JPH0914065A - エアクリーナ - Google Patents
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- JPH0914065A JPH0914065A JP8000027A JP2796A JPH0914065A JP H0914065 A JPH0914065 A JP H0914065A JP 8000027 A JP8000027 A JP 8000027A JP 2796 A JP2796 A JP 2796A JP H0914065 A JPH0914065 A JP H0914065A
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- B01D—SEPARATION
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- B01D46/0002—Casings; Housings; Frame constructions
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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- B01D—SEPARATION
- B01D46/00—Filters or filtering processes specially modified for separating dispersed particles from gases or vapours
- B01D46/10—Particle separators, e.g. dust precipitators, using filter plates, sheets or pads having plane surfaces
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02M—SUPPLYING COMBUSTION ENGINES IN GENERAL WITH COMBUSTIBLE MIXTURES OR CONSTITUENTS THEREOF
- F02M35/00—Combustion-air cleaners, air intakes, intake silencers, or induction systems specially adapted for, or arranged on, internal-combustion engines
- F02M35/02—Air cleaners
- F02M35/0201—Housings; Casings; Frame constructions; Lids; Manufacturing or assembling thereof
- F02M35/0202—Manufacturing or assembling; Materials for air cleaner housings
- F02M35/0203—Manufacturing or assembling; Materials for air cleaner housings by using clamps, catches, locks or the like, e.g. for disposable plug-in filter cartridges
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- F02M35/024—Air cleaners using filters, e.g. moistened
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- F02M35/024—Air cleaners using filters, e.g. moistened
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- B01D—SEPARATION
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- B01D2265/02—Non-permanent measures for connecting different parts of the filter
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 スライド組付け型エアクリーナケースの組付
け後のケース間のずれを防止する。 【解決手段】 アッパケース１１とロアケース１２の一
方を他方に対してスライドさせて組付けるスライド組付
け型のエアクリーナケース１０において、アッパケース
１１とロアケース１２のそれぞれに、アッパケース１１
とロアケース１２の組付け完了状態にて両者の相対移動
を防止する相対移動防止手段をもうけた。相対移動防止
手段は、組付けスライド方向と逆方向Ｒに互いに係合す
る係合手段２１、２２から構成される。また、ヒンジ部
のヒンジ受け１８の上下面の一方に奥にいくほど上下面
の間隔を縮小させる傾斜をつけた。
け後のケース間のずれを防止する。 【解決手段】 アッパケース１１とロアケース１２の一
方を他方に対してスライドさせて組付けるスライド組付
け型のエアクリーナケース１０において、アッパケース
１１とロアケース１２のそれぞれに、アッパケース１１
とロアケース１２の組付け完了状態にて両者の相対移動
を防止する相対移動防止手段をもうけた。相対移動防止
手段は、組付けスライド方向と逆方向Ｒに互いに係合す
る係合手段２１、２２から構成される。また、ヒンジ部
のヒンジ受け１８の上下面の一方に奥にいくほど上下面
