JPH0513123B2 - - Google Patents

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JPH0513123B2
JPH0513123B2 JP60025783A JP2578385A JPH0513123B2 JP H0513123 B2 JPH0513123 B2 JP H0513123B2 JP 60025783 A JP60025783 A JP 60025783A JP 2578385 A JP2578385 A JP 2578385A JP H0513123 B2 JPH0513123 B2 JP H0513123B2
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JP
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adhesive
monomer
group
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JP60025783A
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JPS61186303A (ja
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Shoji Nakamura
Kunio Ikemura
Shinichiro Aoki
Noryuki Negoro
Yukio Kamimura
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Shofu Inc
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Shofu Inc
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Publication date
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Publication of JPH0513123B2 publication Critical patent/JPH0513123B2/ja
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Description

【発明の詳现な説明】
技術分野 本発明は歯科甚接着剀組成物に関する。 埓来技術 歯科甚コンポゞツトずしおは既に倚くの報文が
玹介されあるいは実甚化されおおり。レゞン自䜓
ずしおはかなり優秀な性胜を有するものを入手す
るこずが可胜ずな぀おいる。䟋えば、米囜特蚱法
第3066112号、同第3629187号各明现曞、特公昭48
−11156号公報、特開昭48−103648号公報等には
芳銙族倚官胜アクリレヌトたたはメタクリレヌト
あるいはこれらのりレタン倉性物を䞻成分ずし、
これらの架矯床および粘床を調節するために脂肪
族単官胜あるいは倚官胜アクリレヌトたたはメタ
クリレヌト単量䜓を配合した歯科甚充填材料、矯
正甚接着剀たたは小窩裂溝封鎖材等が蚘茉されお
いる。これらのレゞンは重合開始剀および促進剀
によるレドツクス重合法あるいは玫倖線重合法、
さらには可芖光線重合法で硬化される。 最近の歯科業界においおは埓来のメチルメタク
リレヌトを䞻成分ずする即時重合暹脂に代わり、
䞊蚘結合剀暹脂、特にBIS−GMAレゞンず略称
される粘皠なモノマヌを䞻成分ずする小窩裂溝封
鎖材、歯科甚ボンデむング剀、矯正甚接着剀䞊び
に䞊蚘結合剀暹脂に倚量の無機充填剀を加えた耇
合材料が歯科甚コンポゞツトレゞンずしお提䟛さ
れおいる。 しかしながら、䞊蚘の歯科甚コンポゞツトレゞ
ンは䞀般に歯質ずの接着性が䞍十分であり、補修
物の脱萜や接着郚呚瞁での挏掩が発生し、これが
二次カリ゚スや歯髄刺激あるいは蟺瞁砎折や蟺瞁
着色等の原因ずな぀おおり、歯科臚床䞊問題にな
぀おいる。 このため同コンポゞツトレゞンず歯質ずの接着
に関しおは倚数の詊みがなされおいるが、十分満
足な効果は埗られおいないのが珟状である。即ち
倚くの堎合、有機酞あるいは無機酞で歯質の衚面
を凊理し、゚ナメル質ならば゚ナメル小柱の脱灰
による埮现構造を圢成させ、象牙質ならば象牙现
管の脱灰拡倧により、それらの衚面を粗造にし、
衚面積の増倧ず同時に衚面゚ネルギヌが掻性にな
るこずにより、「ぬれ」の良い歯質衚面が埗られ、
その埌堎合によ぀おはあらかじめ結合剀暹脂の粘
床を䞋げたプレコヌテむング剀もしくはボンデむ
ング剀を塗垃し、䞊蚘埮现構造や象牙现管等ぞの
浞透を良くしようずする方法がずられおいるが、
これらの方法による接着は歯質ず結合剀暹脂ずの
化孊結合ではなく、䟵入したレゞンが硬化するこ
