JPH09132319A - 炊飯装置における米飯送給装置 - Google Patents

炊飯装置における米飯送給装置

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JPH09132319A
JPH09132319A JP28842895A JP28842895A JPH09132319A JP H09132319 A JPH09132319 A JP H09132319A JP 28842895 A JP28842895 A JP 28842895A JP 28842895 A JP28842895 A JP 28842895A JP H09132319 A JPH09132319 A JP H09132319A
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JP
Japan
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conveyor
chute
rice
support shaft
cooked rice
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JP28842895A
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English (en)
Inventor
Yoshihiro Koresawa
義弘 是澤
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KORESAWA TEKKOSHO KK
Original Assignee
KORESAWA TEKKOSHO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 米飯搬送用コンベヤの下方に配設された2
つのコンベヤに対するシュートの切り換え作業を簡単容
易に行え、シュートを上段側のコンベヤと下段側2つの
コンベヤとの間に比較的狭いスペースで配設できるよう
にする。 【解決手段】 上記の課題を解決し得る米飯送給装置4
は、第1コンベヤ1の搬出端部下方において該第1コン
ベヤ1の搬送帯1aの幅方向と平行な軸線Oの周りを回
動可能に軸架され、表裏両面をそれぞれ米飯送給面5,
6とする横断面略H字状のシュート7と、該シュート7
を前記軸線O周りに所定角度回動して第1コンベヤ1か
らの米飯Rを第2コンベヤ2に表側米飯送給面5によっ
て送給可能な第一姿勢X及び第3コンベヤ3に裏側米飯
送給面6によって供給可能な第二姿勢Yに選択的に切り
換えるためのシュート姿勢切り換え手段とからなる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弁当仕出し業、給
食産業、外食産業等の大量に炊飯を行う分野に利用され
る炊飯装置の米飯送給装置に関し、更に詳しくは、炊飯
装置の炊飯工程の末端部において、コンベヤで搬送され
てくる炊き上がったばかりの米飯を、例えば、酢その他
の調味料で味付けして寿司飯等に供するための搬送用コ
ンベヤと、上記米飯のままでおにぎりや弁当等に供する
ための搬送用コンベヤのいずれかのコンベヤに選択的に
送給するのに使用される米飯送給装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のように、炊飯装置において、コン
ベヤで搬送されてくる炊き上がったばかりの米飯を、こ
の米飯搬送用のコンベヤの下方に配設された、このコン
ベヤと搬送方向が同じかまたは直交する寿司飯等に供す
るための搬送用コンベヤと、前記米飯搬送用コンベヤと
搬送方向が同じかまたは直交するおにぎりや等に供する
