JPH09131296A - 食器洗浄機 - Google Patents

食器洗浄機

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JPH09131296A
JPH09131296A JP28852495A JP28852495A JPH09131296A JP H09131296 A JPH09131296 A JP H09131296A JP 28852495 A JP28852495 A JP 28852495A JP 28852495 A JP28852495 A JP 28852495A JP H09131296 A JPH09131296 A JP H09131296A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 噴射装置からの噴射水を利用して洗剤を供給
する洗剤供給装置を備えた食器洗浄機において、予洗い
行程が行われたときに、予洗い時に洗剤が漏れ出すこと
なく、次の洗い行程のときに確実に洗剤が使用されるよ
うにすること。 【解決手段】 予洗い行程では、制御部41は、0.1
秒ON−1秒OFFで洗浄モータ45(洗浄ポンプ1
1)を駆動する(S10−1)。これにより洗浄モータ
45は回転数をかなり落とした状態で動作するため、洗
浄ポンプ11の吐出圧が低下し、結果ノズル体9の噴射
圧が小さくなる。こうして、噴射水は、その上方の食器
までは届くが、更にその上の洗剤収容ケース28まで届
かなくなる。これにより、洗剤収容ケース28内から洗
剤が投入されず、洗剤を含まない湯にて食器が予洗いさ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、食器洗浄機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、給湯器など外部給湯源から湯の供
給を受ける方式の食器洗浄機が提案されている。しか
し、この方式では、外部給湯源から食器洗浄機に至る経
路に残って冷えた水(以下、これを死水という)が最初
に供給される場合があり、供給された湯の温度が低くな
って洗剤が活性化せず、洗浄効率が低下するという問題
があった。
【0003】これに対し、供給された湯が低温の場合に
は、洗剤を用いる洗い行程をいきなり行わず、まずこの
低温の湯を利用して、洗剤を用いない予洗い行程を行う
ようにした食器洗浄機がある。例えば、このような食器
洗浄機は、実開昭59−162868号公報(A47L
15/46)に示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に示されたも
のにあっては、洗剤の投入装置として、ソレノイドなど
の電気部品の動作により洗剤の供給を行う構造のものを
用いているが、このような装置では、どうしても構造が
複雑になったりコストが高くなったりする。
【0005】そこで、構造が簡単でコストが安い洗剤の
投入構造として、洗浄室内に洗剤の収容室を配置し、こ
の洗剤収容室に室内への水の流入出口を設けておき、洗
浄ノズルなどの噴射装置から噴射された水を利用して、
洗剤収納室から洗浄室内に洗剤を流し出す構造を採用す
ることが考えられる。しかしこの場合、予洗い時に噴射
水が洗剤収容室に入り込み、洗剤が流出してしまうとい
う問題がある。
【0006】本発明は、食器洗浄機に関し、このような
問題点を解決するものであり、噴射装置からの噴射水を
利用して洗剤を供給する洗剤供給装置を備えた食器洗浄
機において、供給された湯の温度が低く予洗い行程が行
われたときに、予洗い時に洗剤が漏れ出すことなく、次
の洗い行程のときに確実に洗剤が使用されるようにする
ことを目的としたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に係わ
る食器洗浄機は、食器を収容する洗浄室と、外部給湯源
からの湯を前記洗浄室内に供給するための給水装置と、
前記洗浄室内に供給された湯の温度を検出する温度セン
サと、前記洗浄室底部に配置され、室内に貯められた湯
を上方の食器に向けて噴射する噴射装置と、前記洗浄室
内の湯を排出するための排水装置と、前記洗浄室内の上
部に配置され、内部に洗剤を収容すると共に前記噴射装
置からの噴射水の流入出口を有し、内部の洗剤を噴射水
によって洗浄室内へ流し出す洗剤収容室と、前記給水装
置、噴射装置及び排水装置の動作を制御して、洗剤を含