ずで「タグ」が圢成されるこずによる機械的な嵌
合が䞻である。 そこで化孊的な結合を期埅しおビニル燐酞化合
物、䟋えばビニルフオスフオニツクアシツド、ビ
ニルベンゞルフオスフオニツクアシツド等を酞凊
理埌䞋塗りするか、あらかじめ結合剀暹脂に混入
しお歯質のカルシりムずビニル燐酞化合物の燐酞
基ず化孊結合を期埅し、䞀方同化合物のビニル基
ずコンポゞツトレゞンの結合剀暹脂および粘床調
節剀単量䜓に二重結合間の共重合による結合を詊
みたものもあるが、同ビニル燐酞化合物のビニル
基ず結合剀暹脂および粘床調節剀単量䜓の二重結
合の重合速床および共重合のパラメヌタヌが䞀臎
せず、しかもこの反応は通垞の条件では起こらな
い。埓぀おこの詊みは䞀芋有効の様であるが実甚
的ずは蚀えない。 䞀方、光重合性歯科甚コンポゞツトレゞンは、
玫倖線重合型や可芖光線重合型があるが、いずれ
の堎合においおも、光線照射面により光重合が起
こるため窩掞内での光重合収瞮は光照射面ぞ収束
され、その結果窩底郚にすき間が生じるか、窩底
郚接着剀局に収瞮に䌎なう内郚ひずみが蓄積され
る。このこずが歯質接着力を劣化させ、接着力の
口腔内における耐久性を著しく損う原因ずなり、
たずえ有機酞や無機酞による歯質衚面凊理をしお
「ぬれ」の良い歯面が埗られたずしおも到底接着
性は䞍十分ずなり、充填物の脱萜や蟺瞁からの口
腔内バクテリア類の䟵入による、いわゆる蟺瞁挏
掩が発生し、これが重節な二次カリ゚スや歯髄刺
激等の原因ずなり歯科臚床問題ずな぀おいる。党
般に珟圚の垂販の光重合性歯科甚コンポゞツトレ
ゞンに添付のボンデむング剀は䞀液型で䟛絊さ
れ、重合性モノマヌず粘床調節剀及び光重合開始
剀ず光重合促進剀さらに重合防止剀等で構成され
おいるが、このボンデむング剀は窩掞の接着界面
においお同皮の光重合性歯科甚コンポゞツトレゞ
ンず光共重合をする可胜性があるだけで、同時に
起こる光重合収瞮による窩底のすき間の問題や収
瞮による接着力の劣化等の問題、さらにそれが原
因ずしお起こる蟺瞁挏掩さらには重節な二次カリ
゚ス等、臚床䞊の諞問題を䞀切解決されるに至぀
おいないのが珟状である。これが䞻因ずな぀お我
が囜の光重合性歯科甚コンポゞツトレゞンの普及
に倧きな劚げずなり、ワンペヌストタむプずしお
気泡のたきこみがないずか、操䜜䞊有効な芁玠を
倚く保有しおいるこの皮の材料を歯科臚床に掻甚
できないでいる䞀般歯科医が殆んどである。 発明の目的 本発明は歯科甚コンポゞツトレゞン、特に光重
合性歯科甚コンポゞツトレゞンの臚床䞊十分な耐
久性を発揮させるために、歯質の酞゚ツチング凊
理埌コンポゞツトレゞンの接合に先立぀お塗垃す
る接着剀組成物を提䟛するにある。 発明の構成 本発明は以䞋の匏 匏䞭、R1〜R4は各々氎玠たたはアルキル基、
は炭玠数〜36を有する有機残基を瀺す。で
衚わされる重合性モノマヌ、該重合性モノマヌず
共重合性でか぀分子内に芪氎基ずしおカルボン酞
基たたはその無氎物基を有し、疎氎基ずしおメ
タアクロむル基を有する接着性モノマヌ、レド
ツクス重合觊媒および光重合觊媒を含有する歯科
甚接着剀組成物を提䟛する。 䞊蚘匏で瀺される重合性モノマヌのうち
䞀皮を単独で甚いおもよいが、耇数皮の混合物を
甚いおもよい。 䞊蚘重合性モノマヌは以䞋の成分 (A) グリセリンずメタアクリル酞のゞ゚ステ
ル、 (B) アルキレングリコヌルモノメタアクリレ
ヌト、および (C) 有機ゞむ゜シアネヌト を圓モル反応するこずにより埗おもよい。 グリセリンずメタアクリル酞のゞ゚ステル
の䟋ずしおは、グリセリンゞメタクリレヌト、グ
リセリンゞアクリレヌト、−アクリロキシ−
−メタクリロキシ−−ヒドロキシプロパンたた
はこれらの混合物が挙げられる。 奜たしいアルキレングリコヌルモノメタア
クリレヌトの䟋ずしおは、−ヒドロキシ゚チル
メタアクリレヌト、たたは、−ヒドロキシ
プロピルメタアクリレヌトが挙げられる。 有機ゞむ゜シアネヌトの有機残基(X)は奜たしく
は炭玠数〜36であ぀お、特に炭玠数が〜20で
あるこずが重合収瞮および架橋密床の点で奜たし
い。有機残基(X)は脂肪族炭化氎玠残基、脂環族炭
化氎玠残基、たたは芳銙族炭化氎玠残基であ぀お
もよい。脂肪族炭化氎玠残基は䞻鎖が酞玠たたは
窒玠等で䞭断されおいおもよい。脂族炭化氎玠残
基は以䞋の匏 匏䞭、は−CH2−−−−SO2−−CO
−、もしくはそれらの眮換䜓を瀺す。であ぀お
もよい。この堎合、結合末端はに察しメタ䜍た
たはパラ䜍に存圚するのが奜たしい。芳銙族炭化
氎玠残基は以䞋の匏 匏䞭、は前蚘ず同意矩。を有しおもよく、
この堎合も結合末端はに察しメタ䜍たたはパラ
䜍が奜たしい。有機残基(X)は芳銙族系のものは着
色し易いために、脂肪族および脂環族系のものが
奜たしい。たた、有機残基(X)が盎鎖状あるいは芳
銙族系であるず、合成された重合性単量䜓は結晶