ための搬送用コンベヤのいずれかに選択的に送給するの
に、従来では、上記米飯搬送用コンベヤの搬出端部側
と、その下方に隣接して配設された上記2つのコンベヤ
との間に、横断面略コ字状の米飯送給用シュートを上記
両コンベヤのいずれかのコンベヤ対して米飯の送給が可
能な所定の傾斜姿勢を取り得るように支持するための2
種類のシュート支持部を有する支持架台を設置し、例え
ば寿司飯等搬送用コンベヤへの送給に際しては、これに
対応する一方のシュート支持部に作業者が上記コ字状シ
ュートを挿入してセットし、またおにぎり等搬送用コン
ベヤへの送給に際しては、上記一方のシュート支持部か
ら当該シュートを一旦取り外して、このシュートをおに
ぎり等搬送用コンベヤに対応する他方のシュート支持部
に差し換えるようにしていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述のような従来の送
給装置では、支持架台の2種類のシュート支持部に対す
るシュートの差し替え作業に非常な手間と時間を要し、
また上段側の米飯搬送用コンベヤと下段側の2つのコン
ベヤとの間に支持架台を配設するために上下コンベヤ間
に可成り大きなスペースが必要となって、米飯装置全体
が拡大すると云った問題があった。
【0004】本発明は、上記の課題に鑑み、米飯搬送用
コンベヤの下方に配設された2つのコンベヤに対する米
飯送給用シュートの切り換え作業を簡単容易に行えるよ
うにすると共に、上記シュートを上段側のコンベヤと下
段側2つのコンベヤとの間に比較的狭いスペースで配設
できて、米飯装置の不必要な拡大化を極力回避できるよ
うにした米飯送給装置を提供することを主たる目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係る
炊飯装置における米飯送給装置4は、第1コンベヤ1に
よって搬送される米飯Rを、該第1コンベヤ1の下方に
互いに隣接して配設された、第1コンベヤ1に対して搬
送方向が同じかまたは直交する第2コンベヤ2と第3コ
ンベヤ3のいずれかに選択的に送給する米飯送給装置で
あって、該米飯送給装置4は、第1コンベヤ1の搬出端
部下方において該第1コンベヤ1の搬送帯1aの幅方向
と平行な軸線Oの周りを回動可能に軸架され、表裏両面
をそれぞれ米飯送給面5,6とする横断面略H字状のシ
ュート7と、該シュート7を前記軸線O周りに所定角度
回動して第1コンベヤ1からの米飯Rを第2コンベヤ2
に表側米飯送給面5によって送給可能な第一姿勢X及び
第3コンベヤ3に裏側米飯送給面6によって供給可能な
第二姿勢Yに選択的に切り換えるためのシュート姿勢切
り換え手段と、からなることを特徴とする。
【0006】請求項2は、請求項1に記載の炊飯装置に
おける米飯送給装置4において、前記シュート7が回動
する軸線Oは、該シュート7の長さ方向中心部よりも上
方位置に設けられていることを特徴とする。
【0007】請求項3は、請求項1または2に記載の炊
飯装置における米飯送給装置において、前記表裏両米飯
送給面5,6は、それぞれその送給方向に幅狭に形成さ
れていることを特徴とする。
【0008】請求項4は、請求項1〜3のいずれかに記
載の炊飯装置における米飯送給装置4において、前記シ
ュート7は、その両側端に一体回転可能に取り付けられ
て前記軸線Oに沿って延びる両側一対の支軸10,11
によって機枠12の両縦枠13,14に軸架され、一方
の支軸10は一方の縦枠13に対し一定範囲軸方向摺動
可能に軸支され且つ他方の支軸11は他方の縦枠14に
対し軸方向摺動可能に挿通支持されると共に、前記シュ
ート7は前記他方の支軸11側と他方の縦枠14との間
に介装されたばね19によって前記一方の支軸10側に
付勢され、前記他方の支軸11の外端部には回動操作用
