JPH09143021A - 歯科用光重合性組成物 - Google Patents

歯科用光重合性組成物

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JPH09143021A
JPH09143021A JP7299700A JP29970095A JPH09143021A JP H09143021 A JPH09143021 A JP H09143021A JP 7299700 A JP7299700 A JP 7299700A JP 29970095 A JP29970095 A JP 29970095A JP H09143021 A JPH09143021 A JP H09143021A
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JP
Japan
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reducing agent
group
meth
acrylate
composition
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JP7299700A
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English (en)
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Yoshio Harada
美穂 原田
Kenichi Hino
憲一 日野
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Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光硬化性に優れ、硬化物の紫外線に対する色
調安定性が高く、硬化物からの還元剤の溶出が少ない光
硬化性組成物を提供する。 【解決手段】 重合可能なオレフィン性不飽和基を有す
る単量体(a)と、光重合開始剤(b)と還元剤(c)
とからなる歯科用光重合性組成物であって、光重合開始
剤(b)として400−700nmに吸収を示するカル
ボニル化合物を含み、還元剤(c)として分子内に2個
以上の重合可能なオレフィン性不飽和基と、窒素原子に
隣接する炭素原子に水素原子を有する第3級アミノ基を
有する非芳香族共重合性還元剤を含む事を特徴とする歯
科用光重合性組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光硬化性に優れ、硬化物
の紫外線に対する色調安定性が高く、硬化物からの還元
剤の溶出が少なく、還元剤を多量に配合してもそれによ
る重合の阻害が少ない、新規な歯科用光硬化性組成物に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】現在、歯科用重合性樹脂材料は操作性、
審美性、強度に優れることから、歯科治療分野に広く使
用されている。特に、可視光線重合型の歯科用重合性樹
脂組成物は、随意のタイミングで硬化させることが可能
な操作性の良さ、硬化物の強度の高さ等が評価され、現
在では歯科治療分野で最も広く使用されている。従来、
可視光線重合性の歯科用重合性樹脂組成物は、重合可能
な単量体、光重合開始剤および還元剤より構成されるも
のが知られている。なかでも、可視光線重合組成物とし
て、光重合開始剤としてベンジル、カンファーキノン等
のα−ジケトン系化合物、またはチオキサントン系化合
物等が多用され、還元剤としては各種アミン類が多く用
いられてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】現在の可視光線重合性
組成物で広く用いられている重合開始剤系は、α−ジケ
トン系化合物と各種アミン類との組み合わせよりなるも
のであり、特に、重合開始剤として最も強力で広く用い
られている物は、カンファーキノンであり、それと組み
合わせるための最も強力な還元剤は、N,N−ジメチル
アミノ安息香酸エチルエステルであり、広く実用化され
ている。一方、歯科用充填材料にはISO4049にお
いて、その色安定性試験法が定められており、ISO7
491に定められた方法により色温度5000〜700
0度の非常に紫外線を多く含むキセノンランプの光に長
時間曝しても変色しない旨の規格が定められている。と
ころが、上記の開始剤系を使用した組成物はこの試験に
合格できず、紫外線退色性という問題があった。さら
に、アミンは光重合開始剤の反応を促進するものの、特
に重合に参加する訳でもなく、その親水性のため硬化物
から徐々に溶出し、生体に悪影響を与えることも懸念さ