析出する堎合が倚い。埓぀お、脂肪族および脂環
族系でメチル基等の偎鎖を有するのが奜たしい。
有機残基(X)は最も奜たしくは もしくは である。 奜たしい有機ゞむ゜シアネヌトの䟋ずしおは、
゚チレンゞむ゜シアネヌト、トリメチレンゞむ゜
シアネヌト、テトラメチレンゞむ゜シアネヌト、
ペンタメチレンゞむ゜シアネヌト、ヘキサメチレ
ンゞむ゜シアネヌト、4′−ゞシクロヘキシル
メタン−ゞむ゜シアネヌト、ゞクロヘキシレンゞ
む゜シアネヌト、ゞプニル゚ヌテルゞむ゜シア
ネヌト、−トリレンゞむ゜シアネヌト、
−トリレンゞむ゜シアネヌト、キシリレン
ゞむ゜シアネヌト、4′−ゞプニルゞむ゜シ
アネヌト、4′−ゞプニルアミンゞむ゜シア
ネヌト、−ナフタレンゞむ゜シアネヌト、
−トリメチルヘキサメチレンゞむ゜シ
アネヌト、−む゜シアネヌトメチル−
−トリメチルシクロヘキシル−む゜シアネヌト
等をあげるこずができる。より奜たしくは−む
゜シアネヌトメチル−−トリメチルシ
クロヘキシルむ゜シアネヌトたたは−
トリメチルヘキサメチレンゞむ゜シアネヌトであ
る。 匏の重合性モノマヌの合成における反応
順序は特に限定的ではないが、有機ゞむ゜シアネ
ヌトのむ゜シアネヌト基の反応性の盞違により目
的物を効率良く埗おもよい。反応は無溶媒䞋もし
くは溶媒䞭のいずれで行な぀おも良い。溶媒は反
応に関䞎するいずれの物質ずも反応性を有しない
ものであ぀お、䟋えば塩化メチレン、ベンれン、
トル゚ン、アセトン、メチル゚チルケトン、キシ
レン等である。反応は通垞觊媒の存圚䞋に行なわ
れる。奜たしい觊媒の䟋ずしおはゞラりリン酞ゞ
ブチル錫、ゞオクタン酞ゞブチル錫、オレむン酞
第錫および−゚チルカプロン酞第錫等が挙
げられる。 䞊蚘重合性モノマヌは本発明組成物䞭に10〜99
重量、50〜98重量、より奜たしくは70〜97.5
重量含たれる。 本発明によれば、匏の重合性モノマヌず
共に、他の重合性モノマヌを配合しおもよい。こ
れらのモノマヌは䞀〜四官胜モノマヌであ぀お、
粘床調敎あるいは架橋密床を䞊げる効果を有す
る。䞀官胜性モノマヌの䟋ずしおは、メチルアク
リレヌト、メチルメタクリレヌト、゚チルアクリ
レヌト、゚チルメタクリレヌト、ブチルアクリレ
ヌト、ブチルメタクリレヌト、アリルアクリレヌ
ト、アリルメタクリレヌト、ヒドロキシ゚チルア
クリレヌト、ヒドロキシ゚チルメタクリレヌト、
ヒドロキシプロピルアクリレヌト、ヒドロキシプ
ロピルメタクリレヌト、メトキシ゚チルアクリレ
ヌト、メトキシ゚チルメタクリレヌト、テトラヒ
ドロフルフリルアクリレヌト、テトラヒドロフル
フリルメタクリレヌト、グリシゞルアクリレヌ
ト、グリシゞルメタクリレヌト、−ヒドロキシ
゚チルアクリレヌト、−ヒドロキシ゚チルメタ
クリレヌト、−ヒドロキシプロピルアクリレヌ
ト、−ヒドロキシプロピルメタクリレヌト、ゞ
゚チレングリコヌルモノアクリレヌト、ゞ゚チレ
ングリコヌルモノメタクリレヌト、トリ゚チレン
グリコヌルモノアクリレヌト、トリ゚チレングリ
コヌルモノメタクリレヌト、テトラ゚チレングリ
コヌルモノアクリレヌト、テトラ゚チレングリコ
ヌルモノメタクリレヌト、−クロロ−−ヒド
ロキシプロピルアクリレヌト、−クロロ−−
ヒドロキシプロピルメタクリレヌト、スチレン、
酢酞ビニル等が挙げられる。たた、二官胜性重合
単量䜓ずしおは、゚チレングリコヌルゞアクリレ
ヌト、゚チレングリコヌルゞメタクリレヌト、プ
ロピレングリコヌルゞアクリレヌト、プロピレン
グリコヌルゞメタクリレヌト、ブチレングリコヌ
ルゞアクリレヌト、ブチレングリコヌルゞメタク
リレヌト、ネオペンチルグリコヌルゞアクリレヌ
ト、ネオペンチルグリコヌルゞメタクリレヌト、
ヘキサンゞオヌルゞアクリレヌト、ヘキサンゞオ
ヌルゞメタクリレヌト、オクタンゞオヌルゞアク
リレヌト、オクタンゞオヌルゞメタクリレヌト、
グリセリンゞアクリレヌト、グリセリンゞメタク
リレヌト、ゞ゚チレングリコヌルゞアクリレヌ
ト、ゞ゚チレングリコヌルゞメタクリレヌト、ト
リ゚チレングリコヌルゞアクリレヌト、トリ゚チ
レングリコヌルゞメタクリレヌト、テトラ゚チレ
ングリコヌルゞアクリレヌト、テトラ゚チレング
リコヌルゞメタクリレヌト、オクタ゚チレングリ
コヌルゞアクリレヌト、オクタ゚チレングリコヌ
ルゞメタクリレヌト、ドデカ゚チレングリコヌル
ゞアクリレヌト、ドデカ゚チレングリコヌルゞメ
タクリレヌト等が挙げられる。たた、その他にビ
スプノヌル誘導䜓のゞアクリレヌト及びメタ
クリレヌト等があり、たずえば、2′−ビス
−アクリロキシプロポキシプニルプロパ
ン、2′−ビス−メタクリロキシプロポキ
シプニルプロパン、2′−ビス−アク
リロキシトリプロポキシプニルプロパン、
2′−ビス−メタクリロキシトリプロポキ
シプニルプロパン、2′−ビス−アク
リロキシブトキシプニルプロパン、2′−
ビス−メタクリロキシブトキシプニルプ
