JPH09139029A - データ記録再生装置 - Google Patents

データ記録再生装置

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JPH09139029A
JPH09139029A JP29704495A JP29704495A JPH09139029A JP H09139029 A JPH09139029 A JP H09139029A JP 29704495 A JP29704495 A JP 29704495A JP 29704495 A JP29704495 A JP 29704495A JP H09139029 A JPH09139029 A JP H09139029A
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JP29704495A
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Inventor
Yoshinori Tanba
義典 丹波
Naoki Tado
直樹 田戸
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録直後の再記録を行いながら高速大容量の
データの記録再生ができるデータ記録再生装置の提供を
目的とする。 【解決手段】 このデータ記録再生装置は、供給された
入力データをデータ記録再生部7でテープ上に記録する
際において、リードアフターライトの情報および記録時
点での時刻の情報を記録する。データ記録再生部7は、
記録時に、リードアフターライトを行い、記録を失敗し
た先のブロックに連続して再記録のブロックをテープ上
に記録するようにした。また、再生時には、記録を失敗
した先のブロックのデータまたは再記録のブロックのデ
ータのうち少なくともデータ記録再生部7で再生できる
データを有効データとして外部に出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、工業計測
用のデータレコーダに使用して好適なデータ記録再生装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から工業計測用に使用されているデ
ータレコーダ等のデータ記録装置は、1個または複数個
の固定ヘッドを設け、これらのヘッドによりデータの記
録再生を行うものである。
【0003】このとき、テープのスピードを変えること
により、比較的簡単にレートの異なるデータの記録およ
び再生を行うことができる。
【0004】しかし、従来のデータ記録装置では固定ヘ
ッドを用いていたため、テープとヘッドの相対スピード
を上げるためには、膨大な長さのテープを高速で走行さ
せる必要があるが、これは実用的でなく、従って、実用
的には記録および再生レートを高くすることができなか
った。
【0005】そこで、最近、情報処理技術の進歩とあい
まって、大容量の高速ディジタルデータが求められるよ
うになり、これにより、回転ヘッドを用いてヘリカルス
キャンにより記録再生を行うデータ記録再生装置の商品
化が行われるようになった。
【0006】このような回転ヘッドを用いることで、テ
ープとの相対スピードを上げることができ、記録波長を
飛躍的に短くでき、例えば、記録速度を256[Mbp
s]等にして、大容量のデータの記録再生を行うことが
できるようになった。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このような従来のデー
タ記録再生装置においては、データ記録時に記録したデ
ータを記録直後に再生し、データの記録状態に応じてデ
ータの再記録を行う機能を有していたが、再記録するデ
ータは先に記録したトラックに重ねて記録するようにし
ていたため、再記録を行う際に一旦テープを先に記録し
たトラックの先頭位置まで戻すための時間が必要であ
り、高速大容量のデータの記録または再生を可能にしな
がら、再記録を行うことができないという不都合があっ
た。
【0008】本発明は、かかる点に鑑みてなされたもの
であり、記録直後の再記録を行いながら高速大容量のデ
ータの記録再生ができるデータ記録再生装置の提供を目
的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明のデータ記録再
生装置は、データ記録時にはデータ供給装置から供給さ
れるデータを複数の記憶部に一時的に蓄積し、データ再
生時には再生されたデータを複数の記憶部に一時的に蓄
積する記憶手段と、データ記録時には記憶手段に記憶さ
れたデータを記録し、データ再生時には記録されたデー
タを読み出して記憶手段に記憶する回転ヘッドによりテ
ープに対してデータの記録および再生を行うと共に、デ
ータ記録時に記録したデータを記録直後に再生し、デー
タの記録状態に応じてデータの再記録を行う記録再生手
段と、データ記録時には記憶手段の複数の記憶部に記憶
するデータの記録量を制御すると共に、各斜めトラック
毎にヘッダー領域とデータ領域とを設けるヘッダー記録
モードと、各斜めトラック毎にデータ領域のみを設ける
ノーマル記録モードとを切り替え可能に制御する制御手
段とを備え、ヘッダー記録モードにおいて、データ記録
時にデータ領域におけるデータの記録状態に応じてある
トラックにデータの再記録を行う際に、直前にデータの
記録を行ったあるトラックとは異なる他のトラックにデ
ータの再記録を行うようにし、再記録に関する情報を他
のトラックのヘッダー領域にトラック毎に記録再生手段
により記録し、データ再生時にあるトラックまたは他の
トラックの少なくとも一方に記録されたデータを記録再
生手段により再生し、あるトラックまたは他のトラック
に記録されたデータのうち、少なくとも再生が可能な方
のデータを有効データとするようにしたものである。
【0010】この発明のデータ記録再生装置によれば、
以下の作用をする。データ記録時においては、入力デー
タは、シリアル/パラレル変換器、入出力データ制御
部、VR FIFO、記憶手段としてのバッファメモ
リ、DR FIFOを介して記録再生手段としてのデー
タ記録再生部に供給される。データ記録再生部は、入力
データをテープ上に記録する。
【0011】ここで、制御手段としての制御用CPUに
