JPH09133426A - 吸収式冷房装置 - Google Patents

吸収式冷房装置

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JPH09133426A
JPH09133426A JP7306029A JP30602995A JPH09133426A JP H09133426 A JPH09133426 A JP H09133426A JP 7306029 A JP7306029 A JP 7306029A JP 30602995 A JP30602995 A JP 30602995A JP H09133426 A JPH09133426 A JP H09133426A
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temperature regenerator
evaporator
liquid
cooling water
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Katsuya Oshima
克也 大島
Shigeru Yoshimura
茂 吉村
Satoshi Naito
佐登志 内藤
Kaoru Kawamoto
薫 河本
Shinsuke Takahashi
慎介 高橋
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Rinnai Corp
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Osaka Gas Co Ltd
Rinnai Corp
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    • Y02B30/62Absorption based systems

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温再生器が異常昇温した際に部分的に高濃
度となる吸収液の濃度分布を均一化して晶析を防止した
吸収式冷房装置の提供。 【解決手段】 温度センサ91が高温再生器3の加熱室
32の異常過熱を検出すると、制御器9は、ガスバーナ
31を消火し、冷媒弁54を開弁維持し、送風ファン2
11の作動を停止し、タンデムポンプ80、冷却水ポン
プ14、及び冷却塔ファン11の作動を継続する稀釈運
転を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、吸収式冷房装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】室外熱交換器、吸収器伝熱管、凝縮器伝
熱管を順に環状接続してなり冷却水ポンプにより冷却水
を循環させる冷却水回路と、室内熱交換器、蒸発器伝熱
管を環状接続してなり冷水ポンプにより冷水を循環させ
る冷水回路と、加熱源により低濃度吸収液中の冷媒を気
化させて中濃度吸収液と蒸気冷媒とに分離する高温再生
器、該高温再生器を内包し前記中濃度吸収液を高濃度吸
収液と蒸気冷媒とに分離する低温再生器、前記凝縮器伝
熱管を配設するとともに各再生器から高温の蒸気冷媒が
送り込まれる凝縮器、冷媒弁を配設するとともに前記凝
縮器で液化した液冷媒を蒸発器に導く冷媒配管、この液
冷媒を減圧下で蒸発させる蒸発器、該蒸発器に併設され
前記吸収器伝熱管を配設し前記蒸発器で蒸発した蒸気冷
媒を前記低温再生器から送られる高濃度の吸収液に吸収
させる吸収器、及び該吸収器内の吸収液を前記高温再生
器に戻す溶液ポンプを有する吸収サイクルと、前記高温
再生器の温度を検出する温度検出手段と、前記冷却水ポ
ンプ、前記冷水ポンプ、前記加熱源、前記冷媒弁、及び
前記溶液ポンプを制御する制御器とを備える吸収式冷房
装置が従来より知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の吸収式冷房
装置では、冷却水不足や冷却水ポンプ不良等により高温
再生器が異常昇温した場合(温度検出手段が高温再生器
の異常高温を検出した場合)には、“高温異常停止”と
して、以下に示す、“通常停止”と同様の稀釈運転を行
っている。制御器は、加熱源及び冷水ポンプの作動を停
止するとともに、溶液ポンプ及び冷却水ポンプの作動を
継続する。
【0004】様々の試験を行った結果、発明者らは、上