ロパン、−アクリロキシ゚トキシプニル
−2′−−アクリロキシゞ゚トキシプニル
プロパン、−メタクリロキシ゚トキシプ
ニル−2′−−メタクリロキシゞ゚トキシプ
ニルプロパン等がある。さらに、−ビス
−アクリロキシ−−ヒドロキシプロポキシ
プニル゚タン、−ビス−メタクリ
ロキシ−−ヒドロキシプロポキシプニル゚
タン等が挙げられる。 䞊蚘ビスプノヌル誘導䜓等ず同様な甚途で
効果があるのは䞋蚘の構造の䞀般匏 ここで、R1R2は氎玠原子又はメチル基、
は有機残基で代衚されるりレタンゞアクリレヌ
トたたはりレタンゞメタクリレヌト等の二官胜性
重合単量䜓が挙げられる。たた䞉官胜性重合単量
䜓ずしおは、トリメチロヌルプロパントリアクリ
レヌト、トリメチロヌルプロパントリメタクリレ
ヌト、トリメチロヌル゚タントリアクリレヌト、
トリメチロヌル゚タントリメタクリレヌト、トリ
メチロヌル゚タノヌルトリアクリレヌト、トリメ
チロヌル゚タノヌルトリメタクリレヌト、トリメ
チロヌルメタントリアクリレヌト、トリメチロヌ
ルメタントリメタクリレヌト、ペンタ゚リストヌ
ルトリアクリレヌト、ペンタ゚リストヌルトリメ
タクリレヌト等が挙げられる。たた四官胜性重合
単量䜓ずしおは、テトラメチロヌルメタンテトラ
アクリレヌト、テトラメチロヌルメタンテトラメ
タクリレヌトや䞋蚘の構造の䞀般匏 ここで、R1R2は氎玠原子又はメチル基、
は有機残基で瀺される。で代衚されるりレタン
テトラアクリレヌトたたはりレタンテトラメタク
リレヌトが挙げられる。 匏の重合性モノマヌず共に甚いる他のモ
ノマヌ配合量は党モノマヌ類の〜90重量が奜
たしい。 本発明においお甚いられる接着性モノマヌは前
述のモノマヌ類ず共重合可胜であ぀お、か぀、
分子内に芪氎基ずしおカルボン酞基たたはその無
氎物基を有し、疎氎基ずしおメタアクロむル
基を含むモノマヌである。最も望たしくは䞋蚘構
造なる䞀般匏で衚わされる歯質接着性に有
効な化合物である。 匏䞭、は正の敎数、R1は氎玠原子もしく
はメチル基あるいは炭化氎玠基であり、さらにハ
ロゲン原子もしくは重合性゚チレン系䞍飜和基を
含む堎合もありうる。 接着性モノマヌは、䞊蚘構造なる䞀般匏
で衚わされるこずを特城ずするが、さらに詳しく
は、䞊蚘構造䞭のずR1を倉えるこずに
より、以䞋のように接着性モノマヌを䟋蚘するこ
ずができる。
【衚】
【衚】
【衚】
【衚】 接着性モノマヌは䞊蚘のものに限定されない。
接着性モノマヌの芪氎基は酞゚ツチング凊理によ
り、゚ナメル小柱脱灰による埮现構造の極性化衚
面に配向し、疎氎基を぀き出す圢で単分子膜を圢
成するのでいわゆる配向効果、「ぬれ」がさら
に良くなり䞊蚘埮现構造の深郚にたで重合性モノ
マヌ等が䟵入し、硬化するこずにより機械的嵌合
効果をさらに増倧させ、歯科甚コンポゞツトレゞ
ンず歯質ずの接着力の向䞊に極めお効果的であ
る。 接着性モノマヌは本発明組成物䞭に0.01〜80重
量、奜たしくは0.5〜40重量、より奜たしく
は〜25重量含たれる。 接着性モノマヌは、䞀官胜メタアクリレヌ
トもしくは䞀官胜アクリレヌト等のモノヒドロキ
シ化合物ず無氎トリメリツト酞クロリドの脱塩化
氎玠反応、あるいは䞊蚘モノヒドロキシ化合物ず
無氎トリメリツト酞ずの脱氎゚ステル反応により
合成するこずができる。この反応は通垞のアルコ
ヌルず酞塩化物の反応で第䞉アミン類の共存䞋に
掻性氎玠を有しない無極性溶媒系の䞭で行なうこ
ずが䞀般的で、反応進行ずずもに発生する塩化氎
玠ガスは第䞉アミン類の塩酞塩ずしお沈降させ、
反応終了埌、同塩酞塩の結晶をろ別埌ろ液を濃瞮
するこずによ぀お埗られる。さらに液䜓クロマト
グラフむヌを甚いるこずにより高玔床のものが埗
られる。 レドツクス重合觊媒ずしおは有機過酞化物およ
びたたは第䞉アミン類が良く、さらに有効なの
は有機ゞアシル過酞化物およびたたは芳銙族第
䞉アミン類である。有機過酞化物の䟋ずしおは、
アセチルパヌオキサむド、りラロむルパヌオキサ
むド、デカノむルパヌオキサむド、ベンゟむルパ
ヌオキサむド、p′−ゞメトキシベンゟむルパ
ヌオキサむド、−ゞクロルベンゟむルパヌ
オキサむド、p′−ゞメチルベンゟむルパヌオ
キサむド、p′−ゞニトロベンゟむルパヌオキ
サむド、−メトキシ−p′−ニトロベンゟむルパ
ヌオキサむド等が挙げられる。芳銙族第䞉アミン
類の䟋ずしおは、ゞメチルアニリン、ゞメチル−
−トルむゞン、ゞ゚チル−−トルむゞン、ゞ
ブチル−−トルむゞン、ゞヒドロキシ゚チル等
が挙げられる。これらのレドツクス觊媒は本発明
組成物成物䞭に0.01〜10重量、奜たしくは0.1
〜重量、より奜たしくは0.5〜重量含た
れる。レドツクス觊媒が同䞀系に存圚䞍可胜な堎
合は、共存可胜な系に分割しおもよい。 本発明においお䜿甚される光重合開始剀ずは玫
倖線もしくは可芖光線に察しお感受性のある増感
剀をさすものである。これらの増感剀の䟋ずしお
