JPH09144092A - 防水パンの支持構造 - Google Patents
防水パンの支持構造Info
- Publication number
- JPH09144092A JPH09144092A JP7299704A JP29970495A JPH09144092A JP H09144092 A JPH09144092 A JP H09144092A JP 7299704 A JP7299704 A JP 7299704A JP 29970495 A JP29970495 A JP 29970495A JP H09144092 A JPH09144092 A JP H09144092A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bottom plate
- waterproof pan
- fixed
- bolts
- bathroom
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Bathtubs, Showers, And Their Attachments (AREA)
- Residential Or Office Buildings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】浴室設置床面と建物床面との高さ間隔が小さい
場合においても、防水パンを据え付け高さを調整して設
置する。 【解決手段】洗い場裏面に貼着される底板5にそれぞれ
縦横方向に間隔をおいて補強材7を配設するとともに、
底板5の長手方向両端近傍において、補強材7と底板5
にそれぞれ接触して断面L字状のアングル材8を配設
し、このアングル材8の水平部81にプレート付き調整
ボルト9を設ける。
場合においても、防水パンを据え付け高さを調整して設
置する。 【解決手段】洗い場裏面に貼着される底板5にそれぞれ
縦横方向に間隔をおいて補強材7を配設するとともに、
底板5の長手方向両端近傍において、補強材7と底板5
にそれぞれ接触して断面L字状のアングル材8を配設
し、このアングル材8の水平部81にプレート付き調整
ボルト9を設ける。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、浴室ユニットを構
成する防水パンの支持構造に関するものである。
成する防水パンの支持構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、集合住宅などにおいて、浴室
ユニットを設置することが行われている。この浴室ユニ
ット1は、図4に示すように、洗い場21を形成した防
水パン2と、この防水パン2の開口部に嵌合された浴槽
3と、防水パン2の周縁部に立設され、これらの防水パ
ン2の周囲を包囲して立設された壁パネル4と、これら
の壁パネル4によって形成された上方開口部を覆う天井
パネル(図示せず)から構成されている。そして、防水
パン2における洗い場21の裏面には、底板5が貼着さ
れており、この底板5には、角パイプ状脚部材6が間隔
をおいて固定され、防水パン2を浴室設置床面に設置で
きるようにしている(実公昭44−21648号公報参
照)。
ユニットを設置することが行われている。この浴室ユニ
ット1は、図4に示すように、洗い場21を形成した防
水パン2と、この防水パン2の開口部に嵌合された浴槽
3と、防水パン2の周縁部に立設され、これらの防水パ
ン2の周囲を包囲して立設された壁パネル4と、これら
の壁パネル4によって形成された上方開口部を覆う天井
パネル(図示せず)から構成されている。そして、防水
パン2における洗い場21の裏面には、底板5が貼着さ
れており、この底板5には、角パイプ状脚部材6が間隔
をおいて固定され、防水パン2を浴室設置床面に設置で
きるようにしている(実公昭44−21648号公報参
照)。
【0003】また、詳細には図示しないが、特開平2−
111332号公報に示されるように、防水パンにおけ
る洗い場の裏面に間隔をおいて角パイプ状補強材を固定
し、この補強材に複数本のプレート付き調整ボルトを設
けたものも知られている。すなわち、このプレート付き
調整ボルトは、補強材にナットを溶着し、このナットに
設置プレートを一体に溶着したボルトを螺合して構成さ
れ、防水パン2を浴室設置床面に設置する際、ボルトを
回転させることにより浴室設置床面に対して防水パン2
の据え付け高さを調整できるようにしている。
111332号公報に示されるように、防水パンにおけ
る洗い場の裏面に間隔をおいて角パイプ状補強材を固定
し、この補強材に複数本のプレート付き調整ボルトを設
けたものも知られている。すなわち、このプレート付き
調整ボルトは、補強材にナットを溶着し、このナットに
設置プレートを一体に溶着したボルトを螺合して構成さ
れ、防水パン2を浴室設置床面に設置する際、ボルトを
回転させることにより浴室設置床面に対して防水パン2
の据え付け高さを調整できるようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、浴室設置床
面から建物床面(脱衣場の床面)までの高さが小さい場
合、この小さな高さ範囲内に防水パンを設置する必要が
ある。例えば、2階以上に浴室を設置する場合、脱衣場
の床面と浴室設置床面との間隔は1階に比較して小さく
なり、このような小さな高さ範囲内に防水パンを設置す
る必要がある。しかも、脱衣場の床面と、浴室設置床面
に設置された防水パンの床面とが連続するように据え付
けるためには、防水パンの据え付け高さを調整する必要
がある。
面から建物床面(脱衣場の床面)までの高さが小さい場
合、この小さな高さ範囲内に防水パンを設置する必要が
ある。例えば、2階以上に浴室を設置する場合、脱衣場
