JPH09138492A - 画像記録装置 - Google Patents

画像記録装置

Info

Publication number
JPH09138492A
JPH09138492A JP29672195A JP29672195A JPH09138492A JP H09138492 A JPH09138492 A JP H09138492A JP 29672195 A JP29672195 A JP 29672195A JP 29672195 A JP29672195 A JP 29672195A JP H09138492 A JPH09138492 A JP H09138492A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
photosensitive material
image
unit
stage
image receiving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29672195A
Other languages
English (en)
Inventor
Koji Uchida
浩司 内田
Atsuhiro Doi
篤博 土居
Hiroyuki Hirota
浩之 弘田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Photo Film Co Ltd filed Critical Fuji Photo Film Co Ltd
Priority to JP29672195A priority Critical patent/JPH09138492A/ja
Publication of JPH09138492A publication Critical patent/JPH09138492A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Photographic Developing Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 装置の小型化を図る。 【解決手段】 露光ユニット38、塗布ユニット40、
重合ユニット42が、加熱された共通のステージ12上
に保持された感光材料22に沿って移動し、順次に、露
光、水58の塗布、受像材料78との重合が行なわれ、
熱現像転写されて受像材料78に画像が得られる。受像
材料78は、重合ユニット42の移動に伴い、ベルト8
0の走行によって、重合ユニット42の移動方向と同方
向へ送られ、先端から順次に、貼り合わせローラ84に
対応する部分で反転され、無端ベルト80とステージ1
2との間で受像材料78が感光材料22と重ね合わされ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原稿の画像を感光
材料に露光し、画像形成用溶媒を塗布した後、感光材料
と受像材料とを重ね合わせて熱現像転写して受像材料に
画像を得る画像記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】画像記
録装置には、感光材料に露光し、露光された感光材料に
画像形成用溶媒を塗布し、塗布された感光材料に受像材
料を重ね合わせて熱現像転写し、受像材料に画像を得る
ものがある。
【0003】この種の従来の画像記録装置では、感光材
料が露光ステージで露光され、その後、感光材料が搬送
されて塗布ステージで塗布がなされ、更にその後、感光
材料が搬送されながらそれが反転されて受像材料と重ね
合わされ、転写ステージで熱現像転写がなされる。
【0004】感光材料が搬送されてその位置を変えるこ
とにより、各処理がなされる。これは、装置の大型化を
招く。
【0005】本発明は、上記事情に鑑み、装置の小型化
を図る画像記録装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の本発明
の画像記録装置は、原稿の画像を感光材料に露光し、画
像形成用溶媒を塗布した後、感光材料と受像材料とを重
ね合わせて熱現像転写して受像材料に画像を得る画像記
録装置において、前記感光材料を保持する固定のステー
ジと、該ステージに保持された前記感光材料に前記受像
材料を重ね合わせる重合ユニットと、を有し、該重合ユ
ニットは、前記感光材料に沿って一方向へ移動し、この
移動に伴いその移動方向と同方向へ受像材料を送りなが
ら、受像材料をその先端から順次に反転させて感光材料
と重ね合わせることを特徴とする。
【0007】上記構成によれば、受像材料は、重合ユニ
ットが感光材料に沿って一方向へ移動するのに伴い、重
合ユニットの移動方向と同方向へ送られ、先端から順次