は、各ヘリカルトラック毎にヘッダー領域とデータ領域
とを設けるヘッダー記録モードと、各ヘリカルトラック
毎にデータ領域のみを設けるノーマル記録モードとを切
り替え可能に制御する制御信号が外部から供給される。
制御信号がヘッダー記録モードを示す信号の場合、制御
用CPUは、ヘッダー記録モードの制御プログラムに基
づいて各部を制御する。
【0012】特に、ここでは、制御用CPUは、IRI
Gタイムコード制御部に制御信号を供給する。データ記
録時において記録したデータを記録直後に再生し、デー
タの記録状態が不良のときはデータの再記録を行うリー
ドアフターライトがデータ記録再生部により行われる。
IRIGタイムコード制御部は、各ヘリカルトラック毎
にヘッダー領域とデータ領域とを設けるヘッダー記録モ
ードに切り替える制御信号が制御用CPUから供給され
たとき、記憶手段としてのバッファメモリに供給された
各トラックのデータのうちの再記録のデータの情報を記
録するものである。IRIGタイムコード制御部は、こ
のVRAM内の各ヘリカルトラック毎に設けられたヘッ
ダー領域に、再記録を示す情報と、そのIRIGタイム
コード情報を書き込む。
【0013】また、データ記録直後にデータを再生して
記録が失敗していたら再度データを記録するのがリード
アフターライトであるが、ヘッダー記録モードにおい
て、この再記録を行う際に、先に記録を行ったトラック
とは異なるトラックに、つまり、先に記録を行ったトラ
ックに連続して所定ブロック単位でデータの再記録を行
うようにする。
【0014】また、このとき、バッファメモリが有する
複数の記憶部としてのバンクの数を増やすように調整
し、データの再記録を行うようにする。また、IRIG
タイムコード制御部に書き込まれた情報はデータ記録時
にデータ記録再生部によりデータと共にテープ上のヘッ
ダー領域に記録される。
【0015】データ再生時においては、先に記録を行っ
たトラックまたは再記録を行ったトラックの少なくとも
一方に記録されたデータを記録再生手段により再生し、
先に記録を行ったトラックまたは再記録を行ったトラッ
クに記録されたデータのうち、少なくとも再生が可能な
方のデータを有効データとする。
【0016】
【発明の実施の形態】図1は、本発明によるデータ記録
再生装置の一実施例の構成を示すブロック図である。こ
の例のデータ記録再生装置は、例えば、衛星から資源探
査用のデータをパケットとして受信して記録する用途に
用いられるものである。これらのデータは可変レートで
入力されるものである。
【0017】まず、このデータ記録再生装置の構成を説
明する。このデータ記録再生装置は、制御用CPU1
と、シリアル/パラレル変換器(S/P P/S)2
と、入出力データ制御部3と、VR FIFO4と、バ
ッファメモリ5と、DR FIFO6と、データ記録再
生部7と、クロック信号発生器8と、入力レート測定部
9と、IRIGタイムコード制御部10とを有する。こ
こで、バッファメモリ5は記憶手段、データ記録再生部
7は記録再生手段、制御用CPU1は制御手段を構成す
る。
【0018】次に、接続関係を説明する。制御用CPU
1は、外部のホストコンピュータとGPIB/RS23
2Cのインターフェースで接続されている。制御用CP
U1は、例えば、VMEバスを介して、シリアル/パラ
レル変換器2、入出力データ制御部3、VR FIFO
4、バッファメモリ5、DR FIFO6、データ記録
再生部7とそれぞれ接続されている。
【0019】シリアル/パラレル変換器2は、外部のデ
ータ供給源と接続されている。シリアル/パラレル変換
器2は、入出力データ制御部3と接続されている。入出
力データ制御部3は、外部のデータ供給源と接続されて
いる。入出力データ制御部3は、VR FIFO4と接
続されている。VR FIFO4は、バッファメモリ5
と接続されている。バッファメモリ5は、DR FIF
O6と接続されている。DR FIFO6は、データ記
録再生部7と接続されている。
【0020】入出力データ制御部3は、クロック信号発
生器8と接続されている。クロック信号発生器8は、外
部の入出力クロック源と接続されている。クロック信号
発生器8は、入力レート測定部9と接続されている。入
力レート測定部9は、IRIGタイムコード制御部10
と接続されている。IRIGタイムコード制御部10
は、外部のIRIGタイムコード出力端子と接続されて
いる。
【0021】制御用CPU1は、全体のシステム制御を
行うものであり、データの流れを制御したり、データ記
録再生部の動作を制御する。ここでは、外部のホストコ
ンピュータと接続される例を示すが、これらの制御が可
能な他の制御手段を用いても良い。
【0022】制御用CPU1は制御プログラムを有して
いて、このプログラムはホストコンピュータからの命令
により制御をすることができるように動作する。この例
では、各ヘリカルトラック毎にヘッダー領域とデータ領
域とを設けるヘッダー記録モードと、各ヘリカルトラッ
ク毎にデータ領域のみを設けるノーマル記録モードとを
切り替え可能に制御する制御信号が外部から供給され
る。シリアル/パラレル変換器(S/P P/S)2
は、シリアルで入力されたデータをパラレルに変換する
部分であり、また、再生時にはパラレルのデータをシリ
アルに変換して、外部に出力するものである。
【0023】入力データ制御部3は、シリアルデータと
パラレルデータを選択する、シリアル/パラレルデータ
選択器である。クロック信号発生器8は入出力クロック
からタイミング信号を生成する。入力データ制御部3
は、クロック信号発生器8から変換のためのタイミング
信号を得るようになされている。
【0024】VR FIFO4は、先出し先読みが可能
なデータ入出力側のファーストインファーストアウトメ
モリである。VR FIFO4は、データ記録時に使用
するものであり、連続して入力されるデータに対してシ
ステムがデータ転送に関与していない時間の入力データ
を一時的に蓄えるためのバッファの役目をするものであ
る。入力データ制御部3からVR FIFO4への書き
込みに必要な信号は、入出力クロックから得るようにな
されている。
【0025】バッファメモリ5は、図3Aに示すよう
に、バンク0(31)、バンク1(32)、バンク2
(33)、〜バンク61(34)、バンク62(3
5)、バンク63(36)までの64個のバンクを有し
