JPH09131935A - トラクタ装置 - Google Patents

トラクタ装置

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JPH09131935A
JPH09131935A JP7292517A JP29251795A JPH09131935A JP H09131935 A JPH09131935 A JP H09131935A JP 7292517 A JP7292517 A JP 7292517A JP 29251795 A JP29251795 A JP 29251795A JP H09131935 A JPH09131935 A JP H09131935A
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tractor
gear
slider
auxiliary
input gear
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Tsuyoshi Sanada
強 真田
Tsutomu Fujiwara
勉 藤原
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TEC CORP
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J11/00Devices or arrangements  of selective printing mechanisms, e.g. ink-jet printers or thermal printers, for supporting or handling copy material in sheet or web form
    • B41J11/48Apparatus for condensed record, tally strip, or like work using two or more papers, or sets of papers, e.g. devices for switching over from handling of copy material in sheet form to handling of copy material in continuous form and vice versa or point-of-sale printers comprising means for printing on continuous copy material, e.g. journal for tills, and on single sheets, e.g. cheques or receipts

Abstract

(57)【要約】 【課題】 常設トラクタ及び補助トラクタに連続紙をセ
ットした状態でも、連続紙の搬送を阻止し、単票のみを
給紙する割込み動作を行うことを可能にする。 【解決手段】 本発明のトラクタ装置43は、使用形態
に応じて操作部で駆動ローラ10にピンチローラ12を
選択的に接離させるスライダと、このスライダに連動し
てシフトギヤ22の回転を常設トラクタ3の入力ギヤ9
又はオートシートフィーダ駆動用の出力ギヤ18に伝達
するカム部材とを有する印字装置1に装着される。トラ
クタ装置43の補助トラクタ50は出力ギヤ18により
駆動する。そして、トラクタ装置43は、両トラクタ
3,50を使い分けるために、印字装置1内のカム部材
を単独で変位させてシフトギヤ22を入力ギヤ9又は出
力ギヤ18に噛合させる第二の操作部51を有し、か
つ、単票のみを給紙するために、出力ギヤ18と補助ト
ラクタ50との連結を絶つクラッチ部65を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、印字装置に選択的
に装着されるトラクタ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】印字用紙として、両側に多数の送り孔が
等ピッチで形成された連続紙と単票とを使い分けるた
め、トラクタとフリクション搬送機構とを備えた印字装
置がある。トラクタは連続紙の送り孔に係合する複数の
ピンが外周に立設された回転体を回転させることにより
連続紙を搬送する構造であり、フリクション駆動機構は
駆動ローラとこの駆動ローラに対して接離自在に支持さ
れたピンチローラとにより単票を搬送する構造である。
【0003】単票はサイズ別に種類があるが、それぞれ
給紙カセット毎に収納され、一枚ずつ給紙されるので印
字装置へのセットは容易である。連続紙にも何種類かの
種類があるがトラクタへのセットは面倒であるので、短
時間の内に連続紙の種類を変えるためには複数のトラク
タを具備している方が都合がよい。このような要望に応
えるために、常設トラクタを備えた印字装置に装着する
オプショントラクタ装置がある。以下、その従来例を図
