JPH09138884A - 自動販売機の事故防止装置 - Google Patents

自動販売機の事故防止装置

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JPH09138884A
JPH09138884A JP31853495A JP31853495A JPH09138884A JP H09138884 A JPH09138884 A JP H09138884A JP 31853495 A JP31853495 A JP 31853495A JP 31853495 A JP31853495 A JP 31853495A JP H09138884 A JPH09138884 A JP H09138884A
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product
commodity
vending machine
microwave oven
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JP31853495A
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Masayoshi Fukui
雅善 福井
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Shinko Electric Co Ltd
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Shinko Electric Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 自動販売機による加熱商品が安全な温度まで
冷却されてから、顧客が手をつけるようにした自動販売
機の事故防止装置を提供する。 【解決手段】 ストックした商品を加熱して提供する自
動販売機において、加熱後所定温度になるまで、商品取
り出しを禁止するようにした。この場合、商品取り出し
を禁止する手段としては、加熱された商品が安全な温度
となるまで商品取出口5aの開閉扉6をロックするよう
にするか、又はこれに代え、加熱後冷却過程の商品温度
を表示することが考えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動販売機の制御
装置に係り、特に、商品を加熱して提供する機能を備え
た自動販売機において、購買操作者が許容する温度以上
に加熱されている商品に手を触れて商品を投げ出した
り、やけどをしたりする等の事故が発生する危険性を防
止することができる自動販売機の事故防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】商品を加熱して提供する自動販売機は例
えば、図6に示すような構造で図7に示すような制御機
能の構成をしている。図6において、50は自動販売機
で、一般に壁の前の床63に脚50aで固定されてい
る。自動販売機50の上部に設けられた51は予め冷凍
された商品の保管をする冷凍庫で、複数のストッカー
(図示せず。以下同じ。)、エバポレータ(図示せず。
以下同じ。)とコンプレッサ51A及び冷凍庫の断熱さ
れた筺体等で構成され、ストッカー内に収納された商品
(図示せず。以下同じ。)をエバポレータとコンプレッ
サ51Aで冷凍状態に保って保管する。ストッカーには
商品在庫検知用のセンサ(図示せず)が装着されてい
て、在庫のない商品は、購入操作をした場合に所定の表
示部(図示せず)にその商品がないことを表示する機能
を備えている。ストッカーは商品を保管すると共に、購
入操作で選択されると、内蔵されたモータ(図示せず)
によって選択された商品を排出し、通路52を経由して
電子レンジ53にその上部蓋54を開けて落下させる。
55は、商品がストッカーから確実に電子レンジに落下
したかどうかを確認する商品センサである。電子レンジ
53は、電子レンジ本体の筺体、加熱機能であるマグネ
トロン(図示せず)、高圧電源装置53A、上部蓋5
4、下部蓋56等から構成されていて投入された商品を
加熱する。所定時間、電子レンジ53で加熱された商品
は開かれた下部蓋56から通路57を経由して商品取出
部58に導かれる。59aは商品が確実に電子レンジ5
3から商品取出部58に導かれることを確認する商品セ
ンサ、59bは冷却用ブロアー類の構成を示している。
【0003】61は貨幣の検知機能で、投入された硬貨