ていて、この64個のバンクは、各々独立して、書き込
みデータ37を書き込み、読み出しデータ38を読み出
して、データの書き込みおよび読み出しを行うことがで
きるものである。これは、読み出し部と書き込み部とが
重複しないようにするために、全体のバッファメモリを
細分化するためである。
【0026】この例では、バッファメモリ5は、DRA
Mで構成し、全体容量を256メガバイトとし、各バン
クを4メガバイトとした。また、ヘッダー記録モードに
おいてリードアフターライトを行うとき、バッファメモ
リ5が有する複数の記憶部としてのバンクの数を増やす
ように調整し、データの再記録を行うようにする。これ
により、バッファメモリ5を拡張可能にして、広範囲に
レートに対応することができるようになる。図3Aでは
バッファメモリ5の各バンクは4メガバイトとしたが、
図3Bに示すように、データ記録再生部7の1トラック
のデータサイズ(144432バイト)としてもよい。
図3Bにおいて、ID0(39),ID1(40),I
D2(41)〜ID1855(42),ID1856
(43),ID1857(44)までの1858バンク
を有していて、この1858個のバンクは、各々独立し
て、書き込みデータ45を書き込み、読み出しデータ4
6を読み出して、データの書き込みおよび読み出しを行
うことができるものである。
【0027】バッファメモリ5の容量は、記録再生すべ
きデータの速度に依存する。テープ上の記録再生させる
ポイントで、サーボをロックさせた状態にさせるため
に、それより前の位置にテープを止め、そこからスター
トさせる動作が必要なため、その間のデータをバッファ
メモリ5に蓄えなければならないからである。VR F
IFO4とバッファメモリ5とは、図示しないVME−
BUSを介して、DMAによりデータ転送される。この
場合、図5に示すように、VR FIFO51とバッフ
ァメモリ50の指定されたメモリブロックとの間で、バ
ス切り替え部54のA−C,C−Aの経路を介して時分
割でデータ転送が行われる。
【0028】IRIGタイムコード制御部10は、この
バッファメモリ5との間でデータ転送をするものであ
る。IRIG(インター レンジ インスツルメンテイ
ショングループ)タイムコードは、周波数分割多重化方
式により生成されるタイムコードである。つまり、時分
割多重化では、順次に信号入力を切り替えてフレームを
構成し、同期符号および識別符号を加えてデータを送信
するようにする。この場合、図5に示すように、IRI
Gタイムコード制御部52と、バッファメモリ50の指
定されたメモリブロックとの間で、バス切り替え部54
のA−B,B−Aの経路を介して時分割でデータ転送が
行われる。
【0029】IRIGタイムコード制御部10は、例え
ば、VRAMで構成される。この例では、各ヘリカルト
ラック毎にヘッダー領域とデータ領域とを設けるヘッダ
ー記録モードに切り替える制御信号が制御用CPU1か
ら供給されたとき、IRIGタイムコード制御部10
は、このVRAM内の各ヘリカルトラック毎に設けられ
たヘッダー領域に、リードアフターライトの情報と、そ
のIRIGタイムコード情報を書き込む。IRIGタイ
ムコード制御部10に書き込まれた情報はデータ記録時
にデータ記録再生部7によりデータと共にテープ上に記
録される。
【0030】DR FIFO6は、データ記録再生時に
使用される先出し先読みが可能なデータ記録側のファー
ストインファーストアウトメモリである。DR FIF
O6は、データ記録再生時に使用されるものであり、連
続して入力されるデータに対してシステムがデータ転送
に関与していない時間の出力データを一時的に蓄えるた
めのバッファの役目をするものである。DR FIFO
6とバッファメモリ5の指定されたメモリブロックと
は、図示しないVMEバスを介して、DMAにより時分
割でデータ転送される。この場合、図5に示すように、
DR FIFO53とバッファメモリ50との間で、バ
ス切り替え部54のA−D,D−Aの経路を介してデー
タ転送が行われる。DR FIFO6とデータ記録再生
部7との間もDMAによりデータは高速転送される。
【0031】データ記録再生部7は、固定レートのデー
タ記録再生部であり、バッファメモリ5に蓄えられたデ
ータを記録し、記録されたデータを読みだしてバッファ
メモリに蓄えるものである。バッファメモリ5とデータ
記録再生部7は図示しないVMEバスを介して接続され
ている。この例では、データ記録再生部7は、各ヘリカ
ルトラック毎にヘッダー領域とデータ領域とを設けるヘ
ッダー記録モードに切り替える制御信号が制御用CPU
1から供給されたとき、データ領域のデータのデータ記
録時において記録したデータを記録直後に再生し、デー
タの記録状態が不良のときはデータの再記録を行うリー
ドアフターライトを行う。
【0032】また、データ記録再生部7は、リードアフ
ターライトを行う際に、先に記録を行ったトラックとは
異なるトラックに、つまり、先に記録を行ったトラック
に連続して1ブロック(16トラック)単位でデータの
リードアフターライトを行うようにする。また、このと
き、バッファメモリ5が有する複数のバンクの数を増や
すように調整し、データのリードアフターライトを行う
ようにする。また、データ記録再生部7は、IRIGタ
イムコード制御部に書き込まれた情報をデータと共にテ
ープ上のヘッダー領域に記録する。
【0033】データ記録再生部7により記録されたテー
プのテープフォーマットは、図2に示すように構成され
る。回転ドラムに設けられた複数個のヘッドが、走行す
るテープにデータを記録再生するように、磁気テープ1
1上に斜めに記録されたヘリカルデータトラック12、
トラック番号やサーボコントロールに必要な制御信号を
記録するコントロールトラック13、付随データをアナ
ログ信号として記録するアノテーショントラック14、
15が設けられている。
【0034】ここで、この例では、各ヘリカルトラック
毎にヘッダー領域16とデータ領域17とを設けるヘッ
ダー記録モードにおいては、各ヘリカルトラック毎にヘ
ッダー領域16とデータ領域17とを設ける。そして、
記録を失敗したブロック18のテープ後端側に連続して
リトライとしてのデータ19を記録する。記録を失敗し
たブロックは、リードアフターライトのエラーを検出す
