JPH09136739A - シートの走行ずれ検出方法 - Google Patents

シートの走行ずれ検出方法

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JPH09136739A
JPH09136739A JP7295569A JP29556995A JPH09136739A JP H09136739 A JPH09136739 A JP H09136739A JP 7295569 A JP7295569 A JP 7295569A JP 29556995 A JP29556995 A JP 29556995A JP H09136739 A JPH09136739 A JP H09136739A
Authority
JP
Japan
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sheet
unit
signal
printing
end point
Prior art date
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Pending
Application number
JP7295569A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsuya Sawada
徹也 澤田
Hidetoshi Hoshiyama
英俊 星山
Kikuo Maeda
喜久夫 前田
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Rengo Co Ltd
Original Assignee
Rengo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 段ボールシートの加工工程におけるシートの
走行ずれを簡単な検出回路により確実に検出する。 【解決手段】 印刷ユニット2、3、4とスロッタユニ
ット5から成る印刷装置の入口、出口にセンサS1 とS
2 を設け、各ユニットの回転軸の回転量をパルスジェネ
レータ21により検出し、この検出値とセンサS1 から
センサS2 までの距離に対応する一定値を検出回路20
内の比較部23で比較し判定部24で誤差が零または許
容誤差以内でない場合には走行ずれを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、段ボールシート
のようなシートの加工装置におけるシートの走行ずれを
検出する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】段ボールシートの加工装置である印刷装
置として、図2に示したものが従来から知られている。
この印刷装置は、キッカや給紙ロールを有する給紙部1
と、第1印刷ユニット2乃至第3印刷ユニット4と、ス
ロッタ部5とから成る。
【0003】第1印刷ユニット2乃至第3印刷ユニット
4は、門形フレーム6を有し、その門形フレーム6の一
対の側枠6aで加工ロールとしての圧胴7や版胴8、イ
ンキロール9およびドクターロール10を回転自在に支
持しており、前記給紙部1のキッカから一枚ずつ送り出
される段ボールシートSを第1印刷ユニット2乃至第3
印刷ユニット4の圧胴7と版胴8間に順に通過させて段
ボールシートSに多色刷の印刷を施す。
【0004】印刷後の段ボールシートは、スロッタ部5
に送り込み、そのスロッタ部5に設けた罫ロール11
(加工ロール)により罫入れし、かつスロッタロール1
2(加工ロール)によりスロットを形成して箱形成用の
ブランクを形成する。このような印刷装置では、給紙部
1のキッカや給紙ロールと各印刷ユニットの版胴と圧胴
は、1つの駆動モータとその出力を分岐して連結されて
おり、それぞれが原則として完全同期して駆動される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記構成の
印刷装置では給紙部1のキッカへ供給される段ボールシ
ートは、その前工程で所定の寸法精度の範囲内で製造さ
れて供給される。又、キッカは各印刷ユニットの版胴や
圧胴に完全に同期して駆動されるから、印刷ユニットや
スロッタでの作業がスムーズであれば印刷ずれやスロッ
ト形成時にずれが生じることはない。
【0006】しかし、実際には印刷加工やスロッタ加工
工程でのシートの反りや、給紙部での摩擦抵抗の変化、
あるいはシートの通し方向等によって段ボールシートの
送りが一定せず、このためシートの走行ずれに起因して
段ボールシートの所定位置からずれた状態で印刷やスロ
ットが施されることがある。このため、加工された後、
組立加工を終えた状態でこの印刷ずれなどの加工ずれが