のハンドル20が設けられ、前記他方の縦枠14には前
記シュート7の第一姿勢X及び第二姿勢Yにおいて前記
ハンドル20が係止可能な第一姿勢固定用及び第二姿勢
固定用の係止凹部21,22が設けられ、しかしてハン
ドル20により支軸10,11を前記ばね19の付勢力
に抗し軸方向外方へ引張して回動することにより、前記
シュート7を前記第一姿勢Xと第二姿勢Yとに回動させ
ることができると共に、該ハンドル20を前記第一姿勢
固定用及び第二姿勢固定用の係止凹部21,22のいず
れかに係止させることによって、シュート7をその姿勢
に固定させるようにしたことを特徴としている。
【0009】請求項5は、請求項4に記載の炊飯装置に
おける米飯送給装置4において、前記一方の支軸10は
その先端部が一方の縦枠13に対し挿脱可能に軸支さ
れ、他方の支軸11は、シュート7に固定された筒状の
固定支軸部11aと、先端部が固定支軸部11aの先端
部に挿脱可能に嵌合され、外端部に回動操作用のハンド
ル20が設けられた可動支軸部11bとからなり、この
可動支軸部11bの先端部に外向き半径方向に突設され
たストッパーピン17が固定支軸部11aの先端部に形
成された軸方向に長い切欠溝27に摺動可能に係合され
ると共に、この可動支軸部11bと他方の縦枠14との
間にばね19が介装され、しかして可動支軸部11bを
前記ばね19の付勢力に抗して軸方向外方へ引き出すこ
とにより、シュート7を取外しできるようにしたことを
特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】図1は本発明に係る炊飯装置の一
部(末端部)及び米飯送給装置を概略的に示す側面図、
図2は図1に示す装置の概略斜視図である。これらの図
において1は、蒸煮処理により炊き上げられた米飯Rを
搬送する第1コンベヤであり、2は、第1コンベヤ1の
下方に配設されて、該コンベヤ1からの米飯Rを例えば
寿司飯に供するように搬送する第2コンベヤであり、3
は、第1コンベヤ1からの米飯Rをそのままの状態で例
えばおにぎりや弁当に供するように搬送する第3コンベ
ヤである。第2コンベヤ2は、その搬送方向が第1コン
ベヤ1と同じ向きに配設され、第3コンベヤ3は搬送方
向が第1コンベヤ1と直交する向きに配設されていると
共に、両コンベヤ2,3はそれぞれの搬入端部が隣接す
るように配設されている。そして4は、第1コンベヤ1
によって搬送される米飯Rを第2コンベヤ2と第3コン
ベヤ3いずれかに選択的に送給するための米飯送給装置
である。
【0011】米飯送給装置4は、第1コンベヤ1の搬出
端部下方において該第1コンベヤ1の搬送帯1aの幅方
向と平行な軸線Oの周りを回動可能に軸架され、表裏両
面をそれぞれ米飯送給面5,6とする横断面略H字状の
シュート7と、このシュート7を前記軸線O周りに所定
角度回動して第1コンベヤ1からの米飯Rを第2コンベ
ヤ2に表側米飯送給面5によって送給可能な第一姿勢
X、及び第3コンベヤ3に裏側米飯送給面6によって供
給可能な第二姿勢Yに選択的に切り換えるためのシュー
ト姿勢切り換え手段と、から構成される。
【0012】上記米飯送給装置4の構造について図2〜
図5を参照して更に詳しく説明すると、シュート7は、
ステンレス板等の金属板を横断面略コ字状に成形した2
枚のコ字状成形板を互いに背合わせ状態に固着すること
によって横断面略H字状に形成したもので、表側面が米
飯Rを第2コンベヤ2に送給する米飯送給面5を形成
し、裏側面が米飯Rを第3コンベヤ3に送給する米飯送
給面6を形成している。また、これら表裏両米飯送給面
5,6は、図5に示すように(表側米飯送給面5のみを
示す)、それぞれ送給方向に沿って下流側が漸次幅狭に
形成されている。尚、5aは表側米飯送給面5の側壁、
6aは裏側米飯送給面6の側壁である。
