JPH09141880A - インクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録装置

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JPH09141880A
JPH09141880A JP30166095A JP30166095A JPH09141880A JP H09141880 A JPH09141880 A JP H09141880A JP 30166095 A JP30166095 A JP 30166095A JP 30166095 A JP30166095 A JP 30166095A JP H09141880 A JPH09141880 A JP H09141880A
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cap
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recording head
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Application number
JP30166095A
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English (en)
Inventor
Kikunosuke Tsuji
菊之助 辻
Takashi Watanabe
剛史 渡辺
Takatoshi Nishimura
隆俊 西村
Motoyuki Fukuda
基之 福田
Seiji Hata
誠治 畑
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録ヘッドのノズル面を覆うキャップの退避
位置における配置スペースを小さくすることにより、イ
ンクジェット記録装置の小型化を可能とする。 【解決手段】 記録ヘッド21のノズル211面を覆う
キャップ31が記録ヘッド21に対するキャッピング位
置とその位置から離れた退避位置との間を移動するよう
に構成されたものであって、そのキャップ31が折畳可
能なベース板311と、このベース板311の表面に固
着された変形可能な被覆部材312とから構成され、キ
ャッピング位置にあるときにはベース板311は面一の
状態となり、退避位置にあるときにはベース板311は
折畳まれた状態となるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェット記
録装置に関し、更に詳しくは、記録ヘッドのノズル面を
覆うキャップを備えたインクジェット記録装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来のインクジェット記録装置は、その
要部を示す図8のように、記録用紙を搬送する用紙搬送
部100、この用紙搬送部100上の記録用紙に画像を
記録する記録ヘッドを備えた記録部110、記録ヘッド
のノズル面を覆うキャップを備えたキャッピング部12
0等を含んで構成されている。
【0003】用紙搬送部100は、対向配置された一対
のベルトローラ101、102に搬送ベルト103が架
け渡されて構成され、搬送ベルト103が駆動されて搬
送ベルト103上に給紙された記録用紙を矢印方向に搬
送するようになっている。
【0004】記録部110は、用紙搬送部100の上部
に配置されたブラック、シアン、マゼンタ及びイエロー
のカラーインクを吐出する4個の記録ヘッド111を備
えると共に、上部近傍において支持体112により一体
に支持されて構成されている。支持体112には、雌ね
じからなる貫通孔113aの形成された支持部113が
一体に形成され、この支持部113の貫通孔113aに
雄ねじからなる駆動軸114が貫通されている。この駆
動軸114の一端には駆動モータ115が直結されてお
り、この駆動モータ115の正逆方向の回転駆動により
駆動軸114が回転し、それにより記録ヘッド111が
用紙搬送部100の搬送ベルト103面に対して接離す
る方向に移動する。なお、各記録ヘッド111の用紙搬
送部100と対向する側の面には、それぞれ多数のノズ
ル111aが配列形成されている。
【0005】キャッピング部120は、記録ヘッド11
1のノズル111a面を気密状に覆うキャップ121を
備えて構成されている。このキャッピング部120は、
記録ヘッド111の駆動時には記録ヘッド111から離
れた退避位置に配置されるようになっている。これらの
キャップ121には、対向配置された一対のプーリ12
2、123に架け渡されたタイミングベルト124が取
り付けられている。一方のプーリ122には駆動モータ
125が取り付けられ、駆動モータ125が正逆方向に
回転駆動することによってタイミングベルト124が回
転し、それによってキャップ121が退避位置と記録ヘ
ッド111のノズル111a面と対向するキャッピング
位置間を移動するようになっている。
【0006】上記のように構成されたインクジェット記
録装置は、記録ヘッド111のノズル111aからのイ
ンク滴の吐出による記録用紙への記録が終了すると、ま
ず、記録部110の駆動モータ115の回転駆動による
駆動軸114の回転によって各記録ヘッド111が用紙
搬送部100から離間する方向である上部側に移動す
る。次いで、キャッピング部120の駆動モータ125
の回転駆動によるタイミングベルト124の回転によっ
て退避位置に位置している4個のキャップ121が記録