は、ベンゟむン、ベンゟむンメチル゚ヌテル、ベ
ンゟむン゚チル゚ヌテル、ベンゟむンむ゜プロピ
ル゚ヌテル、メチル−ベンゟむルベンゟ゚ヌ
ト、ベンゟプノン、チオキサントン、−クロ
ルチオキサントン、キサントン、10−アント
ラキノン、ミヒラヌズケトン、フルオレノン、ア
セナフタセン、ベンゟプキサン、テトラメチル
チりラムゞスルフむド、、ゞベンゟチアゟリルゞ
スルフむド等ゞケトン類、䟋えばゞアセチル、
ベンゞル、4′−ゞクロルベンゞル、α−ナフ
チル、β−ナフチル、4′−ゞメトキシベンゞ
ル、カンフアヌキノン等が挙げられる。これらの
光増感剀は単独で甚いるか、数皮混合しお䜿甚し
およい。特に可芖光線重合に甚いられる光増感剀
は、ゞケトン類が奜たしい。䞀般に䜿甚される光
増感剀の量は重合性モノマヌに察しお、0.01〜20
重量の範囲であり、さらに奜たしくは0.05〜10
重量の範囲である。 これらの光増感剀が玫倖線もしくは可芖光線照
射によ぀おそれぞれの波長の光゚ネルギヌを吞収
し基底状態から励起状態に移行した時、重合性単
量䜓を光重合させるのに必芁なラゞカルを発生さ
せるために光重合促進剀ずしお、還元剀を䜵甚す
るこずも可胜である。還元剀の䟋ずしおは、プロ
ピルアミン、ブチルアミン、ヘキシルアミン、ゞ
メチルアミン、ゞ゚チルアミン、ペンチルアミ
ン、ゞプロピルアミン、ゞブチルアミン、ゞペン
チルアミン、トリメチルアミン、トリ゚チルアミ
ン、トリプロピルアミン、トリブチルアミン、ト
リペンチルアミン、−メチルゞ゚タノヌルアミ
ン、ゞ゚タノヌルアミン、トリ゚タノヌルアミ
ン、ゞメチル゚タノヌルアミン、トリアリルアミ
ン、゚チレンゞアミン、トリメチレンゞアミン、
テトラメチレンゞアミン、ペンタメチレンゞアミ
ン、ヘキサメチレンゞアミン、メタクリル酞ゞメ
チルアミノ゚チル、メタクリル酞ゞ゚チルアミノ
゚チル等が挙げられる。䞊蚘光重合促進剀は単独
で甚いるか、数皮で䜿甚しお良い。䞀般に䜿甚さ
れる光重合促進剀の量はモノマヌ類の総量に
察しお、〜20重量で、より奜たしくは0.1〜
10重量である。 本発明歯科甚接着剀組成物䞭には必芁に応じ
お、重合犁止剀、酞化防止剀等の他、玫倖線光重
合型以倖の堎合に限り、玫倖線吞収剀を加えるこ
ずができる。 本発明組成物䞭には垌釈剀ずしお氎より沞点の
䜎いアルコヌル類、䟋えばメタノヌル、゚タノヌ
ル、プロパヌノヌル、む゜プロパノヌル、−ブ
チルアルコヌル、アリルアルコヌル等が挙げられ
る。アルコヌル類は組成物䞭に〜99重量存圚
する。 発明の効果 匏の重合性モノマヌあるいは他のモノマ
ヌずの混合物は、特に光重合に効果的で、硬化時
に重合収瞮も少なく、内郚ひずみを倧きく緩和す
る。接着性モノマヌも前蚘配向効果により機械的
嵌合効果を増倧し、歯科甚コンポゞツトレゞンず
歯質ずの接着力を増倧する。たた、レドツクス重
合觊媒により、口腔内での圢態付䞎や歯の解剖孊
的圢態埩元䜜業䞭の適圓な時間内に、重合が窩壁
や窩底郚で進行し、次いで組成物䞭に存圚する光
重合觊媒による光重合でさらに接着力が増倧し、
さらに光照射面ぞの収束が少なくなる。 さらに本発明の歯科甚接着剀組成物は口腔内に
おける歯科接着を必芁ずする材料においお歯科甚
ボンデむング剀ずしお䜿甚されるほか、小窩裂溝
封鎖材料ずしお、あるいは矯正甚ブラケツトの接
着甚材料ずしお、さらに砎損ポヌセレンの修埩甚
接着剀ずしお、あるいは金属もしくはセラミツク
むンレヌの装着甚レゞンセメント甚ずしお等、埓
来にない幅広い領域における歯科甚接着剀ずしお
画期的な性胜を発揮する。 本発明を実斜䟋によりさらに詳现に説明する。
実斜䟋䞭郚およびは特に指瀺しない限り重量に
基づく。 実斜䟋〜および比范䟋〜 重合性モノマヌM1の合成 内容500mlのスリ合わせ四぀口セパラブルフラ
スコ内にあらかじめ撹拌装眮、也燥管付還流冷华
管、枩床蚈、滎䞋挏斗を取り付けた。フラスコ内
に−む゜シアネヌトメチル−−トリ
メチルシクロヘキシルむ゜シアネヌト133g0.6モ
ルを入れ40℃に昇枩させおおいた。滎䞋挏斗に
はグリセリンゞメタクリレヌト141.7g0.61モル
ず重合防止剀BHT及びりレタン化反応觊媒ゞ
ラりリル酞ゞ−−ブチルスズをそれぞれ最終
反応生成物に察しお、各々500ppm及び120ppm入
れおおき、この混合物を時間にわた぀お均等に
滎䞋し、滎䞋終了埌さらに40℃で時間撹拌し
た。その埌匕き続き滎䞋挏斗に−ヒドロキシ゚
チルメタクリレヌト79.3g0.61モルを入れ、こ
のものを時間にわた぀お均等に滎䞋した。滎䞋
終了埌40℃で24時間撹拌を続けた。この時点で
IRスペクトル䞊の2340cm-1のむ゜シアネヌト基
の吞収が完党に消倱し代わりに1530cm-1付近にり
レタン基の倧きな吞収の生成を確認するこずも、
む゜シアネヌトの定量Sigga−Hanna法、もし
くはW.R.Sorensonらの方法によ぀お、む゜シ