の間隔を縮小させる傾斜をつけた。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は自動車の内燃機関の
吸気系に組付けられるエアクリーナに関する。
吸気系に組付けられるエアクリーナに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、内燃機関用エアクリーナでは、た
とえば実開平５−５７３４９号公報に示されているよう
に、上下に２分割された一対のケースでエアクリーナケ
ースが構成され、ケースの対向縁間にフィルタエレメン
トの周囲部がゴムシールを介して挾持される。フィルタ
エレメントのエアクリーナケースへの組付性を確保する
ために、アッパケースとロアケースは一辺でヒンジ連結
され、対向他辺でクランプされる。アッパケースとロア
ケース間のヒンジ連結は、一方のケースを他方のケース
に対してほぼ直角の角度になる迄回動させた状態ではじ
めて着脱できる構造となっている。しかし、自動車にお
けるエアクリーナ搭載部の周囲のスペースは狭く、アッ
パケースを大きな角度開閉させてフィルタエレメントを
交換するのは、作業性が極めて悪い。この作業性の悪さ
を解決するために、図７、図８に示すように、アッパケ
ース１とロアケース２とを互いにスライド組付けするよ
うにしたエアクリーナケースをもつエアクリーナが出願
されている（特願平６−２０５１５０号、平成６年８月
３１日出願）。そこでは、スライド方向は閉時のエアク
リーナケースの分割面３と平行であるが、スライド組付
け時に、フィルタエレメント４を挾持するシールゴム５
のめくれを生じさせないように、アッパケース１をロア
ケース２に対してガイド６により角度θだけ傾けた状態
（図７の状態）で分割面３に平行にスライドさせ、ヒン
ジピン７をヒンジ受け８内に挿入した状態でアッパケー
ス１をθが０になるように回転させて組付け完了（図８
の状態）となる。
とえば実開平５−５７３４９号公報に示されているよう
に、上下に２分割された一対のケースでエアクリーナケ
ースが構成され、ケースの対向縁間にフィルタエレメン
トの周囲部がゴムシールを介して挾持される。フィルタ
エレメントのエアクリーナケースへの組付性を確保する
ために、アッパケースとロアケースは一辺でヒンジ連結
され、対向他辺でクランプされる。アッパケースとロア
ケース間のヒンジ連結は、一方のケースを他方のケース
に対してほぼ直角の角度になる迄回動させた状態ではじ
めて着脱できる構造となっている。しかし、自動車にお
けるエアクリーナ搭載部の周囲のスペースは狭く、アッ
パケースを大きな角度開閉させてフィルタエレメントを
交換するのは、作業性が極めて悪い。この作業性の悪さ
を解決するために、図７、図８に示すように、アッパケ
ース１とロアケース２とを互いにスライド組付けするよ
うにしたエアクリーナケースをもつエアクリーナが出願
されている（特願平６−２０５１５０号、平成６年８月
３１日出願）。そこでは、スライド方向は閉時のエアク
リーナケースの分割面３と平行であるが、スライド組付
け時に、フィルタエレメント４を挾持するシールゴム５
のめくれを生じさせないように、アッパケース１をロア
ケース２に対してガイド６により角度θだけ傾けた状態
（図７の状態）で分割面３に平行にスライドさせ、ヒン
ジピン７をヒンジ受け８内に挿入した状態でアッパケー
ス１をθが０になるように回転させて組付け完了（図８
の状態）となる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかし、スライド組付
け型のエアクリーナケースには、つぎの問題があること
が判明した。 アッパケース１とロアケース２の組付け完了後にお
いて、アッパケース１がロアケース２に対して、図９に
示すように組付けスライド方向Ｓと逆方向Ｒにずれるこ
とがあり、ずれた場合は十分なシール面積が確保できな
いためシール性が低下する。 ヒンジピンをヒンジ受けに挿入するには、ヒンジピ
ンとヒンジ受けとの間にクリアランスが必要であり、挿
入後、そのクリアランスによって、ヒンジピンとヒンジ
受けとの間にガタが生じる。しかし、このガタによっ
て、アッパケースがロアケースに対してずれやすくな
り、上記と同様にシール性が悪化するほか、音の発生
（吸気脈動などによりアッパケースがロアケースに対し
て振動する際の当り音）などの問題が生じる。 本発明の目的は、スライド組付け型のエアクリーナケー
スを有するエアクリーナにおける、組付け完了後のアッ
パケースのロアケースに対するずれ（組付けスライド方
向と逆方向のずれ、および／または、ヒンジ部のガタに
よるずれ）を防止できるエアクリーナを提供することに
ある。
け型のエアクリーナケースには、つぎの問題があること
が判明した。 アッパケース１とロアケース２の組付け完了後にお
いて、アッパケース１がロアケース２に対して、図９に
示すように組付けスライド方向Ｓと逆方向Ｒにずれるこ
とがあり、ずれた場合は十分なシール面積が確保できな
いためシール性が低下する。 ヒンジピンをヒンジ受けに挿入するには、ヒンジピ
ンとヒンジ受けとの間にクリアランスが必要であり、挿
入後、そのクリアランスによって、ヒンジピンとヒンジ
受けとの間にガタが生じる。しかし、このガタによっ
て、アッパケースがロアケースに対してずれやすくな
り、上記と同様にシール性が悪化するほか、音の発生
（吸気脈動などによりアッパケースがロアケースに対し
て振動する際の当り音）などの問題が生じる。 本発明の目的は、スライド組付け型のエアクリーナケー
スを有するエアクリーナにおける、組付け完了後のアッ
パケースのロアケースに対するずれ（組付けスライド方
向と逆方向のずれ、および／または、ヒンジ部のガタに
よるずれ）を防止できるエアクリーナを提供することに
ある。