ヘッド111のノズル111a面と対向するキャッピン
グ位置に移動し、その後に記録ヘッド111が用紙搬送
部100の搬送ベルト103面に接近する方向である下
部側に移動することにより、図9に示すようにキャップ
121がノズル111a面を覆った状態となる。
【0007】このように4個のキャップ121が記録ヘ
ッド111のノズル111a面を覆うことにより、イン
クの乾燥が阻止されてノズル111aの目詰まりが防止
される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
インクジェット記録装置においては、キャップ121は
少なくとも記録ヘッド111のノズル111a面と同じ
大きさの平面部を有していることから、退避位置におい
てキャップ121を配置することのできる広いスペース
を確保することが必要となり、その結果、インクジェッ
ト記録装置が大型化するという問題があった。
【0009】従って、本発明は、退避位置におけるキャ
ップの配置スペースを狭くすることができるようにする
ことにより、小型化を可能としたインクジェット記録装
置を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1に係るインクジェット記録装置は、
インク滴を吐出するノズルを備えた記録ヘッドと、この
記録ヘッドのノズル面を覆うキャップとを有し、そのキ
ャップは前記記録ヘッドのノズル面に対向するキャッピ
ング位置とその位置から離れた退避位置との間を移動す
るように構成されてなるものにおいて、前記キャップ
は、折畳可能なベース板と、このベース板の表面に固着
され、前記ノズル面を覆う変形可能な被覆部材とから構
成されると共に、前記キャッピング位置にあるときには
前記ベース板が面一の状態となり、前記退避位置にある
ときには前記ベース板が折畳まれた状態となるように構
成されたことを特徴としている。
【0011】この請求項1に係るインクジェット記録装
置では、記録ヘッドの稼動時には、キャップは退避位置
において折畳まれた状態となり、記録ヘッドの停止時に
は、キャップはキャッピング位置に移動し、ベース板が
面一の状態となってノズル面を覆うことになる。
【0012】また、請求項2に係るインクジェット記録
装置は、請求項1に係るものにおいて、前記ベース部材
は、平面部とこの平面部と交差する方向の側面部を有す
る2個の半割りベース板部からなり、この2個の半割り
ベース板部の表面に前記被覆部材が固着され、その2個
の半割りベース板部の前記平面部が面一の状態となるこ
とによりベース板が面一の状態となり、前記平面部の表
面が互いに対向する状態となることによりベース板が折
畳まれた状態となることを特徴としている。
【0013】この請求項2に係るインクジェット記録装
置では、キャップは、前記2個の半割りベース板部が面
一の状態となることによって記録ヘッドのノズル面を覆
うようになる。また、キャップは、前記2個の半割りベ
ース板部の前記平面部の表面が互いに対向する状態とな
ることにより折畳まれた状態になる。
【0014】また、請求項3に係るインクジェット記録
装置は、請求項2に係るものにおいて、前記ベース板
は、前記2個の半割りベース板部が、前記平面部が面一
の状態となる方向に回動させられたときに前記平面部の
表面が互いに対向する状態となるように付勢する付勢手
段を前記側面部に係止することにより連結されてなるこ
とを特徴としている。
【0015】この請求項3に係るインクジェット記録装
置では、キャップは、付勢手段によって2個の半割りベ
ース板部の平面部が互いに対向した状態にされることに
より折畳まれた状態となる。
【0016】また、請求項4に係るインクジェット記録
装置は、請求項3に係るものにおいて、前記キャッピン
グ位置と前記退避位置との間で前記キャップの移動を可
能とするガイド溝を備えたガイド部材と、前記2個の半
割りベース板部の側面部に形成され、前記ガイド溝に移
動自在に挿入されるガイド突起と、前記キャッピング位
置において、前記半割りベース板部の裏面が当接するこ
とにより前記付勢手段の付勢力に抗して前記2個の半割
りベース板部を面一の状態に保持するレール部材とを有
することを特徴としている。
【0017】この請求項4に係るインクジェット記録装
置では、キャップは、ガイド部材のガイド溝に沿ってキ
ャッピング位置と退避位置との間を移動し、キャッピン
グ位置において2個の半割りベース板部がレール部材に
より面一の状態に保持され、記録ヘッドのノズル面を覆
うようになる。
【0018】また、請求項5に係るインクジェット記録
装置は、請求項1乃至4のいずれかに係るものにおい
て、前記被覆部材は、シート状の弾性部材と、このシー
ト状の弾性部材上に固着され、前記ノズル面の形成され
た領域を取り囲む形状を有するリング状の弾性部材とか
らなることを特徴としている。
【0019】この請求項5に係るインクジェット記録装
置では、リング状の弾性部材が記録ヘッドのノズル面の
形成された領域を取り囲み、ノズル面を密閉状に覆うこ
とになる。
【0020】
【発明の実施の形態】図1は、本発明に係るインクジェ
ット記録装置の正面図であり、その構成部材の一部を切
り欠いて示す図である。この図において、インクジェッ
ト記録装置は、記録用紙を搬送する用紙搬送部1、記録
用紙上にノズルからインクを吐出して画像を記録する記
録ヘッドを備えた記録部2、記録ヘッドのノズル面を覆
うキャップを備えたキャッピング部3、用紙搬送部1に
記録用紙を給送する給紙部4及び画像を記録した記録用
紙を外部に排出する用紙排出部5を備えている。以下、
