JPH09128868A - 記録媒体及び再生装置 - Google Patents

記録媒体及び再生装置

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JPH09128868A
JPH09128868A JP31008095A JP31008095A JPH09128868A JP H09128868 A JPH09128868 A JP H09128868A JP 31008095 A JP31008095 A JP 31008095A JP 31008095 A JP31008095 A JP 31008095A JP H09128868 A JPH09128868 A JP H09128868A
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program
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JP31008095A
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English (en)
Inventor
Takashi Koya
隆志 小屋
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/102Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers
    • G11B27/105Programmed access in sequence to addressed parts of tracks of operating record carriers of operating discs
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B27/00Editing; Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Monitoring; Measuring tape travel
    • G11B27/10Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel
    • G11B27/19Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier
    • G11B27/28Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording
    • G11B27/32Indexing; Addressing; Timing or synchronising; Measuring tape travel by using information detectable on the record carrier by using information signals recorded by the same method as the main recording on separate auxiliary tracks of the same or an auxiliary record carrier
    • G11B27/327Table of contents
    • G11B27/329Table of contents on a disc [VTOC]

Abstract

(57)【要約】 【課題】 記録されているプログラムの内容のダイジェ
ストを指定し、ダイジェストの再生を可能とする。 【解決手段】 CD41のTOCのR〜Wチャンネルの
サブコードとして、CD41上の各曲のダイジェストの
スタートアドレスおよびエンドアドレスが記録される。
CDの装着時にTOCが再生され、再生されたTOCデ
ータからダイジェスト情報アドレス55cが抽出され、
サブコード処理回路54内に記憶される。操作部62中
のダイジェストキーがONされると、制御回路60がサ
ーボ回路65を制御し、ダイジェスト情報アドレス55
cに基づいて、ダイジェストを順々に再生する。再生さ
れたダイジェストが信号処理回路45、D/A変換器4
7を介して出力される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オーディオデー
タ、ビジュアルデータ等の主たるディジタルデータに付
属してサブコードが記録されている記録媒体例えばディ
ジタルオーディオ用CDおよびこの記録媒体を再生する
再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音楽情報が記録されたCD(コンパクト
ディスク)を再生するCD再生装置において、使用上の
便宜を図るため、ディスク再生情報に基づく各種表示が
なされている。その一は、後述のQチャンネルサブコー
ドにモード1として記録されている楽章番号いわゆるト
ラック番号や各トラック番号に割り当てられた時間情報
を再生して表示するものである。
【0003】図17に示すように、CD101は中央に
孔102を有し、その内周から外周に向かって、TOC
(table Of contents) データが記録されたプログラム
管理領域である、リードイン(lead in )領域103
と、プログラムデータが記録されたプログラム領域10
4と、プログラム終了領域、いわゆるリードアウト(le
ad out)領域105とが形成されている。音楽情報を記
録した音楽再生用CDにおいては、プログラム領域10
4に音楽データが記録され、この音楽データの時間情報
等がリードイン領域103で管理される。また、CD再
生装置によるプログラム領域104内の音楽データの読
み出しが終了して、リードアウト領域105にピックア
ップが到達したときに、CD再生装置がCDの再生動作
を終了する。
【0004】図18は、CD再生装置の一例を示す。こ
のCD再生装置は、例えばCD101の音楽データをピ
ックアップ112にて読み出し、この音楽データをディ
ジタル信号処理回路116にて処理して得られる再生デ
ータを、ディジタル信号出力端子125、またはアナロ
グ信号出力端子R、Lから出力するものである。
