JP3700046B2 - 缶商品自動販売機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コーヒー,紅茶,汁粉などの缶入り商品をホット商品,もしくはコールド商品として販売するホット・アンド・コールド自動販売機を対象に、機内に誘導加熱式の缶商品加熱装置を搭載し、販売した缶商品を利用客の選択により誘導加熱した上でホット商品として提供するようにした缶商品自動販売機に関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、商品の品質管理,および自動販売機の省エネ化を狙いに、機内に誘導加熱式の缶商品加熱装置を搭載し、商品収納ラックで冷蔵保存していた缶商品を利用客のホット商品選択により商品収納ラックから払出した後、前記の缶商品加熱装置に取り込んで急速加熱し、ホット商品として商品取出口に送り出すようにした缶商品自動販売機が公知である。
【0003】
ここで、従来における誘導加熱式の缶自動販売機は、商品収納ラックを搭載したキャビネットの庫内(冷蔵室)から前面外扉の商品取出口に通じる機内の商品搬出経路に誘導加熱式の缶商品加熱装置を配置し、客がホット商品を選択した場合には、商品収納ラックから払出した商品を缶商品加熱装置に取り込んで加熱した上でホット商品として商品取出口に搬出するようにしている。なお、ホット商品の仕上がり温度は販売適温(通常は55℃)に設定されており、庫内の冷蔵温度,缶商品の中身容量などの条件に合わせて誘導加熱時間を制御し、缶商品が所定の加熱温度に達すると誘導加熱を停止して商品を商品取出口に搬出するようにしている。
【0004】
ところで、前記構成の従来の缶商品自動販売機では、販売効率の面で次に記すような問題点がある。すなわち、商品収納ラックに収納して冷蔵保存しておいた缶商品を商品収納ラックから誘導加熱式の缶商品加熱装置に導いてホット商品の温度まで加熱する場合に、一例として中身飲料の容量が190mlである鉄製缶入り商品を冷蔵温度5℃から55℃まで加熱するのに約25秒の加熱時間を要する。つまり、従来の自動販売機で利用客がホット商品を選択した場合には、商品を商品収納ラックから商品取出口に搬出する動作時間に前記の誘導加熱時間が加わることになる。これに対して、商品収納ラックから払出した商品をそのまま商品取出口に搬出するコールド商品の販売動作時間は僅か数秒である。そのために、後続の順番待ち客がいる場合には待ち時間が長くなって客を効率よく捌くことができず、自動販売機の販売効率が低下する。
【0005】
なお、缶商品の誘導加熱に要する時間を縮めてホット商品の販売動作時間を短縮するために、ホット商品を庫内で35℃(商品の品質劣化に支障のない保存温度)程度に予熱しておき、ホット商品の販売時には庫内で予熱しておいた缶商品を商品収納から払出した後、誘導加熱により所定の仕上がり温度まで加熱して販売に供するようにした方式のものも知られているが、この方式は機内にコールド室とは別にヒータ装備の予熱専用室を画成するほか、同一種類の商品についてコールド用とホットの商品収納ラックを別々に装備する必要があってコスト高となる。
【0006】
そこで、前記した販売効率の問題を解消する対策として、自動販売機の前面外扉に、販売指令に基づいて機内冷蔵室に収容の商品収納ラックから払出した商品を取り出す商品取出口,および商品取出口から一旦外部に取出した商品を加熱するために投入する商品投入口とを備えるとともに、商品投入口と商品取出口とを結ぶ機内通路の途上に誘導加熱式の缶商品加熱装置を設置し、コールド商品として商品収納ラックから商品取出口に搬出された購入商品を客の選択により商品取出口より一旦取り出して商品投入口に投入し、缶商品加熱装置により加熱した上でホット商品として商品取出口に搬出するよう構成した缶商品自動販売機が本発明と同一出願人より特願平10−345239号として先に提案されている。