発見されたりすると、商品価値のない大量の加工済段ボ
ール箱が発生することとなる。
【0007】従って、印刷装置における印刷作業時等に
このような加工ずれが生じていないかを常に検査するの
が望ましいが、現状ではオペレータが目視で確認してい
るだけであり、加工時に自動的にこのようなずれを検出
するようなことは行われていないのが実状である。
【0008】この発明は、上述した従来の段ボールシー
トの加工装置の問題点に留意して、加工装置の上流側及
び下流側にシートの通過を検出するセンサと、その検出
信号を用いてシートの通過時の走行ずれを検出する簡単
な検出回路により加工装置内へ送り込まれたシートの走
行ずれを検出できるシートの走行ずれ検出方法を提供す
ることを課題とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記課題を
解決する手段として、シートの任意の特定点が加工装置
の上流側の一定の始点を通過したことを検出して始点検
出信号を発生する第1検出センサと前記シートの特定点
が加工装置の下流側の一定の終点を通過したことを検出
して終点検出信号を発生する第2検出センサとを設け、
前記一定の始点から終点までの距離に対応する一定値と
前記始点検出信号から前記終点検出信号の発生までの間
の加工装置の駆動速度に基づく値とを比較し、これらの
値が一致しない場合またはその差が許容誤差以上である
場合にはシートの走行ずれが生じていることを検出する
ことから成るシートの走行ずれ検出方法としたのであ
る。
【0010】シートの反りや折れ曲がりあるいはロール
間の間隙の程度等に起因して、シートが給紙部や印刷な
どの加工ユニットを走行中シートの給紙ミスやスリップ
などが生じて走行ずれが発生し、これが原因で印刷ずれ
などの加工ずれとなる。
【0011】給紙部や各加工ユニットは通常は同一の駆
動源によって総て同調駆動されているので、シートに走
行ずれが発生しない限り、シートはその同調状態で送ら
れることとなり、シートの所定位置に所定の加工がなさ
れる。
【0012】ところが、給紙ミスやスリップなどによっ
てシートの走行が遅れると加工装置との同調がくずれて
しまい、加工装置へのシートの送り込み側(上流側)の
一定の始点から送り出し側(下流側)の一定の終点まで
シートの走行する時間が同調状態で正常に走行する際に
要する時間より多くなる。
【0013】従って、上記一定の始点から終点までの距
離に対応する一定値と、シートがこの一定の始点から終
点まで走行するまでの間の加工装置の駆動速度に基づく
値とを比較した場合、シートが正常に走行した際にはこ
れらの値は一致してシートの走行ずれはないが、スリッ
プによってシートの走行遅れが生じた際には、後者の値
の方が大きくなってシートの走行ずれが検出される。
【0014】なお、シートが同調状態より速い速度で走
行する場合には、後者の値の方が小さくなってシートの
走行ずれが検出される。
【0015】これらの値の差がわずかであって、許容誤
差内であれば走行ずれはないものと見做しても支障はな
い。
【0016】なお、各加工ユニットのシート走行方向の
長さはそれぞれ一定寸法であるので、始点と終点とを加
工装置の上流側と下流側の一定点にそれぞれ設定すれば
この一定の始点から終点までの距離(寸法)は予め決ま
り、これに対応する一定値が定まる。
【0017】加工装置へ送り込まれたシートが上記一定
の始点を通過したことの検出は、たとえば加工装置の上
流側の一定点に検出センサを設けてシートの先端などの
任意の特定点を検出するようにすればよいし、または、
シートの特定点を直接検出するのではなく、給紙部でシ
ートを加工ユニットへ送り込む際にはシートの走行と装
置の駆動系とは必ず同調しているので、一定位置に設け
た検出センサで駆動系または、この駆動系と連動する回
転体等の他の部位の特定点を検出することによって行っ
てもよい。
【0018】
【発明の実施の形態】以下この発明の実施の形態につい
て添付図面を参照して説明する。図1は、印刷加工装置
の全体概略図及びこの加工装置に備えられた実施形態の
シートの走行ずれ検出装置の概略ブロック図である。印
刷加工装置自体は図2の従来例の印刷装置と同じである
から、同じ機能部材に同じ符号を付して説明は省略す
る。但し、給紙部1のキッカのみは図2よりも具体的に
示しているので以下に若干の説明を補足する。
【0019】給紙部1のキッカは、キッカバー1aとそ
の基部1bをピン1cに連結されたクランクアーム1d
を介して回転軸1eに連結し、回転軸1eの回転により
キッカバー1aを水平方向にスライドさせて進退動自在
に設け、かつシートSを積層したスペースの前端の仕切
