JPH09130652A - ビデオカメラの撮像素子取付構造 - Google Patents

ビデオカメラの撮像素子取付構造

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JPH09130652A
JPH09130652A JP7306767A JP30676795A JPH09130652A JP H09130652 A JPH09130652 A JP H09130652A JP 7306767 A JP7306767 A JP 7306767A JP 30676795 A JP30676795 A JP 30676795A JP H09130652 A JPH09130652 A JP H09130652A
Authority
JP
Japan
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image pickup
camera
image
pickup device
holder
Prior art date
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Pending
Application number
JP7306767A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideaki Muramatsu
英明 村松
Kazuo Kimura
一雄 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Publication date
Application filed by Victor Company of Japan Ltd filed Critical Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 撮像素子の光軸上での結像位置をスペーサ板
により調整する。 【解決手段】 カメラ鏡筒2の後方部位を開口した後面
2b側に撮像素子6を固着したホルダ7を取付ける際、
ホルダ7をカメラ鏡筒の後面2bに直接取付けることな
く、カメラ鏡筒の後面2bを基準面として設定し、且
つ、カメラ鏡筒2の後面2bとホルダ7との間にスペー
サ板10から所定の高さ突き出した台座10bをカメラ
鏡筒2の後面2bとホルダ7との間に介装させることに
より、撮像素子6の光軸K上での撮像位置を調整するよ
うに構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ビデオカメラの撮
像素子取付構造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般的に、ビデオカメラは、撮影レンズ
群で撮影した被写体像をCCDなどの撮像素子に結像さ
せ、且つ、この撮像素子で被写体像を光電変換して、光
電変換した後の被写体像をビデオカメラと一体に設けた
ビデオテープレコーダにより磁気記録できるように携帯
性良く構成されている。
【0003】図5は一般的なビデオカメラの撮像素子取
付構造において、カメラ鏡筒内の構成を示した断面図で
ある。
【0004】図5に示したような一般的なビデオカメラ
1Aにおいて、略円筒形状のカメラ鏡筒2内には、被写
体Hを撮影する撮像レンズ群3(3A〜3D)と、撮像
レンズ群3で撮影した被写体像の高域成分による偽似信
号を防ぐ光学ローパスフィルタ4と、光学ローパスフィ
ルタ4を通過した被写体像を光電変換する撮像素子6と
が光軸Kを合わせて上記の順に配設されている。
【0005】上記撮像レンズ群3は、被写体H側でカメ
ラ鏡筒2内の前面2a側に固設した撮像レンズ3Aと、
撮像レンズ3Aの後方でカメラ鏡筒2内を光軸方向に移
動自在なズームレンズ3Bと、ズームレンズ3Bの後方
に固設した固定マスターレンズ3Cと、固定マスターレ
ンズ3Cの後方でカメラ鏡筒2内を光軸方向に移動自在
なフォーカスレンズ3Dとで構成されている。
【0006】また、カメラ鏡筒2内でフォーカスレンズ
3Dの後方には、光学ローパスフィルタ4が固設されて
いる。この光学ローパスフィルタ4は、カメラ鏡筒2の
後方部位を開口した後面2b側から挿入されて、カメラ
鏡筒2内に設けたフィルタ取付部2c内に固定されてい
る。上記光学ローパスフィルタ4は、撮像レンズ群3に
より撮影した被写体像の高域成分による偽似信号を防ぐ
ために設けたものである。
