JPH09128446A - 部屋の機器制御システム - Google Patents

部屋の機器制御システム

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JPH09128446A
JPH09128446A JP27943195A JP27943195A JPH09128446A JP H09128446 A JPH09128446 A JP H09128446A JP 27943195 A JP27943195 A JP 27943195A JP 27943195 A JP27943195 A JP 27943195A JP H09128446 A JPH09128446 A JP H09128446A
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JP
Japan
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room
equipment
unit
controller
display
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Application number
JP27943195A
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English (en)
Inventor
Takashi Yamamoto
剛史 山本
Ichiro Shibamura
一朗 柴村
Kazuhiko Fujimoto
一彦 藤本
Yoshikazu Tsuji
嘉和 辻
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】部屋の利用を予約する際に使用する機器の予約
も可能にする。 【解決手段】予約端末機2は会議室Rの使用スケジュー
ルを主管理装置に1登録する。使用スケジュールは、少
なくとも部屋名と予約時刻と使用機器とを組にして登録
される。各会議室Rには会議室Rに付設された環境調整
用の機器や視聴覚機器などを集中制御する制御装置3が
配置される。制御装置3は、固設されたコントローラ4
とワイヤレス信号により機器の動作を指示するコマンダ
5とからなる。コントローラ4は、予約時刻において会
議室Rが使用に適した環境になっているように部屋の環
境を調整する機器を動作させるとともに、使用スケジュ
ールに設定された使用機器を予約時刻に使用可能にする
ように使用機器に関連する機器を一連の手順で動作させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、部屋の使用予約に
応じて部屋に関連した機器を動作させるようにした部屋
の機器制御システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、会議室のように利用に予約を
要する部屋において、予約時刻の一定時間前から空調装
置の運転を開始させて予約時刻には室温を適正温度に設
定するとともに、照明装置を予約時刻に点灯させるよう
にした会議室管理装置が提案されている(特開昭64−
89854号公報)。この公報には、会議室の使用を予
約すれば、会議室の使用時には空調や照明を最適制御で
きる旨が記載されている。
【0003】一方、部屋で利用する視聴覚設備機器(オ
ーバーヘッドプロジェクタ、スライド、スクリーン、暗
幕)や、部屋の環境を制御する環境制御機器(照明装
置、空調装置、カーテン)などを統合的に制御すること
ができるようにした制御装置が提案されている。たとえ
ば、特開平6−53963号公報には、パーソナルコン
ピュータを中心として構成され、タッチパネルやキーボ
ードからの操作指令に従って各種機器を統合的に制御す
る装置が開示されている。また、この公報に記載の装置
は、キーボードにマクロキーが設けられ、マクロキーを
操作すれば一連の操作指令を一操作で入力することがで
きるようにしてある。つまり、マクロキーと一連の操作
指令とを対応付けたテーブルをパーソナルコンピュータ
のRAMに記憶させ、マクロキーの操作時にテーブルを
参照することによって、複数の操作指令に対応する制御
信号を送り出すことができるようにしてある。さらに、
上記装置は、赤外線や超音波を用いて無線による操作指
令の入力を可能とするリモコンも備えている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前者の公報
に記載のものは、空調装置や照明装置の動作タイミング
を予約時刻に基づいて一律に設定するのみであるから、
部屋の使用目的に応じた機器を使用可能な状態に待機さ
せておくことはできないものである。たとえば、スライ
ドを使用するとすれば部屋の使用を予約する際に、スラ
イドの使用を指示し、かつ部屋の使用時にはスライドの
電源をオンにしておくのが望ましいが、上記公報に記載
のものは空調装置と照明装置を自動的に制御するのみで
あるから、各種の機器を選択的に動作させることはでき
ず、機器使用に際して十分に便利なものにはなっていな
い。
【0005】また、後者の公報に記載のもののように、
リモコンによる操作とキーボードによる操作との両方が
可能になっている場合に、リモコンによる操作とキーボ
ードによる操作とを一致させるには、キーボードにおい
て操作指令を入力するキーと同じ数の操作部をリモコン
に設けることが必要になるから、制御対象となる機器の
数が多いときには操作部全体の占有スペースが大きくな
ってリモコンが大型化しリモコンの可搬性が悪くなる。
この問題を解決するには、個々の操作部を小型化するこ
とや、1つの操作部に複数の機能を持たせるように操作
部の機能を切り換えることが考えられるが、前者の解決
策ではリモコンに小さい操作部が多数並ぶことになって
どの操作部がどの機能に対応するかがわかりにくくな
り、また後者の解決策では操作部の機能が切り換えられ
たときに各操作部がどの機能に対応しているかがわかり