の内、硬貨の選別と計数をする装置であるコインメック
(図示せず。以下同じ。)と紙幣の選別と計数をするビ
ルメック(図示せず。以下同じ。)等を設けている。
又、コインメック及びビルメックは、後述する制御装置
(図示せず)からの返却信号によって、投入された貨幣
を顧客に返却し、又、釣銭を返却する機能を備えてい
る。62は操作部であって、金銭の投入口、求める商品
を選択し指定する購入釦スイッチ(図示せず。以下同
じ。)と、投入した金銭の額と釣銭の有無、投入金額で
購入可能な商品を表示する表示器(図示せず。以下同
じ。)等を備えている。自動販売機によっては、購入釦
スイッチに照明機能を複合し、購入可能な商品に対応さ
せた購入釦スイッチ部の照明機能を点灯することによっ
て購入可能商品を表示する表示器を兼ねているものがあ
る。希望された商品が売り切れてストッカーにない場合
は、売り切れの表示をし、又は購入可能商品を示す表示
器を点灯しない。又、商品の購入操作をなされた後、加
熱中表示、出来上がり表示等の表示を行う表示機能を設
けている。
【0004】図7に自動販売機の制御機能の概要を示し
ている。なお、図6を参照して説明する。70は、一般
にコンピュータ等によって構成された制御装置本体、7
1は接客機能部で、購入釦スイッチと、その操作信号を
制御装置本体70に伝達する入力インタフェース(図示
せず。以下同じ。)、表示器の操作信号を制御装置本体
70から伝達する出力インタフェース(図示せず。以下
同じ。)等によって構成されている。72は検銭機能部
であって、コインメック及びビルメックを備え、そこか
ら得られた信号等を制御装置本体70に伝達する入力イ
ンタフェース、釣銭指示の操作信号等を制御装置本体7
0から伝達される出力インタフェース等を備えている。
73は前述した冷凍庫51を備えた冷凍機能部であっ
て、商品をストックするストッカーの操作機能73Aを
含み、冷凍機能部73に商品を指定して排出させる指令
信号等を制御装置本体70から伝達する出力インタフェ
ースと、冷凍機能の操作状態を検出するセンサ(図示せ
ず)の検知信号等を制御装置本体70に伝達する入力イ
ンタフェース等から構成されている。74は電子レンジ
53を備えた電子レンジ機能部であって、制御装置本体
70から、電子レンジ53の予熱開始と加熱動作の開始
及び停止、上部蓋54と下部蓋56の開閉を夫々指令す
る信号等の出力インタフェースと、商品が確実に電子レ
ンジ53に落下したことを確認する商品センサ55と商
品が確実に電子レンジ53から排出されたことを確認す
る商品センサ59aの検知信号等を制御装置本体70に
伝達する入力インタフェース等から構成され、さらに、
前述したブロアー59bの操作信号等を制御装置本体7
0から伝達される出力インタフェースを含めて記載して
いる。
【0005】上述の構成において、顧客である購買操作
者が 操作部62から貨幣を投入すると、貨幣の検知機
能61は投入金額を計数して購入可能商品の表示名部を
操作部62に点灯する。顧客が適切な表示名を示す購入
釦スイッチにタッチすると、釣銭が表示する機能がある
場合はこれを表示すると共に、冷凍庫51から所定の商
品が選択排出されて電子レンジ53に落下される。釣銭
がある場合は釣銭が返却される。電子レンジ53におい
ては、その商品に対応して予め設定された時間、電子レ
ンジの加熱機能であるマグネトロン(図示せず。以下同
じ。)を予め設定した時間、例えば10秒間予熱し、予
熱時間が完了した後マグネトロンを発振させて加熱す
る。加熱が完了した商品は商品取出部58の前の受皿
(図示せず)に導かれ、ブロアー59bによって所定時
間冷却した後、出来上がり表示を点灯する。従って、顧
客は商品取出部58の扉(図示せず)を開けて加熱され
た商品を取り出す。即ち、商品を加熱して提供する自動
販売機において、ストックした商品を加熱して提供する
時の商品自体の表面温度は、商品取出者が手を触れるこ
とができる温度よりも高い。従って、加熱商品を提供す
る自動販売機における出来上がり表示は、一般に、加熱
後ブロアーで一定時間冷却した後、表示するようにして
いる。
【0006】加熱商品を提供する自動販売機には、例え
ば、特開平4−49490号公報に開示のものがある。
特開平4−49490号公報に開示のものは、冷凍室及
び電子レンジを備えた冷凍商品自動販売機において、前
記冷凍室の下方に電子レンジを配置すると共に、電子レ
ンジの前方に商品受皿を設け、冷凍室から商品が斜下前
方の商品受皿に搬出するようにしている。さらに、商品
外面に姿勢識別用マ−クを設け、このマークとセンサに
