JPH09142144A - ミラーユニット付きサンバイザおよびその製造方法 - Google Patents

ミラーユニット付きサンバイザおよびその製造方法

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JPH09142144A
JPH09142144A JP30304095A JP30304095A JPH09142144A JP H09142144 A JPH09142144 A JP H09142144A JP 30304095 A JP30304095 A JP 30304095A JP 30304095 A JP30304095 A JP 30304095A JP H09142144 A JPH09142144 A JP H09142144A
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JP
Japan
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sun visor
mirror
adhesive
mirror unit
visor body
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JP30304095A
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English (en)
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Mitsuhiro Nakamura
光宏 中村
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Delta Kogyo Co Ltd
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Delta Kogyo Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ポリプロピレン系の発泡性合成樹脂の発泡体
によって形成されたサンバイザ本体に容易にかつ確実に
ミラーユニットが接着されるようにする。 【解決手段】 発泡性を有するポリプロピレンの発泡処
理により得られたサンバイザ本体2と、このサンバイザ
本体2に接着されたミラーユニット3とからなるサンバ
イザであって、上記ミラーユニット3はミラー32と、
このミラー32を積層状態で支持する合成樹脂製のミラ
ーケース31とから形成され、上記サンバイザ本体2
は、上記ミラーケース31の接着面に対応したミラー装
着凹部24の底面24aを有し、この底面24aに複数
のアンカー孔25が凹設され、底面24aとミラーケー
ス31との間に介在された接着剤が上記アンカー孔25
に入り込んだ状態でサンバイザ本体2にミラーユニット
3が接着されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の車内に設
けられるミラーユニット付きサンバイザおよびその製造
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車用のサンバイザは、車室内のフロ
ントウインドの上部に姿勢変更可能に設けられている。
そして、運転中にフロントウインドから入射する直射日
光を遮るときに、天井面に平行に収納されているサンバ
イザを引き出し、略垂直の遮光姿勢に設定される。サン
バイザが垂直姿勢に設定された状態では、その裏面が運
転者に対向するようになり、この部分にミラーを設ける
と、後方確認用や身だしなみのチェック用に利用し得る
ことから、サンバイザの裏面にミラーが取り付けられて
いる場合が多い。
【0003】そして、通常、ミラーはそれに積層状態で
固定された合成樹脂製のミラー支持体を有し、これらミ
ラーとミラー支持体とからなるミラーユニットがサンバ
イザの裏面に取り付けられるようになっている。
【0004】一方、サンバイザ本体は、姿勢変更操作が
頻繁に行われることから、操作性を良好にする点で軽量
であるとともに、姿勢変更操作によっても容易に破損し
ない強さが要求されるため、これらの要求を満足するも
のとして発泡性合成樹脂製のものが多用されている。
【0005】従来、発泡性合成樹脂製のサンバイザ本体
にミラーユニットを固定する場合、サンバイザ本体の発
泡処理時に金属製または合成樹脂製の平板を一体発泡に
よってサンバイザ本体の内部に埋設し、この平板にネジ
