JP2021092916A - 食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法 - Google Patents

食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2021092916A
JP2021092916A JP2019222272A JP2019222272A JP2021092916A JP 2021092916 A JP2021092916 A JP 2021092916A JP 2019222272 A JP2019222272 A JP 2019222272A JP 2019222272 A JP2019222272 A JP 2019222272A JP 2021092916 A JP2021092916 A JP 2021092916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
food
vending machine
opening
store
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019222272A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7415507B2 (ja
Inventor
ゆう希 二野宮
Yuuki Ninomiya
ゆう希 二野宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Electric Co Ltd filed Critical Fuji Electric Co Ltd
Priority to JP2019222272A priority Critical patent/JP7415507B2/ja
Publication of JP2021092916A publication Critical patent/JP2021092916A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7415507B2 publication Critical patent/JP7415507B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Devices That Are Associated With Refrigeration Equipment (AREA)
  • Cold Air Circulating Systems And Constructional Details In Refrigerators (AREA)

Abstract

【課題】近くの店舗に通信接続されて離隔配置された食品自動販売機の販売ロスを低減することができる食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法を提供すること。【解決手段】店舗に通信接続され、店舗外において食品を規定温度以下に保存して食品を販売する食品自動販売機1であって、食品自動販売機1が配置される場所の外気温度を計測する外気温度センサ43と、外気温度が、規定温度を超える所定外気温度以上で所定時間経過した場合、食品の庫内温度を規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを店舗の管理装置2に通知する制御を行う通知制御部12と、を備える。【選択図】図3

