JPH09130902A - 交流モータ制御装置 - Google Patents

交流モータ制御装置

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JPH09130902A
JPH09130902A JP7310066A JP31006695A JPH09130902A JP H09130902 A JPH09130902 A JP H09130902A JP 7310066 A JP7310066 A JP 7310066A JP 31006695 A JP31006695 A JP 31006695A JP H09130902 A JPH09130902 A JP H09130902A
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泰道 大貫
Naoki Osawa
直樹 大澤
隆史 ▲鶴▼見
Takashi Tsurumi
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  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流センサの一部が故障した場合でも引き続
き走行できるようにするフェ−ルセ−フ機構を簡単な構
成で実現した交流モータ制御装置を提供する。 【解決手段】 電流センサ50Uに関する励磁電流信号
SU はコンパレ−タ101の非反転入力端子およびコン
パレ−タ102の反転入力端子に入力される。電流セン
サ50Vに関する励磁電流信号SV はコンパレ−タ10
3の非反転入力端子およびコンパレ−タ104の反転入
力端子に入力され、電流センサ50Wに関する励磁電流
信号SW はコンパレ−タ105の非反転入力端子および
コンパレ−タ106の反転入力端子に入力される。各コ
ンパレ−タ101〜106の出力信号S1 〜S6 はOR
ゲ−ト回路120に入力され、ORゲ−ト回路120の
出力信号はPWM処理回路80に入力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は交流モータ制御装置
に係り、特に、電動車両の駆動用として用いられる交流
モータの制御に好適な交流モータ制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】 近年、電気自動車や電動二輪車等に代
表される電動車両の駆動用モ−タとして3相交流モ−タ
が普及している。この種の交流モ−タを駆動源とする電
動車両では、運転者がアクセル開度として走行速度を指
示すると、当該速度での走行を可能にするトルク指令が
目標電流値として発せられ、この目標電流値は交流モ−
タの各相を流れる励磁電流の実測値と比較される。モ−
タ制御部では、前記比較結果に基づいて励磁電流を前記
目標電流値に一致させるトルク制御が行われ、これによ
りアクセル開度に応じた車速制御が可能になる。
【0003】図7は従来の交流モ−タ制御装置の構成を
示したブロック図である。バッテリ電圧は、直列接続さ
れて各インバ−タ回路70U,70V,70Wを構成す
る一対のパワ−スイッチング素子の両端にそれぞれ印加
され、ここで交流電圧に変換されてモ−タ40の各相
U,V,Wに供給される。モ−タ40の各相U,V,W
に流れる励磁電流IU ,IV ,IW は、それぞれ電流セ
ンサ50U,50V,50Wで検出され、それぞれ励磁
電流記号SU ,SV ,SW として選択回路30に入力さ
れる。
【0004】選択回路30は、モ−タ40の回転角を検
出する角度センサ60の出力信号に基づいて前記励磁電
流信号SU ,SV ,SW のいずれかを選択的に出力す
る。出力された励磁電流信号はコンパレ−タ10の非反
転入力端子に入力され、その反転入力端子には、CPU
(図示せず)がアクセル開度に応じて演算した目標電流
値が入力される。コンパレ−タ10は両者を比較して比
較結果をPWM処理回路80へ出力する。PWM処理回
路80は比較結果に応じてデューティ−比を演算し、こ
の演算結果に基づいてデューティ−比が補正されたPM
W信号を生成して出力する。励磁相決定器20は、前記
角度センサ60の検出信号に基づいて励磁相を決定する
と、この励磁相のインバ−タ回路を構成するパワ−スイ
ッチング素子のゲ−トに前記PWM信号を供給する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術で
は、電流センサ50U,50V,50Wのいずれかが故
障し、その出力信号が各相の励磁電流を反映しなくなる
と正確なトルク制御が不可能となってしまう。このた
め、例えば特開平7−177602号公報では、電流セ
ンサの故障が検知されると、その出力信号に基づくフィ