前記の各構成部材について説明する。
【0021】用紙搬送部1は、支持軸11、12に軸支
された対向配置されている一対のベルトローラ13、1
4に搬送ベルト15が架け渡されると共に、一方のベル
トローラ11の支持軸11を回転駆動する駆動モータ1
6が配設されて構成され、駆動モータ16の回転駆動に
より搬送ベルト15が回転して搬送ベルト15上に給送
された記録用紙を矢印方向に搬送するようになってい
る。上記支持軸11、12は、対向配置された図略の一
組の支持板に回動可能に支持されている。
【0022】記録部2は、用紙搬送部1の上部に配置さ
れたブラック、シアン、マゼンタ及びイエローのカラー
インクを吐出する4個の記録ヘッド21を備える共に、
上部近傍において支持体22により一体に支持されて構
成されている。支持体22には、雌ねじからなる貫通孔
23aの形成された支持部23が一体に形成され、この
支持部23の貫通孔23aに雄ねじからなる駆動軸24
が貫通されている。駆動軸24の一端は図示していない
支持板に固定された駆動モータ25に直結され、その他
端は図示していない支持板に回動可能に支持されてい
る。この駆動モータ25が正逆方向に回転駆動される
と、駆動軸24が回転して4個の記録ヘッド21が用紙
搬送部1の搬送ベルト15面に対して接離する方向に移
動する。支持部23には、駆動軸24と平行配置された
ガイドを兼ねる図略の支持軸が貫通しており、駆動軸2
4の回転によって各記録ヘッド21が共回りしないよう
になっている。
【0023】また、各記録ヘッド21は、用紙搬送部1
と対向する側の面に多数のノズル211がそれぞれ配列
形成されると共に、各ノズル211はその上部の加圧室
212を介して図略の共通インク液室に連通され、加圧
室212の外部に圧電素子213が取り付けられて構成
されている。
【0024】このように構成された記録ヘッド21は、
駆動信号が与えられて圧電素子213が駆動すると、加
圧室212の一部を構成している図示していない振動板
が振動して加圧室212内部のインクを加圧し、それに
よってインク滴がノズル211から外部に吐出され、用
紙搬送部1の搬送ベルト15上に給送された記録用紙に
対し所定の画像の記録を行なう。
【0025】また、上記記録ヘッド21は、その幅(図
では、紙面を貫く方向)が用紙搬送部1の搬送ベルト1
5上に給送された記録用紙の搬送方向と直交する方向で
ある紙幅と略同様の値を有しており、記録ヘッド21が
固定されたままで記録用紙の紙幅間の記録を行ない、記
録用紙が上流側から下流側に向かって搬送されることに
より紙面全体に記録を行なうようになっている。
【0026】また、用紙搬送部1の下部には4色のイン
クを蓄えた4個のインクタンク291を備えたインクカ
ートリッジ29が配置されており、各色のインクが柔軟
性を有する合成樹脂製の図略のチューブを介して各記録
ヘッド21に供給されるようになっている。
【0027】キャッピング部3は、記録部2を構成する
4個の記録ヘッド21のノズル211面をそれぞれ気密
状に覆う4個のキャップ31及び、これらの4個のキャ
ップ31を記録ヘッド21におけるキャッピング位置と
記録ヘッド21から離間した下流側の退避位置との間を
移動させる移動手段32から構成されている。これらの
キャップ31と移動手段32の構成を図2乃至図5と共
に説明する。図2はキャップ31の概略構成を示す斜視
図、図3及び図4はキャップ31と移動手段32の平面
図であり、図3はキャップ31が退避位置にある場合
を、図4はキャップ31がキャッピング位置にある場合
をそれぞれ示している。また、図5は移動手段32の一
部を示す斜視図である。
【0028】すなわち、各キャップ31は、その基本構
造を示す図2に明らかなように、樹脂等の硬質基材で形
成され、平面部とこの平面部と交差する方向の側面部を
有する2個の半割りベース板部311a、311bを突
き合わせて形成した折畳可能なベース板311及び、こ
のベース板311の表面、すなわち、2個の半割りベー
ス板部311a、311bの表面に接着剤等で固着する
と共に、ゴム等の弾性部材で形成した変形可能な被覆部
材312から構成されている。この被覆部材312は、
ゴム等で形成したシート状の弾性部材312aと、この
弾性部材312a上に接着剤等で固着すると共に、ゴム
等で形成したリング状の弾性部材312bとから構成さ
れている。ベース板311及びシート状の弾性部材31
2aは、記録ヘッド21のノズル211面と同等かそれ
よりも大きな面積を有し、リング状の弾性部材312b
は、ノズル211面のノズル211の形成された領域を
外側から取り囲むような矩形状を有している。
【0029】このように構成された各キャップ31は、
図1及び図3に明らかなように、退避位置にあるときに
はベース板311を構成している半割りベース板部31
1a、311bに外力が加わらないようになっており、
その結果、ベース板311を構成している2個の半割り
ベース板部311a、311bが被覆部材312の固着
された平面部を互いに対向させるようにした状態となる
ようになっている。すなわち、キャップ31が退避位置
にあるときにはベース板311は折畳まれ、それに伴っ
て被覆部材312も同様に折畳まれた状態となる。
【0030】なお、シート状の弾性部材312aは、2
個の半割りベース板部311a、311bの突合せ部分
においては固着されないようになっており、リング状の
弾性部材312bも上記突合せ部分に対応する部分にお
いてはシート状の弾性部材312aに固着されないよう