【0005】ピックアップ112は、対物レンズ等の光
学素子、半導体レーザ、CD101からの戻りビームを
受光する4分割ディテクタ等を有する。4分割ディテク
タの出力信号が演算されることによって、RF信号、フ
ォーカスエラー信号、トラッキングエラー信号が形成さ
れる。RF信号がアナログ波形整形回路114に供給さ
れ、フォーカスエラー信号がフォーカスサーボ回路12
0に供給され、トラッキングエラー信号がトラッキング
およびスレッドサーボ回路121に供給される。
【0006】アナログ波形整形回路114は、ピックア
ップ112からのRF信号の波形を整形して、その出力
が同期検出回路115およびクロック生成回路117に
供給される。クロック生成回路117は、アナログ波形
整形回路114からのRF信号に基づいて、このRF信
号と同期した再生クロックを生成して、この再生クロッ
クを同期検出回路115と、ディジタル信号処理回路1
16と、回転サーボ回路122に供給する。同期検出回
路115は、クロック生成回路117から送られる再生
クロックに基づいて、RF信号からフレーム同期パター
ンを検出し、このフレーム同期パターンの検出信号をデ
ィジタル信号処理回路116に供給する。
【0007】ディジタル信号処理回路116は、同期検
出回路115を介されたRF信号の再生処理を行う。よ
り具体的には、EFF変調の復調、エラー訂正符号の復
号、エラーの補間等の処理がディジタル信号処理回路1
16においてなされる。この処理のために、クロック生
成回路117からの再生クロックと、水晶発振器119
から送られる基準クロックとが使用される。また、ディ
ジタル信号処理回路116から取り出された左右のチャ
ンネルのディジタルオーディオ信号がディジタル出力端
子125に取り出されると共に、D/A変換器123に
供給され、アナログ信号へ変換される。オーディオアン
プ124は、D/A変換回路123からのアナログオー
ディオ信号を増幅して、アナログ信号出力端子Rおよび
端子Lに出力する。
【0008】ディジタル信号処理回路116に対してサ
ブコード検出回路118が接続される。サブコード検出
回路118は、ディジタル信号処理回路116からのデ
ジタル信号から、後述するサブコードのPチャンネルお
よびQチャンネルのデータを検出し、各チャンネルのデ
ータをトラッキングおよびスレッドサーボ回路121に
供給する。
【0009】フォーカスサーボ回路120からのフォー
カスエラー信号がピックアップ112に供給され、ピッ
クアップ112の対物レンズのフォーカス位置がCD1
01の信号面と合致するように、フォーカスサーボがな
される。回転サーボ回路122は、クロック生成回路1
17からの再生クロックおよび水晶発振器119からの
基準クロックに基づいて回転駆動制御信号を発生し、こ
の回転駆動制御信号をスピンドルモータ113に送り、
スピンドルモータ113の回転動作を制御する。
【0010】トラッキングおよびスレッドサーボ回路1
21は、ピックアップ112からのトラッキングエラー
信号に基づいてトラッキング制御駆動信号を発生し、こ
のトラッキング制御駆動信号をピックアップ112に供
給し、ピックアップ112のトラッキング動作を制御す
る。これと共に、ピックアップ112をCD101の半
径方向にスレッドさせる送り装置を駆動する制御信号を
発生する。例えばPチャンネルおよびQチャンネルから
のデータに基づいてトラック位置制御信号を発生し、こ
のトラック位置制御信号をピックアップ112の送り装
置に供給し、例えばプログラミングモード時におけるピ
ックアップ112のトラック位置を制御する。
【0011】ここで、サブコードおよびPチャンネルお
よびQチャンネルのデータについて説明する。CDに記
録される信号は、1サンプルあるいは1ワードが16ビ
ットで、44.1kHzのサンプリング周波数でサンプ
リングされる。このサンプリングされたデータは、1サ
ンプルあるいは1ワード16ビットが上位8ビットと下
位8ビットに分割されてそれぞれシンボルとされ、この
シンボル単位で誤り訂正符号化処理やインターリーブ処
理が施され、オーディオデータの24シンボル毎に1つ
のフレームにまとめられる。これは、ステレオ左右チャ
ンネルの各6サンプル分に相当する。
【0012】8−14変調により、各シンボルの8ビッ
トが14ビットへ変換される。8−14変調後の1フレ
ームのデータ構造を図19に示す。1フレーム135
は、24チャンネルビットの同期パターンデータ領域1
31と、14チャンネルビットのサブコード領域132
と、12シンボルのプログラムデータD1からD12を
含むプログラムデータ領域133と、4シンボルのパリ
ティデータP1からP4から成るパリティデータ領域1
34と、別のプログラムデータ領域133およびパリテ
ィデータ領域134とからなる。また、各領域、あるい
はデータ部分を接続するために、各部分に対して3チャ
ンネルビットの結合ビットが配される。従って、1フレ
ーム135は、合計588チャンネルビットのデータを
含む。
【0013】さらに、98個のフレーム135を集め
て、このフレーム135の各領域およびデータ部分が縦
方向に連続するように並べ換えたものを図20に示す。
この図20に示される98フレームの周期は、サブコー
ドが完結する単位であって、サブコードフレームと称さ
れる。このサブコードフレームは、フレーム同期パター
ン部136と、サブコード部137と、データおよびパ
リティ部138とから成る。なお、このサブコードフレ
ームは、CDの再生時間の1/75秒に相当する。
【0014】ここで、図18中のサブコード検出回路1
18から送られるPチャンネルおよびQチャンネルのデ
ータを含むサブコードデータは、図20中のサブコード
部137に記録されているデータである。また、このサ
ブコード部137のサブコードフレームのデータの構成
の詳細を図21に示す。先頭のフレームF01、フレー
ムF02は、サブコードフレームの同期パターンS0、
S1である。この同期パターンは、フレーム同期パター
ンと同様に、8−14変調方式(eight to fourteen mo
dulation: EFM)のアウトオブルール(out of rule
)のパターンである。なお、図18中のサブコード検
