JPH0914255A - フリーストップ回転アーム機構 - Google Patents

フリーストップ回転アーム機構

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Publication number
JPH0914255A
JPH0914255A JP7187765A JP18776595A JPH0914255A JP H0914255 A JPH0914255 A JP H0914255A JP 7187765 A JP7187765 A JP 7187765A JP 18776595 A JP18776595 A JP 18776595A JP H0914255 A JPH0914255 A JP H0914255A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
way clutch
shaft
rotary arm
rotation
diameter portion
Prior art date
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Pending
Application number
JP7187765A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiro Yamaguchi
俊博 山口
Masaru Kawasaki
勝 川崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Home Electronics Ltd
NEC Corp
Comtec Co Ltd
Original Assignee
NEC Home Electronics Ltd
Comtec Co Ltd
Nippon Electric Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by NEC Home Electronics Ltd, Comtec Co Ltd, Nippon Electric Co Ltd filed Critical NEC Home Electronics Ltd
Priority to JP7187765A priority Critical patent/JPH0914255A/ja
Publication of JPH0914255A publication Critical patent/JPH0914255A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 任意の回転位置での確実な保持が可能であ
り、かつ長時間使用しても保持作用が低下しないフリー
ストップ回転アーム機構を得る。 【構成】 支持ポスト4側に回転はしない軸12を設け
る。この軸12に嵌合する2つのワンウエイクラッチ本体
14、15を回転アーム6の基端の軸受け体6a内に固定す
る。軸12は2箇所に大径部16を持ち、一方の大径部16の
上下に小径部17を持つ。ワンウエイクラッチ本体14、15
は大径部16が嵌合してる状態では、ワンウエイクラッチ
となる。この2つのワンウエイクラッチ本体14、15は回
転許容方向が互いに逆にされている。ワンウエイクラッ
チ本体14、15に大径部16が嵌合している時は、その一方
は右回転が阻止され他方は左回転が阻止され、したがっ
て、いずれにも回転できず、回転アーム6の回転位置が
固定される。軸12をソレノイド13で下方に駆動して小径
部17を両ワンウエイクラッチ本体14、15の位置に移動さ
せると、ワンウエイクラッチ本体14、15は軸12からの拘
束がなくなり回転自在となり、回転アーム6は回転自在
となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば支持ポストに
水平面内で回転可能に取り付けた回転アームで機器を支
持する場合等に適用されるフリーストップ回転アーム機
構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば液晶テレビ等の機器を回転アーム
の先端部で移動自在に支持しようとする場合、図4に示
すような支持機構1が用いられている。図示の支持機構
1は、例えば机2に金具3で固定した支持ポスト4の上
端に関節部5を介して回転アーム6を水平面内で回転可
能に取り付け、この回転アーム6に関節部7を介して補
助アーム8を連結し、この補助アーム8の先端で例えば
液晶テレビ9を支持する構成である。10は液晶テレビ
9のハンドルである。
【0003】上記支持機構1において液晶テレビ9を任
意の位置に保持できることが要求されるが、そのために
回転アーム6を任意の回転位置に固定する機構すなわち
フリーストップ回転アーム機構として、従来は、回転ア
ーム6の関節部5の図示略の回転摺動部に摩擦を作用さ
せる機構か、あるいは図示は省略するがスプリングの釣
り合いを利用する機構を採用していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の機構では、
長時間の使用により、摩擦力の減少あるいはスプリング
のへたり等のために、機器を確実に保持することが不可
能になる場合があった。本発明は上記従来の欠点を解消
するためになされたもので、回転アームで機器を支持す
る場合などにおいて、任意の位置での確実な保持が可能
であり、かつ長時間使用しても保持作用が低下すること
のないフリーストップ回転アーム機構を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決する本発
明のフリーストップ回転アーム機構は、回転アームと、
この回転アームの回転中心となる軸長方向に移動可能な