【0013】前記シュート7は、その両側端(側壁5
a,5a、6a,6a)に装着された補強板9,9を介
して一体に取り付けられて前記軸線Oに沿って延びる両
側一対の支軸10,11によって機枠12の両縦枠1
3,14に軸架されている。一方の支軸10は、縦枠1
3に固着された有底筒状の軸受部材15に軸方向摺動可
能で且つ着脱可能に軸支され、他方の支軸11は、アン
グル材からなる縦枠14の片方の枠部材14aに貫通固
定された軸受部材16に軸方向摺動可能に挿通支持され
ている。上記軸受部材16はこれに螺合する固定ねじ部
材16aによって上記枠部材14aに締結固定される。
尚、縦枠13側の支軸10は、上記有底筒状の軸受部材
15から離脱しない範囲で該軸受部材15に軸方向摺動
可能に支持される。
【0014】図3に示すように、前記他方の支軸11
は、シュート7の側壁5a,6aに固定された筒状の固
定支軸部11aと、先端部が固定支軸部11aの先端部
に挿脱可能に嵌合された可動支軸部11bとから構成さ
れ、この可動支軸部11bの先端部に突設されたフラン
ジ18と、前記軸受部材16との間に圧縮ばね19が介
装されると共に、上記フランジ18に可動支軸部11b
の先端が当接され、しかしてシュート7は上記ばね19
の付勢力により常時一方の支軸10側に付勢される。ま
た、可動支軸部11bの先端部にはフランジ18よりも
先方側に、可動支軸部11bを固定支軸部11aに対し
軸方向移動可能で且つそれに一体回転可能に連結するス
トッパーピン17が外向き半径方向に突設され、このス
トッパーピン17が、固定支軸部11aの先端部に形成
された軸方向に長い切欠溝27に摺動可能に係合されて
いる。更に、可動支軸部11bの外方端部には、回動操
作用のハンドル20が該支軸部11bと直交する方向に
一体に突設され、そしてアングル材からなる縦枠14の
他方の枠部材14bには、前記シュート7の第一姿勢X
及び第二姿勢Yにおいて上記ハンドル20が係止可能な
第一姿勢固定用係止凹部21及び第二姿勢固定用凹部2
2が形成されている。
【0015】図3及び図4には、ハンドル20が上記枠
部材14bの第一姿勢固定用係止凹部21に係止されて
シュート7が第一姿勢Xに固定された状態を実線で示し
ている。しかして、この状態から、ハンドル20により
支軸11を前記ばね19の付勢力に抗し軸方向外方へ引
張して、このハンドル20を第一姿勢固定用係止凹部2
1から離脱させた後、ハンドル20により支軸11を図
4の反時計回りに所要角度回動して、このハンドル20
を第二姿勢固定用係止凹部22に係止させることによ
り、シュート7は、図4の仮想線図示のように第二姿勢
Yに固定されることになる。このシュート7は、図4に
示すように、第一姿勢X及び第二姿勢Yにおいて前記軸
線Oを通る鉛直線Hに対する傾斜角度角度θがいずれも
45度となっており、従ってハンドル20を第一姿勢固
定用係止凹部21と第二姿勢固定用係止凹部22との間
で90度回転操作することにより、シュート7を第一姿
勢Xと第二姿勢Yのいずれかに姿勢に固定することがで
きる。
【0016】また、シュート7を取り外す場合には、ハ
ンドル20を、図3に示すように第一姿勢固定用係止凹
部21に係止されている状態(または第二姿勢固定用係
止凹部22に係止されている状態)から外方へ引張し
て、前記他方の支軸11の可動支軸部11bを前記ばね
の付勢力に抗して所要長さ外方に引き出すことにより、
前記ストッパーピン18を固定支軸部11aの切欠溝2
7から離脱させて、可動支軸部11bを固定支軸部11
aから離脱させると共に、前記一方の支軸10を軸受部
材15から離脱させ、それによってシュート7を縦枠1
3,14から簡単且つ容易に取り外すことができる。従
って、シュート7を洗浄したり、あるいは新しいシュー