になっている。このように、シート状の弾性部材312
aとリング状の弾性部材312bを部分的に固着しない
構成にしているのは、それらが折畳まれたときに折畳み
部分に大きな引張力が加わらないようにするためであ
る。
【0031】このようにキャップ31が退避位置にある
ときにベース板311が折畳まれた状態となるのは、キ
ャップ31が次のように構成されていることによる。す
なわち、平面部が互いに対向するように配置された2個
の半割りベース板部311a、311bの両側面部に付
勢手段を構成するU字形状のバネ部材314が取り付け
られている。このバネ部材314は、半割りベース板部
311a、311bの対向する反対側の側面部にも同様
に取り付けられている。このバネ部材314は、その両
先端部が上部側を向いた状態でガイド軸315を介して
各側面部に配置されると共に、一方の先端部が半割りベ
ース板部311aに係止され、他方の先端部が半割りベ
ース板部311bに係止されてその2個の半割りベース
板部311a、311bを連結している。このバネ部材
314は、退避位置では上記のように半割りベース板部
311a、311bに外力が加わらないようになってい
るため、U字形状を維持し、その結果、2個の半割りベ
ース板部311a、311bは、バネ部材314の形状
に順応してその平面部が互いに対向した状態のままとな
る。
【0032】また、各キャップ31は、リンク部材31
6により互いに連結されている。すなわち、2個の半割
りベース板部311a、311bのバネ部材314の取
り付けられている側面部には、その2個の半割りベース
板部311a、311bが同じ平面内に位置するときに
互いに反対側の端部となる一端側にガイド突起317が
形成されており、そのガイド突起317が隣接するキャ
ップ31の隣合う半割りベース板部311a、311b
に跨って配設されたリンク部材316の貫通孔に挿入さ
れている。このガイド突起317は、リンク部材316
の貫通孔内で回転自在とされている。さらに、2個の半
割りベース板部311a、311bのうちの記録ヘッド
に近い側である半割りベース板部311bの裏面であっ
て、バネ部材314の取り付けられている側面部側に摺
動突起318が形成されている。この摺動突起318
は、同じ半割りベース板部311bの対向する反対側に
も形成されている。
【0033】移動手段32は、用紙搬送部1の両側部側
に配置された一対のガイド部材321、322と、この
一対のガイド部材321、322の外側部にそれぞれ配
置された一対の移動用ワイヤ323、324とから構成
されている。これらのガイド部材321、322には、
図5に明らかなように、キャップ31が移動する退避位
置とキャッピング位置の範囲内において、その厚み方向
に貫通するガイド溝321a、322aがそれぞれ形成
されている。また、ガイド部材321、322の内面側
には、キャッピング位置に対応してレール部材321
b、322bが形成されている。このレール部材321
b、322bは、スロープ部321c、322cと、そ
のスロープ部321c、322cに続く平坦部321
d、322dとを有している。この平坦部321d、3
22dは、上記ガイド溝321a、322aの下部位置
でガイド溝321a、322aに近接した位置に形成さ
れている。
【0034】上記移動用ワイヤ323は、ガイド部材3
21の長手方向両端に配置されているリール323a、
323bによりテンションのかかった状態で両方向に巻
き取ることができるようになっている。また、移動用ワ
イヤ324は、ガイド部材322の長手方向両端に配置
されているリール324a、324bによりテンション
のかかった状態で両方向に巻き取ることができるように
なっている。上記リール323a、324aは同じ駆動
モータ325で同時に駆動されるようになっており、リ
ール323b、324bは別の同じ駆動モータ326で
同時に駆動されるようになっている。
【0035】上記の各キャップ31は、半割りベース板
部311a、311bの側面部のガイド突起317がガ
イド部材321、322のガイド溝321a、322a
に挿入されて一対のガイド部材321、322間に配置
されている。記録ヘッド21にもっとも近いキャップ3
1のガイド突起317はガイド溝321a、322aか
ら外側に突出するような長さに形成されており、そのガ
イド溝321a、322aから突出した部分に上記移動
用ワイヤ323、324がそれぞれ固定されている。
【0036】キャッピング部3のキャップ31及び移動
手段32は上記のように構成されており、退避位置にあ
る各キャップ31は、移動用ワイヤ323、324によ
り退避位置からキャッピング位置側に引っ張られると、
ガイド突起317がガイド部材321、322のガイド
溝321a、322a内に沿い、かつ、半割りベース板
部311bの摺動突起318がレール部材321b、3
22b上に沿ってキャッピング位置側に移動する。半割
りベース板部311bの摺動突起318がレール部材3
21b、322b上を移動するとき、折畳まれた状態の
半割りベース板部311a、311bがスロープ部32
1c、322cにおいてバネ部材314の付勢力に抗し
てガイド突起317を中心に回動することにより互いに
離反しはじめ、キャッピング位置である平坦部321
d、322dに達したときに完全に離反して面一の状態
となり、図4に明らかなように、記録ヘッド21のノズ
ル211面を覆うことが可能な状態となる。このとき、
バネ部材314は、U字形状から大きく変形されること
になる。このような状態となるのは、ガイド突起317
