JPH09213004A - データ記録再生装置 - Google Patents

データ記録再生装置

Info

Publication number
JPH09213004A
JPH09213004A JP4073296A JP4073296A JPH09213004A JP H09213004 A JPH09213004 A JP H09213004A JP 4073296 A JP4073296 A JP 4073296A JP 4073296 A JP4073296 A JP 4073296A JP H09213004 A JPH09213004 A JP H09213004A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
recording
buffer memory
reproducing
banks
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4073296A
Other languages
English (en)
Inventor
Fumiyoshi Abe
文善 阿部
Takeshi Ninomiya
健 二宮
Kazuo Yoshimoto
一男 吉本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4073296A priority Critical patent/JPH09213004A/ja
Publication of JPH09213004A publication Critical patent/JPH09213004A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Signal Processing For Digital Recording And Reproducing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ヘリカルスキャン型レコーダにおいて逆転再
生を可能とし、その場合に最小限のメモリ容量で、高速
の再生データを出力可能とする。 【解決手段】 所定区間の再生動作で発生したデータが
バッファメモリに対して書込まれ、バッファメモリから
逆の順序でデータが読出され、逆転再生がなされる。バ
ッファメモリは、複数のバンクに細分化される。そし
て、データ読出しがなされた分からまた書込むことによ
って、最小限のメモリで、高速の再生データを出力可能
とする。その場合に、バンクに対する管理が必要とな
り、待ち時間tw を設け、この待ち時間tw によって、
次の再生の開始を調整する。また、同一のバンクに対し
て、書込みと読出しが重ならないように、競合を調整す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば工業計測
用のデータレコーダに適用できるデータ記録再生装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】一般的に、工業計測用に使用されている
データレコーダ等のデータ記録再生装置は、1個または
複数個の固定ヘッドを有し、この固定ヘッドによりデー
タの記録再生を行なう。そして、記録再生時にテープの
スピードを変えることにより、比較的簡単にレートの異
なるデータの記録および再生を行なうことができる。し
かし、従来のデータ記録再生装置では固定ヘッドを用い
るため、テープとヘッドの相対スピードを上げるには、
膨大な長さのテープを高速で走行させる必要がある。こ
の方法は実用的ではなく、従って、実用的には記録およ
び再生レートを高くする必要がある。
【0003】そこで、情報処理技術の進歩により、大容
量の高速ディジタルデータレコーダと回転ヘッドを用い
たヘリカルスキャンによって、記録再生を行なうデータ
記録再生装置が考えられている。この回転ヘッドを用い
ることで、テープの相対スピードを上げることができ、
さらに、記録波長を飛躍的に短くできる。例えば、記録
速度を256(Mbps)等にして、大容量のデータの
記録再生を行なうことができる。
【0004】しかしながら、ヘリカルスキャン型のデー
タ記録再生装置では、入力データレートに応じた回転ヘ
ッドの回転数の変更や、テープスピードの変更が困難で
あり、固定レートによるデータ記録、或いは、段階的な
固定レート(半固定レート)によるデータ記録の選択が
できる程度である。半固定レートは、回転ヘッドが取り
付けられたドラム回転数とテープ速度によって実現でき
る。すなわち、ドラム回転数N、テープ速度Sの時に、
例えば256Mbps のデータを記録できる時に、ドラム
回転数をN/2、テープ速度をS/2とすることによっ
て、128Mbps のデータを記録でき、さらに、ドラム
回転数をN/4、テープ速度をS/4とすることによっ
て、64Mbps のデータを記録できる。しかしながら、
入力データレートが例えば84Mbps の場合では、12
8Mbps あるいは256Mbps のレートのモードを使用
することになるが、効率が悪い問題が生じる。
【0005】このような効率の低下を防止するために、
任意のレートの入力データに対応することを可能とした
データ記録/再生装置が本願発明者により提案されてい
る。これは、可変レートの入出力データに対応するべ
く、バッファメモリを装備すると共に、入出力データの
レートに比して、記録再生するデータレートを高いもの
とし、バッファメモリのオーバーフローあるいはアンダ
ーフローが生じないように、記録/再生動作を間欠的に
行うものである。
【0006】すなわち、記録時には、バッファメモリに
ある程度の入力データが蓄えられると、より高いレート
でもって記録媒体上にバッファメモリの内容を記録し、
バッファメモリの内容をある程度記録したら、アンダー
フローが生じないように記録動作を停止し、バッファメ
モリにデータが溜まるのを待ち、そして、再び記録動作
を行うものである。再生時には、再生データをバッファ
メモリに蓄え、バッファメモリが オーバーフローしそ
うになると、再生動作を停止し、バッファメモリの内容
がある程度減少したならば、再生動作を再開するもので
ある。このような可変データレートに対応可能なデータ
記録再生装置では、バッファメモリのアンダーフロー、
オーバーフローを生じないように、データフローを制御
することが要請される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述したデータ記録再
生装置において、記録されたテープの最後尾のデータか
ら読出す再生(逆転再生と称する)を行えることが好ま
しい。例えば人工衛星が地球を観測して、その反対側で
データを地球に送り返す場合、テープを巻戻してから再
生する必要があるが、人工衛星内の電力事情や、テープ
および機器の信頼性からそれができない状況がある。そ
のため、衛星からは、逆転でデータを送ってくることが
ある。地球ではそのデータをテープの先頭から順次、テ
ープの後方へ記録する。再生時には、部分的にテープの
最後部から再生し、再生されたデータをバッファメモリ
に記憶し、バッファメモリからのデータを逆順に読出す
ことによって、正規の順序でデータを再生する。このよ
うに、逆転再生動作が必要になることがある。ヘリカル
スキャン型のレコーダでは、テープを逆方向に読むこと
ができないので、バッファメモリを使用してデータの順
序を反対とするようになされる。
【0008】従って、この発明の目的は、先に提案した
可変データレート対応のデータ記録再生装置の改良に関
し、特に、最小限のメモリ容量で、高速の逆転再生を行
うことを可能としたデータ記録再生装置を提供すること
にある。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、可変レート
の入力データがバッファメモリに書込まれ、バッファメ