出回路118は、この同期パターンを検出し、サブコー
ドフレームの区切りを検出する。さらに、1シンボルの
8ビットの各ビットは、それぞれサブコードのPチャン
ネルからWチャンネルを構成する。例えば、Pチャンネ
ルは、S0、S1のそれぞれ一部と、P01からP96
とで構成される。
【0015】サブコードのPチャンネルは、曲の有無に
対応した情報を有し、Qチャンネルには、CD上の絶対
時間情報、各プログラムの時間情報、曲番号(トラック
番号とも称される)、楽章番号(インデンクスとも称さ
れる)等の情報が含まれる。従って、Qチャンネルに含
まれる情報によって、曲の頭だし等の再生動作の制御が
可能であり、また、Qチャンネルの情報を表示すること
によって、演奏中の曲が音楽再生用光ディスクの何曲目
であるのか、演奏の経過時間や始めからの絶対時間等を
視覚で確認できる。さらに、サブコードのRチャンネル
からWチャンネルまでの6チャンネル分のデータは、例
えば静止画や、曲の歌詞の表示等に用いられている。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】CD再生装置の操作性
を向上するために、CDに記録されている内容を短時間
の内に確認する機能を装備することがなされている。よ
り具体的には、各曲の先頭の部分(例えば15秒間)を
次々に自動的に再生する機能(市販のCDプレーヤで
は、イントロスキャン、ミュージックスキャン等と呼ば
れている)である。この機能によって、ユーザがそのC
Dに記録されている曲を直ちに知ることができる。
【0017】このようなCD再生装置の動作モードは、
CDのTOCデータを利用して実現されている。すなわ
ち、CDのプログラム管理領域(リードイン領域10
3)にTOCデータとして、各曲の開始アドレス、終了
アドレス、最初の曲番号、最後の曲番号等が記録されて
いる。このTOCデータは、CDの装着時に再生装置に
より読み取られ、装置内部のメモリに記憶される。従っ
て、TOCデータにより指示される曲の開始アドレスへ
のピックアップの位置を移動と、その後の所定時間の再
生動作とを繰り返すことによって、上述の動作モードが
実現される。しかしながら、かかる機能は、各曲の先頭
部分のみを再生するものであって、ユーザが曲の内容あ
るいは特徴を把握することが困難であった。
【0018】従って、この発明の目的は、CD等の記録
媒体に記録されているオーディオ/ビジュアル情報をユ
ーザが短時間の内に容易に知ることを可能とする記録媒
体、およびそのような機能を有する再生装置を提供する
ことにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
一つのプログラムが記録されたプログラム領域と、プロ
グラム領域に記録されている総プログラム数と、各プロ
グラムの記録位置と、各プログラムに対応する付随情報
の種別を示す識別情報と、付随情報中のダイジェスト管
理情報は、1乃至複数のプログラムのダイジェスト情報
が記録されているアドレスであることを特徴とする記録
媒体である。
【0020】また、この発明は、少なくとも一つのプロ
グラムが記録されたプログラム領域と、プログラム領域
に収録されている総プログラム数と、各プログラムの記
録位置と、各プログラムに対応する付随情報の種別を示
す識別情報と、識別情報により指定された付随情報とを
管理する管理領域とを備えた記録媒体を再生するように
した再生装置において、プログラム領域および管理領域
を再生する再生手段と、再生手段によって再生された管
理領域中の識別情報に基づいて、付随情報がダイジェス
ト管理情報か否かを判別する判別手段と、ダイジェスト
再生を指示する操作手段と、ダイジェスト再生が指示さ
れた時に、ダイジェスト管理情報で指示される記録情報
を選択的に再生するように、再生手段を制御する制御手
段とからなることを特徴とする再生装置である。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る記録媒体お
よび再生装置の一実施例について、図面を参照しながら
説明する。一実施例では、記録媒体としてCDを使用し
ているが、これに限らず、他の種類の光ディスク(例え
ばDVD(ディジタル・ビデオ・ディスク)、磁気テー
プ、光テープ、半導体メモリ等に対してもこの発明を適
用することができる。また、記録媒体に記録されている
情報は、オーディオデータに限らず、ビデオデータ等で
あっても良い。
【0022】図1は、この一実施例におけるCDのサブ
コードのデータ構造を示す。この図1に示すサブコード
は、プログラム管理領域に記録されるTOCデータの一
部として記録される。既存のCDの場合では、Qチャン
ネルのサブコードの1フレーム内の72ビットのデータ
を使用して、総プログラム(曲)数と、各プログラムの
記録位置とが管理される。より具体的には、00〜99
までの値の楽章のそれぞれが開始するアドレス(絶対時
間)と、最初の楽章番号と、最後の楽章番号と、リード
アウトが始まるアドレスとが記録されている。このQチ
ャンネルのサブコードに加えて、図1に示すようなRチ
ャンネル〜Wチャンネルで構成されるデータがTOCデ
ータとして記録されている。
【0023】R〜Wチャンネルからなるデータの先頭の
2フレームは、同期パターンS0、S1である。残りの
96フレームには、それぞれが6ビットのシンボルが9
6シンボル含まれる。この96シンボルが24シンボル
ずつに分割される。この24シンボルを1パックと称
し、4パックを1パケットと称する。
【0024】各パックの先頭位置にそのパックに記録さ
れる情報の記録モードを設定するモード情報と、テキス
ト情報の種類を示す識別情報を有するID1とその他の
識別情報を有するIDコード(ID2、ID3およびI
D4)を含む計24ビットのIDコードが記録されるI
D領域1が配置される。このID領域1の後に、8ビッ
ト単位で主データに付随するテキスト情報が記録される
テキスト領域2が配される。さらに、各パックに、誤り
検出符号として、巡回符号(CRC:cyclic redundanc
y code)による誤り検出を行うための16ビットのデー
タが記録されるCRC領域3が配される。
【0025】この発明によるR乃至Wチャンネルのサブ
