JP3136702B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置

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JP3136702B2
JP3136702B2 JP03287042A JP28704291A JP3136702B2 JP 3136702 B2 JP3136702 B2 JP 3136702B2 JP 03287042 A JP03287042 A JP 03287042A JP 28704291 A JP28704291 A JP 28704291A JP 3136702 B2 JP3136702 B2 JP 3136702B2
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    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N23/00Cameras or camera modules comprising electronic image sensors; Control thereof
    • H04N23/50Constructional details
    • H04N23/54Mounting of pick-up tubes, electronic image sensors, deviation or focusing coils

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  • Multimedia (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)
  • Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被写体光を電気信号に
変換する撮像手段を備えた、電子スチルカメラなどの撮
像装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、固体撮像素子であるCCDを用
いた従来の撮像装置の一例を示す断面図、図6は図5の
B−B´線に沿う矢視断面図である。
【0003】これらの図において、1は複数のレンズか
らなる結像部であり、この結像部1の後方(図5におい
て右方)には、1/4波長板2およびビームスプリッタ
3が設けられている。このビームスプリッタ3は、平行
平板状の保持部材6の上面に接着・固定されている。保
持部材6は、ハウジング7の後部(図5において右側)
に形成された取り付け面7b上に載置され、ビス8で固
定されている。このビス8は、ハウジング7の取り付け
面7bを貫通する貫通穴7aに挿通されている。ハウジ
ング7の前部には結像部1がビス13で固定されてい
る。
【0004】また、ビームスプリッタ3の上方および後
方(図5において右方)には、水晶フィルター11、1
2を介して2個のCCD4、5がそれぞれ設けられてい
る。CCD4、5は、周知のごとく多数の画素が1次元
的、あるいは2次元的に列設されて構成されている。こ
れらCCD4、5および水晶フィルター11、12は、
それぞれビス29によりCCD保持部材9、10に固定
されており、これらCCD保持部材9、10はビス14
と高さ調整ワッシャー15を介してハウジング7に取り
付けられている(CCD保持部材9のみ図示)。
【0005】次に、以上のような構成の撮像装置の撮影
動作を説明する。結像部1で集光された光束は1/4波
長板2で垂直および水平の直線偏光成分がとり除かれた
後、一部の光束がビームスプリッタ3で上方に反射さ
れ、水晶フィルター11を透過した後、CCD4に入射
する。一方、ビームスプリッタ3を透過した光束は水晶
フィルター12を透過し、CCD5に入射する。そして
不図示の電気回路によりCCD4からは輝度情報が、C
CD5からは色情報が読み出され、これも不図示の記録
媒体に記録される。
【0006】このような撮像装置においては、各CCD
4、5の位置調整が重要となる。すなわち、上述のよう
にCCD4からは輝度情報が、CCD5からは色情報が
読み出されるので、CCD4、5の位置がずれている
と、輝度・色情報をもとにカラー画像を再現する際に異
なる画素の輝度・色を対応させてしまうことがあり、画
質の劣化等を招くおそれがあるからである。
【0007】CCD4、5の位置調整は、CCD4、5
の製造時のばらつき等により最大で1mm程度の調整代
(しろ)が必要である。そして、位置調整の精度は、上