に反転されて感光材料と重ね合わされる。
【0008】従来は、感光材料が搬送され、それに伴い
感光材料が反転されて受像材料と重ね合わされる。
【0009】本発明では、受像材料がその先端から反転
されて感光材料と重ね合わされるので、受像材料を感光
材料と重ね合わせるための受像材料の搬送を小さなスペ
ースで足らしめ、これは、装置の小型化に寄与する。ま
た、感光材料と受像材料との間の接触角も大きくとれ、
感光材料と受像材料とがこの間にエアーを伴うことなく
重ね合わされ、泡むらが防止される。
【0010】また、受像材料を反転させて感光材料と重
ね合わせるのに、重合ユニットが移動方向前、後にロー
ラ(前側のローラを貼り合わせローラとして)を備え、
ローラには無端ベルトを掛け、重合ユニットの移動に伴
い無端ベルトを走行させ、走行する無端ベルトで受像材
料を送るのに伴い、受像材料を貼り合わせローラに対応
する部分で反転させ、無端ベルトとステージとの間で受
像材料を感光材料と重ね合わせる構成が可能である。無
端ベルトを用いることにより、ローラの本数を削減する
ことができる。更には、重合ユニットがこの移動方向前
方にスクイズローラを備え、重合ユニットの移動に伴い
スクイズローラが、画像形成用溶媒が塗布された後で受
像材料が重ね合わされる前の感光材料を専用にスクイズ
する構成が可能であり、この場合には、貼り合わせロー
ラとスクイズローラとを近接させることができ、感光材
料をスクイズしてから感光材料に受像材料を重ね合わせ
るまでの時間を短縮して画像形成用溶媒の蒸発量を抑制
することができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る画像記録装置
の第1の実施の形態を図1乃至図10に基づき説明す
る。
【0012】図1に示すように、基台10内の中央部
に、ステージ12が設けられている。ステージ12は、
平板状とされて水平に配される。具体的には、ステージ
12は、図2に示すように、3層で形成され、上面側の
アルミニウム板14と、下面側のステンレス板16との
間に、ヒート板15が介在されて構成される。シート板
15は、例えば3枚のシート板(加熱手段)18を並べ
て備える。ヒート板18に通電することによりステージ
12上面を全面に渡って、例えば、80°Cに加熱する
ことができる。ステージの大きさは任意であるが、例え
ば、A6サイズに対応する大きさが可能である。
【0013】ステージ12の前端側(図1で右端側)に
は、下方に第1ローラ20が設けられ、第1ローラ20
には、感光材料としての熱現像感光材料22(以下、感
光材料22とする)が巻き取られてロール状に収容され
る。感光材料22は、支持体上に感光性ハロゲン化銀、
バインダー、色素供与性物質、還元剤を有して構成さ
れ、後述するように感光材料22が第1ローラ20から
引き出されてステージ12上で水平に保持された状態で
は、感光面が上を向くようにされる。
【0014】ステージ12の下方には、上記第1ローラ
20と近接して第2ローラ24が設けられている。第2
ローラ24には、第1ローラ20から引き出されてステ
ージ12を前端から後端(図1で左端)へ掛け渡される
感光材料22が巻き取られる。ステージ12の前端と第
1ローラ20との間には、ニップローラ26が配置され
ている。ニップローラ26を矢印Aの向きに回転駆動す
るとともに、第2ローラ24を矢印Bの向きに回転駆動
すれば、感光材料22は、第1ローラ20の矢印Cの向
きの回転に伴い第1ローラ20から引き出され、ステー
ジ12上を矢印Dの向きに(ステージ12の前端から後
端へ向けて)移動し、第2ローラ24に引っ張られて巻
き取られる。逆に、第1ローラ20を矢印Cの向きと反
対の向きに回転駆動するとともに、ニップローラ26を
矢印Aと反対の向きに回転駆動すれば、感光材料22
は、ステージ12上を矢印Dと反対の向きの矢印Eの向
きに移動し、第2ローラ24の矢印Bと反対の向きの回
転に伴い第2ローラ24から第1ローラ20へ巻き戻さ
れる。
【0015】これにより、感光材料22をステージ12
上へ所定長さ分毎に供給するように、感光材料22を第
1ローラ20から引き出して第2ローラ24へ巻き取る
ことができるとともに、逆に、所定長さ分毎に巻き戻す
ことができる。
【0016】ステージ12は、図3に示すように、上面
が水平面とされた平面部28と、ステージ12の前後端
部で上面が下方へ傾斜された傾斜部30、31とを備え
る。後述する露光等にあたって、感光材料22は所定長
さ分が平面部28に位置するようにされるとともに、そ
の所定長さ分が平面部28の上面に沿って平面を維持し
て緩むことなく、傾斜部30、31に沿って引っ張られ
てステージ12上に保持される。
【0017】ステージ12の上方にはステージ12と対