がガイド溝321a、322aに挿入されていること、
及び、摺動突起318がレール部材321b、322b
に当接していることにより、バネ部材314の付勢力に
抗して半割りベース板部311a、311bの動きが規
制されるためである。
【0037】なお、記録ヘッド21にもっとも近い位置
にあるキャップ31は移動用ワイヤ323、324によ
り直接引っ張られるが、その後に続くキャップ31はリ
ンク部材316を介して順にキャッピング位置側に引っ
張られ、上記と同様に折畳まれた状態の半割りベース板
部311a、311bがスロープ部321c、322c
においてバネ部材314の付勢力に抗してガイド突起3
17を中心に回動することにより互いに離反しはじめ、
平坦部321d、322dに達したときに完全に離反し
て同じ平面内に位置するようになる。
【0038】また、キャッピング位置にあるキャップ3
1が移動用ワイヤ323、324により退避位置側に引
っ張られると、キャップ31は、ガイド突起317がガ
イド部材321、322のガイド溝321a、322a
内に沿い、かつ、半割りベース板部311bの摺動突起
318がレール部材321b、322b上に沿って退避
位置側に移動する。摺動突起318がレール部材321
b、322bのスロープ部321c、322cに達する
と、面一状態にあった2個の半割りベース板部311
a、311bはバネ部材314の付勢力によりガイド突
起317を中心に回動されて平面部が互いに対向する方
向に移動され、退避位置に達したときには完全に平面部
が対向する状態となってシート状の弾性部材312a及
びリング状の弾性部材312bと共に折畳まれた状態と
なる。
【0039】給紙部4は、インクカートリッジ29の下
部に配置され、所定サイズの記録用紙を収納した給紙カ
セット41と、給紙カセット41内の記録用紙を用紙搬
送部1に給送するガイド板42と、給紙カセット41の
用紙出口上部に配置された給紙ローラ43と、ガイド板
42の上流側と下流側とに配置された搬送ローラ対4
4、45とから構成されている。給紙ローラ43は、図
示していない支持板に固定された駆動モータ46により
回転駆動され、搬送ローラ対44、45は、図示してい
ない支持板に固定された駆動モータ47により回転駆動
される。
【0040】なお、給紙部4は、実際にはサイズの異な
る記録用紙を収納した複数の給紙カセットを有してお
り、それに応じて給紙ローラ、ガイド板、搬送ローラ対
がそれぞれ設けられているが、ここでは図示を省略して
いる。このように構成された給紙部4は、給紙ローラ4
3によって給紙カセット41から記録用紙を1枚づつ取
り出すとともに、その記録用紙を上流側の搬送ローラ対
44によってガイド板42に導き、下流側の搬送ローラ
対45によって用紙搬送部1に給送する。
【0041】用紙排出部5は、用紙搬送部1の下流側に
配置されたガイド板51と、このガイド板51の出口側
に設けられた排紙ローラ対52と、この排紙ローラ対5
2の下流側に設けられた排紙トレイ53とから構成され
ている。このように構成された用紙排出部5は、ガイド
板51に用紙搬送部1から記録用紙が給送され、この記
録用紙を排紙ローラ対52によって排紙トレイ53上に
排出する。上記排紙ローラ対52は、図示していない支
持板に固定された駆動モータ54により回転駆動され
る。
【0042】図6は、上記のように構成されたインクジ
ェット記録装置の主要な制御構成を示すブロック図であ
る。上記インクジェット記録装置は、パソコン等の外部
装置から入力される操作信号及び画像信号に基づいて印
字動作が行なわれるようになっている。以下にその制御
構成について説明する。
【0043】制御部60はCPU61、記憶部62、イ
ンターフェース(I/F)部63等から構成され、CP
U61の内部クロックに同期してそれらの動作が制御さ
れるようになっている。
【0044】CPU61は、記録制御部64、機構制御
部65等の制御機能を有し、これらの記録制御部64と
機構制御部65とは互いに同期して制御動作を行なうよ
うになっている。
【0045】記憶部62は、上記インクジェット記録装
置の動作を制御するプログラムが格納されたROMや一
時的にデータを保管するRAM等から構成されており、
上記CPU61はこのROMに格納された制御プログラ
ムに基づいて装置全体の動作を制御する。
【0046】インターフェース部63は、パソコン等の
外部装置から入力されるデータを受信するもので、画像
信号を記録制御部64に、用紙サイズ等の操作信号を機
構制御部65にそれぞれ出力するようになっている。
【0047】記録制御部64は、入力された画像信号を
各色成分に応じて記録部2を構成している4個の記録ヘ
ッド21の各駆動回路67、68、69、70にシリア
ル送信する。
【0048】各駆動回路67、68、69、70は、そ
れぞれラッチ部を有すると共に、各記録ヘッド21内適
所に配置されており、送信された例えば記録用紙1ライ
ン分の画像信号を一旦ラッチし、パラレル信号に変換す
る。
【0049】また、記録制御部64は、駆動回路67、
68、69、70で変換されたパラレル信号を各記録ヘ
ッド21の対応する圧電素子213にパルス駆動信号と
して出力し、ノズル211からのインク滴の吐出を制御
する。上記1ライン分の画像信号は、所定周期で順次伝
送され、これによって2次元の画像の印字がおこなわれ
る。
【0050】機構制御部65は、インクジェット記録装
置の所定の構成部材の適所に設けられている図1には示
していない位置センサ等の複数の検知手段71から入力
された操作信号に基づき、駆動回路72を介して用紙搬