【0007】更に、光学ローパスフィルタ4の後方に
は、ラバー5を介して撮像素子6が固設されている。こ
の撮像素子6は接着材などを用いてホルダ7に予め固着
されている。そして、カメラ鏡筒2の後面2b側から光
学ローパスフィルタ4をカメラ鏡筒2のフィルタ取付部
2c内に挿入し、且つ、ホルダ7に予め固着された撮像
素子6を後面2b側から挿入して、撮像素子6をラバー
5を介して光学ローパスフィルタ4側に押し付けた後、
ホルダ7をカメラ鏡筒2の後面2bにネジ8で直接取付
けている。そして、撮像レンズ群3により撮影した被写
体像は、光学ローパスフィルタ4を通過した後に撮像素
子6の光軸K上での結像位置に結像されて、この撮像素
子6により被写体像が光電変換されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記したよ
うに一般的なビデオカメラ1Aでは、カメラ鏡筒2の後
方部位を開口した後面2b側から撮像素子6を取付ける
際、カメラ鏡筒2の後面2bを基準面として撮像素子6
を固着したホルダ7を後面2bに直接取付けることによ
り、撮像素子6の光軸K上での結像位置が位置決めされ
るものの、撮像素子6の結像位置を変更しなければなら
ない場合があり、この理由について以下項〜項に記
す。
【0009】即ち、.一般的に、撮像素子6の光学特
性に合わせて光学ローパスフィルタ4を用意しなければ
ならず、ここでは選定した光学ローパスフィルタ4の光
学特性により撮像素子6の結像位置が変わってしまう。
この際、光学ローパスフィルタ4及び撮像素子6の光学
特性が詳細に決定されていない段階でも、両者の概略仕
様がわかればカメラ鏡筒2の設計を開始してしまう場合
がある。このような段階では、カメラ鏡筒2の前面2a
から後面2bまでの寸法を概略決定し、このカメラ鏡筒
2を用いて、撮像素子6の光学K上での結像位置を別な
手段で調整したい場合がある。
【0010】.また、光学ローパスフィルタ4,撮像
素子6などを2社から購入したい場合、各社によって外
観形状寸法は略同一であるものの、光学特性が異なる場
合がある。このような場合に、カメラ鏡筒2を共用しな
がら上記と同様に撮像素子6の光学K上での結像位置を
別な手段で調整したい場合がある。
【0011】.更に、ビデオカメラ1Aの機種を変更
する場合に、既に製作済みのカメラ鏡筒2を共用しなが
ら上記と同様に撮像素子6の光学K上での結像位置を別
な手段で調整したい場合がある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題に鑑み
てなされたものであり、カメラ鏡筒の後方部位を開口し
た後面側に撮像素子を固着したホルダを取付ける際、ホ
ルダをカメラ鏡筒の後面に直接取付けることなく、カメ
ラ鏡筒の後面を基準面として設定し、且つ、カメラ鏡筒
の後面とホルダとの間にスペーサ板から所定の高さ突き
出した台座を介装させることにより、撮像素子の光軸上
での撮像位置を調整するように構成している。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に本発明に係わるビデオカメ
ラの撮像素子取付構造を図1乃至図4を参照して詳細に
説明する。
【0014】図1は本発明に係わるビデオカメラの撮像
素子取付構造を説明するための斜視図、図2(A),
(B),(C)は図1に示したスペーサ板を拡大して示
した正面図,下面図,右側面図、図3は同ビデオカメラ
の撮像素子取付構造において、撮像素子の取付構造を拡
大して示した断面図、図4は同ビデオカメラの撮像素子
取付構造において、カメラ鏡筒内の構成を示した断面図
である。
【0015】尚、説明の便宜上、先に示した構成部材と
同一構成部材に対しては同一の符号を付し、且つ、先に
示した構成部材は必要に応じて適宜説明すると共に、従
来と異なる構成部材に新たな符号を付して説明する。
【0016】本発明に係わるビデオカメラの撮像素子取
付構造を説明する前に、図4を用いて本発明に係わるビ
デオカメラ1Bのカメラ鏡筒2内の構成を簡略に説明す
る。
【0017】図4に示した本発明に係わるビデオカメラ
1Bにおいて、略円筒形状のカメラ鏡筒2内には、被写
体Hを撮影する撮像レンズ群3(3A〜3D)と、撮像
レンズ群3で撮影した被写体像の高域成分による偽似信
号を防ぐ光学ローパスフィルタ4と、光学ローパスフィ
ルタ4を通過した被写体像を光電変換する撮像素子6と
が、先に従来例で説明したと同様に、光軸Kを合わせて
