JP3022704B2 - 印字装置 - Google Patents

印字装置

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JP3022704B2
JP3022704B2 JP5131320A JP13132093A JP3022704B2 JP 3022704 B2 JP3022704 B2 JP 3022704B2 JP 5131320 A JP5131320 A JP 5131320A JP 13132093 A JP13132093 A JP 13132093A JP 3022704 B2 JP3022704 B2 JP 3022704B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、印字装置に係り、特
に、連続紙を供給するためのトラクタ手段、及び単票紙
を供給するための自動給紙手段(オートシートフィー
ダ、以下、ASFと略称する)を備えたものにおいて、
該ASFを機能位置と退避位置との間で移動可能に取付
けることにより、上記トラクタ手段への連続紙の装着及
びトラクタ手段の着脱作業等を容易に行えるように工夫
したものに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、シリアル型の印字装置の場合に
は、印刷機構が比較的小規模に構成されていて、価格的
にも低価格で供給されているので、パーソナルコンピュ
ータシステムのような小規模の計算機システムにおいて
多く使用されている。この種のシリアル型の印字装置の
場合には、連続紙と単票紙の二種類の用紙形態が使用さ
れていて、その内、連続紙が標準的な用紙形態であっ
た。連続紙を使用する場合には、連続紙の両端に等ピッ
チで形成された送り穴に対応して用紙に搬送力を付与す
るトラクタ手段に用紙をセットし、それによって用紙を
順次搬送するものである。これに対して、単票紙を使用
する場合には、紙送りローラとこの紙送りローラに圧接
状態で従動回転するピンチローラとによって印字部の用
紙を搬送する構造が一般的である。そして、上記送り
ローラとトラクタ手段は標準的に内蔵されている場合が
多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成による
と次のような問題があった。すなわち、単票紙を大量に
使用する場合には、複数の単票紙を載置したホッパーか
ら1枚ずつ用紙を分離して装置内の紙送りローラに供給
するASFが使用されるようになっている。この種のA
SFは、印字装置本体とは別体に構成されているのが一
般的であり、いわゆるオプション装置として印字装置本
体に着脱されるようになっている。このように、ASF
をオプション装置として取り扱っているのは、最も標準
的に使用される用紙が連続紙であって単票紙の使用頻度
があまり多くなかったことと、ASF自体の構成が複雑
であって高価であるために、ASFを印字装置に標準装
備した場合に、印字装置の価格が高額になってしまうか
らである。
【0004】ところが、近年、印字装置の使用形態が徐
々に変化していて、連続紙に代わって単票紙が標準紙と
して使用されるようになってきた。これは、いわゆる頁
プリンタの普及や消費者の高級化指向によるものであ
り、長くて折り畳まれた連続紙のように取扱が面倒なも
のよりも、多少コスト高になってもスマートで取扱が容
易な単票紙が好まれるようになったからである。又、ワ
ードプロセッサ等のアプリケーションソフトの高機能化
によって、単票紙上への印字パフォーマンスが飛躍的に
向上したことも大きく影響している。そして、このよう
な環境において、従来のトラクタ手段を標準的に内蔵し
た印字装置に、ASFをオプション的に組付けるもので
は市場のニーズに対応仕切れなくなってきている。
【0005】又、構造的な面においても、従来のASF
を印字装置に着脱可能に構成したものにおいては、AS
Fと印字装置の駆動伝達機構の結合を確実に行う必要が
あるため、ASFを印字装置に取付ける場合に、ASF
を両手で保持しながら、印字装置間の位置決め部材にA
SFの結合部を合わせて嵌め込むという煩雑な作業を行
わなければならず、面倒な着脱作業を余儀なくされてい
た。又、連続紙を使用しようとした場合には、ASFを
印字装置から一旦取外し、連続紙をトラクタ手段にセッ
トする必要があり、その作業が面倒であるとともに、取
り外したASFを別の場所(例えば、隣接する机の上)
に載置しておくときに、露出しているギヤ等の内部構造
部分を不用意に破損させてしまうことも懸念されてい
た。
【0006】上記のような問題に対しては、例えば、特
開平5−9181号公報に示すようなものが提案されて
いる。その構成を図21及び図22に示す。まず、印字
装置本体201があり、この印字装置本体201内に
は、図示しない印字機構が設置されているとともに、プ
ラテン202、連続紙供給用のトラクタ手段203が設
置されている。又、印字装置本体201の上側には、A
SF205が設置されている。上記ASF205は、フ
レーム207と、図示しない用紙が収納される用紙スタ
ッカ209等から構成されている。又、上記フレーム2
07の端部にはフック部206が形成されている。この
フック部206を介して、上記プラテン202の回転軸
211に回転可能に係止されている。
【0007】又、フレーム207には、2個の腕部21
3a、213bを有する支持レバー213がフレーム2
07より突設された軸部215に回転可能に取付けられ