にくくなり、いずれにしても操作性が悪くなるという問
題が生じる。要するに、操作性と可搬性とは相反する関
係になる。
【0006】さらに、上記公報に記載の制御装置では、
マクロキーを備えるキーボードはパーソナルコンピュー
タに有線で接続されており、リモコンを用いた無線での
マクロ操作については考慮されていない。つまり、上述
のようにリモコンの操作部をキーボードのキーと一対一
に設けておけば、マクロキーに相当する操作部もリモコ
ンに設けることは可能であるが、マクロキーへの操作指
令の割り付けは機器の種類や使用目的などに応じて決め
られるから、各マクロキーにどのような機能が割り付け
られるかはあらかじめ決められるものではなく、各マク
ロキーがどのような機能を持っているかがわかりにくい
という問題がある。もちろん、マクロキーへの機能の割
り付け後に機能名を表記したラベルの貼着などによって
マクロキーの機能を示すことは可能であるが、パーソナ
ルコンピュータとリモコンとの両方で表記を一致させな
ければならず、マクロキーへの機能の割り付け作業は非
常に面倒なものとなる。
【0007】また、上記公報に記載されているように8
mm映写機による映写を実行する際の操作指令として
「暗幕を閉めた後、スクリーンを引き下ろし、次に室内
照明を切ってから8mm映写機を作動させる」という一
連の操作指令をマクロキーに割り付けるとするならば、
8mm映写機のズーム、ピントなどの調節もリモコンに
よって行なうことができると便利である。しかしなが
ら、そのような機能をリモコンに設けると、リモコンに
設けたどの操作部がズームやピントの調節に用いられる
かがわかりにくく操作を間違いやすくなるから操作性が
かえって低下することになる。
【0008】本発明は上記事由に鑑みて為されたもので
あり、請求項1の発明の目的は、部屋の予約時に使用す
べき機器についても予約することができるようにした部
屋の機器制御システムを提供することにあり、請求項2
の発明の目的は、定位置に固定された有線式のコントロ
ーラと可搬な無線式のコマンダとの両方を用いて1つの
操作部で機器の一連の制御を可能にするとともに操作部
への機能の割り付けを容易にした部屋の機器制御システ
ムを提供することにあり、請求項3の発明の目的は、コ
マンダが小型で可搬性に優れ、操作部の操作が容易かつ
わかりやすい部屋の機器制御システムを提供することに
あり、請求項4の発明の目的は、電池を電源とするコマ
ンダの電力消費を低減した部屋の機器制御システムを提
供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、上記
目的の達成のために、各部屋に付設された機器を各部屋
ごとに集中制御できるように各部屋に配置された制御装
置と、部屋名と予約時刻と使用機器とを組にした部屋の
使用スケジュールを組単位で格納する記憶手段を持つ主
管理装置とを備え、制御装置は、通信回線を介して主管
理装置との間でデータを伝送する通信部と、上記使用機
器に関連して動作させる機器およびその動作手順を上記
使用機器に対応付けた動作テーブルを格納した書込可能
なメモリ部と、部屋ごとの使用スケジュールの組を主管
理装置から予約時刻の順に受け取り上記動作テーブルを
参照して機器の動作タイミングを決定する制御処理部と
を備え、制御処理部では、予約時刻において部屋が使用
に適した環境になっているように部屋の環境を調整する
機器を動作させるとともに、使用スケジュールに設定さ
れた上記使用機器を予約時刻に使用可能にするように上
記使用機器に関連する機器を一連の手順で動作させるこ
とを特徴とする。
【0010】ここに、部屋の環境を調整する機器とは、
空調装置、照明装置、カーテンなどを意味し、使用機器
とは、室内に設置されている他の機器(スライド、オー
バーヘッドプロジェクタ、TV会議システム、ビデオプ
ロジェクタなど)を意味する。この構成によれば、空調
や照明などの環境調整用の機器が予約時刻に応じて動作
することによって、部屋の使用開始時点で室内環境が適
正環境に調整されているのはもちろんのこと、部屋の使
用スケジュールとして部屋名、予約時刻だけではなく使
用機器を登録可能としていることによって、たとえば、
スライド、オーバーヘッドプロジェクタ(以下、OHP
と略称する)、TV会議システムなどを用いる場合に予
約時に登録しておけば、予約時刻にはそれらの機器が使
用可能な状態になり、機器を使用する準備のための無駄
時間がなくなるのである。とくに、制御装置には動作テ
ーブルが設けてあり関連した機器を一連の手順で動作さ
せるから、たとえば、スライドやOHPを用いる場合に
は、スクリーンを設置し、カーテン(暗幕)を閉じ、ス
ライドやOHPの電源を投入するといった作業が、予約
時刻に事前に行なわれることが可能になり、スライドや
OHPをただちに使用することができて能率がよいので
ある。
【0011】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、制御装置は、部屋に付設された機器の動作を指示
する第1の操作手段と上記通信部と上記メモリ部と上記
制御処理部とを備え室内の定位置に固設されたコントロ
ーラと、部屋に付設された機器の動作を指示する第2の
操作手段を備え第2の操作手段の操作情報をワイヤレス
信号によってコントローラに伝送するとともに室内の所
定の取付場所に対して着脱自在に取着されるコマンダと
からなり、上記制御処理部は、コントローラに設けた第
1の操作手段とコマンダに設けた第2の操作手段とのい
ずれかにより所定の機器の動作が指示されると上記メモ
リ部に格納された上記動作テーブルを参照して上記所定
の機器に関連する機器を一連の手順で動作させる機能を
有することを特徴とする。
【0012】この構成によれば、定位置に固定された有
線式のコントローラと可搬な無線式のコマンダとの両方
を用いて1つの操作部で関連する機器を一連の手順で動
作さえることができる。請求項3の発明では、請求項2
の発明において、第1、第2の操作手段は、部屋の環境