9及び図10に基づいて説明する。
【0004】図9は縦断側面図、図10は印字装置の常
設トラクタ及びオプションのトラクタ装置の補助トラク
タへの動力伝達構造を示す平面図である。
【0005】この例では、図9に示すように、通常は印
字装置100が内蔵する常設トラクタ101を用いて連
続紙102を印字部(図示せず)に搬送し、複数の連続
紙102,103を使い分ける場合には、補助トラクタ
104を具備したオプションとしてのトラクタ装置10
5を印字装置100に装着する。
【0006】印字装置100内のトラクタ101及びト
ラクタ装置105のトラクタ104は、回転軸106a
又は106bと案内軸107とに摺動自在に保持された
左右一対のホルダ108に、回転軸106a又は106
bによって駆動されるプーリ(図示せず)と、このプー
リに巻回されたエンドレスのベルト(図示せず)とを設
けるとともに、用紙押え109を起伏自在に取り付ける
ことにより形成されている。ベルトの外周には連続紙1
02,103の両側に形成された送り孔に係合する複数
のピンが形成されている。
【0007】このようなトラクタ101,104は印字
装置100側に設けた駆動ギヤ110により駆動され
る。すなわち、オプションのトラクタ装置105のトラ
クタ104を駆動するときは、駆動ギヤ110の回転を
ギヤ111,112,113とシフトギヤ114とを介
してトラクタ104の回転軸106bの端部に固定され
た入力ギヤ115に伝達する。印字装置100内のトラ
クタ101を駆動するときは、駆動ギヤ110からギヤ
113まで伝達された回転を、図10に示すように、シ
フトギヤ114とギヤ117,118とを介してトラク
タ101の回転軸106aの端部に固定された入力ギヤ
119に伝達する。なお、ギヤ112とギヤ118及び
ギヤ113とギヤ118は、それぞれ同軸上に配列され
ているが互いに拘束し合うことなく回転自在である。
【0008】シフトギヤ114はギヤ113の回転を入
力ギヤ115又はギヤ117に選択的に伝達するために
軸方向に摺動自在に保持されている。図9に示すよう
に、印字装置100の内側には、印字装置100の奥に
向かって上方に付勢されたスライダ120がシフトギヤ
114の軸方向と直交する方向に摺動自在に保持されて
いる。このスライダ120はトラクタ装置105の内部
に設けたソレノイド121のプランジャ122にワイヤ
123を介して連結されている。また、スライダ120
の側面に山形の突部(図示せず)が形成され、シフトギ
ヤ114は、通常、ギヤ117に噛合するように付勢さ
れ、ソレノイド121を励磁してプランジャ122を引
いたときに、スライダ120がワイヤ123によって引
かれ、その側面に形成された突部でシフトギヤ114を
押圧して入力ギヤ115に噛合させる構造である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】図9及び図10に示す
従来の印字装置100は、二種類の連続紙を使い分ける
ことができるが、印字装置100にトラクタ装置105
を装着した状態で、単票を給紙する構成が不明である。
連続紙を使用する使用形態から単票を連続して給紙する
場合には、印字装置100からトラクタ装置105を外
せばよいが、二種類の連続用紙を使い分けているとき
に、限られた少数枚数の単票を使用する都度、トラクタ
装置105を外すことは非常に不便である。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
印字機構と、この印字機構に連続紙を搬送する常設トラ
クタと、駆動部に連結された駆動ローラとこの駆動ロー
ラに対して接離自在に支持されたピンチローラとを有し
て前記印字機構に単票を搬送するフリクション搬送機構
と、オートシートフィーダが選択的に連結される出力ギ
ヤと、前記駆動部の回転を前記常設トラクタの入力ギヤ
又は前記出力ギヤに伝達するシフトギヤと、操作部に連
結されて選択的に前記駆動ローラに前記ピンチローラを
接離させるスライダと、一方向に付勢されて前記スライ
ダの側面にスライド自在に保持されて通常は前記スライ
ダと一体に変位することにより前記シフトギヤの位置を
切り替えるカム部材とを有する印字装置に選択的に装着
されるトラクタ本体を設け、連続紙を搬送する補助トラ
クタと、この補助トラクタに連結されるとともに前記印
字装置の前記出力ギヤに噛合される入力ギヤと、前記ト
ラクタ本体に設けられて前記印字装置の前記カム部材を
単独で変位させることにより前記シフトギヤを変位させ
る第二の操作部と、前記補助トラクタと前記入力ギヤと
の間に連結されたクラッチ部とを、前記トラクタ本体に
設けた。
【0011】したがって、操作部を操作してスライダを
カム部材とともに一体に移動させてカム部材で印字装置
のシフトギヤを変位させることにより、駆動部の回転が
常設トラクタの入力ギヤ又は出力ギヤに選択的に伝達さ
れる。動力が伝達される出力ギヤによりオートシートフ
