同係止受け片2上に係合された係止片4の上方へ
の外れが防止され、この場合、同凸起部7が軒樋3の内
面に部分的に突出形成されたもので、雨水排水能力は低
下せず外観も良好に維持される。しかも、図9に示す如
く、係止片4を係止受け片2上に係合させる際に、図9
(a)に示す如く、係止片4は係止受け片2よりも高い
当止片8に当止して開口凹部9より後方へ行き過ぎるこ
とがなく、当止片8に摺接してガイドされながら係止片
4は同開口凹部9内へと嵌まり込み、図9(b)に示す
如く、該係止片4が嵌まり込んで支持された状態で軒樋
3をその後部を持ち上げるようにして回動させることに
よって、同係止片4は係止受け片2上にスムーズに係合
され、同軒樋3の樋支持具1への取り付け作業に手間取
ることがない。
【0027】
【発明の効果】上述の如く、本発明の請求項1記載の軒
樋支持構造においては、係止受け片の下側に位置する凸
起部によって、同係止受け片上に係合された係止片の上
方への外れが防止され、この場合、同凸起部が軒樋の内
面に部分的に突出形成されたもので、雨水排水能力は低
下せず外観も良好に維持され、しかも、係止片を係止受
け片上に係合させる際に、係止片は係止受け片よりも高
い当止片に当止して開口凹部より後方へ行き過ぎること
がなく、当止片に摺接してガイドされながら係止片は同
開口凹部内へと嵌まり込み、該係止片が嵌まり込んで支
持された状態で軒樋をその後部を持ち上げるようにして
回動させることによって、同係止片は係止受け片上にス
ムーズに係合され、同軒樋の樋支持具への取り付け作業
に手間取ることがない。
【0028】又、本発明の請求項2記載の軒樋支持構造
においては、特に、当止片が前後方向に折曲自在に塑性
変形される帯状金属板にて形成されており、上記の如
く、当止片に係止片を当止させガイドさせて使用した後
に、該当止片を前方へ折曲して係止受け片上に係合され
た係止片の上側に巻き付けるように係着させ同係止片の
外れをより確実に防止したり、又、同当止片を後方へ折
曲して軒樋の前下方から見えないよう外観良く納めたり
することができる。
【0029】又、本発明の請求項3記載の軒樋支持構造
においては、特に、軒樋の前壁を内方へ屈曲突出させて
形成した凸起部の外側凹部が利用され、軒樋積載時に係
止片の上端内方に突設された凸曲部が同外側凹部に係合
されて、同積載された軒樋のずれ動きによる荷崩れが防
止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の軒樋支持構造の一実施形態を示す一部
切欠断面図。
【図2】同軒樋支持構造における樋支持具を示す斜め上
方からの斜視図。
【図3】同軒樋支持構造における樋支持具を示す斜め下
方からの斜視図。
【図4】(a)(b)(c)は各々同軒樋支持構造にお
ける係止片の係止受け片上への係合過程を示す要部側面
図。
【図5】同軒樋支持構造における係止片が係止受け片上
に係合された別の納まり状態を示す要部側面図。
【図6】同軒樋支持構造における寸法関係を示す(a)
は軒樋の要部側面図(b)は樋支持具の要部側面図。
【図7】同軒樋支持構造における軒樋の積載状態を示す
概略断面図。
【図8】本発明の軒樋支持構造の別の実施形態を示す断
面図。
【図9】(a)(b)は各々同軒樋支持構造における係
止片の係止受け片上への係合過程を示す要部側面図。
【図10】従来例の軒樋支持構造を示す断面図。
【図11】従来例の別の軒樋支持構造を示す断面図。
【符号の説明】
1 樋支持具 2 係止受け片 3 軒樋 4 係止片 5 耳部 6 耳保持部 7 凸起部 8 当止片 9 開口凹部 10 外側凹部 11 凸曲部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 樋支持具の前端に上方へ折曲した係止受
    け片を形成し、軒樋の前側上縁に内方下方へと屈曲した
    係止片を形成し、該係止片を前記係止受け片上に係合さ
    せ、軒樋の後側上縁に形成される耳部を樋支持具の後部
    に形成される耳保持部に係合させて、同樋支持具に軒樋
    を取り付けてなる軒樋支持構造であって、軒樋の前側上
    縁の係止片の下方において同軒樋の内面から樋支持具の
    前端の係止受け片の下側へと突出する凸起部を形成し、
    同樋支持具上に係止受け片よりも高い当止片を立設し
    て、該当止片と係止受け片との間に上方へ開口して軒樋
    の前側上縁の係止片が嵌まり込む開口凹部を設けてなる
    軒樋支持構造。
  2. 【請求項2】 当止片を前後方向に折曲自在に塑性変形
    される帯状金属板にて形成したことを特徴とする請求項
    1記載の軒樋支持構造。
  3. 【請求項3】 軒樋の前壁を内方へ屈曲突出させて凸起
    部を形成し、軒樋積載時に同凸起部の外側凹部に係合さ
    れる凸曲部を係止片の上端内方に突設したことを特徴と
    する請求項1又は2記載の軒樋支持構造。
JP30803095A 1995-11-28 1995-11-28 軒樋支持構造 Pending JPH09144246A (ja)

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JP30803095A JPH09144246A (ja) 1995-11-28 1995-11-28 軒樋支持構造

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JP30803095A Pending JPH09144246A (ja) 1995-11-28 1995-11-28 軒樋支持構造

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JP (1) JPH09144246A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003056144A (ja) * 2001-08-20 2003-02-26 Otis:Kk 竪樋支持具

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