止めすることによってミラーユニットをサンバイザ本体
に取り付けるようにしていたが、このようにすると上記
平板やネジが必要になり、部品点数が増加するととも
に、ネジ止め等の取り付け作業が煩雑になり、作業コス
トが増加するという不都合が生じる。そこで、現在で
は、ミラーユニットをサンバイザ本体に接着する取り付
け方式が主流になっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、サンバイザ
本体は、材料費が安価なポリプロピレン系の発泡性合成
樹脂を発泡させることによって製造されることがある。
しかし、ポリプロピレン系の発泡体は、塗布された接着
剤が剥離し易いという性質を有しており、接着剤を介し
て被接着物を良好に接着し得ないという問題点を有して
いる。
【0007】そこで、ポリプロピレン系の発泡体に被接
着物を接着するときは、接着面を溶剤で洗ったり、ヤス
リ掛けで表面に微細な凹凸を形成する等の処置が施され
るが、ポリプロピレン系の発泡体はこのような処置を施
しても接着剤を介して他のものと良好に接着しないので
ある。
【0008】従って、たとえ一時的にサンバイザ本体と
ミラーユニットとが接着剤を介して相互に接着された状
態になっても、耐用期間は短く、走行中の自動車の振動
等によってサンバイザ本体からミラーユニットが剥離す
ることがあり、これの改良が嘱望されていたのである。
【0009】本発明は、上記のような問題点を解決する
ためになされたものであり、ポリプロピレン系の発泡性
合成樹脂の発泡体によって形成されたサンバイザ本体に
確実にミラーユニットが接着されるミラーユニット付き
サンバイザおよびその製造方法を提供することを目的と
している。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1記載の
ミラーユニット付きサンバイザは、発泡性を有するポリ
プロピレンの発泡処理により得られたサンバイザ本体
と、このサンバイザ本体に接着されたミラーユニットと
からなるサンバイザであって、上記ミラーユニットはミ
ラーと、このミラーを支持する合成樹脂製のミラー支持
体とから形成され、上記サンバイザ本体は、上記ミラー
支持体に対応した接着部を有し、この接着部に複数のア
ンカー孔が凹設され、接着剤が上記アンカー孔に入り込
んだ状態でサンバイザ本体とミラーユニットとが相互に
接着されていることを特徴とするものである。
【0011】このミラーユニット付きサンバイザによれ
ば、複数のアンカー孔に入り込んだ接着剤の固化によっ
て、アンカー孔内の固化接着剤が、例えばサンバイザ本
体に打ち込まれた釘のような抜け止めの作用をし、ミラ
ーユニットはサンバイザ本体に確実に固定され、非常に
外れ難い状態になっている。しかも、上記接着剤のアン
カー孔への入り込みによって、接着剤のサンバイザ本体
に対する接触面積が大幅に増大し、上記釘のような抜け
止め作用とも相まってミラーユニットのサンバイザ本体
からの剥離防止効果が向上している。
【0012】本発明の請求項2記載のミラーユニット付
きサンバイザは、請求項1記載のミラーユニット付きサ
ンバイザにおいて、上記接着剤は固化する過程で減容し
ないものであることを特徴とするものである。
【0013】このミラーユニット付きサンバイザによれ
ば、接着剤として固化した状態でも減容しないものが用
いられているため、アンカー孔に入り込んだ接着剤が固
化時の減容によって円柱状で固まった接着剤が孔の径よ
りも小さくなり、アンカー孔から抜け易くなるという不
具合は生じず、従って、接着剤のサンバイザ本体に対す
る接合が弱まることはない。
【0014】本発明の請求項3記載のミラーユニット付
きサンバイザの製造方法は、発泡性を有するポリプロピ
レンの発泡処理により得られたサンバイザ本体の表面
に、ミラーを支持したミラー支持体を取り付けるミラー
ユニット付きサンバイザの製造方法において、サンバイ
ザ本体の表面のミラー支持体を接着する接着部に、複数
の針材の植設されたアンカー孔形成治具を押し付けて複
数のアンカー孔を凹設し、このアンカー孔の凹設された
接着部およびミラー支持体の接着面の内のいずれか一方
または双方に接着剤を付与し、ついで上記接着部と接着
面とを接着させる処理を施すことを特徴とするものであ
る。
【0015】このミラーユニット付きサンバイザの製造
方法によれば、接着剤がサンバイザ本体の接着部のアン
カー孔に入り込むことによって、接着剤の接着部に対す
る接触面積が増大するため、接着剤のサンバイザ本体に