よって上下逆姿勢の商品を検出して姿勢を矯正するよう
にしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うな従来の自動販売機では、出来上がり表示を、商品が
所定温度になってから表示するようにしていても、商品
が取出口前に出ているのを見ると、取出口の扉を開けて
熱い商品にタッチし、商品を転倒させたり、やけどをす
る等の事故が発生する恐れがあるという問題があった。
特開平4−49490号公報に開示されたものも、この
ような問題に対しての考慮はされていなかった。本発明
は従来のものの上記課題(問題点)を解決し、加熱商品
の表面が完全に安全な温度まで冷却されてから、顧客が
手をつけるようにした自動販売機の事故防止装置を提供
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明に基づく自動販売機の事故防止装置は、スト
ックした商品を加熱して提供する自動販売機において、
加熱後所定温度になるまで商品の取り出しを禁止するよ
うに構成した。この場合、商品の取り出しを禁止するに
は、商品取出部の扉をロックするようにすることや、加
熱後冷却過程の商品表面温度等を表示するようにするこ
とが考えられる。
【0009】従って、顧客は商品が安全な温度になるま
で手を触れる恐れがなく、安全な自動販売機が提供され
る。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明に基づく実施の形態を図を
参照して詳細に説明する。先ず、本発明に基づく自動販
売機の事故防止装置を図6、図7に示した構成の自動販
売機に適用した実施の形態を詳細に説明する。従って、
加熱機能はマグネトロンとして説明する。 第1の実施の形態:図1(A)は、自動販売機を側面か
ら見た商品取出部の断面を示し、同図(B)は、同図
(A)に示す取出部の扉のロック機構を自動販売機の前
面から見た状態を示している。図1(A)において、1
は対象自動販売機の商品取出部内面を示している。2は
顧客により選択され、電子レンジ53、通路57を経由
して排出された商品3を載せる受皿である。4は商品3
が受皿2に載っていることを確認する受皿用の商品セン
サであって、温度センサ、衝撃センサ、荷重センサ等の
いずれかで構成されている。5は自動販売機の前壁、5
aは商品の取出口(図6に示した58の開口部)であ
り、開閉扉(以下単に扉ということが多い)6が設けら
れている。なお、同図に示す6aは扉6が開かれた状態
を破線で示している。扉6の下部には所定条件にならな
いと扉の開閉を許可しないロック機構10を設けてい
る。
【0011】次に、ロック機構10の構成例を図1
(B)も参照して説明する。図1(A)及び同図(B)
において、11は連結金具で、連結金具11の一端11
aは電磁ソレノイド12のロッド部12aに結合され、
他端11bはスプリング13に結合されている。従っ
て、電磁ソレノイド12が機能しないと、連結金具11
は、スプリング13によって牽引され、図に示す位置に
保持されていて、扉6を開けないようにロックしてい
る。7は扉6の所定箇所に所定個設けたロック用開口部
であって、連結金具11に連結したロック用金具8の先
端部8aが嵌合して扉6の開閉を防止する機構になって
いる。即ち、ロック用金具8は中間部を前壁5の所定箇
所に支点14で回転自在に結合され、一端8bは連結金
具11に回転可能に結合されている。上記の構成で、常
時はロック用金具8はロック用開口部7に嵌合している
ので扉6を開くことはできない。電磁ソレノイド12に
電流を供給すると、ロッド12aが連結金具11を牽引
して吸引されるので、ロッド部12aはロック用金具8
の一端8bを結合したまま、スプリング13の牽引力に
逆らって図に示す左方向に移動する。従って、ロック用
金具8は支点14を中心にして回転し、ロック用金具8
の先端部8aは扉6のロック用開口部7から外にでる。
よって、扉6は開閉が可能になる。電磁ソレノイド12
に供給した電流を遮断すると、スプリング13の反揆力
によって、連結金具11は右方向に移動し、図1(B)
に示す元の位置に戻る。従って、ロック用金具8は前記
とは逆方向に回転してロック用開口部7に嵌合し、扉6
の開閉を禁止する。
【0012】上述したロック機構は本発明を適用する一
例を示したものであって、加熱された商品が排出されて
受皿に載った後、商品の表面温度が高くて手を触れるこ
とが危険な状態の間は、扉が開かないようにすれば、ど