述のように異なる画素の輝度・色を対応させないという
観点からすると、CCD4、5を構成する画素の短辺寸
法の半分以下である必要がある。一例として、画素の短
辺寸法を4μmとすれば、位置調整の精度は±2μm以
下であることが要求され、高精度な位置調整であること
が理解できる。
【0008】従来、CCD4、5の位置調整は、光軸方
向についてはコリメーター(水準器)を用いて基準面を
決定し、高さ調整ワッシャー15の厚さを適宜選択する
ことにより行われ、光軸に直交する方向、すなわちCC
D4、5の受光面に沿った方向については治具(図示
略)により位置決めすることにより行われていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
撮像装置におけるCCD4、5の位置調整にあっては、
各CCD4、5に応じた適切な厚さの高さ調整ワッシャ
ー15を位置調整の度に適宜選択する必要があり、組立
の作業性が良好でなく作業が長時間になり、しかも、ワ
ッシャー15選択に作業者の熟練を要する、という問題
があった。また、ビス14を締め付ける際にその締付力
によりCCD4、5そのものが移動してしまうため、高
精度な位置調整が困難である、という問題もあった。
【0010】このような問題を解決する手段として、C
CDと分光プリズムとの間の隙間に楔体を挿入し、この
楔体を出没させてCCDの位置決めを行った後に接着剤
で固定してしまう技術が提案されている(特開平2−1
40067号公報)。あるいは、固体撮像素子とプリズ
ムとをハンダにより直接接合する技術も提案されている
(特開平2−152376号公報)。
【0011】しかしながら、接着剤によりCCDと分光
プリズムとを接着剤により固定する技術にあっては、C
CDの調整代を考えると接着剤の最大厚さを1mm程度は
確保する必要があり、このように厚い接着剤層を設けた
場合、接着剤の硬化に伴う収縮率が5%程度であったと
すると最大50μmもCCDが移動する可能性があるた
め、位置調整の精度が十分に確保できない、という問題
があった。一方、ハンダにより固体撮像素子とプリズム
とを直接接合する技術にあっても、ハンダの冷却に伴っ
てハンダが収縮するため、同様の問題を抱えている。
【0012】本発明の目的は、撮像手段を結像手段に取
り付ける撮像装置において、撮像手段の取付精度が良好
で、しかも取付工程が簡易な撮像装置を提供することに
ある。
【0013】
【課題を解決するための手段】一実施例を示す図1〜図
3に対応付けて説明すると、本発明は、被写体光を電気
信号に変換する撮像手段4、5と、前記被写体光を撮像
手段4、5に結像する結像手段1と、結像手段1と撮像
手段4、5とを結合する結合手段21とを備えた撮像装
置に適用される。そして、結合手段21は少なくとも3
本のピン24と、撮像手段4、5もしくは結像手段1の
いずれか一方に設けられ、ピン24をピン24の軸方向
に摺動可能に挿通する少なくとも3つの孔23aと、撮
像手段4、5もしくは結像手段1の他の一方に設けら
れ、ピン24をピン24と孔23aとの摺動方向に対し
て略直角方向に摺動可能にする当接面25aと、ピン2
4と孔23a、およびピン24と当接面25aとをそれ
ぞれ固定する固定手段とを有することにより、上述した
目的が達成される。また、請求項2の発明は、請求項1
に記載の撮像装置において、撮像手段4、5に略長方形
状の画素を複数設け、かつ、ピン24の直径をd、孔2
3aの直径をD、画素の短辺寸法をHとすると、D−d
<50×Hなる関係としたものである。
【0014】
【作用】孔23aとピン24との間に介在する接着層が
硬化して収縮しても、この収縮力は接着層の周方向に分
散・相殺される。従って、これら孔23aとピン24と
の間の隙間の大きさに比較して接着層の収縮に伴うピン
24の移動は十分小さいものとなる。一方、ピン24と
撮像手段4、5または結像手段1との間に介在する接着
層が硬化して収縮しても、これらピン24および撮像手
段4、5または結像手段1の対向面25aとは直接的に
当接しているので、接着層の収縮に伴う撮像手段の移動
は無視できるほど小さいものになる。
【0015】なお、本発明の構成を説明する上記課題を
解決するための手段と作用の項では、本発明を分かり易
くするために実施例の図を用いたが、これにより本発明
が実施例に限定されるものではない。
【0016】
【実施例】
−第1実施例− 図1は本発明による撮像装置の第1実施例を示す断面
図、図2は図1のA−A´線に沿う矢視断面図、図3は
CCD取付部のみを拡大して示した断面図である。な
お、以下の説明において、上述した従来例と同一の構成