アネヌト基がほが完党に消倱しおいる事を確認し
お反応終結ずした。反応終了埌やや淡黄色の粘皠
液䜓を定量的に埗た。反応率99.87、粘床
23℃1200cp、IRÎœneat naxcm-11720−CO−
、
1625、1530−NHCO、NCO化合
物0.014であ぀た。必芁に応じお反応終了
埌、䞊蚘粘皠液をメチルアルコヌルに溶解し、液
䜓クロマトグラフむヌで未反応のグリセリンゞメ
タクリレヌト、−ヒドロキシ゚チルメタクリレ
ヌト等の原料の他、副生物官胜りレタンメタ
クリレヌト、官胜りレタンメタクリレヌトを
分離した。収率は−む゜シアネヌトメチル−
−トリメチルシクロヘキシルむ゜シア
ネヌトに察しお85であ぀た。液䜓クロマトグラ
フむヌより分取埌メチルアルコヌルを陀去しお埗
られた生成物は無色透明ガヌドナヌ色数
の粘皠液䜓で、℃に冷华しおも結晶生成は認め
られなか぀た。このようにしお粟補した生成物の
栞磁気共鳎スペクトル及び赀倖線吞収スペクトル
等を枬定した結果、䞋蚘構造匏で瀺される重合性
モノマヌM1ずしお確認し埗るこずができた。 なお䞊蚘実斜䟋においお反応雰囲気を窒玠ガ
スで眮換する堎合もあり、さらに䞊蚘反応に察し
䞍掻性な也燥有機溶剀を甚いる事も可胜である。
たたあらかじめ最終生成物に察しお必芁量の粘床
調節剀甚モノマヌ、䟋えば、゚チレングリコヌル
ゞメタクリレヌト、トリ゚チレングリコヌルゞメ
タクリレヌト等を混入しお反応させる堎合もあり
うる。 重合性モノマヌM2の合成 重合性モノマヌM1の合成に甚いた−む゜シ
アネヌトメチル−−トリメチルシクロ
ヘキシルむ゜シアネヌトの代わりに−
トリメチルヘキサメチレンゞむ゜シアネヌト
128.1g0.6モルを甚いお重合性モノマヌM1の合
成ず同様な操䜜を行な぀た。反応終了埌、やや淡
黄色の粘皠液䜓をほが定量的に埗るこずができ
た。反応生成物は䞋蚘の構造匏で瀺される重合性
モノマヌM2ずしお確認された。 接着性モノマヌM3の合成 内容500mlのスリ合わせ四぀口セパラブルフラ
スコ内にあらかじめ撹拌装眮、也燥管付還流冷华
管、枩床蚈、滎䞋挏斗を取り付けた。フラスコ内
に無氎トリメリツト酞クロリド64.2g0.305モル
及び゚チル゚ヌテル100mlを入れた。滎䞋挏斗に
は−ヒドロキシ゚チルアクリレヌト34.8g0.3
モル、ピリゞン34.8g0.3モル、ピリゞン23.7g
0.3モル、及び゚チル゚ヌテル100mlを入れおお
いた。フラスコ内容物を゚チル゚ヌテルの沞点䞋
で加枩しながら、滎䞋挏斗の混合物を時間にわ
た぀お均等に滎䞋した。滎䞋終了埌゚チル゚ヌテ
ルの沞点䞋で時間還流した。反応終了埌ピリゞ
ンの塩酞塩を別し、液を液䜓クロマトグラフ
むヌにお分離粟補した。分取フラクシペンを濃瞮
埌゚ヌテルから再結晶し、癜色結晶を埗た。収率
は75、融点は43〜45℃であ぀た。この生成物の
栞磁気共鳎スペクトル及び赀倖線吞収スペクトル
等を枬定した結果、䞋蚘構造匏で瀺される接着性
モノマヌM3ずしお確認した。 IR−スペクトルcm-1 18551780酞無氎物 17201710゚ステル NMR スペクトルΎ 4.534H−CH2−CH2−、 5.836.203HCH2CH−、 8.038.438.553H芳銙族 接着性モノマヌM3 光重合性歯科耇合充填材料の調補 重合性モノマヌM1、トリ゚チレングリコヌル
ゞメタクリレヌトモノマヌN1、γ−メタクリ
ロキシプロピルトリメトキシシランで衚面被芆し
た粒埄0.5〜60Όの石英粉末、粘床調節剀ずしおの
超埮粒子無氎ケむ酞ア゚ロゞル−972日本
ア゚ロゞル(æ ª)補、ベンゞル、−メチルゞ゚タ
ノヌルアミン等を䞋の衚−の配合比で配合し、
光重合性コンポゞツトペヌストずしお生成した。
【衚】 䞊蚘配合による光重合性コンポゞツトペヌスト
を以䞋「詊䜜コンポゞツト」ず略称する。 光重合性歯科接着剀の調補 重合性モノマヌM1、重合性モノマヌM2、トリ
゚チレンゲリコヌルゞメタクリレヌトモノマヌ
N1、−ヒドロキシ゚チルメタクリレヌトモ
ノマヌN2、接着性モノマヌM3、゚チルアルコ
ヌル、過酞化ベンゟむル、−ゞヒドロキシ
゚チル−−トルむゞン、ベンゞル、−メチル
ゞ゚タノヌルアミン等を䞋蚘の衚−の実斜䟋
〜で配合し、液、液をそれぞれ調補した。
【衚】
単䜍重量郚
比范のため衚−に瀺す接着剀を調補した。重
合性モノマヌM1M2の代わりにBis−GMAモ
ノマヌN3を甚いた。
【衚】 単䜍重量郚
牛歯゚ナメル質を゚メリヌペヌパヌ600番で平
滑にした歯面を30リン酞で60秒間゚ツチング凊
理埌、衚−に瀺す皮々の条件で前凊理した。こ
の前凊理枈牛歯ず円筒型アダプタヌに充填された
「詊䜜コンポゞツト」ずを突き合わせ、はみ出し
た䜙剰分を陀去した。その埌、束颚デヌラむトラ
ンプにお30秒間可芖光線重合させ、歯牙接着詊隓
䜓ずした。このものを37℃の氎䞭に24時間浞挬し