【０００４】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明のエアクリーナケースはつぎの通りである。 （１） アッパケースとロアケースの一方を他方に対し
てスライドさせて組付けるスライド組付け型のエアクリ
ーナケースを有するエアクリーナにおいて、前記アッパ
ケースと前記ロアケースのそれぞれに、アッパケースと
ロアケースの組付け完了状態にて両者の相対移動を防止
する相対移動防止手段を設けたことを特徴とするエアク
リーナ。 （２） 前記相対移動防止手段が、アッパケースとロア
ケースの組付け完了状態にて組付けスライド方向と逆方
向に互いに係合する係合手段からなる請求項１記載のエ
アクリーナ。 （３） アッパケースとロアケースの一方にヒンジピン
を、他方に断面がほぼコ字状で上下にヒンジピンスライ
ド面を有するヒンジ受けを形成し、アッパケースとロア
ケースの一方を他方に対しスライドさせてヒンジピンを
ヒンジ受け内に挿入することによりアッパケースとロア
ケースとを組付けるスライド組付け型のエアクリーナケ
ースを有するエアクリーナにおいて、ヒンジ受けの上下
のヒンジピンスライド面の少なくとも一方に、ヒンジピ
ンの組付けスライド方向に前記上下のヒンジピンスライ
ド面の間隔が縮小する方向のテーパをつけたことを特徴
とするエアクリーナ。 （４） 前記ヒンジ受けの上下のヒンジピンスライド面
のうち下側のヒンジピンスライド面にテーパをつけた
（３）記載のエアクリーナ。
明のエアクリーナケースはつぎの通りである。 （１） アッパケースとロアケースの一方を他方に対し
てスライドさせて組付けるスライド組付け型のエアクリ
ーナケースを有するエアクリーナにおいて、前記アッパ
ケースと前記ロアケースのそれぞれに、アッパケースと
ロアケースの組付け完了状態にて両者の相対移動を防止
する相対移動防止手段を設けたことを特徴とするエアク
リーナ。 （２） 前記相対移動防止手段が、アッパケースとロア
ケースの組付け完了状態にて組付けスライド方向と逆方
向に互いに係合する係合手段からなる請求項１記載のエ
アクリーナ。 （３） アッパケースとロアケースの一方にヒンジピン
を、他方に断面がほぼコ字状で上下にヒンジピンスライ
ド面を有するヒンジ受けを形成し、アッパケースとロア
ケースの一方を他方に対しスライドさせてヒンジピンを
ヒンジ受け内に挿入することによりアッパケースとロア
ケースとを組付けるスライド組付け型のエアクリーナケ
ースを有するエアクリーナにおいて、ヒンジ受けの上下
のヒンジピンスライド面の少なくとも一方に、ヒンジピ
ンの組付けスライド方向に前記上下のヒンジピンスライ
ド面の間隔が縮小する方向のテーパをつけたことを特徴
とするエアクリーナ。 （４） 前記ヒンジ受けの上下のヒンジピンスライド面
のうち下側のヒンジピンスライド面にテーパをつけた
（３）記載のエアクリーナ。
【０００５】上記（１）のエアクリーナでは、組付け完
了状態にて、アッパケースとロアケースが移動防止手段
によって固定されるので、アッパケースがロアケースに
対して組付けスライド方向と逆方向にずれることが防止
される。上記（２）のエアクリーナでは、組付け完了状
態にて、アッパケースの係合手段とロアケースの係合手
段が組付けスライド方向と逆方向に係合するので、アッ
パケースがロアケースに対して組付けスライド方向と逆
方向にずれることが防止される。上記（３）のエアクリ
ーナでは、組付け完了状態にて、ヒンジピンスライド面
のテーパにより、ヒンジピンとヒンジ受けとの間のガタ
がほとんど無い状態になり、ガタによる不具合が抑制さ
れる。上記（４）のエアクリーナでは、上記（３）によ
る作用に加えて、ヒンジピンの組付け方向スライド時
に、ヒンジピンからフィルタエレメントにかかる荷重
が、テーパによって除々に少なくなり、フィルタエレメ
ントの耐久性が向上し、その反力も小となってヒンジ部
の耐久性も向上する、という作用もある。
了状態にて、アッパケースとロアケースが移動防止手段
によって固定されるので、アッパケースがロアケースに
対して組付けスライド方向と逆方向にずれることが防止
される。上記（２）のエアクリーナでは、組付け完了状
態にて、アッパケースの係合手段とロアケースの係合手
段が組付けスライド方向と逆方向に係合するので、アッ
パケースがロアケースに対して組付けスライド方向と逆
方向にずれることが防止される。上記（３）のエアクリ
ーナでは、組付け完了状態にて、ヒンジピンスライド面
のテーパにより、ヒンジピンとヒンジ受けとの間のガタ
がほとんど無い状態になり、ガタによる不具合が抑制さ
れる。上記（４）のエアクリーナでは、上記（３）によ
る作用に加えて、ヒンジピンの組付け方向スライド時
に、ヒンジピンからフィルタエレメントにかかる荷重
が、テーパによって除々に少なくなり、フィルタエレメ
ントの耐久性が向上し、その反力も小となってヒンジ部
の耐久性も向上する、という作用もある。
【０００６】
【発明の実施の形態】図１〜図６は本発明の望ましい実
施例に係るエアクリーナを示しており、そのうち図１〜
図４は本発明の第１実施例に係り、図５は本発明の第２
実施例に係り、図６は本発明の第３実施例に係る。本発
明の全実施例に共通な部分には、本発明の全実施例にわ
たって同じ符号を付してある。まず、本発明の全実施例
に共通な部分を、たとえば図１〜図４を参照して説明す
る。本発明実施例のエアクリーナはエアクリーナケース
１０とフィルタエレメント１４とからなる。エアクリー
ナケース１０は、たとえば樹脂製である。エアクリーナ
ケース１０はケース分割面１３にて２分割された一対の
ケースの組付け構成とされており、たとえばアッパケー
ス１１とロアケース１２とからなる。アッパケース１１
とロアケース１２とは互いに着脱可能に組付けされ、組
付け完了状態ではアッパケース１１とロアケース１２は
ヒンジ部１９にて互いに回動可能である。フィルタエレ
