JPH09131083A - モータ制御装置 - Google Patents

モータ制御装置

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JPH09131083A
JPH09131083A JP7283911A JP28391195A JPH09131083A JP H09131083 A JPH09131083 A JP H09131083A JP 7283911 A JP7283911 A JP 7283911A JP 28391195 A JP28391195 A JP 28391195A JP H09131083 A JPH09131083 A JP H09131083A
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control
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Hiroyuki Takahashi
宏行 高橋
Tomohiro Ono
朋寛 小野
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    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02HEMERGENCY PROTECTIVE CIRCUIT ARRANGEMENTS
    • H02H9/00Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection
    • H02H9/04Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage
    • H02H9/041Emergency protective circuit arrangements for limiting excess current or voltage without disconnection responsive to excess voltage using a short-circuiting device

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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Control Of Electric Motors In General (AREA)
  • Stopping Of Electric Motors (AREA)
  • Control Of Direct Current Motors (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易な構成でモータ端子電圧の異常を検出し
てモータの制御を行う。 【解決手段】 抵抗R1〜R8、電解コンデンサC2及
びオペアンプ46によってモータ監視回路4aが構成さ
れ、抵抗R10,R11、ツェナーダイオードZD1、
トランジスタQ1及び電解コンデンサC1によって過電
圧検出回路4bが構成される。モータ5に流れる電流I
mに応じたモータ監視回路4aの出力電圧V4による信
号は、抵抗R9及びA/D変換器34を介してCPU3
0に入力される。また、電解コンデンサC1の正極の電
圧がツェナーダイオードZD1のツェナー電圧を越える
と、トランジスタQ1がオンし、上記出力電圧V4によ
る信号は、抵抗R9を介してアースラインGNDに流さ
れて、A/D変換器34を介してCPU30に入力され
る信号レベルが低下する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、モータが発電機と
して作用したときに発生する電力を電源に回生するよう
にしたモータ制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、電池を動力源とする電動車両で
は、モータを駆動する駆動回路と電池とは離れて配置さ
れることが多く、この場合には上記駆動回路と電池間を
比較的長寸法の電力ケーブルで接続している。また、坂
道を下るときには、安全な速度を維持するために、モー
タの回転エネルギーを吸収して電池に戻す回生がよく行
われる。
【0003】このような電動車両において、回生中に駆
動回路と電池間の電力ケーブルが断線すると、回生が行
われなくなるのでモータの端子電圧が上昇し、これによ
って駆動回路の電源ラインの電圧が上昇する。その結
果、駆動回路を構成する部品の耐電圧を越えると、駆動
回路の部品が破損する虞れがある。
【0004】この問題を解決する装置として、駆動回路
を制御するCPUにモータ端子電圧を検出して入力し、
その値が設定値を越えるとモータへの供給電流を低減さ
せるように駆動回路を制御するものが考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな装置では、CPUの入力ポートをモータ端子電圧の
検出値を入力するために使用しなければならず、更に上
記検出値を上記入力ポートに入力するための配線ケーブ