んだ洗浄水にて食器を洗う洗い行程、食器に着いた洗剤
を落とすすすぎ行程を順次実行させる制御部とを備え、
前記制御部は、前記温度センサで検出された湯温が所定
温度より高いときには、噴射水が前記洗剤収容室に届く
噴射圧で前記噴射装置を動作して、洗い行程を実行さ
せ、前記温度センサで検出された湯温が所定温度より低
いときには、前記洗い行程に先立って、噴射水が前記洗
剤収容室に届かない噴射圧で前記噴射装置を動作して、
予洗い行程を実行させることを特徴とするものである。
【0008】本発明の請求項2に係わる食器洗浄機は、
請求項1の構成において、予洗い行程を行わなかったと
きの洗浄行程における洗い時間を、予洗い行程を行った
ときの洗浄行程における洗い時間より長くしたものであ
る。
【0009】本発明の請求項3に係わる食器洗浄機は、
請求項1又は請求項2の構成において、前記流入出口
を、前記洗剤収納室の異なる側壁にわたり複数個設けた
ものである。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を各図面に基
づいて説明する。
【0011】図1において、1は本発明の一実施形態の
食器洗浄機を示し、2は金属製の機枠、3はこの機枠2
内に配置された樹脂成形品の洗浄室である。
【0012】4はこの洗浄室3の前面に設けられた食器
の投入口であり、食器を収納した食器かご18はここか
ら洗浄室3内へ納められる。5はこの投入口4を開閉す
る扉で、下端が枢支されており、下端を支点にして手前
に開く。
【0013】6は前記扉5の下方に設けられた操作パネ
ルである。7はこの操作パネル6の裏面に取り付けられ
た制御ボックスで、食器洗浄機1の制御機構の中枢をな
すマイクロコンピュータ(後述する)などの電装部品が
納められている。
【0014】8は前記洗浄室3の底部ほぼ中央に設けら
れたノズルタワー、9はこのノズルタワー8によって水
平方向に回転自在に支持された長尺なノズル体である。
このノズル体9の上面には複数の噴射口10…が形成さ
れている。また、ノズル体9の一方の先端部の両側には
推進用の噴射口(図示せず)が設けられており、さら
に、ノズル体9内部には、ノズル体9の回転が停止する
ごとに推進用噴射口の1つを変わる変わる塞ぐボール弁
等からなる反転機構(図示せず)が備えられている。そ
して、この反転機構によりノズル体9が反転回転を行
う。
【0015】11は前記洗浄室3の外底部に配置された
洗浄ポンプで、洗浄室3の底部に貯められた洗浄水やす
すぎ水となる水(湯)を前記ノズルタワー8を介して前
記ノズル体9へと送る。
【0016】こうして、洗浄、すすぎ時には、洗浄ポン
プ11が動作して、洗浄水(すすぎ水)を循環させつ
つ、ノズル体9から上方の食器類に向かって洗浄水を噴
射させる。なお、前記ノズルタワー8、ノズル体9及び
洗浄ポンプ11は、本発明の噴射装置を構成している。
【0017】12は前記洗浄室3の底面前部に形成され
ると共に、前記洗浄ポンプ11に連結された排水槽であ
る。13は食器から落ちた残菜などの屑を回収するため
に、前記排水槽12の上方に設けられたフィルタであ
る。
【0018】14は前記排水槽12に接続された排水ポ
ンプで、排水ホース15を介して前記洗浄室3内の水
(湯)を機外へ排出するためのものである。これら排水
ポンプ14及び排水ホース15は、本発明の排水装置を
構成している。
【0019】16は前記洗浄室3底部の中央付近から後
方にわたって設けたループ状のシーズヒータで、洗浄時
に前記洗浄室内の湯を状況に応じて追加加熱し、且つ乾
燥時には前記洗浄室3内を昇温させ、洗浄・乾燥効果を
高めるものである。
【0020】17は前記洗浄室3の下部後方に設けら
れ、洗浄室3と連通した水位検知室で、内部にフロート
(図示せず)が配置されている。そして、フロートの上
下動により、洗浄室3内の水位が検知される。水位検知
室17の天面の一端部分には、後述する給水管が接続さ
れ、この給水管から供給された水(湯)は、水位検知室
17を通って洗浄室3内へ流れ込む。
【0021】19は前記水位検知室17に接続された給
水管であり、給湯器などの外部の給湯源に接続される。
この給水管19の途中には、電磁給水弁20が設けられ
ており、この給水弁20の開閉により給水(給湯)が制
御される。なお、給水管19及び電磁給水弁20は、本
発明の給水装置を構成する。
【0022】21は前記洗浄室3の外底面に取り付けら