要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化す
る。
【0017】これらの図において、結像部1の後部(図
1において右端部)は固定部材20内に挿入されてお
り、この固定部材20にビームスプリッタ3保持用の保
持部材21が固定されている。固定部材20は有底円筒
状に形成され、その底部には貫通孔20cが形成されて
いるとともに、その底面たる当接面20aと結像部1の
後部に形成された当接面1aとが当接されている。
【0018】保持部材21は、その断面形状が上方に開
口する略コ字状に形成され、その内部にビームスプリッ
タ3が収納されている。この保持部材21の前端(図1
において左端)3箇所には外方に延出する取付部21a
が形成され、この取付部21aがビス22を介して固定
部材20の当接面20bに固着されることにより、保持
部材21が固定部材20の後部に取り付けられている。
なお、図2において、21bは保持部材21の側部に形
成された接着剤注入孔、21c〜21eは保持部材21
の内部に形成された小凸部であり、この小凸部21c〜
21eによりビームスプリッタ3と保持部材21とは点
接触状態にある。従って、保持部材21が多少歪んでい
てもビームスプリッタ3の傾きに影響を与えることはな
い。さらに、図1および図2において、21fは保持部
材21の底部に形成された出射孔である。
【0019】ビームスプリッタ3の前面(図1において
左端面)たる入射面3aに貼着された1/4波長板2
は、固定部材20の当接面20bに相対向する部分の四
隅が切り欠かれており、従って、ビームスプリッタ3の
入射面3aの四隅3b〜3eは外部に露出されている。
そして、この露出したビームスプリッタ3の四隅3b〜
3eと円筒部材20の当接面20bとが直接に当接して
おり、これにより、ビームスプリッタ3の入射面3aと
結像部1の光軸との間の位置決めが精度良く行われる。
なお、ビームスプリッタ3と保持部材21との間の空隙
には不図示の接着剤が充填されており、その相対位置が
ずれないようになっている。
【0020】また、ビームスプリッタ3の上方および後
方(図1において右方)には、従来例と同様に水晶フィ
ルター11、12を介してCCD4、5が設けられてお
り、これらCCD4、5および水晶フィルター11、1
2はそれぞれビス29によりCCD保持部材25に固定
されている。一方、保持部材21の上部および後部に
は、図2および図3に示すように円筒状のスリーブ23
が固設されており、このスリーブ23により形成される
孔23a内には略円柱状のピン24が嵌合されている。
【0021】ピン24は、図3に示すように、スリーブ
23と微小隙間(例えば100μm程度)をもって嵌合
するピン本体24aと、このピン本体24aよりやや小
径に形成されたピン底部24bと、球面に形成されたピ
ン頭部24cと、これらピン本体24aおよびピン頭部
24cの間に形成されたフランジ部24dとから構成さ
れている。ピン本体24aとスリーブ23との間には接
着剤が充填されてピン24とスリーブ23とが固定され
ている。また、ピン頭部24cはCCD保持部材25の
底面25aに直接的に当接され、この状態でフランジ部
24dとCCD保持部材底面25aとの間に接着剤が充
填されてピン24とCCD保持部材25とが固定されて
いる。このピン24の個数には限定がなく、少なくとも
3本あればCCD保持部材25が特定の平面上で安定す
る。
【0022】また、26はピン24のフランジ部24d
とスリーブ23との間に設けられたバネ、27は保持部
材21の底部に設けられ、出射孔21fを介してCCD
4、5からの反射光を集める集光レンズ、28は集光レ
ンズ27の下流に設けられたフォトトランジスタ28で
ある。
【0023】なお、請求の範囲と実施例との対応におい
て、結像部1、ビームスプリッタ3、固定部材20およ
び保持部材21は結像手段に、CCD4、5およびCC
D保持部材25は撮像手段に、CCD保持部材底面25
a、スリーブ23、ピン24、バネ26および接着剤は
結合手段に、接着剤は固定手段に、それぞれ対応してい
る。
【0024】次に、以上のような構成の撮像装置の組立
方法について説明を行う。まず、ビームスプリッタ3が
収納された保持部材21を、3本のビス22により固定
部材20に取り付ける。そしてビームスプリッタ3の入
射面3aと円筒部材20の当接面20bとが互いに当接
した状態において、このビームスプリッタ3と保持部材
21を接着固定する。接着は、保持部材21に形成され
た接着穴21bからビームスプリッタ3との空隙に接着
剤を充填することにより行う。