トと交換するような場合に非常に便利である。このシュ
ート7を取り外す場合に可動支軸部11bを外方へ引き
出す際の引出し長さは、図3に示すように一方の支軸1
0が軸受部材15に嵌合されている長さと、他方の支軸
11の可動支軸部11bが固定支軸部11aに嵌合され
ている長さとの合計分以上であればよい。
【0017】図1及び図4に示すように、前記シュート
7は、これを回動する軸線Oがシュート7の長さ方向中
心部よりも上方位置に設けられている、つまり軸線Oか
らシュート7下流端までの長さLaが軸線Oからシュー
ト7上流端までの長さLbよりも長く設定されているた
め、シュート7の下流端側の振り幅が広くとれ、このた
め第1コンベヤ1からの米飯Rを第2コンベヤ2及び第
3コンベヤ3に対して余裕をもって確実に送給すること
ができる。即ち、シュート7の長さを同じにした場合、
軸線Oをシュート7の長さ方向中心部よりも下方位置に
設けると、シュート7の下流端側の振り幅が短くなり、
第2コンベヤ2と第3コンベヤ3とを十分接近させる必
要があると共に、両コンベヤ2,3に対する米飯Rの送
給がし難くなる。
【0018】また、図2及び図5に示すように、第2コ
ンベヤ2の搬入端部側にはコンベアフレーム23,23
上に、前記シュート7によって送給される米飯Rの受入
れを案内するガイド側板24,24が配設されている。
しかして前記シュート7は、図5に示すように送給方向
に漸次幅広に形成されて幅狭となった下流端部aが、第
二姿勢Yにおいて上記両ガイド側板24,24間に収ま
ると共に第2コンベヤ2の搬送帯2aの幅にほぼ合致す
るように配置される。従って、第1コンベヤ1からの米
飯Rを、このシュート7の下流側幅狭端部aによって第
2コンベヤ2上に確実に送給することができる。また、
シュート7の上流側端部は、その幅が広くなっているた
め、第1コンベヤ1から搬送されてくる米飯Rを確実に
受け入れることができる。
【0019】また、図1に示すよう、第1コンベヤ1及
び第2コンベヤ2それぞれ所要箇所には、それぞれほぐ
し機25が回転駆動可能に設けられ、また第1コンベヤ
1の上方所要箇所には調味液ノズル26が設けられてい
る。この調味液ノズル26は、第1コンベヤ1によって
搬送する米飯Rを寿司飯用として第2コンベヤ2に送給
する場合に、この第1コンベヤ1上を搬送中の米飯R
に、所定濃度に設定した食酢液等の調味液を散布するよ
うになっている。
【0020】上述した米飯送給装置4においては、シュ
ート姿勢切り換え手段を、シュート7の軸線Oに沿って
延びる両側一対の支軸10,11と、シュート7を一方
の支軸10側に付勢するばね19と、他方の支軸11の
外端部に突設された回動操作用のハンドル20と、この
ハンドル20をシュート7の第一姿勢X及び第二姿勢Y
に固定する第一姿勢固定用係止凹部21及び第二姿勢固
定用凹部22とからなる手動切り換え手段としている
が、この手動切り換え手段に代えて、シュート7の軸線
Oに沿って延びる両側一対の支軸10,11を正逆回転
モーターによって回転駆動すると共に、シュート7を第
一姿勢Xと第二姿勢Yとで固定するようにした自動的な
切り換え手段としてもよい。
【0021】以上のように構成される米飯送給装置4の
使用において、第1コンベヤ1によって搬送される炊き
たての米飯Rを、寿司飯用として第2コンベヤ2に送給
する場合には、予め回動操作用のハンドル20を第一姿
勢固定用係止凹部21に係止してシュート7を第一姿勢
Xに固定しておき、前記調味液ノズル26により第1コ
ンベヤ1上を搬送中の米飯Rに寿司飯用の所定の調味液
を散布する。この調味液の散布された米飯Rは該コンベ
ヤ1のほぐし機25によりほぐされて攪拌される。従っ
て、この第1コンベヤ1からの寿司飯用米飯Rは、図1
の実線図示のように、第一姿勢Xに固定されたシュート
