JPH09138531A - シート体処理装置用モータ制御装置 - Google Patents

シート体処理装置用モータ制御装置

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JPH09138531A
JPH09138531A JP7295612A JP29561295A JPH09138531A JP H09138531 A JPH09138531 A JP H09138531A JP 7295612 A JP7295612 A JP 7295612A JP 29561295 A JP29561295 A JP 29561295A JP H09138531 A JPH09138531 A JP H09138531A
Authority
JP
Japan
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motor
temperature
sheet body
motors
processing apparatus
Prior art date
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Pending
Application number
JP7295612A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Harada
博之 原田
Toshihiko Araki
俊彦 荒木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyocera Mita Industrial Co Ltd
Original Assignee
Mita Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Mita Industrial Co Ltd filed Critical Mita Industrial Co Ltd
Priority to JP7295612A priority Critical patent/JPH09138531A/ja
Publication of JPH09138531A publication Critical patent/JPH09138531A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】自動原稿搬送装置には、複数のモータおよ
び各モータの温度を検出する温度センサが備えられてい
る。装置が連続運転している場合、モータの温度が上昇
して、モータの性能が劣化するおそれがある。モータの
温度上昇が温度センサで確認されると、各モータをそれ
ぞれ駆動源とする給紙ころ等の周速が等しく低下され
る。さらに、各モータの駆動電流の上限が共通に低下さ
れ、さらに各モータの駆動ゲインが共通に低下される(S
4)。 【効果】モータの負担を軽減できるので、性能の低下し
たモータを安定に動作させることができ、ジャム等の発
生を防止できる。したがって、オーバスペックとならな
いモータを選定できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機等に備えら
れる自動原稿搬送装置等の原稿等のシート体を処理する
ための装置に用いられ、シート体を処理する際に必要な
駆動力を発生するモータを制御するためのシート体処理
装置用モータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やファクシミリ装置には、原稿や
画像形成用紙等のシート体を処理する装置が備えられて
いる。具体的には、原稿を所定の位置へ自動的にセット
するために原稿を搬送する自動原稿搬送装置、画像形成
用紙を搬送しながら当該画像形成用紙に画像を形成する
画像形成装置等がある。
【0003】自動原稿搬送装置には、原稿トレイに載置
された原稿を原稿台に導くための給紙ローラ、原稿台上
で原稿を搬送するための搬送ベルト、当該搬送ベルトに
よって搬送されてきた原稿を排出トレイに排出するため
の排出ローラ等が備えられている。給紙ローラ、搬送ベ
ルトおよび排出ローラは、それぞれ個別の給紙モータ、
搬送モータおよび排出モータによって駆動される。
【0004】また、画像形成装置には、たとえば、画像
形成用紙に転写すべき画像が表面に形成される感光体ド
ラム、画像形成用紙を感光体ドラムに導くための給紙ロ
ーラ、画像転写後の画像形成用紙を搬送する搬送ローラ
等が備えられている。これら感光体、給紙ローラおよび
搬送ローラも、上記自動原稿搬送装置の場合と同様に、
それぞれ個別のドラムモータ、給紙モータおよび搬送モ
ータによって駆動される場合がある。
【0005】各モータは、それぞれ所定の回転速度で動
作させられ、相互に同期するように制御される。たとえ
ば自動原稿搬送装置の各モータ間で同期がとれていない
場合には、原稿ジャムが生じたり、原稿が皺になったり
するおそれがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、自動原稿搬
送装置等に使用するモータを選定する場合、その選定基
準は、誤動作防止という観点から、最も厳しい使用条件
に耐え得るか否かである。すなわち、温度や湿度等の周