上記の順に配設されている。
【0018】ここで、カメラ鏡筒2の後方部位を開口し
た後面2b側に撮像素子6を固着したホルダ7を取付け
る際、ホルダ7をカメラ鏡筒2の後面2bに直接取付け
ることなく、本発明ではカメラ鏡筒2の後面2bとホル
ダ7との間に、スペーサ板10を介装させている。この
スペーサ板10は、本発明の要部を構成する部材であ
り、後述するように撮像素子6の光軸K上での結像位置
を調整するために設けられているものである。
【0019】次に、本発明に係わるビデオカメラの撮像
素子取付構造を図1乃至図3を用いて更に詳細に説明す
る。
【0020】図1に示した本発明に係わるビデオカメラ
1Bにおいて、カメラ鏡筒2の後方部位を開口した後面
2bの内側には、光学ローパスフィルタ4及び撮像素子
6を収納できるスペースが形成されている。
【0021】また、カメラ鏡筒2の後面2bは、略円筒
状の外周に沿ってリング状に平坦な面に形成されてお
り、且つ、平坦に形成された後面2bは撮像素子6の光
軸K上での結像位置を位置決めするための基準面となっ
ている。更に、カメラ鏡筒2の後面2bには、図示左右
に分かれて位置決めボス2bが一方の対角線上に一体
的に突出形成され、且つ、取付ネジ孔2bが他方の対
角角線上に穿設されている。
【0022】また、カメラ鏡筒2の後面2bと、撮像素
子6を固着したホルダ7との間には、本発明の要部とな
るスペーサ板10が介装されている。
【0023】上記スペーサ板10は、図2(A)〜
(C)にも拡大して示した如く、アルミ板などを用いて
カメラ鏡筒2の後面2bの外形に合わせてプレス加工に
より打ち抜き形成されており、光学ローパスフィルタ4
を通過した被写体像を撮像素子6に結像させるための開
口部10aが光軸Kに沿って形成され、且つ、所定の高
さ突き出した台座10bが開口部10aの左右に分かれ
て夫々2か所づづ上下に形成されている。更に、夫々の
台座10bには、第1逃げ逃げ孔10cと第2逃げ逃げ
孔10dとが夫々の対角線上に穿設されている。
【0024】この際、図2に示したように、スペーサ板
10から突き出した台座10bの突き出し量は、スペー
サ板10の板厚tに対して、突き出し高さtがプレ
ス加工により所定の高さに設定されており、この突き出
し高さtにより撮像素子6の光軸K上での結像位置を
調整できるように設定されている。言い換えると、スペ
ーサ板10から突き出した台座10bまでの全体の高さ
Tは、当然、板厚tと突き出し高さtとを加算した
値となっており、この全体の高さTが撮像素子6の結像
位置を調整するための高さとなっていることは明らかで
ある。
【0025】ここで、一般的にアルミ板などの板厚はメ
ーカーによって規格化されているため、アルミ板の板厚
だけで撮像素子6の光軸K上での結像位置を調整しよう
とすると、希望の板厚を入手できないことがある。これ
に対して、本発明では、スペーサ板10から突き出した
台座10bの突き出し量を、プレス加工により希望通り
の所定の突き出し高さtに設定することができるの
で、所定の突き出し高さtの台座10bにより撮像素
子6の光軸K上での結像位置を確実に調整することがで
きる。
【0026】図1に戻り、撮像素子6を固着(接着)し
たホルダ7は、アルミ板などを用いてプレス加工により
長方形状に打ち抜き形成されており、左右両端に分かれ
て位置決め孔7a及び取付孔7bが穿設されている。こ
の際、ホルダ7の位置決め孔7aには、カメラ鏡筒2の
後面2bに突出形成した位置決めボス2bが嵌合して
おり、この位置決めボス2bはスペーサ板10の第1
逃げ逃げ孔10cを貫通した後に嵌合して、カメラ鏡筒
2の後面2bの図示左右方向に対してホルダ7を位置決
めしている。一方、ホルダ7の後方から取付孔7bにネ
ジ8を挿入し、このネジ8をスペーサ板10の第2逃げ
孔10dを貫通させてカメラ鏡筒2の後面2bに穿設し
た取付ネジ孔2bに螺合させている。
【0027】また、ホルダ7に固着した撮像素子6は、
複数の接続端子6aを図示上下の端面に保持しており、
これらの接続端子6aはホルダ7の上下の端面を跨いで
後方に突出して図示しないプリント配線基板にハンダ付
けされている。
【0028】次に、図3に示した如く、カメラ鏡筒2の
後面2b側に撮像素子6を固着したホルダ7を取付ける
動作は、カメラ鏡筒2の後面2b側にスペーサ板10を
用意した後、カメラ鏡筒2の後面2b側から光学ローパ
スフィルタ4をカメラ鏡筒2のフィルタ取付部2c内に