のようなロック機構及び制御機能であっても良い。例え
ば、ロック機構としては、上述した機構のほか、各種の
変形が可能である。例えば、次のものが考えられる。 (1)上下に移動するロック用金具でロックする。 (2)図1とは直角方向に回転するロック用金具でロッ
クする。 (3)ロック用金具の駆動を、電磁ソレノイドとスプリ
ングの組み合わせではなく、その他、扉近傍の構造に対
応させて駆動可能な任意の手段で行うようにする。 (4)電磁石でロックする。 (5)磁石を回転してロックする。 なお、これらの場合は扉6自体の構造と機構もそのロッ
ク手段と対応して適切に設定すれば良いことも当然であ
る。
【0013】次に、本実施の形態の動作を図1、図2の
ほか図6、図7も参照して説明する。図2において、購
買希望者が自動販売機の操作部62を操作して購入動作
を開始し(S0)、投入された貨幣が検出され(S
1)、この投入貨幣を判別(S2)されて、貨幣がOK
であると(S3)、投入金額が演算され、合計金額が表
示される(S4)。購買希望者が購買のために自動販売
機に投入又は挿入するのは硬貨とは限らず、紙幣の場合
もあるが、本発明では説明の便宜上、これらをまとめて
貨幣と統一して説明する。なお、紙幣の場合は、硬貨の
場合に機能するコインメックに代わってビルメックが作
動するものである。又、購買金額の関係で貨幣と紙幣を
混合して使用する場合も、制御装置にコインメックとビ
ルメックから入力する投入金額を示すデータ信号に対応
して処理がなされるようにすれば良いことは当然であ
る。夫々の商品に対応した金額である購入釦に表示され
た金額と投入金額とが比較され(S5)、投入金額より
も小さい金額による購入可能商品を表示する表示器が点
灯される。この場合、夫々の商品名を示す購入釦スイッ
チが購入可能商品を表示する表示器を兼ねている場合
は、購入釦スイッチに設けた表示機能が点灯される(S
6)。投入金額が購入可能商品を含んでいても、その商
品が品切れの場合は、この表示器は点灯せず、又は、品
切れ表示がされる。点灯された購入可能商品の表示が、
購買希望者の希望商品を含んでいると、購入釦スイッチ
を操作する(S7)。冷凍庫51のストッカーから目的
の商品が排出される(S8)。電子レンジ53の上部蓋
54が開き(S9)、排出された商品は電子レンジ53
に収まる(S10)。商品が電子レンジ53に入ったこ
とが確認されると、電子レンジ53が予め設定された所
定のシーケンスに従った作動を開始して商品の加熱が開
始される(S11)。
【0014】電子レンジ53が商品に対する加熱を開始
すると、同時に加熱タイマー(図示せず)が作動をスタ
ートする(S12)。その商品に対して、電子レンジ5
3の電力による加熱の最適な時間は予め設定されてお
り、、加熱タイマーの値が上述した設定時間を示す値に
一致し、タイムアップすると(S13)、電子レンジ5
3の下部蓋56が開く(S14)。商品は通路57を経
由して落下し、商品の取出口5a前の受皿2に載る。商
品落下が商品センサ59aによって検知され、さらに、
商品3が受皿2に載っていることを確認する商品センサ
4が商品を検知すると(S15)、ブロアー59bによ
って冷却が開始され(S16)、同時に冷却タイマー
(図示せず)が作動をスタートする(S17)。その商
品に対して、電子レンジ53の電力での加熱後商品の表
面温度を冷却するのに最適な時間は予め設定されてい
る。従って、冷却タイマーの値が設定時間を示す値に一
致し、タイムアップすると(S18)、商品の取出口5
aのロック機構10の電磁ソレノイド12に電流を供給
してロックを解除する(S19)。同時に、操作部62
の調理完了を表示する(S20)。購買希望者が扉6を
開けて商品を取り出し、商品センサ4が商品を検知しな
くなると所定時間後、(又は、扉6の開閉を検知するセ
ンサを設け、商品センサ4が商品を検知しなくなると共
に、扉6の開閉を検知するセンサが扉6を閉じたことを
検知すると)電磁ソレノイド12に対する電流供給を停
止し、よって扉6は再びロックされ、自動販売機は待機
状態にリセットされる(S21)。
【0015】第2の実施の形態:次に、第2の実施の形
態を図3及び図4によって説明する。図3において、1
Aは対象自動販売機の取出部内面を示している。2は受
皿で、電子レンジ53、通路57を経由して排出された
商品3を載せるものである。4Aは商品3が受皿2に載
っていることを確認する温度センサで、この温度センサ
は商品センサを兼ねており、商品の表面温度を計測する
熱電対、サーミスタ等のいずれかで構成され、必要な信