−ドバック制御を中止してフィ−ドフォワ−ド制御に切
り替えたり、故障した電流センサが1相のみであれば、
残りの複数の相の電流センサの出力信号に基づいて当該
故障した電流センサの出力を予測し、フィ−ドバック制
御を継続する技術が開示されている。
【0006】しかしながら、上記した従来技術では複数
の制御方式を備えたり、故障した電流センサの出力を、
残りの電流センサの出力信号に基づいて求める構成が必
要となるので構成が複雑化してしまうという問題があっ
た。
【0007】さらに、電流センサ50の出力信号はCP
Uやゲ−ト回路等に合わせて、図8に示したように例え
ば0.5〜4.5Vの範囲で変動し、電流ゼロの場合の
2.5Vを中心にして、正方向電流に関しては電流値に
応じて2.5〜4.5Vの検出信号を出力し、逆方向電
流に関しては2.5〜0.5Vの検出信号を出力するよ
うに構成されている。
【0008】ここで、電流センサ50が故障し、その出
力電圧が“L”レベル(0.5V以下)や“H”レベル
(4.5V以上)に固定されてしまった場合には、その
故障検出が比較的容易であるものの、電流ゼロレベル
(2.5V)に固定されてしまった場合には、正常時で
も電流センサ50は電流ゼロレベルを示し得ることから
その検出が難しいという問題があった。
【0009】本発明の目的は、上記した従来技術の問題
点を解決し、電流センサの一部が故障した場合でも引き
続き走行できるようにするフェ−ルセ−フ機構を簡単な
構成で提供できるようにすると共に、電流センサの出力
が電流ゼロレベルに固定されてしまうような故障時にも
引き続き走行できるようにするフェ−ルセ−フ機構を備
えた交流モ−タ制御装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明では、直流電圧を交流電圧に変換して交
流モ−タの各励磁相へ供給するインバ−タと、前記各励
磁相に流れる電流を検出する複数の電流センサと、前記
各電流センサの出力信号を別途に決定された目標値と比
較して比較結果を出力する比較手段と、前記各比較結果
の論理和を演算する論理和回路と、交流モ−タの回転角
に基づいて選択された励磁相に対する電流制御を前記論
理和回路の出力信号に基づいて行う電流制御手段とを具
備した点に特徴がある。
【0011】このような構成において、例えばU,V,
W相から成る3相交流モ−タにおいて励磁電流がU相か
らV相に流れている場合、U相の電流値とV相の電流値
とは、その向きを無視すれば実質上同一となるはずであ
る。同様に、励磁電流がU相からW相に流れている場合
もU相の電流値とW相の電流値とは同一となる。したが
って、U相に関する電流センサが故障していても、励磁
電流がU相からV相に流れている期間はU相の励磁電流
をV相に関する電流センサの検出値で代表することがで
き、励磁電流がU相からW相に流れている期間はW相に
関する電流センサの検出値で代表することができる。し
たがって、各比較結果の論理和をとれば、たとえいずれ
かの電流センサが故障しているとしても、その論理和は
常時の出力信号と何等変わりがなく、簡単な構成で正確
な交流モ−タ制御が可能になる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明を詳
細に説明する。図1は、本発明の一実施形態である交流
モ−タ制御装置のブロック図であり、前記と同一の符号
は同一または同等部分を表している。図7に関して説明
した従来技術と比較すれば明らかなように、本実施形態
では前記コンパレ−タ10および選択回路30の代わり
に比較選択回路100aを設けた点に特徴がある。図2
は、この比較選択回路100aの構成を具体的に示した
ブロック図であり、図3は、図1、2の主要部の信号波
形を示した図である。
【0013】図2において、前記電流センサ50Uによ
って検出されたU相に関する励磁電流信号SU はコンパ
レ−タ101の非反転入力端子およびコンパレ−タ10
2の反転入力端子に入力される。同様に、電流センサ5
0Vから出力された励磁電流信号SV はコンパレ−タ1
03の非反転入力端子およびコンパレ−タ104の反転
入力端子に入力され、電流センサ50Wから出力された
励磁電流信号SW はコンパレ−タ105の非反転入力端
子およびコンパレ−タ106の反転入力端子に入力され
る。前記各電流センサの出力電圧も、前記図8に関して
説明したように0.5〜4.5Vの範囲で変動し、電流
ゼロの場合の2.5Vを中心にして、正方向電流に関し
ては電流値に応じて2.5〜4.5Vの励磁電流信号を
出力し、逆方向電流に関しては2.5〜0.5Vの励磁
電流信号を出力する。
【0014】励磁電流の目標値は、これをデュ−ティ−
比の大小に換算したパルス信号PXとしてCPU90か