軸と、この軸を軸長方向に往復駆動する駆動機構と、前
記軸に軸長方向に間隔をあけてかつ軸長方向に相対的に
移動可能に嵌装されるとともに回転アーム側に固定され
た、互いに回転許容方向が逆の2つのワンウエイクラッ
チ本体とを備え、前記軸は、前記2つのワンウエイクラ
ッチ本体に同時に嵌合可能でありかつ一方向の回転に対
して係合することができる2箇所の大径部と、少なくと
も一方の大径部の両側に設けられた、ワンウエイクラッ
チ本体側と係合することのない小径部とを有することを
特徴とする。
【0006】
【作用】上記構成において、軸の2箇所の大径部がそれ
ぞれワンウエイクラッチ本体に嵌合している状態では、
軸の大径部とワンウエイクラッチ本体とは一方向の相対
回転のみ許容するワンウエイクラッチを構成する。この
場合、2つのワンウエイクラッチ本体の回転許容方向が
互いに逆であるから、2つのワンウエイクラッチの一方
は右回転のみ阻止し他方は左回転のみ阻止して、軸とワ
ンウエイクラッチ本体とが相対回転が不可能な状態とな
り、回転アームの回転位置が固定される。
【0007】上記の状態から駆動機構により軸を軸長方
向に移動させて、大径部をワンウエイクラッチ本体位置
から外し小径部をワンウエイクラッチ本体位置にもって
くると、小径部は細くていずれの回転方向でもワンウエ
イクラッチ本体と係合しないので、ワンウエイクラッチ
本体は軸の拘束を受けずに回転自在となり、ワンウエイ
クラッチ本体と一体の回転アームが回転自在となる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。実施例のフリーストップ回転アーム機構は、図
4に示した液晶テレビ9の支持機構1における関節部5
に適用されたもの、すなわち、回転アーム6を支持ポス
ト4の上端部に水平面内で回転可能に連結する機構であ
り、図1にこのフリーストップ回転アーム機構11の詳
細を示す。このフリーストップ回転アーム機構11は、
図示のように、先端に中空の軸受け体6aを一体に固定
した回転アーム6と、前記軸受け体6a内に収容され回
転アーム6の回転中心となる軸長方向(図1で上下方
向)に移動可能な軸12と、この軸12を軸長方向に往
復駆動する駆動機構である、中空の支持ポスト4内に固
定されたソレノイド13と、前記軸12に軸長方向に間
隔をあけてかつ軸長方向に相対的に移動可能に嵌装され
るとともに回転アーム6の軸受け体6aの内部に固定さ
れた、互いに回転許容方向が逆の2つのワンウエイクラ
ッチ本体14、15とを備えている。また、前記ソレノ
イド13のプランジャ13aは前記軸12の下端に連結
され、プランジャ13aと支柱ポスト4側に固定した金
具22との間は引っ張りばね23で連結されている。
【0009】前記軸12は、前記2つのワンウエイクラ
ッチ本体14、15に同時に嵌合可能(図1は同時に嵌
合している状態)でありかつ一方向の回転に対して係合
することができる2箇所の所定断面形状の大径部16
と、少なくとも一方の大径部(図示の場合は上側の大径
部16)の上下両側に設けられた、ワンウエイクラッチ
本体14、15側と係合することのない単なる円筒断面
の小径部17とを有している。なお、図示例では大径部
16を、円筒軸芯にキーを介して所定断面形状の環状部
材を固定して構成しており、前記円筒軸芯と前記小径部
17とは同径かつ一体である。
【0010】前記ワンウエイクラッチ本体14、15
は、図1および図3(イ)、(ロ)に示すように軸12
の大径部16が嵌合している状態では大径部16ととも
にワンウエイクラッチを構成するものである。このワン
ウエイクラッチは一方向のみの回転を許容する一般的な
ワンウエイクラッチ構造のものでよいが、その一例を図
3(イ)、(ロ)に示している。図示例のワンウエイク
ラッチ本体14、15は、内周面に例えば4箇所の凹所
20aを形成した外輪20と、前記凹所20aに配置さ
れた鋼球21とからなり、軸12の大径部16は、前記
鋼球21が係合する係合突起16aを外周面に備えてい
る。二つのワンウエイクラッチ本体14、15の形状は
互いに反転させた関係にあるので、回転許容方向が互い
に逆である。
【0011】次に動作について説明する。図1および図
3(イ)、(ロ)のように軸12の2箇所の大径部16
がそれぞれワンウエイクラッチ本体14、15に嵌合し
ている状態では、軸12の大径部16とワンウエイクラ
ッチ本体14、15とが一方向の相対回転のみ許容する
ワンウエイクラッチを構成するが、2つのワンウエイク
ラッチ本体14、15の回転許容方向が互いに逆である
から、軸12とワンウエイクラッチ本体14、15との
相対回転が不可能な状態となる。すなわち、一方のワン
ウエイクラッチ本体14(図3(イ)参照)は、破線で
示す反時計方向の回転に対しては2点鎖線で示すように
鋼球21が凹所20aの深い位置に収まるので大径部1
6と係合しない(大径部16から拘束を受けない)が、
実線矢印で示す時計方向の回転に対しては実線で示すよ
うに鋼球21を介して大径部16と係合する(大径部1
6から回転を拘束される)。他方のワンウエイクラッチ
本体15(図3(ロ)参照)は、破線で示す時計方向の
回転に対しては2点鎖線で示すように鋼球21が大径部
16と係合しない(大径部16から拘束を受けない)
が、実線矢印で示す反時計方向の回転に対しては実線で
示すように鋼球21を介して大径部16と係合する(大
径部16から回転を拘束される)。したがって、両ワン
ウエイクラッチ本体14、15を固定している軸受け体
6aはいずれの方向にも回転できず、回転アーム6の軸
12に対する回転は阻止され、回転アーム6は回転位置
を固定される。
【0012】上記の状態から図示略のソレノイド用のス
イッチを操作してソレノイド13を作動させ軸12を下