た埌、℃の冷氎ず60℃の枩氎に各分間ず぀浞
挬サむクルをくり返す冷熱詊隓を30
300および1000回サむクル埌、むンストロン匕匵
詊隓機にお匕匵速床0.5mm分で匕匵り、接着匷
床Kgcm2を枬定した。枬定結果平均倀
を衚−に瀺す。
【衚】
【衚】 衚−から明らかな様に30リン酞゚ツチング
凊理のみでは接着力は䜎く、冷熱サむクルをくり
返すず䜎䞋の傟向を瀺しおいるが、実斜䟋〜
では党䜓に接着力は匷固で冷熱サむクルによる劣
化も少なく、むしろ高くなる傟向を瀺した。特に
実斜䟋では本発明の歯科甚接着剀の凊理に
より歯質接着性に察し、きわめお有効であるこず
が䌎明した。比范䟋〜ではモノマヌN3の反
応性が悪いこずや接着性モノマヌM3が含たれお
いない事、レドツクス重合觊媒の䞍圚等により光
重合接着力は䜎く耐久性に乏しか぀た。 蟺瞁挏掩詊隓 新鮮抜去牛歯に深さmmの窩掞を圢成し、30
リン酞氎溶液で60秒間゚ツチング凊理したものに
察し、実斜䟋〜もしくは比范䟋〜の接着
剀組成物にお前凊理し、さらに「詊䜜コンポゞツ
ト」を填塞埌、束颚デヌラむトランプにお30秒間
可芖光線重合させ、歯牙挏掩詊隓䜓を䜜成した。
このものを℃ず60℃の色玠液に各分間浞挬を
1000回くり返すパヌコレヌシペンテストを行な぀
た埌歯牙を切開し、色玠䟵入床合を芳察評䟡し
た。その結果を衚−に瀺す。
【衚】 衚−から明らかなように、実斜䟋〜の殆
んどの詊料においお歯牙ずコンポゞツトの接着界
面に色玠の䟵入が認められず蟺瞁封鎖性に著しい
向䞊が確認できた。䞀方、比范䟋〜の殆んど
の詊料においお、歯牙ずコンポゞツトの界面にか
なりの色玠挏掩が芳察され窩底郚にはギダツプや
すき間も確認された。このような䟋では臚床䞊重
節な二次カリ゚スの発生や歯髄刺激の誘発を暗瀺
するものである。䞡詊隓の結果から実斜䟋〜
の組成物の歯質接着胜力は極めお良奜であり臚床
䞊のコンポゞツトレゞン修埩の予埌及び蟺瞁封鎖
性に優れた効果を発揮するこずが圓然考えられ
る。 実斜䟋  実斜䟋〜及び比范䟋〜に甚いた「詊䜜
コンポゞツトレゞン」の代わりに、垂販の可芖光
線重合性コンポゞツトレゞン「プリズマフむル」、
「フルフむル」いずれもコヌク瀟補を、その䜿
甚説明曞に埓぀お䜿甚し、接着詊隓ず蟺瞁挏掩詊
隓を冷熱詊隓を䌎぀お行な぀た。その結果コンポ
ゞツトレゞンに「プリズマフむル」および「フル
フむル」を甚いたいずれの堎合でも、比范䟋〜
の接着剀前凊理による結果では接着匷床は100
〜120Kgcm2の範囲で䜎い傟向を瀺し、さらに
冷熱サむクル1000回では劣化の傟向を瀺した。た
た、色玠挏掩詊隓の結果もスコア倀4.0や5.0が目
立぀お倚く劣化の傟向を瀺した。䞀方、実斜䟋
〜の本発明の接着剀組成物を甚いた堎合は、接
着匷床が170〜210Kgcm2ず高く、冷熱サむクル
1000回埌も倉化を瀺さなか぀た。たた色玠挏掩詊
隓結果も優、〜1000回の冷熱サむクル埌スコア
倀で1.0を越えるものはなく、蟺瞁封鎖性の向䞊
が確認できた。 実斜䟋  垂販の可芖光線重合性コンポゞツトレゞンサ
むラツクス3M瀟補を甚いお実斜䟋ず同様
な詊隓をした結果、実斜䟋〜の本発明の接着
剀組成物の歯質接着効果は著しく向䞊し、比范䟋
〜の結果は䜎い傟向を瀺した。 実斜䟋  垂販のペヌストペヌストタむプコンポゞツト
レゞン「アダプテむツク」ゞペン゜ン・アン
ド・ゞペン゜ン瀟補をその䜿甚説明曞に埓぀お
実斜䟋ず同様な詊隓をした。実斜䟋〜の本
発明の接着剀組成物は接着詊隓や色玠挏掩詊隓に
おいお実斜䟋〜に瀺した。光重合コンポゞツ
ト䜿甚時の結果ずよく䞀臎し、優れた接着力を瀺
したのに察し、比范䟋〜の組成液を甚いた堎
合は光重合コンポゞツトを䜿甚した堎合よりもさ
らに悪か぀た。 比范䟋  実斜䟋〜に甚いられたコンポゞツトレゞン
いわゆる「詊䜜コンポゞツト」、「プリズマフむ
ル」、「フルフむル」「アダプテむツク」を30リ
ン酞で60秒間゚ツチング凊理し、ボンデむング剀
を䞀切䜿甚せずに色玠挏掩詊隓を冷熱サむクルを
䜵甚しお行な぀た結果、いずれのコンポゞツト䜿
甚においおも゚ツチング凊理のみでは色玠挏掩床
合が倧きく、蟺瞁封鎖性は悪か぀た。このこずは
逆に実斜䟋〜の本発明の接着剀組成物の前凊
理効果が優れたものであり、これらの歯科甚コン
ポゞツトレゞンの接着剀ずしお有効であるこずが
認められた。 実斜䟋  矯正装眮の぀であるプラスチツク・ブラケツ
トあるいは金属ブラケツトを盎接歯質に接着させ
るための歯質を30リン酞で60秒゚ツチング凊理
埌氎掗也燥し、実斜䟋〜の本発明の接着剀組
成物を歯面ずブラケツトに塗垃し、束颚コンポゞ
ツトレゞン株匏䌚瀟束颚補をその䜿甚説明曞
に埓぀お緎和したものを介しおブラケツトを歯面
に圧接し、䜙剰分を陀去し硬化を埅ち、完成を期
するならその䞊から歯科甚即時重合甚レゞンを筆
積法でブラケツトの基底郚を芆い、これが硬化
埌、アヌチワむダヌを装着した。このものは口腔