れていた。
【0004】アミンの溶出性の欠点を克服するため、ア
ミン系還元剤をポリマー鎖中に結合させるという発想
(共重合性還元剤)の下に、特開昭63−243009
号には1分子内に重合性基と第3級アミンとを併せ持つ
化合物としてN,N−ジメチルアミノ安息香酸−β−
(メタ)アクリロイルオキシエチルが提案され、また、
特開昭61−9418号には、N,N−ジメチルアミノ
安息香酸エステル基をポリマー鎖中に導入したポリマー
を高分子開始剤として使用する提案もなされてきた。し
かし、これらの組成物は紫外線退色性の問題が未解決で
あり、さらに、ポリマー鎖の中にN,N−ジメチルアミ
ノ安息香酸エステル基を導入した開始剤では、組成物の
粘度上昇や、糸引き等の悪影響を示さない範囲内の配合
では、十分な重合速度を達成することができなかった。
【0005】一方、共重合性還元剤という発想の有無は
明らかではないが、特開昭48−49875号は1分子
内に重合性基と第3級アミンとを併せ持つ、N,N−ジ
メチルアミノエチルメタクリレートが、光重合開始剤の
還元剤として優れていることを開示している。しかし、
このN,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートは硬
化特性には優れているものの、これを含む組成物をポリ
プロピレン等のプラスチック製の容器に保存しておく
と、この還元剤が容器のプラスチックを透過して失わ
れ、光重合組成物中の含有量が経時的に減少する問題を
抱えていた。また、この問題を避けるため、組成物中へ
の還元剤の配合量を増量すると、この還元剤は重合抑制
作用を示し、組成物の硬化性能の低下をもたらすという
問題があった。
【0006】さらにまた、特開昭60−11506号に
は、有機媒体と、リンオキシ酸と、特定の有機アミンか
らなる、有機媒体と無機材料表面の接着を改善する(無
機フィラーと有機媒体との接着を良くする)ための重合
性組成物が提案されており、この提案の組成物を重合さ
せるために特開昭48−49875号と同じ光重合開始
剤系の使用を開示している。しかし、この提案の組成物
はその硬化物の機械的強度に劣り、実用に耐えない物で
あった。
【0007】本発明の目的は上記の問題を解決し、光硬
化性に優れ、硬化物の紫外線に対する色調安定性が高
く、硬化物からの還元剤の溶出が少なく、還元剤を多量
に配合してもそれによる重合の阻害が少なく、機械的強
度に優れた硬化物を与え得る、新規な歯科用光硬化性組
成物の提供である。
【0008】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者は、かか
る目的の、優れた歯科用光重合性組成物を目指して鋭意
検討を加えたところ、上記の紫外線退色性の原因は還元
剤にあり、多くのN,N−ジメチルアニリン構造あるい
はそれにカルボニル基が置換した構造を持つものを還元
剤として使用した光重合型組成物についてこの紫外線に
よる退色現象が起こるが、非芳香族系の特定の共重合性
還元剤にはかかる問題点が非常に軽微であることを見い
だした。また、前述のN,N−ジメチルアミノエチルメ
タクリレートは非芳香族系でメタクリル基を1コ有する
単官能の還元剤であるが、非芳香族系でメタクリル基を
2個以上有する多官能の還元剤には、還元剤による重合
抑制作用が非常に軽微であることを見いだした。さらに
また、かかる多官能の還元剤を使用した光重合型組成物
は硬化速度に優れ、これを含む組成物中からの還元剤の
濃度低下もなく、これを硬化させた硬化物からの未反応
還元剤の溶出も非常に少ない事を見いだし、本発明を完
成した。
【0009】すなわち、本発明は、重合可能なオレフィ
ン性不飽和基を有する単量体(a)と、光重合開始剤
(b)と還元剤(c)とからなる歯科用光重合性組成物
であって、光重合開始剤(b)として400−700n
mに吸収を示するカルボニル化合物を含み、還元剤
(c)として分子内に2個以上の重合可能なオレフィン
性不飽和基と、窒素原子に隣接する炭素原子に水素原子
を有する第3級アミノ基を有する非芳香族共重合性還元
剤を含む事を特徴とする歯科用光重合性組成物である。
【0010】また、該分子内に2個以上の重合可能なオ
レフィン性不飽和基と、窒素原子に隣接する炭素原子に
水素原子を有する3級アミノ基を有する非芳香族共重合
性還元剤が下記一般式
【化2】[CH2=CH(R1)COOCH2]a−(A)
−N(R2)(R3) (式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、aは1
から3までの整数を表し、R2、R3は同じであっても異
なっていても良く、アルキル、アルケニル、[CH2
CH(R1)COOCH2]a−(A)−基を表し、aが