ら出力される。すなわち、目標値が高ければ“H”レベ
ル期間の長いパルスが出力され、目標値が低ければ
“H”レベル期間の短いパルスが出力される。このパル
ス信号PX は第1の積分回路111に入力されると共
に、インバ−タ110を介して第2の積分回路112に
も入力される。
【0015】第1および第2の積分回路111、112
は入力パルスを積分し、デュ−ティ−比に応じたレベル
の直流電圧に変換して出力する。したがって、パルス信
号PX が0−5Vの振幅でデュ−ティ−比が80%
(“H”レベルの期間が80%)であれば、第1の積分
回路111の出力信号IH は4V,第2の積分回路11
2の出力信号IL は1Vとなる。
【0016】前記第1の積分回路111の出力信号IH
は正方向目標値としてコンパレ−タ101,103,1
05の反転入力端子に入力され、前記第2の積分回路1
12の出力信号IL は逆方向目標値としてコンパレ−タ
102,104,106の非反転入力端子に入力され
る。なお、本実施例ではデジタル信号で表された目標値
を積分回路を用いて直流電圧に変換しているが、積分回
路に代わりにD/Aコンバータを利用するようにしても
良い。各コンパレ−タ101〜106の出力信号S1 〜
S6 は6入力ORゲ−ト回路120に入力され、ORゲ
−ト回路120の出力信号は前記PWM処理回路80に
入力される。
【0017】このような構成において、各電流センサ5
0U,50V,50Wが正常に機能しており、それぞれ
の電流センサから出力される励磁電流信号に基づいてP
WM制御が実行されれば、図3に示したように、例えば
U相に関する励磁電流信号SU は、電流の方向がU相か
らV相あるいはU相からW相の正方向である間はコンパ
レ−タ101によって正方向目標電流IH と比較され、
励磁電流信号SU が正方向目標値IH を上回ればコンパ
レ−タ101の出力信号S1 が“H”レベルとなる。ま
た、電流の方向がV相からU相あるいはW相からU相の
逆方向である間はコンパレ−タ102によって逆方向目
標値IL と比較され、励磁電流SU が逆方向目標値IL
を下回ればコンパレ−タ102の出力信号S2 は“H”
レベルとなる。さらに、励磁電流信号SU が各目標値I
H ,IL の間にあれば、各出力信号S1 ,S2 は共に
“L”レベルとなる。
【0018】同様に、V相に関する励磁電流信号SV お
よびW相に関する励磁電流信号SWについても、正方向
目標値IH を上回ればコンパレ−タ103,105の出
力信号S3 ,S5 が“H”レベルとなり、逆方向目標値
IL を下回ればコンパレ−タ104,106の出力信号
S4 ,S6 が“H”レベルとなり、各目標値IH ,IL
の間にあれば出力信号S3 〜S6 は共に“L”レベルと
なる。
【0019】ORゲ−ト回路120の出力は、いずれか
のコンパレ−タの出力信号が“H”レベルであれば
“H”レベルとなる。そして、PWM処理回路80は、
ORゲ−ト回路120から出力された信号が“L”レベ
ルであれば励磁電流を増やし、“H”レベルであれば励
磁電流を減じるためのPWM信号を生成して出力するの
で目標に応じたトルク制御が可能になる。
【0020】ここで、例えば電流センサ50Uが故障
し、図4に示したように、その励磁電流信号SU が電流
ゼロレベルに固定されてしまうと、コンパレ−タ10
1,102の出力信号も“L”レベルとなる。しかしな
がら、残りの電流センサ50V,50Wが正常に機能
し、コンパレ−タ103〜106の出力パルスS3〜S
6が正常に出力され続ければ、ORゲ−ト回路120は
前記図3の場合と同様にパルス信号を切れ目なく出力し
続けるので、PWM処理回路80では常時と同様にPW
M信号を生成・出力することが可能となる。
【0021】このように、本実施形態によれば各電流セ
ンサの出力信号の論理和に基づいてPWM信号が生成さ
れるので、極めて簡単な構成により、いずれかの電流セ
ンサが故障した場合のフェ−ルセ−フが可能となり、ト
ルク指令に応じた励磁電流制御を継続できるようにな
る。また、本実施形態では目標電流と比較すべき電流セ
ンサ出力を、比較選択回路100aにおいてモータの回
転角ごとに選択する必要がないので構成の簡単化が可能
になる。
【0022】さらに、本実施例では電流センサが故障し
て電流ゼロレベルに固定されるとコンパレ−タの出力信
号が“L”レベルとなるようにしたので、故障した電流
センサの出力信号はORゲ−ト回路120によって無視
されることになる。このため、故障した電流センサの影
響がなくなってトルク制御の継続が可能になる。
【0023】ところで、上記した実施形態では、例えば
電流センサ50Uが故障して、その励磁電流信号SU が
“H”レベルまたは“L”レベルに固定されてしまう