記従来の吸収式冷房装置は、以下に示す課題を有する事
を見いだした。“高温異常停止”した場合は、上記の様
な稀釈運転を行っても、部分的に吸収液の濃度が異常に
高くなる傾向にあり、高濃度となった吸収液が晶析する
虞がある。尚、吸収液が晶析すると吸収液の循環が阻害
され、再運転不能を招く。
【0005】本発明の目的は、高温再生器が異常昇温し
た際に部分的に高濃度となる吸収液の濃度分布を均一化
して晶析を防止した吸収式冷房装置の提供にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明は、以下の構成を採用した。 (1)室外熱交換器、吸収器伝熱管、凝縮器伝熱管を順
に環状接続してなり冷却水ポンプにより冷却水を循環さ
せる冷却水回路と、室内熱交換器、蒸発器伝熱管を環状
接続してなり冷水ポンプにより冷水を循環させる冷水回
路と、加熱源により低濃度吸収液中の冷媒を気化させて
中濃度吸収液と蒸気冷媒とに分離する高温再生器、該高
温再生器を内包し前記中濃度吸収液を高濃度吸収液と蒸
気冷媒とに分離する低温再生器、前記凝縮器伝熱管を配
設するとともに各再生器から高温の蒸気冷媒が送り込ま
れる凝縮器、冷媒弁を配設するとともに前記凝縮器で液
化した液冷媒を蒸発器に導く冷媒配管、この液冷媒を減
圧下で蒸発させる蒸発器、該蒸発器に併設され前記吸収
器伝熱管を配設し前記蒸発器で蒸発した蒸気冷媒を前記
低温再生器から送られる高濃度吸収液に吸収させる吸収
器、及び該吸収器内の低濃度吸収液を前記高温再生器に
戻す溶液ポンプを有する吸収サイクルと、前記高温再生
器の温度を検出する温度検出手段と、前記冷却水ポン
プ、前記冷水ポンプ、前記加熱源、前記冷媒弁、及び前
記溶液ポンプを制御する制御器とを備え、前記温度検出
手段が前記高温再生器の異常過熱を検出すると、前記制
御器は、前記加熱源の作動を停止するとともに、前記溶
液ポンプ及び前記冷却水ポンプの作動を継続する稀釈運
転を行う吸収式冷房装置において、前記制御器は、稀釈
運転中、前記冷媒弁を開弁維持する。
【0007】(2)冷却塔ファンを付設した冷却塔、吸
収器伝熱管、凝縮器伝熱管を順に環状接続してなり冷却
水ポンプにより冷却水を循環させる冷却水回路と、送風
ファンを付設した室内熱交換器、蒸発器伝熱管を環状接
続してなり冷水ポンプにより冷水を循環させる冷水回路
と、加熱源により低濃度吸収液中の冷媒を気化させて中
濃度吸収液と蒸気冷媒とに分離する高温再生器、該高温
再生器を内包し前記中濃度吸収液を高濃度吸収液と蒸気
冷媒とに分離する低温再生器、前記凝縮器伝熱管を配設
するとともに各再生器から高温の蒸気冷媒が送り込まれ
る凝縮器、冷媒弁を配設するとともに前記凝縮器で液化
した液冷媒を蒸発器に導く冷媒配管、この液冷媒を減圧
下で蒸発させる蒸発器、該蒸発器に併設され前記吸収器
伝熱管を配設し前記蒸発器で蒸発した蒸気冷媒を前記低
温再生器から送られる高濃度吸収液に吸収させる吸収
器、及び該吸収器内の低濃度吸収液を前記高温再生器に
戻す溶液ポンプを有する吸収サイクルと、前記高温再生
器の温度を検出する温度検出手段と、前記冷却塔ファ
ン、前記送風ファン、前記冷却水ポンプ、前記冷水ポン
プ、前記加熱源、前記冷媒弁、及び前記溶液ポンプを制
御する制御器とを備え、前記温度検出手段が前記高温再
生器の異常過熱を検出すると、前記制御器は、前記加熱
源及び前記送風ファンの作動を停止するとともに、前記
溶液ポンプ、前記冷却水ポンプ、及び前記冷却塔ファン
の作動を継続する稀釈運転を行う吸収式冷房装置におい
て、前記制御器は、稀釈運転中、前記冷媒弁を開弁維持
する。
【0008】(3)冷却塔ファンを付設した冷却塔、吸
収器伝熱管、凝縮器伝熱管を順に環状接続してなり冷却
水ポンプにより冷却水を循環させる冷却水回路と、送風
ファンを付設した室内熱交換器、蒸発器伝熱管を環状接
続してなり、タンデムポンプの冷水ポンプ部により冷水
を循環させる冷水回路と、加熱源により低濃度吸収液中
の冷媒を気化させて中濃度吸収液と蒸気冷媒とに分離す
る高温再生器、該高温再生器を内包し前記中濃度吸収液
を高濃度吸収液と蒸気冷媒とに分離する低温再生器、前
記凝縮器伝熱管を配設するとともに各再生器から高温の
蒸気冷媒が送り込まれる凝縮器、冷媒弁を配設するとと
もに前記凝縮器で液化した液冷媒を蒸発器に導く冷媒配
管、この液冷媒を減圧下で蒸発させる蒸発器、該蒸発器
に併設され前記吸収器伝熱管を配設し前記蒸発器で蒸発