【0007】
次に、上記提案になる缶商品自動販売機の構成を図3に示す。図において、1は自動販売機の本体キャビネット、2はその前面外扉であり、図示されてないが断熱筐体としてなるキャビネット1の庫内には、多セレクションの商品収納ラック(例えばサーペンタイン式商品収納ラック),庫内保冷用の冷却ユニット(冷凍機のエバポレータとファンとの組立体),および商品搬出シュータを収設し、その前面には断熱内扉を配している。
【0008】
また、外扉2には商品見本3,商品選択釦4を配置したディスプレイ室5、コイン機構,ビルバリデータなどを備えた操作パネル6、庫内の商品収納ラックから払出した商品を取り出す商品取出口7に加えて、商品取出口7の開口位置よりも斜め上方の中段位置に開口する商品投入口8が設けてあり、この商品投入口8と商品取出口7との間を結んで外扉2の裏面側に形成した傾斜通路には誘導加熱式の缶商品加熱装置9が設置され、さらに缶商品加熱装置9を挟んでその入口と商品投入口8との間,および出口と商品取出口7との間にはそれぞれ搬入シュータ10,搬出シュータ11が敷設されている。なお、12は缶商品加熱装置9の制御部、13は誘導加熱コイルの高周波電源(インバータ)である。
【0009】
ここで、缶商品加熱装置9は、本発明と同一出願人より先に提案した特開平6−282742号,特開平10−307957号と同様に、搬入シュータ10を滑動して来た倒置姿勢の缶商品14を受容する樋状の缶搬送ガイド15、缶搬送ガイド15の外周面側に配置した誘導加熱コイル16、加熱装置内に取り込んだ缶商品14を加熱位置に保持する開閉式ストッパ17、誘導加熱中に缶商品14を缶搬送ガイドから浮かした状態に上下から保持して自転させるローラ18,およびローラの駆動モータ19を組合せ、さらに上方には缶商品14の到達を検知する商品検知スイッチ20,誘導加熱中に缶の表面温度を検出する温度センサ21などを組合せた構成になる。なお、22はホット商品の仕上がり温度を普通,熱め,温めに選択する温度選択釦である。
【0010】
次に、前記構成になる缶商品自動販売機の商品販売動作,および缶商品を誘導加熱する動作手順を説明する。まず、利用客がお金を投入して購入商品を選択釦4で選択すると、庫内で低温に保冷されていた商品14が商品収納ラックから払出され、商品搬出シュータを経て商品取出口7へコールド商品として搬出される。ここで、利用客がコールド商品を所望する場合には商品投入口7に搬出された商品14を取り出すことで販売動作が終了する。
【0011】
一方、ホット商品を所望する場合には、利用客が商品取出口7から自分の手で商品を一旦外部に取出した後、改めて商品投入口8に投入する。これにより、商品14は倒置姿勢でシュータ10の上を滑動し缶商品加熱装置9に入る。そして商品検知スイッチ20が商品14の到達を検知すると、制御部12からの指令で缶商品加熱装置9が始動するとともに、高周波電源13から誘導加熱コイル16に給電を開始して誘導加熱を開始する。また、缶商品14の誘導加熱中は温度センサ21が缶の表面温度を検出し、この信号を基に中身飲料の温度が指定の仕上がり温度に達したと判断されると缶商品加熱装置9の誘導加熱を停止するとともに、出口側のストッパ17を釈放位置に後退させる。これにより商品14は缶商品加熱装置9からシュータ11を経て商品取出口7にホット商品として搬出され、これで一連の商品誘導加熱動作が終了する。
【0012】