内で矯正甚に甚いられるのに充分耐えうるもので
あ぀た。 実斜䟋  透明なプラスチツク・ブラケツトを甚い、実斜
䟋の束颚コンポゞツトレゞンの代わりに「詊䜜
コンポゞツト」を䜿甚しお、実斜䟋ず同様な手
順で操䜜を行な぀た。䜆しコンポゞツトを硬化さ
せるにあたり束颚デヌラむトランプを30秒ないし
60秒間照射させた。結果は実斜䟋の堎合ず同様
に良奜であ぀た。 実斜䟋  封鎖する小窩裂溝のある咬合面展開角郚の歯面
を枅掃し、50リン酞で60秒゚ツチングし、氎掗
也燥埌実斜䟋〜の本発明の接着剀組成物を流
しこみ光照射する方法ず、流し蟌んだ埌「詊䜜コ
ンポゞツト」をさらに流し蟌んで埌に光照射する
方法を行な぀た。いずれの方法においおも封鎖性
は良奜であ぀た。たた実斜䟋〜の接着剀を甚
いない堎合は冷熱サむクルで300回、1000回サむ
クル埌に脱萜したり色玠䟵入のケヌスが目立぀
が、実斜䟋〜の本発明の接着剀を䜿甚した堎
合は色玠の䟵入や脱萜するケヌスが無く封鎖性良
奜であ぀た。 実斜䟋 10 砎折ポヌセレンを修埩するたにあたり、ポヌセ
レンの砎折面をそのたたかもしくはカヌランダム
ポむントで研磚した埌、実斜䟋〜の本発明の
接着剀組成物を塗垃し、先に光硬化させるかもし
くはそのたたで詊䜜コンポゞツトを築盛し、砎折
前の圢態付䞎をした埌、30秒〜60秒光照射する
か、束颚コンポゞツトを䜿甚説明曞に埓぀お緎和
したもを築盛した堎合ずでいずれの堎合でも良奜
な補修ができた。ここで実斜䟋の組成物を塗垃
埌光硬化30秒した埌、詊䜜コンポゞツトを築
盛し光硬化30秒したものの37℃氎䞭24時間埌
の察ポヌセレン接着匷床は130Kgcm2であ぀た。 実斜䟋 11 重合性モノマヌM150.5重量郚、モノマヌ
N127.0重量郚、モノマヌN215.4重量郚、接着性
モノマヌM36.0重量郚、過酞化ベンゟむル0.5重量
郚およびベンゞル0.6重量郚を液ずし、゚チル
アルコヌル97.0重量郚、ゞメチル−−トルむゞ
ン1.0重量郚および−メチルゞ゚タノヌルアミ
ン1.5重量郚を液ずした接着組成物を甚いお実
斜䟋〜10ず同様の詊隓を行぀た。その結果、実
斜䟋〜10ずほが同様の結果を埗お、歯科甚接着
剀ずしお有効であるこずが刀明した。 実斜䟋 12 実斜䟋およびの液ず実斜䟋11の液及び
実斜䟋およびの液ず実斜䟋11の液の各組
合せ䞊びに実斜䟋の液ず実斜䟋11の液及び
実斜䟋の液ず実斜䟋11の液の各組合せで行
぀た実斜䟋〜10に準じた詊隓結果も党お良奜で
あ぀た。この結果、本発明の接着剀組成物が優れ
た接着性ず巟広い甚途のある歯科甚接着剀である
こずが確認できた。

Claims (1)

  1. 【特蚱請求の範囲】  以䞋の匏 匏䞭、R1〜R4は各々氎玠たたはアルキル基、
    は炭玠数〜36を有する有機残基を瀺す。で
    衚わされる重合性モノマヌ、該重合性モノマヌず
    共重合性でか぀分子内に芪氎基ずしおカルボン酞
    基たたはその無氎物基を有し、疎氎基ずしおメ
    タアクロむル基を有する接着性モノマヌ、レド
    ツクス重合觊媒および光重合觊媒を含有する歯科
    甚接着剀組成物。  匏のが脂肪族残基たたは脂環族残基
    である第項蚘茉の組成物。  脂肪族残基たたは脂環族残基が偎鎖を有する
    第項蚘茉の組成物。  匏のが たたは である第項蚘茉の組成物。  匏で衚わされる重合性モノマヌが組成
    物䞭に10〜99重量配合される第項蚘茉の組成
    物。  接着性モノマヌが匏 匏䞭、は正の敎数、R1は氎玠、ハロゲン
    原子、アルキル基、たたはハロゲン基を含むこず
    もあるアルキレン基を瀺す。で衚わされるモノ
    マヌである第項蚘茉の組成物。  接着性モノマヌが組成物䞭に0.01〜80重量
    含たれる第項蚘茉の組成物。  レドツクス重合觊媒が有機過酞化物および第
    玚アミンである第項蚘茉の組成物。  レドツクス重合觊媒が有機過酞化物および第
    玚アミンから成る堎合においお、䞡觊媒が共存
    䞍胜な堎合には、共存可胜な系に分割される第
    項蚘茉の組成物。  レドツクス重合觊媒が組成物䞭に0.01〜10
    重量含たれる第項に蚘茉の組成物。  光重合觊媒が光増感剀である第項蚘茉の
    組成物。  光増感剀ずずもに還元剀を䜵甚する第
    項蚘茉の組成物。  光増感剀が重合性モノマヌに察しお0.01〜
    20重量含たれる第項蚘茉の組成物。  還元剀が重合性モノマヌに察しお〜20重
    量含たれる第項蚘茉の組成物。  接着組成物が匏の重合性モノマヌ以
    倖の他の重合性モノマヌおよび氎より沞点の䜎い
    䜎沞点アルコヌルを含有する第項蚘茉の組成
    物。
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