7の表側米飯送給面5によって第2コンベヤ2の搬入端
部上に送給され、この第2コンベヤ2により第1コンベ
ヤ1と同じ方向に搬送される。この第2コンベヤ2上の
寿司飯用米飯Rは、搬送中にほぐし機25によってほぐ
される。尚、この第2コンベヤ2には、通常、冷風を供
給する冷却手段が設けられ、その冷風の供給と上記ほぐ
し機25のほぐし作用によって寿司飯用米飯Rを適温に
冷却するようになっている。
【0022】また、第1コンベヤ1によって搬送される
炊きたての米飯Rを、そのままおにぎりや弁当用として
第3コンベヤ3に送給する場合には、前記ハンドル20
の切り換え操作を行って、このハンドル20を第二姿勢
固定用係止凹部22に係止し、シュート7を第二姿勢Y
に固定すればよい。従って、第1コンベヤ1からの米飯
Rは、図1の仮想線図示のように、第二姿勢Yに固定さ
れたシュート7の裏側米飯送給面6によって第3コンベ
ヤ3の搬入端部上に送給され、この第3コンベヤ3によ
り第1コンベヤ1と直交する方向に搬送される。尚、こ
の第3コンベヤ3上にもほぐし機を設けて、この第3コ
ンベヤ3上の搬送中の米飯Rをほぐすようにしてもよ
い。
【0023】特に、この米飯送給装置4では、表裏両面
をそれぞれ米飯送給面とする横断面略H字状に形成され
たシュート7を使用し、第1コンベヤ1からの米飯Rを
寿司飯用として第2コンベヤ2に送給する場合には、第
一姿勢Xに固定されたシュート7の表側米飯送給面5に
よって第2コンベヤ2の搬入端部上に送給し、また第1
コンベヤ1からの米飯Rをそのままおにぎりや弁当用と
して第3コンベヤ3に送給する場合には、第二姿勢Yに
固定されたシュート7の裏側米飯送給面6によって第3
コンベヤ3の搬入端部上に送給すると云う具合に、シュ
ート7の表側米飯送給面5と裏側米飯送給面6とを使い
分けできるから、このシュート7によって第1コンベヤ
1からの米飯Rをそのままおにぎりや弁当用として第3
コンベヤ3に供給するときに食酢液等の調味液がその米
飯Rに混入すると云う不都合がない。因みに、シュート
7の片面だけを米飯送給面とした場合には、上記のよう
に第1コンベヤ1からの米飯Rをそのまま第3コンベヤ
3に供給する際に食酢液等の調味液がその米飯Rに混入
するおそれがある。
【0024】以上説明した発明の実施の形態では、第2
コンベヤ2の搬送方向を第1コンベヤ1と同じ向きと
し、また第3コンベヤ3の搬送方向を第1コンベヤ1に
対し直交する向きとしているが、第2コンベヤ2を第1
コンベヤ1に対し直交する向きとし且つ第3コンベヤ3
を第1コンベヤ1と同じ向きとしたり、あるいは第2コ
ンベヤ2及び第3コンベヤ3の両方とも、第1コンベヤ
1と同じ向き、またはそれと直交する向きとしてもよ
い。
【0025】
【発明の効果】本発明の請求項1に係る米飯送給装置に
よれば、この米飯送給装置が、第1コンベヤの搬送帯幅
方向と平行な軸線の周りを回動可能に軸架されたシュー
トと、該シュートを前記軸線周りに所定角度回動して第
1コンベヤからの米飯を第2コンベヤに送給可能な第一
姿勢及び第3コンベヤに裏側米飯送給面によって供給可
能な第二姿勢に選択的に切り換えるためのシュート姿勢
切り換え手段とからなるものであるから、米飯搬送用コ
ンベヤの下方に配設された第2及び第3の2つのコンベ
ヤに対するシュートの切り換え作業を、シュート姿勢切
り換え手段を第一姿勢または第二姿勢Yのいずれかに切
り換えるだけで簡単容易に行うことができて、作業能率
の大幅な向上を図ることができ、またこのシュートは、
上段側のコンベヤと下段側2つのコンベヤとの間に比較
的狭いスペースで配設でき、従って米飯装置の不必要な
拡大化を極力回避することができる。
【0026】また、この米飯送給装置のシュートは、表
裏両面をそれぞれ米飯送給面とする横断面略H字状に形