した蒸気冷媒を前記低温再生器から送られる高濃度吸収
液に吸収させる吸収器、及び該吸収器内の低濃度吸収液
を前記高温再生器に戻すタンデムポンプの溶液ポンプ部
を有する吸収サイクルと、前記高温再生器の温度を検出
する温度検出手段と、前記冷却塔ファン、前記送風ファ
ン、前記冷却水ポンプ、前記タンデムポンプ、前記加熱
源、及び前記冷媒弁を制御する制御器とを備え、前記温
度検出手段が前記高温再生器の異常過熱を検出すると、
前記制御器は、前記加熱源及び前記送風ファンの作動を
停止するとともに、前記タンデムポンプ、前記冷却水ポ
ンプ、及び前記冷却塔ファンの作動を継続する稀釈運転
を行う吸収式冷房装置において、前記制御器は、稀釈運
転中、前記冷媒弁を開弁維持する。
【0009】
【作用】
〔請求項1について〕高温再生器は加熱源により加熱さ
れ、低濃度吸収液は、冷媒が気化して中濃度吸収液と蒸
気冷媒とに分離する。低温再生器は、中濃度吸収液を高
濃度吸収液と蒸気冷媒とに分離する。各再生器から蒸気
冷媒が凝縮器に送り込まれる。凝縮器伝熱管を流れる冷
却水により蒸気冷媒が凝縮し、凝縮器内に溜まる。
【0010】凝縮器内の液冷媒は、冷媒弁を配設した冷
媒配管を通って蒸発器に送りこまれ、冷水が流れる蒸発
器伝熱管に当たって蒸発し、蒸発器伝熱管内を通過する
冷水を冷却する。尚、冷房運転中、冷媒弁は、制御器に
より開閉制御される。冷却された冷水が室内熱交換器を
通過する事により室内冷房が行なわれる。
【0011】蒸発器で蒸発した蒸気冷媒は、低温再生器
から送られる高濃度吸収液に吸収され吸収器内に溜ま
る。吸収器内に溜まった低濃度吸収液は、溶液ポンプに
より高温再生器に戻される。凝縮器伝熱管を流れる冷却
水により蒸気冷媒が凝縮し、凝縮器内に溜まる。
【0012】ところで、温度検出手段が高温再生器の異
常過熱を検出すると、制御器は、加熱源の作動を停止
し、冷媒弁を開弁維持し、溶液ポンプ及び冷却水ポンプ
の作動を継続する稀釈運転を行う。
【0013】〔請求項2について〕高温再生器は加熱源
により加熱され、低濃度吸収液は、冷媒が気化して中濃
度吸収液と蒸気冷媒とに分離する。低温再生器は、中濃
度吸収液を高濃度吸収液と蒸気冷媒とに分離する。各再
生器から蒸気冷媒が凝縮器に送り込まれる。冷却塔ファ
ンにより冷却され、凝縮器伝熱管を流れる冷却水により
蒸気冷媒が凝縮し、凝縮器内に溜まる。
【0014】凝縮器内の液冷媒は、冷媒弁を配設した冷
媒配管を通って蒸発器に送りこまれ、冷水が流れる蒸発
器伝熱管に当たって蒸発し、蒸発器伝熱管内を通過する
冷水を冷却する。尚、冷房運転中、冷媒弁は、制御器に
より開閉制御される。冷却された冷水が室内熱交換器を
通過する事により、送風ファンで送られる空気と熱交換
し、室内冷房が行なわれる。
【0015】蒸発器で蒸発した蒸気冷媒は、低温再生器
から送られる高濃度吸収液に吸収され吸収器内に溜ま
る。吸収器内に溜まった低濃度吸収液は、溶液ポンプに
より高温再生器に戻される。
【0016】ところで、温度検出手段が高温再生器の異
常過熱を検出すると、制御器は、加熱源、及び送風ファ
ンの作動を停止し、冷媒弁を開弁維持し、溶液ポンプ、
冷却水ポンプ、及び冷却塔ファンの作動を継続する稀釈
運転を行う。
【0017】〔請求項3について〕高温再生器は加熱源
により加熱され、低濃度吸収液は、冷媒が気化して中濃
度吸収液と蒸気冷媒とに分離する。低温再生器は、中濃
度吸収液を高濃度吸収液と蒸気冷媒とに分離する。各再
生器から蒸気冷媒が凝縮器に送り込まれる。冷却塔ファ
ンにより冷却され、凝縮器伝熱管を流れる冷却水により
蒸気冷媒が凝縮し、凝縮器内に溜まる。
【0018】凝縮器内の液冷媒は、冷媒弁を配設した冷
媒配管を通って蒸発器に送りこまれ、冷水が流れる蒸発
器伝熱管に当たって蒸発し、蒸発器伝熱管内を通過する
冷水を冷却する。尚、冷房運転中、冷媒弁は、制御器に
より開閉制御される。冷却された冷水が室内熱交換器を
通過する事により、送風ファンで送られる空気と熱交換
し、室内冷房が行われる。
【0019】蒸発器で蒸発した蒸気冷媒は、低温再生器
から送られる高濃度吸収液に吸収され吸収器内に溜ま
る。吸収器内に溜まった液冷媒は、タンデムポンプの溶
液ポンプ部により高温再生器に戻される。
【0020】温度検出手段が高温再生器の異常過熱を検
出すると、制御器は、加熱源及び送風ファンの作動を停
止し、冷媒弁を開弁維持し、タンデムポンプ、冷却水ポ