向して原稿台32が基台上面11に嵌められている。原
稿台32は透明板で形成され、原稿台32上には原稿3
4が載置保持される。
【0018】次に、露光ユニット38、塗布ユニット4
0、重合ユニット42がそれぞれ設けられ、各ユニット
38、40、42はそれぞれ、原稿台32とステージ1
2との間を、ステージ12の前後方向に沿って往復動自
在とされ、ステージ12の後端からステージ12外に掛
けて順に配される待機位置(図1に示す位置)から、ス
テージ12の前端を過ぎてステージ12外からステージ
12に掛けて順に配される行止位置(図4に示す位置)
へ前進(前進方向が矢印Eの向きとなる)し、逆に、行
止位置から待機位置へ後退(後退方向が矢印Dの向きと
なる)することができる。
【0019】露光ユニット38は、光源44、セルフォ
ックレンズ(レンズアレイ)46を備える。光源44は
LEDやハロゲンランプ等が可能であり、光源44から
の光は、原稿34へ向けて照射されるとともに、照射光
は、原稿34と平行で露光ユニット38の移動方向(ス
テージ12の前後方向)と直角の方向、図1の紙面の表
裏方向に沿って直線状となるようにされる。照射光は原
稿34で反射されて反射光がセルフォックレンズ46に
よって感光材料22にスリット状に露光される。露光ユ
ニット38が待機位置から行止位置へ向けて前進するこ
とにより、原稿34の画像が感光材料22に順次に走査
露光される。 図3に示すように、露光領域(画像領
域)48は、感光材料22の所定長さ分の範囲内におい
て、前後に非露光領域(非画像領域)をそれぞれ形成す
るように中央に設定される。ステージ12の後端側の非
画像領域を前領域51とし、ステージ12の前端側の非
画像領域を後領域50とする。
【0020】塗布ユニット40は、タンク(容器)52
の底にスポンジ(塗布部)54を備えて構成される。タ
ンク52は、感光材料22と平行でステージ12の前後
方向と直角の方向に長尺な矩形箱状とされ、図5に示す
ように、タンク底をなす蓋56で、Oリング57を介し
て閉じられ、タンク52内が密閉され、タンク52内に
は、水58等の転写助剤(画像形成用溶媒)58が封入
される。スポンジ54は蓋56外面(蓋下面)に固着さ
れ、蓋56には、スポンジ54と連通する連通口60が
形成される。連通口60を通って、タンク52内の水が
スポンジ54に吸収保持される。タンク52の長手方向
両端には段差62を形成すべく、上部が切り欠かれ、段
差62と対向してタンク52の上端には支持片64がボ
ルト66止めされて突出される。支持片64と段差62
との間には、係止軸68が上下方向に掛け渡され、係止
軸68には作動ブロック70の一端部が嵌合するととも
に、作動ブロック70と段差62との間にはコイルスプ
リング72が嵌合して設けられ、コイルスプリング72
は、作動ブロック70を支持片64と当接すべく付勢す
る。作動ブロック70の他端部には、図示を省略するソ
レノイドのプランジャが連結されて、ソレノイドによっ
てスポンジ54が容器52と共に昇降駆動される。作動
ブロック70の上昇位置では、スポンジ54は感光材料
22と離間している。作動ブロック70の上昇位置にお
けるスポンジ54と感光材料22との間の間隔より、作
動ブロック70の下降量が大きく、作動ブロック70の
下降位置では、スポンジ54は、コイルスプリング72
の付勢力によって感光材料22に押し付けられて接触す
る。スポンジ54が感光材料22と接触すると、スポン
ジ54に吸収保持されている水が感光材料22へ流出す
る。
【0021】スポンジ54が感光材料22と接触した状
態で塗布ユニット40が前進することにより、感光材料
22に水が順次に塗布される。
【0022】重合ユニット42は、マガジン76を備
え、マガジン76には、受像材料78が所定長さに切断
されて、重ねられてステージ12と平行に収容されてい
る。受像材料78の一方の面は画像形成面とされて画像
形成面には、媒染剤を有する色素固定材料が塗布されて
おり、受像材料78の収納状態では、画像形成面が上を
向くようにされる。マガジン76の下側には、無端ベル
ト80がローラ82、84に掛け渡されている。重合ユ
ニット42の待機位置でステージ12側にあるローラ8
4(貼り合わせローラ)の外周には、案内部81が設け
られている。
【0023】重合ユニット42が前進するのに伴い、無
端ベルト80は、ステージ12上に到り、ステージ上1
2を重合ユニットの前進に対応して図1で時計回りに走
行する。図6に示すように、無端ベルト80の走行に伴
い、マガジン76内にある受像材料78が、案内部81
によって、マガジン76から引き出され、受像材料78
は反転してその引き出し端が感光材料22と当接し、そ