ている。尚、図中符号217はストップリングである。
又、バネ部材219が設置されていて、このバネ部材2
19の一端219aはフレーム207より突設されたピ
ン221に係止されていて、その他端219bは支持レ
バー213より突設されたピン223に係止せられてい
る。そして、このバネ部材219によって、支持レバー
213は、図中反時計方向に常時付勢された状態にあ
る。
【0008】上記構成によると、まず、ASF205を
使用して単票紙を供給しながら印字を行う場合には、図
21に示すような状態にする。この状態で、ASF20
5は機能位置に位置していることになり、用紙スタッカ
209上に収納された図示しない単票紙を一枚ずつ供給
しながら所望の印字を行う。次に、トラクタ手段203
を使用して図示しない連続紙を供給しながら印字を行う
場合について説明する。この場合には、ASF205を
図21において、回転軸211を中心にして反時計方向
に回動させる。それによって、支持レバー213がバネ
部材219のバネ力によって図21中反時計方向に回動
する。その状態で、ASF205の反時計方向への回動
付勢を解除すると、図22に示すような状態となる。つ
まり、支持レバー213の腕部213aの底面が印字装
置本体201の上面に着座した状態となり、ASF20
5を機能位置より所定量だけ反時計方向に回動させた状
態が保持されることになる。
【0009】上記操作により、トラクタ手段203の上
方にある程度の作業空間が形成されたことになり、その
作業空間を利用してトラクタ手段203への連続紙の装
着作業を行う。連続紙の装着が終了したら、連続紙を使
用しての印字を開始すればよい。そして、図22に示す
状態から再度ASF205を使用した印字に切換える場
合には、図22に示す状態より、ASF205を反時計
方向に若干量だけ回動させた状態として、支持レバー2
13をバネ部材219のバネ力に抗して時計方向に回動
させる。その状態で、ASF205を時計方向に回動さ
せて図21に示すような状態にすればよい。
【0010】上記のような構成によれば、ASF205
を印字装置本体201よりその都度着脱することなく、
ASF205を使用した単票紙による印字と、トラクタ
手段203を使用した連続紙による印字とを切換えるこ
とが可能になる。しかしながら、この場合には、次のよ
うな問題がある。まず、トラクタ手段203への連続紙
の装着作業はできるものの、トラクタ手段203自体の
着脱は不可能である。つまり、図22に示すような状態
にしたとしても、トラクタ手段203自体を着脱するだ
けの作業空間は生じないからである。トラクタ手段20
3自体を着脱する作業は、例えば、工場出荷時における
組立作業や調整作業時、ユーザーサイドにおいてトラク
タ手段203の保守・点検を行う場合等が考えられ、そ
のような場合には、ASF205自体を取り外して、着
脱を可能にする作業空間を形成しなければならない。
又、トラクタ手段203への連続紙の装着作業である
が、既に述べたように可能ではあるが決して行い易いも
のではない。すなわち、図21、図22に示す印字装置
の場合には、図中左側が前面側であって使用者は、その
前面側にいて各種の作業を行う。その際、図22に示す
ような状態にしても、トラクタ手段203の上方であっ
て前面側には何ら作業空間は提供されず、よって、連続
紙の装着作業を行う場合には、ASF205の側方から
トラクタ手段203を覗くようにして行う必要があり、
作業が面倒であった。
【0011】又、別の問題として、ASF205の機能
位置(図21に示す状態)から退避位置(図22に示す
状態)への移動軌跡の問題がある。例えば、ASF20
5によって単票紙を供給していたと仮定する。その際、
単票紙の印字装置への供給が途中で損なわれたような場
合、或いは、単票紙の給紙が更に進んで、単票紙の先頭
部分への印字が開始されている段階で単票紙の斜行が大
きくなって給紙が不可能になる場合がある。このような
場合には、エラー検知によって単票紙の進行を自動的に
停止したり、或いは、使用者が自ら電源を切って、単票
紙の進行を停止させる。そして、そのままの状態で単票
紙を抜き取る作業を行ったり、或いは、そのままの状態
では単票紙の抜き取りが困難な場合には、ASF205
退避位置まで移動させてから同様の抜き取り作業を行
う。ところが、単票紙が途中まで供給されている状態で
ASF205を退避位置まで移動させようとすると、A
SF205の機能位置(図21に示す状態)から退避
置(図22に示す状態)への移動軌跡が、単票紙の供給
経路(図21中符号aで示す経路)に一致していないた
めに、ASF205の移動途中において単票紙が傷付い
てしまうようなことが考えられる。
【0012】さらに、別の問題として、図22に示す状
態から図21に示す状態への切換作業が煩雑であるとい
う問題があった。すなわち、図22に示す連続紙モード
から図21に示す単票紙モードに切換える場合には、既
に説明したように、一旦、ASF205を反時計方向に
回動させてその状態を保持し、一方で、支持レバー21
3をバネ部材219のバネ力に抗して反時計方向に回動
させなければならず、しかも、支持レバー213をその
状態で保持しながらASF205を元の位置に戻す必要
があり、作業が極めて煩雑であった。尚、図では支持レ
バー213が左右の一方のみに示されているが、構成上
左右両側に設置されていることが予想され、その場合に
は、更に作業が煩雑になることが予想されるものであ
る。