上記のように購入した缶商品を客のマニュアル操作で商品投入口に投入してホット商品に誘導加熱する缶商品自動販売機によれば、ホット商品を所望した客が商品投入口7から商品投入口8に移し替えて誘導加熱している間も自動販売機は次の商品販売が可能な待機状態にあるので、後続の順番待ちの利用客は前の客がホット商品を取り出すまで待たずに、直ちに商品を購入することが可能である。したがって、順番待ちの利用客がいる場合でも客を効率よく捌けて自動販売機の販売効率が向上する。また、商品収納ラックに収納した商品は全て保冷するだけでよく、庫内にコールド室とは別にヒータ装備のホット,ないし予熱室,およびコールド/ホット室間の断熱仕切壁を設ける必要がなくなるほか、商品収納ラックの同じコラムに収納した缶商品をコールド,ホット二通りの販売が可能で、同じ種類の商品をホット室,コールド室に別々に分けて別々に収納する方式と比べて商品収納ラックのセレクション数がほぼ半数で済む。したがって、その分だけヒータの消費電力,並びにコールド室/ホット室間の熱貫流に起因する熱損失も無くなってトータル的に省エネ効果が得られるとともに、自動販売機のダウンサイジング,並びに庫内の高い商品収容効率が確保できる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、図3で述べた缶商品自動販売機を市場に投入するには、機能面で次に記すような解決すべき問題点がある。すなわち、
(1) 外扉2の前面に開口している商品投入口8について、自動販売機の稼働中に商品が自由に投入できる状態にしておくと、悪戯行為で商品投入口8に商品以外の異物が投入されたり、同じロケーション先に設置されている別な自動販売機(誘導加熱機能なし)で購入した缶商品の加熱に悪用されるおそれがあることから、その防護対策が必要である。
【0014】
(2) また、缶商品自動販売機では、同一機で各種飲料を併売するようにしているが、炭酸飲料などのように、飲料の種類によっては缶商品を誘導加熱すると中身飲料が激しく発泡して缶の内圧が異常に高くなり、そのために缶商品が誘導加熱中に破裂したり、取出した缶を開封した際に飲料が噴き出て思わぬ火傷を負うおそれがある。したがって、安全面からも客が炭酸飲料など誘導加熱が“不可”の商品を選択した場合には、商品取出口から一旦取り出した商品を商品投入口に誤って投入できないように規制する対策が必要となる
本発明は上記の点に鑑みなされたものであり、先に提案した誘導加熱方式の缶商品自動販売機をベースに、前記した問題点の解決が図れるように改良した缶商品自動販売機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明によれば、機内に誘導加熱式の缶商品加熱装置を搭載した缶商品自動販売機であって、その前面外扉に、販売指令に基づいて機内冷蔵室に収容の商品収納ラックから払出した商品を取り出す商品取出口,および商品取出口から一旦外部に取出した商品を加熱するために投入する商品投入口とを備えるとともに、商品投入口と商品取出口とを結ぶ機内通路の途上に誘導加熱式の缶商品加熱装置を配備し、コールド商品として商品収納ラックから商品取出口に搬出された購入商品を客の選択により商品取出口より一旦取り出して商品投入口に投入し、缶商品加熱装置により加熱した上でホット商品として商品取出口に搬出するようにしたものにおいて、前記商品投入口を手動で開ける投入口扉、該投入口扉を閉位置に鎖錠する扉ロック、および缶商品加熱装置,扉ロックの制御部を備え、販売待機時には前記投入口扉を閉位置に鎖錠し,商品販売時には投入口扉の鎖錠を一時的に釈放させる扉ロックの制御手段を備え、具体的には次記のような態様で構成するものとする。
【0016】
(1) 誘導加熱不可の商品の誤投入を防止するために、商品収納ラックの各コラムごとに商品の種類に合わせて誘導加熱可/不可を設定する手段を備え、該手段で設定した情報を基に、商品販売時に客が誘導加熱可の商品を選択した場合には制御部からの指令で商品投入口の扉ロックを釈放し、誘導加熱不可の商品を選択した場合には扉ロックを鎖錠のままとする(請求項)。
【0017】