板1fの下部にシートSの1枚分を通過させ得る隙間1
gを設けたものから成る。
【0020】なお、給紙部1の回転軸1eと給紙ロール
1h、印刷ユニット2〜4とスロッタユニット5の各ロ
ールは、図1の(b)に示すように、それぞれ主軸13
に連結されており、これらの駆動系は駆動源としてのモ
ータ14の回転を全て同期して伝達されるようになって
いる。
【0021】上記のような印刷加工装置に対して、図示
のようにキッカの付近と印刷加工装置の後端付近に2つ
の検出センサS1 とS2 が設けられている。検出センサ
1は、シートの特定点である先端が印刷加工装置の上
流側へ送り込まれて一定の始点に来たことを検出して始
点検出信号を発生するセンサであり、検出センサS
2は、検出センサS1 より下流側に設けて上記シートの
先端が一定の終点に来たことを検出して終点検出信号を
発生するセンサである。検出センサS1 は印刷ユニット
の前方の距離Aの位置に、検出センサS2 は印刷装置の
後方の距離Bの位置に設けられて、上記一定の始点と終
点とを決めるようにしている。A、Bは任意の値に設定
し得る。
【0022】なお、シートに印刷されたマークをシート
の特定点とし、これを検出センサS1 およびS2 で検出
して始点検出信号および終点検出信号を発生するように
してもよい。
【0023】給紙ロール1h、各印刷ユニット2〜4又
はスロッタユニット5の各回転ロールの回転速度はパル
スジェネレータ21により検出される。この検出信号は
パルス信号φG としてずれ検出回路20へ送られる。検
出回路20はカウンタ22、比較部23、演算部23
a、判定部24および誤差設定部24aを備えている。
【0024】カウンタ22は、シートの特定点の通過を
検出センサS1 で検出した始点検出信号t1 をトリガ信
号として入力されるとパルスジェネレータ21からのパ
ルス信号φG のパルス数のカウントを開始し、シート先
端の通過を検出センサS2 で検出した終点検出信号t2
が入力されるまでカウントを続け、信号t2 でのカウン
ト数をφABとして出力する。
【0025】なお、この信号φABは加工装置の駆動速度
に基づく信号であって、加工ロールの回転移動量に対応
する信号でもある。
【0026】一方、外部信号入力手段25では、上記距
離A、B、印刷ユニット幅L、スロッタユニット幅L’
などの定数値が入力され、距離A、Bと幅L、L’に対
応するパルス数の信号φA 、φB 、φL 、φ L’が出力
され、これに基づいて上記一定の始点から終点までの距
離に対応する設定信号FABが演算部23aで演算されて
比較部23へ出力される。
【0027】なお、パルスジェネレータ21は、シート
が正常に走行した場合の始点検出信号の発生から終点検
出信号の発生までの間に、上記設定信号FABと同数のパ
ルス信号を発生するように設定されている。
【0028】比較部23ではカウンタ22からの上記パ
ルス信号φABが入力されると、これを設定信号FABと比
較(φAB−FAB)し、この比較結果としての誤差信号Δ
φABが判定部24へ送られる。判定部24において、こ
の誤差信号ΔφABは誤差設定部24aに設定した許容さ
れ得る設定誤差信号Δφ以下であってシートの走行ずれ
はないか、またはそれ以上であってシートの走行ずれが
あるかが判定され、走行ずれがある場合には、これを示
す走行ずれ有りの信号を出力し駆動回路26を介して表
示器27へ表示する。警報部28へ警報信号として出力
してもよい。
【0029】なお、誤差設定部24aを設けないで、誤
差信号ΔφABが零でない場合には走行ずれ有りの信号を
出力するようにしてもよい。
【0030】以上の構成とした実施例の検出回路により
段ボールシートの加工装置である印刷装置における走行
ずれを検出することができる。
【0031】シートSがキッカにより給紙ロール1hへ
送り込まれてシート先端が検出センサS1 上を通過した
瞬間に始点検出信号t1 が出力される。このときからカ
ウンタ22ではモータ14の駆動速度に対応するパルス
信号φG のカウントが開始される。送り込まれたシート
は給紙ロール1hで第1の印刷ユニット2へと送られ
る。
【0032】第1の印刷ユニット2の圧胴7と版胴8が
回転してシートへの印刷が行なわれ、さらにシート先端
が印刷ユニット3、4を通過した後スロッタユニット5
を通過した後に距離Bの位置に設けられている検出セン
サS2 の位置を通過すると、検出センサS2 から終点検
出信号t2 が出力される。そして、この信号t2 により
カウンタ22はパルス信号φG のカウントを終了し、そ
の間のパルス数に対応する出力信号φABが比較部23へ
出力される。
【0033】一方、距離A、印刷ユニット2、3、4の
幅L、スロッタユニット5の幅L’、距離Bを表わすパ