【0013】本発明はこのような点に基づいてなされた
ものでその目的とするところは、連続紙用のトラクタ手
段と単票紙用の自動給紙手段を備えたものにおいて、従
来のような煩雑な作業を何ら要することなく、自動給紙
手段を装着したまま、連続紙又は単票紙を使用しての印
字の切換を行うとともに保守点検等のためにトラクタ手
段を着脱可能にする印字装置を提供することにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するべく
本願発明の請求項1による印字装置は、印字装置本体内
であって該印字装置本体に対して連続紙を供給可能な所
定位置に着脱可能に装着されるトラクタ手段と、上記印
字装置本体内に設けられた単票紙用の自動給紙手段と、
を具備し、上記自動給紙手段は、上記印字装置本体の前
面下方側であって、上記トラクタ手段を印字装置本体内
の所定位置に装着したままの状態で、単票紙を保持して
これを上記印字装置本体内に供給可能な機能位置と印字
装置本体の後方上側の退避位置との間で直線的にスライ
ド可能に設けられ、上記自動給紙手段が機能位置から退
避位置へ移動し始める際の移動軌跡は自動給紙手段によ
る単票紙の給紙の方向に略沿ったものであり、上記自動
給紙手段を上記トラクタ手段を印字装置本体内の所定位
置に装着したままの状態で退避位置まで移動させること
により、上記トラクタ手段の所定位置に対する着脱及び
所定位置に装着されているトラクタ手段に対する連続紙
の着脱が可能になるような作業空間をトラクタ手段の上
方であって印字装置本体の前面側に形成するようにした
ことを特徴とするものである。
【0015】
【作用】すなわち、自動給紙手段を機能位置と上記トラ
クタ手段の着脱が可能になるような作業空間を形成し得
る退避位置との間で直線的にスライド可能に設置し、そ
の際、その移動軌跡が自動給紙手段による単票紙の給紙
方向線に略沿ったものにしている。又、トラクタ手段に
ついては、トラクタ手段の印字装置本体に対する着脱が
可能となる所定位置に着脱可能に装着し、該所定位置に
おいて、印字装置本体内に位置するトラクタ手段に対す
る連続紙の着脱が可能となると共に、印字装置本体に連
続紙の供給が可能となるものである。そして、自動給紙
手段を往復移動させる際、このトラクタ手段を印字装置
本体に対する着脱が可能となる前記所定位置に置いたま
まにしている。そして、自動給紙手段を退避位置に退避
させることにより、トラクタ手段の着脱が可能になるよ
うな作業空間が形成され、該作業空間を利用して、トラ
クタ手段に連続紙を装着したり、保守・点検等のため
に、トラクタ手段を着脱したりすることになる。
【0016】
【実施例】以下、図1乃至図18を参照して本発明の第
1実施例を説明する。まず、本実施例による印字装置の
全体構成から説明していく。図1に示すように、フレー
ム状の印字装置本体1があり、この印字装置本体1の前
面側には、カバー3が着脱可能であって回動可能に取付
けられている。すなわち、図3に示すように、印字装置
本体1側であって前面側の上面には左右にそれぞれ係合
凹部5a、5bが形成されている。一方、カバー3側に
は上記係合凹部5a、5bに移動可能に係合する係止部
(図示せず)が形成されている。カバー3は上記左右の
係止部を印字装置本体1側の係合凹部5a、5bに係合
させることにより、印字装置本体1に取付けられる。そ
して、係止部及び係合凹部5a、5bよりなる係合部を
介して、回動可能になっている。尚、カバー3が回動し
て閉じた状態を図1及び図2に示すとともに、カバー3
が回動して開いた状態を図4に示す。カバー3を開くこ
とにより、印字装置本体1の内部であって前面側の構成
が露出されることになる。印字装置本体1の内部であっ
て前面側の構成は図3及び図5に示すようになってい
る。
【0017】上記カバー3には排紙スタッカ7が取付け
られている。この排紙スタッカ7は、図1に示すよう
に、固定部7aと、この固定部7aに収納可能に取付け
られたスライド部7bと、このスライド部7bに折曲可
能に取付けられたフレーム部7cとから構成されてい
る。そして、排紙される用紙の大きさに応じて、スライ
ド部7b、フレーム部7cを適宜出没させることによ
り、排紙部の用紙支持面積を調整する。尚、上記フレー
ム部7cをスライド部7b側に折曲げた場合には、スラ
イド部7bの凹部7d内に収納されるようになってい
て、折曲げた状態でフレーム部7cがスライド部7bの
上面より突出することがないようになっている。
【0018】印字装置本体1の内部であって前面側の構
成であるが、図3及び図5に示すように、キャリッジ9
が図中左右方向に移動可能に配置されている。このキャ
リッジ9はキャリッジステー11に沿って左右方向に移
動する。上記キャリッジ9には印字ヘッド13が搭載さ
れているとともに、インクリボンカセット15が搭載さ
れている。上記キャリッジ9を左右方向に移動させる駆
動手段の構成は、図13及び図14に示すようになって
いる。まず、印字装置本体1の底部にはキャリッジ駆動
モータ150が設置されていて、このキャリッジ駆動モ
ータ150の出力軸150aにはギヤ17が固着されて
いる。このギヤ17には別のギヤ19が噛合していて、
このギヤ19にはプーリ21が同軸に取付けられてい
る。一方、プーリ21に対向する側には別のプーリ23
が設置されていて、これらプーリ21、23には無端状
帯としてのベルト25が巻回されている。既に説明した
キャリッジ9はこのベルト25に取付けられている。よ
って、キャリッジ駆動モータ150が正転・逆転するこ