の床面と浴室設置床面との間隔は1階に比較して小さく
なり、このような小さな高さ範囲内に防水パンを設置す
る必要がある。しかも、脱衣場の床面と、浴室設置床面
に設置された防水パンの床面とが連続するように据え付
けるためには、防水パンの据え付け高さを調整する必要
がある。
【0005】したがって、前述した角パイプ状脚部材を
固定した防水パンにおいては、全高を小さく形成するこ
とができることから、限定された高さ範囲内に防水パン
を設置する場合には有効となるが、脱衣場の床面に対し
て防水パンの据え付け高さを調整することはできないと
いう欠点がある。
固定した防水パンにおいては、全高を小さく形成するこ
とができることから、限定された高さ範囲内に防水パン
を設置する場合には有効となるが、脱衣場の床面に対し
て防水パンの据え付け高さを調整することはできないと
いう欠点がある。
【0006】一方、前述したプレート付き調整ボルトを
設けた防水パンにおいては、高さ調整はできるものの、
防水パンの全高が大きくなり、限定された高さ範囲内に
防水パンを設置することができないという欠点がある。
すなわち、このような防水パンを設置した場合、脱衣場
の床面よりも防水パンの床面が高くなり、浴室と脱衣場
を区画する出入口の下枠を跨いで浴室に入室しなければ
ならず、高齢者などの入浴に難が生じるものである。し
かも、防水パンの中央に設けたプレート付き調整ボルト
の調整作業は、浴室設置床面との間隔が小さくなるほど
困難となる欠点がある。
設けた防水パンにおいては、高さ調整はできるものの、
防水パンの全高が大きくなり、限定された高さ範囲内に
防水パンを設置することができないという欠点がある。
すなわち、このような防水パンを設置した場合、脱衣場
の床面よりも防水パンの床面が高くなり、浴室と脱衣場
を区画する出入口の下枠を跨いで浴室に入室しなければ
ならず、高齢者などの入浴に難が生じるものである。し
かも、防水パンの中央に設けたプレート付き調整ボルト
の調整作業は、浴室設置床面との間隔が小さくなるほど
困難となる欠点がある。
【0007】本発明は、このような問題点に鑑みてなさ
れたもので、浴室設置床面と建物床面との間隔が小さい
場合においても、防水パンを据え付け高さを調整しつつ
設置することのできる防水パンの支持構造を提供するも
のである。
れたもので、浴室設置床面と建物床面との間隔が小さい
場合においても、防水パンを据え付け高さを調整しつつ
設置することのできる防水パンの支持構造を提供するも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、洗い場裏面に
貼着された底板にそれぞれ縦横方向に間隔をおいて補強
材を固定するとともに、少なくとも底板の長手方向両端
近傍において、補強材と底板にそれぞれ接触して断面L
字状のアングル材を配設し、このアングル材の水平部に
間隔をおいてプレート付き調整ボルトを設けたことを特
徴とするものである。
貼着された底板にそれぞれ縦横方向に間隔をおいて補強
材を固定するとともに、少なくとも底板の長手方向両端
近傍において、補強材と底板にそれぞれ接触して断面L
字状のアングル材を配設し、このアングル材の水平部に
間隔をおいてプレート付き調整ボルトを設けたことを特
徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例の形態を図
面を参照して説明する。
面を参照して説明する。
【0010】なお、説明の便宜上、図4に示した部材と
同一の部材には、同一の符号を用いるものとする。
同一の部材には、同一の符号を用いるものとする。
【0011】図1には、本発明の防水パンの支持構造が
記載されている。この防水パン2における洗い場21の
裏面に貼着される底板5には、縦横方向にそれぞれ間隔
をおいて複数本の角パイプ状補強材7が固定されてい
る。そして、底板5の長手方向両端近傍において、底板
5と補強材7にそれぞれ面接触する水平部81および垂
直部82からなる断面L字状のアングル材8が短手方向
にわたって配設されており、このアングル材8の両端近
傍には、それぞれプレート付き調整ボルト9が設けられ
ている。
記載されている。この防水パン2における洗い場21の
裏面に貼着される底板5には、縦横方向にそれぞれ間隔
をおいて複数本の角パイプ状補強材7が固定されてい
る。そして、底板5の長手方向両端近傍において、底板
5と補強材7にそれぞれ面接触する水平部81および垂
直部82からなる断面L字状のアングル材8が短手方向
にわたって配設されており、このアングル材8の両端近
傍には、それぞれプレート付き調整ボルト9が設けられ
ている。
【0012】このプレート付き調整ボルト9は、アング
ル材8の水平部81に固定されたナット91と、このナ
ット91に螺合され、頭部にプレート92が固定された
ボルト93と、ボルト93に螺合された締結ナット94
から構成され、ボルト93を回転させることにより、浴
室設置床面に対する防水パン2の据え付け高さを調整す
ることができる。調整作業が終了すれば、締結ナット9
4を締め付けることによりその調整高さを維持すること
ができる。
ル材8の水平部81に固定されたナット91と、このナ
ット91に螺合され、頭部にプレート92が固定された
ボルト93と、ボルト93に螺合された締結ナット94
から構成され、ボルト93を回転させることにより、浴
室設置床面に対する防水パン2の据え付け高さを調整す
ることができる。調整作業が終了すれば、締結ナット9
4を締め付けることによりその調整高さを維持すること
ができる。
【0013】このように、底板5と補強材7とで形成さ
れる隅部空間を利用してプレート付き調整ボルト9を設
けたことにより、補強材7にプレート付き調整ボルト9