対する界面接着力が大きくなり、ポリプロピレンの発泡
体の悪い被接着性能にも拘らず、ミラーユニットをサン
バイザ本体に確実に接着し得るようになる。
【0016】特に接着剤がアンカー孔に入り込んで固化
したことによるアンカー効果によって、ミラーユニット
は非常に外れ難い状態になる。
【0017】本発明の請求項4記載のミラーユニット付
きサンバイザの製造方法は、請求項3記載のミラーユニ
ット付きサンバイザの製造方法において、上記接着剤は
固化する過程で減容しないものを用いることを特徴とす
るものである。
【0018】このミラーユニット付きサンバイザの製造
方法によれば、接着剤として固化した状態でも減容しな
いものが用いられているため、アンカー孔に入り込んだ
接着剤が固化時の減容によって円柱状で固まった接着剤
が孔の径よりも小さくなり、アンカー孔から抜け易くな
るという不具合は生じず、従って、接着剤のサンバイザ
本体に対する接合が弱まることはない。
【0019】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るサンバイザ
の一実施形態を示す一部切欠き斜視図であり、図2は、
図1のA−A線断面図である。図1に示すように、サン
バイザ1は、サンバイザ本体2と、このサンバイザ本体
2の表面に取り付けられたミラーユニット3とから構成
されている。
【0020】上記サンバイザ本体2は、芯材である板状
のパッド21と、このパッド21の表面を被覆した表皮
22と、上記パッド21内に埋設されたワイヤからなる
芯材23とからなっている。上記パッド21は、発泡性
を有するポリプロピレン製の粒状物(ビーズ)を発泡さ
せることにより形成されている。また、上記表皮22
は、本実施形態においては、合成樹脂製のウェブが用い
られている。
【0021】また、サンバイザ本体2の表面には、上記
ミラーユニット3の裏面部の立体形状に対応して凹設さ
れたミラー装着凹部24が形成されており、ミラーユニ
ット3はこのミラー装着凹部24に嵌め込まれることに
よってサンバイザ本体2に取り付けられるようになって
いる。
【0022】上記ミラーユニット3は、ミラーケース
(ミラー支持体)31と、このミラーケース31に支持
されたミラー32とを備えている。上記ミラーケース3
1は、上記ミラー装着凹部24に対応するように形状設
定され、その縁部がミラー装着凹部24の縁部に摺接し
た状態でミラー装着凹部24内に嵌め込まれている。こ
のミラーケース31の表面縁部にはミラー32を嵌め込
むミラー支持枠部33が枠状に突設され、このミラー支
持枠部33の枠内にミラー32を嵌め込むことによって
ミラー32がミラーケース31に取り付けられるように
なっている。
【0023】また、上記ミラー支持枠部33の上縁部に
は、枠内に向かうように先細りに形成された係止爪33
aが突設され、ミラー支持枠部33内に一旦嵌め込まれ
たミラー32は、この係止爪33aによって枠内から脱
落するのが阻止されるようになっている。
【0024】上記ミラーケース31は、ポリカーボネー
ト樹脂製、またはアクリル系の合成樹脂製のものが用い
られている。このような合成樹脂が用いられるのは、こ
れらの樹脂は各種の接着剤に対して確実な被接着性能を
有しているからである。
【0025】本発明においては、ミラー装着凹部24の
底面(接着部)24aに多数のアンカー孔25が凹設さ
れている。これら多数のアンカー孔25の凹設された底
面24aに接着剤が付与されることによって接着剤層4
が形成され、この接着剤層4の形成されたミラー装着凹
部24にミラーケース31が嵌め込まれることによっ
て、ミラーユニット3がサンバイザ本体2に接着固定さ
れている。
【0026】そして、接着剤がミラー装着凹部24の底
面24aに付与された状態で、接着剤の一部が上記アン
カー孔25に侵入して針状のアンカー部41が形成され
るため、このアンカー部41の存在によって接着剤層4
が確実にミラー装着凹部24の底面24aに保持された
状態になっている。
【0027】本発明においては、上記接着剤は、不揮発
成分が略100%であるものが適用されている。このよ
うな接着剤は、揮発成分がほとんど含まれていないた
め、接着剤が固化する過程でほとんど減容しない。従っ
て、アンカー孔25内に侵入して形成したアンカー部4
1が、アンカー孔25内で縮むことはなく、接着剤層4
のパッド21に対する係止効果が損なわれることはな
い。
【0028】そして、本実施形態においては、不揮発成
分が略100%である接着剤として、水分反応硬化型の
