JPH09131637A - アタッチメント及びアタッチメントの割出し方法並びに自動工具交換装置 - Google Patents
アタッチメント及びアタッチメントの割出し方法並びに自動工具交換装置Info
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- JPH09131637A JPH09131637A JP7313453A JP31345395A JPH09131637A JP H09131637 A JPH09131637 A JP H09131637A JP 7313453 A JP7313453 A JP 7313453A JP 31345395 A JP31345395 A JP 31345395A JP H09131637 A JPH09131637 A JP H09131637A
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Abstract
てアタッチメント本体が主軸頭に簡単にクランプ出来る
アタッチメントを提供する。 【解決手段】 アタッチメント本体26の中心に軸承さ
れた工具主軸回転用ベベルギヤ36と主軸22に装着さ
れるアタッチメントのシャンク30前面より突出しベベ
ルギヤ36の中心に挿通されたスプライン軸34との間
に皿ばね39を介装させ、コレット25によりシャンク
30を引上げるとき、この皿ばね39を圧縮しばねの弾
撥力によってアタッチメント本体26を主軸ラム7の端
面に設けたカップリング21とアタッチメント本体26
のカップリング29を噛み合わせ主軸テーパ穴へのシャ
ンクの固定とアタッチメントの主軸頭への固定を一動作
で行う。このためクランプのための特別の部材が不必要
となった。
Description
主軸頭先端に取り付けるアタッチメントとそのアタッチ
メントを工具とともに自動交換する交換アームを有する
自動工具交換装置及びアタッチメント割出し方法に関す
るものである。
り、工具マガジンに収容することができず、工具マガジ
ンとは別に置台を設けており、主軸頭に装着する場合に
は主軸頭が置台の位置まで移動して装着を行っていた。
そして主軸頭への装着時には図5に示すようにアタッチ
メントに設けた大径カップリング81の顎部42に、主
軸頭側の流体圧シリンダ装置のピストン83先端の断面
L形鉤部84を係合させ、ピストン83により引上げて
クランプするものが知られていた。
溝を有し、工具マガジンに収納されて工具交換用アーム
にて把持されて主軸先端に取り付けられているアタッチ
メントも知られていた。このものは主軸先端に装着時に
本体外周ケース部が主軸頭のピン穴と係合する等の手段
で回り止めされ、主軸の回転がケース内部に取り付けら
れている工具主軸に伝達されるものである。そのため従
来の交換アームとしては通常の工具交換アームのみであ
った。
型アタッチメントは主軸頭側に油圧シリンダを配置し油
圧配管を必要とするため構造が複雑となり、また配管設
備を必要とし高価になるという問題を有していた。また
アタッチメントの交換には別の置台を設ける必要から設
置場所を必要とし干渉等制限を受ける。このアタッチメ
ントの交換に自動工具交換アームを共用しようとすると
交換アームの把持部部分の寸法が、工具と同じ寸法のア
タッチメントしか交換できないという問題がある。さら
にアタッチメントを主軸装着位置で交換アームで掴んで
自動割出しを行おうとしても、交換アームに付いてい
る、工具回り止め用の爪が邪魔になり自動割出しができ
ないなどの問題がある。したがって通常の工具と同一寸
法の把持用V溝を有したアタッチメントでは、全体の寸
法に制限を受けて内部構成要素がそれぞれ小形になり、
加工能力の小さなアタッチメントになるという問題を有
していた。
で多面加工を行うには、 (1)工具マガジンに種々の方向を向いたアタッチメン
トを準備する。 (2)主軸側に割り出し装置を設ける。 (3)アタッチメント置台を設けて、割出しを行う。 などの必要があった。
点に鑑みなされたものであり、その目的とするところ
は、主軸頭に取り付けるに際し、油圧ピストン等の特別
の装置を用いることなく、簡単に自動的にクランプ出来
るアタッチメントを提供しようとするものである。また
他の目的は、通常の工具はもちろんのこと、通常の工具