1の場合には、R2またはR3の少なくとも一方は[CH
2=CH(R1)COOCH2]a−(A)−基を表し、
Aは炭素数1〜6の非芳香族有機残基を表す)で表され
るものであることを特徴とする、上記の歯科用光重合性
組成物である。
【0011】さらに、該光重合開始剤が400−500
nmに吸収を示すα−ジケトン化合物であることを特徴
とするものであり、該光重合開始剤がビシクロ[2,
2,1]ヘプタン−2,3−ジオンまたはそのアルキル
基、アルコキシ基、スルホニル基置換誘導体、ベンジル
またはそのアルコキシ基置換誘導体、チオキサントンま
たはそのアルキル基、ハロゲン基置換誘導体であること
を特徴とする前記の歯科用光重合性組成物である。
【0012】本発明で使用する事の出来る重合可能な単
量体は、ラジカル重合性のエチレン性不飽和結合を有す
るものであれば何でも使用できるが、重合操作の簡便さ
と生体に対する安全性より(メタ)アクリレート系単量
体が好ましい。本発明で用いる(メタ)アクリレート系
単量体は、(メタ)アクリル酸エステル(アルキルエス
テルの場合アルキル基の炭素数1〜12、芳香族基を含
むエステルでは炭素数6〜12、これらの基にポリエチ
レングリコール鎖等の置換基を含むものはそれらの炭素
数も含める)、ポリアルキレングリコールジ(メタ)ア
クリレート(アルキレン基の炭素数2〜20)、エチレ
ングリコールオリゴマージ(メタ)アクリレート(2〜
10量体)、ビスフェノールAから誘導されるジ(メ
タ)アクリレート、3官能以上の多価(メタ)アクリレ
ート等であり、さらに、ヒドロキシル基を有する(メ
タ)アクリレート2モルとジイソシアネート1モルとの
反応生成物であるウレタン(メタ)アクリル酸エステル
類、具体的には特公昭55−33687号や特開昭56
−152408号に開示されるモノマー等が好適であ
る。
【0013】これらの具体例としては、単官能の(メ
タ)アクリレートとして、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)ア
クリレート、n−ブチル(メタ)アクリレート、iso
−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル
(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレー
ト、トリデシル(メタ)アクリレート、ステアリル(メ
タ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレー
ト、ベンジル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエ
チル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレー
ト、テトラヒドロフルフリル(メタ)アクリレート、ア
リル(メタ)アクリレート、2−エトキシエチル(メ
タ)アクリレート、メトキシジエチレングリコール(メ
タ)アクリレート、メトキシテトラエチレングリコール
(メタ)アクリレート、メトキシポリエチレングリコー
ル(メタ)アクリレート、フェノキシジエチレングリコ
ール(メタ)アクリレート、フェノキシヘキサエチレン
グリコール(メタ)アクリレート、グリセロール(メ
タ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メタ)ア
クリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレー
ト、イソボルニル(メタ)アクリレート、フェニル(メ
タ)アクリレート、ペンタエリスリトールモノ(メタ)
アクリレート、ジペンタエリスリトールモノ(メタ)ア
クリレート、カプロラクトン変性テトラヒドロフルフリ
ル(メタ)アクリレート、カプロラクトン変性ジペンタ
エリスリトール(メタ)アクリレート、カプロラクトン
変性2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート等の
(メタ)アクリレート等がある。
【0014】多官能の(メタ)アクリレートの例として
は、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエ
チレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレ
ングリコールジ(メタ)アクリレート、テトラエチレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブチレングリ
コールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオ
ールジ(メタ)アクリレート、ネンペンチルグリコール
ジ(メタ)アクリレート、トリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ポリプロピレングリコールジ
(メタ)アクリレート、グリセロールジ(メタ)アクリ
レート、ビスフェノールAジ(メタ)アクリレート、ビ
スフェノールAグリシジルジ(メタ)アクリレート、エ
チレンオキサイド変性ビスフェノールAジ(メタ)アク
リレート、エチレンオキサイド変性ビスフェノールAグ
リシジルジ(メタ)アクリレート、2,2−ビス(4−
メタクリロキシプロポキシフェニル)プロパン、7,
7,9−トリメチル−4,13−ジオキサ−3,14−
ジオキソ−5,12−ジアザヘキサデカン−1,16−
ジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコ
ールヒドロキシピバリン酸エステルジ(メタ)アクリレ
ート、カプロラクトン変性ヒドロキシピバリン酸ネオペ
ンチルグリコールエステルジ(メタ)アクリレート、ト
リメチロールエタンジ(メタ)アクリレート、トリメチ
ロールプロパンジ(メタ)アクリレート、トリメチロー
ルメタントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールエ
タントリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパ
ントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールト
リ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールトリ
(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールテトラ
(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ
(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプ
ロピル(メタ)アクリレートとメチルシクロヘキサンジ
イソシアネートとの反応生成物、2−ヒドロキシプロピ
ル(メタ)アクリレートとメチルシクロヘキサンジイソ
シアネートとの反応生成物、2−ヒドロキシプロピル
(メタ)アクリレートとメチレンビス(4−シクロヘキ
シルイソシアネート)との反応生成物、2−ヒドロキシ
プロピル(メタ)アクリレートとトリメチルヘキサメチ
レンジイソシアネートとの反応生成物、2−ヒドロキシ
エチル(メタ)アクリレートとイソホロンジイソシアネ
ートとの反応生成物、3−クロロ−2−ヒドロキシプロ
ピル(メタ)アクリレートとイソホロンジイソシアネー
トとの反応生成物等が挙げられる。
【0015】また、光重合開始剤としては、ジカルボニ
ル系化合物、ベンゾフェノン系化合物、チオキサントン
系化合物が有効である。具体的には、ジカルボニル系化
合物としては、カンファーキノン、ジアセチル、2,3
−ペンタンジオン、2,3−ヘプタンジオン、ベンジ
ル、4、4’−ジクロロベンジル、4、4’−ジメトキ
シベンジル、ベンジル−4−メタンスルホン酸ナトリウ
ム、ジナフチル、アセナフテンキノン、9,10−フェ
ナントラキノン、アントラキノン、2−エチルアントラ
キノン、3−アセチルクマリン等が挙げられる。
【0016】ベンゾフェノン系化合物としては、ベンゾ
フェノン、ベンゾイル安息香酸、ベンゾイル安息香酸メ
チル、4−フェニルベンゾフェノン、4−ヒドロキシベ
ンゾフェノン、4−メチルチオベンゾフェノン、4−ベ
ンゾイル−ジフェニルサルファイド、4−ベンゾイル−
4’−メチルジフェニルサルファイド、3、3’−ジメ
チル−4−メトキシベンゾフェノン、4,4’−ビス
(N,N−ジメチルアミノ)ベンゾフェノン、4,4’
−ビス(N,N−ジエチルアミノ)ベンゾフェノン、4
−(アクリロイロキシエトキシ)ベンゾフェノン、塩化
トリメチル(3−ベンゾイルフェニル)メチルアンモニ
ウム等が挙げられる。チオキサントン系化合物として
は、チオキサントン、2−クロルチオキサントン、2−
メチルチオキサントン、2、4−ジメチルチオキサント
ン、2−イソプロピルチオキサントン、2、4−ジクロ
ロチオキサントン、2,4−ジエチルチオキサントン、
2,4−ジイソプロピルチオキサントン、チオキサント
ン−2−オキシエタンスルホン酸ナトリウム等が挙げら
れる。
【0017】アシルホスフィンオキサイド系化合物とし
ては、2,4,6−トリメチルベンゾイル−ジフェニル
ホスフィンオキサイド、2,6−ジメトキシベンゾイル
−ジフェニルホスフィンオキサイド、2,6−ジクロロ