を直接設ける場合に比較して補強材7の高さ分全高が低
くなり、浴室設置床面と建物床面との高さ間隔が小さい
場合であっても据え付け高さを調整しつつ防水パンを設
置することができる。しかも、その調整作業は、底板5
の端縁部で行うことができることから、浴室設置床面と
建物床面との高さ間隔が小さい場合であっても容易に作
業することができる。
れる隅部空間を利用してプレート付き調整ボルト9を設
けたことにより、補強材7にプレート付き調整ボルト9
を直接設ける場合に比較して補強材7の高さ分全高が低
くなり、浴室設置床面と建物床面との高さ間隔が小さい
場合であっても据え付け高さを調整しつつ防水パンを設
置することができる。しかも、その調整作業は、底板5
の端縁部で行うことができることから、浴室設置床面と
建物床面との高さ間隔が小さい場合であっても容易に作
業することができる。
【0014】なお、この実施形態においては、浴槽と別
体の防水パンを例示したが、浴槽と一体の防水パンであ
ってもよい。
体の防水パンを例示したが、浴槽と一体の防水パンであ
ってもよい。
【0015】また、説明を容易にするため、方形状の底
板を例示したが、排水口や浴室カウンターなどの配設位
置によっては常に方形状となるとは限らない。このよう
な場合においては、防水パンに作用する荷重を考慮して
長手方向両端近傍以外にもアングル材を配設してプレー
ト付き調整ボルトを設ければよい。
板を例示したが、排水口や浴室カウンターなどの配設位
置によっては常に方形状となるとは限らない。このよう
な場合においては、防水パンに作用する荷重を考慮して
長手方向両端近傍以外にもアングル材を配設してプレー
ト付き調整ボルトを設ければよい。
【0016】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、洗い場裏
面に貼着された底板にそれぞれ縦横方向に間隔をおいて
補強材を固定するとともに、少なくとも底板の長手方向
両端近傍において、補強材と底板にそれぞれ接触して断
面L字状のアングル材を配設し、このアングル材の水平
部に間隔をおいてプレート付き調整ボルトを設けたこと
により、浴室設置床面と建物床面との間隔が小さい場合
においても、防水パンを据え付け高さを調整しつつ設置
することが可能となる。
面に貼着された底板にそれぞれ縦横方向に間隔をおいて
補強材を固定するとともに、少なくとも底板の長手方向
両端近傍において、補強材と底板にそれぞれ接触して断
面L字状のアングル材を配設し、このアングル材の水平
部に間隔をおいてプレート付き調整ボルトを設けたこと
により、浴室設置床面と建物床面との間隔が小さい場合
においても、防水パンを据え付け高さを調整しつつ設置
することが可能となる。
【図1】本発明の防水パンの支持構造を一部省略して示
す平面図である。
す平面図である。
【図2】図1の側面図である。
【図3】図2のA部の拡大図である。
【図4】浴室ユニットを示す斜視図である。
1 浴室ユニット 2 防水パン 5 底板 7 補強材 8 アングル材 9 プレート付き調整ボルト
Claims (1)
- 【請求項1】 洗い場裏面に貼着された底板にそれぞれ
縦横方向に間隔をおいて補強材を固定するとともに、少
なくとも底板の長手方向両端近傍において、補強材と底
板にそれぞれ接触して断面L字状のアングル材を配設
し、このアングル材の水平部に間隔をおいてプレート付
き調整ボルトを設けたことを特徴とする防水パンの支持
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7299704A JPH09144092A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 防水パンの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7299704A JPH09144092A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 防水パンの支持構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09144092A true JPH09144092A (ja) | 1997-06-03 |
Family
ID=17875967
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7299704A Pending JPH09144092A (ja) | 1995-11-17 | 1995-11-17 | 防水パンの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09144092A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114737656A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-07-12 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种蹲便器找平固定装置及蹲便器找平方法 |
-
1995
- 1995-11-17 JP JP7299704A patent/JPH09144092A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114737656A (zh) * | 2022-03-14 | 2022-07-12 | 中建八局第二建设有限公司 | 一种蹲便器找平固定装置及蹲便器找平方法 |
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