とは異なる大きな寸法のアタッチメントをも搬送可能な
交換装置を提供しようとするものである。また他の目的
は、主軸位置において交換アームに支えれられた状態で
自動的にアタッチメントの割出しを行う方法を提供しよ
うとするものである。
は、主軸中心に挿通したドローバでコレットを介して工
具を引き上げるマシニングセンタのような工作機械の主
軸の軸線に対して一定角度をなす工具主軸を有し工具と
同様に主軸頭の先端に嵌着されて切削加工を行うアタッ
チメントであって、上端面に主軸頭下端面に設けた大径
の第1カップリングに噛合う相手方第1カップリングと
該相手方第1カップリングの内側同心の小径の第2カッ
プリングを設けたアタッチメント本体と、該アタッチメ
ント本体中心に軸承されたスリーブを有する工具主軸を
回転させる歯車と、後端中心にコレットで把持されるプ
ルスタッドを取り付け前端中心に前記歯車のスリーブに
軸方向のみ移動可能で一体回転可能に嵌挿される小径軸
を突出しフランジ部には前記主軸前端面に植設したドラ
イブキーと係合する切欠を有すると共に前記第1カップ
リングが噛合っていないときには前記第2カップリング
と噛合う相手方第2カップリングを有し前記主軸先端テ
ーパ穴に装着されるシャンク部材と、該シャンク部材の
小径軸と前記歯車との間に介挿され前記フランジ部の相
手方第2カップリングと前記アタッチメント本体の第2
カップリングとが噛合う方向に常時付勢している弾機部
材とを備え、アタッチメントが主軸に装着されていない
ときには第2カップリングが噛み合いアタッチメントが
主軸に引上げ嵌着されたとき第1カップリングが噛み合
うようになしたものである。
よれば通常の工具取り付けのように、主軸内のコレット
にてプルスタッドを把持して引上げるだけで、弾機部材
によってアタッチメントの大径の第1カップリングが主
軸頭先端の大径の第1カップリングに強力に自動的に押
し付けられてクランプされることになる。
軸装着位置にて回転割出しさせる方法であって、アタッ
チメント外周のV形溝を形成しておき、この溝を支持ア
ームの引抜き位置を制御できる工具交換装置の交換アー
ムの回り止めのないグリッパにて把持し、コレットによ
るプルスタッドのクランプを解除し、交換アームにてア
タッチメント本体を主軸頭から引き離す方向に移動さ
せ、シャンク部材のフランジの切欠きと主軸に植設した
ドライブキーが係合状態において主軸頭とアタッチメン
トの双方に設けた第1カップリングの噛み合いを解除す
るとともに弾機部材の弾撥力によってアタッチメント本
体とシャンク部材のフランジとに設けた第2カップリン
グを噛み合わせ、主軸を回転させることによってグリッ
パ内にはアタッチメント本体を主軸軸線まわりに回転さ
せ、工具主軸の方向を割出すようにしたものである。
にてアタッチメントを支えて、主軸を回転させるのみで
アタッチメントの割出しが完了するので特別の装置を必
要とせず簡単に割出しを行うことが出来る。
有し、主軸との間で工具を交換するための工具交換アー
ムを有するNC工作機械において、前記工具マガジンに
は工具とともに工具交換アームの把持溝を有するアタッ
チメントをも貯蔵し、前記工具交換アームには工具把持
部と前記アタッチメント把持部が工具交換アーム軸に対
し各々略対称位置に一対ずつ設けられ、工具交換アーム
が工具交換アーム軸の軸線方向に進退位置決め可能且つ
前記軸線まわりで少なくとも工具把持部とアタッチメン
ト把持部とが交換位置に割出し旋回位置決め可能に設け
られており、NCの指令で工具把持部又はアタッチメン
ト把持部が選択割出しされ一つの交換アームで工具とア
タッチメントの交換を行うものである。
少なくとも一つのアタッチメント把持部のアタッチメン
ト回り止めの作用を行う爪を格納可能又は取り除いて、
NCの指令で工具把持部又はアタッチメント把持部が選
択割出され一つの交換アームで異なる種類を行うことが
できるとともにアタッチメント外筒に把持用溝を形成し
た請求項1のアタッチメントを主軸に装着した状態で工
具主軸の方向を割出すこともできるものである。
によればアタッチメント用グリッパを備えているので通
常の工具のシャンクと同じ寸法で大きなアタッチメント
をも自動交換することができる。
もとづき説明する。図1はマシニングセンタの外観図、
図2はマシニングセンタの工具マガジンと交換アームの
説明図、図3はアタッチメントを主軸頭に取り付けた状