ベンゾイル−ジフェニルホスフィンオキサイド、2,
3,5,6−テトラメチルベンゾイル−ジフェニルホス
フィンオキサイド、2,4,6−トリメチルベンゾイル
−フェニルホスフィン酸メチル等が挙げられる。
【0018】しかし、芳香族環を有する光重合開始剤に
は紫外線に対する耐光性の良くないものが多く、芳香族
環を含まない開始剤、すなわち、脂肪族α−ジケトン、
脂環式α−ジケトンが好ましく、特にカンファーキノン
が好ましい。これらの光重合開始剤は、重合性単量体に
対し0.01−5重量%の範囲で使用される。
【0019】本発明で用いられる還元剤は、分子内に2
個以上の重合可能なオレフィン性不飽和基と、窒素原子
に隣接する炭素原子に水素原子を有する3級アミノ基を
有する非芳香族のな還元剤であり、下記一般式
【化3】[CH2=CH(R1)COOCH2]a−(A)
−N(R2)(R3) (式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、aは1
から3までの整数を表し、R2、R3は同じであっても異
なっていても良く、アルキル、アルケニル、[CH2
CH(R1)COOCH2]a−(A)−基を表し、aが
1の場合には、R2またはR3の少なくとも一方は[CH
2=CH(R1)COOCH2]a−(A)−基を表し、A
は炭素数1〜6の非芳香族有機残基を表す)で表される
もので示され、式中、R1は水素原子あるいはメチル基
であり、R2は低級アルキル基または低級アルケニル基
を表し、これらはハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコ
キシ基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリール基、
ホルミル基、アルコキシカルボニル基等で置換されてい
てもよい。具体的にはメチル基、エチル基、プロピル
基、イソプロピル基、ブチル基、イソブチル基、t−ブ
チル基、ヘキシル基、シクロヘキシル基、クロロエチル
基、ヒドロキシエチル基、メトキシエチル基、メチルチ
オエチル基、エトキシカルボニルメチル基、アリル基、
5−ヘキセニル基等を示す。
【0020】Aは炭素数1〜6の非芳香族有機残基を表
し、これらはハロゲン原子、ヒドロキシ基、アルコキシ
基、メルカプト基、アルキルチオ基、アリール基、ホル
ミル基、アルコキシカルボニル基等で置換されていても
良い。具体的には、メチレン基、エチレン基、ヒドロキ
シエチレン基、クロロエチレン基、プロピレン基、ブチ
レン基、ヘキシレン基、シクロヘキシレン基等を示す
が、これらに限定されるものではない。
【0021】本発明の還元剤の例は具体的には以下のも
のである。N−メチルジエタノールアミンジメタクリレ
ート、N−エチルジエタノールアミンジメタクリレー
ト、N−ブチルジエタノールアミンジメタクリレート、
N−アリルジエタノールアミンジメタクリレート、N−
メトキシプロピルジエタノールアミンジメタクリレー
ト、N−イソプロピルジエタノールイアミンジメタクリ
レート、N−シクロヘキシルジエタノールアミンジメタ
クリレート、N−(5−ヘキセニル)ジエタノールアミ
ンジメタクリレート、N−メチルジエタノールアミンジ
アクリレート、N−エチルジエタノールアミンジアクリ
レート、N−ブチルジエタノールアミンジアクリレー
ト、N−アリルジメタノールアミンジアクリレート、N
−メチルジメタノールアミンジメタクリレート、N−エ
チルジメタノールアミンジメタクリレート、N−ブチル
ジメタノールアミンジメタクリレート、N−アリルジメ
タノールアミンジメタクリレート、N−メチルメタノー
ルアミンジアクリレート、N−エチルジメタノールアミ
ンジアクリレート、N−ブチルジメタノールアミンジア
クリレート、N−アリルジメタノールアミンジアクリレ
ート、トリエタノールアミントリメタクリレート、トリ
エタノールアミントリアクリレート、エチレンジアミン
テトラエタノールテトラメタクリレート、エチレンジア
ミンテトラエタノールテトラアクリレート、2−(N,
N−ジメチルアミノメチル)−1,3−プロパンジオー
ルジメタクリレート、2−(N,N−ジメチルアミノメ
チル)−1,3−プロパンジオールジアクリレート、
(N,N−ジメチルアミノメチル)トリメチロールプロ
パントリメタクリレート、(N,N−ジメチルアミノメ
チル)トリメチロールプロパントリアクリレート、2,
2−ビス(N,N−ジメチルアミノメチル)−1,3−
プロパンジオールジメタクリレート、2,2−ビス
(N,N−ジメチルアミノメチル)−1,3−プロパン
ジオールジアクリレート。
【0022】これらの還元剤の添加量は重合性単量体に
対し、通常0.1−20重量%の範囲、好ましくは0.