を調整する機器を個別に選択するか部屋の使用目的に応
じた機器を指定する状態を選択するかの指示に機能が固
定されている複数個の固定操作部と、第1、第2の操作
手段の操作に応じて表示内容が切り換えられる表示器お
よび表示器の画面に重ねられた透明なタッチスイッチを
有し表示器の表示に応じてタッチスイッチの機能が変更
される可変操作部とをそれぞれ備え、可変操作部は、固
定操作部により部屋の環境を調整する機器が選択された
ときに選択された機器の動作を調節可能にする機能と、
固定操作部により使用目的に応じた機器を指定する状態
が選択されたときに使用可能な機器名を表示器に一覧表
示して機器を選択させた後、選択された機器の動作を調
節可能にする機能とを有し、コントローラは第1の操作
手段の表示器の表示内容とタッチスイッチの機能とを関
連付ける第1の機能テーブルを格納する書込可能な第1
のデータメモリを備え、コマンダは、第2の操作手段の
表示器の表示内容とタッチスイッチの機能とを関連付け
る第2の機能テーブルを格納する書込可能な第2のデー
タメモリを備え、コントローラは、コマンダが上記所定
の取付場所に取着されているときにメモリ部への動作テ
ーブルおよび第1、第2の機能テーブルの書込みを可能
とし、かつ書込時には第1、第2の機能テーブルを同一
の内容で書込ませる登録処理部を備えることを特徴とす
る。
【0013】この構成によれば、部屋の環境を調整する
機器については固定操作部によって個別に選択するが、
機器を選択すると可変操作部による各機器の動作の調節
が可能となるのであり、また、部屋の使用目的に応じて
選択的に使用される機器については可変操作部により選
択および調節が可能となるのであって、可変操作部を用
いたことにより固定操作部の個数を少なくすることがで
き、結果的にコマンダを比較的小型として優れた可搬性
を得ることができる。また、可変操作部は、機器の選択
後に選択された機器についてのみ動作の調節を可能とす
るから、誤った操作をすることがなく、操作が容易でわ
かりやすくなる。
【0014】請求項4の発明では、請求項2の発明にお
いて、コマンダは電池を電源とし、上記所定の取付場所
に取着したときに電池からワイヤレス送信部への電源供
給を停止する電源制御部を備えることを特徴とする。こ
の構成によれば、コマンダを所定の取付場所に取着した
ときにはコマンダが使用されないようにしてコントロー
ラによってのみ機器の操作を可能とするから、電池を電
源とするコマンダの無駄な電力消費を抑制することがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下の実施形態では、部屋として
会議室を例示するが、日時によって使用者が変わるよう
な部屋であれば、会議室以外にも教室、ホールなどにお
いて本発明の技術思想を適用することができる。本実施
形態では、図1に示すように、各会議室Rの使用スケジ
ュールを管理する主管理装置1と、主管理装置1に使用
スケジュールを設定したり主管理装置1に設定された使
用スケジュールを確認したりする予約端末機2と、各会
議室Rごとに配置した制御装置3とを備える。主管理装
置1と予約端末機2と制御装置3とはツイストペア線を
用いて配線された構内網Lprを介してPBX7にそれ
ぞれ接続される。また、予約端末機2は公衆網Lpbに
接続することもできる。
【0016】本実施形態における会議室Rには、図4に
示すように、会議室Rの環境を調整する機器として照明
装置51、空調装置52、カーテン53を備え、また会
議室Rで使用する機器としてスライド54、OHP5
5、TV会議システム56などを備え、スライド54や
OHP55を用いるために、スクリーン57、スピーカ
・マイクロホンを備えた音響システム58などの機器も
設けられる。ただし、会議室Rに付設する機器は必要に
応じて適宜に選択される。
【0017】会議室Rには人の存否を検出する入退室セ
ンサとしての人体検知センサ(焦電センサを用いたもの
が一般的である)61が天井付近に配置される。また、
照明装置51には調光可能なものを用いており、会議室
Rに配置された照度センサ62により外光と照明光との
合成照度が検出される。さらに、空調装置52は温度が
調節可能であって、会議室Rに配置された温度センサ6
3により会議室Rの室内の温度が検出される。空調装置
52には湿度調節の可能なものを用い、会議室Rの湿度
を湿度センサによって検出してもよい。照明装置51は
照度センサ62の出力によって室内照度が制御装置3に
より設定された照度に保たれるように光出力を調節し、
また空調装置52は室内温度が制御装置3により設定さ
れた温度に保たれるように空調装置52の出力を調節す
る。カーテン53は電動式のものであって、制御装置3
からの制御信号により開閉制御される。
【0018】主管理装置1はホストコンピュータであっ
て、図2に示すように、使用スケジュールを格納する書
換可能なスケジュールメモリ11を備えている。使用ス
ケジュールは、会議室名、会議名、使用者(代表者)、
使用日、予約時刻(開始時刻と終了時刻)、使用者の連
絡先(電話番号)、参加者、使用機器などを組にしたデ
ータであり、組単位でスケジュールメモリ11に格納さ
れる。ここに、主管理装置1には現在日時を計時する時
計部12が設けられ、スケジュールメモリ11に格納さ
れている使用スケジュールの各組の使用日・予約時刻と
時計部12で計時されている現在日時とが管理制御部1
0において比較される。
【0019】管理制御部10は、主管理装置1の動作を
記述したシステムプログラムを格納したシステムメモリ
と、使用スケジュールの一時的な記憶や外部からのデー
タの記憶に用いるデータメモリと、CPUとを備える。
管理制御部10では、構内網Lprを通して伝送される
人体検知センサ61の出力データに基づいて各会議室R
の使用状態を判断し、使用スケジュールによって予約さ
れている会議室Rが使用された後に全員の退室を検出す
ると一定時間の時限動作を開始し、時限動作の間に人体
検知センサ61の出力データによって当該会議室Rの使