送部1の駆動モータ16、記録部2の駆動モータ25、
キャッピング部3の駆動モータ325、326、給紙ロ
ーラ43の駆動モータ46、搬送ローラ対44、45の
駆動モータ47、排紙ローラ対52の駆動モータ54等
を駆動するものである。
【0051】上記のように構成されたインクジェット記
録装置は次のように動作する。いま、図示していない操
作部のメイン電源がONにされると、インクジェット記
録装置は図1に示す初期状態にセットされる。この状態
でパソコン等の外部装置からの操作信号に基づき搬送ロ
ーラ対44、45及び排紙ロータ対52が回転すると共
に、用紙搬送部1の搬送ベルト15が回転する。また、
同時に給紙部4の給紙ローラ43が回転して給紙カセッ
ト41から記録用紙が送り出され、この記録用紙は搬送
ローラ対44、45によってガイド42を介して用紙搬
送部1に給送される。なお、上記搬送ローラ対45はク
ラッチ等を介して駆動が制御され、記録ヘッド21の記
録動作と同期をとって記録用紙を用紙搬送部1に給送す
る。
【0052】用紙搬送部1に給送された記録用紙は、搬
送ベルト15によって下流側に移送され、記録部2の各
記録ヘッド21は、この移送途中の記録用紙に対し、外
部装置から送信されてきた画像信号に基づいてカラー記
録を行なう。画像が単色の場合には、例えば、ブラック
の記録ヘッド21により単色の記録が行なわれる。記録
の終了した記録用紙は、搬送ベルト15によって用紙排
出部5のガイド51に給送され、排紙ローラ対52によ
り排紙トレイ53に排出される。
【0053】外部装置からの画像信号等の送信が終了し
て記録用紙への所定の記録が終了すると、インクジェッ
ト記録装置は構成部材の一部を切り欠いて示す図7の状
態となる。すなわち、各記録ヘッド21は記録用紙の搬
送面から離間して上部側に移動すると共に、各キャップ
31が退避位置から記録ヘッド21のノズル211面と
対向するキャッピング位置に移動し、その後に各記録ヘ
ッド21が各キャップ31に当接する位置である下部側
に移動してキャップ31がノズル211面を気密状に覆
った状態となる。なお、各キャップ31は、記録ヘッド
21にもっとも近い位置にあるキャップ31のガイド突
起317がガイド部材321、322のガイド溝321
a、322aの端縁に当接することによって移動が停止
され、各記録ヘッド21のノズル211面を正確に覆う
ことができるようになっている。
【0054】外部装置からの画像信号等の送信が再開さ
れると、各記録ヘッド21はキャップ31から離間して
上部側に移動すると共に、各キャップ31が退避位置に
移動する。その後、各記録ヘッド21が記録用紙の搬送
面側である下部側に移動し、記録用紙への移動が開始さ
れる。なお、各キャップ31は、記録ヘッド21からも
っとも遠い位置にあるキャップ31のガイド突起317
がガイド部材321、322のガイド溝321a、32
2aの端縁に当接することによって移動が停止される。
【0055】本発明に係るインクジェット記録装置は上
記のように構成され作動するが、次のような種々の変形
が可能である。すなわち、上記の実施形態では、キャッ
プ31を、ベース板311、ベース板311上に固着さ
れたシート状の弾性部材312a及びシート状の弾性部
材312a上に固着されたリング状の弾性部材312b
で構成しているが、リング状の弾性部材312bを除去
し、代わりにシート状の弾性部材312a上の周辺にリ
ング状の弾性部材312bの形状に類似した堰堤突起を
形成するようにしてもよい。また、記録ヘッド21のノ
ズル211面にリング状の弾性部材312bと類似する
部材を設けておけば、ベース板311上にはシート状の
弾性部材312aのみが設けられておればよい。さら
に、上記の実施形態では、ベース板311は2個の半割
りベース板部311a、311bで構成されているが、
3個以上のベース板部で構成してもよいし、折畳可能な
1個のベース板で構成してもよい。
【0056】また、上記の実施形態では、ガイド突起3
17を2個の半割りベース板部311a、311bが同
じ平面内に位置するときに互いに反対側の端部となる位
置に形成しているが、このガイド突起317は必ずしも
その位置に形成する必要はなく、半割りベース板部31
1a、311bの側面部であって、ガイド部材321、
322のガイド溝321a、322aにおいて半割りベ
ース板部311a、311bが回動可能な位置であれば
他の位置であってもよい。
【0057】また、上記の実施形態では、キャップ31
を構成している半割りベース板部311bに摺動突起3
18を形成し、半割りベース板部311bの裏面が間接
的にレール部材321b、322bに当接するようにし
ているが、この摺動突起318を除去して半割りベース
板部311bの裏面が直接レール部材321b、322
bに当接するようにしてもよい。
【0058】また、上記の実施形態では、ガイド部材3
21、322にレール部材321b、322bを設ける
ことによって半割りベース板部311a、311bが面
一の状態となるようにしているが、このレール部材32
1b、322bを除去しても次のような構成を採用する
ことにより半割りベース板部311a、311bが面一
の状態となるようにすることができる。すなわち、記録
ヘッド21からもっとも遠い位置にあるキャップ31が
退避位置からキャッピング位置側に引っ張られたとき
に、対応する記録ヘッド21の位置でそのキャップ31
の半割りベース板部311aがそれよりも前方に移動で
きないようにするストッパを設けておき、キャッピング