れた温度センサである。この温度センサ21としては例
えばサーミスタが用いられる。
【0023】22は前記洗浄室3の後方に設けられた循
環風路で、洗浄室3内の空気を後壁の上部に設けられた
導出口23から取り込み、後壁の下部に設けられた導入
口24から戻すことにより空気の循環を行う。25はこ
の循環風路22の後方に設けられ、外気を通過させる冷
却風路、26は前記循環風路22と冷却風路25とを仕
切るように設けられた両面ファンで、循環風路22内と
冷却風路25内の空気を同時に強制循環させると共に、
循環風路22内の空気を冷却風路25内の空気と熱交換
させて水分を除去する。27はこの両面ファン26を駆
動するファンモータである。
【0024】さて、28は前記洗浄室3内の前記投入口
4付近の天面に取り付けられた、本発明の洗剤収容室と
なる洗剤収容ケースである。この洗剤収容ケース28
は、使用者が洗浄運転に先立って、洗浄運転の洗い行程
で使用される洗剤を投入しておくケースである。この洗
剤収容ケース28は、図2に示すように、洗剤を収容す
る内ケース29と、この内ケース29を取り囲む外ケー
ス30とで構成される。
【0025】前記外ケース30は、上面、前面及び後面
が開口したケースで、その両側壁31の上端にはフラン
ジ部32が一体形成されており、外ケース30はこのフ
ランジ部32にて前記洗浄室3の天面にネジや接着剤な
どで取り付けられる。前記両側壁31には、6個の口か
らなる側面流入出口33がそれぞれ設けられている。ま
た、前述の後面の開口を後面流入出口34としている。
即ち、左右及び後の3方の側壁に流入出口が設けられて
いることになる。これら流入出口33,34は、前記ノ
ズル体9から噴射された噴射水が洗剤収容ケース28内
に流入出するための出入口である。
【0026】前記内ケース29は、このケース29を前
記外ケース30内に収めたときに外ケース30の前面を
塞ぐ蓋35と、この蓋35の裏側に設けられ、洗剤が置
かれる載置板36とからなる。蓋35には内ケース29
を外ケース30に出し入れするときに持つ取手37が設
けられている。また、載置板36の両側には、洗剤を後
ろ側に導くためのガードリブ38が一体形成されてい
る。
【0027】図3は本実施形態の食器洗浄機1の制御機
構を示し、39はマイクロコンピュータ(以下、マイコ
ンという)であり、記憶部40、制御部41、タイマー
部42等から構成されている。
【0028】前記記憶部40には、洗浄運転における制
御手順を示す制御プログラムが記憶されている。洗浄運
転は洗い行程とすすぎ行程とを順次実行する運転であ
る。また、後に詳述するが、供給された湯の温度が低い
ときには、洗い行程に先立って予洗い行程が実行され
る。
【0029】前記制御部41は、各種入力に基づき、前
記制御プログラムに従って出力側の各種負荷を制御する
ものである。
【0030】43は操作キー群であり、洗浄運転におけ
る各種運転条件を設定する設定キーや洗浄運転を開始さ
せるためのスタートキーなどから構成される。この操作
キー群43は、前記操作パネル6に配置されている。4
4は前述したフロートの動作によりON/OFFする水
位スイッチである。そして、操作キー群43、水位スイ
ッチ44及び前記温度センサ21は、前記マイコン39
の入力側に接続される。
【0031】45は前記洗浄ポンプ11を駆動するため
の洗浄モータ、46は前記排水ポンプ14を駆動するた
めの排水モータである。47はブザー装置で、洗浄運転
の終了の報知や異常発生の報知を行うためのものであ
る。48は表示装置で、洗浄運転の進行具合を示した
り、異常発生の報知をしたりするためのものである。
【0032】49は前記マイコン39の出力側と、前記
洗浄モータ45、排水モータ46、給水弁20及びファ
ンモータ27との間に設けられた負荷駆動回路である。
この負荷駆動回路49は、例えばトライアックなどから
構成される。この負荷駆動回路49は、前記マイコン3
9からの制御信号に従って、前記洗浄モータ45などの
各負荷に対し、商用電源(例えば100V交流電源)を
供給し、これらを動作させるものである。
【0033】次に、以上の構成に基づく本発明の動作を
図4乃至図6に従って説明する。まず、図4に示すメイ
ンルーチンにおいて、S1でスタートキーが押されたと
判断すると、制御部41は、給水弁20をONし給湯を
行う(S2)。そして、洗浄室3内の湯が所定水位に達