用が検出されると時限動作を解除する。また、上記一定
時間の時限動作の終了時点で当該会議室Rの使用が検出
されないときには消去信号を出力し、スケジュールメモ
リ11から当該使用スケジュールの組を消去する。消去
信号はインタフェース13およびモデム14を介して制
御装置3にも伝送され、当該会議室Rの各種機器の動作
を停止させる。つまり、照明装置51や空調装置52を
停止させ、カーテン53を開き、使用していた他の機器
の動作を停止させる。消去信号は、予約時刻の後に一定
時間が経過しても人体検知センサ61による会議室Rの
使用が検出されない場合にも出力され、会議室Rの各種
機器が使用されないままに動作し続けることによる電力
の無駄な消費が抑制される。
【0020】主管理装置1では、構内網Lprを介して
予約端末器2や制御装置3との間でデータを授受するか
ら、上述のように管理制御部10から入出力されるデー
タを外部装置との間で授受するためのインタフェース1
3および構内網Lprに接続されるモデム14を備え
る。インタフェース13にはRS232CやRS422
を用い、モデム14にはNCUを備えたインテリジェン
トモデムを用いる。
【0021】予約端末器2はパーソナルコンピュータよ
りなり、図3に示すように、キーボードおよびポインテ
ィングデバイス(マウスあるいはトラックボール)より
なる入力部21と、CRTないし液晶表示器よりなる表
示部22と、構内網Lprに接続されるモデム23と、
入力部21、表示部22、モデム23を制御するための
CPUやメモリからなる演算処理部20とを備える。主
管理装置1と同様に予約端末器2においてもデジタルデ
ータを扱うから、演算処理部20にインタフェース24
を介してモデム23が接続されモデム23が構内網Lp
rに接続される。モデム23はNCUを備えたインテリ
ジェントモデムであって、予約端末器2から主管理装置
1を呼び出すには、インタフェース24を通してモデム
23から呼出信号を発生する。
【0022】ところで、制御装置3は、図1に示すよう
に、コントローラ4とコマンダ5とからなり、コマンダ
5は機器の動作をワイヤレス信号によってコントローラ
4に指示する。コントローラ4は、図4に示すように、
CPUおよびメモリを備えたマイクロコンピュータより
なる制御処理部30を備え、制御処理部30は、照明装
置51、空調装置52、カーテン53、スライド54、
OHP55、TV会議システム56、スクリーン57、
音響システム58への制御信号を与える制御用インタフ
ェースを備える。さらに、制御処理部30には、人体検
知センサ61、照度センサ62、温度センサ63の出力
データも入力されている。ここに、人体検知センサ61
の出力は人の存否に応じたオン・オフ信号として制御処
理部30に入力され、人体検知センサ61は入退室セン
サとして機能する。また、照度センサ62および温度セ
ンサ63の出力は制御処理部30においてアナログ−デ
ジタル変換が施される。
【0023】制御処理部30には、液晶表示器よりなる
表示器32と、表示器32の画面上に積層された透明な
タッチスイッチ33とが接続される。タッチスイッチ3
3は周知のように透明電極を備えた多数のスイッチ群か
らなり、タッチスイッチ33を押した位置の情報が出力
として得られるように構成されている。一般にはタッチ
スイッチ33を構成するスイッチ群は小ピッチでマトリ
クス状に配列され、人の触れたスイッチの位置がわかる
ように各スイッチが接続される。また、制御処理部30
は表示器32の表示内容に応じて、タッチスイッチ33
の各領域に触れたときの動作を変化させる。さらに、コ
ントローラ4は表示器32の画面の近傍に複数個の押釦
スイッチ34を備える。後述するが、表示器32および
タッチスイッチ33は可変操作部として機能し、押釦ス
イッチ34は固定操作部として機能するのであって、可
変操作部と固定操作部とによってコントローラ4の操作
手段が形成される。制御処理部30にはコマンダ5から
のワイヤレス信号を受信するためのホトトランジスタよ
りなるワイヤレス受信部35も設けられる。
【0024】さらに、制御処理部30には、RAMより
なる書換可能なメモリ部36が設けられ、データメモリ
37が接続されている。メモリ部36には後述する動作
テーブルが格納され、またデータメモリ37には表示器
32およびタッチスイッチ33の動作を決める機能テー
ブルが格納される。制御処理部30はインタフェース3
8および通信部としてのモデム39を介して構内網Lp
rに接続される。ここに、モデム39はNCUを備えた
インテリジェントモデムよりなる。
【0025】コマンダ5は、図5に示すように、CPU
およびメモリを備えたマイクロコンピュータよりなる信
号処理部40を備え、信号処理部40には、液晶表示器
よりなる表示器41と、表示器41の画面上に積層され
た透明なタッチスイッチ42とが接続される。タッチス
イッチ42はコントローラ4に用いたものと同様にマト
リクス状に配列された透明電極を備えた多数のスイッチ
群からなる。また、信号処理部40は表示器41の表示
内容に応じて、タッチスイッチ42の各領域に触れたと
きの動作を変化させる。さらに、コマンダ5は表示器4
1の画面の近傍に複数個の押釦スイッチ43を備える。
つまり、コマンダ5はコントローラ4と同様に、表示器
41およびタッチスイッチ42よりなる可変操作部を備
え、固定操作部として押釦スイッチ43を備える。これ
らの可変操作部および固定操作部によりコマンダ5の操
作手段が構成される。制御処理部30にはコントローラ
4に対してワイヤレス信号を送信するための赤外線発光
ダイオードよりなるワイヤレス送信部44も設けられ
る。信号処理部40には、RAMよりなる書換可能なデ
ータメモリ45が接続され、データメモリ45には表示
器41およびタッチスイッチ42の動作を決める機能テ
ーブルが格納される。ここに、コマンダ5は電源として
電池46を用いており、信号処理部40はコマンダ5の
背面に設けた押釦スイッチ(図示せず)が押し込まれる
とワイヤレス送信部44に対してのみ電源供給を停止さ