態を示す断面図、図4は交換アームユニットの正面断面
図である。
設置されたベッド1上にテーブル2がX軸(前後)方向
に移動位置決め可能に載置されている。ベッド1両脇の
床上にコラム3が立設され、コラム3上にトップビーム
4が固着されている。コラム3は前面にW軸(上下)方
向の案内を有し、このW軸案内上にクロスレール5が移
動位置決め可能に取り付けられている。クロスレール5
は前面にY軸(左右)方向の案内を有し、このY軸案内
上に主軸頭6が移動位置決め可能に載架され、主軸頭6
に主軸ラム7がZ軸(上下)方向に移動位置決め可能に
設けられている。
脱可能に取り付けられる左側コラム3の左端に工具とと
もにアタッチメントが収納可能な工具マガジン装置9が
配設されている。クロスレール5の左下部に水平面内に
おいて工具マガジン側と主軸側に旋回,アーム旋回軸を
水平・垂直に旋回及び水平直線移動可能に交換アームユ
ニット11が設けられている。交換アームユニット11
は把持径の異なる工具のV字形の把持溝とアタッチメン
トのV字形の把持溝に対応する工具用グリッパA1,A
2及びアタッチメント用グリッパB1,B2を中心対称
に有するツインアーム形の複合交換アーム12を、NC
で旋回中心軸52のまわりで旋回割出し可能かつ旋回中
心軸方向に移動位置決め可能に有している。
工具以外に通常の工具のシャンクと寸法が同じで大きな
アタッチメント8が混在して収容されている。工具マガ
ジン9と主軸頭6との間で工具及びアタッチメント8を
搬送する旋回割出し,軸方向移動可能な交換アームユニ
ット11には、通常の工具を交換するときに用いる中心
対称の一対の工具交換用グリッパA1,A2以外に、通
常の工具とは異なる把持寸法のアタッチメント8を交換
搬送するときに用いるアタッチメント交換用グリッパB
1と、アタッチメント8を主軸頭6の位置で回転割出し
させるときに用いるアタッチメント割出し用グリッパB
2とが中心対称に一対として形成された合計4個のグリ
ッパを有する複合交換アーム12が設けられている。
には把持工具,アタッチメントの脱落を防止する開閉す
る補助フィンガが設けられている。一対の工具交換用グ
リッパA1,A2及びアタッチメント交換用グリッパB
1には工具及びアタッチメント8が搬送時に位置ずれを
おこさないようそれぞれに回り止め用の爪14が設けら
れている。
2にはグリッパ内にてアタッチメント全体を回転させる
必要から、回り止め用の爪は取り付けられていなくて、
補助フィンガがアタンチメント把持時強く締めつけない
ように構成されている。図3において主軸頭6内には主
軸軸線方向に移動可能に主軸ラム7が設けられていて、
この主軸ラム7の前端面にはアタッチメント8を固定す
る大径のカップリング21が備えられている。
が軸受23によって回転可能に支承されている。主軸2
2の貫通穴22a先端は工具のシャンク部を受け入れ可
能なテーパに形成されている。また主軸22の貫通穴内
には軸線方向に移動可能に図示しない流体圧シリンダ装
置で作動するドローバー24が挿通されており、このド
ローバー24の先端と係合可能で工具シャンク部に固着
のプルスタッド31を把持するコレット25が介装され
ている。
の工具の把持用V形溝とは異なる寸法の把持用V形溝2
6aが削設されていて、アタッチメント用グリッパB
1,B2を受け入れる。更にこのV形溝26aにはアタ
ッチメント交換用グリッパB1の爪14と係合するキー
溝27が削設されている。またアタッチメント8の本体
26の主軸ラム7と相対する面には主軸ラム7の下面に
設けた大径のカップリング21と噛合う大径カップリン
グ29が取り付けられている。アタッチメント8は主軸
頭6に取り付け時、主軸22のテーパ穴22bにはまり
合うシャンク部30とドローバー24に係止するコレッ
ト25に把持されるプルスタッド31を有している。
上述の大径カップリング29より内側で同心の小径カッ
プリング33が刻設されている。シャンク部30の前面
中心には一体に先端部を小径37としたスプライン軸3
4が突設されていて、アタッチメント本体26中心に軸
受35によって回転可能に支承されているベベルギヤ3
6のスリーブ軸の雌スプラインとスプライン嵌合されて
いる。そしてこのベベルギヤ36とスプライン軸34の
小径部37の先端に嵌められナットで止められたカラー