モリから読出されたデータを記録再生部により記録媒体
上に記録し、記録再生部により記録媒体から再生された
データをバッファメモリに書込み、バッファメモリから
出力データを得るようにしたデータ記録再生装置であっ
て、プリロール動作と、シンク動作と、再生動作とを繰
り返すことによって、記録媒体上のデータの後側のデー
タから所定部分ずつ再生すると共に、再生されたデータ
をバッファメモリに書込み、バッファメモリの書込みア
ドレスまたは読出しアドレスを制御することによって、
テープから再生された順序と逆の順序でバッファメモリ
から読出しを行う逆転再生が可能とされ、読出しデータ
のレートよりも記録再生部の再生データのレートがより
大きいようになされたデータ記録再生装置において、バ
ッファメモリを複数のバンクに細分化し、再生データを
複数のバンクに対して書込む場合、書込む予定のバンク
が空いている場合には、そこに書込み、空いていない場
合、既に読出されたバンクに書込み、さらに、今回の再
生で書かれた一番最初の所から順に上書きするように、
複数のバンクを管理することを特徴とするデータ記録再
生装置である。
【0010】逆転再生を行うために、再生データの書込
みと読出し動作が重ならないように、CPUが持ってい
るマップを参考して、再生データを予定した空いたバン
クに書込み、また、既に読出されたバンクに書込み、さ
らに、そのときの再生データが書かれたバンクの一番最
初の所から順に上書きする。それによって、最小限のメ
モリ容量で、高速のレートの逆転再生データを得ること
ができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、この発明を適用できる先に
提案されている可変データレートに対応可能なデータ記
録再生装置の一例について説明する。図1は、この装置
の構成を示す。このデータ記録再生装置は、例えば、衛
星から資源探査用のデータがパケットとして受信され、
この受信されたデータを記録する用途に用いられるもの
である。入力データは、可変レートのデータである。
【0012】図1に示すように、ディジタルデータが流
れるデータバスには、制御用CPU1、シリアル/パラ
レルまたはパラレル/シリアル変換回路2(以下、S/
P(P/S)2と称する)、入出力データ制御部3、F
IFO4、バッファメモリ5、FIFO6、データ記録
再生部7、クロック信号発生器8、入力レート測定部
9、IRIGタイムコード制御部10が結合されてい
る。入力データは、可変レートのデータであり、一方、
データ記録再生部7の記録/再生データのレートは、固
定である。なお、IRIGタイムコードは、工業計測用
データに対して付加される時刻情報であり、データと共
にヘリカルトラックに対して記録される。
【0013】そして、第1のデータラインには、S/P
(P/S)2、入出力データ制御部3、FIFO4、バ
ッファメモリ5、FIFO6、データ記録再生部7、ク
ロック信号発生器8、IRIGタイムコード制御部10
が接続されている。また、第2のデータラインには、制
御用CPU1、S/P(P/S)2、入出力データ制御
部3、FIFO4、バッファメモリ5、FIFO6、デ
ータ記録再生部7が接続されている。
【0014】制御用CPU1は、全体のシステム制御を
行なうものであり、主に、データの流れを制御したり、
データ記録再生部7の動作を制御するプログラムが書込
まれている。この制御用CPU1は、例えば、GPIB
やRS232C等の通信回線により外部に接続され、外
部からのコマンドが受け付け可能とされている。そし
て、制御用CPU1の制御の下で、データ記録再生部7
が記録動作および再生動作を行う。
【0015】S/P(P/S)2は、外部からシリアル
で入力されたデータをパラレルデータに変換し、また、
データ記録再生部7の再生時には、パラレルデータをシ
リアルデータに変換し、外部に出力するものである。入
出力データ制御部3は、S/P(P/S)2を制御し、
パラレルデータ、あるいはシリアルデータを選択するた
めのものである。
【0016】FIFO4は、入出力データ制御部3とバ
ッファメモリ5との間に介在され、FIFO5は、バッ
ファメモリ5とデータ記録再生部7との間に介在され
る。FIFO(ファーストインファーストアウトメモ
リ)4は、データ記録再生部7のデータ記録時に使用さ
れるものである。このFIFO4は、連続的に入力され
る可変レートのデータに対して、図1に示すインターフ
ェースシステムがデータ転送に関与していない時間の入
力データを一時的に蓄えるためのバッファの役目を有す
る。入出力データ制御部3からFIFO4への書込みに
必要なタイミング信号は、外部からの入出力クロックか
ら得るようになされている。
【0017】バッファメモリ5は、図3Aに示すよう
に、バンク0〜バンク63までの64個のバンクに細分
化されている。この64個のバンクは、それぞれ独立
に、書込みおよび読出し動作を指定することができる。
これによって、読出し動作と書込み動作が同一のバンク
に対して重複しないようになされる。図3Aに示す例で
は、全体容量が256メガバイト、各バンクの容量が4
メガバイトである。これにより、バッファメモリ5を拡
張可能とし、広範囲のレートに対応することができる。
さらに、各バンクを一例として4メガバイトとしたが、
データ記録再生部7の1トラックのデータサイズ(14
4,432バイト)とすることにより、より効率の良い
データフロー制御が可能となる。この1トラックのデー
タ単位を1IDトラックと称する。図3Bに示すよう
に、この場合では、ID0〜ID1857のバンクが構
成される。
【0018】このバッファメモリ5の容量は、実際には
記録再生すべきデータの速度に依存する。データ記録再
生部7がテープ上のデータを記録再生を開始するポイン
トでサーボをロックさせた状態にさせるため、それより
前の位置にテープを止めてその位置からスタートさせる
動作が必要となる。そのために、この間のデータをバッ
ファメモリ5に蓄えなければならない。FIFO4とバ
ッファメモリ5とは、図示しないDMA(ダイレクトメ
モリアクセス)により、データ転送される。
【0019】そして、このバッファメモリ5の動作が制
御用CPU1により制御される。データ記録再生部7
は、固定レートあるいは半固定レートのデータ記録/再
生部であり、バッファメモリ5に蓄えられたデータを記
録し、或いは、テープ上のデータを読出してバッファメ
モリ5に蓄えるものである。可変レートの入力データが
最高レートの場合でも、データ記録再生部7がこの入力
データを記録できるように、その記録再生データレート
が設定されている。バッファメモリ5とデータ記録再生
部7は、FIFO6を介して結合されている。
【0020】FIFO(ファーストインファーストアウ
トメモリ)6は、データ記録再生部7のデータ記録/再
生時に使用される。そして、FIFO6は、連続して入
力されるデータに対して、システムがデータ転送に関与
していない時間の出力データを一時的に蓄えるためのバ
ッファの役目をするものである。FIFO6とバッファ
メモリ5とは、図示しないDMAにより、データ転送さ
れる。また、FIFO6とデータ記録再生部7の間も、
DMAにより、データが高速転送される。
【0021】図2に、この発明の一実施例のテープフォ
ーマットを示す。データ記録再生部7は、ヘリカルスキ
ャン方式の記録/再生装置であり、回転ドラムに例えば
90°の対向間隔で、4個の磁気ヘッドが取り付けら
れ、ドラムの側面に斜めに巻付けられた磁気テープをこ
れらの磁気ヘッドが順次トレースすることによって、図
2に示すような斜めのトラックが形成される。ドラムの
1回転によって4本の斜めのトラックが形成される。
【0022】図2に示すように、磁気テープ11上に斜
めに記録されたヘリカルデータトラック12の他に、長
手方向のトラックが形成される。長手方向のトラックと
しては、トラック番号やサーボコントロールに必要な制