ることにより検出する。リトライとしてのデータ19の
ヘッダー領域16には、リードアフターライトの情報
と、そのIRIGタイムコード情報を書き込む。記録を
失敗したブロック18およびリトライとしてのデータ1
9は、共に1ブロック(16トラック)単位である。
【0035】また、データ記録再生部7により記録され
るデータのデータフォーマットは、図3に示すように構
成される。図3において、トラックセットデータ21
(144432バイト)は、ヘッダー領域22(128
バイト)とデータ領域23(144304バイト)とを
有する。ヘッダー領域22(128バイト)は、ヘッダ
ーID24(5バイト)と、コントロールフラグ25
(8バイト)と、トラックセットID26(3バイト)
と、TCデータ27(6バイト)と、TCユーザデータ
28(4バイト)と、拡張ユーザデータ29(32バイ
ト)と、リザーブ30(70バイト)とを有する。
【0036】ヘッダーID24(5バイト)はヘッダー
領域のIDである。コントロールフラグ25(8バイ
ト)は各ヘリカルトラック毎にヘッダー領域とデータ領
域とを設けるヘッダー記録モードであることを表すフラ
グである。トラックセットID26(3バイト)は各ヘ
リカルトラックのIDである。TCデータ27(6バイ
ト)はIRIG A/Bにエンコードされたタイムコー
ドである。TCユーザデータ28(4バイト)はリード
アフターライトの情報が記録される。拡張ユーザデータ
29(32バイト)およびリザーブ30(70バイト)
は、将来のデータ拡張のために設けられている。
【0037】このように構成された本実施例のデータ記
録再生装置は、以下のような動作をする。データ記録時
においては、入力データは、シリアル/パラレル変換器
(S/PP/S)2、入出力データ制御部3、VR F
IFO4、バッファメモリ5、DR FIFO6を介し
てデータ記録再生部7に供給される。データ記録再生部
7は、入力データをテープ上に記録する。
【0038】ここで、制御用CPU1には、各ヘリカル
トラック毎にヘッダー領域とデータ領域とを設けるヘッ
ダー記録モードと、各ヘリカルトラック毎にデータ領域
のみを設けるノーマル記録モードとを切り替え可能に制
御する制御信号が外部から供給される。制御信号がヘッ
ダー記録モードを示す信号の場合、制御用CPU1は、
ヘッダー記録モードの制御プログラムに基づいて各部を
制御する。
【0039】特に、この例においては、制御用CPU1
は、IRIGタイムコード制御部10に制御信号を供給
する。IRIGタイムコード制御部10は、各ヘリカル
トラック毎にヘッダー領域とデータ領域とを設けるヘッ
ダー記録モードに切り替える制御信号が制御用CPU1
から供給されたとき、バッファメモリ5に供給された各
トラックのデータのうちの書き込みを失敗してリードア
フターライトを行ったデータの情報を記録するものであ
る。IRIGタイムコード制御部10は、このVRAM
内の各ヘリカルトラック毎に設けられたヘッダー領域
に、リードアフターライトの情報と、そのIRIGタイ
ムコード情報を書き込む。
【0040】データ記録時においてデータ記録再生部7
が行うリードアフターライトは、記録ヘッドに対応して
設けられたコンフィデンスヘッドで記録直後のデータを
再生することにより行われる。この場合、コンフィデン
スヘッドにより、記録と同時に記録データを再生し、モ
ニターすることができる。コンフィデンスヘッドは、例
えば、バイモルフにマウントされたDT(ダイナミック
トラッキング)ヘッドで構成され、バイモルフに印加さ
れた電圧に比例してデータが記録されたトラックの方向
に変位する。
【0041】つまり、データ記録直後に記録したデータ
を再生して記録が失敗していたら再度データを記録する
のがリードアフターライトであるが、この再記録が失敗
したら、順次、それ以降に再記録のデータを書くように
する。これにより、テープ走行を停止させることなく、
しかも、テープ位置を先の記録が失敗した位置に戻すこ
となく、連続して記録を行うので、無駄な処理時間を費
やすことがなく、高速のデータ記録レートを保証するこ
とができる。この場合も、IRIGタイムコード制御部
10に書き込まれた情報はデータ記録時にデータ記録再
生部7によりデータと共にテープ上のヘッダー領域に順
次記録される。また、ヘッダー記録モードにおいてリー
ドアフターライトを行うとき、バッファメモリ5が有す
る複数の記憶部としてのバンクの数を増やすように調整
し、データの再記録を行うようにする。これにより、バ
ッファメモリ5を拡張可能にして、広範囲にデータレー
トに対応することができるようになる。
【0042】データ再生時においては、テープに記録さ
れているデータがDR FIFO6を介してバッファメ
モリ5に蓄えられ、VR FIFO4、入出力データ制
御部3、シリアル/パラレル変換器(S/P P/S)
2を介して外部に出力される。再生されたデータが、各
ヘリカルトラック毎にヘッダー領域とデータ領域とを設
けるヘッダー記録モードで記録されている場合、先に記
録を行ったトラックまたは再記録を行ったトラックの少
なくとも一方に記録されたデータをデータ記録再生手段
7により再生し、先に記録を行ったトラックまたは再記
録を行ったトラックに記録されたデータのうち、少なく
とも再生が可能な方のデータを有効データとする。
【0043】つまり、記録時には記録状態が悪くリード
アフターライトを行ったデータでも、再生時には問題な
く読み出せる場合があるから、少なくとも再生が可能な
一方のデータを有効データとして出力するように処理す
るのである。ここで、IRIGタイムコード制御部10
は、バッファメモリ5に供給された各トラックのデータ
のうちの書き込みを失敗してリードアフターライトをし
たデータの情報を読み出すものである。IRIGタイム
コード制御部10は、このVRAM内の各ヘリカルトラ
ック毎に設けられたヘッダー領域に書き込まれた、リー
ドアフターライトの情報と、そのIRIGタイムコード
情報を読み出す。リードアフターライトの情報は、例え
ば、リードアフターライトを行ったデータであることを
示すフラグや、リードアフターライトの回数を示すフラ
グ等である。
【0044】IRIGタイムコード制御部10は、読み
出されたリードアフターライトの情報と、そのIRIG
タイムコード情報を示す信号をVR FIFO4、入出