挿入し、更にホルダ7に固着した撮像素子6をスペーサ
板10の開口部10aを通過させてラバー5を介して光
学ローパスフィルタ4側に押し付けた後、カメラ鏡筒2
の後面2bとホルダ7との間にスペーサ板10を重ね合
わせて、ホルダ7をスペーサ板10を介してカメラ鏡筒
2の後面2bにネジ8で取付けている。
【0029】従って、カメラ鏡筒2の後面2bとホルダ
7との間にスペーサ板10から突き出した台座10bを
介装させることになり、この台座10bの所定の高さに
より撮像素子6の光軸K上での結像位置を調整すること
ができる。
【0030】
【発明の効果】以上詳述した本発明に係わるビデオカメ
ラの撮像素子取付構造によると、カメラ鏡筒の後方部位
を開口した後面側に撮像素子を固着したホルダを取付け
る際、ホルダをカメラ鏡筒の後面に直接取付けることな
く、カメラ鏡筒の後面を基準面として設定し、且つ、カ
メラ鏡筒の後面とホルダとの間にスペーサ板から所定の
高さ突き出した台座を介装させることにより、撮像素子
の光軸上での撮像位置を調整するように構成したので、
スペーサ板から突き出した台座の突き出し量を、プレス
加工により希望通りの所定の突き出し高さに設定するこ
とができ、所定の突き出し高さの台座により撮像素子の
光軸上での結像位置を確実に調整することができる。
【0031】従って、カメラ鏡筒の前面から後面までの
寸法が概略決定されている場合とか、あるいは、光学ロ
ーパスフィルタ,撮像素子などを2社から購入したい場
合とか、もしくは、ビデオカメラの機種を変更する場合
に既に製作済みのカメラ鏡筒を共用したい場合などが生
じても、本発明によるスペーサ板を用いて撮像素子の結
像位置を調整することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるビデオカメラの撮像素子取付構
造を説明するための斜視図である。
【図2】(A),(B),(C)は図1に示したスペー
サ板を拡大して示した正面図,下面図,右側面図であ
る。
【図3】本発明に係わるビデオカメラの撮像素子取付構
造において、撮像素子の取付構造を拡大して示した断面
図である。
【図4】本発明に係わるビデオカメラの撮像素子取付構
造において、カメラ鏡筒内の構成を示した断面図であ
る。
【図5】一般的なビデオカメラの撮像素子取付構造にお
いて、カメラ鏡筒内の構成を示した断面図である。
【符号の説明】
1…ビデオカメラ、2…カメラ鏡筒、2b…後面、3…
撮像レンズ群、3A…撮像レンズ、3B…ズームレン
ズ、3C…固定マスターレンズ、3D…フォーカスレン
ズ、4…光学ローパスフィルタ、6…撮像素子、7…ホ
ルダ、10…スペーサ板、10a…開口部、10b…台
座、H…被写体、K…光軸、t…スペーサ板からの所
定の高さ突き出した台座の突き出し高さ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体を撮影する撮像レンズ群と、該撮像
    レンズ群で撮影した被写体像の高域成分による偽似信号
    を防ぐ光学ローパスフィルタと、該光学ローパスフィル
    タを通過した被写体像を光電変換する撮像素子とをカメ
    ラ鏡筒内に光軸を合わせて上記の順に配設し、且つ、前
    記カメラ鏡筒の後方部位を開口した後面側から前記撮像
    素子を取付ける際に、該後面を基準面として該撮像素子
    の光軸上での結像位置を位置決めするビデオカメラの撮
    像素子取付構造において、 前記撮像素子を固着したホルダと、 前記光学ローパスフィルタを通過した被写体像を前記撮
    像素子に結像させるための開口部を光軸に沿って形成
    し、且つ、所定の高さ突き出した台座を該開口部の周辺
    に形成したスペーサ板とを具備してなり、 前記カメラ鏡筒の後面と前記ホルダとの間に前記スペー
    サ板から突き出した前記台座を介装させ、且つ、該台座
    の所定の高さにより前記撮像素子の光軸上での結像位置
    を調整することを特徴としたビデオカメラの撮像素子取
    付構造。
JP7306767A 1995-10-31 1995-10-31 ビデオカメラの撮像素子取付構造 Pending JPH09130652A (ja)

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Cited By (5)

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