御信号を記録するコントロールトラック13、付随デー
タをアナログ信号として記録するアノテーショントラッ
ク14および15が形成される。コントロールトラック
13には、トラックセットIDが記録されている。トラ
ックセットIDは、4本のトラックを単位とするテープ
上の位置情報である。
【0023】上述した一実施例のデータ記録再生装置の
動作について説明する。まず、データ記録時において、
外部からの入力データが、入出力データ制御部3、FI
FO4を介してバッファメモリ5に書込まれる。バッフ
ァメモリ5に記憶されていたデータがFIFO6を介し
てデータ記録再生部7に供給される。そして、このデー
タ記録再生部7において、テープ上にデータが記録され
る。また、データ記録再生装置の再生時において、テー
プ上に記録されているデータがデータ記録再生部7で再
生され、再生されたデータがFIFO6を介してバッフ
ァメモリ5に書込まれる。バッファメモリ5に蓄えられ
ていたデータが、FIFO4、入出力データ制御部3を
介して外部に出力される。
【0024】さらに、データ記録再生装置の可変レート
への対応について説明する。ここでは、固定レートある
いは半固定レートの記録が可能なデータ記録再生部7の
最高レートより低いレートの入力データをテープ上に記
録する動作について説明する。なお、これと逆に入出力
データのレートが記録再生レートより高い場合は、外部
からの連続的な入出力データに対しては、記録動作を停
止することができないので、バッファメモリがあふれて
しまう。
【0025】データ記録再生部7によりテープの各トラ
ック(またはドラム1回転で形成される4本のトラッ
ク)に記録されるデータ量は、一例として、144,4
32バイトである。そして、図2に示すテープのコント
ロールトラック13には、トラックセットIDが記録さ
れる。このトラックセットIDを使用して、所定位置に
テープを止め、その位置から記録再生を開始するように
動作させる。従って、タイムライン処理の動作が可能で
ある。ここで、テープの位置を記録再生開始位置より前
に移動する処理をプリロールと称する。また、テープの
所定位置から記録再生させるために、所定位置でサーボ
ロックさせる処理を、シンクと称する。プリロール等の
テープ移動量は、コントロールトラック13に記録され
ているトラックセットIDによって規定される。
【0026】データ記録再生装置に任意のレート(ここ
では、データ記録再生部7の最高レートより低いレー
ト)で入力されたデータは、先ず、バッファメモリ5に
入力される。このとき、テープを記録再生すべき位置よ
りシンクすべき数だけ前に移動させておき、バッファメ
モリ5にデータがいっぱいになる前に、記録再生コマン
ドをデータ記録再生部7に供給してテープを走行させ
る。すなわち、プリロールしてシンク動作を行い、サー
ボロックがかかった状態になり、そこからバッファから
のデータがテープ上に記録される。
【0027】理想的には、バッファメモリ5の最後の番
地にデータが書かれたときに、バッファメモリ5の最初
の番地のデータが読出される。そして、このバッファメ
モリ5から読出されたデータをデータ記録再生部7によ
りテープの所定位置に記録がなされるようにコントロー
ルするのが望ましい。しかし、ここで問題が生ずる。デ
ータ記録再生部7によってテープ上に記録される記録レ
ートは、バッファメモリ5に書かれる入力データより速
いので、しばらくすると、バッファメモリ5においてバ
ンクの追越しが生じる。この追越しが生じないように、
データ記録再生部7における記録動作を停止しなければ
ならない。この一実施例では、バッファメモリ5のバン
クの切り換え時間をFIFO4およびFIFO6によっ
て吸収している。
【0028】このように、バッファメモリ5に書かれる
入力データが無くなるまで、上述の動作を繰り返す。こ
のことにより、バッファメモリ5のバッファメモリ容量
を最小限にし、可変レートでの記録動作を実現すること
ができる。さらに、バッファメモリ5に書かれる入力デ
ータのレートを入力レート測定部9によって測定するこ
とにより、バッファメモリ5がいっぱいになる時間が予
測することができる。そして、予めプリロールタイムや
シンクタイムが分かっているので、よって、誤差の無い
最適な動作を実現することが可能である。
【0029】ここで、バッファメモリの制御を説明する
ための符号を以下に示す。Bo:オフセットバンク数、
Bpso:データ記録再生部7の記録レート〔Mbps
〕、Bpsi:データ記録再生部7への入力レート
〔Mbps 〕、Bp:データ記録再生部7がプリロール・
スタンバイの間にFIFO4からバッファメモリ5のバ
ンクに書くバンク数、BL:1回のタイムライン処理で
バッファメモリ5のバンクからデータ記録再生部7に書
くバンク数、Bse:データ記録再生部7がシンクおよ
び記録の間にFIFO4からバッファメモリ5のバンク
に書くバンク数、をそれぞれ表している。ここでのタイ
ムラインとは、スケジューリングのスケールとしてのカ
ウント値を発生するカウンタ、或いは、タイムライン
(カウンタ)のカウンタ値をスケールとして作られたス
ケジュールである。
【0030】図4は、制御用CPU1の制御動作を示
す。ステップS1では、FIFO4からバッファメモリ
5のバンクにバンク数Boのデータを書込み、処理がス
テップS2へ進む。ステップS2では、イベントを定義
し、この定義されたイベントがデータ記録再生部7に供
給され、処理がステップS3へ進む。ステップS3で
は、プリロール開始命令をデータ記録再生部7へ供給
し、処理がステップS4へ進む。ステップS4では、F
IFO4からバッファメモリ5のバンクにバンク数Bp
のデータを書込み、処理がステップS5へ進む。
【0031】ステップS5では、データ記録再生部7が
プリロールを完了したことを確認し、処理がステップS
6へ進む。ステップS6では、タイムラインのラン命令
をデータ記録再生部7へ供給し、処理がステップS7へ
進む。ステップS7では、FIFO4からバッファメモ
リ5のバンクにバンク数Bseのデータを書込み、処理
がステップS8へ進む。ステップS8では、データ記録
再生部7がイベントを完了したことを確認し、処理がス
テップS9へ進む。ステップS9では、バッファメモリ
5に他のデータがあるかどうかを判断する。若し、他の
データがある場合には、ステップS2に戻る。また、バ
ッファメモリ5に他のデータがない場合には、終了す
る。
【0032】図5は、データ記録再生部7の動作の流れ
を示すフローチャートである。ステップS10では、制
御用CPU1からイベントを受け付けて、処理がステッ
プS11へ進む。ステップS11では、制御用CPU1
からプリロール開始命令を受け付けて、処理がステップ
S12へ進む。ステップS12では、プリロールを実行
し、処理がステップS13へ進む。ステップS13で
は、スタンバイ状態となり、処理がステップS14へ進
む。
【0033】ステップS14では、プリロールを完了し
たことを制御用CPU1へ知らせ、処理がステップS1
5へ進む。ステップS15では、制御用CPU1からタ
イムラインのラン命令を受け付け、処理がステップS1
6へ進む。ステップS16では、シンク状態となり、処
理がステップS17へ進む。ステップS17では、バッ
ファメモリ5のバンクからのバンク数BLのデータを、
テープ上に書込み、処理がステップS18へ進む。ステ
ップS18では、イベント完了を制御用CPU1へ知ら
せ、処理がステップS19へ進む。ステップS19で
は、バッファメモリ5に他のデータがあるかどうかを判
断する。若し、他のデータがある場合には、ステップS
10に戻る。また、バッファメモリ5に他のデータがな
い場合には、終了する。
【0034】図6は、データ記録再生装置の動作の時間
的流れを示す。図6の上段は、FIFO4からバッファ
メモリ5のバンクへ書込むバンク数を表す。次に、中段