号変換回路を付設している。5は自動販売機の前壁、5
aは商品取出口であり、開閉扉6が設けられている。
【0016】図4(A)に本実施の形態を適用した自動
販売機の前面1AAを示している。同図において、20
は操作部、5aは商品取出口、21は本実施の形態を適
用した表示部であって、その詳細を同図(B)に示して
いる。図4(B)において、21aは電子レンジによる
加熱中に表示される表示部、21cはブロアーによる冷
却中に表示される表示部で、同表示部のa部に前述した
温度センサ4Aによって計測される商品の現在の表面温
度が表示される。21eは商品温度が手を触れても危険
のない適正な温度になった時に表示される表示部であ
る。又、21b及び21dは夫々矢印表示部で、前者は
表示部21aの表示と表示部21cの表示の過程で、ま
た後者は表示部21cの表示と表示部21eの表示の過
程で表示される。上記の各表示は所定の文字が記載され
た表示部内部に照明機能を設けていて、表示する条件が
満足されると、これらの表示部の照明機能を点灯するよ
うにすれば良い。なお、上記の各矢印表示部21b、2
1dの点灯及び表示は省略しても良い。上記の説明に
は、ブロアーによる冷却中に表示される表示部21cの
a部に現在の商品温度が表示されるように説明したが、
このa部に代え、時間経過を表示する横一列に表示した
複数の点灯表示部を設け、時間の経過と共に、この点灯
表示部を順次1個ずつ消灯していくようにしても良い。
この場合は冷却程度を第1の実施の形態と同様、冷却の
管理を冷却時間で管理するようにすれば良い。その他、
購買希望者に、商品取り出し条件までの残り時間等を理
解させるに適した適切な表示機能にしても良い。
【0017】次に、図5のほか、図3、図4及び図6も
参照して、上記に説明した第2の実施の形態の動作を説
明する。なお、下記説明では、各表示部は照明機能が設
けられ、点灯によって表示するものとして説明する。図
5において、スタート(S0)から商品加熱開始までは
第1の実施の形態と同一なので、その説明は省略する。
電子レンジ53が作動を開始すると(S11)、同時に
加熱タイマー(図示せず)が作動をスタートし(S1
2)、表示部21aが点灯する(S13)。商品に対し
て電子レンジ53の電力での加熱が最適な時間が予め設
定されているから、加熱タイマーの値が上述した設定時
間を示す値に一致し、タイムアップすると(S14)、
電子レンジ53の下部蓋56が開く(S15)。又、表
示部21aが消灯して矢印表示部21bが点灯する。商
品は通路57を経由して落下し、商品の取出口5aの前
の受皿2に載る。商品落下が商品センサ59aによって
検知される。さらに、温度センサ4Aによって商品が受
皿2に載ったのを検知すると(S16)、ブロアー59
bによって冷却が開始され(S17)、同時に温度セン
サ4Aの検出信号値によって商品温度の計測が開始され
て表示部21cが点灯し、計測温度がa部に表示される
(S18)。なお、温度センサ4Aによって商品3が受
皿2に載ったことが把握できるので、この信号によって
ブロアー59bを起動すれば、従来の技術で示した商品
落下を検知する商品センサ59aは必ずしも必要ではな
い。その商品に対して手で触れても危険ではない温度が
予め設定されているので、温度センサ4Aによる計測温
度が設定温度に一致すると(S19)、表示部21cが
消灯して矢印表示部21dが点灯し、さらに、矢印表示
部21dが消灯して、表示部21eが点灯して調理完了
を表示する(S20)。商品が取り出されて温度センサ
4Aが商品を検知しなくなると、表示部21eを消灯
し、自動販売機は待機状態にリセットされる(S2
1)。
【0018】その他の実施の形態:以下に上記の実施の
形態を変形したその他の実施の形態を記載する。第1の
実施の形態では、時間によって冷却完了を判定してロッ
ク機構を解除するように説明したが、商品温度を計測し
てロック機構を解除するようにしても良い。また、第2
の実施の形態では、商品の温度を表示するように説明し
たが、前述したように冷却完了を時間で判定するように
しても良い。又、温度センサを商品の下部に装着したよ
うに説明したが、表面温度を赤外線で計測するように、
用途と構造に適切な温度センサを適切な位置に装着する
ように構成しても良い。さらに、上述した第1の実施の
形態と第2の実施の形態を一体にし、冷却が完了するま
で取出口をロックすると共に、冷却過程を表示するよう
にしても良い。
【0019】本発明は上述した各実施の形態に限定され
ることなく、本発明の基本思想を満足する手段を構成
