JPH09127446A - 走査光学装置 - Google Patents
走査光学装置Info
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- JPH09127446A JPH09127446A JP30661895A JP30661895A JPH09127446A JP H09127446 A JPH09127446 A JP H09127446A JP 30661895 A JP30661895 A JP 30661895A JP 30661895 A JP30661895 A JP 30661895A JP H09127446 A JPH09127446 A JP H09127446A
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- imaging lens
- lens
- scanning
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 結像レンズに突出部を設けて組み付けの作業
性を向上させるとともに結像レンズの形状が非対称とな
るのを防ぐ。 【解決手段】 回転多面鏡2の走査光を感光体に結像さ
せる結像レンズ4は、その頂部のフランジ4bに、結像
レンズ4の長さ方向に面対称すなわち左右対称である一
対の突出部42を有し、各突出部42は結像レンズ4の
光軸方向に突出する。結像レンズ4を光学箱5に上下反
転させて組み付ける組み付けミスが発生したときには、
一方の突出部42が光学箱5の干渉ピン5bと干渉して
結像レンズ4の組み付けを阻止する。
性を向上させるとともに結像レンズの形状が非対称とな
るのを防ぐ。 【解決手段】 回転多面鏡2の走査光を感光体に結像さ
せる結像レンズ4は、その頂部のフランジ4bに、結像
レンズ4の長さ方向に面対称すなわち左右対称である一
対の突出部42を有し、各突出部42は結像レンズ4の
光軸方向に突出する。結像レンズ4を光学箱5に上下反
転させて組み付ける組み付けミスが発生したときには、
一方の突出部42が光学箱5の干渉ピン5bと干渉して
結像レンズ4の組み付けを阻止する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、レーザビームプリ
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る走査光学装置に関するものである。
ンタやレーザファクシミリ等の画像形成装置に用いられ
る走査光学装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザビームプリンタやレーザファクシ
ミリ等の画像形成装置に用いられる走査光学装置は一般
的に、図4に示すように、半導体レーザ101aやコリ
メータレンズ101bをユニット化した光源ユニット1
01と、これから発生された平行光束のレーザ光L0 を
偏向走査する回転多面鏡102と、その走査光を折り返
えしミラー103を経て図示しない回転ドラムの表面の
感光体に結像させる結像レンズ104等を有する。回転
多面鏡102や結像レンズ104は光学箱105に収容
され、また、光源ユニット101は光学箱105の側壁
等に組み付けられる。
ミリ等の画像形成装置に用いられる走査光学装置は一般
的に、図4に示すように、半導体レーザ101aやコリ
メータレンズ101bをユニット化した光源ユニット1
01と、これから発生された平行光束のレーザ光L0 を
偏向走査する回転多面鏡102と、その走査光を折り返
えしミラー103を経て図示しない回転ドラムの表面の
感光体に結像させる結像レンズ104等を有する。回転
多面鏡102や結像レンズ104は光学箱105に収容
され、また、光源ユニット101は光学箱105の側壁
等に組み付けられる。
【0003】光学箱105の上部開口は、光学箱105
内に必要部品をすべて組み込んだうえで図示しないふた
によって閉塞される。なお、光学箱105の底壁には回
転多面鏡102の走査光を外部の回転ドラムに向かって
取り出すための窓106が設けられる。
内に必要部品をすべて組み込んだうえで図示しないふた
によって閉塞される。なお、光学箱105の底壁には回
転多面鏡102の走査光を外部の回転ドラムに向かって
取り出すための窓106が設けられる。
【0004】光源ユニット101の半導体レーザ101
aから発生されたレーザ光L0 はコリメータレンズ10
1bによって平行化され、シリンドリカルレンズ101
cによって回転多面鏡102の反射面102aに線状に
集光され、結像レンズ104を経て折り返えしミラー1
03によって下向きに反射され、光学箱105の窓10
6から回転ドラムに向かって取り出される。このように
して、回転ドラム上の感光体に結像する走査光は、回転
多面鏡102による主走査と回転ドラムの回転による副
走査によって静電潜像を形成する。
aから発生されたレーザ光L0 はコリメータレンズ10
1bによって平行化され、シリンドリカルレンズ101
cによって回転多面鏡102の反射面102aに線状に
集光され、結像レンズ104を経て折り返えしミラー1
03によって下向きに反射され、光学箱105の窓10
6から回転ドラムに向かって取り出される。このように
して、回転ドラム上の感光体に結像する走査光は、回転
多面鏡102による主走査と回転ドラムの回転による副
走査によって静電潜像を形成する。