ルが別途必要になる。
【0006】CPUの入力ポートをモータ端子電圧の検
出値を入力するためにのみ使用すると、その分他の制御
のために使用できるポート数が減少することとなるの
で、入力ポートを兼用することが望ましい。また、モー
タ端子電圧の検出値を入力するための配線ケーブルを別
途設けると、部品点数が増加して複雑な構成の装置にな
り、断線の確率も増大してしまう。
【0007】本発明は、上記問題を解決するもので、簡
易な構成でモータ端子電圧の異常を検出してモータの制
御を行うことができるモータ制御装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、モータが発電
機として作用したときに発生する電力を電源に回生する
ようにしたモータ制御装置において、上記モータの駆動
状態に応じたレベルの制御信号を出力するモータ監視手
段と、上記制御信号の信号レベルが所定の下限レベル以
上のときに上記電源から上記モータへの電源供給の制御
を行うモータ電源制御手段と、電源ラインの電圧レベル
が設定値を越えると、上記制御信号の信号レベルを上記
下限レベル未満に低下させる過電圧検出手段とを備えた
ものである(請求項1)。
【0009】この構成によれば、モータの駆動状態に応
じたレベルの制御信号が出力され、この信号レベルが下
限レベル以上のときは、電源からモータへの電源供給の
制御が行われる。一方、電源ラインの電圧レベルが設定
値を越えると、上記制御信号の信号レベルが下限レベル
未満に低下される。これによって、モータの駆動状態に
応じたレベルと電源ラインの電圧レベルの両方のレベル
が、上記制御信号によって表されることとなる。
【0010】また、請求項1記載のモータ制御装置にお
いて、上記モータを含む閉回路が形成可能な切替手段
と、上記制御信号の信号レベルが上記下限レベル未満に
低下すると上記切替手段を動作させて上記閉回路を形成
させる切替制御手段とを備えたものである(請求項
2)。
【0011】この構成によれば、モータから電源への回
生中に、電源側の断線等によって電源ラインの電圧レベ
ルが設定値を越えると、上記制御信号の信号レベルが下
限レベル未満に低下され、モータを含む閉回路が形成さ
れる。これによって、モータに発生する電力が電気配線
や回路素子の抵抗分で消費されて発電制動がかかり、モ
ータの回転が停止する。
【0012】
【発明の実施の形態】図1は、本発明が適用される電動
車椅子の第1実施形態のモータ制御回路図である。この
電動車椅子は、左右の駆動輪(図略)をそれぞれ回転駆
動して走行するもので、上記制御回路は、ジョイスティ
ック1、2次電池2、制御部3、駆動部4及びモータ5
を備えている。
【0013】上記制御部3はCPU30、制御電源3
1、出力インタフェース(I/F)32,33及びA/
D変換器34からなり、上記駆動部4はリレー40、F
ET41,42,43,44、駆動回路45、オペアン
プ46、電解コンデンサC1,C2、ツェナーダイオー
ドZD1、トランジスタQ1及び抵抗R1〜R11から
構成されている。
【0014】なお、図1では、説明の便宜上、駆動部4
及びモータ5は、一方の駆動輪に対応するもののみを示
している。
【0015】ジョイスティック1は、電動車椅子の走行
を操作する操作手段を構成するもので、その基部を支点
として周囲360°方向に向けて傾倒可能になってお
り、傾倒方向によって車両の進行方向を指示し、傾倒の
深さである傾倒角によって車両の速度を指示するように
なっており、その操作量、すなわち傾倒角の前後方向成
分及び左右方向成分に応じた操作信号を出力するように
構成されている。上記出力された操作信号は、A/D変
換器11によりディジタル値に変換されてCPU30に
入力される。
【0016】制御電源31は、2次電池2の正極、負極
(アースラインGND)間に接続され、2次電池2の出
力電圧を制御に必要な基準電源VCCに変換するものであ
る。
【0017】CPU30は、A/D変換器11を介して
入力されるジョイスティック1の操作信号から、モータ
5の回転速度の指令値を算出するものである。また、I
/F32を介してリレー40の励磁コイル(図略)にリ
レー信号を出力し、リレー40のオン、オフを制御する
ものである。また、算出した回転速度の指令値に応じた
PWMパルス信号を、駆動回路45にI/F33を介し
て出力し、モータ5の回転速度を制御するものである。
【0018】また、CPU30は、後述するように、A
/D変換器34を介して入力される信号に応じて、上記
リレー信号及びPWMパルス信号の出力を変更するもの
である。
【0019】リレー40は、2次電池2の正極に接続さ
れた電源端子47、アースラインGNDに接続されたア
ース端子48及びコモン端子49からなり、コモン端子
49は、オンのとき電源端子47に接続され(図中、実
線)、オフのときアース端子48に接続される(図中、
破線)。
【0020】上記リレー40のコモン端子49とアース
ラインGND間には、FET41,42及び抵抗R1か
らなる直列回路と、FET43,44及び抵抗R2から
なる直列回路とが並列に接続され、各FET41〜44