ンプ、及び冷却塔ファンの作動を継続する稀釈運転を行
う。
【0021】
【発明の効果】
〔請求項1について〕高温再生器が異常に昇温すると、
蒸気冷媒の生成が促進されるので、高温再生器及び低温
再生器内で分離が進行し、部分的に吸収液(高温・低温
再生器、吸収器内の吸収液)の濃度が高くなり、吸収液
が晶析する可能性が高くなる。
【0022】そこで、温度検出手段が高温再生器の異常
過熱を検出すると、制御器は、加熱源の作動を停止し、
冷媒弁を開弁維持し、溶液ポンプ及び冷却水ポンプの作
動を継続する稀釈運転を行う。これにより、凝縮器内に
溜まっている液冷媒は、速やかに、凝縮器、蒸発器を経
て吸収器に送り込まれ、吸収液内の低濃度吸収液が高温
再生器に戻される。
【0023】この為、高温再生器が異常昇温した際に部
分的に高濃度となる吸収液(高温・低温再生器、吸収器
内の吸収液)の濃度分布が速やかに平均化され、吸収液
の晶析を防止する事ができる。
【0024】尚、稀釈運転中、各吸収器から送られてく
る蒸気冷媒を凝集して液冷媒の生成を行う為に冷却水ポ
ンプの作動は継続される。
【0025】〔請求項2について〕高温再生器が異常に
昇温すると、蒸気冷媒の生成が促進されるので、高温再
生器及び低温再生器内で分離が進行し、部分的に吸収液
(高温・低温再生器、吸収器内の吸収液)の濃度が高く
なり、吸収液が晶析する可能性が高くなる。
【0026】そこで、温度検出手段が高温再生器の異常
過熱を検出すると、制御器は、加熱源の作動を停止し、
冷媒弁を開弁維持し、溶液ポンプ、冷却水ポンプ、冷却
塔ファンの作動を継続する稀釈運転を行う。これによ
り、凝縮器内に溜まっている液冷媒は、速やかに、凝縮
器、蒸発器を経て吸収器に送り込まれ、吸収液内の低濃
度吸収液が高温再生器に戻される。
【0027】この為、高温再生器が異常昇温した際に部
分的に高濃度となる吸収液(高温・低温再生器、吸収器
内の吸収液)の濃度分布が速やかに平均化され、吸収液
の晶析を防止する事ができる。
【0028】尚、稀釈運転中、各吸収器から送られて来
る蒸気冷媒を凝集して液冷媒の生成を行う為に冷却水ポ
ンプ及び冷却塔ファンの作動は継続される。
【0029】〔請求項3について〕高温再生器が異常に
昇温すると、蒸気冷媒の生成が促進されるので、高温再
生器及び低温再生器内で分離が進行し、部分的に吸収液
(高温・低温再生器、吸収器内の吸収液)の濃度が高く
なり、吸収液が晶析する可能性が高くなる。
【0030】そこで、温度検出手段が高温再生器の異常
過熱を検出すると、制御器は、加熱源及び送風ファンの
作動を停止し、冷媒弁を開弁維持し、タンデムポンプ、
冷却水ポンプ、冷却塔ファンの作動を継続する稀釈運転
を行う。これにより、凝縮器内に溜まっている液冷媒
は、速やかに、凝縮器、蒸発器を経て吸収器に送り込ま
れ、吸収液内の低濃度吸収液が高温再生器に戻される。
【0031】この為、高温再生器が異常昇温した際に部
分的に高濃度となる吸収液(高温・低温再生器、吸収器
内の吸収液)の濃度分布が速やかに平均化され、吸収液
の晶析を防止する事ができる。
【0032】稀釈運転中、各吸収器から送られてくる蒸
気冷媒を凝集して液冷媒の生成を行う為に冷却水ポンプ
及び冷却塔ファンの作動を継続する。又、冷水温の上昇
を極力抑える(蒸発器内での蒸発を阻止)為、送風ファ
ンの作動を停止する。
【0033】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例(請求項3に対
応)を図1〜図5に基づいて説明する。図に示す様に、
吸収式冷暖房装置Aは、冷房運転時に冷却水10を循環
させる冷却水回路1と、冷温水20を循環させる冷温水
回路2と、高温再生器3、低温再生器4、凝縮器5、蒸
発器6、吸収器7、及びタンデムポンプ80等を有する
吸収サイクル8と、制御器9、温度センサ91とを備え
る。
【0034】冷却水回路1は、水冷式熱交換器を構成す
る冷却塔ファン11及び冷却塔12と、冷却水槽13
と、冷却水ポンプ14と、吸収器伝熱管15、凝縮器伝
熱管16を順に環状接続して構成され、冷房運転時には
冷却水ポンプ14(1230リットル/h)を作動させ
て冷却水10を循環させる。尚、冷却塔ファン11は、
吸収器伝熱管15に供給される冷却水10の温度が3
1.5℃になる様に制御器9により回転数が制御され
る。又、暖房運転時(図4参照)には、冷却水回路1内