【0005】なお、シリンドリカルレンズ101cのレ
ンズホルダには回転多面鏡102の走査光を主走査方向
の末端において分離してBDセンサ107aに導入する
ためのBDレンズ107bが一体化されており、半導体
レーザ101aはBDセンサ107aの出力によって書
き込み変調を開始する。
ンズホルダには回転多面鏡102の走査光を主走査方向
の末端において分離してBDセンサ107aに導入する
ためのBDレンズ107bが一体化されており、半導体
レーザ101aはBDセンサ107aの出力によって書
き込み変調を開始する。
【0006】結像レンズ104は、上記のように感光体
に結像する点像の走査速度を均一にするいわゆるfθ機
能を有する複合レンズであって、回転多面鏡102の走
査光の光路に対して厳密な位置決めのうえで光学箱10
5に接着等公知の方法で固定される。
に結像する点像の走査速度を均一にするいわゆるfθ機
能を有する複合レンズであって、回転多面鏡102の走
査光の光路に対して厳密な位置決めのうえで光学箱10
5に接着等公知の方法で固定される。
【0007】結像レンズ104は安価なプラスチックレ
ンズであり、その底部に位置決め用の突出部104aを
一体成形し、これを光学箱105の底壁に立設された一
対の位置決めピン105aの間に係合させることで主走
査方向の位置決めを簡単に行なうことができる。このよ
うなプラスチックレンズを用いることで、材料コストが
安価であるうえに組立工程の簡略な走査光学装置を実現
できる。
ンズであり、その底部に位置決め用の突出部104aを
一体成形し、これを光学箱105の底壁に立設された一
対の位置決めピン105aの間に係合させることで主走
査方向の位置決めを簡単に行なうことができる。このよ
うなプラスチックレンズを用いることで、材料コストが
安価であるうえに組立工程の簡略な走査光学装置を実現
できる。
【0008】ところが、結像レンズ104はその光軸に
対して左右非対称な非球面形状を有するものの、外観上
は非対称であることが容易に認識できず、光学箱105
に組み付けるときに結像レンズ104を上下に反転させ
て組み付けるという組み付けミスが多発する。
対して左右非対称な非球面形状を有するものの、外観上
は非対称であることが容易に認識できず、光学箱105
に組み付けるときに結像レンズ104を上下に反転させ
て組み付けるという組み付けミスが多発する。
【0009】そこで、図5に示すように、上記と同様に
位置決め用の突出部204aを有する結像レンズ204
に組み付けミス防止用の突出部204bを設けたものが
開発された。組み付けミス防止用の突出部204bは結
像レンズ204の頂部に配設され、結像レンズ204を
上下に逆に組み付けようとしたときには、図示しない光
学箱の底壁に設けられた干渉ピンが組み付けミス防止用
の突出部204bに係合して結像レンズ204の組み付
けを阻止するように構成される。このように結像レンズ
に組み付けミス防止用の突出部を設けておけば、特に自
動組立装置を用いた走査光学装置の自動組立を大きく促
進できる。
位置決め用の突出部204aを有する結像レンズ204
に組み付けミス防止用の突出部204bを設けたものが
開発された。組み付けミス防止用の突出部204bは結
像レンズ204の頂部に配設され、結像レンズ204を
上下に逆に組み付けようとしたときには、図示しない光
学箱の底壁に設けられた干渉ピンが組み付けミス防止用
の突出部204bに係合して結像レンズ204の組み付
けを阻止するように構成される。このように結像レンズ
に組み付けミス防止用の突出部を設けておけば、特に自
動組立装置を用いた走査光学装置の自動組立を大きく促
進できる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のように結像レンズに組み付けミ
ス防止用の突出部を設けると、結像レンズの形状が著し
く左右非対称となり、プラスチックによって一体成形さ
れた結像レンズを冷却する工程や金型から結像レンズを
取り出す突き出し工程において結像レンズに歪みが発生
し、このために走査光学装置の光学特性が損われるとい
う未解決の課題がある。加えて、結像レンズの外観はや
はり上下の差異が小さいために、手動で組立を行なう手
組みラインにおいては、光学箱に対して結像レンズの組
み付けを試みるまで作業者が上下が逆であることに気付
かないという不都合もある。
の技術によれば、前述のように結像レンズに組み付けミ
ス防止用の突出部を設けると、結像レンズの形状が著し
く左右非対称となり、プラスチックによって一体成形さ
れた結像レンズを冷却する工程や金型から結像レンズを
取り出す突き出し工程において結像レンズに歪みが発生
し、このために走査光学装置の光学特性が損われるとい
う未解決の課題がある。加えて、結像レンズの外観はや
はり上下の差異が小さいために、手動で組立を行なう手
組みラインにおいては、光学箱に対して結像レンズの組
み付けを試みるまで作業者が上下が逆であることに気付
かないという不都合もある。
【0011】本発明は、上記従来の技術の有する未解決
の課題に鑑みてなされたものであっり、結像レンズの組
み付けミスを防ぐ突出部等のために結像レンズの形状が
非対称となって歪みが発生するのを回避できる走査光学
装置を提供することを目的とするものである。
の課題に鑑みてなされたものであっり、結像レンズの組
み付けミスを防ぐ突出部等のために結像レンズの形状が