囲環境の変化に十分に対応でき、しかも長時間にわたる
連続運転に耐え得る定格を有するモータを選定する必要
がある。
【0007】一方、自動原稿搬送装置等における長時間
の連続運転は、実際には稀なケースである。すなわち、
原稿台に載置できる原稿の枚数には限りがあり、また、
画像形成用紙が不足すれば給紙カセットへの用紙の補充
のために運転が途中停止する場合もあるから、連続運転
時間はさほど長くならないのが通常である。したがっ
て、高性能なモータを使用しても、実際にその性能が必
要とされる機会はあまり多くない。すなわち、いわゆる
オーバスペックとなっている。そのため、ユーザに無用
な経済的な負担をかけるおそれがある。
【0008】一方、オーバスペックとならないような定
格のモータを選定した場合、稀に実行される連続運転時
において、モータの性能に対して使用条件が過酷になる
おそれがある。たとえば、自動原稿搬送装置では、給紙
モータの使用条件がモータ性能の限界を越えるおそれが
ある。具体的には、給紙モータの温度が上昇すると、搬
送モータおよび排紙モータに比べて立ち上がり特性が鈍
くなる。その結果、立ち上がり時に給紙モータと搬送モ
ータとの間で回転速度差が生じるから、ジャムや皺寄り
等が発生してしまう。
【0009】そこで、本発明の目的は、上述の技術的課
題を解決し、オーバスペックとならないモータをシート
体処理装置に用いることができ、しかも、上記シート体
処理装置を長時間にわたって連続運転させるときでも、
モータを安定に動作させてシート体の処理を良好に行わ
せることができるシート体処理装置用モータ制御装置を
提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1記載のシート体処理装置用モータ制御装置
は、シート体を処理する装置に用いられ、シート体を処
理する際に必要な駆動力を発生するためのモータと、モ
ータの温度を検出するための温度検出手段と、この温度
検出手段で検出された温度が所定のしきい値以上である
か否かを判別するための判別手段と、この判別手段によ
って、上記温度検出手段で検出された温度が上記しきい
値以上であると判別された場合に、上記モータの回転能
力を抑制制御するための制御手段とを含むことを特徴と
する。
【0011】この構成では、検出されたモータの温度が
しきい値以上であれば、制御手段によりモータの回転能
力が抑制制御される。たとえばオーバスペックとならな
いモータを備えるシート体処理装置を連続運転させた場
合、モータの性能に対して使用条件が過酷になる場合が
ある。そこで、本発明では、モータの温度を監視し、モ
ータの温度がしきい値以上になれば、使用条件が過酷で
あるためにモータ性能が低下しているものと判断し、そ
の回転能力を抑制制御することとしている。
【0012】具体的には、たとえば請求項2記載の構成
のように、モータの回転速度を所定速度に低下させても
よい。モータの回転速度を低下させると、モータの負担
を軽減できる。その結果、温度上昇のために性能が低下
したモータを安定に動作させることができる。また、た
とえば請求項3記載の構成のように、モータに供給され
得る電流の上限値を、所定の値に低下させてもよい。こ
れにより、モータ起動時の供給電流が制限されるから、
性能が低下しているモータの立ち上がり特性が変更さ
れ、さらなる温度上昇を抑えることができる。
【0013】また、たとえば請求項4記載の構成のよう
に、モータの回転速度が目標速度になるようにモータ駆
動電流をフィードバック制御する手段を含む場合には、
上記フィードバック制御におけるモータの駆動ゲインを
低下させて、フィードバック制御の応答を低下させても
よい。これにより、温度上昇のために高速応答が困難に
なっているモータを安定に動作させることができる。
【0014】請求項5記載のシート体処理装置用モータ
制御装置は、上記請求項1、2、3または4記載のシー
ト体処理装置用モータ制御装置であって、上記シート体
処理装置は、同期回転させるべき複数のモータを含むも
のであり、上記制御手段は、上記温度検出手段で検出さ
れた温度が上記しきい値以上であると判別された場合
に、上記複数のモータの回転速度をそれぞれ所定速度に
低下させ、上記複数のモータをそれぞれ駆動源としたシ
ート体処理の速度を一定速度に低下させる手段をさらに
含むものであることを特徴とする。
【0015】この構成では、シート体処理装置に同期回
転させるべき複数のモータが含まれている場合、温度検
出手段で検出された温度がしきい値以上であるときに
は、すべてのモータの回転速度をそれぞれ所定速度に低
下させることによって、各モータを駆動源とするシート
体処理の速度を一定速度に低下させる。これにより、温
度上昇のために性能が低下しているモータを安定に動作
させることができるうえ、複数のモータの同期回転状態
を維持できる。
【0016】請求項6記載のシート体処理装置用モータ
制御装置は、上記請求項1、2、3、4または5記載の
シート体処理装置用モータ制御装置であって、上記シー
ト体処理装置は、同期回転させるべき複数のモータを含
むものであり、上記制御手段は、上記温度検出手段で検
出された温度が上記しきい値以上であると判別された場
合に、上記複数のモータに供給され得る電流の上限値を
それぞれ一定値に低下させる手段をさらに含むものであ
ることを特徴とする。