メント１４はエアクリーナケース１０内に配置され、フ
ィルタエレメント１４の周縁部は弾性シール材１５（た
とえば、シールゴム）を介してアッパケース１１とロア
ケース１２間に挾持される。
施例に係るエアクリーナを示しており、そのうち図１〜
図４は本発明の第１実施例に係り、図５は本発明の第２
実施例に係り、図６は本発明の第３実施例に係る。本発
明の全実施例に共通な部分には、本発明の全実施例にわ
たって同じ符号を付してある。まず、本発明の全実施例
に共通な部分を、たとえば図１〜図４を参照して説明す
る。本発明実施例のエアクリーナはエアクリーナケース
１０とフィルタエレメント１４とからなる。エアクリー
ナケース１０は、たとえば樹脂製である。エアクリーナ
ケース１０はケース分割面１３にて２分割された一対の
ケースの組付け構成とされており、たとえばアッパケー
ス１１とロアケース１２とからなる。アッパケース１１
とロアケース１２とは互いに着脱可能に組付けされ、組
付け完了状態ではアッパケース１１とロアケース１２は
ヒンジ部１９にて互いに回動可能である。フィルタエレ
メント１４はエアクリーナケース１０内に配置され、フ
ィルタエレメント１４の周縁部は弾性シール材１５（た
とえば、シールゴム）を介してアッパケース１１とロア
ケース１２間に挾持される。
【０００７】アッパケース１１とロアケース１２の組付
けは、アッパケース１１とロアケース１２のうちの一方
（図示例ではアッパケース１１）を他方に対してケース
分割面１３に平行にスライドさせるスライド組付けとさ
れている。ただし、スライド組付け時に、スライドされ
るケースのシール面が弾性シール材１５にあたって弾性
シール材１５のめくれを生じないように、スライドさせ
るケースを他方のケースに対して所定角度（図７のθに
相当する角度）傾けスライドさせる。ただし、θを０と
して、アッパケースのシール面をロアケースのシール面
に平行にした状態でスライドさせてもよい。ヒンジ部１
９は、アッパケース１１とロアケース１２のうち一方
（図示例ではアッパケース１１）に形成されたヒンジピ
ン１７と、他方に形成されたヒンジ受け１８とからな
る。ヒンジ受け１８は、ケース分割面１３と平行かまた
はほぼ平行な方向に開放した断面がほぼコ字状の部材か
らなる。ヒンジ受け１８は上下の内面に、アッパケース
１１をロアケース１２に組付けまたは外す際にヒンジピ
ン１７をスライドさせてガイドするヒンジピンスライド
面１８ａ、１８ｂを有する。アッパケース１１とロアケ
ース１２は、それぞれ、四辺をもつシール部（シール
面）２３、２５を有し、シール部２３、２５間に弾性シ
ール材１５を挾持する。アッパケース１１とロアケース
１２のうち一方のケース（図示例ではアッパケース１
１）の４辺のうちヒンジ部１９のない３辺のシール部２
３の外側縁には、シール部２３と直角に延びるずれ止め
壁１６が形成されている。このずれ止め壁１６が他方の
ケース（図示例ではロアケース１２）のシール部２５の
外側縁に当たることにより、アッパケース１１とロアケ
ース１２との３方向（Ｓ方向とそれと直交する２方向）
のずれ止めが果たされている。ヒンジ部１９のある辺に
は、ヒンジ部１９と干渉するため、ずれ止め壁１６を設
けることができない。そのため、以下に述べる係合手段
２１、２２が無ければ、アッパケース１１は組付けスラ
イド方向Ｓと逆方向Ｒに、ロアケース１２に対し、組付
完了後ずれることができる。
けは、アッパケース１１とロアケース１２のうちの一方
（図示例ではアッパケース１１）を他方に対してケース
分割面１３に平行にスライドさせるスライド組付けとさ
れている。ただし、スライド組付け時に、スライドされ
るケースのシール面が弾性シール材１５にあたって弾性
シール材１５のめくれを生じないように、スライドさせ
るケースを他方のケースに対して所定角度（図７のθに
相当する角度）傾けスライドさせる。ただし、θを０と
して、アッパケースのシール面をロアケースのシール面
に平行にした状態でスライドさせてもよい。ヒンジ部１
９は、アッパケース１１とロアケース１２のうち一方
（図示例ではアッパケース１１）に形成されたヒンジピ
ン１７と、他方に形成されたヒンジ受け１８とからな
る。ヒンジ受け１８は、ケース分割面１３と平行かまた
はほぼ平行な方向に開放した断面がほぼコ字状の部材か
らなる。ヒンジ受け１８は上下の内面に、アッパケース
１１をロアケース１２に組付けまたは外す際にヒンジピ
ン１７をスライドさせてガイドするヒンジピンスライド
面１８ａ、１８ｂを有する。アッパケース１１とロアケ
ース１２は、それぞれ、四辺をもつシール部（シール
面）２３、２５を有し、シール部２３、２５間に弾性シ
ール材１５を挾持する。アッパケース１１とロアケース
１２のうち一方のケース（図示例ではアッパケース１
１）の４辺のうちヒンジ部１９のない３辺のシール部２
３の外側縁には、シール部２３と直角に延びるずれ止め
壁１６が形成されている。このずれ止め壁１６が他方の
ケース（図示例ではロアケース１２）のシール部２５の
外側縁に当たることにより、アッパケース１１とロアケ
ース１２との３方向（Ｓ方向とそれと直交する２方向）
のずれ止めが果たされている。ヒンジ部１９のある辺に
は、ヒンジ部１９と干渉するため、ずれ止め壁１６を設
けることができない。そのため、以下に述べる係合手段
２１、２２が無ければ、アッパケース１１は組付けスラ
イド方向Ｓと逆方向Ｒに、ロアケース１２に対し、組付
完了後ずれることができる。
【０００８】アッパケース１１とロアケース１２には、
それぞれ、アッパケース１１とロアケース１２の組付け
完了状態にて組付けスライド方向Ｓ（組付け時にアッパ
ケース１１とロアケース１２の一方が他方に対してケー
ス分割面１３に平行にスライドされる方向）と逆方向Ｒ
にアッパケース１１とロアケース１２が相対移動するこ