れ以降は、重合ユニット42の移動に伴い、受像材料7
8が無端ベルト80と感光材料22との間に挟持される
ようにして、ステージ12前端へ向けて順次に、受像材
料78が感光材料22と重ね合わされる。
【0024】感光材料22に塗布された水58は感光材
料22に膨潤される。この膨潤に要する時間を確保する
ように、重合ユニット42は、塗布ユニット40と間隔
をおいて前進する。膨潤後は、感光材料22上の水58
がスクイズされる。このスクイズは、図示を省略するロ
ーラで行なうようにしてもよいが、重合ユニット42の
重合に伴って、受像材料78の剛性を利用して行なうこ
とも可能である。その剛性が寄与して、受像材料78と
感光材料22との間に高い密着性が得られる。
【0025】ステージ12は上述したようにヒート板1
8によって加熱されており、この加熱された状態で、上
記露光、塗布、重合がなされ、塗布にあたって水の加温
がなされる。すなわち、水58がスポンジ54から感光
材料22へ流出される過程で加熱されるとともに、流出
された塗布後の水も加熱される。
【0026】また、ステージ12の加熱によって、受像
材料78と感光材料22とが重ね合わされた状態で熱現
像転写が行われる。すなわち、感光材料22の可動性の
色素が放出され、同時に色素が受像材料78の色素固定
層に転写されて、受像材料78に画像が得られる。
【0027】熱現像転写後は、感光材料22は矢印Dの
向きに所定長さ分、移動して、受像材料22と共に、ス
テージ12の後端からステージ12外へ排出される。
【0028】また、ステージ12の前端より前方側に
は、基台10に、駆動モータ90が設けられ、駆動モー
タ90は、歯車92群、タイミングベルト94を介し
て、露光ユニット38、塗布ユニット40、重合ユニッ
ト42をそれぞれ移動駆動する。
【0029】次に、各ユニット38、40、42等を含
む本装置の全体動作について具体的に、図8のタイムチ
ャートに基づき説明する。
【0030】まず、感光材料22が搬送され(CW)、
所定長さ分、ステージ12上に引き出されて保持され
る。
【0031】次に、露光ユニット38が待機位置から行
止位置へ前進(CW)して感光材料22の画像領域48
に入ると、光源44(LED)が光の照射を開始し(O
N)、画像領域48において光の照射を続け、原稿台3
2の原稿34の画像が感光材料22に走査露光される。
【0032】露光ユニット38が画像領域48を過ぎて
前部画像領域50に入ると、光源44が光の照射を止め
る(OFF)。それ以降は光源44が光を照射せずに、
露光ユニット38は行止位置まで前進して、そこで停止
する。
【0033】露光ユニット38が画像領域48を過ぎて
前部画像領域に入り、光源44が光の照射を止めると、
塗布ユニット40が前進(CW)を開始する。
【0034】塗布ユニット40は当初、上昇位置にあ
り、感光材料と離間している。塗布ユニット40がステ
ージ12上に入り、ステージ12の後端側の傾斜部31
から水平部28へ到り、前領域51では(図3に示
す)、一旦、停止する。この停止した状態で、ソレノイ
ド(SL)が作動して(DOWN)、タンク52と共に
スポンジ54が下降して感光材料22に接触する。
【0035】接触後に、塗布ユニット40は前進を再開
し、その接触状態で前領域51から画像領域48に入
り、画像領域48を移動(図9に示す)する。スポンジ
54が後領域50に達すると、ソレノイドが作動して
(UP)、スポンジ54が感光材料22との接触を止め
るべく感光材料22から離れるようにタンク52と共に
上昇する(図10に示す)。その接触を止めるときは、
その間も塗布ユニット40は前進を続ける。その後、塗
布ユニット40は、行止位置まで移動して、そこで停止
する。
【0036】スポンジ54の感光材料22との接触開
始、接触終了が画像領域48では行なわれないので、画
像領域48では、安定した塗布が可能となる。また、ス
ポンジ54はステージ12の水平部28の範囲で、感光
材料22と接触するために、塗布された水58が感光材
料22の前後側に流れてそれに伴う悪影響が回避され
る。
【0037】重合ユニット42は、スポンジ54の感光
材料22との接触のために塗布ユニット40がその前進
を一旦停止する時に、前進(CW)を開始する。これに
伴い、感光材料22に受像材料78が重ね合わされる。
重合が終了すると、重合ユニット42は行止位置に至
り、そこで停止する。
【0038】このとき、受像材料78は、塗布ユニット
40によって塗布された水をスクイズしながら感光材料
22に重ね合わされる。
【0039】重合ユニット42が行止位置で停止する
と、その後、所定時間そのままとされ、熱現像転写が行
われる。
【0040】熱現像転写後は、感光材料22は、所定長