【0017】この構成では、シート体処理装置に同期回
転させるべき複数のモータが含まれている場合、温度検
出手段で検出された温度がしきい値以上であるときに
は、すべてのモータに供給され得る電流の上限値がそれ
ぞれ一定値に低下され、これにより各モータの立ち上が
り特性が変更される。そのため、さらなる温度上昇を抑
えることができるうえ、各モータの立ち上がり特性を揃
えることができるので、各モータの同期回転状態を維持
できる。
【0018】請求項7記載のシート体処理装置用モータ
制御装置は、上記請求項1、2、3、4、5または6記
載のシート体処理装置用モータ制御装置であって、上記
シート体処理装置は、同期回転させるべき複数のモータ
を含むものであり、上記制御手段は、上記複数のモータ
の回転速度がそれぞれ目標速度になるようにモータ駆動
電流をフィードバック制御する複数のフィードバック制
御手段をさらに含み、上記温度検出手段で検出された温
度が上記しきい値以上であると判別された場合に、上記
複数のフィードバック制御手段によるフィードバック制
御におけるモータの駆動ゲインを共通に低下させて、フ
ィードバック制御の応答を低下させるものであることを
特徴とする。
【0019】この構成では、シート体処理装置に同期回
転させるべき複数のモータが含まれている場合、温度検
出手段で検出された温度がしきい値以上であるときに
は、複数のモータの駆動ゲインが共通に低下され、これ
によりフィードバック制御の応答が低下される。その結
果、温度上昇のために性能が低下しているモータを安定
に動作させることができるうえ、複数のモータの回転速
度の変化率を揃えることができるので、それらの同期回
転状態を維持できる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下では、本発明の実施の形態
を、添付図面を参照して詳細に説明する。図1は、この
発明の一実施形態が適用された自動原稿搬送装置の側面
断面の図解図であり、中央部が一部省略された図であ
る。この自動原稿搬送装置には、給紙部1、ベルト搬送
部2および排紙部3が備えられている。
【0021】給紙部1には、原稿セット台4と、原稿セ
ット台4に原稿が正しくセットされたときに、原稿がセ
ットされたことを検知するための原稿セットスイッチ5
と、ストッパ部材6と、原稿押さえ部材15とが含まれ
ている。ストッパ部材6は、支点7を中心に回動自在に
設けられている。ストッパ部材6は、原稿を供給しない
ときは図示の位置にあって原稿先端に当接し原稿の供給
を禁止する。また、原稿供給時には、支点7を中心に図
中反時計方向に回動して、原稿の供給が可能な状態にな
る。
【0022】原稿押さえ部材15は、支点16を中心に
揺動可能に設けられている。原稿押さえ部材15は、図
示しないソレノイドによって、その先端が下方へ押し下
げられた状態と、押し下げられない状態とに切換え可能
にされている。この原稿押さえ部材15は、給紙時に原
稿に自重以上の力をかけ、原稿を前送りころ9へ押しつ
けるためのものである。
【0023】給紙部1には、さらに、供給される原稿を
案内するための搬送ガイド8と、原稿を送り出すための
前送りころ9と、重送を防止して1枚ずつ原稿を供給す
るための給紙ころ10および反転ころ11の対と、給紙
ころ10の直前に設けられ、給紙ころ10へ送られる用
紙を捌くための捌き板37と、一定のタイミングで原稿
をベルト搬送部2へ給紙するためのレジストローラ12
の対と、レジストローラ12の上流側に設けられ、レジ
ストローラ12へ原稿が送られてきたことを検知するた
めのレジストスイッチ13Aならびにサイズスイッチ1
3Bおよびサイズスイッチ13Cとが含まれている。こ
れらレジストスイッチ13Aならびにサイズスイッチ1
3Bおよび13Cは、原稿搬送方向に直交する方向、つ
まり図において紙面に垂直な方向に配列されている。ま
た、レジストローラ12の下流側には、ベルト搬送部2
へ給紙される原稿を検知するためのフィードスイッチ1
4が備えられている。
【0024】給紙部1には、さらに、駆動源としての給
紙モータM1 が備えられている。給紙モータM1 の回転
力は、図示しない給紙クラッチを介して前送りころ9お
よび給紙ころ10へ伝達され、また、図示しないレジス
トクラッチを介してレジストローラ12へ伝達される。
給紙モータM1 の回転軸には、たとえば放射状に多数の
スリットを有する回転円板(パルス板)18が取り付け
られている。この回転円板18には、給紙モータ用フォ
トインタラプタ19が光学的に結合されている。給紙モ
ータ用フォトインタラプタ19は、給紙モータM1 の回
転に伴う回転円版18の回転に応じたパルスを出力す
る。すなわち、給紙モータM1 の回転状態を検出できる
ようにされている。
【0025】給紙モータM1 には、また、給紙モータ用
温度センサS1 が備えられている。給紙モータ用温度セ
ンサS1 は、給紙モータM1 の温度T1 を検出するため
のものである。ベルト搬送部2には、原稿を搬送するた
めの搬送ベルト20と、搬送ベルト20を駆動するため
の搬送モータM2 とが備えられている。
【0026】搬送モータM2 には、給紙モータM1 と同
様に、その回転軸にたとえば放射状に多数のスリットを
有する回転円板(パルス板)22が取り付けられてお