の冷却水10は全て抜かれる。
【0035】冷温水回路2は、送風ファン211を有す
る室内熱交換器21(複数台数を並列接続可)、シスタ
ーン22、タンデムポンプ80の冷温水ポンプ部801
(最大能力時620リットル/h)、蒸発器伝熱管37
を環状接続してなり、冷温水ポンプ部801により冷温
水20を循環させている。尚、冷房運転時の室内熱交換
器21の吸熱量は4340kcal(最大能力時)であ
り、暖房運転時の室内熱交換器21の放熱量は6200
kcal(最大能力時)である。
【0036】高温再生器3は、ガスバーナ31により加
熱されるドーム状の加熱室32、上方に立設する吹出筒
321、及び希液33(本実施例では58%臭化リチウ
ム水溶液)中の冷媒(水)を蒸発させて中液34(60
%臭化リチウム水溶液)と蒸気冷媒35とに分離する分
離筒322等により構成される。尚、加熱室32には、
高温再生器3の温度(希液33又は器体の温度)を測定
する為の温度センサ91が配設されている。
【0037】ガスバーナ31は、ブンゼン式であり、ガ
ス電磁弁311、312、ガス比例弁313を連設した
ガス管314によりガスが供給され、燃焼用ファン31
5により燃焼用空気が供給されて燃焼する。
【0038】冷房運転時、ガスバーナ31は、室内熱交
換器21に供給される冷温水20の温度が7℃になる様
にインプット量が1500〜4800kcalの間で制
御器9により制御される。尚、ターボ冷房運転時はイン
プット量が6500kcalとされる。
【0039】又、暖房運転時は、室内熱交換器21に供
給される冷温水20の温度が60℃になる様にインプッ
ト量が1500〜8000kcalの間で制御器9によ
り制御される。
【0040】冷房運転時は、冷暖切替弁36を閉弁して
いるので、中液34(165℃)は、中液配管341→
高温熱交換流路342→オリフィス343付きの中液配
管344を経て低温再生器4の上部に送り込まれる。
【0041】低温再生器4は、高温再生器3を内包し、
冷房運転時には、高温再生器3から送り込まれた中液3
4を濃液41(62%臭化リチウム水溶液)と蒸気冷媒
42とに分離する。尚、暖房運転時、中液34は低温再
生器4に送り込まれない。
【0042】凝縮器5には、暖房運転時、オリフィス5
11付きの蒸気冷媒配管51を介して高温再生器3から
高温の蒸気冷媒35が送り込まれるが、冷却水10が凝
縮器伝熱管16内を流れていないので凝縮しない。
【0043】冷房運転時には、高温再生器3、低温再生
器4から蒸気冷媒35、42が凝縮器5に送り込まれ、
蒸気冷媒35、42は、コイル状の凝縮器伝熱管16を
流れる冷却水10によって冷却され液化し、液冷媒
(水)52は凝縮器5の底部に溜まる。尚、昇温(3
7.5℃)した冷却水10は、冷却塔12で冷却(3
1.5℃)される。
【0044】蒸発器6は、コイル状(螺旋溝付き)の蒸
発器伝熱管37を配設している。そして、暖房運転時に
は冷暖切替弁36が開弁するので、中液配管341(冷
暖切替弁36)→暖房配管361を介して高温の中液3
4が蒸発器6に送り込まれる。又、同時に、凝縮器5か
らは高温の蒸気冷媒42が、冷媒配管53(冷媒弁5
4)を介して送り込まれる。
【0045】冷房運転時に冷媒弁54が開弁すると、液
冷媒52は、冷媒配管53→冷媒弁54→散布器55を
介して蒸発器伝熱管37に散布され、蒸発器6内は略真
空(約6.5mmHg)であるので、液冷媒52は蒸発
器伝熱管37内を流れる冷温水20から気化熱を奪って
蒸発する。そして、冷却された冷温水20は室内に配置
された室内熱交換器21で室内に送風される空気と熱交
換(最大能力時、吸熱4340kcal/h)して昇温
し、昇温した冷温水20は再び蒸発器伝熱管37を通過
して冷却される。
【0046】吸収器伝熱管15を配設した吸収器7は、
蒸発器6に併設され、上部等が蒸発器6と連絡してい
る。そして、冷房運転時には、蒸発器6で蒸発した蒸気
冷媒61は上部等から吸収器7内に進入し、低温再生器
4→濃液配管411→低温熱交換流路412→濃液配管
413→散布器70を介して吸収器伝熱管15上に散布
される濃液41に吸収され、低濃度となった希液33は
吸収器7の底部に溜まる。又、暖房運転時には、蒸発器
6から高温の吸収液が送り込まれる。
【0047】タンデムポンプ80は、AC- 100Vで
動作する三相DCブラシレスモータ(定格出力200
W、消費電力250W)であり、冷温水ポンプ部801