位置で各キャップ31が移動用ワイヤ323、324に
より常に引っ張られた状態にすると、その引張力により
U字形状のバネ部材314が広げられて半割りベース板
部311a、311bを面一の状態とすることができ
る。また、上記ストッパを設ける代わりに、記録ヘッド
21からもっとも遠い位置にあるキャップ31の半割り
ベース板部311aに記録ヘッド21の反対方向に付勢
するスプリングを係止させておくと、キャップ31を移
動用ワイヤ323、324で引っ張ったときにキャップ
31は両側から引っ張られた状態となり、その引張力に
よりU字形状のバネ部材314が広げられて半割りベー
ス板部311a、311bを面一の状態とすることがで
きる。
【0059】また、上記の実施形態では、2個の半割り
ベース板部311a、311bをU字形状のバネ部材3
14で一体に連結し、バネ部材314の付勢力を利用し
てキャップ31を折畳むようにしているが、自重で2つ
折れ可能な部材に2個の半割りベース板部311a、3
11bを取り付けるようにしておけば、バネ部材314
を除去することもできる。また、2個の半割りベース板
部311a、311bをU字形状のバネ部材314で連
結する場合であっても、ここでいうU字形状のバネ部材
314の中にはV字形状やその他のU字形状に類似した
形状のものも含むものである。
【0060】また、上記の実施形態では、用紙搬送部1
の搬送ベルト15、給紙部4の給紙ローラ43と搬送ロ
ーラ対44、45、用紙排出部5の排紙ローラ対52を
それぞれ異なる駆動モータ16、46、47、54で回
転するようにしているが、例えば、給紙ローラ43以外
は同じ駆動モータで回転するようにしたり、すべてを1
つの駆動モータで回転するようにして適宜クラッチで駆
動を切り替えるようにしたりすることもできる。
【0061】さらに、上記実施形態では記録部2は4個
の記録ヘッド21で構成しているが、単色の記録のみで
よい場合は記録ヘッド1個のみで構成すればよい。ま
た、上記インクジェット記録装置は、ファクシミリとし
ての機能や複写機としての機能を有していてもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように、請求項1乃至5の発明に
よれば、キャップが、折畳可能なベース板と、このベー
ス板の表面に固着され、記録ヘッドのノズル面を覆う被
覆部材とから構成されると共に、キャッピング位置にあ
るときにはベース板が面一の状態となり、退避位置にあ
るときにはベース板は折畳まれた状態となるように構成
されているため、キャップは退避位置で折畳まれて狭い
配置スペース内に収まるようになり、インクジェット記
録装置の小型化が可能となる。
【0063】また、請求項2の発明によれば、キャップ
を構成するベース板は、2個の半割りベース板部から構
成され、その2個の半割りベース板部の平面部が面一の
状態になることによりベース板が面一の状態となり、平
面部の表面が互いに対向する状態となることによりベー
ス板が折畳まれた状態となるようにされているので、キ
ャップは2個の半割りベース板部が面一の状態となるこ
とによって記録ヘッドのノズル面を覆うことができるよ
うになり、2個の半割りベース板部の平面部の表面が互
いに対向する状態となることにより折畳まれて狭い配置
スペース内に納めることができるようになる。
【0064】また、請求項3の発明によれば、キャップ
を構成するベース板は、2個の半割りベース板部が、付
勢手段をそのベース板部の側面部に係止することにより
連結されて構成されているため、キャップは付勢手段に
よって折畳まれた状態となり、狭い配置スペース内に収
めることができるようになる。
【0065】また、請求項4の発明によれば、キャッピ
ング位置と退避位置との間でキャップの移動を可能とす
るガイド溝を備えたガイド部材と、2個の半割りベース
板部の側面部であってガイド溝における回動中心となる
位置に形成され、そのガイド溝に移動自在に挿入される
ガイド突起と、キャッピング位置において、半割りベー
ス板部の裏面が当接することにより付勢手段の付勢力に
抗して2個の半割りベース板部を面一の状態に保持する
レール部材とを有しているため、キャップはガイド部材
のガイド溝に沿ってキャッピング位置と退避位置との間
を移動でき、キャッピング位置において2個の半割りベ
ース板部がレール部材により面一の状態に保持されて記
録ヘッドのノズル面を覆うことができるようになる。
【0066】また、請求項5の発明によれば、記録ヘッ
ドのノズル面を覆う被覆部材は、シート状の弾性部材
と、このシート状の弾性部材上に固着され、ノズル面の
形成された領域を取り囲む形状を有するリング状の弾性
部材とから構成されているため、リング状の弾性部材が
記録ヘッドのノズル面の形成された領域を取り囲み、ノ
ズル面を密閉状に覆うことができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るインクジェット記録装置の正面図
である。
【図2】図1に示すインクジェット記録装置に採用され
ているキャップの概略構成を示す斜視図である。
【図3】図1に示すインクジェット記録装置のキャッピ
ング部の平面図であり、キャップが退避位置にあるとき
の状態を示す図である。
【図4】図1に示すインクジェット記録装置のキャッピ
ング部の平面図であり、キャップがキャッピング位置に
あるときの状態を示す図である。
【図5】図1に示すインクジェット記録装置のキャッピ
ング部のガイド部材とレール部材の斜視図である。
【図6】図1に示すインクジェット記録装置の制御構成