38との間に介装された皿ばね39によって、べべルギ
ヤ36及びアタッチメント本体26とシャンク部30及
びスプライン軸34とは常に近づく方向に突張状態に付
勢されている。
ト本体26の面にはフランジ32の下面に刻設した小径
カップリング33との噛み合う小径カップリング40が
取り付けられている。大径カップリング21,29の噛
み合い位置と小径カップリング33,40の噛み合い位
置とは段差を有していて、アタッチメントの主軸装着時
に大径カップリングが噛み合っているとき小径カップリ
ングは噛み合わない。アタッチメント本体26内にはベ
ベルギヤ36と噛み合うベベルギヤ41を有する工具主
軸42が主軸22の軸線と一定の角度をなして軸受43
によって回転可能に支承されている。工具主軸42の主
軸とのなす角度は本実施例では直角であるがこれに限定
されるものではない。
を工具に確実に伝えるためにドライブキー44が取り付
けられていて、シャンク部30のフランジ32に削設さ
れたキー溝45と嵌合可能である。そしてプルスタッド
31がコレット25から解放され、皿ばね39によって
シャンク部30がアタッチメント本体26の方に近づき
小径カップリング33,40が噛み合った後、アタッチ
メント本体26が主軸ラム7から離されて大径カップリ
ング21,29が噛み合いを解除して、両カップリング
21,29の両先端間にわずかの隙間が出来た場合に
も、ドライブキー44はフランジ32のキー溝45とま
だ係合状態を保つことができるよう主軸軸線方向に長く
伸びている。
る交換アームユニット11を図4にもとづき説明する。
ユニット本体51には中空の旋回中心軸52が軸受5
3,54により回転可能に支持されていて、長手過半分
が本体51より突出し、中心穴先端部にめすスプライン
55が嵌着されている。
が軸方向移動可能に嵌合されていて、中空軸56の先端
に固着の蓋57にスプライン軸58の先端が固着され、
スプライン軸58はめすスプライン55と係合されてい
る。中空軸56には本体寄り位置に前述の複合交換アー
ム12が固着されている。
にNC制御の抜き差し用サーボモータ62と旋回用サー
ボモータ63が固着されている。抜き差し用サーボモー
タ62の出力軸62aにはプーリ64が嵌着されてい
て、ボールねじ60の端部に嵌着されるプーリ65との
間にシンクロベルト66が張設されている。
はプーリ67が嵌着されていて、旋回中心軸52とスプ
ライン軸58との減速器72,継手73を介して連結さ
れているアーム駆動軸68の端部に嵌着されるプーリ6
9と、前記プーリ67との間にシンクロベルト71が張
設されている。そして抜き差し用サーボモータ62,旋
回用サーボモータ63にはそれぞれ軸方向位置を検出す
る角度検出器77,旋回角度を検出する角度検出器87
が組み込まれている。
れるボールねじ60にはボールナット74が螺合されて
いて、ボールナット74に本体51に軸方向移動可能に
支持されている抜き差し用案内軸75の後端が図示しな
い連結金具を介して固着され、案内軸75の先端が中空
軸56の外周に係合されている抜き差し用ブラケット7
6に固着されている。
アタッチメント8が工具マガジン9内に収容されている
ときには皿ばね39によってシャンク部30とアタッチ
メント本体26とは近づいて小径カップリング33,4
0が噛み合った状態を保ち、これによってシャンク部3
0はアタッチメント本体26に対し回転することが出来
ない。従って工具主軸42もアタッチメント本体26に
対して回転させられることがなく、工具主軸42のキー
位置はシャンク部30のフランジ32キー溝と一定位置
関係を保つことが出来る。
出して搬送するときには交換アームユニット11の複合
交換アーム12のアタッチメント交換用グリッパB1に
よってアタッチメント本体26のV形溝26aを把持す
るが、このときグリッパB1の爪14がV形溝26a部
分に削設されたキー溝27に係合してグリッパB1内で
のアタッチメント8の位置ずれを防ぐ。このためシャン
ク部30のフランジ32キー溝45が位置ずれすること
なく主軸部まで搬送されることになり、主軸22のドラ
イブキー44に正しくフランジ32のキー溝45を係合
させることが出来る。
ると、シャンク部30が主軸22の先端テーパ穴内22
bに挿入され、流体圧シリンダ装置でドローバー24が
引かれ主軸22の後方へ引き上げられ、プルスタッド3