り、この回転円板22に搬送モータ用フォトインタラプ
タ23が光学的に結合されている。すなわち、搬送モー
タM2 の回転状態を検出できるようにされている。搬送
モータM2 には、また、給紙モータM1 と同様に、搬送
モータM2 の温度T2 を検出するための搬送モータ用温
度センサS2 が備えられている。
【0027】搬送ベルト20の下面は、この自動原稿搬
送装置が装着された複写機のコンタクトガラス24に接
触する。コンタクトガラス24の先端側(図において左
側)には、原稿当たり25が取り付けられている。原稿
当たり25は、コンタクトガラス24の表面と段差を有
する突出端辺を備えている。この端辺により、コンタク
トガラス24上に原稿をセットする場合の基準線26が
形成されている。
【0028】排紙部3には、原稿送りローラ27の対
と、排出ローラ28の対と、排出される原稿を検出する
ための排出スイッチ29と、排紙受部36とが備えられ
ている。また、排紙部3の駆動源である排出モータM3
が備えられている。排出モータM3 には、給紙モータM
1 および搬送モータM2 の場合と同様に、その回転軸に
たとえば放射状に多数のスリットを有する回転円板(パ
ルス板)31が取り付けられており、この回転円板31
に排出モータ用フォトインタラプタ32が光学的に結合
されている。すなわち、排出モータM3 の回転状態を検
出できるようにされている。
【0029】排出モータM3 には、また、給紙モータM
1 および搬送モータM2 と同様に、排出モータM3 の温
度T3 を検出するための排出モータ用温度センサS3
備えられている。この自動原稿搬送装置には、さらに、
3つの安全スイッチ33A,33B,33C(総称する
ときは「安全スイッチ33」という)が備えられてい
る。安全スイッチ33Aは、給紙部1のカバー34が開
成されたときにオフするスイッチ、安全スイッチ33B
は、ベルト搬送部2がコンタクトガラス24から持ち上
がっているときにオフするスイッチ、安全スイッチ33
Cは排紙部33のカバー35が開成されたときにオフす
るスイッチである。これら安全スイッチ33の全てがオ
ン状態のときに、この自動原稿搬送装置は動作可能であ
る。
【0030】なお、この実施形態では、自動原稿搬送装
置が長時間(たとえば20分)にわたって連続的に運転
されるのは稀なケースであることを考慮し、いわゆるオ
ーバスペックとならない定格のモータM1 ,M2 ,M3
が適用されている。図2は、この自動原稿搬送装置の電
気的な構成を示すブロック図である。自動原稿搬送装置
には、マイクロコンピュータ等が備えられたADF主回
路制御部61と、やはりマイクロコンピュータ等が備え
られたモータ制御部62とが備えられている。そして、
両制御部61および62は電気的に接続されている。両
制御部61および62は単一の制御基板上に形成されて
もよく、その際には、ADF主回路制御部61およびモ
ータ制御部62を1個のマイクロコンピュータで構成し
てもよい。ADF主回路制御部61は、この自動原稿搬
送装置が複写機の制御下に置かれるように、複写機制御
部69と電気的に接続されている。
【0031】ADF主回路制御部61には、原稿セット
スイッチ5、レジストスイッチ13A、サイズスイッチ
13B、サイズスイッチ13C、フィードスイッチ1
4、排出スイッチ29、および、3つの安全スイッチ3
3の信号が与えられるようにされている。さらに、図示
しない操作パネル等に備えられたSDFモードを設定す
るためのSDFモードスイッチ63の信号も与えられる
ようにされている。
【0032】ADF主回路制御部61は、これら各スイ
ッチからの信号に基づいてモータ制御部62へ制御信号
を与える。さらに、ADF主回路制御部61から出力さ
れる制御信号は、図1において説明した給紙モータM1
の回転を前送りころ9および給紙ころ10へ伝達したり
遮断するための給紙クラッチ64、給紙モータM1 の回
転をレジストローラ12へ伝達したり遮断したりするた
めのレジストクラッチ65、原稿押さえ部材15の状態
を切換えるための給紙ソレノイド66、ストッパ部材6
の状態を切換えるためのストッパソレノイド67、およ
びSDFソレノイド38へ与えられる。
【0033】SDFソレノイド38をオン/オフするこ
とにより、捌き板37および反転ころ11によって原稿
を捌きながら供給するADFモードと、原稿を捌かない
SDFモードとの間でモード切換えを行える。一方、モ
ータ制御部62には、給紙モータ用フォトインタラプタ
(FG)19、搬送モータ用フォトインタラプタ(F
G)23および排出モータ用フォトインタラプタ(F
G)32の出力パルスが与えられるようにされている。
また、モータ制御部62には、給紙モータ用温度センサ
(TS)S1 、搬送モータ用温度センサ(TS)S2
よび排出モータ用温度センサ(TS)S3 でそれぞれ検
出された温度T1 ,T2 ,T3 が与えられるようにされ
ている。
【0034】モータ制御部62は、各フォトインタラプ
タ19,23,32から出力されるパルス、各温度セン
サS1 ,S2 ,S3 (以下総称するときは「温度センサ
S」という。)でそれぞれ検出された各温度T1
2 ,T3 (以下総称するときは「温度T」とい
う。)、およびADF主回路制御部61からの制御信号
に基づいて、給紙モータ駆動部MP1 、搬送モータ駆動