方に移動させると、図2に示すように大径部16がワン
ウエイクラッチ本体14、15の位置から外れ小径部1
7がワンウエイクラッチ本体14、15の位置にくる。
この場合、図3(ハ)にも示すように小径部17は細く
ていずれの回転方向にもワンウエイクラッチ本体14、
15と係合しないので、ワンウエイクラッチ本体14、
15は軸12の拘束を受けずに回転自在となり、ワンウ
エイクラッチ本体14、15と一体の回転アーム6が回
転自在となる。したがって、回転アーム6に補助アーム
8を介して取り付けた液晶テレビ9を自在に移動させる
ことができる。
【0013】前記ソレノイド13をオン、オフさせるた
めのスイッチとして、例えば液晶テレビ9のハンドル1
0にタッチセンサを設けることが考えられる。この場
合、液晶テレビ9を移動させるためにハンドル10に手
を掛けると、自動的にソレノイド13がオンとなって図
2の回転フリー状態となり、手を離すとオフとなって、
図1の固定状態となる。ただし、ソレノイド用のスイッ
チはこれに限定されず、種々の機構を採用することがで
きる。さらに、軸12を駆動する駆動機構は、ソレノイ
ドを用いるものに限らず、ワイヤとモータとを用いた機
構その他の機構を採用することができる。
【0014】
【発明の効果】本発明によれば、2つのワンウエイクラ
ッチを利用した機械的なフリーストップ機構であるか
ら、摩擦力を利用したりスプリングを設ける従来の機構
と比較して、確実な保持が可能となり、また、長時間使
用しても保持作用が低下することがなくなり、フリース
トップ回転アーム機構の寿命、したがって、製品寿命を
長くすることができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のフリーストップ回転アーム機構の一実
施例を示す断面図である。
【図2】図1において回転アームを回転可能な状態にし
た時の断面図、(ハ)はC−C断面図である。
【図3】(イ)は図1におけるA−A断面図、(ロ)は
同B−B断面図である。
【図4】本発明および従来例に共通の図で、フリースト
ップ回転アーム機構を用いた液晶テレビ支持機構の斜視
図である。
【符号の説明】
1 支持機構 4 支持ポスト 5 関節部 6 回転アーム 11 フリーストップ回転アーム機構 12 軸 13 ソレノイド(駆動機構) 14、15 ワンウエイクラッチ本体 16 大径部 16a 係合突起 17 小径部 20 外輪 20a 凹所 21 鋼球
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 勝 東京都羽村市富士見平2丁目9番地14− 405 株式会社コムテック内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転アームと、この回転アームの回転中
    心となる軸長方向に移動可能な軸と、この軸を軸長方向
    に往復駆動する駆動機構と、前記軸に軸長方向に間隔を
    あけてかつ軸長方向に相対的に移動可能に嵌装されると
    ともに回転アーム側に固定された、互いに回転許容方向
    が逆の2つのワンウエイクラッチ本体とを備え、前記軸
    は、前記2つのワンウエイクラッチ本体に同時に嵌合可
    能でありかつ一方向の回転に対して係合することができ
    る2箇所の大径部と、少なくとも一方の大径部の両側に
    設けられた、ワンウエイクラッチ本体側と係合すること
    のない小径部とを有することを特徴とするフリーストッ
    プ回転アーム機構。
JP7187765A 1995-06-30 1995-06-30 フリーストップ回転アーム機構 Pending JPH0914255A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7187765A JPH0914255A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 フリーストップ回転アーム機構

Applications Claiming Priority (1)

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JP7187765A JPH0914255A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 フリーストップ回転アーム機構

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0914255A true JPH0914255A (ja) 1997-01-14

Family

ID=16211824

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7187765A Pending JPH0914255A (ja) 1995-06-30 1995-06-30 フリーストップ回転アーム機構

Country Status (1)

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JP (1) JPH0914255A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1816388A1 (en) * 2006-02-03 2007-08-08 Samsung Electro-mechanics Co., Ltd Display rotation apparatus

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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