ルス信号φA 、φL 、φ L’、φB に基づいて検出セン
サS1 とS2 間の距離(A+3L+L’+B)に相当す
るパルス信号として演算部23aで設定される設定信号
ABが比較部23に入力され、この設定信号FABと上記
出力信号φABとが比較される。
【0034】このように比較部23においてパルス信号
として比較しているが、それぞれのパルス信号に対応す
る値として比較しても同じことである。上記信号の比較
において段ボールシートの送りに途中でスリップやシー
トの反りなどにより送りのずれが生じていない限り両信
号は一致する筈である。
【0035】しかし、実際にはわずかな走行ずれであれ
ば、加工された製品として問題はないので、走行ずれが
許容誤差以上である場合のみ、判定部24から走行ずれ
有りの出力信号を出力するようにしておけばよい。
【0036】なお、上記説明ではシートの先端が検出セ
ンサS1 とS2 を通過するときにカウンタへのタイミン
グ信号を出力するものとしたが、シートの通過検出は必
らずしもシート先端に限る必要はなくシート長さの中間
又は後端など任意の位置であってもよい。
【0037】又、以上の説明では、印刷ユニット2〜
4、スロッタユニット5の複数の回転ロールによる送り
を前提として説明したが、回転ロールの数は任意であ
り、最小限1組のユニットでも同様にしてシートの走行
ずれを検出することができる。その場合は、検出センサ
1 およびS2 はユニットの前後の距離AおよびBの位
置にそれぞれ設ければよい。又は加工装置の任意の上流
側と下流側の位置にそれぞれ検出センサS1 と検出セン
サS2 とを設けて任意の距離間でのずれを検出するよう
にしてもよい。
【0038】なお、シートの走行方向を直角に横切る方
向に間隔をおいて2つの検出センサを設けて、走行シー
トの横方向の特定点(前端縁等)をそれぞれに検出する
ようにし、この2つの検出センサでのそれぞれの検出信
号の発生のタイミングがずれていれば、シートの前端縁
が横方向の位置で均等に走行しないでずれた状態で走行
していることになる。
【0039】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
走行ずれ検出方法はシート加工装置の上流側の一定の始
点から下流側の一定の終点までの距離に対応する値と始
点検出信号から終点検出信号の発生までの間の加工装置
の駆動速度に基づく値とを比較して走行ずれを検出する
方法としたから、簡単に確実にシートの走行ずれを経済
的なコストで検出でき、シートの加工品質の向上に寄与
するところ大である。
【図面の簡単な説明】
【図1】印刷装置の全体概略図及び実施例の検出装置の
ブロック図
【図2】従来例の印刷装着の全体概略図
【符号の説明】
1 給紙部 2〜4 印刷ユニット 5 スロッタ部 7 圧胴 8 版胴 13 主軸 14 モータ 20 検出回路 21 パルスジェネレータ 22 カウンタ 23 比較部 24 判定部 25 外部信号入力手段 26 駆動回路 27 表示器 28 警報器

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートの任意の特定点が加工装置の上流
    側の一定の始点を通過したことを検出して始点検出信号
    を発生する第1検出センサと前記シートの特定点が加工
    装置の下流側の一定の終点を通過したことを検出して終
    点検出信号を発生する第2検出センサとを設け、前記一
    定の始点から終点までの距離に対応する一定値と前記始
    点検出信号から前記終点検出信号の発生までの間の加工
    装置の駆動速度に基づく値とを比較し、これらの値が一
    致しない場合またはその差が許容誤差以上である場合に
    はシートの走行ずれが生じていることを検出することか
    ら成るシートの走行ずれ検出方法。
JP7295569A 1995-11-14 1995-11-14 シートの走行ずれ検出方法 Pending JPH09136739A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018108684A (ja) * 2016-12-29 2018-07-12 株式会社Isowa 段ボールシート製函機

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6246839A (ja) * 1985-08-21 1987-02-28 Hitachi Electronics Eng Co Ltd 紙葉類等の走行状態監視方式

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