は時間を表し、その下の下段はデータ記録再生部7の状
態を表す。先ず、tbo+tp+ts+te1の時間
に、FIFO4からバッファメモリ5のバンクへバンク
数(Bp+Bse)のデータを書込む。このバンク数
(Bp+Bse)をバンク数BLとし、teoの時間に
データ記録再生部7でテープ上に記録する。
【0035】従って、バンク数の等式は、 Bo+Bp+(Bse−Bo)=BL (1) これより、 Bp+Bse=BL (2) となる。
【0036】ここで、バンクサイズ、バンク数、入力レ
ート、データ記録再生部7の速度を定数とした場合、可
変レートのバッファメモリとして正しく動作するための
Bp、BL、Bseの値を求めればよい。この場合に
は、上述で説明したように、可変レートのバッファメモ
リとしての条件は2つある。第1の条件として、データ
記録再生部7が記録状態以外のアイドル状態のとき、バ
ッファメモリ5がオーバーフローしないようにすること
である。第2の条件としては、データ記録再生部7が記
録状態のとき、バッファメモリ5は、FIFO4からの
データを追い越さないようにすることである。
【0037】第1の条件により、また、バッファメモリ
5の容量が256メガバイト、先行書込みのオフセット
分が4メガバイトから、 (tp+ts)×Bpsi< (256 − 4)=252〔Mbyte 〕 (3) となる。
【0038】ところで、時間tpでFIFO4からバッ
ファメモリ5のバンクに書かれるデータ量は、 tp×Bpsi=Bp×4〔Mbyte 〕 (4) である。
【0039】従って、 tp=4Bp/Bpsi (5) であり、式(5)を式(3)に代入して整理すると、 Bp<(252−ts×Bpsi)/4 (6) となる。
【0040】一方、第2の条件により、1サイクル分の
データ書込み完了時刻よりもタイムラインの完了時刻が
大きいので、 te1<teo (7) である。
【0041】ところで、1サイクルのFIFO4からバ
ッファメモリ5のバンクへ書かれる入力データ量は、1
サイクルのデータ記録再生部7への書込みデータ量と等
しいので、 4〔Mbyte 〕+(tp + ts + te1) × Bpsi = 4〔Mbyte 〕× BL (8) となる。ここで、式(5)を式(8)に代入して整理す
ると、 te1 = (4BL − 4− 4Bp) / Bpsi − ts (9) である。
【0042】そして、 4 BL=teo・Bpso (10) であるので、従って、 teo = 4BL/Bpso (11) となり、式(7)に式(9)と式(11)を代入して整
理すると、 BL<(4Bp+ts・Bpsi+4)・Bpso/4(Bpso−Bpsi) (12) となる。
【0043】よって、Bp、Bse、BLの値は、
(2)、(6)、(12)の式を満足する値を求めるこ
とにより計算することができる。
【0044】図7および図8は、上述の式を満足する例
であり、上述の式による計算値を表わしたものである。
図7に示すように、上段には、それぞれBpso、Bp
si、Bp、BL、Bseを表す。そして、Bpsoが
32〔Mbyte/sec 〕でBpsiが32〔Mbyte/sec 〕の
場合、Bpが36バンク、BLが無限大、Bseも無限
大である。また、Bpsoが32〔Mbyte/sec 〕でBp
siが16〔Mbyte/sec 〕の場合、Bpが49バンク、
BLが122バンク、Bseが73バンクとなる。さら
に、Bpsoが32〔Mbyte/sec 〕でBpsiが8〔Mb
yte/sec 〕の場合、Bpが56バンク、BLが83バン
ク、Bseが27バンクとなる。
【0045】また、図8に示すように、上段には図7と
同様に、それぞれBpso、Bpsi、Bp、BL、B
seを表す。そして、Bpsoが16〔Mbyte/sec 〕で
Bpsiが16〔Mbyte/sec 〕の場合、Bpが49バン
ク、BLが無限大、Bseも無限大である。また、Bp
soが16〔Mbyte/sec 〕でBpsiが8〔Mbyte/sec
〕の場合、Bpが56バンク、BLが125バンク、
Bseが76バンクとなる。さらに、Bpsoが16
〔Mbyte/sec 〕でBpsiが4〔Mbyte/sec 〕の場合、
Bpが59バンク、BLが83バンク、Bseが27バ
ンクとなる。
【0046】先ず、Bpの計算においては、ts= 2.8
〔sec 〕、Bpsiはクロック誤差等を考慮して、例え
ば20パーセント早めに計算するとよい(3.75〔Mb
yte/sec 〕→4.5〔Mbyte/sec 〕)。つまり、バッフ
ァメモリ5がオーバーフローしにくい方向に余裕を取る
ようにする。
【0047】次に、BLの計算において、ts= 2.8
〔sec 〕、Bpsoは32〔Mbyte/sec 〕と16〔Mbyt
e/sec 〕の場合について計算したものである。そして、
Bseの計算においては、Bse=BL−Bpより求め
られる。
【0048】上述のデータ記録再生装置では、図1に示
す入力レート測定部9で測定された入力レートが、デー
タ記録再生部7の最高記録レートより低いときに、制御
用CPU1によりデータ記録再生部7に対して予め記録
再生すべき位置より所定位置だけ前にテープを移動させ
る。そして、この所定位置からデータ記録再生部7によ
り、記録再生を開始するように制御する。少なくとも、
バッファメモリ5の複数の記録部の最前部から最後部の
記憶部までデータが記憶される前に、バッファメモリ5
の最前部の記憶部に記憶されたデータを、所定位置から
データ記録再生部7により記録再生するように制御す
る。よって、可変速のデータの記録再生および入力デー
タレートの自動計測を行なうことができる。さらに、レ
ート設定を変更し直す必要がなく、常に最適な制御を行
うことが可能である。
【0049】また、バッファメモリ5は、独立してデー
タの記憶および読出しが可能とする複数の記憶部とし
て、複数のバンクを有するバッファメモリである。そし
て、データ記録再生部7の記録再生動作がバッファメモ
リ5の複数のバンクに対してなされるデータの書込み読
出し動作より前に行われると判断されたときには、制御
用CPU1がバッファメモリ5の複数のバンクに対して
なされるデータの書込み読出し時まで、データ記録再生
部7の記録再生動作を停止させる。これにより、データ
記録再生部7の記録再生動作がバッファメモリ5の複数
のバンクに対してなされるデータの書込み読出し動作を
追い越さないようにすることができ、常に最適な制御を
行うことができる。
【0050】さらに、図1に示すように、データ供給が
なされる入出力データ制御部3とバッファメモリ5の間
に、FIFO4が設けられる。そして、データ記録再生
部7が記録動作以外のアイドル状態であって、バッファ
メモリ5の記憶容量があふれないように制御用CPU1
により複数のバンクに対してデータの書込み読出しをす
る。この場合、FIFO4がバッファメモリ5の複数の
バンクに対してなされるデータの書込み読出し時間を吸
収するように、入出力データ制御部3から供給されるデ
ータを記憶する。さらに、データ記録再生部7が記録状
態のとき、バッファメモリ5がFIFO4から供給され
るデータを追い越さないように、制御用CPU1により
バッファメモリ5の複数のバンクに対してデータの書込
み読出しがなされる。従って、可変速のデータの記録を
行なうことができる。
【0051】よりさらに、図1に示すように、バッファ
メモリ5の出力側にFIFO6を設け、データ記録再生
部7が再生動作以外のアイドル状態であって、バッファ
メモリ5の記憶容量があふれないように、制御用CPU
1によりバッファメモリ5の複数のバンクに対してデー
タの書込み読出しをする。この場合、FIFO6がバッ
ファメモリ5の複数のバンクに対してなされるデータの
書込み読出し時間を吸収するように、バッファメモリ5
から供給されるデータを記憶する。さらに、データ記録