とにより、ギヤ17、19、プーリ21、23、ベルト
25を介して、キャリッジ9を左右方向に移動させるこ
とができる。
【0019】又、印字装置本体1内であって、上記キャ
リッジ9に対向する側には、図3及び図5に示すよう
に、プラテン27が回転可能に設置されている。上記プ
ラテン27の上方には排出される用紙をガイドする用紙
排出ガイド29が設置されているとともに、その上方に
は排紙ローラ手段31が設置されている。上記用紙排出
ガイド29は、左右方向の中心部が最も下方に突出して
いて、その両側が傾斜した形状になっている。これは、
排出される用紙が詰まらないようにするためであり、用
紙の先端が用紙排出ガイド29の最も突出した中央部に
差し掛かれば、後は、両側が傾斜部となっているので、
引っ掛かることなく円滑に排出されていく。上記排紙ロ
ーラ手段31は、シャフト33と、このシャフト33に
固着された任意個数(この実施例の場合には3個)の排
紙ローラ35とから構成されている。
【0020】上記排紙ローラ手段31の近傍の構成をさ
らに詳しく説明すると、図18に示すように、排紙経路
切換カバー37が設置されている。この排紙経路切換カ
バー37は、左右両端を回動可能に支持されていて、図
18に示すような位置に回動することにより、用紙を手
前側の排紙スタッカ7上に排出させる。これに対して、
図18に示す状態から排紙経路切換カバー37を図中反
時計方向に回動させて、図2に示すような状態にした場
合には、用紙を後方の別の排紙スタッカ39側に排出さ
せることができる。すなわち、排紙経路切換カバー37
の内側には複数個のリブ37aが設けられていて、図1
8に示すような状態では、排紙される用紙がこれら複数
個のリブ37aに案内されることにより、手前側の排紙
スタッカ7上に排出される。これに対して、図2に示す
ような状態にした場合には、排紙ローラ手段31の後方
に設けられた複数個の別のリブ41によって用紙が案内
されることになり、それによって、用紙は後方の排紙ス
タッカ39側に排出されることになる。
【0021】上記プラテン27の後方であって斜め下側
には、図15に示すようにピンチローラ部43が設置
されている。このピンチローラ部43は、連結部材45
とこの連結部材45を介して連結されたピンチローラ4
7a、47bとからなる構成を左右にそれぞれ1組ずつ
備えている。上記左右1組ずつの構成部分は図示しない
シャフトにより連結されている。そして、このような構
成のピンチローラ部43は、プラテン27に対して離接
可能に設置されている。すなわち、図1に示すように、
印字装置本体1の図中左側であって後方には切換レバー
49が設置されている。この切換レバー49を図1に示
すように、後方に回動保持した場合には、ピンチローラ
部43がプラテン27に接近した位置に配置され、切換
レバー49を手前に回動保持した場合には、ピンチロー
ラ部43がプラテン27より離間した位置に配置される
ことになる。そして、ピンチローラ部43をプラテン2
7に接近した状態が後述するASFによる単票紙印字モ
ードであり、ピンチローラ部43をプラテン27より離
間させた状態が後述するトラクタ手段を使用した連続紙
印字モードになる。
【0022】上記プラテン27の後方には、図8乃至図
10、及び、図15に示すように、連続紙52(図10
に示す)を供給するためのトラクタ手段51が着脱可能
に取付けられている。上記トラクタ手段51は、図11
に示すように、駆動シャフト55aと、シャフト55b
を備えていて、これら駆動シャフト55a、55bに
は、一対のトラクタ機構57a、57bが左右方向に移
動可能に取付けられている。又、トラクタ機構57a、
57bの間にはガイド部材59が取付けられているとと
もに、左右両端には、トラクタ手段51を着脱するため
の着脱操作部61a、61bが取付けられている。上記
トラクタ機構57aは、駆動プーリ63と、従動プーリ
65と、これら駆動プーリ63及び従動プーリ65に巻
回されたベルト67と、カバー69等から構成されてい
る。上記ベルト67には複数個の突起67aが所定ピッ
チで突設されている。尚、トラクタ機構57b側も同じ
構成になっている。一方、既に述べた連続紙52の左右
両端には、図2及び図10に示すように、複数個の孔5
2aが所定ピッチで形成されている。そして、連続紙5
2をトラクタ機構57a、57bに装着する場合には、
まず、カバー69を開放して(図10に示す状態)、連
続紙52の左右の孔52aをトラクタ機構57a、57
bのそれぞれのベルト67、67の突起67aに係合さ
せる。その状態でカバー69、69を閉じればよい。
【0023】上記着脱操作部61a、61bは次のよう
な構成になっている。着脱操作部61aは、フレーム7
1と、操作部材73とから構成されていて、これらフレ
ーム71と操作部材73は、図11に示すような位置関
係で取付けられる。その際、操作部材73側の弾性片7
3aが、フレーム71の突起71aと駆動シャフト55
a貫通用のボス部71bとの間に位置するように取付け
られる。又、フレーム71の先端部には、印字装置本体
1側に配設されたシャフト75に係合する係合凹部71
cが形成されている。又、操作部材73先端部には、図
17に示すように、係止軸部73bが取付けられてい
る。尚、着脱操作部61b側も同じ構成になっており、
図中同一部分には同一符号を付して示しその説明は省略
する。
【0024】そして、このような構成の着脱操作部61
a、61bを使用して、トラクタ手段51を印字装置本
