JPH0914201A - 建設機械のタンク構造 - Google Patents

建設機械のタンク構造

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JPH0914201A
JPH0914201A JP7180842A JP18084295A JPH0914201A JP H0914201 A JPH0914201 A JP H0914201A JP 7180842 A JP7180842 A JP 7180842A JP 18084295 A JP18084295 A JP 18084295A JP H0914201 A JPH0914201 A JP H0914201A
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JP
Japan
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tank
oil
fuel
fuel tank
surface area
Prior art date
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Pending
Application number
JP7180842A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Ito
久之 伊藤
Kazutaka Yamaji
一孝 山地
Tomohiko Ochi
智彦 越智
Makoto Maeda
眞 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobelco Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Yutani Heavy Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yutani Heavy Industries Ltd filed Critical Yutani Heavy Industries Ltd
Priority to JP7180842A priority Critical patent/JPH0914201A/ja
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  • Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Supply Devices, Intensifiers, Converters, And Telemotors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 油圧ショベルに装備した燃料タンク,作動油
タンクは満タン状態に近い場合、油圧ショベルの作業時
にタンク内の油が揺動し、その揺動荷重がタンクの取付
座ブラケットの部分に大きく作用し、その取付部分を破
損させるおそれがあった。上記の問題点を解決する。 【構成】 本発明の建設機械のタンク構造では、タンク
の水平方向の断面積を下方部分より上方部分を小とする
ことにより、上記タンク内の液量を上方部分で少量と
し、上記タンク内での液体の揺動荷重を低減せしめた。
その場合に、タンクの上面部が所要の方向に下り勾配に
傾斜した形状に形成し、タンク充満状態の液面の表面面
積をタンク底面面積より小さく設定した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、油圧ショベルなど建設
機械,作業車両に装備している燃料タンク,作動油タン
クなどのタンク構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図8は、特開平6−117401号公報
に記載されている油圧ショベルの側面図である。図にお
いて、1は油圧ショベルの下部走行体、2は下部走行体
1の上部に設けた上部旋回体、3は上部旋回体2に装備
したタンクのうち作動油タンクである。図9は、図8に
おける作動油タンク3の内部構造を示す図である。図8
及び図9に示すように、油圧ショベルの作業時に作動油
タンク3が傾斜状態から振動したり揺動しても、油面が
大きく揺れたり波打ったりしないように複数段の制油板
4を設けている。図10は、図8の油圧ショベルとは別
の油圧ショベルに搭載した燃料タンク5の一部切開側面
図である。図において、6は燃料タンク5の内部に設け
た複数個の縦方向の制油板である。図11は、他実施例
燃料タンク7の一部切開側面図である。図において、8
は燃料タンク7の取付座ブラケット、9は燃料タンク7
の側面板外周面部と取付座ブラケット8との間に固設し
ている補強板である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】油圧ショベルの作業時
には、油圧ショベルに装備した燃料タンク,作動油タン