5−15重量%の範囲で使用される。さらに本発明にお
ける歯科用光重合性組成物には、所望により重合禁止
剤、紫外線吸収剤および顔料を添加することができる。
【0023】また齲蝕窩洞の充填修復剤として用いると
きは重合性単量体:10−80重量%およびフィラー:
90−20重量%を基本組成とし、これに対して光重合
開始剤や還元剤を加える。フィラーとしては、無機物あ
るいは有機物及びこれらの混合体が用いられ、無機系フ
ィラーの例としてはソーダガラス、バリウムガラス、ス
トロンチウムガラス、ホウ珪酸ガラス、結晶石英、溶融
シリカ、アルミナシリケート、無定形シリカ、ガラスセ
ラミックまたはこれらの混合物等が挙げられる。無機系
フィラーの粒径は特に制限はないが通常150μm以
下、好ましくは100μm以下のものが適当である。ま
た粒径の異なる数種のフィラーを混合して用いてもよ
い。
【0024】上記無機系フィラーは公知の表面処理をし
ておくのが好ましい。表面処理剤の例としてはシラン化
合物、例えばビニルトリメトキシシラン、ビニルトリエ
トキシシラン、ビニルトリクロロシラン、ビニルトリ
(β−メトキシエトキシ)シラン、γ−メタクリロキシ
プロピルトリメトキシシラン、γ−グリシドキシプロピ
ルトリメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメ
トキシシラン、γ−アミノプロピルトリエトキシシラン
等が用いられる。有機系フィラーとしては、前記重合性
単量体の重合粉末を用いてもよい。また前記重合性単量
体に前記無機フィラーを分散させて重合させたものの粉
末(複合複合フィラー)も使用することができる。
【0025】このようにして本発明の光重合組成物は充
填剤を添加あるいは添加せずに歯科修復用充填材料、接
着剤、レジンセメント、コーティング材、シーラント等
として用いられる他、一般工業用としてコーティング
剤、接着剤、充填剤等として用いることもできる。
【0026】
【実施例】以下、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、本発明は実施例に限定されるものではない。 参考例1 分留管、還流ヘッドを備えた200ml容三頭フラスコ
に、メチルメタクリレート100g、N−メチルジエタ
ノールアミン17.9g、無水炭酸カリウム0.24g
およびフェノチアジン0,24gを仕込み、300To
rrの減圧下にて90℃に加熱した。副生物として生成
するメタノールと原料のメチルメタクリレートとの共沸
物を15時間かけて留出させた後、過剰のメチルメタク
リレートを減圧下に留去した。残渣を減圧蒸留し、12
5−129℃(0.5Torr)の留分としてN−メチ
ルジエタノールアミンジメタクリレート33.7g(収
率88%)を無色油状物として得た。
【0027】参考例2 N−メチルジエタノールに代えてN−エチルジエタノー
ルアミン19.8gを用いる以外は参考例1と同様の操
作を行い、沸点125−132℃(0.5Torr)の
留分としてN−エチルジエタノールジメタクリレート3
3.5g(収率85%)を無色油状物として得た。
【0028】参考例3 窒素雰囲気下、50ml丸底フラスコにN−n−ブチル
ジエタノールアミン0.813g、直前蒸留したメタク
リル酸0.874g、N,N−ジメチルアミノピリジン
0.061gおよび乾燥塩化メチレン10mlを仕込ん
だ。ここへエチル(N,N−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩2.16gを加え、室温で一晩撹
拌した。反応混合物を30mlの水に注ぎ、酢酸エチル
で抽出した。合わせた抽出液を飽和食塩水で洗浄後、硫
酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、残
渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精製し、
N−n−ブチルジエタノールジメタクリレート0.78
g(収率52%)を無色油状物として得た。
【0029】参考例4 50ml丸底フラスコにジエタノールアミン2.11
g、20%含水DMF10mlおよび無水炭酸ナトリウ