のゲートは駆動回路45に接続されている。上記モータ
5は、駆動輪を回転駆動するもので、FET41とFE
T43のソース側に接続されている。
【0021】駆動回路45は、FET41〜44のオ
ン、オフを切り替えるための駆動信号を出力するもの
で、CPU30からのPWMパルス信号が、ハイレベル
のときFET41,44をオン、FET42,43をオ
フにし、ローレベルのときFET41,44をオフ、F
ET42,43をオンにするものである。
【0022】これによって、FET41,44がオンの
ときには、電流がFET41、モータ5、FET44、
抵抗R2を通るような経路が形成され、FET42,4
3がオンのときには、電流がFET43、モータ5、F
ET42、抵抗R1を通るような経路が形成される。
【0023】上記抵抗R1,R2は、上記各経路に流れ
る電流I1,I2を電圧V1,V2に変換するものであ
る。
【0024】FET42のソースは、抵抗R3を介して
オペアンプ46の逆相入力端子に接続され、FET44
のソースは、抵抗R4を介してオペアンプ46の正相入
力端子に接続されている。
【0025】一方、基準電源VCCとアースラインGND
間に、電圧VCCを電圧V3に分圧するための抵抗R5,
R6が直列に接続され、オペアンプ46の正相入力端子
とアースラインGND間に、抵抗R7及び電解コンデン
サC2が直列に接続され、抵抗R5,R6の接続点と電
解コンデンサC2の正極が接続されている。この電解コ
ンデンサC2は、電圧V3のレベルを安定化するもので
ある。
【0026】上記オペアンプ46の出力端子は、抵抗R
8を介して逆相入力端子に接続されるとともに、抵抗R
9を介して、トランジスタQ1のコレクタ及び制御部3
のA/D変換器34に接続されている。上記抵抗R3,
R4,R7,R8及びオペアンプ46によって差動増幅
回路が構成されている。
【0027】以上の抵抗R1〜R8、電解コンデンサC
2及びオペアンプ46によって、モータ監視回路4aが
構成されている。
【0028】2次電池2の正極、アースラインGND間
には、2次電池2の出力電圧を平滑化する電解コンデン
サC1と、後述するツェナー電圧VZ(設定値)を有す
るツェナーダイオードZD1及び抵抗R10,R11か
らなる直列回路とが並列に接続されている。トランジス
タQ1は、ベースが抵抗R10,R11の接続点に、エ
ミッタがアースラインGNDに接続されている。
【0029】以上の抵抗R10,R11、ツェナーダイ
オードZD1、トランジスタQ1及び電解コンデンサC
1によって、過電圧検出回路4bが構成されている。
【0030】なお、抵抗R1〜R8の抵抗値をそれぞれ
1〜R8とすると、R1=R2,R3=R4,R5=R6,R
7=R8,R1≪R3に設定されている。なお、R1は、数
十mΩに設定されている。
【0031】次に、以上のように構成された駆動回路の
動作について説明する。停車中や図略のメインスイッチ
によって電源がオフにされているときは、リレー40は
オフ(図1中、破線)にされている。
【0032】そして、ジョイスティック1から速度指令
が入力されると、リレー40の励磁コイルにリレー信号
が出力されてリレー40がオンにされるとともに、その
速度指令に応じて算出されたPWMパルス信号が出力さ
れ、このPWMパルス信号によってFET41,44及
びFET43,42がオン、オフされ、モータ5に駆動
電流が供給されて、PWMパルス信号に応じた回転速度
で回転する。
【0033】モータに流れる電流をImとすると、
【0034】
【数1】Im=I2−I1 になる。なお、図1中、矢印の方向を正とする。
【0035】また、図1より、
【0036】
【数2】V1=R1×I1
【0037】
【数3】V2=R1×I2 が得られる。
【0038】また、R5=R6より、
【0039】
【数4】V3=VCC/2 になる。
【0040】一方、オペアンプ46の出力電圧V4は、
【0041】
【数5】V4=(R8/R3)×(V2−V1)+V3 になる。
【0042】上記数5に数1〜数4を代入すると、オペ
アンプ46の出力電圧V4は、
【0043】
【数6】 V4=(R8/R3)×R1×(I2−I1)+V3 =(R8/R3)×R1×Im+VCC/2 が得られる。
【0044】従って、オペアンプ46の出力電圧V4
は、一定電圧VCC/2を中心としてモータ電流Imに依
存した値になり、Im=0のときはV4=VCC/2にな
る。
【0045】モータ電流Imは、各FETのオン、オフ
によって向き、すなわち符号の正負が変化する。そこ
で、上記出力電圧V4の範囲は、モータ電流Imの絶対
値が最大のときの上記数6の右辺第1項をVmmaxとす
ると、上記数6より、
【0046】
【数7】 (VCC/2−Vmmax)≦V4≦(VCC/2+Vmmax) になる。但し、(VCC/2+Vmmax)<VCCに設定さ
れている。
【0047】一方、ツェナーダイオードZD1のツェナ
ー電圧VZは、
【0048】
【数8】VP<VZ<V に設定されている。但し、Vは、正常な使用状態で2
次電池2の正極に発生する電圧の最大値、VQは、回路
の耐電圧、すなわち最も耐電圧の低い回路部品が破壊さ