と溶液ポンプ部802とを有する。このタンデムポンプ
80には、ホール素子800が取り付けられ、制御器9
によりフィードバック制御される。尚、冷温水20の流
量制御はブロードで良いので、冷温水ポンプ部801と
溶液ポンプ部802とを一台のモータで駆動しても不具
合は生じない。
【0048】吸収器7の底部に溜まった希液33(暖房
運転時は吸収液)は、希液配管71→溶液ポンプ部80
2(最大流量100リットル/h)→希液配管72→低
温熱交換流路73→高温熱交換流路74→希液配管75
を介して高温再生器3の加熱室32に送られる。
【0049】温度センサ91は、高温再生器3の加熱室
32の温度(希液33の温度)を検出する為のものであ
る。制御器9は、運転スイッチ(図示せず)からの信
号、温度センサ91を含む各種センサからの信号等に基
づき、以下のものを制御する。ガス電磁弁311、31
2、ガス比例弁313、タンデムポンプ80、冷却塔フ
ァン11、冷媒弁54、冷暖切替弁36、冷却水ポンプ
14、送風ファン211。
【0050】つぎに、冷房運転中にある吸収式冷暖房装
置Aが“高温異常停止”する際における、制御器9のマ
イクロコンピュータの作動を、図5に示すフローチャー
トに基づいて説明する。ステップs1で、蒸発器温度が
1℃以下であるか否か判別し、1℃以下である場合(Y
ES)はステップs3に進み、1℃を越える場合(N
O)はステップs2に進む。
【0051】ステップs2で、蒸発器温度が3℃以上で
あるか否か判別し、3℃以上である場合(YES)はス
テップs4に進み、3℃未満の場合(NO)はステップ
s1に戻る。ステップs3で、冷媒弁54を開弁してス
テップs5に進む。ステップs4で、冷媒弁54を閉弁
してステップs5に進む。
【0052】ステップs5で、高温異常が発生した(温
度センサ91が175℃以上の温度を検出)か否か判別
し、発生した場合(YES)はステップs6に進み、発
生していない場合(NO)はステップs1に戻って冷房
運転を継続する。
【0053】ステップs6で、ガス電磁弁311、31
2を閉弁してガスバーナ31を消火し、ステップs7に
進む。ステップs7で、冷媒弁54を開弁維持してステ
ップs8に進む。ステップs8で、以下に示す稀釈運転
を約9分間、行う。
【0054】〔稀釈運転〕送風ファン211の作動を停
止し、燃焼用ファン315、タンデムポンプ80、冷却
水ポンプ14、冷却塔ファン11の作動を継続する。こ
れにより、凝縮器5内に溜まっている液冷媒52は、速
やかに蒸発器6を経て吸収器7に送り込まれ、吸収器7
内の希液33が高温再生器3に戻され、高温再生器3内
の吸収液は稀釈される。又、稀釈された高温再生器3内
の吸収液は、中液配管341→高温熱交換流路342→
オリフィス343付きの中液配管344を経て低温再生
器4に送り込まれ、低温再生器4内の吸収液は稀釈され
る。
【0055】稀釈運転中に冷却水ポンプ14及び冷却塔
ファン11の作動を継続する理由は、液を冷却する為で
ある。又、稀釈運転中に燃焼用ファン315の作動を継
続する理由は、ガスバーナ31を冷却する為である。更
に、稀釈運転中に送風ファン211の作動を停止する理
由は、冷温水20の温度上昇を極力抑える(蒸発器6内
での蒸発を阻止)為である。
【0056】ステップs9で、高温再生器3の温度≦1
10℃である(温度センサ91が110℃以下の温度を
検出)か否か判別し、110℃以下の場合(YES)
は、ステップs10に進み、110℃を越えている場合
は、ステップs8に戻って上記稀釈運転を継続する。
【0057】ステップs10で、冷媒弁54を閉弁し、
燃焼用ファン315、タンデムポンプ80、冷却水ポン
プ14、及び冷却塔ファン11の作動を停止し、稀釈運
転を終了(高温異常停止)する。
【0058】本実施例の吸収式冷暖房装置Aは、以下の
利点を有する。高温再生器3が異常に昇温すると、蒸気
冷媒35、42の生成が促進されるので、高温再生器3
及び低温再生器4内で分離が進行し、部分的に吸収液
(高温再生器3、低温再生器4、吸収器7内の吸収液)
の濃度が高くなり、吸収液が晶析する可能性が高くな
る。
【0059】しかし、吸収式冷暖房装置Aは、温度セン
サ91が175℃以上を検出して、“高温異常停止”す
る際、制御器9が、ガス電磁弁311、312を閉弁
(ガスバーナ31を消火)し、送風ファン211の作動