体1側に対して着脱する場合には、次のようにして行う
ことになる。図16に示すように、まず、トラクタ手段
51の両端の着脱操作部61a、61bを左右それぞれ
の手で掴んで、図16中右上に仮想線で示すような状態
で、矢印aで示すように、トラクタ手段51を印字装置
本体1内に挿入していく。そして、図16中左側に仮想
線で示すように、フレーム71の係合凹部71cをシャ
フト75に係合させる。次に、トラクタ手段51をシャ
フト75を中心にして、矢印bで示すように、回動させ
ていく。その際、着脱操作部61a、61bのそれぞれ
の操作部材73、73の操作部73c、73cを押し付
けて、操作部材73、73を矢印c方向に回動させる。
この押し付け操作によって、操作部材73、73が、図
16中実線で示す状態から仮想線で示す状態に移行し、
操作部材73、73が印字装置本体1側の凹部77の底
部まで挿入される。その状態で、上記操作部73c、7
3cへの押圧操作を解除すると、操作部材73、73
が、それぞれの弾性片73a、73aの弾性復帰力によ
って逆方向に回動し、その係止軸部73b、73bが、
印字装置本体1側の係止部79に係合することになる。
これによって、トラクタ手段51の装着が完了する。こ
れに対して、トラクタ手段51を印字装置本体1側より
取り外す場合には、上記とは逆の手順で行うことにな
る。
【0025】次に、プラテン27及び排紙ローラ手段3
1を回転させるための駆動機構の構成を説明する。印字
装置本体1内であって図1中右側位置には、図12に示
すような歯車列の構成が設置されている。まず、サーボ
モータ81が設置されていて、このサーボモータ81の
出力軸81aにはギヤ83が固着されている。このギヤ
83にはギヤ85が噛合しており、このギヤ85には別
のギヤ87が同軸に取付けられている。上記ギヤ87に
は別のギヤ89、92がそれぞれ噛合している。上記ギ
ヤ89にはギヤ91、94が噛合していて、その内、ギ
ヤ91にはギヤ93が噛合しており、さらに、このギヤ
93にはギヤ95が噛合している。このギヤ95は前述
した排紙ローラ手段31のシャフト33の端部に固着さ
れている。つまり、上記ギヤ95を介してシャフト33
にサーボモータ81からの回転力が伝達する構成になっ
ている。
【0026】又、上記ギヤ94は後述するASF用のも
のであり、ギヤ94を介してASF側に回転力を伝達す
るものである。又、上記ギヤ92にはギヤ97が噛合し
ており、このギヤ97が前述したトラクタ手段51の駆
動シャフト55aに固着されている。つまり、このギヤ
97を介してサーボモータ81側の回転力がトラクタ手
段51側に伝達されるものである。尚、上記ギヤ97
は、前述した切換レバー49の切換操作に伴って、ギヤ
92に対する噛合関係を適宜解除される構成になってい
る。すなわち、切換レバー49を図1に示す単票紙印字
モード側に切換えた場合には、ギヤ97とギヤ92との
噛合関係は解除される。これに対して、切換レバー49
を連続紙印字モード側に切換えた場合には、ギヤ97が
ギヤ92に噛合するようになる。
【0027】次に、ASF99の構成について説明して
いく。本実施例の場合には、従来の印字装置とは異な
り、ASF99を印字装置本体1内に標準装備してい
る。すなわち、従来の印字装置の場合には、ASFが印
字装置に対して、上方に大きく突出した構造で着脱可能
に取付けられていて、あくまで、オプション装備となっ
ている。これに対して、本実施例の場合にはASF99
が印字装置本体1に対して完全に組み込まれた構成にな
っている。以下、詳細にその構成を説明していく。図1
5に示すように、まず、フレーム101があり、このフ
レーム101の内側には、図6に示すように、一対のス
タッカ103a、103bが左右方向に移動可能に設置
されている。単票紙106(図7に示す)はこれら一対
の用紙スタッカ103a、103b上に積層された状態
でセットされる。又、上記用紙スタッカ103a、10
3bに対向する側にはカバー105が回動可能に設置さ
れている。尚、このカバー105の反用紙スタッカ側の
面は、既に説明した排紙スタッカ39になっている。
【0028】又、図8に示すように、カバー105の内
側(用紙スタッカ103a、103b側)には、給紙ロ
ーラ手段107が設置されている。この給紙ローラ手段
107は、シャフト107aと、このシャフト107a
に取付けられた給紙ローラ107b、107b等から構
成されている。上記シャフト107aの端にはギヤ10
9が固着されていて、このギヤ109には別のギヤ11
1が噛合している。又、このギヤ111にはさらに別の
ギヤ113が噛合する関係にある。上記ギヤ113は、
ASF99が機能位置に回動することにより、図12に
示したギヤ94に噛合する関係にあり、それによって、
図12に示したサーボモータ81からの回転力が給紙ロ
ーラ手段107側に伝達されることになる。尚、上記カ
バー105であるが、単票紙106を用紙スタッカ10
3a、103b上にセットする場合には、これを開放す
る(図6に示す状態)。そうすることによって、用紙ス
タッカ103a、103bの給紙ローラ手段107側へ
の付勢が強制的に解除される。これに対して、単票紙1
06のセットを行った後は、カバー105を閉じる(図
7に示す状態)。それによって、用紙スタッカ103
a、103bの給紙ローラ手段107側への付勢が許容
され、セットされた単票紙10の最上位のものが給紙
ローラ手段107の給紙ローラ107bに圧接されるこ
とになる。