再生部7が再生状態のとき、バッファメモリ5がFIF
O6から出力されるデータを追い越さないように、制御
用CPU1によりバッファメモリ5の複数のバンクに対
してデータの書込み読出しがなされる。そして、FIF
O6からデータが出力されるので、可変速のデータの再
生を行なうことができる。
【0052】上述したデータ記録再生装置は、可変速の
データの記録再生および入力データレートの自動計測を
行うことができ、レート設定を変更し直す必要がない。
また、記録再生動作がバッファメモリの複数のバンクに
対してなされるデータの書込み読出し動作を追い越さな
いようにすることができる。さらに、先入れ先出しメモ
リからデータの出力を行なう。従って、回路構成および
機械構成の変更を行なわないで、常に最適な制御を行う
ことができる。
【0053】この発明は、上述したデータ記録再生装置
の改良に関するもので、特に、逆転再生の際のバッファ
メモリの制御に関するものである。すなわち、この発明
は、逆転再生時の空きのバンクを見つけるための処理に
関する。以下、この発明の一実施例について説明する。
図9は、ヘリカルトラック中に記録されるタイムコード
を説明するものである。1トラックセットが144,3
04バイトであり、各トラックセットの先頭に128バ
イトのヘッダが付加される。このヘッダは、図9で拡大
して示すように、ヘッダID(5バイト)、コントロー
ルフラグ(8バイト)、トラックセットID(3バイ
ト)、TC(タイムコード)データ(6バイト)、TC
ユーザデータ(4バイト)、拡張ユーザデータ(32バ
イト)、リザーブドエリア(70バイト)からなる。
【0054】トラックセットIDは、長手方向のコント
ロールトラック13に記録されるトラックセットIDと
同一のものである。TCデータは、IRIGタイムコー
ドをエンコードしたタイムコードであり、再生時に読出
され、外部に出力される。TCユーザデータは、ユーザ
が定義できるデータである。拡張ユーザデータは、ホス
トコンピュータがセットするものである。テープ上のコ
ントロールトラックに記録されるトラックセットID
と、ヘリカルトラックに記録されるタイムコードとの何
れのタイムコードによってもテープの位置出しを行うこ
とが可能である。ヘリカルトラックに記録されたタイム
コードによってサーチをこなう方法は、再生したときの
時間情報とその時のトラックセットIDから、目的のト
ラックセットIDを求めてそれをサーチするようになさ
れる。
【0055】この一実施例では、リザーブドエリア内の
60バイトを使用して、タイムコードの履歴情報(タイ
ムコードヒストリー)を持つことが可能とされている。
タイムコードヒストリーは、6バイトずつに区切られ、
10個までのIDおよびTCをそこに書くことが可能と
されている。タイムコードヒストリーは、既にヒストリ
ーが書かれているかどうかを記録する前のプリロール時
に調べ、以前のヒストリーに追加する方法で記録され
る。例えば一連の記録データの開始位置と対応するトラ
ックセットIDの値とIRIGタイムコードの値のペア
が記録される。同様に、一連の記録データの終了位置と
対応するトラックセットIDの値とIRIGタイムコー
ドの値のペアが記録される。
【0056】上述したタイムコードヒストリーを記録す
ることによって、アクセスを高速に行うことが可能とな
り、また、アペンド記録のつなぎ目が簡単にわかり、さ
らに、そのテープに記録されているデータの全体像を容
易に把握することができる利点が生じる。例えばタイム
コードサーチにこのヒストリーを利用する場合、現在位
置で再生し、タイムコードヒストリーを読み取り、目的
位置が存在するかどうかを調べる。若し、存在しなけれ
ば、記録してある最後の位置の直前までテープを送り、
再度、タイムコードヒストリーを読み取り、目的位置が
存在するかどうかを調べる。若し、目的位置がタイムコ
ードヒストリーに存在していれば、そこに記録されてい
るトラックセットIDとIRIGタイムコードとから目
的位置をトラックセットIDに換算し、プリロールを行
う。プリロールの完了後に、目的とするIRIGタイム
コードがあるかどうかを見いだす微調整を行う。このよ
うにタイムコードヒストリーは、テープ上に記録されて
いる時刻情報のIDの位置に高速に移動(サーチ)する
ための手段である。
【0057】図10は、可変レートバッファを実現する
ための制御用CPU1のソフトウェアの構成を示す。S
WPタスク21は、SWPドライバ22を介してスイッ
チパネルから入力されるスイッチを読み取り、データ記
録再生装置(DFCC)に入力された内容を伝えたり、
各タスクから報告される、内部状態やエラー状態を受け
取り、SWPドライバ22を介してパネルの発光ダイオ
ードをオン/オフさせる。
【0058】HOST(IOP)ドライバ23は、RS
232C/GPIBのようなインターフェースを介して
送られてくるホストコントローラからのコマンドをDF
CCタスク24に転送する。
【0059】TCドライバ25は、外部から入力される
IRIGタイムコードを読み取り、時間情報に変換し
て、DMA0ドライバ26およびDMA2ドライバ27
を介してバッファメモリ5に記憶させる。
【0060】ELタスク29は、各タスクから報告され
るエラー情報をバックアップメモリに記録する。
【0061】DFCCタスク24は、スイッチパネルや
ホストコントローラから送られてくるコマンドを解読
し、そのコマンドをVRCタスク30、PMタスク3
1、DRCタスク32に送り、記録動作、再生動作を実
現させる。
【0062】VRCタスク30は、DMA0ドライバ2
6を制御し、外部から入力されるデータをバッファメモ
リ5に記憶させたり、バッファメモリ5の内容を外部に
出力させる。
【0063】DRCタスク32は、DMA1ドライバ3
3を制御し、データ記録再生部7から再生されてくるデ
ータをバッファメモリ5に記憶させたり、バッファメモ
リ5の内容をデータ記録再生部7に記録させるための制
御を行う。データ記録再生部7の記録動作、再生動作、
停止動作、テープ位置の制御等を行う。
【0064】PMタスク31は、バッファメモリ5にス
トアされているデータ量を監視し、バッファメモリ5か
らVR FIFO4への入出力データが欠損しないよう
に、DRCタスク32を介して記録再生部7の制御も行
っている。すなわち、PMタスク31がバッファメモリ
5のデータフローの制御を行っており、書込みポインタ
および読出しポインタの制御、テーブル制御を行う。
【0065】図11は、記録時におけるデータの流れを
表している。図11でVRCタスクがホストコンピュー
タとの間のデータの入出力をコントロールするソフトウ
ェアであり、DRCタスクがデータ記録再生部との間の
データの入出力をコントロールするソフトウェアである
ことが示され、また、PMタスクが両者をコントロール
することが示されている。ホストコンピュータからのあ
きパケット要求に対して、Alloc PACKETをPMタスクか
ら受け取ったVRCタスクは、そのPACKETだけをバッフ
ァメモリ5に転送する。転送が終了すると、PACKETは、
VALID になり、PMタスクは、DRCに対して読み込み
が可能なパケット数を伝える。DRCは、バッファメモ
リ5から読み込み、DIRに転送したパケット数をPM
に対して知らせ、PMは、その領域をフリーとする。
【0066】図12は、制御用CPU1により制御され
る記録時のウォーター・フローを示す。すなわち、図1
2のたて軸は、バッファメモリ5内のデータ量を表し、
Empty と示す最低レベルとFullと示す最高レベルとの間
に、データ量の変化が存在している場合では、バッファ
メモリ5のアンダーフローおよびオーバーフローが生じ
ない。また、最低レベルよりやや上のレベルとして、Lo
w で示す記録時の下側しきい値が設定され、最高レベル
よりかなり下側のレベルとして、Highで示す記録時の上
側しきい値(第2の値)が設定される。