成されたシュートであって、第1コンベヤからの米飯を
第2コンベヤに送給する場合には、第一姿勢Xに固定さ
れたシュートの表側米飯送給面によって第2コンベヤの
搬入端部上に送給し、また第1コンベヤからの米飯を第
3コンベヤに送給する場合には、第二姿勢Yに固定され
たシュートの裏側米飯送給面によって第3コンベヤの搬
入端部上に送給すると云うように、シュートの表側米飯
送給面と裏側米飯送給面とを使い分けできるから、例え
ば第2コンベヤを寿司飯用のコンベヤとし、第3コンベ
ヤをおにぎり等用のコンベヤとした場合において、シュ
ートによって第1コンベヤからの米飯をそのままおにぎ
りや弁当用として第3コンベヤに供給する際に、そのシ
ュートによって寿司飯用米飯が第2コンベヤに送給され
たときの食酢液等の調味液が、第3コンベヤに送給され
る米飯に混入すると云った不都合がない。
【0027】請求項2によれば、シュートが回動する軸
線を、シュートの長さ方向中心部よりも上方位置に設け
たことによって、シュートの下流端側の振り幅を広くと
れ、このため第1コンベヤからの米飯を第2コンベヤ及
び第3コンベヤに対して余裕をもって確実に送給するこ
とができる。つまり、軸線をシュートの長さ方向中心部
よりも下方位置に設けると、シュートの下流端側の振り
幅が短くなり、第2コンベヤと第3コンベヤとを十分接
近させる必要があり、また第2及び第3のコンベヤに対
する米飯の送給が困難となる。
【0028】請求項3によれば、表裏両米飯送給面をそ
れぞれその送給方向に漸次幅狭に形成したことによっ
て、シュートの下流端部が幅狭で上流端部が幅広とな
り、しかして幅狭となったシュートの下流端部を、例え
ば第2コンベヤの搬入端部の両側に配設された両ガイド
側板間に収めることができると共にこのコンベヤの搬送
帯幅に合わせることができ、それにより第1コンベヤか
らの米飯を、このシュートの下流側幅狭端部によって上
記第2コンベヤ上に確実に送給することができ、またた
幅広いシュートの上流側端部によって、第1コンベヤか
ら搬送されてくる米飯をシュート内に確実に受け入れる
ことができる。
【0029】請求項4によれば、シュートの軸線に沿っ
て延びる両側一対の支軸と、シュートを一方の支軸側に
付勢するばねと、他方の支軸の外端部に突設された回動
操作用のハンドルと、このハンドルをシュートの第一姿
勢及び第二姿勢に固定する第一姿勢固定用係止凹部及び
第二姿勢固定用係止凹部とによって、手動の切り換え手
段が構成されるから、ハンドルによって支軸を引張及び
回動するだけの簡単な操作で、シュートを第一姿勢と第
二姿勢とに切り換えできると共に各姿勢に確実に固定す
ることができ、しかも構造が簡単であるから安価に製作
できる。
【0030】請求項5によれば、シュートを洗浄した
り、あるいは新しいシュートと交換するような場合に
は、ハンドルにより可動支軸部をばねの付勢力に抗して
軸方向外方へ所要長さ引き出すことによって、シュート
を機枠の縦枠側から簡単且つ容易に取り外すことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 炊飯装置の一部及び米飯送給装置を示す概略
側面図である。
【図2】 図1に示す装置の概略斜視図である。
【図3】 米飯送給装置の要部を示す拡大縦断面図であ
る。
【図4】 米飯送給装置の拡大側面図で、シュートの使
用状態を示す。
【図5】 シュートが第一姿勢にある米飯送給装置の正
面図である。
【符号の説明】
1 第1コンベヤ 2 第2コンベヤ 3 第3コンベヤ 4 米飯送給装置 5 表側米飯送給面 6 裏側米飯送給面 7 シュート O シュートの回動軸線 10 支軸 11 支軸 11a 固定支軸部 11b 可動支軸部 12 機枠 13 縦枠 14 縦枠 17 ストッパーピン 19 ばね 20 回動操作用のハンドル X 第一姿勢 Y 第二姿勢 21 第一姿勢固定用係止凹部 22 第二姿勢固定用係止凹部 27 切欠溝