(2) 商品を1本ずつ誘導加熱するために、投入口扉の開閉状態を検知する扉スイッチ,および商品投入口に投入した商品が缶商品加熱装置に到達したことを検知する商品検知スイッチを備え、前記各スイッチの信号を基に、商品投入口に投入した商品が缶商品加熱装置に到達し,かつ投入口扉が閉じていることを条件に制御部からの指令で缶商品加熱装置の誘導加熱を開始するとともに、投入口扉を閉位置に鎖錠するようにする(請求項)。
【0018】
(3) 販売時に一時的に解除した商品投入口の扉ロックを、客が商品を投入しない場合には復帰動作させて投入口扉を鎖錠するために、扉ロックの釈放動作時間を設定するタイマを備え、商品販売時に投入口扉の扉ロックを釈放した状態で、タイマで設定した時限時間中に客が商品を商品投入口に投入しない場合には、タイマの限時動作同時に扉ロックを作動させて投入口扉を閉位置に鎖錠する(請求項)。
【0019】
上記の構成によれば、販売待機中は商品投入口の扉が閉位置に鎖錠されているので、外部から商品投入口に異物を投入したりする悪戯行為,並びに別な自動販売機で購入した缶商品の加熱に悪用されることが防げる。また、商品販売時に誘導加熱“不可”の商品が選択された場合には、扉ロックを鎖錠して投入口扉が開かないようにしたことで、利用客が炭酸飲料などの誘導加熱“不可”の商品を誤って投入できないように規制して缶商品の破裂,中身飲料の噴出などのトラブルを未然に防止できる。
【0020】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1,図2に基づいて説明する。なお、図1は自動販売機に装備した商品投入口,缶商品加熱装置周辺の構成,並びにその制御系統をブロック図として表した図、図2は缶商品を誘導加熱する動作を表すフローチャートを表したものであり、実施例の図中で図3に対応する同一部材には同じ符号を付してその説明は省略する。
【0021】
まず、図1において、商品投入口8には手動で開けるフラッパ形の投入口扉8aが取付けてあり、さらに該投入口扉8aに対して扉の開閉状態を検知する扉スイッチ23、および投入口扉8aを閉位置に鎖錠して開かないようにする扉ロック(例えばソレノイド操作式)24を備えている。また、25は商品収納ラックの各コラムごとにそのコラムに収納した商品の種類に合わせて誘導加熱が“可”か“不可”かをあらかじめ設定してその情報を制御部12のメモリに書き込む誘導加熱可/不可設定用の入力器(キーボード)、26は後述する扉ロック24の解除動作時間を設定するタイマである。なお、缶加熱加熱装置9,および扉ロック24の制御系スレーブは販売の制御系スレーブと分けて構築されている。
【0022】
次に、前記構成の自動販売機で販売した缶商品を誘導加熱しホット商品として商品取出口に搬出するまでの動作手順を図2のフローチャートで説明する。
【0023】
まず、自動販売機での商品販売に先立ち、各種の商品を商品収納ラックの各コラムに分けてローディングした状態で、管理者(ルートマン)は誘導加熱可/不可設定用の入力器25を使用して次のような設定を行う。すなわち、商品収納ラックの各コラムごとにそのコラムに収納した商品の種類(炭酸飲料,非炭酸飲料)に合わせて誘導加熱可/不可をキーボードで設定し、その情報を制御部12のメモリに書き込む。なお、販売開始時には商品取出口8の投入口扉8aは閉じており、かつ扉ロック24が投入口扉8aを閉位置に鎖錠している。したがって、販売待機の状態では投入口扉8aは自由に開けることができない。
【0024】
そして、自動販売機の販売開始後に利用客がお金を投入して所望の商品を選択釦4で選択すると、庫内で低温に保冷されていた缶商品14が商品収納ラックから商品取出口7にコールド商品として搬出される。また、商品が搬出されると次の商品販売が可能な待機状態に戻る。
【0025】