ィーダを駆動して単票を給紙する場合には、スライダの
動作によりフリクション搬送機構の駆動ローラにピンチ
ローラが圧接される。常設トラクタに駆動力を伝達して
連続紙を給紙する場合には、スライダの動作により駆動
ローラからピンチローラが退避される。
【0012】印字装置の操作部を操作して駆動ローラか
らピンチローラを退避させた状態では、シフトギヤの動
作により常設トラクタと駆動部との間が連結されるが、
オートシートフィーダに代えてトラクタ本体を装着した
状態で、トラクタ本体側の第二の操作部を操作すること
により、スライダの位置に関係なくカム部材を単独で変
位させてシフトギヤを変位させることが可能となるた
め、駆動部の回転を常設トラクタの入力ギヤ又は補助ト
ラクタに連結された出力ギヤに選択的に連結することが
可能となる。
【0013】印字装置にトラクタ本体を装着し、印字装
置の操作部を操作しスライダを移動させてピンチローラ
を駆動ローラから離反させた状態では、印字装置内の常
設トラクタと駆動部との間の連結が絶たれ、駆動部とト
ラクタ本体内の補助トラクタとの間が連結されるが、ト
ラクタ本体のクラッチ部を切ると、駆動部と補助トラク
タとの間が絶たれる。
【0014】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、クラッチ部は、印字装置側の出力ギヤに噛
合される入力ギヤと、この入力ギヤの軸心を中心に回動
する回動部材と、この回動部材に回転自在に支持されて
前記入力ギヤに常時噛合されたアイドラギヤと、このア
イドラギヤを補助トラクタのトラクタギヤに噛合させる
方向に前記回動部材を付勢する付勢部材と、前記第二の
操作部の一方向への動作時に前記回動部材を押圧して前
記アイドラギヤを前記補助トラクタから離反させる押圧
部とにより形成されている。したがって、印字装置にト
ラクタ本体を装着した状態で単票を給紙する場合に、第
二の操作部の操作により、回動部材を変位させ補助トラ
クタからアイドラギヤを離反させることでクラッチ部を
切り、補助トラクタと出力ギヤとの間を遮断する。
【0015】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、第二の操作部又はこの第二の操作部に連動
する連動部材の位置を表示する表示部を設けた。したが
って、常設トラクタ使用時と補助トラクタ使用時との表
示がなされる。
【0016】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図7に基づいて説明する。図1は印字装置にトラクタ
本体を装着した状態を示す縦断側面図、図2は印字装置
単独で単票を給紙する状態を示す縦断側面図、図3は印
字装置単独で連続紙を給紙する状態を示す縦断側面図、
図4はスライダとカム部材との関係を示す分解斜視図、
図5は印字装置とこれに装着されるオートシートフィー
ダ及びトラクタ装置との関係を示す分解斜視図、図6は
印字装置の操作部とスライダとカム部材との連結構造及
び動作を示すもので、(a)はフリクション搬送機構を
用いる場合の側面図、(b)は常設トラクタを用いる場
合の側面図、(c)は補助トラクタを用いる場合の側面
図、図7はクラッチ部の構造及び動作を示すもので、
(a)は動力伝達状態のクラッチ部の側面図、(b)は
動力遮断状態のクラッチ部の側面図である。
【0017】まず、図2及び図3に印字装置1の内部構
造を示す。プリンタ本体2には手前(図中、左側)から
奥側(図中、右側)に向けて常設トラクタ3とフリクシ
ョン搬送機構4と印字機構(図示せず)とが順次配列さ
れている。常設トラクタ3は、回転軸5と案内軸6とに
摺動自在に保持された左右一対のホルダ7に、回転軸5
によって駆動されるプーリ(図示せず)と、外周に複数
のピンを有してプーリに巻回されたエンドレスのベルト
(図示せず)とを設けるとともに、用紙押え8を起伏自
在に取り付けることにより組み立てられ、回転軸5の一
端には入力ギヤ9が固定的に嵌合されている。
【0018】前記フリクション搬送機構4は、駆動ロー
ラ10,11とこれらの駆動ローラ10,11に圧接さ
れたピンチローラ12,13とよりなり、駆動ローラ1
0,11の端部には伝動ギヤ14,15が固定的に嵌合
されている。前記駆動ローラ10はモータ(図示せず)
の回転を駆動ギヤ16と伝動ギヤ14とを介して受ける
ことにより回転し、前記駆動ローラ11は伝動ギヤ14
の回転を伝動ギヤ17を介して前記伝動ギヤ15に伝達
することにより回転する構造である。
【0019】次いで、前記プリンタ本体2の一側には出
力ギヤ18が回転自在に設けられている。この出力ギヤ
18は、後述するオプション用のトラクタ装置43(図
5参照)の入力ギヤ19又はオートシートフィーダ72
(図5参照)の入力ギヤ75に回転力を伝達するもので
ある。さらに、プリンタ本体2の一側には、前記駆動ギ
ヤ16の回転を前記常設トラクタ3の入力ギヤ9に伝達