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1コンベヤによって搬送される米飯
    を、該第1コンベヤの下方に互いに隣接して配設され
    た、第1コンベヤに対して搬送方向が同じかまたは直交
    する第2コンベヤと第3コンベヤのいずれかに選択的に
    送給する米飯送給装置であって、該米飯送給装置は、第
    1コンベヤの搬出端部下方において該第1コンベヤの搬
    送帯幅方向と平行な軸線の周りを回動可能に軸架され、
    表裏両面をそれぞれ米飯送給面とする横断面略H字状の
    シュートと、該シュートを前記軸線周りに所定角度回動
    して第1コンベヤからの米飯を第2コンベヤに表側米飯
    送給面によって送給可能な第一姿勢及び第3コンベヤに
    裏側米飯送給面によって供給可能な第二姿勢に選択的に
    切り換えるためのシュート姿勢切り換え手段と、からな
    る炊飯装置における米飯送給装置。
  2. 【請求項2】 前記シュートが回動する軸線は、該シュ
    ートの長さ方向中心部よりも上方位置に設けられている
    請求項1に記載の炊飯装置における米飯送給装置。
  3. 【請求項3】 前記表裏両米飯送給面は、それぞれその
    送給方向に漸次幅狭に形成されている請求項1または2
    に記載の炊飯装置における米飯送給装置。
  4. 【請求項4】 前記シュートは、その両側端に一体回転
    可能に取り付けられて前記軸線に沿って延びる両側一対
    の支軸によって機枠の両縦枠に軸架され、一方の支軸は
    一方の縦枠に対し一定範囲軸方向摺動可能に軸支され且
    つ他方の支軸は他方の縦枠に対し軸方向摺動可能に挿通
    支持されると共に、前記シュートは前記他方の支軸側と
    他方の縦枠との間に介装されたばねによって前記一方の
    支軸側に付勢され、前記他方の支軸の外端部には回動操
    作用のハンドルが設けられ、前記他方の縦枠には前記シ
    ュートの第一姿勢及び第二姿勢において前記ハンドルが
    係止可能な第一姿勢固定用及び第二姿勢固定用の係止凹
    部が設けられ、しかしてハンドルにより支軸を前記ばね
    の付勢力に抗し軸方向外方へ引張して回動することによ
    り、前記シュートを前記第一姿勢と第二姿勢とに回動さ
    せることができると共に、該ハンドルを前記第一姿勢固
    定用及び第二姿勢固定用の係止凹部のいずれかに係止さ
    せることによって、シュートをその姿勢に固定させるよ
    うにした請求項1〜3のいずれかに記載の炊飯装置にお
    ける米飯送給装置。
  5. 【請求項5】 前記一方の支軸はその先端部が一方の縦
    枠に対し挿脱可能に軸支され、他方の支軸は、シュート
    に固定された筒状の固定支軸部と、先端部が固定支軸部
    の先端部に挿脱可能に嵌合され、外方端部に回動操作用
    のハンドルが設けられた可動支軸部とからなり、可動支
    軸部の先端部に外向き半径方向に突設されたストッパー
    ピンが固定支軸部の先端部に形成された軸方向に長い切
    欠溝に摺動可能に係合されると共に、可動支軸部と他方
    の縦枠との間にばねが介装され、しかして可動支軸部を
    ばねの付勢力に抗して軸方向外方へ引き出すことによ
    り、シュートを取外しできるようにした請求項4に記載
    の炊飯装置における米飯送給装置。
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