【0025】ビームスプリッタ3の取り付けが完了する
と、保持部材21の底部に集光レンズ27を接着固定
し、フォトトランジスタ28を取り付ける。そして円筒
部材20をビス13により結像部1に取り付け、ビス2
9によりCCD保持部材25と一体になったCCD4、
5をロボット等によりチャッキングした状態で移動さ
せ、コリメータ等を用いて最良の位置に調整する。
【0026】ピン24上に保持されたCCD4、5は、
図3に示すように(ただし図3ではCCD4のみ図
示)、直交座標系の互いに直交するX軸、Y軸およびZ
軸方向、およびこれら各軸を中心として回転するΘ、Φ
およびΩ方向に移動可能である。なお、Z軸はCCD4
に入射する光線の光軸方向にとられている。ピン24は
筒状のスリーブ23内に嵌合され、しかもバネ26によ
り常に上方に付勢されているから、CCD4(およびこ
れと一体にされたCCD保持部材25)がZ方向に移動
し、あるいはΘ、Ω方向に回転しても、ピン24が上下
動してこのピン24とCCD保持部材25との当接状態
は維持される。同様に、CCD4がX、Y方向に移動
し、あるいはΦ方向に回転しても、ピン24がCCD保
持部材25の底面25a上を摺動してこれらの当接状態
は維持される。このように、CCD4の移動、回転によ
らずピン24とCCD保持部材25との当接状態は維持
される。
【0027】CCD4、5の位置調整が完了したら、ス
リーブ23、ピン24およびCCD保持部材25の接着
を行う。具体的には、CCD4、5およびCCD保持部
材25をチャッキングしたままで、まずピン底部24b
から接着剤を注入し、ピン24とスリーブ23との間の
隙間に接着剤を充填する。ピン底部24bから注入され
た接着剤は、その表面張力により隙間の狭いピン本体2
4aとスリーブ23との間にも浸透し、これらピン本体
24aとスリーブ23との間に浸透した接着剤から硬化
が開始し、順次ピン底部24bとスリーブ23との間の
接着剤へと硬化が進行する。次いで、ピン24のフラン
ジ部24dの外周から接着剤を注入し、ピン24とCC
D保持部材底面25aとの間の隙間に接着剤を充填す
る。このようにしてピン24とCCD保持部材25、お
よびピン24とスリーブ23の接着を行い、CCD4、
5の位置を固定する。
【0028】この際、ピン24とスリーブ23との間の
接着層は略円筒状であるため、接着剤の硬化に伴う収縮
力がこの接着層の円周方向に分散・相殺される。従っ
て、スリーブ23に対するピン24のX、Y方向の移動
は、スリーブ23とピン24との間の隙間に比較して小
さいものになる。一方、接着層が収縮してもピン24に
はZ方向への収縮力が作用しないので、ピン24のZ方
向の移動はほぼ0と考えてよい。さらに、以上の議論か
らピン24のΘ、Ω、Φ方向の回転も殆ど無視できる量
となる。
【0029】次に、ピン24とCCD保持部材25との
間の接着層は、ピン24とCCD保持部材25との間に
はバネ26が介装されてこれらピン24とCCD保持部
材25とが直接的に当接しているので、この接着層が硬
化して収縮してもピン24またはCCD保持部材25と
接着層との界面に弾性変形がわずかに生じるのみであ
り、ピン24に対するCCD保持部材25のX方向の移
動、Θ、Ω方向の回転は殆ど無視できる量となる。さら
に、これ以外の方向への移動、回転は、接着層の硬化に
伴う収縮力が作用しないので、ほぼ0と考えてよい。
【0030】従って、本実施例によれば、CCD4、5
を位置調整してこれを接着剤により固定しても、接着剤
の硬化に伴う収縮によってCCD4、5の取付位置が移
動、回転する量が非常に小さいため、CCD4、5の高
精度な取付、固定が可能となる。これにより、画質劣化
の少ない撮像装置を簡易に実現することができる。しか
も、従来に比較して取付、固定工程も簡易であり、作業
性が良好で短時間に取付、固定を完成することができ
る。
【0031】なお、接着層の収縮とスリーブ23、ピン
24間の隙間との関係について具体的に考察する。上述
のごとく、接着層の収縮によるCCD4、5のX、Y方
向の移動量は、CCDの画素の短辺方向の寸法Hの半分
以下に抑えられれば良いのであるから、接着層の厚さ、
すなわちピン本体24aの直径dとスリーブ23(孔2
3a)の直径Dとの差である隙間ΔDは次式の関係を満
足しなければならない。 ΔD<(H/2)×(100/η) ……(1) ただし η:接着剤の収縮率(百分率) 上述のごとく、接着層の収縮によってもこの収縮力は接
着層の円周方向に分散・相殺されるため、実用上の隙間
ΔDrは(1)式のΔDの最大5倍(好ましくは3倍)ま