とを防止する相対移動防止手段が設けられている。相対
移動防止手段は、たとえば、アッパケース１１とロアケ
ース１２の組付け完了状態にて組付けスライド方向Ｓ
（組付け時にアッパケース１１とロアケース１２の一方
が他方に対してケース分割面１３に平行にスライドされ
る方向）と逆方向Ｒに互いに係合する係合手段２１、２
２からなる。係合手段２１、２２は、エアクリーナケー
ス１０の分割面周縁の４辺のうち、ヒンジ部１９が形成
される辺の両端部からヒンジ部１９が形成される辺に対
してほぼ直角方向に延びる２辺の少なくとも一方に形成
されている。
それぞれ、アッパケース１１とロアケース１２の組付け
完了状態にて組付けスライド方向Ｓ（組付け時にアッパ
ケース１１とロアケース１２の一方が他方に対してケー
ス分割面１３に平行にスライドされる方向）と逆方向Ｒ
にアッパケース１１とロアケース１２が相対移動するこ
とを防止する相対移動防止手段が設けられている。相対
移動防止手段は、たとえば、アッパケース１１とロアケ
ース１２の組付け完了状態にて組付けスライド方向Ｓ
（組付け時にアッパケース１１とロアケース１２の一方
が他方に対してケース分割面１３に平行にスライドされ
る方向）と逆方向Ｒに互いに係合する係合手段２１、２
２からなる。係合手段２１、２２は、エアクリーナケー
ス１０の分割面周縁の４辺のうち、ヒンジ部１９が形成
される辺の両端部からヒンジ部１９が形成される辺に対
してほぼ直角方向に延びる２辺の少なくとも一方に形成
されている。
【０００９】アッパケース１１に設けられた係合手段２
１は、アッパケース１１に形成されたシール部２３の外
縁から折れ曲って下方に延びるずれ止め壁１６の下縁２
４から下方に向けて突出した突起から形成されている。
係合手段２１はアッパケース１１に一体に形成されてい
る。ロアケース１２に設けられた係合手段２２は、ロア
ケース１２に形成されたシール部２５から下方に延び
る、ロアケース側壁２０に直角な複数のリブ２６のう
ち、アッパケース１１の突起２１の組付けスライド方向
と逆側で突起２１の直近に位置するリブ２６に形成され
ている。係合手段２２は、ロアケース側壁２０と直角方
向のリブ高さを、アッパケース１１の突起２１の位置よ
りも遠くにロアケース側壁から離れた位置まで横方向に
延設することによって形成した、横方向に突出する突起
からなる。横方向突起からなる係合手段２２とそれが形
成されているリブ２６とは、リブ２６と直角方向に延び
るリブ２７によって、組付けスライド方向Ｓと逆側から
補強されている。リブ２７はロアケース側壁２０に一体
に形成されており、ケース分割面１３と平行に延びてい
る。図示例では、リブ２７は２本形成されている。相対
移動防止手段は、係合手段２１、 ２２のほかに、ボル
ト、ネジ、ピン等からなっていてもよい。これらの場合
は、ボルト、ネジ、ピン等をアッパケース１１に形成し
た穴を貫通させてインナケース１２の穴にねじこむこと
によってアッパケース１１とインナケース１２の相対移
動を拘束させる。
１は、アッパケース１１に形成されたシール部２３の外
縁から折れ曲って下方に延びるずれ止め壁１６の下縁２
４から下方に向けて突出した突起から形成されている。
係合手段２１はアッパケース１１に一体に形成されてい
る。ロアケース１２に設けられた係合手段２２は、ロア
ケース１２に形成されたシール部２５から下方に延び
る、ロアケース側壁２０に直角な複数のリブ２６のう
ち、アッパケース１１の突起２１の組付けスライド方向
と逆側で突起２１の直近に位置するリブ２６に形成され
ている。係合手段２２は、ロアケース側壁２０と直角方
向のリブ高さを、アッパケース１１の突起２１の位置よ
りも遠くにロアケース側壁から離れた位置まで横方向に
延設することによって形成した、横方向に突出する突起
からなる。横方向突起からなる係合手段２２とそれが形
成されているリブ２６とは、リブ２６と直角方向に延び
るリブ２７によって、組付けスライド方向Ｓと逆側から
補強されている。リブ２７はロアケース側壁２０に一体
に形成されており、ケース分割面１３と平行に延びてい
る。図示例では、リブ２７は２本形成されている。相対
移動防止手段は、係合手段２１、 ２２のほかに、ボル
ト、ネジ、ピン等からなっていてもよい。これらの場合
は、ボルト、ネジ、ピン等をアッパケース１１に形成し
た穴を貫通させてインナケース１２の穴にねじこむこと
によってアッパケース１１とインナケース１２の相対移
動を拘束させる。
【００１０】つぎに、上記共通部分の作用を説明する。
アッパケース１１とロアケース１２とのスライド組付け
においては、アッパケース１１とロアケース１２のうち
一方（図示例２ではアッパケース１１）を他方に対し傾
けた状態で（またはほぼ平行な状態で）分割面１３と平
行にスライドさせることにより、ヒンジピン１７を、ヒ
ンジ受け１８のヒンジピンスライド面１７ａ、１７ｂに
スライドさせながら、ヒンジ受け１８内にヒンジ受け１
８の最奥位置まで挿入し、ついで傾きが０となるように
回動させて（傾けない場合はこの回動は不要）、両ケー
スを分割面１３で密着させる。この状態が組付け完了状
態である。
アッパケース１１とロアケース１２とのスライド組付け
においては、アッパケース１１とロアケース１２のうち
一方（図示例２ではアッパケース１１）を他方に対し傾
けた状態で（またはほぼ平行な状態で）分割面１３と平
行にスライドさせることにより、ヒンジピン１７を、ヒ
ンジ受け１８のヒンジピンスライド面１７ａ、１７ｂに
スライドさせながら、ヒンジ受け１８内にヒンジ受け１
８の最奥位置まで挿入し、ついで傾きが０となるように
回動させて（傾けない場合はこの回動は不要）、両ケー
スを分割面１３で密着させる。この状態が組付け完了状
態である。
【００１１】組付け完了状態では、アッパケース１１の
係合手段２１はロアケース１２の係合手段２２と、組付