コードの説明に先立ち、既存のグラフィック情報をCD
へ記録する際のデータフォーマットについて説明する。
図2Aは、図21に示したサブコード部137の構造を
模式的に示す図である。サブコードは、8ビットで形成
され、このサブコードを形成するビット群は、P、Q、
R、S、T、U、V、Wの8チャンネルに分割されてい
る。また、サブコード部137は、P乃至Wチャンネル
から構成されるフレームが98フレーム集めたものであ
る。
【0026】最初の2フレームは、同期パターンであ
り、第3番目のフレームから第98番目のフレームまで
は、Pチャンネルのデータのみから成るサブコードPと
呼ばれるブロック12、Qチャンネルのデータのみから
成るサブコードQと呼ばれるブロック13、R乃至Wチ
ャンネルのデータのみから成るブロック11が含まれて
いる。
【0027】画像情報をサブコードとして記録し再生す
る方式においては、図2Bに示すように、R乃至Wチャ
ンネルの6ビットで1シンボルを形成し、データ最小単
位を0〜23の24個のシンボルで形成されるパックと
している。すなわち、ブロック11が4個のパックに分
割される。パックを形成する24シンボルの内、最初の
シンボル(以下シンボル0という)は、MSB(most s
ignificant bit)側から3桁がモードを示し、LSB
(least significant bit )側から3桁がアイテムを示
す。このモードおよびアイテムを示すシンボル0に続く
シンボル1は、命令の種類を示すインストラクションで
ある。インストラクションに続くシンボル3およびシン
ボル4は、誤り訂正符号であるパリティQである。この
パリティQに続くシンボル4からシンボル19までの各
シンボルは、データフィールドを形成し、色情報等を含
む。データフィールドに続くシンボル20からシンボル
23までの各シンボルはパック内の情報を保護するため
の誤り訂正符号であるパリティPである。
【0028】モードには、ゼロモード、ライングラフィ
ックスモード、TVグラフィックスモードおよびユーザ
モードの4種類のモードが存在する。ゼロモードは、例
えば表示画面に対して何らの操作も行わないモードであ
る。すなわち、画像をそのままにしておきたいときのた
めのモードであり、パック内のデータは全て0である。
ライングラフィックスモードは、例えばプレーヤの前面
に液晶ディスプレイ等を設けて曲の説明文等を表示する
ためのモードである。
【0029】また、画像処理命令としては、例えば画面
全体をある色でぬりつぶす命令、画面状の1フォントに
2種類の色を使用して絵を描く命令、画面全体を縦方向
又は横方向に移動させる命令等がある。
【0030】上述したように、グラフィックス情報をサ
ブコード中に挿入する既存の方法(CDグラフィック
ス)では、R乃至Wチャンネルのデータを処理するため
には、専用の処理回路が必要であり、また、パリティP
およびパリティQを用いた誤り訂正方法が複雑なので、
処理回路は複雑である。そのため、既存の方法は、R乃
至Wチャンネルのサブコードを利用して単にテキスト情
報を記録し再生する用途では不適当であった。
【0031】そこで、この発明の一実施例では、R乃至
Wチャンネルを利用するために、より簡単な処理回路で
実現できるようにしたものである。図3Aは、図1で示
したデータフォーマットをシリアルデータとして示す。
図3Aに示すように、先頭から32ビットのデータ(図
3Aでは、24ビットのみ示す)をバイト毎のデータに
区切り、これらのバイトを識別用のID1、ID2、I
D3、ID4に対して割り付け、ID領域1を形成す
る。その後のテキスト領域2もバイト単位のデータに区
切られる。このようなバイト単位の処理によって、Qチ
ャンネルの信号の処理方法で処理することが可能にな
り、簡単な処理回路の構成とできる。
【0032】また、図2Aに示したデータフォーマット
では、パリティPおよびパリティQを用いた誤り訂正符
号が用いられているのに対して、この発明の一実施例に
おけるデータフォーマットでは、CRCによる誤り検出
符号を用いて誤りを検出するのにとどめ、誤りが検出さ
れると再度データを読み出すようにしている。このた
め、データは、TOC内で、パック毎に例えば4重書き
され、さらに、一連のデータ列がパケット単位で繰り返
し記録されている。このような多重記録によって、誤り
訂正のための複雑な回路を省略することができる。
【0033】なお、パック単位の多重書きは、4重書き
に限らないし、また、多重書きの単位もパック単位に限
らず、例えばパケット単位、あるいは数パケットを周期
としてこの周期単位で多重書きしてもよい。
【0034】また、ID領域1の先頭のID1は、図3
Bに示すように、従来の1シンボルより2ビット多い8
ビットで扱うことになる。さらに、既存のR乃至Wチャ
ンネルのサブコードを復号化する機能を有するCD再生
装置に装着してもこの再生装置が誤動作を起こさないよ
うに、MSBから3ビットは、上述のモードと同様のデ
ータを書き込み、且つこの3ビットで示されるモードと
しては未定義のコード例えばモード4(“100”)を
割り付ける。こうすることで、既存の再生装置に装着し
ても認識不可能なモードが検出されるだけなので、再生
装置は動作を停止するだけであり誤動作するおそれがな
い。また、未定義のモードは、モード4の他に、モード
5およびモード6があり、モード4の代わりにこれらの
モードを用いることもできる。
【0035】また、ID1によりモード4が指示される
この発明の一実施例では、パック内のデータフォーマッ
トは、図4に示すように、8ビット(1バイト)毎に区
切られたID1、ID2、ID3、ID4と、テキスト
バイトtext1〜12と、12ビットのCRCコードとを
含むものである。ID1は、図5に示すように8ビット
の構造を有し、図6に示すように、ID1とパックで扱
われるデータの内容が規定されている。ID1は、上述
したように、モード4を上位側のビットで指示するため
に、8×h(hは16進数を意味し、×が下位側の4ビ
ットの値を意味する)。
【0036】ID1が(80h)のパックのデータは、
後述するデータサイズである。ID1が(81h)のパ
ックのデータはディスクID、(82h)がジャンルコ