クは前後,左右,又は斜め方向に傾斜したり、振動する
ので、タンク内の油は揺動する。また上部旋回体の旋回
時には、タンクに遠心力が作用する。したがって油圧シ
ョベルの作業時にはタンク内の油が揺動し、その揺動荷
重がタンクの取付座ブラケットの部分に大きく作用し、
その取付部分を破損させるおそれがあった。従来よりタ
ンク内の油面が大きく揺れたり波打ったりしないように
制油板を設けたり、タンク側面板と取付座ブラケットと
の間に補強板を固設したりする手段が講じられていた。
しかし上記制油板,補強板の材料費及び加工費が高く
て、具合が悪かった。本発明は、上記の問題点を解決で
きるタンク構造を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明では、建設機械に
装備したタンクにおいて、タンクの水平方向の断面積を
下方部分より上方部分を小とすることにより、上記タン
ク内の液量を上方部分で少量とし、上記タンク内での液
体の揺動荷重を低減せしめた。その場合に、タンクの上
面部が所要の方向に下り勾配に傾斜した形状に形成し、
タンク充満状態の液面の表面面積をタンク底面面積より
小さく設定した。あるいはまた、タンクの上面部の全面
を傾斜させて形成した。また本発明では、側面視長方形
のタンクを、所要の方向に下り勾配に傾斜させて取付け
た。あるいはまた側面視が略平行四辺形のタンクを形成
し、そのタンクの上面部が所要の方向に下り勾配となる
ように取付けた。
【0005】
【作用】本発明では、箱形に形成したタンクの上面部の
大部分、または全面を傾斜させて形成し、車体に取付け
た。それにより建設機械の作業時にタンクが傾斜した
り、揺動したときでも、液がタンク充満状態(いわゆる
満タン状態)、乃至タンク充満状態に近い状態のときに
は、液面の表面面積が底面面積より小さい状態を保持
し、タンク内の液の揺動量は大きくならない。したがっ
て液量の大なる状態、すなわち液の質量の大なる状態の
ときの揺動荷重を小さく抑えることができる。なおタン
ク内の液が半分以下に減少した状態のときには液の質量
も小さくなり、揺動荷重による悪影響は殆どなくなる。
また本発明の他の実施例では、側面視長方形のタンクを
所要の方向に下り勾配に傾斜させて取付けるか、あるい
はまた側面視が略平行四辺形のタンクを形成し、そのタ
ンクの上面部が所要の方向に下り勾配となるように取付
けた。それにより建設機械の作業時にタンクが傾斜した
り、振動したときでも、液がタンク充満状態、乃至タン
ク充満状態に近い状態のときには、液面の表面面積が底
面面積より小さい状態を保持しタンク内の液の揺動量は
大きくならない。したがってこの実施例の場合の作用と
しては、前記タンクの上面部を所要の方向に下り勾配に
傾斜させて形成した場合と同様である。
【0006】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に
説明する。図1は、本発明の第1実施例タンクである燃
料タンク10の側面図である。図において、11は燃料
タンク10の上面部の水平部分、12は傾斜部分、13
は給油口、14は取付座ブラケット、15は油圧ショベ
ル(図示していない)の燃料タンク取付面部である。図
2は、図1のAより見た平面図である。図3は、図2の
B−B断面図である。図4は、油圧ショベルの作業時に
傾斜した状態になった燃料タンク10を示す断面図であ
る。次に、本発明の第1実施例燃料タンク10の構造を
図1〜図4について述べる。本発明では、燃料タンク1
0の上面部の一部分(符号11で示す部分)を略水平に
形成し、他の大部分(符号12で示す部分)を傾斜させ
て形成し、タンク充満状態の燃料油16の油面イの表面
面積Sf をタンク底面面積Sbより小さく設定した。
【0007】次に、本発明の第1実施例燃料タンク10
の構造の作用について述べる。本発明の燃料タンク10
が油圧ショベルの作業時に傾斜したり、振動したときで
も、燃料油16がタンク充満状態(いわゆる満タン状
態)、乃至タンク充満状態に近い状態のときには、油面
の表面面積(図3に示す油面イでは表面面積がSf 、図
4に示す油面イ’では表面面積がSf ’である)が底面
面積Sb より小さい状態を保持し、燃料タンク10内の
燃料油16の揺動量は大きくならない。したがって油量
の大なる状態、すなわち燃料油16の質量の大なる状態
のときの揺動荷重を小さく抑えることができる。なお燃
料タンク10内の燃料油が半分以下に減少した状態のと
きには燃料油16の質量も小さくなり、揺動荷重によっ
て燃料タンク10の取付座ブラケット14取付部分に作
用する悪影響は殆どなくなる。また燃料タンク10上面
部の傾斜させている方向は、図示していない油圧ショベ
ルの上部旋回体の形状,構造、配設している機器のレイ
アウトなどに応じて設定する。
【0008】次に図5は、本発明の第2実施例燃料タン
ク17を示す断面図である。図5に示す燃料タンク17
では、燃料タンク17の上面部(符号18で示す部分)
の全面を所要の方向に下り勾配に傾斜させて形成し、タ