さ分、第2ローラ24で引っ張られて搬送(CW)さ
れ、受像材料78と共にステージ12の後端からステー
ジ12外へ排出される。
【0041】この排出に伴い、受像材料78は、感光材
料22と剥離され、ステージ12の後端より後方側にあ
る剥離ローラ86の上を通って、その剥離ローラ86よ
り更に後方にある排出トレイ88内に集積される。一
方、感光材料22は、熱現像転写済みの部分が、上下を
反転するようにして、ステージ12の後端と第2ローラ
24との間に傾斜位置するようにされる。
【0042】第2ローラ24とステージ12の後端との
間に位置する熱現像転写済みの部分は、塗布面が下側を
向き、これにより、水58が感光材料22に残ることな
く落下することができ、後述する感光材料22が巻き戻
されて熱現像転写済みの部分がステージ12上に戻った
ときに、感光材料22に水が残ることによる影響が回避
される。
【0043】その後、露光ユニット38、塗布ユニット
40、重合ユニット42は、重合ユニット42を先頭に
して行止位置から待機位置へそれぞれ後退し(CC
W)、次の露光、塗布、重合に備える。
【0044】次に、感光材料22を所定長さ分、第1ロ
ーラ20に巻き戻す。これにより、ステージ12上に
は、既に露光されて熱現像転写済みの画像領域48が位
置することになり、それに、原稿台32からの外光が及
ぶようなことがあっても構わない。ステージ12外の感
光材料22の未露光の部分は光かぶりが防止される。
【0045】共通のステージ12で、感光材料22への
露光、水の塗布、受像材料78の重合、受像材料78へ
の熱現像転写が行われ、受像材料78に画像が得られ
る。
【0046】上記構成によれば、共通のステージ12
で、感光材料22への露光、水58の塗布、受像材料7
8の感光材料22との重合、熱現像転写が行われ、受像
材料78に画像が得られる。
【0047】ステージ12が共通とされて、従来のよう
に別個にステージを設けることを要せず、装置が小型化
される。すなわち、ステージ間の搬送手段、例えば、ロ
ーラ等が不要となって部品数が少なくて足り、製造コス
トが低廉化され、また、搬送距離が短縮化されて処理速
度が早まる。
【0048】更に、水58の塗布にあたって水58の加
熱、熱現像転写に要する加熱が、ステージ12を加熱す
ることによって得られ、加熱手段を共用することがで
き、省電力化が果たされ、また、一層の小型化が果たさ
れる。
【0049】露光ユニット38が移動し、感光材料22
に順次に走査露光が行われ、露光ユニット38の後側か
らは塗布ユニット40が移動し、感光材料22に順次に
水が塗布され、塗布ユニット40の後側からは重合ユニ
ット42が移動し、感光材料22に順次に受像材料78
が重ね合わされ、そして、熱現像転写が行われるが、こ
こで、塗布ユニット40の後側から重合ユニット42が
移動し、感光材料22に順次に受像材料78が重ね合わ
されることによれば、その重ね合わせに伴い水の塗布後
のスクイズが可能となり、別途に、例えば、スクイズロ
ーラを転動させるような必要はない。
【0050】また、上記実施の形態では、重合ユニット
42が塗布ユニット40に同時的に追動し、塗布ユニッ
ト40が塗布を行う一方、その後側で、重合ユニット4
2が重合を行っているが、塗布ユニット40、重合ユニ
ット42のそれぞれの移動開始時期については、それに
限らない。例えば、露光ユニット38が1画像分の露光
を終了した後に、塗布ユニット40が移動を開始し、塗
布ユニット40が1画像分の塗布を終了した後に、重合
ユニット42が移動を開始してよいのは勿論、塗布ユニ
ット40が、露光ユニット38に同時的に追動し、露光
ユニット38が露光を行う一方、その後側で、塗布ユニ
ット40が塗布を行うことも可能であり、あるいは、露
光ユニット38、塗布ユニット40、重合ユニット42
のいずれも、それらを同時的に移動させ、露光ユニット
38が露光を行う一方、その後側で、塗布ユニット40
が塗布を行い、塗布ユニット40が塗布を行う一方、そ
の後側で、重合ユニット42が重合を行うようにしても
よい。
【0051】なお、塗布ユニット40の移動開始時期
は、上記時期に関わらず、露光ユニット38の移動開始
後において適宜自由である。また、重合ユニット42の
移動開始時期も、上記時期に関わらず、塗布ユニット4
0の移動開始後において適宜自由である。
【0052】ただ、重合ユニット42を塗布ユニット4
0に同時的に追動させる等、各ユニット38、40、4
2を同時的に移動させることにより、処理時間の短縮化
が果たされ、また、各ユニット38、40、42の駆動
原を共通化することができ、装置が小型化される。
【0053】また、上記実施の形態では、原稿34に光
を線状的に照射して感光材料22に走査露光している