ードをそれぞれ識別し、(83h)は、拡張を図ること
が可能になるように、リザーブされている。(84h)
は、ダイジェスト情報がそのパックに記録されているこ
とを指示する。さらに、(85h)がディスクに収録さ
れるアルバム名、(86h)が楽章毎の曲名を示し、
(87h)が演奏者名を、(88h)が指揮者名を、
(89h)が演奏グループ名やオーケストラ名を示す。
(8Bh)が作曲者名を、(8Ch)が作詞家名を、ま
た、(8Dh)が編曲者名を示す。
【0037】ID2は、図7に示すように、MSBがコ
ピー制御フラグであり、例えば“0”が立っているとコ
ピー許可で、“1”が立っているとコピー不可であると
規定されている。また、残り7ビットはトラック番号を
示す。また、ID3は、図8に示すように、テキスト開
始位置コードであり、例えば位置コードの0はジャンル
コードを、位置コードの1はトラック番号を、位置コー
ドの2は最初のテキストをそれぞれ示す。
【0038】ID4は、図9に示すように、MSBより
4ビットはキャラクタコードであり、キャラクタコード
に続く2ビットは言語コードであり、LSB側の2ビッ
トはパック番号である。例えばキャラクタコードで“0
000”であるときは1バイトコードのASCIIコー
ドであることを示し、“0001”であるときは同じ1
バイトコードの8859−1コードであることを示す。
また、“1000”であるときは、2バイトコードのM
S−JISコードであることが示される。2ビットのI
D4は、例えば“00”が第1言語、“01”が第2言
語、“10”が第3言語、“11”が第4言語であると
規定され、テキストバイトtext1〜12で記録される言
語を指定する。従って、図4に示すデータ構造において
は、テキストバイトtext1から12までは、ID4で指
定されたキャラクタコードおよび言語でもって、ID1
で示された内容についてのデータが記録されている。
【0039】ここで、モード4のデータフォーマットの
一例として、ID1が“80h”であるパック、すなわ
ち各情報のサイズに関するデータ(以下単にサイズ情報
という)を示すパックのデータ構造を図10に示す。な
お、このサイズ情報を示すパックは、1枚のCDにつき
1個記録される。図10において、識別コードとして、
ID1およびID4が付加される。これら識別コードと
CRCコードとの4バイトを除く残りの14バイト(1
12ビット)s1〜s14は、図11に示すようにデー
タが規定される。このデータは、そのCD内に記録され
るデータの記録マップである。
【0040】バイトs1およびバイトs2の2バイトに
よりデータの内容が規定される。バイトs1のMSB側
の2ビットは、リザーブされており、続く2ビットは言
語コードである。残りの12ビットは、全パック数を示
す。全パック数の最大値は、4096である。
【0041】バイトs3は、アルバム名のデータに用い
られる全パック数を示し、バイトs4は、楽章毎の曲名
に用いられる全パック数を示す。バイトs5は、演奏者
名に用いられる全パック数を示し、バイトs6は、指揮
者名に用いられる全パック数を示し、バイトs7は、演
奏グループ名やオーケストラ名に用いられる全パック数
を示す。バイトs8は、作曲者名に用いられる全パック
数を示し、バイトs9は、作詞者名に用いられる全パッ
ク数を示す。バイトs10は、編曲者名に用いられる全
パック数を示し、バイトs11は、ディスクIDに用い
られる全パック数を示す。バイトs12は、ID1で
(83h)に相当するデータに用いられる全パック数を
示す。すなわち、拡張用にリザーブされた部分のデータ
量を指示する。バイトs13は、ID1で(84h)、
すなわち、ダイジェスト情報に用いられる全パック数を
示す。最後に、バイトs14は、単にリザーブされたバ
イトである。
【0042】図12は、モード4のデータフォーマット
の他の一例として、ID1が(86h)であるパック、
すなわち、曲名を示すパックのデータ構造を示す。図1
2に示すように、ID1、ID2、ID3、ID4の識
別情報と、テキストバイトtext1から12までのテキス
ト情報と、CRCコードが記録されている。
【0043】テキストバイトtext1およびtext2は、ト
ラックオーバーヘッドである。このトラックオーバーヘ
ッドは、各曲名のテキスト情報の先頭部分に設けられ
る。text1として、バイナリィコードでジャンルコード
が記録され、text2として、曲名の番号が記録される。
【0044】トラックオーバーヘッドに続くtext3か
ら、各曲名のテキスト情報が始まり、最後にゼロコード
(null code )のテキストバイトにより各曲名の情報が
終わる。テキストバイトに2バイトのキャラクタコード
を用いた場合は、ゼロコードを2つ連ねて終わることと
する。従って、トラックオーバーヘッドは、ゼロコード
のバイトに続いて、次のトラックが存在する場合に設け
られる。
【0045】図13に上述したID1が(86h)であ
るパックのデータ構造の一例を示す。図13は、第1曲
目の曲名が“BAD”、第2曲目の曲名が“THE W
AYYOU MAKE ME FEEL”、第3曲目の
曲名が“SPEED DEMON”、第4曲目の曲名が
“LIBERIAN・・・”の例である。
【0046】曲名間には、テキストオーバーヘッドとし
て(17h)のtext1に相当するテキストバイトと、曲
順を示すデータ例えば1曲目の場合(01h)が記録さ
れたテキストバイトtext2とが設けられる。また、各曲
名の最後には(00h)が記録されたテキストバイトが
設けられている。なお、他のテキスト情報についてもこ
の各楽曲の曲名に関する情報と同様に記録される。
【0047】以上の例は、テキスト情報をTOCのサブ
コードR〜Wとして記録しておく例であるが、ID1が
(84h)の場合では、テキスト情報に代えて、CDに
記録されている曲のダイジェストが記録されているアド
レス例えば絶対時間がサブコードR〜Wとして記録され
る。ダイジェストとは、記録されている内容の一部、好
ましくは、印象的、特徴的な部分を意味する。他の識別
コードに関しては、ID2が曲番号を示し、ID3がダ
イジェストの総数を示し、ID4がテキスト情報の場合
と同様にパック番号を示す。