れる電圧から余裕分だけ低い電圧である。
【0049】従って、正常な動作状態ではツェナーダイ
オードZD1はオフで、トランジスタQ1にベース電流
が供給されず、トランジスタQ1のコレクタ−エミッタ
間はハイインピーダンスになっている。
【0050】これによって、オペアンプ46の出力電圧
V4が、そのまま抵抗R9及びA/D変換器34を介し
てCPU30に入力される。従って、オペアンプ46の
出力電圧V4が上記数7の範囲内のときは、正常な動作
状態であると判定される。
【0051】そして、電動車椅子が階段などの障害物に
当ってモータ5の回転が停止し、モータ電流Imが上昇
して、オペアンプ46の出力電圧V4が予め設定された
レベルを越えると、上記PWMパルス信号が制御され
て、モータ5の回転が抑制される。これによってFET
41〜44やモータ5が故障するのを防止している。
【0052】一方、降坂中には、モータ5は重力によっ
て回転させられるため、発電機として作用し、モータ
5、FET内部の寄生ダイオード、リレー40、2次電
池2の順で電流が流れ、2次電池2が充電される。
【0053】この降坂中に、図1中、A点、すなわち2
次電池2と制御部3や駆動部4とを接続する電力ケーブ
ルの少なくとも1か所が断線すると、2次電池2に流れ
ていた電流によって電解コンデンサC1が充電され、そ
の正極の電圧が上昇する。この電圧がツェナーダイオー
ドZD1のツェナー電圧VZを越えると、ツェナーダイ
オードZD1が導通し、抵抗R10を介してトランジス
タQ1にベース電流が供給される。この抵抗R10の抵
抗値を選定することによって、トランジスタQ1に充分
なベース電流を供給し、トランジスタQ1を飽和状態に
して導通させることができる。
【0054】トランジスタQ1が飽和状態になると、オ
ペアンプ46の出力電圧V4による電流は、抵抗R9及
びトランジスタQ1を通ってアースラインGNDに流れ
るので、A/D変換器34を介してCPU30に入力さ
れる電流信号のレベルが正常な動作範囲の下限レベル未
満に低下し、これによって異常が発生したことが判別さ
れる。
【0055】そして、CPU30によって、速度指令が
0、すなわちPWMパルス信号の出力が0にされるとと
もに、リレー40の励磁コイルへのリレー信号の出力が
停止されてリレー40がオフにされる。
【0056】従って、モータ5、FET内部の寄生ダイ
オード、抵抗R1又はR2及びリレー40によって閉回
路が形成され、発電機として作用しているモータ5の電
力がモータ5からの電気配線、FETの抵抗分や抵抗R
1又はR2で消費されて、急激に発電制動がかかる。こ
れによって、車両は駆動回路の破損を招くことなく停止
する。
【0057】このように、第1実施形態では、電力の回
生中に生じた電力ケーブルの断線による電圧上昇を抑制
することができ、これによって、断線時のFET41〜
44の破損及びFETの破損によって生じる駆動部4の
破損や、制御部3の破損を防止することができる。
【0058】また、モータ5の動作状態を監視するため
のCPU30の入力ポートを、過電圧検出のために兼用
するようにしたので、CPU30の入力ポートを占有す
る必要がなく、また、駆動部4から制御部3へ過電圧検
出のための配線ケーブルを設ける必要がない。従って、
他の制御のために使用するCPU30の入出力ポートを
確保することができる。また、部品点数を削減でき、こ
れによって制御部3と駆動部4間の接続部分の信頼性を
向上できる。
【0059】図2は、本発明が適用される電動車椅子の
第2実施形態のモータ駆動制御回路図である。なお、第
1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、相違点
についてのみ説明する。
【0060】第2実施形態は、モータ監視回路4aが異
なる構成になっており、第1実施形態の抵抗R1,R2
は用いられておらず、短絡されている。
【0061】また、オペアンプ46の正相入力端子は、
サーミスタRTを介して基準電源VCCに接続されるとと
もに、抵抗R12を介してアースラインGNDに接続さ
れており、この端子電圧をV5とする。一方、オペアン
プ46の逆相入力端子は、抵抗R13を介してオペアン
プ46の出力端子に接続されるとともに、抵抗R14を
介してアースラインGNDに接続されている。この抵抗
R13,R14及びオペアンプ46によって正相増幅回
路が構成されている。
【0062】サーミスタRTは、FET41〜44の温
度を検出するもので、温度上昇によってその抵抗値が低
下するものである。そして、CPU30には、A/D変
換器34を介して、FET41〜44の温度に応じた温
度信号が入力されるようになっている。
【0063】なお、抵抗R12〜R14の抵抗値をそれ
ぞれR12〜R14とし、サーミスタRTの抵抗値をRT
する。
【0064】次に、モータ監視回路4aの動作について
説明する。オペアンプ46の正相入力端子の端子電圧V
5は、
【0065】
【数9】V5=VCC×R12/(R12+RT) になる。
【0066】ここで、モータ電流Im、すなわちFET
41〜44に流れる電流が増大すると、FET41〜4