部MP2 および排出モータ駆動部MP3 (以下総称する
ときは「モータ駆動部MP」という。)を介して、給紙
モータM1 、搬送モータM2 および排出モータM3 (以
下総称するときは「モータM」という。)を制御する。
【0035】モータ制御部62では、いわゆるPI制御
(比例・積分制御)によるフィードバック制御が行われ
る。すなわち、各フォトインタラプタ19,23,32
から出力されるパルスに基づいて取得された回転速度
と、目標回転速度との偏差に対応する偏差信号を入力と
し、この偏差信号および偏差信号の積分値をそれぞれ重
み係数を乗じた上で加算する。そして、この加算結果に
相当するPWM(パルス幅変調)信号を出力信号とし、
モータ駆動部MPを介してモータMを制御する。
【0036】上記の重み係数を変更することによって、
上記偏差に対するPWM信号のパルス幅変化の度合いを
変化させることができ、これによりフィードバック制御
の駆動ゲインを調整することができる。すなわち、モー
タMのレスポンスを鈍くしたり急峻にしたりすることが
できる。図3は、上記モータ駆動部MPの構成を説明す
るための電気回路図である。
【0037】モータ駆動部MPは、図3に示すように、
コンパレータCpおよびNANDゲートG1 等からなる
いわゆる電流リミッタ回路を含むものである。モータ駆
動部MPは、電源VccからモータMに供給すべき駆動電
流Ic をオン/オフさせるためのパワーNPNトランジ
スタTrを備えている。パワーNPNトランジスタTr
には、電流検出用抵抗RS が接続されている。電流検出
用抵抗RS の一端には、モータMに流れる駆動電流Ic
に対応する電圧信号が現れる。この電圧信号は、平滑回
路Fで平均化された後、バッファAを介して、コンパレ
ータCpの反転入力端子に与えられる。
【0038】コンパレータCpの非反転入力端子には、
第1上限値発生回路70aおよび第2上限値発生回路7
0bがアナログスイッチAS1 ,AS2 を介してそれぞ
れ接続されている。第1上限値発生回路70aおよび第
2上限値発生回路70bは、それぞれ、第1上限値I
TH1 および第2上限値ITH2 (ITH1 >ITH2 。以下総
称するときは「上限値ITH」という。)にそれぞれ相当
する電圧を発生する。コンパレータCpには、上記第1
上限値ITH1 または第2上限値ITH2 のうちいずれかに
相当する電圧が与えられる。
【0039】すなわち、コンパレータCpに与えるべき
上限値ITHは、CPU71から出力されるハイレベルま
たはローレベルの切換信号CHSにより決定される。よ
り具体的には、上記切換信号CHSは、アナログスイッ
チAS1 に直接与えられ、さらに、アナログスイッチA
2 にインバータG3 を介して与えられる。したがっ
て、切換信号CHSをハイレベルとローレベルとの間で
切り換えることにより、いずれか一方のアナログスイッ
チAS1 ,AS2 をオンさせることができる。
【0040】なお、上記上限値発生回路70a,70b
だけでなく、3つ以上の上限値発生回路を備えて、3種
類以上の上限値電圧を切り換えて用いることができるよ
うにしてもよい。コンパレータCpでは、モータ駆動電
流Ic に相当する電圧と上限値ITHに相当する電圧とが
比較される。その結果、駆動電流Ic の方が上限値ITH
よりも低い場合にはハイレベル(H)の信号が出力さ
れ、駆動電流Ic の方が上限値ITHよりも高い場合には
ローレベル(L)の信号が出力される。この信号は、N
ANDゲートG1 の一方の入力端子に与えられる。
【0041】NANDゲートG1 の他方の入力端子に
は、モータ制御部62の制御中枢であるCPU71から
PWM信号が与えられている。NANDゲートG1 は、
駆動電流Ic の方が上限値ITHよりも低い場合に、CP
U71からのPWM信号を反転して出力する。この信号
は、インバータG2 によってさらに反転されて、パワー
NPNトランジスタTrに与えられる。その結果、パワ
ーNPNトランジスタTrは、CPU71からのPWM
信号に応じたオン/オフされる。
【0042】一方、駆動電流Ic の方が上限値ITHより
も高い場合には、NANDゲートG 1 の出力は終始ハイ
レベルに保持され、パワーNPNトランジスタTrはオ
フ状態に保持される。つまり、モータMに流れ得る電流
の上限値はITHに制限される。したがって、コンパレー
タCpに大きな上限値ITH1 が与えられていれば、たと
えばモータMを起動する際に比較的大きな駆動電流Ic
がモータMに供給される。これに対して、コンパレータ
Cpに小さな上限値ITH2 が与えられていれば、たとえ
ばモータMの起動時にモータMに供給される駆動電流I
c は小さく制限されることになる。
【0043】この実施形態では、通常、ハイレベルの切
換信号CHSが出力されている。すなわち、通常、アナ
ログスイッチAS1 のみがオンされている。したがっ
て、駆動電流Ic の上限は、相対的に高い値ITH1 に設
定されている。図4は、モータ制御部62によって実行
されるモータ制御処理を示すフローチャートである。
【0044】このモータ制御処理では、まず、原稿送り
を開始すべきか否かを判別する(ステップT1)。AD
F主回路制御部61は、制御開始信号をモータ制御部6
2に与える。モータ制御部62は、ADF主回路制御部