けスライド方向と逆方向Ｒに互いに係合している。この
ため、アッパケース１１をロアケース１２に対してスラ
イド方向と逆方向Ｒに移動させようとしても移動でき
ず、スライド方向と逆方向Ｒにずれることを防止でき
る。スライド方向Ｓには、ヒンジピン１７がヒンジ受け
１８内の最奥面に当たっているので、およびヒンジ部１
９のある辺と対向する辺のずれ止め壁１６がシール部２
５の外縁にあたるので、アッパケース１１がロアケース
１２に対してずれることはない。したがって、アッパケ
ース１１、ロアケース１２の、弾性シール材１５とのシ
ール面積が確保され、シール性が維持される。
係合手段２１はロアケース１２の係合手段２２と、組付
けスライド方向と逆方向Ｒに互いに係合している。この
ため、アッパケース１１をロアケース１２に対してスラ
イド方向と逆方向Ｒに移動させようとしても移動でき
ず、スライド方向と逆方向Ｒにずれることを防止でき
る。スライド方向Ｓには、ヒンジピン１７がヒンジ受け
１８内の最奥面に当たっているので、およびヒンジ部１
９のある辺と対向する辺のずれ止め壁１６がシール部２
５の外縁にあたるので、アッパケース１１がロアケース
１２に対してずれることはない。したがって、アッパケ
ース１１、ロアケース１２の、弾性シール材１５とのシ
ール面積が確保され、シール性が維持される。
【００１２】フィルタエレメント１４や弾性シール材１
５を交換するために、エアクリーナケース１０を開放す
る場合には、まず、アッパケース１１とロアケース１２
との一方（図示例ではアッパケース１１）を他方に対し
て、アッパケース１１の係合手段２１がロアケース１２
の係合手段２２から外れる角度以上、ヒンジ部１９まわ
りに回動させて、組付け時の傾き角度だけ傾け、この傾
いた状態で、傾けた方のケース１１を他方のケース１２
に対して組付け方向と逆方向Ｒにスライドさせることに
よって行う。一方のケース１１を他方のケース１２に対
して傾けた状態では、係合手段２１、２２はもはや組付
けスライド方向と反対方向Ｒには係合しない位置関係に
あるので、互いにスライド可能であり、とり外し可能で
ある。
５を交換するために、エアクリーナケース１０を開放す
る場合には、まず、アッパケース１１とロアケース１２
との一方（図示例ではアッパケース１１）を他方に対し
て、アッパケース１１の係合手段２１がロアケース１２
の係合手段２２から外れる角度以上、ヒンジ部１９まわ
りに回動させて、組付け時の傾き角度だけ傾け、この傾
いた状態で、傾けた方のケース１１を他方のケース１２
に対して組付け方向と逆方向Ｒにスライドさせることに
よって行う。一方のケース１１を他方のケース１２に対
して傾けた状態では、係合手段２１、２２はもはや組付
けスライド方向と反対方向Ｒには係合しない位置関係に
あるので、互いにスライド可能であり、とり外し可能で
ある。
【００１３】つぎに、本発明の各実施例に特有な部分の
構成、作用を説明する。本発明の第１実施例では、図４
に示すように、ヒンジ受け１８の上下面１８ａ、１８ｂ
が平行で、上下面１８ａ、１８ｂの間隔はコ字状のヒン
ジ受け１８の入口から最奥部まで一定である。ヒンジ受
け１８の上下面１８ａ、１８ｂの間隔はヒンジピン１７
の高さより僅かに大きい程度としてある。その作用につ
いては、ヒンジ受け１８の上下面１８ａ、１８ｂの間隔
をヒンジピン１７の高さより僅かに大きい程度としたの
で、ヒンジピン１７をヒンジ受け１８内に挿入した時に
ヒンジピン１７とヒンジ受け１８との間に上下方向に大
きなガタが発生しない。
構成、作用を説明する。本発明の第１実施例では、図４
に示すように、ヒンジ受け１８の上下面１８ａ、１８ｂ
が平行で、上下面１８ａ、１８ｂの間隔はコ字状のヒン
ジ受け１８の入口から最奥部まで一定である。ヒンジ受
け１８の上下面１８ａ、１８ｂの間隔はヒンジピン１７
の高さより僅かに大きい程度としてある。その作用につ
いては、ヒンジ受け１８の上下面１８ａ、１８ｂの間隔
をヒンジピン１７の高さより僅かに大きい程度としたの
で、ヒンジピン１７をヒンジ受け１８内に挿入した時に
ヒンジピン１７とヒンジ受け１８との間に上下方向に大
きなガタが発生しない。
【００１４】本発明の第２実施例および第３実施例の共
通の構成は、図５または図６に示すように、ヒンジ受け
１８の上下面１８ａ、１８ｂが非平行で、上下面１８
ａ、１８ｂの間隔はコ字状のヒンジ受け１８の入口で最
も大きく、入口から最奥部にいくに従って縮小している
ことである。ヒンジ受け１８の上下面１８ａ、１８ｂの
間隔は、ヒンジ受け１８の最奥部で、ヒンジピン１７の
高さより僅かに大きい程度としてある。本発明の第２実
施例および第３実施例の共通の作用については、上下面
１８ａ、１８ｂの間隔がヒンジ受け１８の入口で最も大
きいため、ヒンジピン１７をヒンジ受け１８に入れるの
は容易であり、かつ上下面１８ａ、１８ｂの間隔が最奥
部にいくに従って縮小しているため、ヒンジピン１７を
ヒンジ受け１８の最奥部まで挿入したときにはヒンジピ
ン１７はヒンジ受け１８に対してガタつかない。そのた
め、ヒンジピン１７はヒンジ受け１８に対してガタつく
ことによって生じる、アッパケース１１のロアケース１
２に対する僅かな水平方向の位置ずれが抑制され、かつ
吸気脈動を受けたときのアッパケース１１のロアケース
１２に対する微振動とそれによるケース同士の当りによ
る騒音発生が抑制される。
通の構成は、図５または図６に示すように、ヒンジ受け
１８の上下面１８ａ、１８ｂが非平行で、上下面１８
ａ、１８ｂの間隔はコ字状のヒンジ受け１８の入口で最
も大きく、入口から最奥部にいくに従って縮小している
ことである。ヒンジ受け１８の上下面１８ａ、１８ｂの
間隔は、ヒンジ受け１８の最奥部で、ヒンジピン１７の
高さより僅かに大きい程度としてある。本発明の第２実