ンク充満状態の燃料油16の油面口の表面面積Sg をタ
ンク底面面積Sc より小さく設定した。この第2実施例
燃料タンク17の構造の作用は、第1実施例燃料タンク
10の構造の場合と同様である。
【0009】次に図6は、本発明の第3実施例燃料タン
ク19を示す断面図である。図6に示す燃料タンク19
では、側面視長方形の燃料タンク19を所要の方向に下
り勾配に傾斜させて取付け、タンク充満状態の燃料油1
6の油面ハの表面面積Sh をタンク底面面積Sd より小
さく設定した。この第3実施例燃料タンク19の構造の
作用は、第1実施例燃料タンク10の構造の場合と同様
である。
【0010】次に図7は、本発明の第4実施例燃料タン
ク20を示す断面図である。図7に示す燃料タンク20
では、側面視が略平行四辺形の燃料タンク20を形成
し、その燃料タンク20の上面部(符号21で示す部
分)が所要の方向に下り勾配となるように取付け、タン
ク充満状態の燃料油16の油面ニの表面面積Si をタン
ク底面面積Se より小さく設定した。この第4実施例燃
料タンク20の構造の作用は、第1実施例燃料タンク1
0の構造の場合と同様である。
【0011】
【発明の効果】本発明では、箱形に形成したタンクの上
面部の大部分、または全面を傾斜させて形成し、車体に
取付けた。それにより建設機械の作業時にタンクが傾斜
したり、振動したときでも、液がタンク充満状態(いわ
ゆる満タン状態)、乃至タンク充満状態に近い状態のと
きには、液面の表面面積が底面面積より小さい状態を保
持し、タンク内の液の揺動量は大きくならない。したが
って液量の大なる状態、すなわち液の質量の大なる状態
のときの揺動荷重を小さく抑えることができる。なおタ
ンク内の液が半分以下に減少した状態のときには液の質
量も小さくなり、揺動荷重によって燃料タンクの取付座
ブラケット取付部分に作用する悪影響は殆どなくなる。
したがって本発明のタンク構造はタンク自体の耐用強度
を向上させるとともに、タンクの種類によっては制油板
を不要にしてコストダウンをはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例燃料タンクの側面図であ
る。
【図2】図1のAより見た平面図である。
【図3】図2のB−B断面図である。
【図4】図3における燃料タンクが傾斜したときの状態
を示す図である。
【図5】本発明の第2実施例燃料タンクを示す断面図で
ある。
【図6】本発明の第3実施例燃料タンクを示す断面図で
ある。
【図7】本発明の第4実施例燃料タンクを示す断面図で
ある。
【図8】油圧ショベルの側面図である。
【図9】図8における従来技術の作動油タンクの内部構
造を示す図である。
【図10】従来技術の一実施例燃料タンクの一部切開側
面図である。
【図11】従来技術の他実施例燃料タンクの一部切開側
面図である。
【符号の説明】
3 作動油タンク 4,6 制油板 5,7,10,17,19,20 燃料タンク 8,14 取付座ブラケット 9 補強板 11 水平部分 12 傾斜部分 16 燃料油 18,21 上面部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建設機械に装備したタンクにおいて、タ
    ンクの水平方向の断面積を下方部分より上方部分を小と
    することにより、上記タンク内の液量を上方部分で少量
    とし、上記タンク内での液体の揺動荷重を低減したこと
    を特徴とする建設機械のタンク構造。
  2. 【請求項2】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    のタンク構造において、タンクの上面部が所要の方向に
    下り勾配に傾斜した形状に形成し、タンク充満状態の液
    面の表面面積をタンク底面面積より小さく設定したこと
    を特徴とする建設機械のタンク構造。
  3. 【請求項3】 特許請求の範囲請求項1記載の建設機械
    のタンク構造において、タンクの上面部の一部分を略水
    平に形成し、他の大部分を傾斜させて形成したことを特
    徴とする建設機械のタンク構造。
  4. 【請求項4】 建設機械に装備した箱形の燃料タンク,
    作動油タンクなどのタンクにおいて、側面視長方形のタ
    ンクを、所要の方向に下り勾配に傾斜させて取付けたこ
    とを特徴とする建設機械のタンク構造。
  5. 【請求項5】 建設機械に装備した箱形の燃料タンク,
    作動油タンクなどのタンクにおいて、側面視が略平行四
    辺形のタンクを形成し、そのタンクの上面部が所要の方
    向に下り勾配となるように取付けたことを特徴とする建
    設機械のタンク構造。
JP7180842A 1995-06-23 1995-06-23 建設機械のタンク構造 Pending JPH0914201A (ja)

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