【0067】記録動作が開始して、外部(具体的にはホ
ストコンピュータ)からの入力データの流入が開始し、
バッファメモリ5に蓄えられるデータ量が増加し、これ
が上側しきい値に達すると、データ記録再生部7に記録
トリガーDIR−RECが与えられる。そして、トリガ
ーから所定時間遅れてから実際の記録動作が開始され
る。この遅れ時間は、上述したプリロール、シンクに要
する時間であり、データ記録再生部7に固有のものであ
る。実際に記録が始まると、記録再生部7によってテー
プ上に記録されるデータのレートが入力データレートよ
り高いので、バッファメモリ5内のデータが除々に減少
する。そして、バッファメモリ5内のデータ量が下側し
きい値に到達すると、停止命令DIR−STOPが与え
られる。これによって、テープが停止し、記録動作が停
止する。
【0068】記録動作が停止しているために、バッファ
メモリ5内のデータ量が再び増加し、これが上側しきい
値に達する。それによって、記録トリガーDIR−RE
Cが発生する。所定時間遅れて、実際の記録動作がなさ
れる。このような記録動作と停止動作がバッファメモリ
5内の残留データ量と上下のしきい値との比較によって
制御されながら、繰り返される。そして、ホストデータ
の入力が停止すると、これによって記録トリガーDIR
−RECが発生し、所定時間遅れて記録動作が開始す
る。そして、バッファメモリ5内のデータが空になるま
で、記録動作が継続され、最後に停止状態となる。
【0069】図13は、再生時におけるデータの流れを
表している。図13でVRCタスクがホストコンピュー
タとの間のデータの入出力をコントロールするソフトウ
ェアであり、DRCタスクがデータ記録再生部との間の
データの入出力をコントロールするソフトウェアであ
り、PMタスクが両者を管理することが示されている。
DIRからデータを受け取る準備ができたDRCタスク
は、PMタスクに対してパケットエリアの空き領域を確
保してもらい、DIRのデータをバッファメモリに転送
する。転送が終了し、有効なデータができると、PMタ
スクがVRCタスクに対して有効パケットの量を伝え
る。VRCタスクはその数のパケットを読み込み、PM
タスクに対してパケットのフリー要求を発行する。
【0070】図14は、制御用CPU1により制御され
る再生時のウォーター・フローを示す。すなわち、Empt
y と示す最低レベルとFullと示す最高レベルとの間に、
データ量の変化が存在している場合では、バッファメモ
リ5のアンダーフローおよびオーバーフローが生じな
い。また、最低レベルよりかなり上のレベルとして、Lo
w で示す下側しきい値(第1の値)が設定され、最高レ
ベルよりやや下側のレベルとして、Highで示す上側しき
い値(第2の値)が設定される。
【0071】再生トリガーDIR−FWDが発生した時
には、バッファメモリ5が空である。再生トリガーの発
生から所定時間遅れて実際の再生動作が開始する。再生
されたデータがバッファメモリ5に蓄積されていくの
で、バッファメモリ5内のデータ量が増加する。これが
下側しきい値に達すると、ホストへの再生データの送出
が開始される。それによって、バッファメモリ5内のデ
ータが減少するが、ホストに対するデータレートよりも
記録再生部7により再生されるデータのレートの方が高
いので、バッファメモリ5内のデータ量が増加し、これ
が上側しきい値に達すると、データ記録再生部7に停止
命令DIR−STOPが与えられる。これによって、テ
ープが停止し、再生動作が停止する。
【0072】再生動作が停止しているために、バッファ
メモリ5内のデータ量が減少し、これが下側しきい値に
達する。それによって、再生トリガーDIR−FWDが
発生する。所定時間遅れて、実際の再生動作がなされ
る。再びバッファメモリ5内のデータ量が増加する。こ
のような再生動作と停止動作がバッファメモリ5内の残
留データ量と上下のしきい値との比較によって制御され
ながら、繰り返される。そして、ホストへのデータの送
出が停止すると、直ちに停止動作がなされる。
【0073】次に、逆転再生について説明する。図15
Aは、逆転再生動作を説明するもので、先頭データおよ
び最終データは、それぞれテープ上に記録されているデ
ータの先頭および最後尾である。最終データのテープ上
の位置から所定量、再生位置がプリロールされ、次にシ
ンク動作がなされ、そして、再生動作がなされる。再生
されたデータがバッファメモリ5に格納される。次に、
再びプリロール、シンク、再生動作がなされ、再生され
たデータがバッファメモリに書込まれる。このような動
作が繰り返され、最終的に先頭データまでを再生する。
それによって、先頭データから最終データまでがバッフ
ァメモリに書込まれる。
【0074】この一実施例は、バッファメモリから外部
へデータが出力されるレートよりも、再生レートが大き
いので、外部に対してデータが連続的に欠損なく出力さ
れる必要がある。バッファメモリは、通常、複数個の例
えば2個のメモリ(バンクと称する)へ分割されるのが
一般的で、再生されたデータが最初のバンクへ書込まれ
る。別のバンクに対して書込みが開始した時に、前に書
込んだバンクのデータを外部へ出力する。出力するデー
タがなくなったら、次のバンクの読み込みを開始する。
このような動作の流れを図15Bに示す。
【0075】図15Bにおいて、時間軸上に表された各
時間、並びにバッファ出力軸上の記号は、次のような意
味を有する。 Toh:オーバーヘッド時間(プリロールおよびシンク等
の記録再生以外の動作の所要時間) M1pb:1回の再生で使用するメモリ容量 Rdr:データ記録再生部のデータレート Tab:記録再生部のアボートのための時間 Mt:読出しているバンクの容量 Rvr:読出されるデータレート
【0076】図15Bに示されるように、バンクの読出
し処理と記録再生部の一連の動作の時間とが等しいこと
から次式が成り立つ。 M1pb/Rdr=Toh+Mt/Rvr+Tab (21)
【0077】M1pb=Mtとすると、 M1pb=(Toh+Tab)×(Rvr×Rdr)/(Rdr×Rvr) (22) となる。式(22)で表される容量が2バンク方式で、
再生レートをRdrとし、バンクの読出しレートをRvrと
した時に、必要最小限のバンク容量である。
【0078】上述した2バンク方式と比して、バッファ
メモリをより有効に使用するために、この発明の一実施
例は、さらに小バンクの構成とし、データを出力した分
からまた書込むような処理を行う。この場合、メモリ上
でのデータの並び方で複雑な管理が必要となる。図15
Cは、この発明の一実施例における逆転再生動作を説明
するものである。
【0079】図15Cに示すように、データ記録再生部
が再生する動作の後にtw の待ち時間を設ける。Ps
は、前に再生されたデータを逆読出しを始めた位相であ
る。この待ち時間tw の間にプリロールと停止動作を行
い、次の再生動作の開始を調整する。また、データ記録
再生部のアボート時間Tabを考慮しないで、Tohのみで
考える。このような制御によって、M1pbの読出しポイ
ンタとタイムラインrun発行タイミングPrun は、次の
式で表される。
【0080】 Prun =M1pb−4−(tsync×Rvr/8)−(M1pb×Rvr/Rdr) (23) 上式で、4は、余裕分であり、最初の括弧でくくられた
項は、は、tsyncの時間に外部へ出力されるデータ量で
あり、2番目の括弧でくくられた項は、RvrとRdrの比
で全体容量から減少していくデータ量である。
【0081】オーバーヘッド時間Tohは、プリロールに
要する時間をtpreroll とし、シンクに要する時間をt
syncとし、完全に停止する時間をtstopとし、通信に使
用する内部処理のオーバーヘッドをαとすると、次のよ
うに、これらを合計した時間となる。 Toh=tpreroll +tsync+tstop+α (24) 従って、待ち時間tw の間にtpreroll +tstopが終わ