し、或いは、駆動ギヤ16の回転を出力ギヤ18を介し
て入力ギヤ19に伝達する駆動力切替機構20が設けら
れている。この駆動力切替機構20は、支軸21の軸方
向に沿って摺動自在に支持されたシフトギヤ22と、前
記出力ギヤ18を支承する支軸23と前記支軸21とに
より直線方向の動きが案内される長孔24を有するスラ
イダ25とよりなる。このスライダ25は支軸26を中
心に操作部27を回動することにより直線方向に移動す
る。なお、シフトギヤ22は、軸心に沿う一方向に付勢
されて前記常設トラクタ3の入力ギヤ9に噛合され、そ
の付勢された方向に強制的に移動させたときに、入力ギ
ヤ9から外れて前記出力ギヤ18に噛合するように支持
されている。
【0020】さらに、前記プリンタ本体2の一側には、
時計方向に付勢されたセパレータ28が支軸29を中心
に回動自在に設けられている。このセパレータ28は側
面に立設されたピン30を有し、このピン30が前記ス
ライダ25の突部31により押圧されたときに支軸29
を中心に反時計方向に回動して前記ピンチローラ12を
前記駆動ローラ10から離反させ、スライダ25の摺動
動作によりピン30が突部31から開放されたときにス
ライダ25の凹部32にピン30を落し込みながら時計
方向に回動して駆動ローラ10へのピンチローラ12の
接触を許容するものである。
【0021】図4及び図6に示すように、前記スライダ
25にはカム部材33がこのスライダ25の摺動方向
(長孔24の長手方向)に沿ってスライド自在に保持さ
れている。このカム部材33は捩じりコイルスプリング
34により一方向に付勢され、その端縁35がスライダ
25の係止縁36に当接されて通常はスライダ25と一
体にスライドする。そして、このカム部材33には、前
記シフトギヤ22の側面を押圧する突部37が形成され
ている。これらの突部37は、スライダ25の下方の長
孔24の周縁に沿って形成され、前記操作部27とは反
対側の方向に向かうに従い突出高さが次第に低くなる傾
斜部38を有している。
【0022】さらに、図1ないし図3に示すように、前
記プリンタ本体2の正面側(図中、左側)には開口部3
9が形成され、この開口部39の下部には支持部40が
形成され、開口部39の上部両側には係止凹部41を有
する支持片42が配設されている。そして、プリンタ本
体2の開口部39に選択的に装着されるオプション用の
トラクタ装置43が設けられている。トラクタ装置43
のトラクタ本体44は、相対向する側板45と単票を給
紙する手差テーブル46(図5参照)とを有し、トラク
タ本体44の下部にはプリンタ本体2の支持部40に支
えられる突部47が形成され、両側にはプリンタ本体2
の係止凹部41に係合する係止突起48を有して前記支
持片42に当接する弾性片49が形成されている。
【0023】また、前記トラクタ本体44には補助トラ
クタ50と第二の操作部51とが設けられている。この
補助トラクタ50は、回転軸52と案内軸53とに摺動
自在に保持された左右一対のホルダ54に、回転軸52
によって駆動されるプーリ(図示せず)と、外周に複数
のピンを有してプーリに巻回されたエンドレスのベルト
(図示せず)とを設けるとともに、用紙押え55を起伏
自在に取り付けることにより組み立てられている。回転
軸52の一端にはトラクタギヤ56が固定的に嵌合され
ている。このトラクタギヤ56は通常アイドラギヤ57
を介して前記入力ギヤ19に連結されるが、アイドラギ
ヤ57をトラクタギヤ56から離反させた場合には入力
ギヤ19との間が動力遮断状態に維持される。その動力
を断続するクラッチ部65の構造については後述する。
入力ギヤ19は、前記トラクタ本体44を前記プリンタ
本体2の開口部39に装着したときに前記出力ギヤ18
に噛合されるように、トラクタ本体44の外側に配設さ
れている(図5参照)。
【0024】前記第二の操作部51は作動杆58を有
し、この作動杆58を右下方向に移動させたときに前記
カム部材33のピン33a(図4参照)を押圧してカム
部材33を単独で下方に移動させ、作動杆58を左上方
向に移動させたときに、前記捩じりコイルスプリング3
4の付勢力によるカム部材33の復帰動作を許容するも
のである。そして、この作動杆58に形成されたラック
59と、このラック59に噛合されたギヤ60と、正逆
回転自在のモータ61の回転をギヤ30に伝達するギヤ
列62とにより、第二の操作部51を駆動する駆動機構
63が形成されている。この駆動機構63、モータ61
を制御駆動するドライバを含む基板64はトラクタ本体
44に設けられている。
【0025】さらに、前記ピンチローラ12を前記駆動
ローラ10から離反させるとともに、前記駆動部16の
回転を前記シフトギヤ22を介して前記出力ギヤ18に
伝達するたモードを選択したときに、補助トラクタ50
のトラクタギヤ56と出力ギヤ18との間を選択的に断
続するクラッチ部65が設けられている。図7に示すよ
うに、このクラッチ部65は、印字装置1側の出力ギヤ