また、商品販売時に客の選択した商品が誘導加熱“可”であれば、制御部12からの指令で先記の扉ロック24が投入口扉8aの鎖錠を解除して扉が自由に開けられる状態にするとともに、この時点で扉ロック24の解除動作時間を設定したタイマ26(タイマの時限は任意に変更可能である)が始動する。これに対して、客の選択した商品が誘導加熱“不可”であれば、扉ロック24は解除せずに投入口扉8aを閉位置に鎖錠したままとする。
【0026】
ここで、客がコールド商品を所望した場合は、缶商品14を商品取出口7から取り出すことで1回の販売が終了する。また、この場合には購入した商品は商品投入口8には投入されずに投入口扉8aは閉じたままであり、タイマ26で設定した限時時間が経過すると、扉スイッチ23の検知信号を基に投入口扉8aが閉じていることを条件で扉ロック24を復帰動作して投入口扉8aを開かないように鎖錠する。
【0027】
一方、客がホット商品を所望し、商品取出口7に搬出された低温状態の缶商品14を一旦外部に取出した後、投入口扉8aを自分の手で開いて缶商品14を商品投入口8に投入すると、缶商品14は搬入シュータ10を滑動して缶商品加熱装置9に到達する。ここで、商品検知スイッチ20が缶商品14の取り込みを検知すると、投入口扉8aが閉じていることを条件にタイマ26で設定した限時時間以前でも扉ロック24を即時復帰させて投入口扉8aを閉位置に鎖錠した後、制御部12から指令で高周波電源13から誘導加熱コイル16に給電し、缶商品14の誘導加熱を開始する。また、誘導加熱中は温度センサ21が缶商品14の表面温度を検出して制御部12に与える。なお、ホット商品の仕上がり温度は仕上がり温度選択釦22で選択する。
【0028】
そして、缶商品14の中身飲料が所定の仕上がり温度まで上昇すると、制御部12からの指令で誘導加熱コイル16への給電を止めて缶商品14の誘導加熱を停止するとともに、いままで缶商品14を加熱位置に保持しておいた出口側のストッパ17を釈放する。これにより、缶商品14は搬出シュータ11を滑動して商品取出口7にホット商品として搬出される。
【0029】
なお、当然のことながら自動販売機に複数の客が順番待ちしている場合には、前の客が商品を商品投入口に投入して誘導加熱している間でも、これと並行して次の客は待たずにお金を投入して商品を購入することかできる。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明によれば、販売待機中は商品投入口の扉が閉位置に鎖錠されているので、外部から商品投入口に異物を投入したりする悪戯行為,並びに別な自動販売機で購入した缶商品の加熱に悪用されることが防げる。また、商品販売時に誘導加熱“不可”の商品が選択された場合に扉ロックを鎖錠して投入口扉が開かないようにしたことで、利用客が炭酸飲料などの誘導加熱不可の商品を誤って投入できないように規制して缶商品の破裂,中身飲料の噴出などのトラブルを未然に防止できるなど、実使用面で有用な機能を備えた缶商品自動販売機を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による缶商品自動販売機の商品投入口,缶商品加熱装置周辺の構成,並びにその制御系統のブロック図
【図2】図1の構成による缶商品の誘導加熱動作を表すフローチャート図
【図3】本発明の実施対象となる誘導加熱式の缶商品加熱装置を搭載した自動販売機全体の正面図
【符号の説明】
1 本体キャビネット
2 前面外扉
7 商品取出口
8 商品投入口
8a 投入口扉
9 誘導加熱式缶商品加熱装置
12 制御部
14 缶商品
16 誘導加熱コイル
20 商品検知スイッチ
23 扉スイッチ
24 扉ロック
25 誘導加熱可/不可設定用ローダ
26 タイマ

Claims (3)