力データ制御部3、シリアル/パラレル変換器(S/P
P/S)2を介して外部に出力する。
【0045】この場合、再生されたデータのうち、記録
時に記録状態が悪くリードアフターライトを行ったデー
タであっても、少なくとも再生が可能で有れば有効なデ
ータとして出力する。従って、最初に先に記録をしたデ
ータを再生し、再生が可能であれば再記録を行ったデー
タは再生しないようにし、最初に先に記録をしたデータ
の再生ができないときは再記録を行ったデータを再生し
て出力するようにして処理すれば良い。
【0046】このように、この例のデータ記録再生装置
は、データ供給装置より供給された入力データをデータ
記録再生部7でテープ上に記録する際において、リード
アフターライトのデータの記録時点での時刻情報および
リードアフターライトの情報を記録する。IRIGタイ
ムコード制御部10は、入力される時刻データおよびデ
ータから時刻情報およびリードアフターライトの情報を
抽出し、データ供給装置から供給されるデータと共に、
データ記録再生部7でテープ上に記録するようにした。
また、再生時には、先に記録したデータまたはリードア
フターライトのデータのうちの少なくとも再生が可能な
データを有効データとして出力する。また、IRIGタ
イムコード制御部10により、データ記録再生部7で再
生されるデータと共に記録時に記録された時刻情報およ
びリードアフターライトの情報を抽出し、外部に出力す
る。
【0047】上例によれば、データ記録時にはデータ供
給装置から供給されるデータを複数の記憶部としてのバ
ンクに一時的に蓄積し、データ再生時には再生されたデ
ータを複数のバンクに一時的に蓄積する記憶手段として
のバッファメモリ5と、データ記録時にはバッファメモ
リ5に記憶されたデータを記録し、データ再生時には記
録されたデータを読み出してバッファメモリ5に記憶す
る回転ヘッドによりテープに対してデータの記録および
再生を行うと共に、データ記録時に記録したデータを記
録直後に再生し、データの記録状態に応じてデータの再
記録を行う記録再生手段としてのデータ記録再生部7
と、データ記録時にはバッファメモリ5の複数のバンク
に記憶するデータの記録量を制御すると共に、各斜めト
ラック毎にヘッダー領域とデータ領域とを設けるヘッダ
ー記録モードと、各斜めトラック毎にデータ領域のみを
設けるノーマル記録モードとを切り替え可能に制御する
制御手段としての制御用CPU1とを備え、ヘッダー記
録モードにおいて、データ記録時にデータ領域における
データの記録状態に応じてあるトラックにデータの再記
録を行う際に、直前にデータの記録を行ったあるトラッ
クとは異なる他のトラックにデータの再記録を行うよう
にし、再記録に関する情報を他のトラックのヘッダー領
域にトラック毎にデータ記録再生部7により記録し、デ
ータ再生時にあるトラックまたは他のトラックの少なく
とも一方に記録されたデータをデータ記録再生部7によ
り再生し、あるトラックまたは他のトラックに記録され
たデータのうち、少なくとも再生が可能な方のデータを
有効データとするようにしたので、再記録を行う際に、
記録動作を停止させることなく、しかも、記録位置を先
の記録が失敗した位置に戻すことなく、連続して記録を
行うので、無駄な処理時間を費やすことがなく、高速の
データ記録レートを保証することができ、しかも、デー
タの記録再生の信頼性を向上させることができ、高速ア
プリケーションを実現することができる。
【0048】また、上例によれば、上述において、ヘッ
ダー記録モードにおいて、再記録に関する情報は、再記
録を示す情報とタイムコードの情報であるので、再記録
のデータであることおよびその時間情報を知ることがで
きるので、データ管理を容易に行うことができる。
【0049】また、上例によれば、ヘッダー記録モード
において、再記録を行う際に、あるトラックに連続して
他のトラックを所定ブロック単位でデータの再記録を行
うようにしたので、記録動作の処理を連続して行うこと
ができる。
【0050】また、上例によれば、上述において、ヘッ
ダー記録モードにおいて、再記録を行う際に、バッファ
メモリ5が有する複数のバンクの数を増やすように調整
し、データの再記録を行うようにしたので、再記録を行
う際にも、高速のデータ記録レートを保証することがで
きる。
【0051】このような本実施例のデータ記録再生装置
において、可変レート記録再生の動作を説明する。特に
この場合、固定レートの回転ヘッド型のデータ記録再生
部7の最高レートより低いレートのデータを記録する動
作について以下説明する。
【0052】この例のデータ記録再生部7の各トラック
に記録されるデータ量は、144、432バイトであ
る。データ記録再生部7の各トラックには、トラック番
号がコントロールトラックに記録されている。このトラ
ック番号の位置にテープを止めたり、その位置から記録
再生するように動作させる、いわゆるタイムライン処理
の動作をさせることが可能である。
【0053】テープを所定の位置に持ってくる処理をプ
リロールと呼び、所定の位置から記録再生させるため
に、その位置をサーボロックさせる処理をシンクと呼ん
でいる。任意のレートで入力されてくるデータは、ま
ず、バッファメモリ5に入力される。このとき記録再生
すべき位置よりシンクすべき数だけ前にテープを持って
きておき、バッファにデータがいっぱいになる前に、記
録再生コマンドをデータ記録再生部7に与え、テープを
走行させる。つまり、プリロールとシンクの期間中にデ
ータを書き込むことになる。
【0054】理想的には、バッファメモリ5の最後の番
地にデータが書かれたときに、バッファメモリ5の最初
の位置のデータが読み出され、テープの所定位置にその
データが記録されるようにコントロールされるのが望ま
しい。装置の記録レートが入力データより早いため、し
ばらくするとバッファメモリ5のバンクの追い越しが起
きることになる。
【0055】このとき、追い越しを起こさないように装
置を停止させなければならない。ここでは、バンクの切
り替えの時間をVR FIFO4、DR FIFO6で
吸収するようにしている。以下、入力データがなくなる
まで、その動作を繰り返すことにより、バッファ容量を
最小限にして、可変レートの記録再生を実現できる。ま
た、入力データのレートを測定することにより、バッフ