施例および第３実施例の共通の作用については、上下面
１８ａ、１８ｂの間隔がヒンジ受け１８の入口で最も大
きいため、ヒンジピン１７をヒンジ受け１８に入れるの
は容易であり、かつ上下面１８ａ、１８ｂの間隔が最奥
部にいくに従って縮小しているため、ヒンジピン１７を
ヒンジ受け１８の最奥部まで挿入したときにはヒンジピ
ン１７はヒンジ受け１８に対してガタつかない。そのた
め、ヒンジピン１７はヒンジ受け１８に対してガタつく
ことによって生じる、アッパケース１１のロアケース１
２に対する僅かな水平方向の位置ずれが抑制され、かつ
吸気脈動を受けたときのアッパケース１１のロアケース
１２に対する微振動とそれによるケース同士の当りによ
る騒音発生が抑制される。
【００１５】本発明の第２実施例に特有の構成は、ヒン
ジ受け１８の上面１８ａが水平で下面１８ｂに傾斜がつ
けられていることである。下面１８ｂの傾斜の方向はヒ
ンジ受け１８の奥にいくに従って上昇する方向である。
本発明の第２実施例の特有の作用については、ヒンジ受
け１８の下面１８ｂをヒンジ受け１８の入口からヒンジ
受け１８の最奥部に向って斜め上方に傾斜させたので、
ヒンジ受け１８の下面１８ｂとそれから折れ曲がって上
方に延びる部分１８ｃとのコーナ部の厚さが大になっ
て、その部分の剛性、強度が強まり、上方に延びる部分
１８ｃがヒンジピン１７の挿入時にヒンジピン１７によ
って押されても破損に対して十分な強度を有するように
なる。また、アッパケース１１をスライドしているとき
弾性シール材１５にかかる荷重が弱まるので、弾性シー
ル材１５が損傷にしにくく、かつその反力としてジョイ
ント部に係る荷重も小さくなって、耐久性上有利にな
る。
ジ受け１８の上面１８ａが水平で下面１８ｂに傾斜がつ
けられていることである。下面１８ｂの傾斜の方向はヒ
ンジ受け１８の奥にいくに従って上昇する方向である。
本発明の第２実施例の特有の作用については、ヒンジ受
け１８の下面１８ｂをヒンジ受け１８の入口からヒンジ
受け１８の最奥部に向って斜め上方に傾斜させたので、
ヒンジ受け１８の下面１８ｂとそれから折れ曲がって上
方に延びる部分１８ｃとのコーナ部の厚さが大になっ
て、その部分の剛性、強度が強まり、上方に延びる部分
１８ｃがヒンジピン１７の挿入時にヒンジピン１７によ
って押されても破損に対して十分な強度を有するように
なる。また、アッパケース１１をスライドしているとき
弾性シール材１５にかかる荷重が弱まるので、弾性シー
ル材１５が損傷にしにくく、かつその反力としてジョイ
ント部に係る荷重も小さくなって、耐久性上有利にな
る。
【００１６】本発明の第３実施例の特有の構成は、ヒン
ジ受け１８の下面１８ｂが水平で上面１８ａに傾斜がつ
けられていることである。ヒンジ受け１８の上面１８ａ
の傾斜の方向はヒンジ受け１８の奥にいくに従って下降
する方向である。本発明の第３実施例の特有の作用につ
いては、ヒンジ受け１８の上面１８ａにヒンジ受け１８
の奥にいくに従って下降する傾斜をつけたので、ヒンジ
ピン１７をヒンジ受け１８の最奥部に入れた時に丁度最
も大きな締め付け力でフィルタエレメントの周縁を押さ
えることができる。
ジ受け１８の下面１８ｂが水平で上面１８ａに傾斜がつ
けられていることである。ヒンジ受け１８の上面１８ａ
の傾斜の方向はヒンジ受け１８の奥にいくに従って下降
する方向である。本発明の第３実施例の特有の作用につ
いては、ヒンジ受け１８の上面１８ａにヒンジ受け１８
の奥にいくに従って下降する傾斜をつけたので、ヒンジ
ピン１７をヒンジ受け１８の最奥部に入れた時に丁度最
も大きな締め付け力でフィルタエレメントの周縁を押さ
えることができる。
【００１７】
【発明の効果】請求項１のエアクリーナによれば、アッ
パケースとロアケースの組付け完了状態にてアッパケー
スとロアケースを相対移動防止させる相対移動防止を設
けたので、アッパケースとロアケースの組付け後に、ア
ッパケースとロアケースの一方が他方に対してずれるこ
とが防止される。請求項２のエアクリーナによれば、ア
ッパケースとロアケースのそれぞれに、アッパケースと
ロアケースの組付け完了状態にて組付けスライド方向と
逆方向に互いに係合する係合手段を設けたので、アッパ
ケースとロアケースの組付け後に、アッパケースとロア
ケースの一方が他方に対してずれることが防止される。
請求項３のエアクリーナによれば、ヒンジピンスライド
面にテーパをつけたので、そのテーパにより、組付け完
了状態にて、ヒンジピンとヒンジ受けとの間のガタがほ
とんど無い状態になり、ガタによる不具合が抑制され
る。請求項４のエアクリーナでは、請求項３のエアクリ
ーナによる効果に加えて、ヒンジピンの組付け方向スラ
イド時に、ヒンジピンからフィルタエレメントにかかる
荷重が、テーパによって除々に少なくなり、フィルタエ
レメントの耐久性が向上し、その反力も小となってヒン
ジ部の耐久性も向上する、という効果も得られる。
パケースとロアケースの組付け完了状態にてアッパケー
スとロアケースを相対移動防止させる相対移動防止を設
けたので、アッパケースとロアケースの組付け後に、ア
ッパケースとロアケースの一方が他方に対してずれるこ
とが防止される。請求項２のエアクリーナによれば、ア
ッパケースとロアケースのそれぞれに、アッパケースと
ロアケースの組付け完了状態にて組付けスライド方向と
逆方向に互いに係合する係合手段を設けたので、アッパ
ケースとロアケースの組付け後に、アッパケースとロア
ケースの一方が他方に対してずれることが防止される。
請求項３のエアクリーナによれば、ヒンジピンスライド
面にテーパをつけたので、そのテーパにより、組付け完
了状態にて、ヒンジピンとヒンジ受けとの間のガタがほ
とんど無い状態になり、ガタによる不具合が抑制され
る。請求項４のエアクリーナでは、請求項３のエアクリ
ーナによる効果に加えて、ヒンジピンの組付け方向スラ