4の温度が上昇するので、サーミスタRTの抵抗値RT
が低下する。従って、上記端子電圧V5は、上記数9よ
り明らかなように、モータ電流Imが増大すると、上昇
することとなる。
【0067】一方、オペアンプ46の出力電圧V4は、
【0068】
【数10】V4=(1+R13/R14)×V5 になる。
【0069】従って、A/D変換器34を介してCPU
30に入力される温度信号のレベルは、モータ電流Im
と正の相関を有するものになり、CPU30は、第1実
施形態と同様に、モータ5の動作状態が正常かどうかを
判別することができる。
【0070】図3は、本発明が適用される電動車椅子の
第3実施形態のモータ駆動制御回路図である。なお、第
1実施形態と同一構成要素には同一符号を付し、相違点
についてのみ説明する。
【0071】第3実施形態は、モータ監視回路4aが異
なる構成になっており、第1実施形態の抵抗R1,R2
は用いられておらず短絡され、新たにモータ速度検出器
6を備えている。
【0072】モータ速度検出器6は、一方の出力端子6
aが抵抗R4を介してオペアンプ46の正相入力端子に
接続され、他方の出力端子6bが抵抗R3を介してオペ
アンプ46の逆相入力端子に接続されている。
【0073】上記モータ速度検出器6は、モータ5の回
転軸に固定された直流発電機からなり、その回転速度に
応じた電圧V6を出力端子6a,6b間に発生させるも
のである。
【0074】これによって、CPU30には、A/D変
換器34を介して、モータ5の実際の回転速度に応じた
回転速度信号が入力されることとなる。
【0075】そして、出力端子6aの電圧をV2、出力
端子6bの電圧をV1とすると、V6=V2−V1にな
り、第1実施形態と同様の動作が行われる。
【0076】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、モータ
の駆動状態に応じたレベルの制御信号を出力するととも
に、電源ラインの電圧レベルが設定値を越えると、上記
制御信号の信号レベルを所定の下限レベル未満に低下さ
せるようにしたので、上記制御信号によってモータの駆
動状態に応じたレベルと電源ラインの電圧レベルの両方
のレベルを表すことができ、これによって、電気配線の
本数を削減でき、装置の構成を簡易にすることができ
る。
【0077】また、この装置において、上記制御信号の
信号レベルが下限レベル未満に低下すると、モータ及び
モータに直列に接続された抵抗を含む閉回路を形成する
ようにしておけば、モータから電源への回生中に電源側
の断線等によって電源ラインの電圧レベルが設定値を越
えると、モータに発生する電力を電気配線や回路素子の
抵抗分等で消費させて発電制動をかけることができ、モ
ータの回転を直ぐに停止させることができる。また、電
源ラインの電圧レベルを設定値以下に抑制でき、これに
よって装置を構成する部品の破損を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用される電動車椅子の第1実施形態
のモータ制御回路図である。
【図2】本発明が適用される電動車椅子の第2実施形態
のモータ制御回路図である。
【図3】本発明が適用される電動車椅子の第3実施形態
のモータ制御回路図である。
【符号の説明】
1 ジョイスティック 2 2次電池 3 制御部 30 CPU(電流制御手段、切替制御手段) 31 制御電源 4 駆動部 4a モータ監視回路(モータ監視手段) 4b 過電圧検出回路(過電圧検出手段) 40 リレー(切替手段) 41,42,43,44 FET 45 駆動回路 46 オペアンプ 5 モータ 6 モータ速度検出器 C1,C2 電解コンデンサ Q1 トランジスタ R1〜R14 抵抗

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータが発電機として作用したときに発
    生する電力を電源に回生するようにしたモータ制御装置
    において、上記モータの駆動状態に応じたレベルの制御
    信号を出力するモータ監視手段と、上記制御信号の信号
    レベルが所定の下限レベル以上のときに上記電源から上
    記モータへの電源供給の制御を行うモータ電源制御手段
    と、電源ラインの電圧レベルが設定値を越えると、上記
    制御信号の信号レベルを上記下限レベル未満に低下させ
    る過電圧検出手段とを備えたことを特徴とするモータ制
    御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のモータ制御装置におい
    て、上記モータを含む閉回路が形成可能な切替手段と、
    上記制御信号の信号レベルが上記下限レベル未満に低下
    すると上記切替手段を動作させて上記閉回路を形成させ
    る切替制御手段とを備えたことを特徴とするモータ制御
    装置。
JP28391195A 1995-10-31 1995-10-31 モータ制御装置 Expired - Lifetime JP3474334B2 (ja)

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