【0029】次に、ASF99を機能位置から退避位
置、又は、退避位置から機能位置へと移動させるための
構成について説明する。図15に示すように、ASF9
9のフレーム101の後端部は所定量だけ延長されてい
て回動アーム部101aとなっている。この回動アーム
部101aの先端には円弧状面115aを備えた第1係
止部115が突設されている。又、この第1係止部11
5の上には別の第2係止部117が突設されている。こ
の第2係止部117は、第1係止部115とは直交する
方向に円弧状面117a、117bを備えており、又、
これら円弧状面117a、117bと直交する他の二つ
の面はガイド面117c、117dとなっている。一
方、印字装置本体1側であるが、まず、鉛直方向に沿っ
て形成された着脱用案内溝119が形成されている。こ
の着脱用案内溝119の下部は所定量だけ拡開されてい
て、ASF99の回動をガイドする案内部121になっ
ている。
【0030】又、ASF99のフレーム101の先端部
には、係合凹部123が形成されていて、この係合凹部
123が印字装置本体1側のシャフト125に係合する
関係にある。又、上記係合凹部123の下方には弾性片
127が突設されていて、上記係合凹部123がシャフ
ト125に係合する場合には、上記弾性片127を僅か
に弾性変形させることになり、それによって発生する弾
性復帰力によって、上記係合凹部123とシャフト12
5との係合状態が保持されるものである。尚、上記フレ
ーム101の後端部の構成と先端部の構成は、左右両側
に同じように設けられている。又、ASF99には給紙
用のガイド129が着脱可能に取付けられるようになっ
ている。
【0031】そして、ASF99が機能位置にあるとき
には、図15中実線で示すような状態にある。この場合
には、係合凹部123がシャフト125に係合した状態
にあり、その状態は弾性片127の弾性復帰力によって
保持されている。このような状態では、図7に示すよう
に、単票紙106を使用した状態であり、単票紙106
が給紙ローラ手段107によって一枚ずつ供給されてい
く。このような状態から連続紙を装着する場合には、図
15に示すように、ASF99を図中右側(後方)に回
動させて退避位置に退避させた状態とする。その状態を
図15中仮想線で示す。上記ASF99の後方への回動
に際しては、第1係止部115の円弧状面115aと案
内部121の円弧状面とが摺接することになる。そし
て、ASF99が図中仮想線で示す位置まで回動する
と、第2係止部117のガイド面117cが案内部12
1の側面に衝突し、それによって、ASF99のそれ以
上の後方への回動は規制されるとともに、その位置が保
持されることになる。
【0032】図15に示す状態を印字装置の全体構成と
してみると、図9に示すようなものとなる。すなわち、
ASF99の退避位置への回動によって、トラクタ手段
51の上方が開放されて作業空間が形成されることにな
る。このような作業空間を利用して、連続紙52のトラ
クタ手段51への装着作業を行う。すなわち、トラクタ
機構57a、57bのカバー69、69をそれぞれ開放
し、その下に隠れているベルト67、67を露出させ
る。そこに連続紙52の先端部を載置して、連続紙52
の左右の孔をベルト67の突起67aに嵌合させる。そ
れが図10に示す状態である。その状態で、上記カバー
69、69を閉じる。これで、連続紙5の装着が完了
する。後は、ASF99を元の機能位置に戻すととも
に、切換レバー49を操作して、ピンチローラ部43を
プラテン27より離間させるとともに、図12に示した
ギヤ97をギヤ92に噛合させる。これによって、連続
紙52が使用できる状態に切換わったことになる。
【0033】尚、ASF99を退避位置に退避させた図
9に示す状態では、トラクタ手段51の上方に大きな作
業空間が形成されるので、上記したような連続紙52の
トラクタ手段51への装着作業はもとより、トラクタ手
段51そのものの着脱作業をも行うことができる。トラ
クタ手段51の着脱作業については前述した通りであ
り、図16に示した手順にしたがって行われる。又、A
SF99の印字装置本体1に対する着脱は次のようにし
て行われる。すなわち、図15において、ASF99を
退避位置より若干量だけ機能位置側に回動させる。それ
によって、第2係止部117のガイド面117c、11
7dが印字装置本体1側の着脱案内溝119に対して
平行な状態となり、かつ、着脱案内溝119を通過可
能な状態となる。その状態で、ASF99を図中上方に
上げれば、ASF99を印字装置本体1より取り外すこ
とができる。尚、ASF99を印字装置本体1に装着す
る場合には上記とは逆の手順で行えばよい。
【0034】以上本実施例によると次のような効果を奏
することができる。まず、ASF99を、フレーム10
1のアーム部101aに設けられた第1係止部115及
び第2係止部117、及び、印字装置本体1側に設けら
れた案内部121とからなる回動中心部を中心にして前
方から後方に向かう軌道に沿って回動させるだけで、機
能位置から退避位置、又は、退避位置から機能位置に移
動させることができるとともに、それぞれの移動位置が
確実に保持されるように構成されている。よって、従来
の完全な着脱方式に比べると、各種の作業、例えば、ト
ラクタ手段51への連続紙52の装着作業、トラクタ手
段51自体の着脱作業が簡単になった。又、図21及び
図22に示すような従来例の場合には、支持レバー21
3の操作が煩雑であるという問題があったが、この実施