1がコレット25により把持される。このとき途中まで
はアタッチメント本体26も皿ばね39を介して共に引
上げられるが、アッタチメント本体側の大径カップリン
グ29が主軸ラム7の端面に設けた大径カップリング2
1と噛み合う。このためアタッチメント本体26は固定
され引上げは阻止される。
られて、シャンク部30,フランジ32が共に引上げら
れるとスプライン軸34先端の小径部37に取り付けた
カラー38によって皿ばね39が圧縮される。アタッチ
メント本体26の大径カップリングの噛み合いで固定さ
れているので小径カップリング33,40の噛み合いは
解除される。
ーパ穴22b内面に圧着されることによって引上げは完
了する。このとき皿ばね39は圧縮され撓まされている
ため、ばね力がベベルギヤ36,軸受35を伝わって大
径カップリング29と21の接触面に加えられ、アタッ
チメント本体26を主軸ラム7に強く圧着することにな
る。従って油圧機構等他の要素を必要とせず自動的にク
ランプ出来るものである。
について説明する。主軸頭6と交換アームユニット11
とが工具交換位置に位置決めされNC装置の指令によっ
て旋回用サーボモータ63を駆動して複合交換アーム1
2を旋回させ回り止めキーのないアタッチメント割出し
用グリッパB2によってアタッチメント本体26のV形
溝26aを把持する。
により引上げられていたドローバー24を前進させ、コ
レット25によるプルスタッド31の把持を解除する。
同時にNC装置の指令で抜き差し用サーボモータ62を
駆動してボールねじ60を回転させ複合交換アーム12
を主軸軸線方向に第1段抜き動作で移動させて大径カッ
プリング21,29の噛み合いをはずす。このとき移動
距離は大径カップリング21,29の互いの先端がわず
かに隙間を有する距離迄とする。シャンク部30は皿ば
ね39によってアタッチメント本体26に引き寄せら
れ、小計カップリング33,40が噛み合う。
ライブキー44は、まだフランジ32のキー溝45と係
合した状態を保っている。この状態で主軸22をNCの
指令で図示しないサーボモータにより所定角度回転させ
れば、ドライブキー44,フランジ32,小径カップリ
ング33,40,アタッチメント本体26と回転が伝達
されて、グリッパB2内においてアタッチメント8全体
が割出しされるものである。
を駆動して複合交換アーム12,グリッパB2を第1段
差し動作で主軸頭6の方に移動させて、大径カップリン
グ21,29を噛み合わせ、ドローバー24を流体圧シ
リンダ装置で引上げてコレット25によりプルスタッド
31を把持クランプすれば、アタッチメント8が主軸頭
6に再び取り付けられることになり、小径カップリング
33,40の噛み合いが外れ、切削加工を再開すること
が出来る。
タッチメント交換用グリッパB1の回り止め用の爪14
をグリッパ内において油圧ピストンや電磁式ソレノイ
ド、カム等によって出し入れ可能とすれば、アタッチメ
ント交換用グリッパB1でアタッチメント割出し用グリ
ッパB2を兼用させることが可能となる。その他に複合
交換アーム12のアタッチメント割出し用グリッパB2
の内周には、アタッチメントの回転をスムーズにさせる
ために複数個のローラを取り付けることもできる。
で次に記載する効果を奏する。請求項1は、アタッチメ
ント本体内に皿ばねを組み込んで、シャンク部とアタッ
チメント本体とを常に近づく方向に付勢されているの
で、主軸頭にアタッチメントを取り付けるときの工具を
引上げクランプする動作を利用して皿ばねを撓ませ皿ば
ねの弾撥力によりアタッチメント本体を主軸ラムに強力
に圧着することが出来て、他の押圧クランプ手段を用い
ることなく、自動の一動作でクランプすることが可能と
なった。
交換アームの回り止めキーのないアタッチメント用把持
部でアタッチメントを把持し、主軸頭とアタッチメント
本体とのカップリングを外しシャンク部と本体とのカッ
プリングの噛み合い状態で、アタッチメントを主軸頭か
ら切り離した状態においてもまだ主軸先端のドライブキ
ーの係合状態が保たれるようになしたので、複合交換ア
ームのグリッパによりアタッチメントを把持した状態で
主軸の回転によりアタッチメントの割出しが可能とな
り、特別の装置を用いることなく簡単に能率的に割出し
が出来るようになった。
ッチメントで把持部寸法が大径にもかかわらず、交換ア