Description

本発明は、近くの店舗に通信接続されて離隔配置された食品自動販売機の販売ロスを低減することができる食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法に関する。
従来、商品の販売を行う自動販売機には、商品収容庫の商品ラックに収納された商品を搬送トレイに繰り出した後、搬送トレイによって搬送して所定の商品取出領域に払い出すようにしたものがある。商品取出領域は、商品取出口を介して商品収容庫の外部に連通された空間であり、利用者が商品取出口から手を差し入れれば、購入した商品の取り出しが可能である。
通常、この種の自動販売機では、前面を構成する扉体がガラス等の透明な面板によって構成されており、商品収容庫の商品ラックに収納された商品を外部から視認して選択することが可能であり、更に、商品ラックから繰り出された購入商品が搬送トレイによって商品取出領域まで搬送される状態を観察することができる。このように商品収容庫の内部が視認可能な自動販売機によれば、利用者の購買意欲を高めることができる等の利点がある。
このような自動販売機における商品ラックは、複数の商品収納装置が左右に並設されて構成されている。商品ラックを構成する各商品収納装置は、コラムケース、スパイラル及びベースを備えて構成されている。
コラムケースは、前後方向に沿って延在し、かつ上方域に商品収納通路を形成するためのものである。スパイラルは、コラムケースの延在方向に沿って螺旋状に巻回される態様で構成されている。このスパイラルは、伝達部材を介して駆動源であるモータより駆動力が伝達された場合に中心軸回りに回転するものである。ベースは、長尺帯状の板金を加工して構成されたものである。このベースは、前端部がコラムケースに固定された状態でスパイラルの内部においてコラムケースの延在方向に沿って延在し、かつ上面に商品を載置させるものである。かかるベースの後端部は、円盤状部材に連結されている。この円盤状部材は、貫通孔が形成されており、かかる貫通孔を伝達部材の軸部が挿通することで、該伝達部材に支持されている。
このような構成を有する商品収納装置では、常態においてはスパイラルの各ピッチ間においてベースに載置された商品を拘束しており、スパイラルが回転する場合には各ピッチ間に拘束された商品を漸次前方に向けて搬出して最前の商品を払い出すようにしている(例えば、特許文献1参照)。
特開2016−139314号公報
ところで、近年、コンビニエンスストアなどの店舗の近傍のビル内などに、コンビニエンスストアが管理する自動販売機を配置する場合がある。このような自動販売機には、飲料以外に、おにぎり、サンドイッチ、お弁当などを販売する食品自動販売機がある。食品自動販売機は、食品によって、例えば10℃以下に保つことが食品衛生上、規定されており、10℃以下の温度に管理されない場合には、この食品を廃棄しなければならず、厳格な温度管理を行う必要がある。
従来の食品自動販売機では、内部温度が10℃以下を保てない場合、販売が停止され、販売ロスが生じていた。
一方、食品自動販売機を管理するコンビニエンスストアでは、人材不足などにより、自動販売機の運用に不慣れな人が店員になっている場合があり、販売停止時における迅速な対応を行うことができず、その結果、販売ロスがさらに広がるという問題もあった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、近くの店舗に通信接続されて離隔配置された食品自動販売機の販売ロスを低減することができる食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、店舗に通信接続され、前記店舗外において食品を規定温度以下に保存して前記食品を販売する食品自動販売機であって、前記食品自動販売機が配置される場所の外気温度を計測する外気温度センサと、前記外気温度が、前記規定温度を超える所定外気温度以上で所定時間経過した場合、前記食品の庫内温度を前記規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを前記店舗に通知する制御を行う制御部と、を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記食品の格納場所を開閉する開閉扉を備え、前記制御部は、前記開閉扉の開頻度が所定値以上、あるいは前記開閉扉の開時間が所定開閉時間以上である場合、前記食品の庫内温度を前記規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを前記店舗に通知する制御を行うことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記食品自動販売機に異常が発生した場合、異常発生の詳細情報を前記店舗に通知する異常通知部を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記食品自動販売機に異常が発生した場合、異常発生の詳細情報を、前記食品自動販売機の出力部に出力する出力処理部を備えたことを特徴とする。
また、本発明は、店舗に通信接続され、前記店舗外において食品を規定温度以下に保存して前記食品を販売する食品自動販売機の食品管理方法であって、前記食品自動販売機が配置される場所の外気温度が、前記規定温度を超える所定外気温度以上で所定時間経過した場合、前記食品の庫内温度を前記規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを前記店舗に通知することを特徴とする。
また、本発明は、上記の発明において、前記食品の格納場所を開閉する開閉扉の開頻度が所定値以上、あるいは前記開閉扉の開時間が所定開閉時間以上である場合、前記食品の庫内温度を前記規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを前記店舗に通知することを特徴とする。