【0048】図14は、ID1が(84h)とされるパ
ック、すなわち、ダイジェスト管理情報が記録されたパ
ックのデータ構造の一例を示す。最初のパックには、第
1番目の曲のダイジェストが記録されているため、ID
2が(01h)とされ、また、第1番目の曲では、1個
のダイジェストが存在するので、ID3が(11h)と
される。ID3の上位側の4ビットはダイジェスト情報
の有無と対応して、0(ダイジェスト情報無し)または
1(ダイジェスト情報有り)とされ、その下位側の4ビ
ット(1〜Fの値をとりうる)によってダイジェストの
総数が示される。ID4がパック番号を示す。
【0049】ID4のあとの3個のテキストバイトtext
1、text2およびtext3により、ダイジェストのスター
トアドレスが指示され、その後の3個のテキストバイト
text4、text5およびtext6により、ダイジェストのエ
ンドアドレスが指示される。このアドレスは、例えばC
D上の絶対時間情報であり、テキストバイトの各バイト
によって、分(00〜74の値)、秒(00〜59の
値)、フレーム(00〜74の値)の各桁の数字が記録
される。図14の例では、第1曲のダイジェストのスタ
ートアドレスが(1分2秒10フレーム)であり、その
エンドアドレスが(1分43秒20フレーム)である。
【0050】次のパックおよびさらに次のパックには、
第2曲目に関して、例えば3個のダイジェストのアドレ
スが記録される。(ID4=01h)のパックには、最
初のダイジェストのスタートアドレス(10分2秒20
フレーム)およびエンドアドレス(10分20秒10フ
レーム)と、第2番目のダイジェストのスタートアドレ
ス(11分3秒10フレーム)とそのエンドアドレス
(11分44秒30フレーム)とが記録されている。そ
して、第3番目のパックには、第3番目のダイジェスト
のスタートアドレス(12分50秒40フレーム)およ
びエンドアドレス(13分10秒20フレーム)が記録
される。
【0051】図14では、以上の部分しか示されていな
いが、上述と同様にして、他の曲に関するダイジェスト
のそれぞれのスタートアドレスおよびエンドアドレスが
R〜Wチャンネルのデータとして記録されている。但
し、1枚のCDに収録されている全ての曲のダイジェス
トを記録する必要はなく、途中の曲のID3を(00
h)とすることによって、その前の曲までのダイジェス
ト情報が記録されていることを指示しても良い。
【0052】なお、以上のダイジェスト情報をTOCの
R〜Wチャンネルのサブコードに記録する場合、どの部
分をダイジェスト情報として抽出するかは、CDの製作
者が決定することができ、また、ダイジェスト情報の挿
入、非挿入も製作者が決定することができる。また、テ
キストデータに代えてダイジェスト情報のアドレスデー
タを記録するデータフォーマットとしては、図14の例
以外に種々の構成が可能である。例えばID3がその曲
のダイジェストの通し番号を規定するようにしても良
い。また、各ダイジェストのスタートアドレスまたはエ
ンドアドレスのみを記録し、ダイジェストをこのアドレ
スを基準とする一定の時間(例えば15秒間)のものと
しても良い。
【0053】上述したように、この発明に係る記録媒体
例えばCDは、主データ(音楽データ)に付随して、T
OC領域に記録されるサブコードのR乃至Wチャンネル
に対応する6ビットで構成されるシンボルの24シンボ
ル分を1パックとし、4パック分を1パケットとして、
パケット単位でデータが構成され、各パックの先頭位置
にそのパックで記録される情報の記録モードを設定する
モード情報が記録されるとともに、各パックに書き込ま
れた情報が8ビット単位で識別情報と、テキスト情報ま
たはダイジェスト情報が記録されたものである。
【0054】このようなCDを再生する再生装置の一例
を図15に示す。この再生装置は、複数枚のCDの中
で、オートチェンジャ機能により、選択された1枚のC
Dを再生可能とされている。このチェンジャ機能により
選択されたCD41は、スピンドルモータ43により回
転駆動され、光学ピックアップ42により記録内容が読
み出される。この光学ピックアップ42からの信号は、
RF信号処理回路44を介して、ディジタル処理のため
の信号処理回路45に供給される。信号処理回路45か
らのディジタルオーディオ信号成分は、D/A変換器4
7でアナログのオーディオ信号に変換されて、アナログ
オーディオ信号出力端子より取り出される。このような
オーディオデータの処理は、従来のCDプレーヤと同様
である。
【0055】また、図15に示すCD再生装置は、光学
ピックアップ42により読み出した信号から信号処理回
路45にて取り出されたサブコードをQチャンネルとR
乃至Wチャンネルとに分離するサブコード分離回路51
と、サブコード分離回路51により分離されたR乃至W
チャンネルのサブコードのモード情報を取り出すととも
に、このモード情報に基づいて記録媒体の種類を識別す
るディスク識別回路66と、ディスク識別回路66の出
力に応じて、サブコード分離回路51から送られるR乃
至Wチャンネルのサブコードを処理するサブコード処理
回路54と、サブコード処理回路54にて処理される情
報の内、テキスト情報を表示するための文字表示部58
とを装備している。
【0056】サブコード分離回路51により、サブコー
ドがQチャンネルとR乃至Wチャンネルとに分離され、
Qチャンネルのサブコードが時間情報処理回路52に供
給され、R乃至Wチャンネルのサブコードがサブコード
処理回路54およびディスク識別回路66に供給され
る。時間情報処理回路52は、Qチャンネルで管理され
る時間情報を時間表示部53に供給し、時間表示がなさ
れる。
【0057】ディスク識別回路66は、R乃至Wチャン
ネルに書き込まれたモード情報を抽出し、モード情報に
基づいてCDの種類が識別される。すなわち、挿入され
たCDが識別情報とテキスト情報(またはダイジェスト
情報)とがR乃至Wチャンネルに記録されたものか、否
かが識別される。CDが、識別情報とテキスト情報(ま
たはダイジェスト情報)とがR乃至Wチャンネルに記録
されたCDであると識別されたときは、サブコード処理
回路54に動作入力信号を出力する。また、CDが、上
述したCD以外のCD、特にグラフィック情報がR乃至