が、それに限らず、原稿の全面に光を照射して感光材料
に面露光することも可能である。更に、上記実施の形態
では、感光材料22に露光される光が、原稿で反射され
た反射光であるが、それに限らず、原稿を透過する透過
光であってもよい。すなわち、原稿は反射原稿であって
も、透過原稿であってもよい。このように、原稿が反射
原稿、透過原稿である場合、それは、いわゆるアナログ
露光であるが、それに限らず、画像信号に基づき光ビー
ムを感光材料に走査露光する、いわゆるディジタル露光
であってもよい。
【0054】更に、上記実施の形態では、感光材料22
がロール状に巻かれて、ステージ12上に所定長さ分毎
に引き出されて供給されるようになっているが、それに
限らず、所定長さ分毎に切断されているカットシートで
もよい。受像紙については、上記実施の形態のようなカ
ットシートのものに限らず、ロール状に巻かれて、所定
長さ分毎に引き出されてその後に切断されるものでもよ
い。
【0055】また、感光材料22に受像材料78を重ね
合わせるにも、上記実施の形態のような重合ユニット4
0によらなくとも、手動による等、他の手段が可能であ
る。感光材料22と受像材料78との剥離については、
爪を利用してもよい。画像形成溶媒は、水58に限ら
ず、他の転写助剤であってもよく、画像形成溶媒を塗布
するための塗布部は、スポンジに限らず、フェルト等の
ものでもよく、タンク内の水を吸収保持でき、感光材料
22と接触することにより水の流出を可能とするような
ものであればよい。塗布についても、スポンジ58を備
えた塗布ユニット40に限らず、ローラや、はけを用い
ることも可能である。
【0056】次に、重合ユニット42について、図11
乃至図14に示す第2の実施の形態に基づき詳説する。
【0057】無端ベルト80が掛けられるローラ82、
84(図1を参照)のうちの重合ユニットの移動方向前
側の貼り合わせローラ84の外周に対向して、図11に
示すように、案内部81の中途に、アイドラー(アイド
リングローラ)300が設けられる。
【0058】また、重合ユニット42は、塗布ユニット
40との間にスクイズローラ302を備え、このスクイ
ズローラ302が、重合ユニット42の移動に伴い、感
光材料22上を転動して、水58が塗布された後で受像
材料78が重ねられる前の感光材料22を専用にスクイ
ズするようにされる。
【0059】重合ユニット42が図11に示す待機位置
から前進するのに伴い、無端ベルト80が走行し(走行
方向は図11乃至図14では時計回りであり、矢印Mで
示す)、重合ユニット42内において、受像材料78が
マガジン76から引き出されて引き出し端304がアイ
ドラー300と貼り合わせローラ84との間に挾持され
た状態(図12を参照)で無端ベルト80が停止して受
像材料78のマガジン76からの引出が中断する。
【0060】重合ユニット42が前進を続け、図12に
示すように、貼り合わせローラ84が無端ベルト80を
介してストッパローラ(ステージ12の後端側外方に設
けられている)306と接触する位置へ到ると、無端ベ
ルト80が走行を再開する。これにより、受像材料78
はマガジン76からの引出が再開され、引き出し端30
4側から順次に、貼り合わせローラ84に対応する部分
で反転され、図13に示すように、引き出し端304が
画像領域48(図3を参照)の前端(前領域51(図3
を参照)側の端)において感光材料22に当接する。そ
の後は、図14に示すように、無端ベルト80とステー
ジ12との間で受像材料78が感光材料22に重ね合わ
される。そして、受像材料78の引き出し端304と反
対側の端が画像領域の後端(後領域50(図3を参照)
側の端)に到って、画像領域全域に渡り受像材料が感光
材料22に重ね合わされる。
【0061】無端ベルト80の走行は、受像材料78の
引き出し端304が、画像領域48の前端において感光
材料22に当接するように、重合ユニット42の移動と
タイミングを取って行われる。
【0062】本実施の形態によれば、受像材料78は、
重合ユニット42の移動に伴い、重合ユニット42の移
動方向と同方向へ送られ、先端から順次に反転されて感
光材料22と重ね合わされる。
【0063】従来は、感光材料が搬送され、それに伴い
感光材料が反転されて受像材料と重ね合わされる。
【0064】本実施の形態では、受像材料78が先端か
ら反転されて感光材料22と重ね合わされるので、受像
材料78を感光材料22と重ね合わせるための受像材料
78の搬送を小さなスペースで足らしめ、これは、装置
の小型化に寄与する。また、感光材料22と受像材料7
8との間の接触角も大きくとれ、感光材料22と受像材
料78とがこの間にエアーを伴うことなく重ね合わさ
れ、泡むらが防止される。特に、共通のステージ上で露