らなかった場合は、逆転再生データにinvalid が出るこ
とになる。
【0082】1回の再生時間の長さは、出力データレー
トによって次のように定義する。全メモリをぎりぎりま
で使用する方法の場合全メモリの容量から追越しをさせ
ないための余裕分(4MB)を除いた分を1再生容量と
する。すなわち、M1pb=Ms−4MB(Ms:システ
ムメモリ) Rvr=(M1pb)/(Toh+M1pb/Rdr)〔Mバイト/sec 〕 =(M1pb×Rdr)/(Toh×Rdr/8+M1pb)〔Mビット/sec 〕(25)
【0083】本当の最小値は、1バイトであるが、4M
Bまではゲートコントロール可能ということと制御上の
誤差をカバーできるので、4MBを余裕分として設けて
いる。従って、最高逆転再生レートに対して余裕がある
場合、4MB単位でM1pbを少なくしていくことが望ま
しい。その最後が2バンクできるところでこのメモリ管
理を止める。
【0084】図16は、逆転再生の時のテープとデータ
記録再生部の動きを示す。テープ位置の始めと終わりが
それぞれ記録されているデータの先頭と最後のものに対
応する。最初のプリロールの後にシンク動作がなされ、
シンク点から第1回の再生動作FWD(1)がなされ
る。これが終了すると、プリロール、シンクがなされ、
第2回の再生動作FWD(2)がなされる。以下、同様
の順序で、先頭のデータが再生されるまで、動作が繰り
返される。
【0085】図17は、CPU1のPMタスクによりな
されるメモリ管理を説明するための図で、一例としてバ
ッファメモリが8個のバンクにより構成されており、バ
ンクアドレスが0〜7で示されている。また、各バンク
に付随する矢印は、各バンクの書込み、読出しの方向を
表している。この矢印で示されるように、書込みの方向
と読出しの方向、言い換えるとアドレスの順序を逆とす
ることで、逆転再生がなされる。最初は、再生されたデ
ータをw01〜w07で示すように、全てのバンクに対
して書込み、全てのバンクからr01〜r07で示すよ
うに、読出しを行う。読出し方向は、書込み方向と逆で
ある。読出しがされているバンクに空きが生じたら、例
えばw11で示すように、書込みを行う。w17まで書
込んだ後は、r11〜r17で示すように、1バンクづ
つ読出す。
【0086】逆転再生のスタート点は、FWD(1)の
アウト点(図16参照)で与えられるから、途中で出力
のゲートコントロールで、バッファがまだ空かない場合
止まって残りを続けて再生することは、その時のオーバ
ーヘッド時間分ゲートが閉じられていないと連続性を保
証できない。そこで、現在出力されているデータを出し
終わった所で、出力を記録再生部からの取込みが終わる
までinvalid とする。従って、ぎりぎりのレートの場合
では、図18に示すようなメモリ管理を行うことができ
ない。この場合では、w16、w17に相当する分を再
度頭だしを行って、r06〜r08が終わったのを見計
らって、タイムラインスタートを行い、メモリに読み込
んでから、図17と同様に、r11以降を行う。
【0087】この場合の解決法として、図19に示すよ
うに、最初に書いたw11、w12をw16、w17で
書き換えて(上書きして)w08の次に出力するデータ
をメモリ上に置くことによって逆転の連続性を保つこと
ができる。
【0088】また、図20に示すように、w16から論
理的にバンクを並び換えて最初と同じとする。これによ
り2バンク構成にしなくても全く同様に処理できる。こ
のようにメモリのバンクを論理的に組み替えることをゲ
ートコントロールによって読出されずに残っている場合
に行う。メモリ上に書込まなければいけない分、最初に
書いた(逆転再生なので、最後に読出される分)に対し
て上書きし、そのバンクを元に戻る分連続になるように
論理的に組み替える。
【0089】w16を書いている間にr06が終わって
いない場合無効(空きバンク)が2バンク出る可能性が
あり逆転再生レートが多少減少する。このままでは、in
valid が発生し、出力されるデータが不連続となるの
で、これを解決するために、w17を書込むとき、r0
6が読み終わっていたら、そのバンクにw17を書いて
図21のようにする。
【0090】上述したこの発明の一実施例にいては、バ
ンクの空き領域を示すマップをCPU1が有する。すな
わち、空きかどうかを示し、書いた順番を示し、バンク
内の順序を示すマップをCPUが有している。そして、
データ記録再生部から再生されるデータをメモリに書込
む場合に次のような競合規則によって処理を行う。ま
ず、書込む予定の空いたバンクに対してデータを書込
む。書込む予定のバンクが空いていない場合、記録再生
部が最初に再生したバンクに最新のデータを書込む。ま
た、新たに書込む時、読出しでバンクが空いていればそ
こに書込み、逆に空いていない場合は今回の再生で書込
まれた最古のデータに対して上書きする。この場合、次
の再生のためにプリロールを行う場合に、プリロール位
置を上書きされたバンク数の分だけ少なくする。
【0091】メモリに対して逆転再生レートが低い場合
は、2バンク制御とするようにしても良い。その場合
は、以前の再生によるデータを読出始めたら書込みを介
してしても良い。一例として以下のレートを下回るとき
は2バンク制御にする。 Rvr=(M1pb)/(Toh+M1pb/Rdr) M1pb:1再生バイト数=実装トータルメモリ容量の半
【0092】この2バンク方式のメモリ管理を図22に
示す。この方法は、ゲートコントロールによる出力inva
lid はない。タイムラインアボート、エラーリトライ等
で出力invalid としないためには、Tohをさらに+4秒
して計算して求まったレートとなる。 Mm/2>(Toh+Tab)×(1/Rvr−1/Rdr)
【0093】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、大容量のバッファメモリをバンクに細分化し、空き
領域を捜しながら、書込み側と読出し側が競合すること
がないように、制御するので、最小限のメモリで高速の
逆転再生を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明を適用することができる、先に提案さ
れているデータ記録再生装置の一例の構成を示すブロッ
ク図である。
【図2】データ記録再生装置の一例のテープフォーマッ
トを示す略線図である。
【図3】データ記録再生装置の一例のバッファメモリの
構成を示す略線図である。
【図4】データ記録再生装置の一例の制御用CPU1の
制御動作を示すフローチャートである。
【図5】データ記録再生装置の一例のデータ記録再生部
7の動作状態を示すフローチャートである。
【図6】データ記録再生装置の一例の記録再生動作の時
間的流れを示す略線図である。
【図7】データ記録再生装置の一例の動作を説明するた
めの略線図である。
【図8】データ記録再生装置の一例の動作を説明するた
めの略線図である。
【図9】この発明の一実施例におけるタイムコードを説
明するための略線図である。
【図10】この発明の一実施例における制御用CPUの
ソフトウェアの構成を説明するための略線図である。
【図11】この発明の一実施例における記録動作の概略
を示す略線図である。
【図12】この発明の一実施例における記録動作の制御
を説明するための略線図である。
【図13】この発明の一実施例における再生動作の概略
を示す略線図である。
【図14】この発明の一実施例における再生動作の制御
を説明するための略線図である。
【図15】この発明の一実施例における逆転再生動作を
データの流れと記録再生部の動作とを用いて説明するた
めの略線図である。
【図16】この発明の一実施例における逆転再生動作を
説明するための略線図である。
【図17】この発明の一実施例における逆転再生時のメ
モリ管理を説明するための略線図である。