18に噛合されるトラクタ本体44側の入力ギヤ19
と、この入力ギヤ19の軸心を中心に回動する回動部材
66と、この回動部材66に回転自在に支持されて入力
ギヤ19に常時噛合されたアイドラギヤ57と、このア
イドラギヤ57を補助トラクタ50のトラクタギヤ56
に噛合させる方向に回動部材66を付勢する付勢部材6
7と、前記第二の操作部51の作動杆58に一体に形成
されてこの作動杆58を左上方向に移動させたときに回
動部材66を押圧してアイドラギヤ57をトラクタギヤ
56から離反させる押圧部68とにより形成されてい
る。
【0026】さらに、前記トラクタギヤ56と前記アイ
ドラギヤ57との間に所定のバックラッシュを形成する
ために、前記回動部材66を定位置で支えるストッパ6
9が設けられている。さらに、アイドラギヤ57は、回
転伝達時に定位置で回転するトラクタギヤ56に対して
離反する力を受けるが、トラクタギヤ56からの離脱を
防止するために、回動部材66の上部には屈曲片70が
形成され、この屈曲片70に当接して回動部材66の反
時計方向への回動運動を阻止する受部71が前記作動杆
58に形成されている。この受部71は、作動杆58を
左上方向に移動させたときに屈曲片70から外れるた
め、図7(b)に示すように、作動杆58をさらに左上
方向に移動させて押圧部68で回動部材66を押圧した
ときに、回動部材66の反時計方向への回動運動を許容
し、これにより、トラクタギヤ56からアイドラギヤ5
7を離反させ、クラッチ部65を動力遮断状態に維持す
るように構成されている。
【0027】さらに、図5に示すように、前記プリンタ
本体2の開口部39に選択的に装着されるオートシート
フィーダ72が設けられている。このオートシートフィ
ーダ72の筐体73は、前記トラクタ装置43のトラク
タ本体44と同様の寸法形状を有し、この筐体73には
単票の両側縁を案内する単票ガイド74と、筐体73の
一側に設けられて前記プリンタ本体2内の前記出力ギヤ
18(図1〜図3参照)に噛合される入力ギヤ75と、
この入力ギヤ75に連結された給紙ローラ(図示せず)
とが設けられている。なお、筐体73の両側には、プリ
ンタ本体2の両側に形成された支持片42に当接される
弾性片49(トラクタ本体44の弾性片49と同様)が
形成されている。
【0028】このような構成において、単票76を給紙
する場合には、図2及び図6(a)に示すように操作部
27を上方に回動する。これにより、スライダ25がカ
ム部材33と共に一体に右下方向にスライドする。この
とき、カム部材33の突部37がシフトギヤ22の側面
を押圧するため、シフトギヤ22は出力ギヤ18に噛合
される。これにより、図2において、駆動ギヤ16から
伝動ギヤ14に伝達される回転が、シフトギヤ22と出
力ギヤ18とを介して入力ギヤ19に伝達される状態に
維持される。また、このときの操作部27の動作に連動
してセパレータ28が回動する。すなわち、スライダ2
5及びカム部材33が斜め下方にスライドして突部31
がセパレータ28のピン30を解放するため、セパレー
タ28が付勢力によって支軸29を中心に時計方向に回
動する。これにより、ピンチローラ12が付勢力により
駆動ローラ10に圧接される。したがって、駆動ギヤ1
6を駆動することにより、単票76は駆動ローラ10,
11とピンチローラ12,13とにより挾持されて印字
機構に供給される。
【0029】また、プリンタ本体2内の常設トラクタ3
のみを駆動して連続紙77を給紙する場合には、図3及
び図6(b)に示すように、操作部27を下方に回動す
る。これにより、スライダ25がカム部材33と共に一
体に左上方向にスライドする。このとき、カム部材33
の突部37がシフトギヤ22から離れるため、シフトギ
ヤ22はスプリング(図示せず)の付勢力により軸方向
に移動して常設トラクタ3の入力ギヤ9に噛合される。
これにより、図3において、駆動ギヤ16から伝動ギヤ
14に伝達される回転がシフトギヤ22を介して入力ギ
ヤ9に伝達される状態に維持される。このときの操作部
27の動作に連動してセパレータ28が回動する。すな
わち、スライダ25がカム部材33と共に一体に左上方
向にスライドして突部31がセパレータ28のピン30
を押圧するため、セパレータ28が支軸29を中心に反
時計方向に回動する。これにより、ピンチローラ12が
駆動ローラ10から離反され、連続紙77を常設トラク
タ3により供給することができる。
【0030】さらに、二種類の連続紙77を使い分ける
ような場合には、図3及び図6(b)に示すように、操
作部27を下方に回動してピンチローラ12を駆動ロー
ラ10から離反させた状態で、図1に示すようにプリン
タ本体2の開口部39にトラクタ本体44を装着する。
この状態では、トラクタ本体44の入力ギヤ19がプリ
ンタ本体2の出力ギヤ18に噛合されるが、出力ギヤ1
8には駆動ギヤ16の回転が伝達されずに、前述のよう
に常設トラクタ3の入力ギヤ9に駆動ギヤ16の回転力