を停止し、冷媒弁54を開弁維持し、タンデムポンプ8
0、冷却水ポンプ14、冷却塔ファン11の作動を継続
する稀釈運転を行う構成を採用している。
【0060】これにより、凝縮器16内に溜まっている
液冷媒52は、速やかに蒸発器6を経て吸収器7に送り
込まれ、吸収液7内の希液33が高温再生器3に戻さ
れ、高温再生器3内の吸収液は稀釈される。又、稀釈さ
れた高温再生器3内の吸収液は、中液配管341→高温
熱交換流路342→オリフィス343付きの中液配管3
44を経て低温再生器4に送り込まれ、低温再生器4内
の吸収液は稀釈される。
【0061】この為、高温再生器3が異常昇温した際に
部分的に高濃度となる吸収液(高温再生器3、低温再生
器4、吸収器7内の吸収液)の濃度分布が速やかに平均
化され、吸収液の晶析を防止する事ができる。尚、異常
昇温の原因を突き止めて解消すれば、支障無く、再運転
(冷房運転)を行う事ができる。
【0062】本発明は、上記実施例以外に、つぎの実施
態様を含む。 a.タンデムポンプ80を用いず、冷温水ポンプと溶液
ポンプとを個別のポンプで構成しても良い(請求項1、
2に対応)。この場合、稀釈運転中、冷温水ポンプを停
止する。 b.吸収式冷暖房装置Aは、冷房運転のみ行う構成であ
っても良い。 c.加熱源は電気ヒータ等であっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る吸収式冷暖房装置の原
理説明図である。
【図2】その吸収式冷暖房装置のシステム図である。
【図3】その吸収式冷暖房装置を冷房運転させた場合の
作動説明図である。
【図4】その吸収式冷暖房装置を暖房運転させた場合の
作動説明図である。
【図5】その吸収式冷暖房装置が“高温異常停止”する
際における、制御器の作動を示すフローチャートであ
る。
【符号の説明】
A 吸収式冷暖房装置(吸収式冷房装置) 1 冷却水回路 2 冷温水回路(冷水回路) 3 高温再生器 4 低温再生器 5 凝縮器 6 蒸発器 7 吸収器 8 吸収サイクル 9 制御器 11 冷却塔ファン 12 冷却塔(室外熱交換器) 14 冷却水ポンプ 15 吸収器伝熱管 16 凝縮器伝熱管 21 室内熱交換器 31 ガスバーナ(加熱源) 32 加熱部 33 希液(低濃度吸収液) 34 中液(中濃度吸収液) 35 蒸気冷媒 37 蒸発器伝熱管 41 濃液(高濃度吸収液) 42 蒸気冷媒(高温冷媒) 52 液冷媒 53 冷媒配管 54 冷媒弁 61 蒸気冷媒 80 タンデムポンプ 91 温度センサ(温度検出手段) 211 送風ファン 801 冷温水ポンプ部(冷温水ポンプ) 802 溶液ポンプ部(溶液ポンプ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内藤 佐登志 静岡県浜松市倉松町916番地の1 株式会 社ハマテック内 (72)発明者 河本 薫 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内 (72)発明者 高橋 慎介 大阪市中央区平野町四丁目1番2号 大阪 瓦斯株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室外熱交換器、吸収器伝熱管、凝縮器伝
    熱管を順に環状接続してなり冷却水ポンプにより冷却水
    を循環させる冷却水回路と、 室内熱交換器、蒸発器伝熱管を環状接続してなり冷水ポ
    ンプにより冷水を循環させる冷水回路と、 加熱源により低濃度吸収液中の冷媒を気化させて中濃度
    吸収液と蒸気冷媒とに分離する高温再生器、該高温再生
    器を内包し前記中濃度吸収液を高濃度吸収液と蒸気冷媒
    とに分離する低温再生器、前記凝縮器伝熱管を配設する
    とともに各再生器から高温の蒸気冷媒が送り込まれる凝
    縮器、冷媒弁を配設するとともに前記凝縮器で液化した
    液冷媒を蒸発器に導く冷媒配管、この液冷媒を減圧下で
    蒸発させる蒸発器、該蒸発器に併設され前記吸収器伝熱
    管を配設し前記蒸発器で蒸発した蒸気冷媒を前記低温再
    生器から送られる高濃度吸収液に吸収させる吸収器、及
    び該吸収器内の低濃度吸収液を前記高温再生器に戻す溶
    液ポンプを有する吸収サイクルと、 前記高温再生器の温度を検出する温度検出手段と、 前記冷却水ポンプ、前記冷水ポンプ、前記加熱源、前記
    冷媒弁、及び前記溶液ポンプを制御する制御器とを備