本発明によれば、近くの店舗に通信接続されて離隔配置された食品自動販売機の販売ロスを低減することができる。
図1は、本発明の実施の形態である食品自動販売機の外観構成を示す模式図である。 図2は、図1に示した食品自動販売機の内部構成を模式的に示す断面側面図である。 図3は、管理装置を含めた食品自動販売機の制御系の構成を示すブロック図である。 図4は、食品自動販売機の食品管理処理手順を示すフローチャートである。
以下、添付図面を参照してこの発明を実施するための形態について説明する。
<外観構成>
図1は、本発明の実施の形態である食品自動販売機の外観構成を示す模式図である。また、図2は、図1に示した食品自動販売機の内部構成を模式的に示す断面側面図である。図1に示した管理装置2は、コンビニエンスストアなどの店舗内に配置され、食品自動販売機1は、ネットワークNを介して管理装置2に接続される。食品自動販売機1は、管理装置2の近くのビル内などに配置され、例えば、パン、おにぎり、サンドイッチ、小さいお弁当などの食品が販売される。これらの食品は、食品衛生法により、例えば10℃以下で保管されることが義務付けられ、10℃を超える温度になると、保管されている食品は廃棄しなくてはならない。
食品自動販売機1は、窓部21の面材23を介して内部の収容コラム内の商品が見える領域E1には、搬出される商品の商品番号「1」〜「16」が表示されている。
図1に示すように、食品自動販売機1は、その外扉である開閉扉20に、窓部21及び商品取出口22が設けてある。窓部21は、複層ガラス等の透明、かつ断熱性を有した面材23を配設することによって構成したもので、本体キャビネット1aの前面開口が開閉扉20によって閉塞された場合にも、すべての商品収納棚の収納コラムにおいて最前列に収納された商品を外部から視認させることが可能であり、収納コラムの前端には窓部21を通じて視認可能となるように商品番号「1」〜「16」が表示してある。
商品取出口22は、利用者が購入商品を受け取るための開口であり、開閉扉20において窓部21よりも下方となる位置に形成してある。この商品取出口22は、開閉扉20に設けた商品取出扉24によって常時閉成された状態にあり、商品取出扉24を内側に向けて押し回すことで開放することができる。
窓部21の側方には、電子マネーリーダライタ39、紙幣挿入口25、表示操作部35、硬貨投入口26、返却レバー27、硬貨返却口28が設けられる。また、表示操作部35は、表示部37及び商品選択ボタン36を有する。電子マネーリーダライタ39は、電子マネーカードからの情報読込及び情報書込を行う。表示操作部35の上部には、ブザー42が設けられている。また、本体キャビネット1aの上部には、食品自動販売機1の周囲の外気温度を計測する外気温度センサ43が配置されている。
紙幣挿入口25は、紙幣を受け入れるための開口であり、硬貨投入口26は、硬貨を受け入れるための開口である。返却レバー27は、貨幣の返却を行う場合に操作するものである。硬貨返却口28は、返却硬貨や釣り銭が払い出される部分である。
商品選択ボタン36は、購入する商品を指示するためのテンキーであり、商品番号を直接入力するためのものである。表示部37は、商品選択ボタン36から入力された入力情報や、販売中、投入金額、釣り銭切れ、お札中止といった自動販売機を利用する際に必要となる各種情報を表示するためのものである。
図2に示すように、本体キャビネット1aは、前面が開口した直方状の食品自動販売機本体であり、その内部に断熱構造の商品収容庫102が配設してある。商品収容庫102には、商品ラック110が上下方向に沿って複数段設けてある。これら商品ラック110は、それぞれ商品収容庫102の両側に立設された図示せぬラック支持側板間に架設されており、商品を収納するものである。
また、商品収容庫102には、冷却手段としての蒸発器103が設けてある。蒸発器103は、機械室104に配設された圧縮機105や凝縮器106等と冷媒を循環させる冷凍サイクルを構成しており、自身の図示せぬ冷媒通路を通過する冷媒と、自身の周囲を通過する商品収容庫102の内部の空気とを熱交換させて該空気を冷却させるものである。ここで機械室104は、本体キャビネット1aの内部において商品収容庫102の下方側に画成された室である。
蒸発器103の周囲で冷却された空気は、庫内送風ファン107が駆動することにより、商品収容庫102の背面に設置された背面ダクト108の吸込口108aより通風路109に吸い込まれ、この通風路109を通過した後に吹出口108bから吹き出されることにより、商品ラック110に収納された商品を冷却することになる。
商品ラック110の前方域には、その両側に左右一対となる態様で搬送レール111が配設してあり、これら搬送レール111間を搬送トレイ112が図示せぬ搬送機構により上下方向に沿って移動可能に配設してある。つまり、搬送レール111間には、搬送トレイ112を通過させるための搬送通路113が形成してある。この搬送通路113は、機械室104の前方まで延在しており、搬送通路113と機械室104とは区画断熱材104aにより区画されている。
本体キャビネット1aには、開閉扉20が設けてある。開閉扉20は、本体キャビネット1aの前面開口の開閉するものである。
商品ラック110は、複数の収納コラム120が左右に並ぶ態様で並設されることにより構成してある。
図2は、商品ラック110を構成する1つの収納コラム120は、図示しないコラムケースを備える。コラムケースは、例えば樹脂材等により形成され、前後方向が長手方向となる長尺状のものである。
コラムケースには、スパイラル50が設けられる。スパイラル50は、例えば金属製の棒状体が前後方向(コラムケースの延在方向)に沿って螺旋状に巻回されることで形成されたものである。スパイラル50は、その中心軸周りに図示しないモータなどによって回転可能なものである。スパイラル50は、モータが駆動することにより、例えば、自身の中心軸回りに前方から見て時計回りの方向に回転するものである。スパイラル50が中心軸回りに前方から見て時計回りの方向に回転することにより、各ピッチ間に拘束される商品を漸次前方に向けて搬出するとともに、最前のピッチ間に拘束された商品を商品収納通路から前方に向けて払い出すものである。なお、コラムケースには、売切アクチュエータ51が設けてある。