61から制御開始信号が与えられることにより、原稿送
りを開始すべきと判別する。制御開始信号が与えられて
原稿送りを開始すべきであると判別されると、各温度セ
ンサS1 ,S2 ,S3 から各モータM1 ,M2 ,M3
温度T1 ,T2 ,T 3 がそれぞれ取り込まれる。そし
て、この取り込まれた各温度T1 ,T2 ,T3のうち少
なくとも1つが予め定めるしきい値TTH(たとえばTTH
=85℃)以上であるか否かが判別される(ステップT
2)。
【0045】モータMの温度Tは、モータMの駆動状態
に依存する。具体的には、モータMに大きな負荷が作用
している状態で長時間回転している場合には温度Tは高
くなる。このモータMは、上述のように、オーバスペッ
クとならない定格のモータなので、通常、温度Tはしき
い値TTHよりも低い。しかし、たとえばこの自動原稿搬
送装置が稀に長時間連続運転される場合には、モータM
の温度Tはしきい値TTHを越えることもあり得る。温度
Tがしきい値TTHを越えると、モータMの性能が劣化
し、たとえばモータMの回転速度が低下する。
【0046】上記ステップT2での判別の結果、温度T
1 ,T2 ,T3 がすべてしきい値T THよりも低いと判別
されると、モータMは正常な駆動状態であると判断さ
れ、通常のモータ制御処理が実行される(ステップT
3)。そして、原稿送りが開始される(ステップT
5)。この通常のモータ制御処理では、給紙ころ10や
レジストローラ12の周速、搬送ベルト21の周速、お
よび原稿送りローラ27や排出ローラ28の周速が比較
的速い値で相等しくなるように、各モータM1 ,M2
3 の各回転速度が制御される。具体的には、各モータ
1 ,M2 ,M3 をフィードバック制御する際の目標回
転速度がそれぞれ所定の比較的速い値に設定される。
【0047】一方、ステップT2の判別の結果、温度T
1 ,T2 ,T3 のうち少なくとも1つの温度でもしきい
値TTH以上であると判別されると、当該しきい値TTH
りも温度Tが高いと判別されたモータMはその性能が低
下しているおそれがあると判断され、モータMの回転性
能を抑制するためのモータ抑制制御処理が実行される
(ステップT4)。そして、原稿送りが開始される(ス
テップT5)。
【0048】次に、上記モータ抑制制御処理(ステップ
T4)について詳述する。モータ抑制制御処理では、給
紙ころ10等の周速、搬送ベルト21の周速および原稿
送りローラ27等の周速が相等しい速度に低下するよう
に、各モータM1,M2 ,M3 をフィードバック制御す
る際の目標回転速度がそれぞれ所定の比較的低い値に設
定される。その結果、各モータM1 ,M2 ,M3 は、そ
れぞれ、比較的低い回転速度で回転することになる。こ
れにより、しきい値TTHよりも温度Tが高いと判別され
たモータMの負担を軽減できる。
【0049】そのため、温度上昇のために性能が低下し
ているにもかかわらず、当該モータMを安定して動作さ
せることができるうえ、3つのモータM1 ,M2 ,M3
の回転の同期をとることができる。これにより、給紙こ
ろ10等、搬送ベルト21、原稿送りローラ27等の周
速が一様に遅くなるので、ジャムや皺寄り等の発生を防
止できる。
【0050】モータ抑制制御処理では、さらに、各モー
タM1 ,M2 ,M3 に供給され得る駆動電流Ic の上限
をそれぞれ共通に低下させる制御が行われる。具体的に
は、図3において、第1上限値ITH1 または第2上限値
TH2 のうち相対的に低い第2の上限値ITH2 に相当す
る電圧をコンパレータCpに与えるべく、ローレベルの
切換信号CHSがCPU71から出力される。その結
果、モータMの駆動電流Ic の最大値が通常の状態より
も少なく制限される。これにより、モータMのさらなる
温度上昇を抑えることができる。しかも、各モータ
1 ,M2 ,M3 の立ち上がり特性を揃えることができ
るので、モータ起動時におけるモータ相互間の同期状態
を保持できる。その結果、原稿にジャムや皺が発生する
のを防止できる。
【0051】さらに、モータ抑制制御処理においては、
給紙モータM1 、搬送モータM2 および排紙モータM3
の各駆動ゲインを共通に低下させる制御が行われる。よ
り詳述すると、このモータ抑制制御処理では、上記PI
制御で使用される偏差信号および偏差信号の積分値に乗
ずるべき重み係数が小さく設定される。その結果、モー
タMのレスポンスが鈍くなる。すなわち、モータMの回
転速度が目標回転速度に収束するまでの応答特性が緩や
かになる。したがって、温度上昇のために性能が低下し
ているモータMであっても、十分に追随することができ
る。しかも、各モータMの駆動ゲインを共通に低下させ
るから、各モータMの回転速度は同じような変動傾向を
示すようになる。したがって、給紙ころ10、搬送ベル
ト21、原稿送りローラ27等の周速を相互に等しく保
持できる。そのため、原稿にジャムや皺寄りが発生する
ことはない。
【0052】図5は、モータMの立ち上がり特性を示す
グラフである。このグラフにおいて、実線は温度Tが相
対的に低いモータMの立ち上がり特性、一点鎖線は温度
Tが相対的に高いモータMの立ち上がり特性を示す。た
とえば回転速度Vが目標回転速度V0 に達するのに要す
る時間は、温度Tが低いモータMの方が温度Tが高いモ