    え、 前記温度検出手段が前記高温再生器の異常過熱を検出す
    ると、前記制御器は、前記加熱源の作動を停止するとと
    もに、前記溶液ポンプ及び前記冷却水ポンプの作動を継
    続する稀釈運転を行う吸収式冷房装置において、 前記制御器は、稀釈運転中、前記冷媒弁を開弁維持する
    事を特徴とする吸収式冷房装置。
  2. 【請求項2】 冷却塔ファンを付設した冷却塔、吸収器
    伝熱管、凝縮器伝熱管を順に環状接続してなり冷却水ポ
    ンプにより冷却水を循環させる冷却水回路と、 送風ファンを付設した室内熱交換器、蒸発器伝熱管を環
    状接続してなり冷水ポンプにより冷水を循環させる冷水
    回路と、 加熱源により低濃度吸収液中の冷媒を気化させて中濃度
    吸収液と蒸気冷媒とに分離する高温再生器、該高温再生
    器を内包し前記中濃度吸収液を高濃度吸収液と蒸気冷媒
    とに分離する低温再生器、前記凝縮器伝熱管を配設する
    とともに各再生器から高温の蒸気冷媒が送り込まれる凝
    縮器、冷媒弁を配設するとともに前記凝縮器で液化した
    液冷媒を蒸発器に導く冷媒配管、この液冷媒を減圧下で
    蒸発させる蒸発器、該蒸発器に併設され前記吸収器伝熱
    管を配設し前記蒸発器で蒸発した蒸気冷媒を前記低温再
    生器から送られる高濃度吸収液に吸収させる吸収器、及
    び該吸収器内の低濃度吸収液を前記高温再生器に戻す溶
    液ポンプを有する吸収サイクルと、 前記高温再生器の温度を検出する温度検出手段と、 前記冷却塔ファン、前記送風ファン、前記冷却水ポン
    プ、前記冷水ポンプ、前記加熱源、前記冷媒弁、及び前
    記溶液ポンプを制御する制御器とを備え、 前記温度検出手段が前記高温再生器の異常過熱を検出す
    ると、前記制御器は、前記加熱源及び前記送風ファンの
    作動を停止するとともに、前記溶液ポンプ、前記冷却水
    ポンプ、及び前記冷却塔ファンの作動を継続する稀釈運
    転を行う吸収式冷房装置において、 前記制御器は、稀釈運転中、前記冷媒弁を開弁維持する
    事を特徴とする吸収式冷房装置。
  3. 【請求項3】 冷却塔ファンを付設した冷却塔、吸収器
    伝熱管、凝縮器伝熱管を順に環状接続してなり冷却水ポ
    ンプにより冷却水を循環させる冷却水回路と、 送風ファンを付設した室内熱交換器、蒸発器伝熱管を環
    状接続してなり、タンデムポンプの冷水ポンプ部により
    冷水を循環させる冷水回路と、 加熱源により低濃度吸収液中の冷媒を気化させて中濃度
    吸収液と蒸気冷媒とに分離する高温再生器、該高温再生
    器を内包し前記中濃度吸収液を高濃度吸収液と蒸気冷媒
    とに分離する低温再生器、前記凝縮器伝熱管を配設する
    とともに各再生器から高温の蒸気冷媒が送り込まれる凝
    縮器、冷媒弁を配設するとともに前記凝縮器で液化した
    液冷媒を蒸発器に導く冷媒配管、この液冷媒を減圧下で
    蒸発させる蒸発器、該蒸発器に併設され前記吸収器伝熱
    管を配設し前記蒸発器で蒸発した蒸気冷媒を前記低温再
    生器から送られる高濃度吸収液に吸収させる吸収器、及
    び該吸収器内の低濃度吸収液を前記高温再生器に戻すタ
    ンデムポンプの溶液ポンプ部を有する吸収サイクルと、 前記高温再生器の温度を検出する温度検出手段と、 前記冷却塔ファン、前記送風ファン、前記冷却水ポン
    プ、前記タンデムポンプ、前記加熱源、及び前記冷媒弁
    を制御する制御器とを備え、 前記温度検出手段が前記高温再生器の異常過熱を検出す
    ると、前記制御器は、前記加熱源及び前記送風ファンの
    作動を停止するとともに、前記タンデムポンプ、前記冷
    却水ポンプ、及び前記冷却塔ファンの作動を継続する稀
    釈運転を行う吸収式冷房装置において、 前記制御器は、稀釈運転中、前記冷媒弁を開弁維持する
    事を特徴とする吸収式冷房装置。
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JP2007263461A (ja) * 2006-03-28 2007-10-11 Sanyo Electric Co Ltd 吸収冷凍機
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