と、コンパレ−タ101,102の出力が常に“H”レ
ベルとなるのでORゲ−ト回路120の出力波形も常に
“H”レベルとなってしまう。このため、PWM処理回
路80では励磁電流を減じるためのPWM信号が生成さ
れてしまう。
【0024】もっとも、当該PWM信号によるトルク制
御が行われれば車速が低下し、最終的には車両が停止す
ることから安全面での問題はないもののドライバビリテ
ィ−が低下することになる。そこで、次に説明する本発
明の第2実施形態では、故障した電流センサの励磁電流
信号が“H”レベルまたは“L”レベルに固定されてし
まっても引き続き走行できるようにした。
【0025】図5は、本発明の第2実施形態である比較
選択回路100bの構成を示したブロック図であり、前
記と同一の符号は同一または同等部分を表している。本
実施形態の比較選択回路100bは前記第1実施形態の
比較選択回路100aと置換して使用することができ
る。
【0026】本実施形態では、各コンバレ−タ101〜
106の出力段とORゲ−ト回路120との間にAND
ゲ−ト回路201〜206を設けると共に、前記各電流
センサ50U,50V,50Wから出力された励磁電流
信号SU ,SV ,SW をCPU91にも入力し、各電流
センサの励磁電流信号に応じて各ANDゲ−ト回路20
1〜206を制御するようにした点に特徴がある。
【0027】図6は、前記CPU91の動作を示したフ
ロ−チャ−トである。ステップS1では、U相に関する
励磁電流信号SU と上限値Imax とが比較され、励磁電
流信号SU が上限値Imax を上回るとステップS3へ進
み、上限値Imax を下回るとステップS2へ進む。この
上限値Imax は、電流センサ50が正常に機能している
限り出力し得ない高電圧(例えば、4.6V以上)に設
定される。
【0028】ステップS2では、今度は励磁電流信号S
U と下限値Imin とが比較され、励磁電流信号SU が下
限値Imin を下回るとステップS3へ進み、励磁電流信
号SU が下限値Imin を上回るとステップS4へ進む。
この下限値Imin も、電流センサ50が正常に機能して
いる限り出力し得ない低電圧(例えば、0.4V以下)
に設定される。
【0029】ステップS3では、U相の電流センサ50
Uが故障していると判断され、警告表示あるいは警報音
等の適宜の警告が運転者に発せられる同時に、ゲ−ト信
号SUGを“L”レベルにしてANDゲ−ト回路201、
202の出力を“L”レベルに固定する。
【0030】以下同様に、V相に関する励磁電流信号S
V が上下限値を外れればゲ−ト信号SVGを“L”レベル
にしてANDゲ−ト回路203、204の出力を“L”
レベルに固定し、W相に関する励磁電流信号SW が上下
限値を外れればゲ−ト信号SWGを“L”レベルにしてA
NDゲ−ト回路205、206の出力を“L”レベルに
固定する。この結果、故障した電流センサの出力信号は
ANDゲ−ト回路によって無視されることになるので、
故障した電流センサの影響がなくなってトルク制御の継
続が可能になる。
【0031】上記した実施形態では、PWM処理回路8
0は比較選択回路100aによる比較結果に基づいて演
算したデューティ−比のパルス信号を出力するものとし
て説明したが、本発明はこれのみに限定されず、比較結
果(ORゲ−ト回路120の出力信号)を常時監視し、
比較結果が反転するごとにレベルが反転するパルス信号
を出力するようにした回路にも同様に適用することがで
きる。
【0032】なお、上記した各実施形態では、電流セン
サの出力が目標値よりも高ければ(電流センサの出力信
号が正方向目標値IH を上回るか、逆方向目標値IL を
下回る)コンパレ−タの出力信号が“H”レベルとな
り、各目標値よりも低ければ“L”レベルとなる論理を
採用し、ORゲ−ト回路120の出力信号が“L”レベ
ルであれば励磁電流を増やし、“H”レベルであれば励
磁電流を減じる制御が実行されるが、その趣旨は以下の
通りである。
【0033】すなわち、上記とは逆の論理を採用する
と、電流センサの出力が目標値よりも高ければコンパレ
−タの出力信号が“L”レベルとなり、各目標値よりも
低ければ“H”レベルとなるようにすると共に、ORゲ
−ト回路120の出力信号が“H”レベルであれば励磁
電流を増やし、“L”レベルであれば励磁電流を減じる
制御が実行されることになる。
【0034】しかしながら、このような論理を採用する
と、電流センサが故障して、その出力が電流ゼロレベル
に固定されるとコンパレ−タの出力信号が“H”レベル
となってしまい、ORゲ−ト回路120の出力も他の電
流センサの出力とは無関係に“H”レベルとなってしま
う。そして、これは励磁電流を増やして車速を増す制御