ームにアタッチメント用グリッパを併設させたので、通
常の工具交換装置を用いて工具とアタッチメント交換が
出来るようになった。
し用を同一のグリッパにて行うため、交換アームのグリ
ッパによりアタッチメントを把持した状態で主軸の回転
によりアタッチメントの割出しが可能となり、特別の装
置を用いることなく簡単に能率的に割り出しが出来るよ
うになった。
ムの説明図である。
状態を示す断面図である。
けた状態を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 主軸中心に挿通したドローバでコレット
を介して工具を引き上げるマシニングセンタのような工
作機械の主軸の軸線に対して一定角度をなす工具主軸を
有し工具と同様に主軸頭の先端に嵌着されて切削加工を
行うアタッチメントであって、上端面に主軸頭下端面に
設けた大径の第1カップリングに噛合う相手方第1カッ
プリングと該相手方第1カップリングの内側同心の小径
の第2カップリングを設けたアタッチメント本体と、該
アタッチメント本体中心に軸承されたスリーブを有する
工具主軸を回転させる歯車と、後端中心にコレットで把
持されるプルスタッドを取り付け前端中心に前記歯車の
スリーブに軸方向のみ移動可能で一体回転可能に嵌挿さ
れる小径軸を突出しフランジ部には前記主軸前端面に植
設したドライブキーと係合する切欠を有すると共に前記
第1カップリングが噛合っていないときには前記第2カ
ップリングと噛合う相手方第2カップリングを有し前記
主軸先端テーパ穴に装着されるシャンク部材と、該シャ
ンク部材の小径軸と前記歯車との間に介挿され前記フラ
ンジ部の相手方第2カップリングと前記アタッチメント
本体の第2カップリングとが噛合う方向に常時付勢して
いる弾機部材とを備え、アタッチメントが主軸に装着さ
れていないときには第2カップリングが噛み合いアタッ
チメントが主軸に引上げ嵌着されたとき第1カップリン
グが噛み合うようになしたことを特徴とするアタッチメ
ント。 - 【請求項2】 請求項1に記載のアタッチメントを主軸
装着位置にて回転割出しさせる方法であって、アタッチ
メント外周のV形溝を形成しておき、この溝を支持アー
ムの引抜き位置を制御できる工具交換装置の交換アーム
の回り止めのないグリッパにて把持し、コレットによる
プルスタッドのクランプを解除し、交換アームにてアタ
ッチメント本体を主軸頭から引き離す方向に移動させ、
シャンク部材のフランジの切欠きと主軸に植設したドラ
イブキーが係合状態において主軸頭とアタッチメントの
双方に設けた第1カップリングの噛み合いを解除すると
ともに弾機部材の弾撥力によってアタッチメント本体と
シャンク部材のフランジとに設けた第2カップリングを
噛み合わせ、主軸を回転させることによってグリッパ内
にてアタッチメント本体を主軸軸線まわりに回転させ、
工具主軸の方向を割出すようにしたことを特徴とするア
タッチメント割出し方法。 - 【請求項3】 複数の工具を貯蔵した工具マガジンを有
し、主軸との間で工具を交換するための工具交換アーム
を有するNC工作機械において、前記工具マガジンには
工具とともに工具交換アームの把持溝を有するアタッチ
メントをも貯蔵し、前記工具交換アームには工具把持部
と前記アタッチメント把持部が工具交換アーム軸に対し
各々略対称位置に一対ずつ設けられ、工具交換アームが
工具交換アーム軸の軸線方向に進退位置決め可能且つ前
記軸線まわりで少なくとも工具把持部とアタッチメント
把持部とが交換位置に割出し旋回位置決め可能に設けら
れており、NCの指令で工具把持部又はアタッチメント
把持部が選択割出しされ一つの交換アームで工具とアタ
ッチメントの交換を行うことを特徴とする自動工具交換
装置。 - 【請求項4】 請求項3における自動工具交換装置の少
なくとも一つのアタッチメント把持部のアタッチメント
回り止めの作用を行う爪を格納可能又は取り除いて、N
Cの指令で工具把持部又はアタッチメント把持部が選択
割出され一つの交換アームで異なる種類を行うことがで
きるとともにアタッチメント外筒に把持用溝を形成した
請求項1のアタッチメントを主軸に装着した状態で工具
主軸の方向を割出すこともできることを特徴とする自動
工具交換装置。
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