が伝達されるため、常設トラクタ3により連続紙77を
給紙することができる。
【0031】この状態でトラクタ本体44内の補助トラ
クタ50を用いて給紙するときは、トラクタ本体44の
第二の操作部51の作動杆58を駆動機構63により右
下方向に移動させカム部材33を押圧する。このときの
作動杆58の移動範囲は図7(a)に示すAからBの範
囲であり、このA−Bの範囲では、回動部材66はスト
ッパ69に当接して停止し、アイドラギヤ57をトラク
タギヤ56に噛合させた状態を維持する。このときの作
動杆58の動作により、図6(c)に示すように、カム
部材33は捩じりコイルスプリング34の付勢力に抗し
てスライダ25の係止縁36から離反する方向に移動
し、突部37でシフトギヤ22の側面を押圧するため、
シフトギヤ22は常設トラクタ3の入力ギヤ9から外れ
出力ギヤ18に噛合される。これにより、駆動ギヤ16
からシフトギヤ22に伝達された回転が出力ギヤ18、
入力ギヤ19、アイドラギヤ57を介して補助トラクタ
50のトラクタギヤ56に伝達されるため、オプション
のトラクタ装置43にセットした連続紙を補助トラクタ
50によって給紙することが可能となる。
【0032】図7(a)に示すように、クラッチ部65
が動力伝達状態に維持し、出力ギヤ18に伝達された回
転を入力ギヤ19、アイドラギヤ57を介してトラクタ
ギヤ56に伝達する状態では、回動部材66が付勢部材
67により付勢されてストッパ69により定位置で支え
られているので、アイドラギヤ57とトラクタギヤ56
との間のバックラッシュを一定に維持することができ
る。さらに、回動部材66に軸支されたアイドラギヤ5
7は定位置で回転するトラクタギヤ56から離反する力
を受けるが、この回動部材66は屈曲片70が作動杆5
8の受部71によって支えられて反時計方向への動きが
規制されるため、トラクタギヤ56からのアイドラギヤ
57の離脱を防止することができる。これにより、回転
伝達を円滑に行うことができる。
【0033】再び常設トラクタ3を使用する状態に切り
替えるときは、駆動機構63により作動杆58を図7
(a)に示すBの位置からAの位置まで戻すと、カム部
材33が図3及び図6(b)に示すように、捩じりコイ
ルスプリング34の付勢力によって上方に復帰し、シフ
トギヤ22が常設トラクタ3の入力ギヤ9に噛合する。
このとき、図7(a)に示すように、作動杆58をAの
位置からBの位置に移動される範囲では、押圧部68が
回動部材66に当接するまでには至らないので、回動部
材66はストッパ69に当接した状態に維持され、アイ
ドラギヤ57はトラクタギヤ56に噛合する。しかし、
出力ギヤ18には動力が伝達されないので、トラクタギ
ヤ56は回転しない。
【0034】さらに、プリンタ本体2にトラクタ本体4
4を装着した状態において、図6(a)に示すように、
操作部27を上方に回動してスライダ25を右下方向に
スライドした状態では、前述したように駆動ローラ11
にピンチローラ12が圧接されるため、トラクタ本体4
4の手差テーブル46から単票を駆動ローラ11とピン
チローラ12とにより給紙することができる。このモー
ドでは、スライダ25がカム部材33と共に右下方向に
移動するため、常設トラクタ3と駆動ギヤ16との間は
遮断され、駆動ギヤ16と出力ギヤ18との間が動力伝
達状態に維持されているので、図7(a)に示すよう
に、駆動機構63によって作動杆58をAの位置からさ
らに左上方向(矢印C方向)に移動させると、作動杆5
8の押圧部68が回動部材66を押圧するため、図7
(b)に示すように、回動部材66は付勢部材67の付
勢力に抗して入力ギヤ19の軸を中心に反時計方向に回
動し、トラクタギヤ56からアイドラギヤ57が離反す
る。すなわち、クラッチ部65が動力遮断状態に切り替
わる。したがって、常設トラクタ3と補助トラクタ50
とに連続紙77がセットされている状態においても、連
続紙77の給紙を阻止し、単票のみを給紙する割込み処
理をすることができる。
【0035】この場合、クラッチ部65を切る前の状態
では、図7(a)に示すように、回動部材66の反時計
方向への回動運動が作動杆58の受部71によって阻止
されるため、付勢部材67の付勢力を強くする必要がな
く、したがって、クラッチ部65を切る場合に、作動杆
58を左上方向(矢印C方向)に移動させるための操作
力を小さくすることができる。これにより、モータ61
に掛かる負荷を軽減することができる。図7(b)に示
すように、クラッチ部65を切った状態から、駆動機構
63により作動杆58を右下方向に移動させると、回動
部材66は押圧部68から解放されるため、付勢部材6
7の付勢力により時計方向に復帰し、アイドラギヤ57
をトラクタギヤ56に噛合させる。
【0036】さらに、印字装置1のカム部材33を操作
する第二の操作部51の作動杆58の動作を利用してク
ラッチ部65の断続を切り替えることがため、別個に操