光、塗布、重合が行なわれる場合には、効果的である。
【0065】また、受像材料78を反転させて感光材料
22と重ね合わせるのに、ローラ82、84に無端ベル
ト80を掛け、無端ベルト80で受像材料78を送るの
に伴い、受像材料78を貼り合わせローラ84に対応す
る部分で反転させ、無端ベルト80とステージ12との
間で受像材料78を感光材料22と重ね合わせる構成に
よれば、無端ベルト80を用いることにより、ローラの
本数を削減することができる。
【0066】更には、重合ユニット42がこの移動方向
前方にスクイズローラ302を備える構成によれば、貼
り合わせローラ84とスクイズローラ302とを近接さ
せることができ、感光材料22をスクイズしてから感光
材料22に受像材料78を重ね合わせるまでの時間を短
縮して、感光材料22に塗布された水58の蒸発量を抑
制することができる。
【0067】なお、受像材料78と感光材料22との接
触角を大きく確保するには、貼り合わせローラ84の径
を過度に大きくするのは避け、一方、受像材料78が適
度な撓みとなって均一な貼り合わせ力を得るには、貼り
合わせローラ84の径を過度に小さくするのは避け、貼
り合わせローラ84の径は適度な径とするのがよい。
【0068】本実施の形態では、他の構成、作用効果は
上記第1の実施の形態と同様である。
【0069】本発明の画像記録装置において使用される
感光材料としては、像様露光して得られる潜像を画像形
成用溶媒の存在のもとに受像材料へ熱現像転写して可視
像を得る、いわゆる熱現像感光材料(上記実施の形態の
感光材料22)が挙げられる。
【0070】この熱現像感光材料は、基本的には支持体
上に感光性ハロゲン化銀、還元剤、バインダー及び色素
供与性化合物(還元剤が兼ねる場合もある)を有するも
のであり、更に必要に応じて有機金属塩酸化剤等を含有
させることができる。
【0071】熱現像感光材料は露光に対してネガの画像
を与えるものでも、ポジの画像を与えるものでもよい。
ポジの画像を与える方式には、ハロゲン化銀乳剤として
直接ポジ乳剤(造核剤を用いる方式、光かぶらせ方式の
2種がある)を用いる方式、ポジ状に拡散性の色素像を
放出する色素供与性化合物を用いる方式のいずれもが採
用できる。
【0072】ポジの画像を与える方式の熱現像感光材料
としては、例えば、特開平6−161070号公報、特
開平6−289555号公報等に記載されたものが、ま
た、ネガの画像を与える方式の熱現像感光材料として
は、例えば、特開平5−181246号公報、特開平6
−242546号公報等に記載されたものを用いること
ができる。
【0073】また、本発明における画像形成用溶媒とし
ては、例えば水があり、この水は、いわゆる純水に限ら
ず、広く一般的に使用されている意味での水を含む。ま
た、純水とメタノール、DMF、アセトン、ジイソブチ
ルケトン等の低沸点溶媒との混合溶媒でもよい。更に、
画像形成促進剤、カブリ防止剤、現像停止剤、親水性熱
溶剤等を含有させた溶液でもよい。
【0074】
【発明の効果】本発明の請求項1の画像記録装置によれ
ば、受像材料が重合ユニットの移動に伴いその移動方向
と同方向へ送られながら、先端から反転されて感光材料
と重ね合わされるので、受像材料を感光材料と重ね合わ
せるための受像材料の搬送を小さなスペースで足らし
め、これは、装置の小型化に寄与する。更に、感光材料
と受像材料との間の接触角も大きくとれ、泡むらが防止
される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る画像記録装置
を示す露光等の各ユニットの移動方向に沿って見た図で
ある。
【図2】露光等が行われるステージの斜視図である。
【図3】ステージを、その前後方向に沿って見た図であ
る。
【図4】露光等の各ユニットが行止位置にあるときの図
1に対応する図である。
【図5】塗布ユニットを、この移動方向から見た縦断面
図である。
【図6】ステージ上での重合ユニットによる感光材料へ
の受像材料の重ね合わせ過程を示す図である。
【図7】ステージ外への感光材料と受像材料との排出に
あたって、両者の剥離過程を示す図である。
【図8】露光等の各ユニットを含むそれらのタイムチャ
ートを示す図である。
【図9】図3の後の塗布ユニットの塗布過程を示す図3
に対応する図である。
【図10】図9の後の塗布ユニットの塗布過程を示す図
3に対応する図である。
【図11】第2の実施の形態に係る画像記録装置におい
て、重合ユニットを移動方向に沿って示す図である。
【図12】重合ユニットの動作過程を示す図11に対応
する図である。
【図13】次の動作過程を示す図11に対応する図であ
る。
【図14】更に次の動作過程を示す図11に対応する図
である。