ータMよりも速い。すなわち、温度Tが低いモータMの
立ち上がりは急峻で、温度Tが高いモータMの立ち上が
りは鈍い。したがって、温度Tが低いモータMの回転速
度Vが目標回転速度V0 に達したとき、各モータMの回
転速度には速度差ΔVが生じる。
【0053】モータMの回転速度Vに差(正確には、モ
ータMにより駆動される被駆動部の周速の差。)が生じ
ると、上述のように、原稿にジャムや皺寄り等が発生す
る。一方、モータの立ち上がり特性は、モータMの駆動
電流Ic の上限を低下させることで、たとえば曲線Lで
示すように変更される。この実施形態では、すべてのモ
ータMの駆動電流Ic の上限を共通に低下させているの
で、各モータMの立ち上がり特性はすべて曲線Lで示す
ような特性で揃うことになる。したがって、モータMの
回転速度Vに差が生じることはない。
【0054】以上のようにこの実施形態の自動原稿搬送
装置によれば、長時間にわたる連続運転によってモータ
Mの温度高くなった場合には、モータMの回転性能を抑
制する制御を実行しているので、モータMの負担を軽減
できる。したがって、温度上昇のために性能が劣化した
モータを安定に動作させることができ、ジャム等の不具
合の発生を防止できる。そのため、オーバスペックとな
らないモータMを選定することができるから、ユーザの
経済的負担を軽減することができる。
【0055】また、モータMの回転速度を低下させる制
御を行っているので、モータMのブラシノイズを軽減で
きる。したがって、誤動作が発生しにくい自動原稿搬送
装置とすることができるため、信頼性の高い自動原稿搬
送装置とすることができる。本発明の実施の形態の説明
は以上のとおりであるが、本発明は上述の実施形態に限
定されるものではない。たとえば上記実施形態では、本
発明を自動原稿搬送装置に適用した場合について説明し
ているが、本発明は、たとえば画像形成装置にも適用す
ることができる。
【0056】より詳述すると、画像形成装置には、画像
形成用紙に転写すべき画像が表面に形成される感光体ド
ラム、画像形成用紙を感光体ドラムに導くための給紙ロ
ーラ、画像転写後の画像形成用紙を搬送する搬送ローラ
が備えられている。これら感光体、給紙ローラおよび搬
送ローラは、それぞれ個別のドラムモータ、給紙モータ
および搬送モータによって駆動される場合がある。
【0057】このような場合、本発明を画像形成装置に
適用したとき、当該画像形成装置を長時間にわたって連
続運転する際でも、上記自動原稿搬送装置と同様に、モ
ータMの温度が上昇した場合に発生するおそれのあるジ
ャム等の発生を抑制できるので、オーバスペックとなら
ないモータMを選定できる。また、上記実施形態では、
給紙ころ10等の各周速をそれぞれ等しい速度に低下さ
せたうえ、モータMの駆動電流Ic の上限を共通に低下
させ、かつ各モータMの駆動ゲインを共通に低下させて
いるが、モータMの立ち上がり特性および応答特性の劣
化のみが問題となるときには、たとえば給紙ころ10等
の各周速はそのままで、モータMの駆動電流Ic の上限
を共通に低下させ、かつ各モータMの駆動ゲインを共通
に低下させてもよい。
【0058】また、逆に、立ち上がり特性および応答特
性の劣化は特に問題ではなく、回転速度の不安定さのみ
が問題となるときには、周速のみを低下させてもよい。
同様に、上記実施形態では、モータ抑制制御処理におい
て、周速低下制御、電流上限低下制御および駆動ゲイン
低下制御をすべて実行しているが、たとえばこれら各制
御のうちいずれか1つまたは2つの制御を選択して実行
するようにしてもよい。
【0059】また、上記実施形態では、すべてのモータ
Mに温度センサSを備える場合を例にとって説明してい
るが、たとえばモータ性能の限界を越えるおそれの高い
モータにだけ温度センサSを備えるようにしてもよい。
たとえば自動原稿搬送装置で言えば、給紙モータM1
これに該当する。この構成によれば、温度センサSの数
を上記実施形態に比べて減らすことができるので、構成
の簡素化を図ることができるとともに、コストダウンを
図ることができる。
【0060】また、上記実施形態では、同期回転させる
べき複数のモータ(給紙モータM1、搬送モータM2
排出モータM3 )に本発明を適用した場合を例にとって
説明しているが、本発明は、たとえばそれぞれ別々に駆
動制御される複数のモータにも適用可能である。この場
合、上記周速低下制御、電流上限低下制御および駆動ゲ
イン低下制御は、温度が上昇したモータにのみ適用する
ようにしてもよい。この構成により、当該モータの安定
動作、およびさらなる温度上昇の抑制を図ることができ
る。
【0061】また、上記実施形態では、本発明を複写機
に適用した場合を例にとった場合について説明している
が、本発明は、ファクシミリ装置やその他シート体を処
理する装置を含む装置にも適用することができることは
もちろんである。その他、特許請求の範囲に記載された
技術的範囲において種々の設計変更を施すことは可能で
ある。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、温度上昇
のためにモータの性能が劣化しているおそれがある場合
には、モータの回転性能を抑制する制御を実行している
ので、モータの負担を軽減できるので、モータを安定に
動作させることができ、たとえばシート体のジャム等の