でとることが可能である。従って、(1)式を変形して、 ΔDr<H×250/η (好ましくはΔDr<H×150/η) ……(2) 一般に使用される不揮発性の接着剤の収縮率ηは5%以
下であるから、 ΔDr<50×H (好ましくはΔDr<30×H) ……(3) ここで、CCDの画素の短辺方向の寸法を4μmとすれ
ば、ΔDrは200μm(好ましくは120μm)未満であれ
ばよく、十分な隙間をもちながら高精度なCCDの取
付、固定が行えることが理解できる。
【0032】−第2実施例− 図4は、本発明による撮像装置の第2実施例を示す図で
あって、CCD取付部を拡大して示した断面図である。
本実施例では、保持部材21とスリーブとが一体化さ
れ、かつ、ピン24とバネ26とが合成樹脂により一体
に成形されている。従って、本実施例によっても、上述
の第1実施例と同様の作用効果を得ることができる。
【0033】なお、本発明の撮像装置は、その細部が上
述の実施例に限定されず、種々の変形が可能である。一
例として、上述の実施例では保持部材21側にスリーブ
23(孔23a)を設け、この中にピン24を嵌合して
CCD保持部材25に当接させていたが、これを逆にし
てCCD保持部材25側にスリーブ23を設けてピン2
4を保持部材21に当接させてもよい。
【0034】また、上述の実施例ではCCD4、5を2
枚用いた構成の撮像装置について説明したが、CCDが
1枚、あるいは3枚以上の撮像装置であってもよく、さ
らにはCCD以外の撮像素子であってもよい。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、3本のピンと孔との位置関係について、ピンをピ
ンの軸方向(Z方向)に摺動して調整し、3本のピンと
当接面との位置関係について、ピンをZ方向と略直角方
向(X、Y方向)に摺動して調整するから、結像手段と
撮像手段との位置関係をXYZの3方向に位置調整でき
る。位置調整後にピンと孔、ピンと当接面とをそれぞれ
固定するので、固定後のピンの摺動が防止され、結像手
段と撮像手段との位置関係が保たれる。したがって、撮
像手段の高精度な取付、固定が可能となり、画質劣化の
少ない撮像装置を簡易に実現することができる。しか
も、従来に比較して取付、固定工程も簡易であり、作業
性が良好で短時間に取付、固定を完成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例である撮像装置を示す断面
図である。
【図2】図1のA−A´線に沿う矢視断面図である。
【図3】CCD取付部のみを拡大して示した断面図であ
る。
【図4】本発明の第2実施例である撮像装置を示す図で
あって、CCD取付部のみを拡大して示した断面図であ
る。
【図5】従来の撮像装置の一例を示す断面図である。
【図6】図5のB−B´線に沿う矢視断面図である。
【符号の説明】
1 結像部 3 ビームスプリッタ 4、5 CCD 20 固定部材 21 保持部材 23 スリーブ 23a 孔 24 ピン 25 CCD保持部材 25a 底面 26 バネ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G02B 7/00 H04N 5/225 H04N 5/335

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被写体光を電気信号に変換する撮像手段
    と、 前記被写体光を前記撮像手段に結像する結像手段と、 前記結像手段と前記撮像手段とを結合する結合手段とを
    備えた撮像装置において、 前記結合手段は、 少なくとも3本のピンと、前記撮像手段もしくは前記結像手段のいずれか一方に設
    けられ、前記ピンを前記ピンの軸方向に摺動可能に挿通
    する少なくとも3つの孔と、 前記撮像手段もしくは前記結像手段の他の一方に設けら
    れ、前記ピンを前記ピンと前記孔との摺動方向に対して
    略直角方向に摺動可能にする当接面と、 前記ピンと前記孔、および前記ピンと前記当接面とをそ
    れぞれ固定する固定手段とを有する ことを特徴とする撮
    像装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の撮像装置において、 前記撮像手段は略長方形状の画素を複数備え、 かつ、前記ピンの直径をd、前記孔の直径をD、前記画
    素の短辺寸法をHとすると、D−d<50×Hなる関係
    としたことを特徴とする撮像装置。
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