せる(ワイヤレス送信部44と電池46との間に押釦ス
イッチを挿入してもよい)。
【0026】ところで、本実施形態では制御装置3は会
議室Rごとに配置され、制御装置3は会議室Rの入口付
近であって会議室Rの室内側に面するように配置してあ
る。このような配置を実現するために、図5に示すよう
に、会議室Rの入口に床面から天井面に至る角柱状のス
タッド6を設置し、スタッド6の一面を会議室Rの室内
側に露出させ、この面にコントローラ4を固設してあ
る。この状態でワイヤレス受信部35はスタッド6の前
面に露出する。また、コマンダ5はコントローラ4の下
方においてスタッド6に対して着脱自在に取着される。
コマンダ5がスタッド6に取着されると、コマンダ5の
データメモリ45がコントローラ4のデータメモリ37
と制御処理部30および信号処理部40を介して並列的
に接続され、また上述した押釦スイッチの操作部がスタ
ッド6に押し込まれることによって、電池46からワイ
ヤレス送信部44への給電が停止する。
【0027】次に動作について説明する。ここでは、主
管理装置1のスケジュールメモリ11には予約端末機2
によって使用スケジュールがすでに書き込まれているも
のとする。使用スケジュールは、上述したように会議室
名と使用日および予約時刻とを含むから、主管理装置1
は使用スケジュールの使用日および予約時刻に従って各
会議室の制御装置3に使用スケジュールの内容を転送す
る。つまり、制御装置3では予約時刻の順に使用スケジ
ュールを受け取ることになる。制御装置3のメモリ部3
6には上述のように動作テーブルが格納されており、動
作テーブルでは使用機器と、その使用機器に関連して動
作させる機器および関連動作する機器の動作手順とが対
応付けてある。
【0028】たとえば、スライド54を使用機器とする
ならば、関連機器は、照明装置51、カーテン53、ス
ライド54、スクリーン57であり、カーテン53を閉
じ、スクリーン57を下げ、照明装置51を全てまたは
部分的に消灯させ(必要であれば照明装置51のうちの
スポットライトを点灯させ)、スライド54の電源を投
入するという動作手順になる。また、OHP55を使用
機器とするならば、スライド54における関連機器およ
び動作手順においてスライド54をOHP55に置き換
えたものになる。。あるいはまた、TV会議システム5
6を使用機器とする場合には、関連機器はカーテン5
3、TV会議システム56、スクリーン57、音響シス
テム58であり、カーテン53を閉じ、スクリーン57
を下げ、TV会議システム56の電源を投入するととも
に回線を接続し、音響システム58の電源を投入すると
いう動作手順になる。
【0029】動作テーブルに上述のような対応付けを行
なっているから、使用スケジュールにおいては使用機器
を指定すれば、関連する機器が自動的に所要の動作を行
なうことになる。ここで、TV会議システム56におけ
る相手先のように何らかのパラメータを要するものにつ
いては、使用機器としてパラメータも指定できるように
してある。
【0030】制御装置3は、使用スケジュールに基づい
て会議室Rの使用日の予約時刻(開始時刻)に先立って
空調装置52を始動し、予約時刻において会議室Rの室
温が所望の温度になっているように制御される。つま
り、温度の制御には時間がかかるから予約時刻の数分前
に空調装置52が始動され、予約時刻においては室温が
季節ごとに決められている設定温度になるようにしてい
る。また、照明装置51は予約時刻に点灯していればよ
いから予約時刻に点灯するように制御される。つまり、
会議室Rの環境を調整する機器に関しては、カーテン5
3以外は、とくに指定することなく予約時刻に応じて自
動的に制御される。また、他の機器は上述のように使用
機器として使用スケジュールに指定されており、予約時
刻には使用可能となるように予約時刻の前から関連機器
が制御される。ここにおいて、照明装置51は使用機器
によっては消灯させるように指示されるから、制御装置
3では使用機器による指示を優先させるようにして照明
装置51を制御する。また上述のように、予約時刻(開
始時刻)から一定時間が経過しても会議室Rが使用され
ていないことが検出されたときには、各機器への電源供
給を停止し、主管理装置1に会議室Rが使用されていな
い旨を通知して当該使用スケジュールを消去させる。あ
るいはまた、会議室Rが使用されたときには、会議室R
から全員が退室したことが検出されてから一定時間が経
過すると各機器への電源供給を停止し、主管理装置1へ
の通知を行なって当該使用スケジュールを消去させる。
【0031】ところで、コントローラ4とコマンダ5と
には、それぞれ固定操作部と可変操作部とからなる操作
手段が設けられているから、コントローラ4およびコマ
ンダ5を操作することによっても機器を制御することが
できる。コントローラ4では、図6に示すように、表示
器32の下方に4個の押釦スイッチ34が配置され、各
押釦スイッチ34に対応する位置には「照明」「空調」
「カーテン」「シーン」の文字が表記されている。つま
り、各文字は照明装置51、空調装置52、カーテン5
3、使用機器の選択に対応し、文字の表記部は対応する
押釦スイッチ34が押操作されたときに表示色が変化す
る(あるいは表示灯を点灯させる)。
【0032】押釦スイッチ34の押操作前には、現在の
日時、使用スケジュールとして設定された終了時刻まで
の残り時間、室温、空調装置52の設定温度、室内の各
高さ位置での温度を示した室内の温度分布が表示され、
また照明装置51のオンとオフとを指示するためのキー
1 ,K2 の表示(「ON」「OFF」)がなされ、こ
の表示を囲む四角形内の領域に触れることによって照明
装置51をオン・オフすることができるようにしてあ
る。
【0033】また、「照明」「空調」「カーテン」のい
ずれかに対応する押釦スイッチ34を押操作すれば、対
応する機器を調節する画面が表示器33に表示される。
たとえば「照明」であれば、図7のように、照明装置5
1の全体のオンとオフとを指示するキーK3 ,K4 と、