すると給水弁20をOFFして給湯を終了し、S3にお
いて、洗浄室3内の湯温を温度センサ21で検出して、
この温度Tが所定温度T0(例えば、50℃)以上であ
るか否かを判断する。なお、所定温度T0以上であれ
ば、洗剤が十分活性化すると考えられる。
【0034】S3でT≧T0と判断すると、制御部41
は、図5に示す洗い行程のルーチンを実行する。
【0035】洗い行程では、制御部41は、28.5秒
ON−1.5秒OFFで洗浄モータ(洗浄ポンプ)を駆
動し、ノズル体9を1分周期で反転回転させる(S4−
1)。このとき、ノズル体9の噴射圧は全力(最大)と
なり、洗剤収容ケース28まで噴射水が届く。洗剤収容
ケースの流入出口33,34から侵入した噴射水は、洗
剤を押し流し、押し流された洗剤は、主に後面流入出口
34から洗浄室3内に流れ出し、洗浄室3内の湯に混合
される。なお洗剤は、側面方向からは内ケース29のガ
ードリブ38に邪魔されて流れ出にくくなっている。こ
うして、洗浄行程では、洗剤分を含んだ湯(洗浄水)よ
って食器が洗われる。
【0036】次に、制御部41は、所定の洗い時間(例
えば12分)が経過したと判断すると(S4−2)、さ
らに予洗い行程を行ったか否かを判断する(S4−
3)。今回、予洗い行程は行っていないので、追加時間
(例えば1分)が経過するまで洗浄モータ45を継続駆
動し(S4−4)、その後、(S4−5)に移行して洗
浄モータ45を停止し、洗い行程を終了する。
【0037】洗い行程が終了すると、メインルーチンに
戻り、S5で洗浄室3内の洗浄水を排出し、その後、S
6〜S9において、食器に着いた洗剤を落とすすすぎ行
程、食器を乾燥する乾燥行程を順次実行する。
【0038】さて、給湯源から食器洗浄機1に至る経路
に死水が存在し、この死水が最初に供給されると、供給
された湯の温度が低くなる場合がある。このような場合
であって、メインルーチンのS3において、T<T0と
判断すると、制御部41は、図6に示す予洗い行程のル
ーチンを実行する。
【0039】予洗い行程では、制御部41は、0.1秒
ON−1秒OFFで洗浄モータ45(洗浄ポンプ11)
を駆動する(S10−1)。これにより洗浄モータ45
は回転数をかなり落とした状態で動作するため、洗浄ポ
ンプ11の吐出圧が低下し、結果ノズル体9の噴射圧が
小さくなる。こうして、噴射水は、その上方の食器まで
は届くが、更にその上の洗剤収容ケース28まで届かな
くなる。これにより、洗剤収容ケース28内から洗剤が
投入されず、洗剤を含まない湯にて食器が予洗いされ
る。
【0040】そして、予洗い時間(例えば1分)が経過
すると(S10−2)、制御部41は、洗浄モータ45
を停止して(S10−3)、予洗い行程を終了する。
【0041】予洗い行程が終了すると、メインルーチン
に戻って、制御部41は、S11で排水し、S12で給
湯した後、前述した洗い行程ルーチンを実行する。但
し、今回は、予洗い行程を行っているので、追加時間の
洗いは行わず、(S4−2)で洗い時間が経過すると、
すぐに(S4−5)へ移行し、洗浄モータ45を停止し
て洗い行程を終了する。
【0042】以上、本発明の実施形態の食器洗浄機で
は、死水を利用して予洗いをするので、水を無駄にする
ことがない。
【0043】その上、洗剤供給装置として、噴射水の流
入出口を備えた洗剤収容ケースのみという簡単な構造を
用いているので、コストが安くなり、且つ、このような
構造にしても、予洗い時にノズル体の噴射圧を制御し
て、噴射水がケースに届かないようにしているので、予
洗い時に洗剤が漏れ出すことなく、次の洗い行程のとき
に確実に洗剤が使用できる。
【0044】さらに、予洗い行程を行わなかったときの
洗浄行程における洗い時間は(洗い時間+追加時間)で
あり、予洗い行程を行ったときの洗浄行程における洗い
時間(洗い時間)より長くしているので、予洗い行程を
行わない場合に予洗い行程分の洗浄能力を洗い行程にお
いて十分に補うことができる。
【0045】また、洗剤収容ケースの流入出口が1つの
側壁のみにしか設けられていないと、入ってくる水と出
ていく水が干渉し合って、洗剤がうまく流れ出ない虞が
あるが、ここでは、洗剤収容ケースの流入出口を両側壁
及び後壁の異なる側壁にわたって複数個設けているの
で、流入出口が1つの側壁のみに設けられている場合と
違って、ケース内に流入してきた噴射水がスムーズにケ
ースから抜け出る。よって、スムーズに洗剤を流し出す
ことができる。
【0046】