ウレタン樹脂系ホットメルト接着剤が適用されている。
このホットメルト接着剤は、加熱することにより軟化溶
融して接着機能を発揮するものである。従って、このホ
ットメルト接着剤を専用の塗布機で加熱溶融してミラー
接着凹部24またはミラーユニット3に塗布した後にミ
ラーユニット3をサンバイザ本体2に接着するようにし
ている。
【0029】図3は、サンバイザ本体のパッドに多数の
アンカー孔を形成するためのアンカー孔形成治具の一実
施形態を示す斜視図である。この図に示すように、アン
カー孔形成治具5は、針材植設板51と、この針材植設
板51の底面に多数植設された針材52と、上記針材植
設板51の上面部に立設された操作棒53とを備えて形
成されている。
【0030】上記各針材52は、図4に示すように、基
端部の直径dが0.5〜2.5mmのものが用いられて
いる。針材52の基端部の直径dを0.5mm以上にす
るのは、0.5mm未満であると、曲げ方向の強度が弱
くなり、アンカー孔25を開けるときに針材52が折れ
曲がり易くなるからであり、また、2.5mm以下にす
るのは、2.5mmを越えると、この針材52によって
開けられたアンカー孔25の内径が大きくなった分孔深
さを大きくしなければ接着剤によるアンカー部41のア
ンカー効果が損なわれるからである。
【0031】また、針材52の先端部は、三角錐、四角
錐等の多角錐形状、あるいは円錐形状に設定されてい
る。そして、各針材52は針材植設板51の底面に、図
4に示すように、千鳥状に植設されている。そして、斜
めに隣接する各針材52間の距離は2〜5mmに設定さ
れている。
【0032】このようなアンカー孔形成治具5を、ミラ
ー装着凹部24の底面24aに押し付けることによっ
て、各針材52で底面24aに多数のアンカー孔25
(図1、図2)が形成されることになる。なお、アンカ
ー孔25は、操作棒53を握って行う手作業でもよい
し、図略の駆動手段の駆動によって操作棒53を介して
針材植設板51を昇降させるようにしてもよい。
【0033】本発明は、以上詳述したように、サンバイ
ザ本体2の表面に凹設されたミラー装着凹部24の底面
24aに、複数の針材52の植設された針材植設板51
を押し付けて多数のアンカー孔25を設け、このアンカ
ー孔25の設けられたミラー装着凹部24の底面24a
に不揮発成分が略100%の粉状のホットメルト接着剤
を付与し、ついで加熱処理を施すことによってミラー装
着凹部24にミラーユニット3を固定するようにしたも
のであるため、加熱処理時にホットメルト接着剤が軟化
溶融して接着剤層4が形成されるとともに、接着剤層4
の一部がアンカー孔25内に侵入し、これが冷却後に固
化してアンカー部41になり、パッド21内に接着剤層
4から延びた根が形成された状態になる。
【0034】従って、このアンカー部41によって、接
着剤層4とミラー装着凹部24の底面24aとの間の接
触面積が増大し、これによって接着剤層4とパッド21
との間の接着力が増大するとともに、接着剤層4とミラ
ー装着凹部24の底面24aとの間での剪断応力が大き
くなり、パッド21が、接着剤によって接着され難いポ
リプロピレンの発泡体から形成されていても、ミラーユ
ニット3はサンバイザ本体2から剥離し難くなる。
【0035】本発明は、以上の実施形態に限定されるも
のではなく、以下の内容をも含むものである。 (1)上記の実施形態においては、接着剤としてウレタ
ン樹脂系の接着剤が用いられているが、固化する過程で
減容しないものであれば、ウレタン系以外の、例えばエ
ポキシ樹脂系のもの、ポリアミド系のもの、エチレン酢
酸ビニル共重合体系のもの等を使用してもよい。
【0036】(2)上記の実施形態においては、接着剤
はホットメルトタイプのものが用いられているが、固化
する過程で減容しないものであれば、ホットメルトタイ
プに限定されるものではなく、例えばエポキシ樹脂系の
もの等を使用することが可能である。
【0037】(3)上記の実施形態においては、接着剤
は棒状のホットメルトタイプのものが用いられている
が、棒状に限定されるものではなく、予めシート状に成
形されたホットメルトタイプの接着剤を用いてもよい。
【0038】(4)上記の実施形態においては、パッド
21の表面にミラー装着凹部24を凹設し、その底面2
4aにミラーユニット3を嵌め込むようにしているが、
このようなミラー装着凹部24を設けないでミラーユニ
ット3を直接パッド21または表皮22の表面に接着す
るようにしてもよい。