照明装置51の配置場所ごとのオンとオフとを指示する
キーK11〜K13と、照明装置51の配置場所ごとの調光
を指示するキーK21〜K23,K31〜K33とが表示され
る。キーK11〜K13は1回触れるたびに対応する場所の
照明装置51の点灯と消灯とを反転させる。また、キー
21〜K23,K31〜K33は対応する場所の照明装置51
の光出力を増加させるものと減少させるものとを対にし
て設けてあり、対になるキーK21〜K23,K31〜K33
間の領域には照明装置51の光出力をバー表示するレベ
ル表示部L1 〜L3 が設けられている。しかして、いず
れかのキーK21〜K23,K31〜K33に短時間だけ触れる
と対応する場所の照明装置51の光出力が1段階だけ増
減し、比較的長い時間にわたって連続的に触れると照明
装置51の光出力が連続的に増減する。表示器33の下
部には照明装置51の配置場所が模式的に示され、どの
キーK11〜K13,K21〜K23,K31〜K33が、会議室R
のどの領域の照明に寄与するかが示される(図ではC側
にスクリーンを示し、中央部の四角形によって机を示し
てある)。
【0034】「空調」「カーテン」に対応する押釦スイ
ッチ34を押操作した場合も同様であって、「空調」で
あれば空調装置52のオン・オフと温度設定とが可能に
なり、「カーテン」であればカーテン53の開閉操作が
可能になる。一方、「シーン」に対応する押釦スイッチ
34を押操作すると表示器32には使用機器が一覧表示
され、所望の使用機器名が表示されている領域のタッチ
スイッチ33に触れると使用機器が選択される。この使
用機器は使用スケジュールにおける使用機器と同様のも
のを意味し、使用機器を選択すれば動作テーブルに設定
された関連する機器が一連の手順で動作する。つまり、
上述のように、スライド53、OHP54、TV会議シ
ステム56などを使用する際に、関連する機器を自動的
に動作させることができる。ここにおいて、コマンダ5
の動作として後述するが、「シーン」に対応する押釦ス
イッチ34を選択したときには、「OHP」「スライ
ド」「プロジェクタ」「TV会議」「一般」「リフレッ
シュ」の選択肢が表示器32に表示される。「OHP」
「スライド」「TV会議」はそれぞれOHP54、スラ
イド53、TV会議システム56に対応するものであり
使用スケジュールについて説明したものと同様である。
また、「プロジェクタ」はビデオプロジェクタを意味
し、「一般」は会議室Rにおいて特別な機器を使用しな
いことを意味し、「リフレッシュ」はリフレッシュ効果
を得るために照明装置51の光出力を一時的に高めた
り、空調装置52の温度設定を一時的に引き下げたり、
あるいは別に設けた芳香発生装置によってミント系など
の香りを出したりすることを意味する。「一般」を選択
すれば、照明装置51、空調装置52の動作状態を代え
ずに他の機器を初期状態に戻すことになる。たとえば、
カーテン53は開き、スクリーン57は上がり、その他
の機器は電源がオフになる。
【0035】コマンダ5では、図8に示すように、表示
器41の画面が2分割されており(以下では、各画面を
表示器41a,41bという)、両表示器41a,41
bの間に5個の押釦スイッチ43が配置される。押釦ス
イッチ43のうちの1つは円形の操作部を備え、他の押
釦スイッチ43は円形の操作部の回りに配置された操作
部を有する。円形の操作部を有する押釦スイッチ43は
コントローラ4における「シーン」の押釦スイッチ34
に相当し、他の押釦スイッチ43に対応する部位には
「照明」「空調」「カーテン」「機器マニュアル」の表
記がなされている。「照明」「空調」「カーテン」の表
記は、コントローラ4における同様の表記に対応する。
また、「機器マニュアル」に対応する押釦スイッチ43
ではコマンダ5の操作方法を表示する状態を選択するこ
とができる。コントローラ4と同様に、各表記は対応す
る押釦スイッチ43の押操作によって色が変化する。
【0036】ところで、コマンダ5の各押釦スイッチ4
3を押操作しない状態では、現在日時、室温、空調装置
52の設定温度が表示される。この状態で「照明」「空
調」「カーテン」のいずれかの押釦スイッチ43を操作
すると、表示器41aには対応する機器を調節する画面
が表示される。たとえば、「空調」の押釦スイッチ43
であれば、図9に示すように、空調装置52の温度設定
を上下させるためのキーK41,K42が表示され、照明装
置51の調光の場合と同様にキーK41,K42の操作によ
り設定温度を上下させることができる。この状態でキー
41,K42を操作すれば、ワイヤレス信号によってコン
トローラ4にキーK41,K42の操作に対応する指示がな
され、コントローラ4を操作した場合と同様に機器の動
作を調節することができる。
【0037】一方、円形の操作部を持つ押釦スイッチ4
3を操作すれば、コントローラ4で「シーン」の押釦ス
イッチ34を押操作した場合と同様に使用機器が一覧表
示される。つまり、図10に示すように、表示器41b
に「OHP」「スライド」「プロジェクタ」「TV会
議」「一般」「リフレッシュ」の文字が表示され、それ
ぞれの文字に対応したキーK51〜K56が設定される。各
文字に対応するキーK51〜K56の意味はコントローラ4
と同様である。ここで、いずれかのキーK51〜K 56に触
れると、使用機器が選択されワイヤレス信号によって選
択された使用機器がコントローラ4に伝達される。コン
トローラ4では、このコマンダ5で選択された使用機器
を動作テーブルと照合し、関連する機器を一連の手順で
動作させるのである。つまり、コマンダ5によってもコ
ントローラ4と同様に使用機器の選択のみで関連する機
器を一連の手順で動作させることができるのである。
【0038】また、コマンダ5において使用機器を選択
すると、図11に示すように、使用機器の動作を調節可
能とする画面が表示器41bに表示される。ここでは、
スライド53を選択した状態を示しており、ズームの拡
大・縮小、焦点(ピント)の前後、齣の前送り・後送り