が行われてしまうことを意味する。
【0035】また、このような“車速を増す制御”を禁
止するためには、前記図5に関して説明したANDゲー
トを設けることになるが、その際に前記図6に関して説
明したプログラム処理として、今度は電流センサの出力
がゼロレベルか否かの判定を行い、“ゼロレベル”が検
出されるとゲートを閉じる制御を行うことになる。しか
しながら、電流センサの出力は常時でもゼロレベルを取
り得るために、その検出プログラムが非常に複雑になっ
てしまう。
【0036】これに対して上記した実施形態の構成によ
れば、検出の難しい“電流センサ出力のゼロレベルへの
固定”はORゲ−ト回路120によって無視することが
でき、図6に関して説明した検出プログラムは“H”レ
ベルまたは“L”レベルという、常時では起こり得ない
信号レベルを検出すれば良いので処理が簡単になる。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば以下のような効果が達成
される。 (1) 各電流センサが故障して、その出力電圧が“L”レ
ベルまたは“H”レベルに固定されてしまった場合であ
っても、各電流センサの出力信号の論理和に基づいてP
WM信号が生成されるので、極めて簡単な構成によるフ
ェ−ルセ−フが可能となり、トルク指令に応じた励磁電
流制御を継続できるようになる。
【0038】さらに、本発明では目標電流と比較すべき
電流センサ出力を、比較選択回路100aにおいてモー
タの回転角ごとに選択する必要がないので構成の簡単化
が可能になる。 (2) 各電流センサが故障して、その出力が電流ゼロレベ
ルに固定されるとコンパレ−タの出力信号が“L”レベ
ルとなるようにしたので、故障した電流センサの出力信
号はORゲ−ト回路によって無視されることになる。こ
のため、故障した電流センサの影響がなくなってトルク
制御の継続が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した交流モータ制御装置のブロ
ック図である。
【図2】 本発明を適用した比較選択回路100aの第
1実施形態の構成を示したブロック図である。
【図3】 図1,2の主要部の信号波形を示した図であ
る。
【図4】 図1,2の主要部の信号波形を示した図であ
る。
【図5】 本発明を適用した比較選択回路100bの第
2実施形態の構成を示したブロック図である。
【図6】 第2実施形態の動作を示したフローチャート
である。
【図7】 従来技術の構成を示したブロック図である。
【図8】 電流センサの出力特性を示した図である。
【符号の説明】
50U,50V,50W…電流センサ,80…PWM処
理回路,90,91…CPU,100a,100b…比
較選択回路,101〜106…コンパレータ,111,
112…積分回路,120…ORゲ−ト回路,201〜
206…ANDゲート回路

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直流電圧を交流電圧に変換して交流モ−
    タの各励磁相へ供給するインバ−タ回路と、 前記各励磁相に流れる電流を検出する複数の電流センサ
    と、 前記各電流センサの出力信号を、別途に決定された目標
    値と比較して比較結果を出力する比較手段と、 前記各比較結果の論理和を演算する論理和回路と、 交流モ−タの回転角に基づいて選択された励磁相に対す
    る電流制御を前記論理和回路の出力信号に基づいて行う
    電流制御手段とを具備し、 前記比較手段は、電流センサの出力信号が前記目標値を
    越えなければ“L”レベル信号を出力することを特徴と
    する交流モータ制御装置。
  2. 【請求項2】 前記電流センサの出力信号が予定の範囲
    を外れたか否かを検出する手段と、 予定範囲外の信号が検出されると、当該電流センサの後
    段に接続された前記比較手段の出力を禁止するゲート手
    段とをさらに具備したことを特徴とする請求項1に記載
    の交流モータ制御装置。
  3. 【請求項3】 前記電流制御手段は、 前記論理和回路の出力信号に基づいてデューティー比を
    調整されたPWM信号を発生するPWM処理手段と、 交流モータの回転角に基づいて励磁量を決定し、この励
    磁相に対して前記PWM信号を供給する励磁相決定手段
    とによって構成されたことを特徴とする請求項1または
    2に記載の交流モータ制御装置。
JP31006695A 1995-11-02 1995-11-02 交流モータ制御装置 Expired - Lifetime JP3499666B2 (ja)

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