【0039】(5)上記の実施形態においては、ミラー
32がミラーケース31に支持された状態のミラーユニ
ット3が設けられ、このミラーユニット3がサンバイザ
本体2に取り付けられるようにしているが、ミラーケー
ス31を介さずにミラー32をサンバイザ本体2に直接
接着するようにしてもよい。
【0040】
【発明の効果】本発明の請求項1および3記載のミラー
ユニット付きサンバイザおよびその製造方法によれば、
接着剤がサンバイザ本体の接着部のアンカー孔に入り込
むことによって、この入り込んだ接着剤が打ち込まれた
釘のような役割を果たすとともに、接着剤の接着部に対
する接触面積が増大し、これによって接着剤のサンバイ
ザ本体に対する界面接着力が大きくなり、ポリプロピレ
ンの発泡体の悪い被接着性能にも拘らず、ミラーユニッ
トはサンバイザ本体に確実に接着された状態になり、ポ
リプロピレン製のサンバイザ本体に接着されたミラーユ
ニットを容易に剥離させないようにする上で好都合であ
る。
【0041】本発明の請求項2および4記載のミラーユ
ニット付きサンバイザおよびその製造方法によれば、接
着剤は固化する過程で減容しないものが用いられている
ため、アンカー孔に入り込んだ接着剤が固化時の減容に
よって円柱状で固まった接着剤が孔の径よりも小さくな
り、アンカー孔から抜け易くなるという不具合は生じ
ず、従って、接着剤のサンバイザ本体に対する接合が弱
まるという不具合を確実に回避する上で極めて有効であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るサンバイザの一実施形態を示す一
部切欠き斜視図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】アンカー孔形成治具の一実施形態を示す斜視図
である。
【図4】針材植設板に植設された状態の針材を示す部分
拡大図である。
【図5】針材の配列状態を示す説明図である。
【符号の説明】
1 サンバイザ 2 サンバイザ本体 21 パッド 22 表皮 23 芯材 24 ミラー装着凹部 24a 底面 25 アンカー孔 3 ミラーユニット 31 ミラーケース 32 ミラー 33 ミラー支持枠部 33a 係止爪 4 接着剤層 41 アンカー部 5 アンカー孔形成治具 51 針材植設板 52 針材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発泡性を有するポリプロピレンの発泡処
    理により製造されたサンバイザ本体と、このサンバイザ
    本体に接着されたミラーユニットとからなるサンバイザ
    であって、上記ミラーユニットはミラーと、このミラー
    を支持する合成樹脂製のミラー支持体とから形成され、
    上記サンバイザ本体は、上記ミラー支持体に対応した接
    着部を有し、この接着部に複数のアンカー孔が凹設さ
    れ、接着剤が上記アンカー孔に入り込んだ状態でサンバ
    イザ本体とミラーユニットとが相互に接着されているこ
    とを特徴とするミラーユニット付きサンバイザ。
  2. 【請求項2】 上記接着剤は固化する過程で減容しない
    ものであることを特徴とする請求項1記載のミラーユニ
    ット付きサンバイザ。
  3. 【請求項3】 発泡性を有するポリプロピレンの発泡処
    理により得られたサンバイザ本体の表面に、ミラーを支
    持したミラー支持体を取り付けるミラーユニット付きサ
    ンバイザの製造方法において、サンバイザ本体の表面の
    ミラー支持体を接着する接着部に、複数の針材の植設さ
    れたアンカー孔形成治具を押し付けて複数のアンカー孔
    を凹設し、このアンカー孔の凹設された接着部およびミ
    ラー支持体の接着面の内のいずれか一方または双方に接
    着剤を付与し、ついで上記接着部と接着面とを接着させ
    る処理を施すことを特徴とするミラーユニット付きサン
    バイザの製造方法。
  4. 【請求項4】 上記接着剤は固化する過程で減容しない
    ものを用いることを特徴とする請求項3記載のミラーユ
    ニット付きサンバイザの製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2022077680A (ja) * 2020-11-12 2022-05-24 株式会社テオス シリコン破砕用低汚染衝撃工具

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