イド時に、ヒンジピンからフィルタエレメントにかかる
荷重が、テーパによって除々に少なくなり、フィルタエ
レメントの耐久性が向上し、その反力も小となってヒン
ジ部の耐久性も向上する、という効果も得られる。
【図１】本発明の全実施例に適用可能なエアクリーナの
側面図である。
側面図である。
【図２】図１のエアクリーナのうちエアクリーナケース
の相対移動防止手段である係合手段とその近傍の部分の
拡大側面図である。
の相対移動防止手段である係合手段とその近傍の部分の
拡大側面図である。
【図３】図２のＡ−Ａ線に沿う断面図である。
【図４】本発明の第１実施例のエアクリーナのエアクリ
ーナケースのヒンジ部分の拡大断面図である。
ーナケースのヒンジ部分の拡大断面図である。
【図５】本発明の第２実施例のエアクリーナのエアクリ
ーナケースのヒンジ部分の拡大断面図である。
ーナケースのヒンジ部分の拡大断面図である。
【図６】本発明の第３実施例のエアクリーナのエアクリ
ーナケースのヒンジ部分の拡大断面図である。
ーナケースのヒンジ部分の拡大断面図である。
【図７】特願平６−２０５１５０号のうち一つの実施例
のエアクリーナケースの、組付け途中の状態の断面図で
ある。
のエアクリーナケースの、組付け途中の状態の断面図で
ある。
【図８】図７のエアクリーナケースの組付け完了状態の
断面図である。
断面図である。
【図９】図８でアッパケースとロアケースとが互いにず
れたときの部分断面図である。
れたときの部分断面図である。
１０ エアクリーナケース １１ アッパケース １２ ロアケース １３ ケース分割面 １４ フィルタエレメント １５ 弾性シール材（シールゴム） １６ ずれ止め壁 １７ ヒンジピン １８ ヒンジ受け １８ａ 上面 １８ｂ 下面 １９ ヒンジ部 ２０ ロアケース側壁 ２１ 相対移動防止手段、係合手段（突起） ２２ 相対移動防止手段、係合手段（突起） ２３ シール部 ２５ シール部 ２６ リブ ２７ リブ
Claims (4)
- 【請求項１】 アッパケースとロアケースの一方を他方
に対してスライドさせて組付けるスライド組付け型のエ
アクリーナケースを有するエアクリーナにおいて、前記
アッパケースと前記ロアケースのそれぞれに、アッパケ
ースとロアケースの組付け完了状態にて両者の相対移動
を防止する相対移動防止手段を設けたことを特徴とする
エアクリーナ。 - 【請求項２】 前記相対移動防止手段が、アッパケース
とロアケースの組付け完了状態にて組付けスライド方向
と逆方向に互いに係合する係合手段からなる請求項１記
載のエアクリーナ。 - 【請求項３】 アッパケースとロアケースの一方にヒン
ジピンを、他方に断面がほぼコ字状で上下にヒンジピン
スライド面を有するヒンジ受けを形成し、アッパケース
とロアケースの一方を他方に対しスライドさせてヒンジ
ピンをヒンジ受け内に挿入することによりアッパケース
とロアケースとを組付けるスライド組付け型のエアクリ
ーナケースを有するエアクリーナにおいて、ヒンジ受け
の上下のヒンジピンスライド面の少なくとも一方を、ヒ
ンジピンの組付けスライド方向に前記上下のヒンジピン
スライド面の間隔を縮小させる方向にテーパがつけられ
たテーパ面としたことを特徴とするエアクリーナ。 - 【請求項４】 前記ヒンジ受けの上下のヒンジピンスラ
イド面のうち下側のヒンジピンスライド面をテーパ面と
した請求項３記載のエアクリーナ。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP08000027A JP3136978B2 (ja) | 1995-04-24 | 1996-01-04 | エアクリーナ |
| US08/633,239 US5730768A (en) | 1995-04-24 | 1996-04-16 | Automotive air cleaner casing |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9839295 | 1995-04-24 | ||
| JP7-98392 | 1995-04-24 | ||
| JP08000027A JP3136978B2 (ja) | 1995-04-24 | 1996-01-04 | エアクリーナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0914065A true JPH0914065A (ja) | 1997-01-14 |
| JP3136978B2 JP3136978B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=26332935
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP08000027A Expired - Fee Related JP3136978B2 (ja) | 1995-04-24 | 1996-01-04 | エアクリーナ |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5730768A (ja) |
| JP (1) | JP3136978B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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| US9981213B2 (en) | 2015-02-23 | 2018-05-29 | Toyota Boshoku Kabushiki Kaisha | Air cleaner housing |
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