ァがいっぱいになる時間が予測でき、プリロールタイム
やシンクタイムが既にわかっているので、最適な動作を
実現させることができる。
【0056】本実施例のデータ記録再生装置の制御部の
フローチャートを図6に示す。スタートして、ステップ
S1でVR FIFO4からバッファメモリ5のバンク
にバンク数B0 のデータを書き込む。ステップS2でタ
イムラインイベントを定義し、データ記録再生部へ送
る。ステップS3でプリロール開始要求をデータ記録再
生部へ送る。ステップS4でVR FIFO4からバッ
ファメモリ5のバンクにバンク数Bp のデータを書き込
む。
【0057】ステップS5でデータ記録再生部がプリロ
ールを完了したことを確認する。ステップS6でタイム
ライン要求をデータ記録再生部へ送る。ステップS7で
VRFIFO4からバッファメモリ5のバンクにバンク
数BSEのデータを書き込む。ステップS8でデータ記録
再生部がタイムラインを完了したことを確認する。ステ
ップS9で他のデータがあるかどうかの判断をし、他の
データがあればステップS2に戻ってステップS2〜ス
テップS9までの処理を繰り返し、他のデータ無けれ
ば、エンドで終了する。
【0058】また、本発実施例のデータ記録再生装置の
データ記録再生部のフローチャートを図7に示す。スタ
ートして、ステップS10で制御部からタイムラインイ
ベントを受け付ける。ステップS11で制御部からプリ
ロール開始要求を受け付ける。ステップS12でプリロ
ールを実行する。ステップS13でスタンバイ状態にな
る。
【0059】ステップS14でプリロールを完了したこ
とを制御部へ知らせる。ステップS15で制御部からタ
イムライン要求を受け付ける。ステップS16でシンク
状態になる。ステップS17でバッファメモリのバンク
からバンク数BL のデータを書き込む。ステップS18
で記録エラーか否かを判断する。記録エラーか否かの判
断は、上述したコンフィデンスヘッドの同時再生された
データをモニターすることにより行われる。ステップS
18で記録エラーであれば、ステップS19でメモリー
上のヘッダー領域にリトライ情報を書く。そして、ステ
ップS20でメモリー上のデータ、ヘッダーをテープに
書くためメモリーマネジメントポインターを書き換え
る。次に、ステップS21でタイムライン完了を制御部
へ知らせる。ステップS18で記録エラーでない場合も
ステップS21に移行する。ステップS22で他のデー
タがあればステップS10に戻ってステップS10〜ス
テップS22までの処理を繰り返し、他のデータが無け
れば、エンドで終了する。
【0060】また、本実施例のデータ記録再生装置のタ
イムチャートを図8に示す。まず、tb0+tp +ts
e1の時間に、VR FIFO4からバッファメモリ5
のバンクにバンク数(BP +BSE)のデータを書き込
む。これをバンク数BL としてte0の時間にデータ記録
再生部に記録する。
【0061】従って、バンク数の等式は、
【0062】
【数1】B0 +Bp +(BSE−B0 )=BL これより、
【0063】
【数2】Bp +BSE=BL ここで、B0 :オフセットバンク数、Bp :データ記録
再生部がプリロール・スタンバイの間にVR FIFO
4からバッファメモリ5のバンクに書くバンク数、
SE:データ記録再生部がシンクおよび記録の間にVR
FIFO4からバッファメモリ5のバンクに書くバン
ク数、BL :1回のタイムライン処理で、バッファメモ
リ5のバンクからデータ記録再生部に書くバンク数、と
する。
【0064】いま、バンクサイズ、バンク数、入力レー
ト、データ記録再生部の速度を定数として与える。この
とき、バリアブルレートのバッファメモリとして、正し
く動作するためのBp 、BSE、BL の値を求めれば良
い。
【0065】このとき、バリアブルレートのバッファメ
モリとしての条件は2つあり、第1の条件として、デー
タ記録再生部7が記録状態以外のアイドル状態のとき、
バッファメモリ5は、記憶容量があふれないようにする
ことである。第2の条件としては、データ記録再生部7
が記録状態のとき、バッファメモリ5は、VR FIF
O4からデータを追い越さないようにすることである。
【0066】ここで、BPSI :入力レート[Mbyte
/sec]、BPSO :データ記録再生部7の記録レート
[Mbyte/sec]とすると、バッファメモリ5の
容量は256メガバイト、先行書き込みのオフセット分
が4メガバイトなので、第1の条件より、
【0067】
【数3】(Tp +TS )×BPSI 〈(256−4)=2
52[Mbyte]
【0068】ところで、Tp 時間にVR FIFO4か
らバンクに書かれるデータ量は、
【0069】
【数4】Tp ×BPSI =Bp ×4[Mbyte] 従って、
【0070】
【数5】Tp =4Bp /BPSI 数5を数3に代入して整理すると、
【0071】
【数6】Bp 〈(252−TS ×BPSI )/4
【0072】一方、第2の条件より、1サイクル分のデ
ータ書き込み完了時刻より、タイムラインの完了時刻が
大きいので、
【0073】
【数7】te1〈te0
【0074】ところで、1サイクルのVR FIFO4
からバンクへの入力データ量は、1サイクルのデータ記
録再生部7への書き込みデータ量と等しいので、
【0075】
【数8】4[Mbyte]+(tp +ts +te1)×B
PSI =4[Mbyte]×BL ここで、数5を数8に代入して整理すると、
【0076】
【数9】te1=(4BL −4−4Bp )/BPSI −ts
【0077】ところで、
【0078】
【数10】4BL =te0・BPSO 従って、
【0079】
【数11】te0=4BL /BPSO 数7に数9と数11を代入して整理すると、
【0080】
【数12】BL 〈(4Bp +ts ・BPSI +4)・B
PSO /4(BPSO −BPSI
【0081】従って、Bp 、BSE、BL の値は、数2、
数6、数12のような式を満足する値を求めることによ
り計算することができる。このような計算値により、動
作をする例を図9および図10に示す。まず、Bp の計
算においては、ts =2.8[sec]、BPSI は、ク
ロック誤差等を考慮して、20パーセント早めに計算す
ると良い(3.75[Mbyte/sec]→4.5
[Mbyte/sec])。つまり、バッファメモリ5