<制御系の構成>
図3は、管理装置2を含めた食品自動販売機1の制御系の構成を示すブロック図である。図3に示すように、食品自動販売機1は、自動販売機主制御部10を有し、自動販売機主制御部10には、外部通信部14、近距離無線通信部15、本体制御部30、冷熱装置31、搬出装置32、コインメカニズム33、ビルバリデータ34、表示操作部35、リモコン38、電子マネーリーダライタ39、プリンタ40、開閉スイッチ41、ブザー42及び外気温度センサ43が接続される。
外部通信部14は、例えばLTE(登録商標)などの通信方式により、外部のネットワークを介して管理サーバや決済サーバに接続する通信インタフェースである。ここでは、外部通信部14は、管理装置2に接続する。また、近距離無線通信部15は、スマートフォン、タブレット端末、ハンディーターミナルなどの携帯端末装置と、WiFi(登録商標)やBluetooth(登録商標)などの近距離無線通信機能を介して接続する通信インタフェースである。
本体制御部30には、冷熱装置31、搬出装置32、庫内温度センサ44が接続される。本体制御部30は、自動販売機主制御部10の制御のもと、冷熱装置31、搬出装置32を制御する。庫内温度センサ44は、食品が保存される領域の上部に配置され、庫内温度を検出する。
冷熱装置31は、自動販売機主制御部10の制御のもとに、食品の庫内温度が規定温度、例えば10℃以下となるように、上記した冷凍サイクルを制御する。
搬出装置32は、収納コラム120から商品取出口22への搬送を行う。本体制御部30は、自動販売機主制御部10から送信された搬出命令に従って収納コラム120の前端から商品を搬出する。また、搬出装置32は、収納コラム120に収納された商品のすべてを搬出した場合に売切信号を本体制御部30に出力する。売切信号は売切アクチュエータ51が検出する信号である。
コインメカニズム33は、各種硬貨の投入枚数を整理し、自動販売機主制御部10に送信する一方、この自動販売機主制御部10からの指令に従い、各種硬貨を払い出すものである。なお、コインメカニズム33には、硬貨の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。
ビルバリデータ34は、紙幣の投入枚数を整理し、自動販売機主制御部10に送信する一方、この自動販売機主制御部10からの指令に従い、紙幣を払い出すものである。なお、ビルバリデータ34は、紙幣の真贋及び金種を識別する金銭識別機能を有する。表示操作部35は、上記した商品選択ボタン36及び表示部37を有する。
電子マネーリーダライタ39は、電子マネーカードにチャージされた電子マネーを読み込みむとともに、決済後の電子マネーを書き込む処理を行う。また、電子マネーリーダライタ39は、電子マネーカードに釣銭分の電子マネーをチャージする書き込み処理を行う。電子マネーリーダライタ39は、電子マネーカードを検出するとともに電子マネーカードの有効無効や種別を識別する電子マネー識別機能を有する。
自動販売機主制御部10は、販売制御部11、通知制御部12及び記憶部13を有する。販売制御部11は、商品選択ボタン36によって選択された食品自動販売機1内の商品の払い出し、決済処理等を行う。
通知制御部12は、外気温度センサ43が検出した外気温度が、規定温度を超える所定外気温度以上で所定時間経過した場合、食品の庫内温度を規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを、店舗の管理装置2に通知する制御を行う。規定温度は、庫内温度センサ44が検出する庫内温度であり、例えば10℃であり、所定外気温度は、例えば40℃である。また、所定時間は、例えば30分である。この所定外気温度と所定時間とは、食品自動販売機1の冷却能力と断熱能力とを考慮し、食品の温度が規定温度を超える可能性があることを事前に予知するための条件である。予知であるため、この所定外気温度と所定時間とを満足する場合に、食品の温度が規定温度を超えてはならず、少なくとも、例えば食品の温度が規定温度を超える1時間前にアラームを送出する。
なお、所定外気温度に替えて、規定温度よりも低い庫内温度としてもよい。この場合、庫内温度が規定温度に近づいていることを事前に通知することになる。
また、所定時間の条件は、所定外気温度以上となる時間が所定期間内に所定時間以上であることを条件としてもよいし、所定外気温度を、所定期間内の平均外気温度としてもよい。
なお、このアラームを受けた店舗の店員は、食品の庫内温度が規定温度を超えないように、例えば保冷剤を庫内に投入する等の対策を行って、食品ロスを低減する。
また、通知制御部12は、開閉スイッチ41の開閉状態を検知して、開閉扉20の開頻度が所定値以上、あるいは開閉扉20の開時間が所定開閉時間以上である場合、食品の庫内温度を規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを店舗の管理装置2に通知する制御を行う。開閉扉の開状態が頻繁、あるいは長時間生じると、庫内温度が人為的に上昇して規定温度を超えてしまうからである。なお、このアラームは、管理装置2のみではなく、食品自動販売機1自体から、例えばブザー42からアラーム出力を行うようにしてもよい。このような状態は、例えば、食品温度管理に留意しない、不慣れな店員による食品補充が行われる場合に有効である。
さらに、通知制御部12は、食品自動販売機1に異常が発生した場合、異常発生の詳細情報を店舗の管理装置2に通知する異常通知部としての機能を有する。詳細情報としては、例えば、異常が発生した収納コラム120、異常発生日時、異常発生対象商品、異常発生過程などである。異常発生過程とは、例えば、食品搬送時において、センサの検出結果からどこからどこまで正常であって、どの箇所で異常が発生しているかの情報である。なお、ここでいう異常とは、食品が搬送されないことや食品が2個以上搬送されるなどの搬送異常や、通常のセンサ出力異常(エラー)などである。