を指示するキーK61〜K66が表示される。これらのキー
61〜K66を操作すれば、ワイヤレス信号によってコン
トローラ4に指示がなされ、スライド53の動作が調節
される。スライド53以外の動作についても同様であっ
て、使用機器を選択すればワイヤレス信号がコントロー
ラ4に伝送されることにより関連する機器が動作テーブ
ルに従って一連の手順で動作し、またコマンダ5は使用
機器の動作を調節可能な状態になるのである。
【0039】上記実施形態において、会議室Rが使用さ
れているか否かを人体検知センサ51の出力で検出して
いるが、制御装置3の横にカードリーダを配置し、カー
ドリーダによって使用者別の磁気カードを読み取ること
により、正規の使用者による会議室Rの利用を確認する
ようにしてもよい。また、カードリーダを設ければ制御
装置3による予約確認が可能な人を制限することも可能
である。
【0040】本実施形態において、主管理装置1と予約
端末機2と表示装置3とをPBX7備える構内網Lpr
を用いて接続しているが、LAN(ローカルネットワー
ク)を用いて接続してもよい。また、主管理装置1に対
して予約端末機2と表示装置3とは異なる網を用いて接
続してもよい。
【0041】
【発明の効果】請求項1の発明は、各部屋に付設された
機器を各部屋ごとに集中制御できるように各部屋に配置
された制御装置と、部屋名と予約時刻と使用機器とを組
にした部屋の使用スケジュールを組単位で格納する記憶
手段を持つ主管理装置とを備え、制御装置は、通信回線
を介して主管理装置との間でデータを伝送する通信部
と、上記使用機器に関連して動作させる機器およびその
動作手順を上記使用機器に対応付けた動作テーブルを格
納した書込可能なメモリ部と、部屋ごとの使用スケジュ
ールの組を主管理装置から予約時刻の順に受け取り上記
動作テーブルを参照して機器の動作タイミングを決定す
る制御処理部とを備え、制御処理部では、予約時刻にお
いて部屋が使用に適した環境になっているように部屋の
環境を調整する機器を動作させるとともに、使用スケジ
ュールに設定された上記使用機器を予約時刻に使用可能
にするように上記使用機器に関連する機器を一連の手順
で動作させるものであり、空調や照明などの環境調整用
の機器が予約時刻に応じて動作することによって、部屋
の使用開始時点で室内環境が適正環境に調整されている
のはもちろんのこと、部屋の使用スケジュールとして部
屋名、予約時刻だけではなく使用機器を登録可能として
いることによって、たとえば、スライド、オーバーヘッ
ドプロジェクタ(以下、OHPと略称する)、TV会議
システムなどを用いる場合に予約時に登録しておけば、
予約時刻にはそれらの機器が使用可能な状態になり、機
器を使用する準備のための無駄時間がなくなるという利
点がある。とくに、制御装置には動作テーブルが設けて
あり関連した機器を一連の手順で動作させていることに
より、たとえば、スライドやOHPを用いる場合には、
スクリーンを設置し、カーテン(暗幕)を閉じ、スライ
ドやOHPの電源を投入するといった作業が、予約時刻
に事前に行なわれることが可能になり、スライドやOH
Pをただちに使用することができて能率がよいという利
点を有する。
【0042】請求項2の発明は、部屋に付設された機器
の動作を指示する第1の操作手段と上記通信部と上記メ
モリ部と上記制御処理部とを備え室内の定位置に固設さ
れたコントローラと、部屋に付設された機器の動作を指
示する第2の操作手段を備え第2の操作手段の操作情報
をワイヤレス信号によってコントローラに伝送するとと
もに室内の所定の取付場所に対して着脱自在に取着され
るコマンダとからなる制御装置を備え、上記制御処理部
は、コントローラに設けた第1の操作手段とコマンダに
設けた第2の操作手段とのいずれかにより所定の機器の
動作が指示されると上記メモリ部に格納された上記動作
テーブルを参照して上記所定の機器に関連する機器を一
連の手順で動作させる機能を有するものであり、定位置
に固定された有線式のコントローラと可搬な無線式のコ
マンダとの両方を用いて1つの操作部で関連する機器を
一連の手順で動作さえることができるのである。
【0043】請求項3の発明は、第1、第2の操作手段
に、部屋の環境を調整する機器を個別に選択するか部屋
の使用目的に応じた機器を指定する状態を選択するかの
指示に機能が固定されている複数個の固定操作部と、第
1、第2の操作手段の操作に応じて表示内容が切り換え
られる表示器および表示器の画面に重ねられた透明なタ
ッチスイッチを有し表示器の表示に応じてタッチスイッ
チの機能が変更される可変操作部とをそれぞれ設け、可
変操作部は、固定操作部により部屋の環境を調整する機
器が選択されたときに選択された機器の動作を調節可能
にする機能と、固定操作部により使用目的に応じた機器
を指定する状態が選択されたときに使用可能な機器名を
表示器に一覧表示して機器を選択させた後、選択された
機器の動作を調節可能にする機能とを有し、コントロー
ラは第1の操作手段の表示器の表示内容とタッチスイッ
チの機能とを関連付ける第1の機能テーブルを格納する
書込可能な第1のデータメモリを備え、コマンダは、第
2の操作手段の表示器の表示内容とタッチスイッチの機
能とを関連付ける第2の機能テーブルを格納する書込可
能な第2のデータメモリを備え、コントローラは、コマ
ンダが上記所定の取付場所に取着されているときにメモ
リ部への動作テーブルおよび第1、第2の機能テーブル
の書込みを可能とし、かつ書込時には第1、第2の機能
テーブルを同一の内容で書込ませる登録処理部を備える
ものであり、部屋の環境を調整する機器については固定
操作部によって個別に選択するが、機器を選択すると可
変操作部による各機器の動作の調節が可能となるのであ
り、また、部屋の使用目的に応じて選択的に使用される
機器については可変操作部により選択および調節が可能
となるのであって、可変操作部を用いたことにより固定
操作部の個数を少なくすることができ、結果的にコマン
ダを比較的小型として優れた可搬性を得ることができる