があふれにくい方向に余裕を取るようにする。
【0082】つぎに、BL の計算においては、ts
2.8[sec]、BPSO は図9に示す32[Mbyt
e/sec]と図10に示す16[Mbyte/se
c]の場合とを計算した。
【0083】つぎに、BSEの計算においては、BSE=B
L −Bp より求める。
【0084】上例によれば、入力レート測定部10によ
り測定された入力レートがデータ記録再生部7による最
高記録レートより低いときに、制御用CPU1により、
データ記録再生部7に対して予め記録再生すべき位置よ
り所定位置だけ前にテープを移動させ、所定位置から記
録再生を開始するようにさせ、少なくともバッファメモ
リ5の複数の記録部の最前部から最後部の記憶部までに
データが記憶される前に、バッファメモリ5の最前部の
記憶部に記憶されたデータを所定位置から記録再生させ
るように制御するようにしたので、回路構成および機械
構成の変更を行わないで可変速のデータの記録再生をす
ることができ、入力データレートの自動計測を行うこと
ができ、レート設定を変更し直す必要がなく、常に最適
な制御を行うことができる。
【0085】また、上例によれば、上述において、バッ
ファメモリ5は独立してデータの記憶および読み出しが
可能な、複数の記憶部としての複数のバンクを有するバ
ッファメモリ5であり、データ記録再生部7の記録再生
動作がバッファメモリ5の複数のバンクの切り替えより
前に行われると判断されたときには、制御用CPU1は
複数のバンクへの切り替え時まで、データ記録再生部7
の記録再生を停止させるので、データ記録再生部9の記
録再生動作がバッファメモリ5の複数のバンクの切り替
え動作を追い越さないようにして、常に最適な制御を行
うことができる。
【0086】また、上例によれば、上述において、デー
タ供給装置とバッファメモリ5の間にVR FIFO4
を設け、データ記録再生部7が記録動作以外のアイドル
状態であって、バッファメモリ5の記憶容量があふれな
いように制御用CPU1により複数のバンクを切り替え
るときに、VR FIFO4は、バッファメモリ5の複
数のバンクの切り替え時間を吸収するようにデータ供給
装置から供給されるデータを記憶し、データ記録再生部
9が記録状態のとき、バッファメモリ5は、VR FI
FO4から供給されるデータを追い越さないように制御
用CPU1により複数のバンクを切り替えるようにする
ので、回路構成および機械構成の変更を行わないで可変
速のデータの記録を行うことができる。
【0087】また、上例によれば、上述において、バッ
ファメモリ5からの出力側にDRFIFO7を設け、デ
ータ記録再生部9が再生動作以外のアイドル状態であっ
て、バッファメモリ5の記憶容量があふれないように制
御用CPU1により複数のバンクを切り替えるときに、
DR FIFO7は、バッファメモリ5の複数のバンク
の切り替え時間を吸収するようにバッファメモリ5から
供給されるデータを記憶し、データ記録再生部7が再生
状態のとき、バッファメモリ5は、DR FIFO7か
ら出力されるデータを追い越さないように制御用CPU
1によりバッファメモリ5の複数のバンクを切り替え
て、DR FIFO7からデータを出力するので、回路
構成および機械構成の変更を行わないで可変速のデータ
の再生をすることができる。上例によれば、タイムライ
ン制御によるデータ記録再生部7にも適用することがで
きる。
【0088】
【発明の効果】この発明のデータ記録再生装置によれ
ば、データ記録時にはデータ供給装置から供給されるデ
ータを複数の記憶部に一時的に蓄積し、データ再生時に
は再生されたデータを複数の記憶部に一時的に蓄積する
記憶手段と、データ記録時には記憶手段に記憶されたデ
ータを記録し、データ再生時には記録されたデータを読
み出して記憶手段に記憶する回転ヘッドによりテープに
対してデータの記録および再生を行うと共に、データ記
録時に記録したデータを記録直後に再生し、データの記
録状態に応じてデータの再記録を行う記録再生手段と、
データ記録時には記憶手段の複数の記憶部に記憶するデ
ータの記録量を制御すると共に、各斜めトラック毎にヘ
ッダー領域とデータ領域とを設けるヘッダー記録モード
と、各斜めトラック毎にデータ領域のみを設けるノーマ
ル記録モードとを切り替え可能に制御する制御手段とを
備え、ヘッダー記録モードにおいて、データ記録時にデ
ータ領域におけるデータの記録状態に応じてあるトラッ
クにデータの再記録を行う際に、直前にデータの記録を
行ったあるトラックとは異なる他のトラックにデータの
再記録を行うようにし、再記録に関する情報を他のトラ
ックのヘッダー領域にトラック毎に記録再生手段により
記録し、データ再生時にあるトラックまたは他のトラッ
クの少なくとも一方に記録されたデータを記録再生手段
により再生し、あるトラックまたは他のトラックに記録
されたデータのうち、少なくとも再生が可能な方のデー
タを有効データとするようにしたので、再記録を行う際
に、記録動作を停止させることなく、しかも、記録位置
を先の記録が失敗した位置に戻すことなく、連続して記
録を行うので、無駄な処理時間を費やすことがなく、高
速のデータ記録レートを保証することができ、しかも、
データの記録再生の信頼性を向上させることができ、高
速アプリケーションを実現することができるという効果
を奏する。
【0089】また、発明のデータ記録再生装置によれ
ば、上述において、ヘッダー記録モードにおいて、再記
録に関する情報は、再記録を示す情報とタイムコードの
情報であるので、再記録のデータであることおよびその
時間情報を知ることができるので、データ管理を容易に
行うことができるという効果を奏する。
【0090】また、発明のデータ記録再生装置によれ
ば、上述において、ヘッダー記録モードにおいて、再記
録を行う際に、あるトラックに連続して他のトラックを
所定ブロック単位でデータの再記録を行うようにしたの
で、記録動作の処理を連続して行うことができるという
効果を奏する。
【0091】また、発明のデータ記録再生装置によれ
ば、上述において、ヘッダー記録モードにおいて、再記
録を行う際に、記憶手段が有する複数の記憶部の数を増
やすように調整し、データの再記録を行うようにしたの
で、再記録を行う際にも、高速のデータ記録レートを保
証することができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデータ記録再生装置の一実施例の構成
を示すブロック図である。
【図2】本発明のデータ記録再生装置の一実施例のテー
プフォーマットである。
【図3】本発明のデータ記録再生装置の一実施例のデー
タフォーマットである。
【図4】本発明のデータ記録再生装置の一実施例のバッ
ファメモリの構成図である。
【図5】本発明のデータ記録再生装置の一実施例のDM
A動作を示す図である。
【図6】本発明のデータ記録再生装置の一実施例の制御
部のフローチャートである。
【図7】本発明のデータ記録再生装置の一実施例のデー
タ記録再生部のフローチャートである。
【図8】本発明のデータ記録再生装置の一実施例のタイ
ムチャートである。
【図9】本発明のデータ記録再生装置の一実施例の動作
を説明する図である。
【図10】本発明のデータ記録再生装置の一実施例の動
作を説明する図である。
【符号の説明】
1 制御用CPU 2 シリアル/パラレル変換器(S/P P/S) 3 入出力データ制御部 4 VR FIFO 5 バッファメモリ 6 DR FIFO 7 データ記録再生部 8 クロック信号発生器 9 入力レート測定部 10 IRIGタイムコード制御部 11 磁気テープ 12 ヘリカルデータトラック 13 コントロールトラック 14 アノテーショントラック 15 アノテーショントラック 16 ヘッダー領域 17 データ領域 18 記録を失敗したブロック 19 リトライとしてのデータ 21 トラックセットデータ 22 ヘッダー領域 23 データ領域 24 ヘッダーID 25 コントロールフラグ 26 トラックセットID 27 TCデータ 28 TCユーザデータ 29 拡張ユーザデータ 30 リザーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11B 20/12 103 9295−5D G11B 20/12 103

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 データ記録時にはデータ供給装置から供
    給されるデータを複数の記憶部に一時的に蓄積し、デー
    タ再生時には再生されたデータを複数の記憶部に一時的
    に蓄積する記憶手段と、 データ記録時には上記記憶手段に記憶されたデータを記
    録し、データ再生時には記録されたデータを読み出して
    上記記憶手段に記憶する回転ヘッドによりテープに対し
    てデータの記録および再生を行うと共に、データ記録時
    に記録したデータを記録直後に再生し、上記データの記
    録状態に応じて上記データの再記録を行う記録再生手段
    と、 データ記録時には上記記憶手段の複数の記憶部に記憶す
    るデータの記録量を制御すると共に、各斜めトラック毎
    にヘッダー領域とデータ領域とを設けるヘッダー記録モ
    ードと、各斜めトラック毎にデータ領域のみを設けるノ
    ーマル記録モードとを切り替え可能に制御する制御手段
    とを備え、 上記ヘッダー記録モードにおいて、データ記録時にデー
    タ領域におけるデータの記録状態に応じてあるトラック
    に上記データの再記録を行う際に、直前に上記データの
    記録を行った上記あるトラックとは異なる他のトラック
    に上記データの再記録を行うようにし、上記再記録に関
    する情報を上記他のトラックのヘッダー領域にトラック
    毎に上記記録再生手段により記録し、 データ再生時に上記あるトラックまたは他のトラックの
    少なくとも一方に記録された上記データを上記記録再生
    手段により再生し、上記あるトラックまたは他のトラッ
    クに記録された上記データのうち、少なくとも再生が可
    能な方の上記データを有効データとするようにしたこと
    を特徴とするデータ記録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のデータ記録再生装置にお
    いて、 上記ヘッダー記録モードにおいて、上記再記録に関する
    情報は、再記録を示す情報とタイムコードの情報である
    ことを特徴とするデータ記録再生装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載のデータ記録再生装置にお
    いて、 上記ヘッダー記録モードにおいて、上記再記録を行う際
    に、上記あるトラックに連続して上記他のトラックを所
    定ブロック単位で上記データの再記録を行うようにした
    ことを特徴とするデータ記録再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載のデータ記録再生装置にお
    いて、 上記ヘッダー記録モードにおいて、上記再記録を行う際
    に、上記記憶手段が有する複数の記憶部の数を増やすよ
    うに調整し、上記データの再記録を行うようにしたこと
    を特徴とするデータ記録再生装置。
JP29704495A 1995-11-15 1995-11-15 データ記録再生装置 Pending JPH09139029A (ja)

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JP29704495A JPH09139029A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 データ記録再生装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003079351A1 (fr) * 2002-03-19 2003-09-25 Sony Corporation Support d'enregistrement, procede d'enregistrement et dispositif d'enregistrement/lecture
WO2005088638A1 (ja) * 2004-03-10 2005-09-22 Nec Corporation 情報記録媒体の記録再生方法および情報記録再生装置

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