この詳細情報を管理装置2に通知し、記録しておくことによって、食品自動販売機の管理センターに異常報告をする際、正確な情報を伝達することができる。管理センターは、詳細情報をもとに、例えば事例データベースを用いて直ちに故障排除の指示を行える可能性が大きくなり、販売停止による食品ロス時間を低減することができる。また、従来は、食品自動販売機1の異常を店舗に連絡する人と、店舗から管理センターに連絡する人とが口頭で情報授受を行っていたため、口頭伝達による曖昧性があったが、詳細情報の通知により、この曖昧性が除かれ、管理センターへの正確な異常情報が伝達されるため、迅速な故障排除が可能になる。なお、従来の異常検知は、食品販売数が少なくなって初めて知る場合が多かったが、本実施の形態では、異常検知そのものが通知されるため、迅速な故障排除を行うことができる。
また、この詳細情報を管理装置2が記憶しておくことによって、食品自動販売機1に駆け付けたサービスマンは、正確な異常情報を得ることができるため、迅速な故障排除を行うことができる。
これに鑑み、通知制御部12は、出力処理部として機能し、異常の詳細情報をプリンタ40等に出力し、食品自動販売機1自体から詳細情報が得られるようにしている。食品自動販売機1のプリンタ40に故障の詳細情報が印字出力されていることによって、サービスマンは、直接、食品自動販売機1に駆け付け、食品自動販売機1の故障を迅速に排除することができる。なお、プリンタ40は、詳細情報を印字出力していてもよいが、記憶部13に記憶しておき、その情報をサービスマンが印字出力するようにしてもよい。また、印字出力に限らず、音声出力や表示出力であってもよい。
記憶部13は、販売制御上の情報等を記憶する。なお、記憶部13は、上記の詳細情報をも保持する。
なお、電子マネーリーダライタ39による決済は、食品自動販売機1自体で行ってもよいが、ネットワークNを介して管理装置2側で管理して決済するようにしてもよい。また、電子マネーリーダライタ229などの電子決済売上を、定期的に管理装置2側に通知する場合、この電子決済売上の通知とともに、上記のアラームを通知するようにしてもよい。
管理装置2は、食品自動販売機1を管理する店舗内に配置され、出力部3、制御部4、記憶部5、通信部6を有する。出力部3は、例えば、通知された詳細情報を表示出力する。出力部3は、プリンタなどの印字出力であってもよい。記憶部5、例えば、通知された詳細情報を記憶する。通信部6は、ネットワークNを介した食品自動販売機1との通信処理を行う。制御部4は、出力部3、記憶部5、通信部6を制御する。
<食品自動販売機の食品管理処理>
図4は、食品自動販売機1の食品管理処理手順を示すフローチャートである。図4に示すように、まず、通知制御部12は、外気温度センサ43の検出履歴から、外気温度が、食品の規定温度を超える所定外気温度以上で、所定時間経過したか否かを判定する(ステップS110)。外気温度が、規定温度を超える所定外気温度以上で、所定時間経過した場合(ステップS110,Yes)には、管理装置2に、食品の庫内温度を規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを通知し(ステップS120)、本処理を終了する。
一方、外気温度が、規定温度を超える所定外気温度以上で、所定時間経過しない場合(ステップS110,No)には、さらに、開閉スイッチ41の検出履歴をもとに、開閉扉20の開頻度が所定値以上、または、開閉扉20の開時間が所定時間以上であるか否かを判定する(ステップS130)。開閉扉20の開頻度が所定値以上、または、開閉扉20の開時間が所定時間以上である場合(ステップS130,Yes)には、ブザー42によるアラーム出力を行い(ステップS140)、さらに、管理装置2に、食品の庫内温度を規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを通知し(ステップS120)、本処理を終了する。
開閉扉20の開頻度が所定値以上、または、開閉扉20の開時間が所定時間以上でない場合(ステップS130,No)には、さらに異常が発生したか否かを判定する(ステップS150)。異常が発生した場合(ステップS150,Yes)には、プリンタ40に異常の詳細情報を出力し(ステップS160)、さらに、管理装置2に異常の詳細情報を出力して(ステップS170)、本処理を終了する。一方、異常が発生していない場合(ステップS150,No)、本処理を終了する。なお、上記の処理は、所定時間毎、繰り返し行う。
なお、上記の実施の形態及び変形例で図示した各構成は機能概略的なものであり、必ずしも物理的に図示の構成をされていることを要しない。すなわち、各装置及び構成要素の分散・統合の形態は図示のものに限られず、その全部又は一部を各種の使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散・統合して構成することができる。
1 食品自動販売機
1a 本体キャビネット
2 管理装置
3 出力部
4 制御部
5,13 記憶部
6 通信部
10 自動販売機主制御部
11 販売制御部
12 通知制御部
14 外部通信部
15 近距離無線通信部
20 開閉扉
21 窓部
22 商品取出口
23 面材
24 商品取出扉
25 紙幣挿入口
26 硬貨投入口
27 返却レバー
28 硬貨返却口
30 本体制御部
31 冷熱装置
32 搬出装置
33 コインメカニズム
34 ビルバリデータ
35 表示操作部
36 商品選択ボタン
37 表示部
38 リモコン
39 電子マネーリーダライタ
40 プリンタ
41 開閉スイッチ
42 ブザー
43 外気温度センサ
44 庫内温度センサ
50 スパイラル
51 売切アクチュエータ
E1 領域
N ネットワーク