という効果がある。また、可変操作部は、機器の選択後
に選択された機器についてのみ動作の調節を可能とする
から、誤った操作をすることがなく、操作が容易でわか
りやすくなるという利点がある。
【0044】請求項4の発明は、コマンダの電源を電池
とし、上記所定の取付場所に取着したときに電池からワ
イヤレス送信部への電源供給を停止する電源制御部を設
けたものであり、コマンダを所定の取付場所に取着した
ときにはコマンダが使用されないようにしてコントロー
ラによってのみ機器の操作を可能とするから、電池を電
源とするコマンダの無駄な電力消費を抑制することがで
きるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示すブロック図である。
【図2】実施形態に用いる主管理装置を示すブロック図
である。
【図3】実施形態に用いる予約端末器を示すブロック図
である。
【図4】実施形態に用いる制御装置を示すブロック図で
ある。
【図5】実施形態における制御装置の配置状態を示す正
面図である。
【図6】実施形態に用いるコントローラの表示例を示す
図である。
【図7】実施形態に用いるコントローラの表示例を示す
図である。
【図8】実施形態に用いるコマンダの表示例を示す図で
ある。
【図9】実施形態に用いるコマンダの表示例を示す図で
ある。
【図10】実施形態に用いるコマンダの表示例を示す図
である。
【図11】実施形態に用いるコマンダの表示例を示す図
である。
【符号の説明】
1 主管理装置 2 予約端末器 3 制御装置 4 コントローラ 5 コマンダ Lpb 公衆網 Lpr 構内網 R 会議室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 辻 嘉和 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各部屋に付設された機器を各部屋ごとに
    集中制御できるように各部屋に配置された制御装置と、
    部屋名と予約時刻と使用機器とを組にした部屋の使用ス
    ケジュールを組単位で格納する記憶手段を持つ主管理装
    置とを備え、制御装置は、通信回線を介して主管理装置
    との間でデータを伝送する通信部と、上記使用機器に関
    連して動作させる機器およびその動作手順を上記使用機
    器に対応付けた動作テーブルを格納した書込可能なメモ
    リ部と、部屋ごとの使用スケジュールの組を主管理装置
    から予約時刻の順に受け取り上記動作テーブルを参照し
    て機器の動作タイミングを決定する制御処理部とを備
    え、制御処理部では、予約時刻において部屋が使用に適
    した環境になっているように部屋の環境を調整する機器
    を動作させるとともに、使用スケジュールに設定された
    上記使用機器を予約時刻に使用可能にするように上記使
    用機器に関連する機器を一連の手順で動作させることを
    特徴とする部屋の機器制御システム。
  2. 【請求項2】 制御装置は、部屋に付設された機器の動
    作を指示する第1の操作手段と上記通信部と上記メモリ
    部と上記制御処理部とを備え室内の定位置に固設された
    コントローラと、部屋に付設された機器の動作を指示す
    る第2の操作手段を備え第2の操作手段の操作情報をワ
    イヤレス信号によってコントローラに伝送するとともに
    室内の所定の取付場所に対して着脱自在に取着されるコ
    マンダとからなり、上記制御処理部は、コントローラに
    設けた第1の操作手段とコマンダに設けた第2の操作手
    段とのいずれかにより所定の機器の動作が指示されると
    上記メモリ部に格納された上記動作テーブルを参照して
    上記所定の機器に関連する機器を一連の手順で動作させ
    る機能を有することを特徴とする請求項1記載の部屋の
    機器制御システム。
  3. 【請求項3】 第1、第2の操作手段は、部屋の環境を
    調整する機器を個別に選択するか部屋の使用目的に応じ
    た機器を指定する状態を選択するかの指示に機能が固定
    されている複数個の固定操作部と、第1、第2の操作手
    段の操作に応じて表示内容が切り換えられる表示器およ
    び表示器の画面に重ねられた透明なタッチスイッチを有
    し表示器の表示に応じてタッチスイッチの機能が変更さ
    れる可変操作部とをそれぞれ備え、可変操作部は、固定
    操作部により部屋の環境を調整する機器が選択されたと
    きに選択された機器の動作を調節可能にする機能と、固
    定操作部により使用目的に応じた機器を指定する状態が
    選択されたときに使用可能な機器名を表示器に一覧表示
    して機器を選択させた後、選択された機器の動作を調節
    可能にする機能とを有し、コントローラは第1の操作手
    段の表示器の表示内容とタッチスイッチの機能とを関連
    付ける第1の機能テーブルを格納する書込可能な第1の
    データメモリを備え、コマンダは、第2の操作手段の表
    示器の表示内容とタッチスイッチの機能とを関連付ける
    第2の機能テーブルを格納する書込可能な第2のデータ
    メモリを備え、コントローラは、コマンダが上記所定の
    取付場所に取着されているときにメモリ部への動作テー
    ブルおよび第1、第2の機能テーブルの書込みを可能と
    し、かつ書込時には第1、第2の機能テーブルを同一の
    内容で書込ませる登録処理部を備えることを特徴とする
    請求項2記載の部屋の機器制御システム。
  4. 【請求項4】 コマンダは電池を電源とし、上記所定の
    取付場所に取着したときに電池からワイヤレス送信部へ
    の電源供給を停止する電源制御部を備えることを特徴と
    する請求項2記載の部屋の機器制御システム。
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