【符号の説明】
12 ステージ 18 シート板(加熱手段) 22 感光材料 32 原稿台 34 原稿 38 露光ユニット 40 塗布ユニット 42 重合ユニット 58 水(画像形成用溶媒) 78 受像材料

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿の画像を感光材料に露光し、画像形
    成用溶媒を塗布した後、感光材料と受像材料とを重ね合
    わせて熱現像転写して受像材料に画像を得る画像記録装
    置において、 前記感光材料を保持する固定のステージと、 該ステージに保持された前記感光材料に前記受像材料を
    重ね合わせる重合ユニットと、を有し、 該重合ユニットは、前記感光材料に沿って一方向へ移動
    し、この移動に伴いその移動方向と同方向へ受像材料を
    送りながら、受像材料をその先端から順次に反転させて
    感光材料と重ね合わせることを特徴とする画像記録装
    置。
JP29672195A 1995-11-15 1995-11-15 画像記録装置 Pending JPH09138492A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29672195A JPH09138492A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 画像記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP29672195A JPH09138492A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 画像記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09138492A true JPH09138492A (ja) 1997-05-27

Family

ID=17837235

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP29672195A Pending JPH09138492A (ja) 1995-11-15 1995-11-15 画像記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09138492A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08224517A (ja) 液体噴射装置
US4952969A (en) Method for forming a color image and image forming apparatus therefor
JPH09138492A (ja) 画像記録装置
JP3571433B2 (ja) 画像記録装置
JP3609517B2 (ja) 画像記録装置
JP3383494B2 (ja) 画像記録装置
JP3571432B2 (ja) 画像記録方法
US4630912A (en) Wet processing web camera and method
US4461556A (en) Film processing apparatus for self-processing film unit with a folded applicator
EP0109769A1 (en) Self processing film unit with liquid applicator
JP2640193B2 (ja) ジャム検出制御方法
JP3548260B2 (ja) 画像形成用溶媒塗布装置
JP3647972B2 (ja) 画像記録装置
JPH08220728A (ja) 画像記録装置
EP0814379B1 (en) Development processing apparatus and development processing method
JPH09211832A (ja) 画像形成方法
US3409430A (en) Method of making copies by diffusion transfer
JP2811617B2 (ja) 画像形成用材料切断装置
JP3331050B2 (ja) 画像記録装置
US4429037A (en) Self-processing film unit with liquid applicator
JP2775758B2 (ja) 画像形成装置
JPH08220649A (ja) 画像記録装置
JPH01112242A (ja) 拡散転写式複写装置
JP2717804B2 (ja) 現像装置付きカメラ
JPH08227136A (ja) 画像形成用溶媒塗布装置