例の場合には、そのような煩雑な操作は一切不要であっ
て、単に、ASF99を前方から後方へ、又は、後方か
ら前方へ回動させるだけでよく、作業が極めて簡単にな
った。又、図21及び図22に示す従来例の場合には、
連続紙の装着作業はできるものの、トラクタ手段自体の
着脱を可能にするだけの作業空間は形成されないように
なっているが、本実施例の場合には、ASF99を後方
に回動させて退避位置に位置させることにより、大きな
作業空間を提供することができ、既に述べたように、ト
ラクタ手段51自体の着脱作業が可能になるものであ
る。又、ASF99を退避位置に退避させることによ
り、使用者が位置している印字装置の前面側に作業空間
が確保されるので、使用者はそのままの状態で、連続紙
52のトラクタ手段51への装着作業をおこなうことが
でき、図21及び図22に示すもののように、ASFの
側方よりトラクタ手段を覗きながら作業を行うといった
こともなくなる。
【0035】又、ASF99の機能位置から退避位置へ
の移動軌跡が、単票紙106の供給方向線に沿った方向
になっているので、仮に、一枚の単票紙106の一部が
プラテン27側に巻き付けられた状態で、ASF99を
機能位置から退避位置に回動させたとしても、その単票
紙106には給紙方向に沿った逆向きの力が作用するだ
けである。よって、ASF99からの単票紙106の引
抜力を弱く設定しておけば、ASF99を退避位置に退
避させても、単票紙106はそのままの状態で保持され
る。したがって、その単票紙106が損傷したり、AS
F99の退避動作が損なわれたりすることもない。尚、
ASF99を印字装置本体1より完全に取り外すことが
できることは勿論であり、その作業も極めて簡単である
ので、ASF99の保守・点検作業も簡単である。
【0036】次に、図19を参照して第2実施例を説明
する。この実施例の場合には、ASF99をリンク機構
によって機能位置(図中仮想線で示す)と退避位置(図
中実線で示す)との間で移動可能に構成したものであ
る。まず、ASF99のフレーム101の左右両側部に
おいて、リンク部材131、133の一端がそれぞれ回
転可能に連結されている。尚、図ではフレーム101の
左右両側部の一方のみを示しており、同様の構成のもの
が反対側にも設けられているものとする。上記リンク部
材131、133の他端は、印字装置本体1側に連結さ
れている。又、リンク部材131には係止部131aが
設けられていて、この係止部131aが印字装置本体1
側に突設された位置決めピン135に係合するようにな
っている。上記係止部131aは位置決めピン135に
対して弾力をもった状態で係合するようになっている。
そして、ASF99をリンク部材131、133を介し
て回動させて退避位置に位置させた場合に、係止部13
1aが位置決めピン135に係合することになり、それ
によって、ASF99の退避位置が保持されることにな
る。これに対して、ASF99の機能位置における位置
保持機構は前記第1実施例の場合と同じであり、図中同
一符号を付して示す。このように、この実施例の場合に
も、極めて簡単な操作によって、ASF99を機能位置
から退避位置、退避位置から機能位置へと移動させてそ
の位置を保持することができ、よって、同様の効果を奏
することができる。尚、図では、ASF99を退避位置
に退避させた場合にも、トラクタ手段51の上方にAS
F99の一部が差し掛かっているような状態になってい
るが、それでも各種作業を行うだけの充分な作業空間を
確保できることはもとより、リンク機構を改良して、退
避位置をさらに後方に回動させた位置に設定することに
より、より充分な作業空間を確保することができる。
【0037】次に、図20を参照して第3実施例を説明
する。前記第1実施例及び第2実施例の場合には、AS
F99を機能位置から退避位置に移動させる構成とし
て、ASF99を回動させるように構成しているが、こ
の実施例の場合にはASF99をスライドさせることに
より、機能位置から退避位置に又は退避位置から機能位
置に移動させるようにしたものである。まず、ASF9
9のフレーム101の左右両側部にはガイド溝(又は切
欠部)141a、141bが形成されている。一方、印
字装置本体1側には上記ガイド溝141a(141b)
に係合するガイドピン143a、143bが突設されて
いる。そして、上記ガイド溝141a(141b)とガ
イドピン143a、143bを摺動接触させながら、
SF99をスライドさせることになる。
【0038】次に、ASF99を機能位置(図中仮想線
で示す)までスライドさせて、そこに位置保持するため
の構成は、前記第1及び第2実施例の場合と同様であ
り、図中同一符号を付して説明は省略する。一方、AS
F99を退避位置に位置保持するための構成は次のよう
になっている。ASF99のフレーム101の底部の左
右両側に凹部145が形成されている。又、印字装置本
体1側には位置決めピン147が弾性部材149によっ
てASF99側に付勢された状態で取付けられている。
そして、上記位置決めピン147が凹部145に係合す
ることにより、ASF99を退避位置に位置保持するも
のである。よって、この実施例の場合にも前記第1及び
第2実施例と同様の効果を奏することができる。
【0039】尚、本発明は前記各実施例に限定されるも
のではない。ASF99を機能位置と退避位置との間で
移動させる構成は、前記各実施例による構成に限定され
ず、要は、簡単な操作によってASF99をトラクタ手