作機構を設ける必要がなく、かつ、出力ギヤ18の回転
をトラクタギヤ56に伝達する動力伝達部品の一つであ
るアイドラギヤ57を変位させるだけで動力を断続する
ことができるので、クラッチ部65の部品点数を少なく
することができる。
【0037】さらに、多数の単票を連続的に給紙する場
合には、トラクタ装置43に代えてオートシートフィー
ダ72をプリンタ本体2に装着する。この場合には、前
述したように、操作部27の操作によりシフトギヤ22
の回転を出力ギヤ18に伝達する状態に切り替え、この
出力ギヤ18からオートシートフィーダ72の入力ギヤ
75に回転を伝達し、オートシートフィーダ72の給紙
ローラにより単票を給紙する。
【0038】さらに、本発明の第2の実施の形態を図8
に基づいて説明する。第1の実施の形態と同一部分は同
一符号を用い説明も省略する。図8は表示部を備えた第
二の操作部の周辺を示す縦断側面図である。一部しか図
示しないが、トラクタ本体45には表示部としての表示
レバー78が支軸79により回動自在に保持されてい
る。この表示レバー78の中間部には作動杆58の端部
に立設した軸80に嵌合する長孔81が形成され、上部
には支軸79を中心とする弧状の表示板82が形成され
ている。この表示板82の左端83には前記補助トラク
タ50の使用状態を示すマーク(図示せず)が形成さ
れ、右端84には前記常設トラクタ3の使用状態を示す
マーク(図示せず)が形成されている。また、トラクタ
本体44の上面には、表示板82の左端83のマーク又
は右端84のマークを見るための表示窓85が形成され
ている。
【0039】したがって、前述したように、図3及び図
6(b)に示すように常設トラクタ3により連続紙77
を給紙する状態と、図6(b)に示すように作動杆58
を右下方向に移動して補助トラクタ50により連続紙を
給紙する状態とを、オペレータに知らせることができ
る。
【0040】
【発明の効果】請求項1記載の発明は、上述のように、
常設トラクタと、駆動ローラとピンチローラとを有する
フリクション搬送機構と、オートシートフィーダが選択
的に連結される出力ギヤと、駆動部の回転を前記常設ト
ラクタの入力ギヤ又は前記出力ギヤに伝達するシフトギ
ヤと、操作部に連結されて選択的に前記駆動ローラに前
記ピンチローラを接離させるスライダと、一方向に付勢
されて前記スライダの側面にスライド自在に保持されて
通常は前記スライダと一体に変位することにより前記シ
フトギヤの位置を切り替えるカム部材とを有する印字装
置に選択的に装着されるトラクタ本体を設け、前記入力
ギヤの回転を入力ギヤを介して受ける補助トラクタと、
前記印字装置の前記カム部材を単独で変位させることに
より前記シフトギヤを変位させる第二の操作部と、前記
補助トラクタと前記入力ギヤとの間に連結されたクラッ
チ部とを、前記トラクタ本体に設けたので、操作部を操
作してスライダをカム部材とともに一体に移動させてカ
ム部材で印字装置のシフトギヤを変位させることによ
り、駆動部の回転を常設トラクタの入力ギヤ又は出力ギ
ヤに選択的に伝達することができる。出力ギヤによりオ
ートシートフィーダを駆動して単票を給紙する場合に
は、スライダの動作によりフリクション搬送機構の駆動
ローラにピンチローラを圧接することができる。常設ト
ラクタに駆動力を伝達して連続紙を給紙する場合には、
スライダの動作により駆動ローラからピンチローラを退
避させることができる。また、操作部を操作して駆動ロ
ーラからピンチローラを退避させた状態では、シフトギ
ヤの動作により印字装置内の常設トラクタと駆動部との
間が連結されるが、印字装置にトラクタ本体を装着した
状態で、第二の操作部を操作することにより、スライダ
の位置に関係なくカム部材を移動させてシフトギヤを変
位させることできる。したがって、単票を給紙する使用
形態と、常設トラクタ及び補助トラクタを選択的に駆動
して二種類の連続紙を使い分ける使用形態とを選択する
ことができる。さらに、印字装置の操作部を操作しピン
チローラを駆動ローラから離反させた状態では、印字装
置内の常設トラクタと駆動部との間の連結が絶たれ、駆
動部とトラクタ本体内の補助トラクタとの間が連結され
るが、トラクタ本体のクラッチ部を切ることにより、駆
動部と補助トラクタとの間を絶つことができるため、印
字装置に常設トラクタ及び補助トラクタに連続紙をセッ
トされている状態であっても、連続紙の搬送を阻止し、
単票のみを給紙する割込み動作を行うことができる。
【0041】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、クラッチ部は、印字装置側の出力ギヤに噛
合される入力ギヤと、この入力ギヤの軸心を中心に回動
する回動部材と、この回動部材に回転自在に支持されて
前記入力ギヤに常時噛合されたアイドラギヤと、このア
イドラギヤを補助トラクタのトラクタギヤに噛合させる
方向に前記回動部材を付勢する付勢部材と、前記第二の