し、実行するようにすれば良い。例えば、冷却タイマー
ではなく、直接温度を計測して温度が予め設定した所定
値になると、次のステップに移るようにしても良い。上
述した制御装置はコンピュータで構成しても、市販のシ
ーケンサで構成しても、TTLロジック等ハードウエア
によって構成しても良い。又、図6によって示したよう
な自動販売機以外の構造の自動販売機であっても、マグ
ネトロン以外の加熱機能を使用していても、上述した技
術思想を適用してその自動販売機の機構、機能に対応し
て適切に構成することができる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上記のような方法にしたので、
次のような優れた効果を有する。 商品が冷却されるまで、商品の取出口の扉をロックす
ると、購買希望者が熱い商品に触れる恐れがなく、安全
である。 商品の冷却状況を表示すると、購買希望者が商品の冷
却中に取出口の扉を開ける危険性がなくなるので、熱い
商品に触れる恐れがなく、安全である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に基づく自動販売機の事故防止装置を適
用した第1の実施の形態を説明する概要構造図であっ
て、同図(A)は自動販売機の取出口部の縦断側面図、
同図(B)はロック機構の構成を示す要部正面図であ
る。
【図2】本発明に基づく第1の実施の形態の動作を説明
する概要フロー図である。
【図3】本発明に基づく自動販売機の事故防止装置を適
用した第2の実施の形態を説明する自動販売機の取出口
部の縦断側面図である。
【図4】本発明に基づく自動販売機の事故防止装置を適
用した第2の実施の形態を説明する図で、同図(A)は
自動販売機の正面図、同図(B)は表示部の拡大正面図
である。
【図5】本発明に基づく第2の実施の形態の動作を説明
する概要フロー図である。
【図6】本発明及び従来の技術に用いられる自動販売機
の構成例を示す縦断側面図である。
【図7】本発明及び従来の技術に用いられる自動販売機
の制御機能を説明する概要ブロック図である。
【符号の説明】
1、1A:自動販売機の取出口部内面 1AA:自動販売機の前面 2:受皿 3:商品 4:受皿用の商品センサ 5a:商品取出口 6:開閉扉 7:開口部 8:ロック用金具 10:ロック機構 11:連結金具 12:電磁ソレノイド 13:スプリング 20:操作部 21:表示部 50:自動販売機 51:冷凍庫 52、57:通路 53:電子レンジ 55:ストッカーと電子レンジ間の商品センサ 58:商品取出口 59a:電子レンジと商品取出口間の商品センサ 59b:ブロアー 73:冷凍機能部 74:電子レンジ機能部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストックした商品を加熱して提供する自
    動販売機において、加熱後所定温度になるまで、商品取
    り出しを禁止する構成にしたことを特徴とする自動販売
    機の事故防止装置。
  2. 【請求項2】 上記の商品取り出しの禁止を、加熱後所
    定温度になるまで、商品取出口の扉をロックすることで
    行うようにした請求項1記載の自動販売機の事故防止装
    置。
  3. 【請求項3】 上記の商品取り出しの禁止を、加熱後冷
    却過程の商品の表面温度に対応させた表示をすることで
    行うようにした請求項1記載の自動販売機の事故防止装
    置。
JP31853495A 1995-11-14 1995-11-14 自動販売機の事故防止装置 Pending JPH09138884A (ja)

Priority Applications (1)

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JP31853495A JPH09138884A (ja) 1995-11-14 1995-11-14 自動販売機の事故防止装置

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008282115A (ja) * 2007-05-09 2008-11-20 Matsushita Electric Ind Co Ltd 自動販売機
JP2014153796A (ja) * 2013-02-06 2014-08-25 Panasonic Corp 自動販売機

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