Claims (6)

  1. 店舗に通信接続され、前記店舗外において食品を規定温度以下に保存して前記食品を販売する食品自動販売機であって、
    前記食品自動販売機が配置される場所の外気温度を計測する外気温度センサと、
    前記外気温度が、前記規定温度を超える所定外気温度以上で所定時間経過した場合、前記食品の庫内温度を前記規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを前記店舗に通知する制御を行う制御部と、
    を備えたことを特徴とする食品自動販売機。
  2. 前記食品の格納場所を開閉する開閉扉を備え、
    前記制御部は、前記開閉扉の開頻度が所定値以上、あるいは前記開閉扉の開時間が所定開閉時間以上である場合、前記食品の庫内温度を前記規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを前記店舗に通知する制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の食品自動販売機。
  3. 前記食品自動販売機に異常が発生した場合、異常発生の詳細情報を前記店舗に通知する異常通知部を備えたことを特徴とする請求項1又は2に記載の食品自動販売機。
  4. 前記食品自動販売機に異常が発生した場合、異常発生の詳細情報を、前記食品自動販売機の出力部に出力する出力処理部を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の食品自動販売機。
  5. 店舗に通信接続され、前記店舗外において食品を規定温度以下に保存して前記食品を販売する食品自動販売機の食品管理方法であって、
    前記食品自動販売機が配置される場所の外気温度が、前記規定温度を超える所定外気温度以上で所定時間経過した場合、前記食品の庫内温度を前記規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを前記店舗に通知することを特徴とする食品自動販売機の食品管理方法。
  6. 前記食品の格納場所を開閉する開閉扉の開頻度が所定値以上、あるいは前記開閉扉の開時間が所定開閉時間以上である場合、前記食品の庫内温度を前記規定温度以下に維持できない可能性があるとするアラームを前記店舗に通知することを特徴とする請求項5に記載の食品自動販売機の食品管理方法。
JP2019222272A 2019-12-09 2019-12-09 食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法 Active JP7415507B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019222272A JP7415507B2 (ja) 2019-12-09 2019-12-09 食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019222272A JP7415507B2 (ja) 2019-12-09 2019-12-09 食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021092916A true JP2021092916A (ja) 2021-06-17
JP7415507B2 JP7415507B2 (ja) 2024-01-17