ム2.12gを仕込み、激しく撹拌しながら臭化アリル
1.73mlを室温で加えた。反応混合物を100ml
の飽和食塩水に注ぎ、これを酢酸エチルで抽出し、合わ
せた抽出液を飽和食塩水で洗浄後、硫酸マグネシウムで
乾燥した。溶媒を減圧下に留去し、無色油状のN−アリ
ルジエタノールアミン2.7gを得た。窒素雰囲気下、
50ml丸底フラスコに上記で得られたN−アリルジエ
タノールアミン0.43g、使用直前に蒸留したメタク
リル酸0.526g、N,N−ジメチルアミノピリジン
0.035gおよび乾燥塩化メチレン6mlを仕込ん
だ。ここへエチル(N,N−ジメチルアミノプロピル)
カルボジイミド塩酸塩0.584gを加え、室温で一晩
撹拌した。反応混合物を50mlの水に注ぎ、これを酢
酸エチルで抽出し、合わせた抽出液を飽和食塩水で洗浄
後、硫酸マグネシウムで乾燥した。溶媒を減圧下に留去
し、残渣をシリカゲルカラムクロマトグラフィーにて精
製し、淡黄色油状物としてN−アリルジエタノールアミ
ンジメタクリレート0.41g(収率49%)を得た。
【0030】実施例1 本発明の共重合性還元剤の重合活性を測定するために、
ビスフェノールAジグリシジルメタクリレート/トリエ
チレングリコールジメタクリレート/カンファーキノン
/還元剤=50/50/2/4(重量比)の混合物を調
製した。該混合物0.2gを無色のガラスサンプル管に
入れ、その中央に熱電対の先端を差し込み、サンプル管
の下方より歯科用光照射器ライテルII(モリタ製作所
製)を用い400〜500nmの光線を照射し、重合熱
による温度変化を観察した。照射開始から混合物の温度
が最高温度に達するまでの時間をもって硬化時間とし
た。表1に本発明の共重合性還元剤および比較例として
N,N−ジメチルアミノエチルメタクリレートを使用し
た場合の結果を示すが、これより本発明の共重合性還元
剤を含有する組成物の硬化時間が短いことが明らかであ
る。
【0031】
【表1】
【0032】実施例2 本発明の共重合性還元剤には重合抑制効果の少ないこと
を測定するために、用いる還元剤の量を1〜10重量%
とする他は実施例1と同様に硬化時間の測定をした。表
2に本発明の共重合性還元剤および比較例としてN,N
−ジメチルアミノエチルメタクリレートを使用した場合
の結果を示すが、これより本発明の共重合性還元剤を含
有する組成物は、還元剤を増量しても硬化時間の延長が
小さく、重合抑制効果の少ないことが明がである。
【0033】
【表2】
【0034】実施例3 硬化物からの還元剤の溶出量を測定するために、ビスフ
ェノールAジグリシジルメタクリレート/トリエチレン
グリコールジメタクリレート/カンファーキノン/還元
剤=50/50/1/5(重量比)よりなる混合物を作
成した。該混合物を直径20mm、厚さ1mmの金型に
流し込み、歯科用照射器α−ライト(モリタ製作所製)
で5分間照射し、得られた硬化物の表面および側面を研
磨紙を用い研磨した。還流冷却器を備えた50ml丸底
フラスコに10mlのメタノールおよび重量を測定した
該硬化物3枚を入れ、メタノールが穏やかに還流する温
度で5時間加熱し、該硬化物からの還元剤の抽出を行っ
た。溶出液をガスクロマトグラフィー(日立製作所製)
にて分析し、溶出した還元剤を定量した。表2に本発明
による共重合性還元剤および比較例としてN,N−ジメ
チルアミノエチルメタクリレートを用いた結果を示す
が、これより本発明の組成中に含まれる還元剤はメタノ
ールに全く溶出しないことが明らかとなった。
【0035】
【表3】
【0036】実施例4 本発明の共重合性還元剤のポリプロピレン容器からの拡
散性を測定するために、容量4mlのポリプロピレン製
容器に共重合性還元剤約0.75gを秤量し密封したも
のを25℃で4週間保存し、重量変化を測定した。表3
に本発明の還元剤および比較のためN,N−ジメチルア
ミノエチルメタクリレートを用いた場合の結果を示す
が、これより本発明の組成中に含まれる還元剤はポリプ
ロピレン容器から全く拡散しないことが明らかとなっ
た。
【0037】
【表4】
【0038】実施例5 本発明の光重合性組成物硬化物の色安定性を測定するた
めに、ビスフェノールAジグリシジルメタクリレート/
トリエチレングリコールジメタクリレート/カンファー