Wチャンネルに記録されたCDである場合、グラフィッ
ク処理回路48に対して動作入力信号を送る。
【0058】装着されたCDが識別情報とテキスト情報
(またはダイジェスト情報)とがR乃至Wチャンネルに
記録されたCDである場合、サブコード処理回路54
は、ディスク識別回路66から動作入力信号を受け付
け、サブコード分離回路51からのR乃至Wチャンネル
を、上述したようなASCIIコード等の所定の変換コ
ードに基づいて処理して得られる各項目の情報、例えば
ジャンル情報55a、ID情報55b、ダイジェスト情
報アドレス55c、アルバム名や演奏者名等の文字情報
55d、サイズ情報55e等が取り出され、これらが別
個に記憶される。
【0059】サブコード処理回路54により分離された
文字情報55dは、文字内容分離回路57に送られ、表
示内容スイッチ56の操作等に応じて表示項目や内容が
選択分離され、文字表示部58に送られて表示される。
【0060】サブコード処理回路54により分離された
ジャンル情報55aは、いわゆるCPU等を用いた制御
回路60に送られ、ユーザにより指定されたジャンルの
ディスクあるいは曲のみ再生するような制御が行われ
る。この制御回路60にはRAM61が接続されてお
り、ユーザが操作部62中のジャンルスイッチを操作す
ることで指定されたジャンル情報がRAM61に記憶さ
れ、この指定されたジャンル情報がサブコード処理回路
54からのジャンル情報55aと一致しているか否かの
判別がなされ、一致しているときのみサーボ回路65を
制御してディスクの再生動作を行わせる。オートチェン
ジャタイプでは、ディスクを自動交換しながらジャンル
の一致したディスクのみを再生制御するようにして、特
定のジャンルのディスクのみを選択再生することができ
る。
【0061】また、サブコード処理回路54からのID
情報55bは、制御回路60に送られ、オートチェンジ
ャ機構の動作を効率よく行わせるのに用いられる。さら
に、ダイジェスト情報アドレス(スタートアドレスおよ
びエンドアドレス)55cは、各曲および各ダイジェス
ト毎に記憶されている。このアドレスを制御回路60が
読み出し、ダイジェストを再生することができる。
【0062】また、サブコード処理回路54からのサイ
ズ情報55eは、TOC読み出し待ち時間処理回路64
に送られる。このTOC読み出し待ち時間処理回路64
は、信号処理回路45にてQチャンネルのデータが正常
に読み取られたか否かを示すサブQエラー情報63と、
当該サイズ情報55eとに基づいて、R乃至Wチャンネ
ルの全てを読み出すのに要する時間、すなわち待ち時間
を算出し、これを時間表示部52に送る。この待ち時間
表示は、文字表示部58に行わせてもよい。
【0063】なお、装着されたCDが図2、図3に示す
ようなデータ構成を有し、画像情報を含むグラフィック
コードと、文字に対応して所定のビットパターンを有す
る文字コードとが記録されたCDである場合、グラフィ
ック処理回路48は、ディスク識別回路66から動作入
力信号を受け取り、グラフィックコードおよび文字コー
ドを所定の処理を行い表示用データを形成する。グラフ
ィック表示回路49は、グラフィック処理回路48から
の表示用データから表示信号を形成するとともに、グラ
フィック出力端子からこの表示信号を出力する。
【0064】図16は、この発明の特徴とするダイジェ
スト再生動作の概略を示すフローチャートである。図1
6中のスタートの状態においては、CD41が装着さ
れ、そのTOCデータが読み取られ、サブコード分離回
路51によりQチャンネルのサブコードとR〜Wチャン
ネルのサブコードとが分離され、ディスク識別回路66
によって、装着されたCD41がテキスト情報またはダ
イジェスト情報がTOCデータとして記録されているい
ることが既に決定されている。サブコード処理回路54
では、ステップS1において、ID1=(84)hかど
うかが決定される。
【0065】ID1=(84)hでないならば、次に、
処理がステップS2へ移り、ID1=(82)hかどう
かが決定される。若し、そうならば、このID1に含ま
れるジャンル情報55aが記憶される(ステップS
3)。ID1が(82)hでないならば、図示しない
が、ID1が他のコードかどうかが順に決定され、ID
1で識別されるデータ毎に文字情報55dが記憶され
る。
【0066】ステップS1において、ID1=(84
h)が満たされる場合には、ステップS4において、ダ
イジェスト情報アドレス55cが記憶される。ダイジェ
スト情報アドレスは、CD41の各曲および各ダイジェ
ストのそれぞれと、スタートアドレスおよびエンドアド
レスが対応したテーブルとして記憶される。
【0067】そして、ステップS5では、操作部62中
のダイジェストキーがONされたかどうかが監視され
る。ダイジェストキーがONされた場合には、制御回路
60がサーボ回路65を制御して、i番目(初期設定で
は、i=1)の曲のダイジェストのスタートアドレスへ
読み取りスポットを位置させる頭出し動作がなされる。
頭出しが完了すると、このスタートアドレスからダイジ
ェストの再生動作が開始する(ステップS7)。ステッ
プS8では、再生中の現在アドレスとエンドアドレスと
の一致検出がなされ、一致した場合には、次のステップ
S9へ処理が移行する。
【0068】ステップS9では、そのCDの全てのダイ
ジェストの再生が終了したかどうかが決定される。若
し、終了した場合には、ダイジェスト再生動作が完了す
る。この検出のために、例えば、ダイジェストアドレス
情報を記憶するテーブルにおいて、最後のダイジェスト
アドレス情報の次のアドレスに対して、終了を示すフラ
グ、あるいはコードを記憶するようになされる。全ての
ダイジェストの再生が完了していないと、ステップS9
において決定されるならば、ステップS10において、
iの値が+1され、そして、ステップS6へ戻る。
【0069】なお、この図16に示すフローチャートに
限らず、ダイジェスト再生の具体的な制御方法は、種々
の変形が可能である。例えばダイジェスト再生中に、ダ
イジェストキーをOFFすることによってダイジェスト
再生を終了できる。また、ダイジェスト再生中、気に入
った曲があった場合には、エンターキーをONとし、エ