Family

ID=76312574

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019222272A Active JP7415507B2 (ja) 2019-12-09 2019-12-09 食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7415507B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116994378A (zh) * 2023-09-27 2023-11-03 广州微米物联网科技股份有限公司 一种带温控调节功能的预制菜售卖系统

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06251246A (ja) * 1993-03-01 1994-09-09 Hitachi Ltd 自動販売機のレシート発行方法
JPH08305945A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Matsushita Refrig Co Ltd 自動販売機の制御装置
JP2000149104A (ja) * 1998-11-12 2000-05-30 Fuji Electric Co Ltd 情報収集機能付き自動販売機及びそのシステム
JP2001291153A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 自動販売機の異常報知装置
WO2019026202A1 (ja) * 2017-08-02 2019-02-07 日本電気株式会社 メンテナンス監視装置、システム、方法、プログラム

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06251246A (ja) * 1993-03-01 1994-09-09 Hitachi Ltd 自動販売機のレシート発行方法
JPH08305945A (ja) * 1995-04-28 1996-11-22 Matsushita Refrig Co Ltd 自動販売機の制御装置
JP2000149104A (ja) * 1998-11-12 2000-05-30 Fuji Electric Co Ltd 情報収集機能付き自動販売機及びそのシステム
JP2001291153A (ja) * 2000-04-05 2001-10-19 Toshiba Electric Appliance Co Ltd 自動販売機の異常報知装置
WO2019026202A1 (ja) * 2017-08-02 2019-02-07 日本電気株式会社 メンテナンス監視装置、システム、方法、プログラム

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN116994378A (zh) * 2023-09-27 2023-11-03 广州微米物联网科技股份有限公司 一种带温控调节功能的预制菜售卖系统
CN116994378B (zh) * 2023-09-27 2023-12-08 广州微米物联网科技股份有限公司 一种带温控调节功能的预制菜售卖系统

Also Published As

Publication number Publication date
JP7415507B2 (ja) 2024-01-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7822503B2 (en) Systems, methods, and apparatuses for energy management in vending machines, appliances, and other store or dispense equipment
US7853354B2 (en) System and method for communicating vending information
JP5884395B2 (ja) 自動販売機
US20020004690A1 (en) Vending machine
US6286710B1 (en) Vending machine and concurrently ice-box
JP2021092916A (ja) 食品自動販売機及び食品自動販売機の食品管理方法
JP2015045948A (ja) 商品収納装置
KR200483622Y1 (ko) 미니바
CN110992582B (zh) 陈列柜兼用自动售货机
JP2021111182A (ja) 自動販売機、自動販売機システム及び自動販売機の表示制御方法
KR20210102597A (ko) 스마트 자동 판매 시스템
JP2008129612A (ja) 自動販売機用リーダライタ
JP7451998B2 (ja) 自動販売機及び自動販売機システム
JP2011095873A (ja) 自動販売機
JP2021120818A (ja) 自動販売機及び自動販売機の商品補充管理方法
JP5017980B2 (ja) 自動販売機の搬送制御装置及び制御プログラム
JP7499442B2 (ja) 収納装置
CN114468680B (zh) 收纳装置、收纳装置管理系统以及收纳装置管理方法
JP7298251B2 (ja) オペレーション端末装置、自動販売機及びオペレーション管理方法
JP2008123467A (ja) 自動販売機
JP2022189049A (ja) 自動販売機システム及び自動販売機
JP5515819B2 (ja) 自動販売機
JPWO2020004341A1 (ja) 商品収納装置
JP2010267126A (ja) 自動販売機
JPH10134247A (ja) 自動販売機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20221114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20231003

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20231122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20231205

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20231218

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7415507

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150