操作部の一方向への動作時に前記回動部材を押圧して前
記アイドラギヤを前記補助トラクタから離反させる押圧
部とにより形成されているので、印字装置のカム部材を
操作する第二の操作部の操作を利用してクラッチ部の断
続を切り替えることがため、別個に操作機構を設ける必
要がなく、かつ、出力ギヤの回転をトラクタギヤに伝達
する動力伝達部品の一つであるアイドラギヤを変位させ
るだけで動力を断続することができるので、クラッチ部
の部品点数を少なくすることができる。
【0042】請求項3記載の発明は、第二の操作部又は
この第二の操作部に連動する連動部材の位置を表示する
表示部を設けたので、常設トラクタ使用時と補助トラク
タ使用時との状態を表示部によりオペレータに知らせる
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態を示すもので、印字
装置にトラクタ本体を装着した状態を示す縦断側面図で
ある。
【図2】印字装置単独で単票を給紙する状態を示す縦断
側面図である。
【図3】印字装置単独で連続紙を給紙する状態を示す縦
断側面図である。
【図4】スライダとカム部材との関係を示す分解斜視図
である。
【図5】印字装置とこれに装着されるオートシートフィ
ーダ及びトラクタ装置との関係を示す分解斜視図であ
る。
【図6】印字装置の操作部とスライダとカム部材との連
結構造及び動作を示すもので、(a)はフリクション搬
送機構を用いる場合の側面図、(b)は常設トラクタを
用いる場合の側面図、(c)は補助トラクタを用いる場
合の側面図である。
【図7】クラッチ部の構造及び動作を示すもので、
(a)は動力伝達状態のクラッチ部の側面図、(b)は
動力遮断状態のクラッチ部の側面図である。
【図8】本発明の第2の実施の形態を示すもので、表示
部を備えた第二の操作部の周辺を示す縦断側面図であ
る。
【図9】従来例を示す縦断側面図である。
【図10】印字装置の常設トラクタ及びオプションのト
ラクタ装置の補助トラクタへの動力伝達構造を示す平面
図である。
【符号の説明】
1 印字装置 3 常設トラクタ 4 フリクション搬送機構 9 入力ギヤ 10 駆動ローラ 12 ピンチローラ 16 駆動部 18 出力ギヤ 19 入力ギヤ 22 シフトギヤ 25 スライダ 27 操作部 33 カム部材 44 トラクタ本体 50 補助トラクタ 51 第二の操作部 56 トラクタギヤ 57 アイドラギヤ 65 クラッチ部 66 回動部材 67 付勢部材 68 押圧部 72 オートシートフィーダ 78 表示部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字機構と、この印字機構に連続紙を搬
    送する常設トラクタと、駆動部に連結された駆動ローラ
    とこの駆動ローラに対して接離自在に支持されたピンチ
    ローラとを有して前記印字機構に単票を搬送するフリク
    ション搬送機構と、オートシートフィーダが選択的に連
    結される出力ギヤと、前記駆動部の回転を前記常設トラ
    クタの入力ギヤ又は前記出力ギヤに伝達するシフトギヤ
    と、操作部に連結されて選択的に前記駆動ローラに前記
    ピンチローラを接離させるスライダと、一方向に付勢さ
    れて前記スライダの側面にスライド自在に保持されて通
    常は前記スライダと一体に変位することにより前記シフ
    トギヤの位置を切り替えるカム部材とを有する印字装置
    に選択的に装着されるトラクタ本体と、 前記トラクタ本体に装着されて連続紙を搬送する補助ト
    ラクタと、 前記補助トラクタに連結されるとともに前記印字装置の
    前記出力ギヤに噛合される入力ギヤと、 前記トラクタ本体に設けられて前記印字装置の前記カム
    部材を単独で変位させることにより前記シフトギヤを変
    位させる第二の操作部と、 前記補助トラクタと前記入力ギヤとの間に連結されたク
    ラッチ部と、を具備したことを特徴とするトラクタ装
    置。
  2. 【請求項2】 クラッチ部は、印字装置側の出力ギヤに
    噛合される入力ギヤと、この入力ギヤの軸心を中心に回
    動する回動部材と、この回動部材に回転自在に支持され
    て前記入力ギヤに常時噛合されたアイドラギヤと、この
    アイドラギヤを補助トラクタのトラクタギヤに噛合させ
    る方向に前記回動部材を付勢する付勢部材と、前記第二
    の操作部の一方向への動作時に前記回動部材を押圧して
    前記アイドラギヤを前記補助トラクタから離反させる押
    圧部とにより形成されていることを特徴とする請求項1
    記載のトラクタ装置。
  3. 【請求項3】 第二の操作部又はこの第二の操作部に連
    動する連動部材の位置を表示する表示部を設けたことを
    特徴とする請求項1記載のトラクタ装置。
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