キノン/還元剤/バリウムガラス=12.5/4.2/
0.17/0.17/83.0(重量比)よりなるペー
ストを作成した。該ペーストを直径20mm、厚さ1m
mの金型に填入し、これを歯科用照射器α−ライト(モ
リタ製作所製)で5分間照射し、得られた硬化物の半面
をアルミ箔で被覆した後、37℃水中にて150000
ルクスの強度の光で24時間照射した。被覆面、照射面
をそれぞれ色度計で測定し、変色の度合いを測定した。
表4に本発明による還元剤および比較例としてN,N−
ジメチルアミノ安息香酸メタクリロキシエチルエステル
を用いた結果を示すが、これより本発明の組成中に含ま
れる還元剤は色安定性に優れることが明らかとなった。
【0039】
【表5】
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明は光硬化性に優
れ、硬化物の紫外線に対する色調安定性が高く、硬化物
からの還元剤の溶出が少なく、還元剤を多量に配合して
もそれによる重合の阻害が少ない、新規な歯科用光硬化
性組成物を提供するものである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】重合可能なオレフィン性不飽和基を有する
    単量体(a)と、光重合開始剤(b)と還元剤(c)と
    からなる歯科用光重合性組成物であって、光重合開始剤
    (b)として400−700nmに吸収を示するカルボ
    ニル化合物を含み、還元剤(c)として分子内に2個以
    上の重合可能なオレフィン性不飽和基と、窒素原子に隣
    接する炭素原子に水素原子を有する第3級アミノ基を有
    する非芳香族共重合性還元剤を含む事を特徴とする歯科
    用光重合性組成物。
  2. 【請求項2】請求項1に示す非芳香族共重合性還元剤が
    下記一般式 【化1】[CH2=CH(R1)COOCH2]a−(A)
    −N(R2)(R3) (式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、aは1
    から3までの整数を表し、R2、R3は同じであっても異
    なっていても良く、アルキル、アルケニルまたは[CH
    2=CH(R1)COOCH2]a−(A)−基を表し、a
    が1の場合には、R2またはR3の少なくとも一方は[C
    2=CH(R1)COOCH2]a−(A)−基を表し、
    Aは炭素数1〜6の非芳香族有機残基を表す)で表され
    るものであることを特徴とする、請求項1の歯科用光重
    合性組成物。
  3. 【請求項3】請求項1に示す光重合開始剤が、ビシクロ
    [2,2,1]ヘプタン−2,3−ジオンまたはそのア
    ルキル基、アルコキシ基、スルホニル基置換誘導体、ベ
    ンジルまたはそのアルコキシ基置換誘導体、チオキサン
    トンまたはそのアルキル基、ハロゲン基置換誘導体であ
    ることを特徴とする、請求項1または請求項2の歯科用
    光重合性組成物。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001012679A1 (de) * 1999-08-13 2001-02-22 Deltamed Medizinprodukte Gmbh Mit sichtbarem licht aushärtende zusammensetzung und deren verwendung
JP2006510583A (ja) * 2002-08-21 2006-03-30 ビスコ インコーポレイテッド 不揮発性歯科組成物
WO2012119793A3 (en) * 2011-03-10 2012-11-01 Dentsply Detrey Gmbh Dental composition
US8364704B1 (en) 1999-09-10 2013-01-29 Nagravision S.A. Method and system for transmitting messages for database

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