  1. 機内に誘導加熱式の缶商品加熱装置を搭載した缶商品自動販売機であって、その前面外扉に、販売指令に基づいて機内冷蔵室に収容の商品収納ラックから払出した商品を取り出す商品取出口,および商品取出口から一旦外部に取出した商品を加熱するために投入する商品投入口とを備えるとともに、商品投入口と商品取出口とを結ぶ機内通路の途上に誘導加熱式の缶商品加熱装置を配備し、コールド商品として商品収納ラックから商品取出口に搬出された購入商品を客の選択により商品取出口より一旦取り出して商品投入口に投入し、缶商品加熱装置により加熱した上でホット商品として商品取出口に搬出するようにしたものにおいて、前記商品投入口を手動で開ける投入口扉、該投入口扉を閉位置に鎖錠する扉ロック、および缶商品加熱装置,扉ロックの制御部を備え、販売待機時には前記投入口扉を閉位置に鎖錠し,商品販売時には投入口扉の鎖錠を一時的に釈放させる扉ロックの制御手段と、商品収納ラックの各コラムごとに商品の種類に合わせて誘導加熱可/不可を設定する手段とを備え、該手段で設定した情報を基に、商品販売時に客が誘導加熱可の商品を選択した場合には制御部からの指令で商品投入口の扉ロックを釈放し、誘導加熱不可の商品を選択した場合には扉ロックを鎖錠のままとすることを特徴とする缶商品自動販売機。
  2. 機内に誘導加熱式の缶商品加熱装置を搭載した缶商品自動販売機であって、その前面外扉に、販売指令に基づいて機内冷蔵室に収容の商品収納ラックから払出した商品を取り出す商品取出口,および商品取出口から一旦外部に取出した商品を加熱するために投入する商品投入口とを備えるとともに、商品投入口と商品取出口とを結ぶ機内通路の途上に誘導加熱式の缶商品加熱装置を配備し、コールド商品として商品収納ラックから商品取出口に搬出された購入商品を客の選択により商品取出口より一旦取り出して商品投入口に投入し、缶商品加熱装置により加熱した上でホット商品として商品取出口に搬出するようにしたものにおいて、前記商品投入口を手動で開ける投入口扉、該投入口扉を閉位置に鎖錠する扉ロック、および缶商品加熱装置,扉ロックの制御部を備え、販売待機時には前記投入口扉を閉位置に鎖錠し,商品販売時には投入口扉の鎖錠を一時的に釈放させる扉ロックの制御手段と、投入口扉の開閉状態を検知する扉スイッチ,および商品投入口に投入した商品が缶商品加熱装置に到達したことを検知する商品検知スイッチを備え、前記各スイッチの信号を基に、商品投入口に投入した商品が缶商品加熱装置に到達し,かつ投入口扉が閉じていることを条件に制御部からの指令で缶商品加熱装置の誘導加熱を開始するとともに、投入口扉を閉位置に鎖錠するようにしたことを特徴とする缶商品自動販売機。
  3. 機内に誘導加熱式の缶商品加熱装置を搭載した缶商品自動販売機であって、その前面外扉に、販売指令に基づいて機内冷蔵室に収容の商品収納ラックから払出した商品を取り出す商品取出口,および商品取出口から一旦外部に取出した商品を加熱するために投入する商品投入口とを備えるとともに、商品投入口と商品取出口とを結ぶ機内通路の途上に誘導加熱式の缶商品加熱装置を配備し、コールド商品として商品収納ラックから商品取出口に搬出された購入商品を客の選択により商品取出口より一旦取り出して商品投入口に投入し、缶商品加熱装置により加熱した上でホット商品として商品取出口に搬出するようにしたものにおいて、前記商品投入口を手動で開ける投入口扉、該投入口扉を閉位置に鎖錠する扉ロック、および缶商品加熱装置,扉ロックの制御部を備え、販売待機時には前記投入口扉を閉位置に鎖錠し,商品販売時には投入口扉の鎖錠を一時的に釈放させる扉ロックの制御手段と、制御部に扉ロックの釈放動作時間を設定するタイマを備え、商品販売時に投入口扉の扉ロックを釈放した状態で、タイマで設定した時限時間中に客が商品を商品投入口に投入しない場合には、タイマの限時動作同時に扉ロックを作動させて投入口扉を閉位置に鎖錠するようにしたことを特徴とする缶商品自動販売機。
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