【図18】この発明の一実施例における逆転再生時のメ
モリ管理を説明するための略線図である。
【図19】この発明の一実施例における逆転再生時のメ
モリ管理を説明するための略線図である。
【図20】この発明の一実施例における逆転再生時のメ
モリ管理を説明するための略線図である。
【図21】この発明の一実施例における逆転再生時のメ
モリ管理を説明するための略線図である。
【図22】この発明の一実施例における逆転再生時のメ
モリ管理を説明するための略線図である。
【符号の説明】
1・・・制御用CPU、2・・・S/P(P/S)、3
・・・入出力データ制御部、4,6・・・FIFO、5
・・・バッファメモリ、7・・・データ記録再生部、8
・・・クロック信号発生器、9・・・入力レート測定
部、10・・・IRIGタイムコード制御部、11・・
・磁気テープ、12・・・ヘリカリデータトラック、1
3・・・コントロールトラック、14,15・・・アノ
テーショントラック

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 可変レートの入力データがバッファメモ
    リに書込まれ、上記バッファメモリから読出されたデー
    タを記録再生部により記録媒体上に記録し、上記記録再
    生部により上記記録媒体から再生されたデータを上記バ
    ッファメモリに書込み、上記バッファメモリから出力デ
    ータを得るようにしたデータ記録再生装置であって、 プリロール動作と、シンク動作と、再生動作とを繰り返
    すことによって、上記記録媒体上のデータの後側のデー
    タから所定部分ずつ再生すると共に、上記再生されたデ
    ータを上記バッファメモリに書込み、上記バッファメモ
    リの書込みアドレスまたは読出しアドレスを制御するこ
    とによって、テープから再生された順序と逆の順序で上
    記バッファメモリから読出しを行う逆転再生が可能とさ
    れ、 上記読出しデータのレートよりも上記記録再生部の再生
    データのレートがより大きいようになされたデータ記録
    再生装置において、 上記バッファメモリを複数のバンクに細分化し、 上記再生データを上記複数のバンクに対して書込む場
    合、書込む予定のバンクが空いている場合には、そこに
    書込み、空いていない場合、既に読出されたバンクに書
    込み、さらに、今回の再生で書かれた一番最初の所から
    順に上書きするように、 上記複数のバンクを管理することを特徴とするデータ記
    録再生装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のデータ記録再生装置に
    おいて、 バッファメモリの容量に対して逆転レートが低い場合に
    は、2バンク制御とするようにしたことを特徴とするデ
    ータ記録再生装置。
JP4073296A 1996-02-02 1996-02-02 データ記録再生装置 Pending JPH09213004A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4073296A JPH09213004A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 データ記録再生装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4073296A JPH09213004A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 データ記録再生装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09213004A true JPH09213004A (ja) 1997-08-15

Family

ID=12588814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4073296A Pending JPH09213004A (ja) 1996-02-02 1996-02-02 データ記録再生装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09213004A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100813980B1 (ko) * 2005-12-14 2008-03-17 삼성전자주식회사 영상 처리 장치 및 방법, 그리고 상기 영상 처리 방법을 컴퓨터에서 실행시키기 위한 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록 매체

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100813980B1 (ko) * 2005-12-14 2008-03-17 삼성전자주식회사 영상 처리 장치 및 방법, 그리고 상기 영상 처리 방법을 컴퓨터에서 실행시키기 위한 프로그램을 기록한 컴퓨터로 읽을 수 있는 기록 매체

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3109363B2 (ja) 磁気記録再生装置
US6778346B2 (en) Recording and reproducing apparatus and file managing method using the same
US6292878B1 (en) Data recorder and method of access to data recorder
US5969897A (en) Data recording apparatus and method
JPH04325923A (ja) 光ディスク装置のアクセス制御方式
JP6481492B2 (ja) テープ装置、制御装置および制御プログラム
US7613867B2 (en) Information recording apparatus, information recording method and recording medium recording program
KR100659915B1 (ko) 데이터 전송 방법 및 장치
JPH09213004A (ja) データ記録再生装置
JPH09213003A (ja) データ記録再生装置
JP2722744B2 (ja) ディジタルデータ記録再生装置
US6532124B1 (en) Information recording apparatus and method thereof
US6426842B1 (en) Tape travel controlling apparatus for use with data recorder
JPH07182783A (ja) データ記録再生装置
JP3539802B2 (ja) 情報記憶装置
JPH09139029A (ja) データ記録再生装置
JP2993138B2 (ja) 信号記録装置および信号記録再生装置
JP2000115714A (ja) 映像音声情報提供システム
JPH10334588A (ja) ディジタルデータの記録及び/又は読み出し用ビットレート制御インタフェース
JP2852935B2 (ja) 情報再生装置
JP2000322874A (ja) 情報・データ処理装置及び情報・データの再生方法およびビデオ編集装置およびコンピュータ読み取り可能な記録媒体およびシステム・オン・チップ型集積装置
JP2001290605A (ja) 光ディスク記録システム
JPH10177764A (ja) 光ディスク記録装置
JP2002042422A (ja) ディスク再生装置
JPH08339263A (ja) データ記録再生装置