【発明の効果】本発明の請求項1に係わる食器洗浄機で
は、死水を利用して予洗いをするので、水を無駄にする
ことがない。
【0047】その上、洗剤供給装置として、噴射水の流
入出口を備えた洗剤収容室のみという簡単な構造を用い
ているので、コストが安くなり、且つ、このような構造
にしても、予洗い時にノズル体の噴射圧を制御して、噴
射水が洗剤収容室に届かないようにしているので、予洗
い時に洗剤が漏れ出すことなく、次の洗い行程のときに
確実に洗剤が使用できる。
【0048】本発明の請求項2に係わる食器洗浄機で
は、予洗い行程を行わなかったときの洗浄行程における
洗い時間を、予洗い行程を行ったときの洗浄行程におけ
る洗い時間より長くしているので、予洗い行程を行わな
い場合に予洗い行程分の洗浄能力を洗い行程において十
分に補うことができる。
【0049】本発明の請求項3に係わる食器洗浄機で
は、洗剤収容室の流入出口を両側壁及び後壁の異なる側
壁にわたって複数個設けているので、流入出口が1つの
側壁のみに設けられている場合と違って、洗剤収容室内
に流入してきた噴射水がスムーズに室内から抜け出る。
よって、スムーズに洗剤を流し出すことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態である食器洗浄機の構成を
示す側面断面図である。
【図2】洗剤収容ケースの構造を示す斜視図である。
【図3】制御機構を示すブロック図である。
【図4】洗浄運転のメインルーチンを示すフローチャー
トである。
【図5】洗い行程のルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図6】予洗い行程のルーチンを示すフローチャートで
ある。
【符号の説明】
3 洗浄室 8 ノズルタワー(噴射装置) 9 ノズル体(噴射装置) 11 洗浄ポンプ(噴射装置) 14 排水ポンプ(排水装置) 15 排水ホース(排水装置) 19 給水管(給水装置) 20 電磁給水弁(給水装置) 21 温度センサ 28 洗剤収容ケース(洗剤収容室) 29 内ケース 30 外ケース 41 制御部
フロントページの続き (72)発明者 山根 憲治 大阪府守口市京阪本通2丁目5番5号 三 洋電機株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 食器を収容する洗浄室と、外部給湯源か
    らの湯を前記洗浄室内に供給するための給水装置と、前
    記洗浄室内に供給された湯の温度を検出する温度センサ
    と、前記洗浄室底部に配置され、室内に貯められた湯を
    上方の食器に向けて噴射する噴射装置と、前記洗浄室内
    の湯を排出するための排水装置と、前記洗浄室内の上部
    に配置され、内部に洗剤を収容すると共に前記噴射装置
    からの噴射水の流入出口を有し、内部の洗剤を噴射水に
    よって洗浄室内へ流し出す洗剤収容室と、前記給水装
    置、噴射装置及び排水装置の動作を制御して、洗剤を含
    んだ洗浄水にて食器を洗う洗い行程、食器に着いた洗剤
    を落とすすすぎ行程を順次実行させる制御部とを備え、 前記制御部は、前記温度センサで検出された湯温が所定
    温度より高いときには、噴射水が前記洗剤収容室に届く
    噴射圧で前記噴射装置を動作して、洗い行程を実行さ
    せ、前記温度センサで検出された湯温が所定温度より低
    いときには、前記洗い行程に先立って、噴射水が前記洗
    剤収容室に届かない噴射圧で前記噴射装置を動作して、
    予洗い行程を実行させることを特徴とする食器洗浄機。
  2. 【請求項2】 予洗い行程を行わなかったときの洗浄行
    程における洗い時間を、予洗い行程を行ったときの洗浄
    行程における洗い時間より長くした請求項1に記載の食
    器洗浄機。
  3. 【請求項3】前記流入出口を、前記洗剤収納室の異なる
    側壁にわたり複数個設けた請求項1、又は請求項2に記
    載の食器洗浄機。
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CN114190858B (zh) * 2020-09-18 2023-09-26 佛山市顺德区美的洗涤电器制造有限公司 洗碗机和洗碗机的控制方法

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