ンターキーがONとされた曲のみをダイジェスト再生の
終了後から、再生するようにしても良い。
【0070】また、上述した実施例では、CDのTOC
がプログラム管理領域であるが、媒体が例えばテープの
場合では、プログラム管理領域がテープの始端部分に記
録されるように、記録媒体に応じたプログラム管理領域
が設けられる。さらに、上述の一実施例では、サブコー
ドとして、テキスト情報を記録しているが、テキスト情
報を併せて記録する必要はない。よりさらに、この発明
は、CD等の再生専用の記録媒体に限らず、記録も可能
な記録媒体、再生専用領域と記録可能領域との両者を有
する記録媒体に対しても適用することができる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る記
録媒体によれば、記録媒体のプログラム管理領域(例え
ばCDのTOC)に、各プログラムに対応する付随情報
として、各プログラムのダイジェストが記録されている
アドレスを管理する情報を記録することができ、プログ
ラム領域を減少させることなく、ダイジェストを管理す
ることができる。
【0072】また、この発明は、記録媒体の管理領域を
再生し、付随情報としてダイジェスト管理情報を得るこ
とができ、このダイジェスト管理情報に基づいて、ダイ
ジェスト再生動作を行うことができる。従って、その記
録媒体に記録されているプログラムのそれぞれの内容を
短時間の内に的確に把握することができる。従来のCD
再生装置におけるプログラムの先頭部分のみを再生する
イントロ再生と比較して、ダイジェストの部分を設定す
る自由度が増し、ダイジェストの設定を適切に行うこと
が可能となる。例えばこの発明によるダイジェスト再生
は、ユーザが記録内容を知る上で便利であるのみなら
ず、試聴のためにも有益である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例におけるサブコードのデー
タフォーマットを全体的に示す略線図である。
【図2】R乃至Wチャンネルにグラフィック情報を記録
する既存のCDのデータフォーマットおよびこのデータ
フォーマットにおけるシンボルを説明する略線図であ
る。
【図3】この発明の一実施例のデータフォーマットの1
パックおよび1シンボルを示す略線図である。
【図4】この発明の一実施例のデータフォーマットの割
り付けを示す略線図である。
【図5】この発明の一実施例における識別情報の一つで
あるID1を説明する略線図である。
【図6】ID1で示されるデータの内容を示す図であ
る。
【図7】他の識別情報であるID2を説明する略線図で
ある。
【図8】ID3を説明する略線図である。
【図9】ID4を説明する略線図である。
【図10】サイズ情報を示すパックのデータ構成を示す
略線図である。
【図11】サイズ情報のパックにおけるテキストバイト
を説明する略線図である。
【図12】楽章毎の曲名を示すパックのデータ構造を示
す略線図である。
【図13】楽章毎の曲名を示すパックのデータ構造をよ
り具体的に示す略線図である。
【図14】ダイジェスト管理情報が記録されたパックの
データ構造をより具体的に示す略線図である。
【図15】この発明による再生装置の一実施例の構成を
示すブロック図である。
【図16】この発明の一実施例におけるダイジェスト再
生動作を説明するためのフローチャートである。
【図17】従来の音楽再生用CDの領域を示す略線図で
ある。
【図18】従来のディスク再生装置の要部を示すブロッ
ク図である。
【図19】1フレームのデータを示す略線図である。
【図20】サブコードフレーム全体のデータ構造を説明
する略線図である。
【図21】サブコード信号の全チャンネルのデータを示
す略線図である。
【符号の説明】
1 ID領域 2 テキスト領域 3 CRC領域 4 パック 5 パケット 42 光学ピックアップ 45 信号処理回路 51 サブコード分離回路 54 サブコード処理回路 58 文字表示部 66 ディスク識別回路

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 少なくとも一つのプログラムが記録され
    たプログラム領域と、 上記プログラム領域に記録されている総プログラム数
    と、各プログラムの記録位置と、各プログラムに対応す
    る付随情報の種別を示す識別情報と、 上記付随情報中のダイジェスト管理情報は、1乃至複数
    のプログラムのダイジェスト情報が記録されているアド
    レスであることを特徴とする記録媒体。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の記録媒体において、 上記付随情報中のダイジェスト管理情報には、プログラ
    ム中に含まれるダイジェスト数を記録していることを特
    徴とする記録媒体。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つのプログラムが記録され
    たプログラム領域と、 上記プログラム領域に収録されている総プログラム数
    と、各プログラムの記録位置と、各プログラムに対応す
    る付随情報の種別を示す識別情報と、 上記識別情報により指定された付随情報とを管理する管
    理領域とを備えた記録媒体を再生するようにした再生装
    置において、 上記プログラム領域および管理領域を再生する再生手段
    と、 上記再生手段によって再生された上記管理領域中の識別
    情報に基づいて、上記付随情報がダイジェスト管理情報
    か否かを判別する判別手段と、 ダイジェスト再生を指示する操作手段と、 上記ダイジェスト再生が指示された時に、上記ダイジェ
    スト管理情報で指示される記録情報を選択的に再生する
    ように、上記再生手段を制御する制御手段とからなるこ
    とを特徴とする再生装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の再生装置において、 記録媒体の装着時に上記管理領域を再生し、再生された
    管理領域情報を記憶することを特徴とする再生装置。
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