発生を防止できる。したがって、オーバスペックとなら
ないモータを選定しても問題がないので、シート体処理
装置のコストを削減することができる。
【0063】特に、請求項5ないし7記載のシート体処
理装置用モータ制御装置によれば、同期回転すべき複数
のモータがある場合、各モータに対して同じ回転抑制制
御を施しているので、各モータの同期回転状態を維持し
ておくことができる。そのため、処理中のシート体のジ
ャム等の発生を防止して、シート体を良好に処理でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態が適用された自動原稿搬送
装置の側面断面の図解図である。
【図2】上記自動原稿搬送装置の電気的構成を示すブロ
ック図である。
【図3】モータ駆動部の構成を説明するための電気回路
図である。
【図4】モータ制御処理を示すフローチャートである。
【図5】モータの立ち上がり特性を説明するためのグラ
フである。
【符号の説明】
1 給紙部 2 搬送部 3 排出部 62 モータ制御部 M1 給紙モータ M2 搬送モータ M3 排出モータ M モータ MP1 給紙モータ駆動部 MP2 搬送モータ駆動部 MP3 排出モータ駆動部 MP モータ駆動部 S1 給紙モータ用温度センサ S2 搬送モータ用温度センサ S3 排出モータ用温度センサ S 温度センサ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】シート体を処理する装置に用いられ、シー
    ト体を処理する際に必要な駆動力を発生するためのモー
    タと、 モータの温度を検出するための温度検出手段と、 この温度検出手段で検出された温度が所定のしきい値以
    上であるか否かを判別するための判別手段と、 この判別手段によって、上記温度検出手段で検出された
    温度が上記しきい値以上であると判別された場合に、上
    記モータの回転能力を抑制制御するための制御手段とを
    含むことを特徴とするシート体処理装置用モータ制御装
    置。
  2. 【請求項2】上記制御手段は、上記温度検出手段で検出
    された温度が上記しきい値以上であると判別された場合
    に、上記モータの回転速度を所定速度に低下させるもの
    であることを特徴とする請求項1記載のシート体処理装
    置用モータ制御装置。
  3. 【請求項3】上記制御手段は、上記温度検出手段で検出
    された温度が上記しきい値以上であると判別された場合
    に、上記モータに供給され得る電流の上限値を、所定の
    値に低下させるものであることを特徴とする請求項1ま
    たは2記載のシート体処理装置用モータ制御装置。
  4. 【請求項4】上記制御手段は、モータの回転速度が目標
    速度になるようにモータ駆動電流をフィードバック制御
    する手段を含み、上記温度検出手段で検出された温度が
    上記しきい値以上であると判別された場合に、上記フィ
    ードバック制御におけるモータの駆動ゲインを低下させ
    て、フィードバック制御の応答を低下させるものである
    ことを特徴とする請求項1、2または3記載のシート体
    処理装置用モータ制御装置。
  5. 【請求項5】上記シート体処理装置は、同期回転させる
    べき複数のモータを含むものであり、 上記制御手段は、上記温度検出手段で検出された温度が
    上記しきい値以上であると判別された場合に、上記複数
    のモータの回転速度をそれぞれ所定速度に低下させ、上
    記複数のモータをそれぞれ駆動源としたシート体処理の
    速度を一定速度に低下させる手段をさらに含むものであ
    ることを特徴とする請求項1、2、3または4記載のシ
    ート体処理装置用モータ制御装置。
  6. 【請求項6】上記シート体処理装置は、同期回転させる
    べき複数のモータを含むものであり、 上記制御手段は、上記温度検出手段で検出された温度が
    上記しきい値以上であると判別された場合に、上記複数
    のモータに供給され得る電流の上限値をそれぞれ一定値
    に低下させる手段をさらに含むものであることを特徴と
    する請求項1、2、3、4または5記載のシート体処理
    装置用モータ制御装置。
  7. 【請求項7】上記シート体処理装置は、同期回転させる
    べき複数のモータを含むものであり、 上記制御手段は、上記複数のモータの回転速度がそれぞ
    れ目標速度になるようにモータ駆動電流をフィードバッ
    ク制御する複数のフィードバック制御手段をさらに含
    み、上記温度検出手段で検出された温度が上記しきい値
    以上であると判別された場合に、上記複数のフィードバ
    ック制御手段によるフィードバック制御におけるモータ
    の駆動ゲインを共通に低下させて、フィードバック制御
    の応答を低下させるものであることを特徴とする請求項
    1、2、3、4、5または6記載のシート体処理装置用
    モータ制御装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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