段51の着脱が可能になる作業空間を提供できる退避位
置に移動させることができ、しかも、その移動軌跡がA
SF99による給紙方向線に略沿ったものであればよ
い。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように本発明による印字装
置によると、自動給紙手段を機能位置と上記トラクタ手
段の着脱が可能になるような作業空間を形成し得る退避
位置との間で直線的にスライド可能に設置し、その際、
その移動軌跡が自動給紙手段による単票紙の給紙方向線
に略沿ったものとしている。よって、自動給紙手段を退
避位置に退避させることにより、トラクタ手段の着脱が
可能になるような作業空間が形成され、該作業空間を利
用して、トラクタ手段に連続紙を装着したり、保守・点
検等のために、トラクタ手段を着脱したりすることが可
能になり、その際、トラクタ手段を連続紙の供給が可能
な所定位置に置いたままでよく、従来のように煩雑な作
業を何ら要することなく極めて簡単な作業で済む。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図で印字装置の全体
構成を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す図で給紙ガイドの着
脱構造を示すとともに印字装置の全体構成を示す斜視図
である。
【図3】本発明の第1実施例を示す図でカバーの着脱の
様子を示すとともに印字装置の全体構成を示す斜視図で
ある。
【図4】本発明の第1実施例を示す図でカバーを開いた
状態の印字装置の全体構成を示す斜視図である。
【図5】本発明の第1実施例を示す図で印字装置の内部
の構成を示す斜視図である。
【図6】本発明の第1実施例を示す図でASFのカバー
を開いた状態の構成を示す印字装置の斜視図である。
【図7】本発明の第1実施例を示す図でASFを使用し
て単票紙に印字を施す場合の様子を示す印字装置の斜視
図である。
【図8】本発明の第1実施例を示す図でASFを退避位
置に退避させた状態でトラクタ手段の取付構造を示す印
字装置の斜視図である。
【図9】本発明の第1実施例を示す図でASFを退避位
置に退避させた状態を示す印字装置の斜視図である。
【図10】本発明の第1実施例を示す図でASFを退避
位置に退避させた状態でトラクタ手段に連続紙を装着し
た様子を示す印字装置の斜視図である。
【図11】本発明の第1実施例を示す図でトラクタ手段
の構成を示す分解斜視図である。
【図12】本発明の第1実施例を示す図で駆動手段の歯
車列の構成を示す図である。
【図13】本発明の第1実施例を示す図でキャリッジを
駆動させる駆動部の構成を示す側面図である。
【図14】本発明の第1実施例を示す図でキャリッジを
駆動させる駆動部の構成を示す平面図である。
【図15】本発明の第1実施例を示す図でASFを機能
位置から退避位置又は退避位置から機能位置へと回動さ
せる様子を示す側面図である。
【図16】本発明の第1実施例を示す図でトラクタ手段
を着脱するための構成を示す側面図である。
【図17】本発明の第1実施例を示す図で図16のXV
II−XVII矢視図である。
【図18】本発明の第1実施例を示す図で排紙ローラ手
段及びその近傍の構成を示す印字装置の一部斜視図であ
る。
【図19】本発明の第2実施例を示す図でASFをリン
ク機構によって機能位置から退避位置又は退避位置から
機能位置へと回動させる様子を示す側面図である。
【図20】本発明の第3実施例を示す図でASFをスラ
イド機構によって機能位置から退避位置又は退避位置か
ら機能位置へと移動させる様子を示す側面図である。
【図21】従来例を示す図で印字装置の一部側面図であ
る。
【図22】従来例を示す図で印字装置の一部側面図であ
る。
【符号の説明】
1 印字装置本体 51 トラクタ手段 52 連続紙 99 ASF(自動給紙手段) 101 ASFのフレーム 106 単票紙 115 第1係止部 117 第2係止部 119 着脱用案内溝 121 案内部 123 係合凹部 125 シャフト 127 弾性片

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 印字装置本体内であって該印字装置本体
    に対して連続紙を供給可能な所定位置に着脱可能に装着
    されるトラクタ手段と、 上記印字装置本体内に設けられた単票紙用の自動給紙手
    段と、 を具備し、 上記自動給紙手段は、上記印字装置本体の前面下方側で
    あって、上記トラクタ手段を印字装置本体内の所定位置
    に装着したままの状態で、単票紙を保持してこれを上記
    印字装置本体内に供給可能な機能位置と印字装置本体の
    後方上側の退避位置との間で直線的にスライド可能に設
    けられ、 上記自動給紙手段が機能位置から退避位置へ移動し始め
    る際の移動軌跡は自動給紙手段による単票紙の給紙の方
    向に略沿ったものであり、 上記自動給紙手段を上記トラクタ手段を印字装置本体内
    の所定位置に装着したままの状態で退避位置まで移動さ
    せることにより、上記トラクタ手段の所定位置に対する
    着脱及び所定位置に装着されているトラクタ手段に対す
    る連続紙の着脱が可能になるような作業空間をトラクタ
    手段の上方であって印字装置本体の前面側に形成するよ
    うにしたことを特徴とする印字装置。
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