を説明するブロック図である。
【図7】図1に示すインクジェット記録装置の動作を説
明するための正面図である。
【図8】従来のインクジェット記録装置の正面図であ
る。
【図9】図8に示すインクジェット記録装置の動作を説
明するための正面図である。
【符号の説明】
1 用紙搬送部 2 記録部 3 キャッピング部 4 給紙部 5 用紙排出部 21 記録ヘッド 211 ノズル 31 キャップ 311 ベース板 311a、311b 半割りベース板部 312 被覆部材 312a シート状の弾性部材 312b リング状の弾性部材 314 バネ部材(付勢手段) 316 リンク部材 317 ガイド突起 321、322 ガイド部材 321a、322a ガイド溝 321b、322b レール部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 福田 基之 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内 (72)発明者 畑 誠治 大阪市中央区玉造1丁目2番28号 三田工 業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インク滴を吐出するノズルを備えた記録
    ヘッドと、この記録ヘッドのノズル面を覆うキャップと
    を有し、前記キャップは前記記録ヘッドのノズル面に対
    向するキャッピング位置とその位置から離れた退避位置
    との間を移動するように構成されてなるインクジェット
    記録装置において、 前記キャップは、折畳可能なベース板と、このベース板
    の表面に固着され、前記ノズル面を覆う変形可能な被覆
    部材とから構成されると共に、前記キャッピング位置に
    あるときには前記ベース板が面一の状態となり、前記退
    避位置にあるときには前記ベース板が折畳まれた状態と
    なるように構成されたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 前記ベース板は、平面部とこの平面部と
    交差する方向の側面部を有する2個の半割りベース板部
    からなり、この2個の半割りベース板部の表面に前記被
    覆部材が固着され、その2個の半割りベース板部の平面
    部が面一の状態となることによりベース板が面一の状態
    となり、その平面部の表面が互いに対向する状態となる
    ことによりベース板が折畳まれた状態となることを特徴
    とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 前記ベース板は、前記2個の半割りベー
    ス板部が、その平面部が面一の状態となる方向に回動さ
    せられたときにその平面部の表面が互いに対向する状態
    となるように付勢する付勢手段を前記側面部に係止する
    ことにより連結されてなることを特徴とする請求項2記
    載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載のインクジェット記録装置
    において、前記キャッピング位置と前記退避位置との間
    で前記キャップの移動を可能とするガイド溝を備えたガ
    イド部材と、前記2個の半割りベース板部の側面部に形
    成され、前記ガイド溝に移動自在に挿入されるガイド突
    起と、前記キャッピング位置において、前記半割りベー
    ス板部の裏面が当接することにより前記付勢手段の付勢
    力に抗して前記半割りベース板部を面一の状態に保持す
    るレール部材とを有することを特徴とするインクジェッ
    ト記録装置。
  5. 【請求項5】 前記被覆部材は、シート状の弾性部材
    と、このシート状の弾性部材に固着され、かつ、前記ノ
    ズル面の形成された領域を取り囲む形状を有するリング
    状の弾性部材とからなることを特徴とする請求項1乃至
    4のいずれかに記載のインクジェット記録装置。
JP30166095A 1995-11-20 1995-11-20 インクジェット記録装置 Pending JPH09141880A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7517048B2 (en) 2004-05-28 2009-04-14 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Ink-jet recording apparatus
JP2010083026A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Fujifilm Corp 液滴吐出装置及び画像形成装置
JP2010260340A (ja) * 2009-04-10 2010-11-18 Kyocera Mita Corp インクジェット記録装置
US7841691B2 (en) 2007-03-19 2010-11-30 Olympus Corporation Image forming apparatus equipped with maintenance mechanism
JP2013056427A (ja) * 2011-09-07 2013-03-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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