非対称となって歪みが発生するのを回避できる走査光学
装置を提供することを目的とするものである。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の走査光学装置は、走査手段と、その走査光
を感光体に結像させる結像レンズと、これを支持する筐
体と一体である干渉手段を有し、前記結像レンズが、そ
の長さ方向に面対称である一対の異形部分を備えてお
り、前記筐体に対する前記結像レンズの組み付けミスが
発生したときに前記一対の異形部分のうちの少なくとも
一方が前記干渉手段と干渉するように構成されているこ
とを特徴とする。
め、本発明の走査光学装置は、走査手段と、その走査光
を感光体に結像させる結像レンズと、これを支持する筐
体と一体である干渉手段を有し、前記結像レンズが、そ
の長さ方向に面対称である一対の異形部分を備えてお
り、前記筐体に対する前記結像レンズの組み付けミスが
発生したときに前記一対の異形部分のうちの少なくとも
一方が前記干渉手段と干渉するように構成されているこ
とを特徴とする。
【0013】各異形部分が、結像レンズの光軸方向に突
出しているとよい。
出しているとよい。
【0014】各異形部分が、結像レンズの光軸に対して
垂直な方向に突出していてもよい。
垂直な方向に突出していてもよい。
【0015】各異形部分の突出量が、結像レンズの光軸
から遠ざかるにつれて徐徐に増加しているとよい。
から遠ざかるにつれて徐徐に増加しているとよい。
【0016】
【作用】結像レンズの外形は上下方向の判別が難しいた
め、筐体に結像レンズを組み付けるときに誤ってその光
軸のまわりに反転させた状態で組み付ける組み付けミス
が多発する。そこで、結像レンズの長さ方向に面対称す
なわち左右対称である一対の異形部分を設け、組み付け
ミスが発生したときには少なくとも一方の異形部分が筐
体の干渉手段と干渉し、結像レンズの組み付けを阻止す
るように構成する。これによって結像レンズの組み付け
の作業性を向上させ、かつ、その自動化を促進できる。
め、筐体に結像レンズを組み付けるときに誤ってその光
軸のまわりに反転させた状態で組み付ける組み付けミス
が多発する。そこで、結像レンズの長さ方向に面対称す
なわち左右対称である一対の異形部分を設け、組み付け
ミスが発生したときには少なくとも一方の異形部分が筐
体の干渉手段と干渉し、結像レンズの組み付けを阻止す
るように構成する。これによって結像レンズの組み付け
の作業性を向上させ、かつ、その自動化を促進できる。
【0017】一対の異形部分が左右対称であるから、左
右いずれか一方のみに異形部分を設けた場合のように結
像レンズの形状が非対称になって成形後の冷却工程や突
き出し工程で結像レンズに歪みが発生するおそれはな
い。
右いずれか一方のみに異形部分を設けた場合のように結
像レンズの形状が非対称になって成形後の冷却工程や突
き出し工程で結像レンズに歪みが発生するおそれはな
い。
【0018】このように光学特性を劣化させる歪みがな
いうえに組み付けが簡単である結像レンズを用いること
で、走査光学装置の低価格化と高性能化を大きく促進で
きる。
いうえに組み付けが簡単である結像レンズを用いること
で、走査光学装置の低価格化と高性能化を大きく促進で
きる。
【0019】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面に基づ
いて説明する。
いて説明する。
【0020】図1は一実施例による走査光学装置を示す
もので、(a)はその模式平面図、(b)は結像レンズ
のみを示す斜視図である。この走査光学装置は、図1の
(a)に示すように、半導体レーザ1aやコリメータレ
ンズ1bをユニット化した光源ユニット1と、これから
発生された平行光束の光であるレーザ光L1 を偏向走査
する走査手段である回転多面鏡2と、これによって偏向
走査された走査光を折り返えしミラー3を経て回転ドラ
ムの表面の感光体に結像させる結像レンズ4を有し、回
転多面鏡2や結像レンズ4は筐体である光学箱5に収容
され、また、前記光源ユニット1は光学箱5の側壁等に
組み付けられる。
もので、(a)はその模式平面図、(b)は結像レンズ
のみを示す斜視図である。この走査光学装置は、図1の
(a)に示すように、半導体レーザ1aやコリメータレ
ンズ1bをユニット化した光源ユニット1と、これから
発生された平行光束の光であるレーザ光L1 を偏向走査
する走査手段である回転多面鏡2と、これによって偏向
走査された走査光を折り返えしミラー3を経て回転ドラ
ムの表面の感光体に結像させる結像レンズ4を有し、回
転多面鏡2や結像レンズ4は筐体である光学箱5に収容
され、また、前記光源ユニット1は光学箱5の側壁等に
組み付けられる。
【0021】光学箱5の上部開口は、光学箱5内に必要
部品をすべて組み込んだうえで図示しないふたによって
閉塞される。なお、光学箱5の底壁には回転多面鏡2の
走査光を外部の回転ドラムに向かって取り出すための窓
6が設けられる。
部品をすべて組み込んだうえで図示しないふたによって
閉塞される。なお、光学箱5の底壁には回転多面鏡2の
走査光を外部の回転ドラムに向かって取り出すための窓
6が設けられる。
【0022】光源ユニット1の半導体レーザ1aから発
生されたレーザ光L1 はコリメータレンズ1bによって
平行化され、シリンドリカルレンズ1cによって回転多
面鏡2の反射面2aに線状に集光され、結像レンズ4を
経て折り返えしミラー3によって反射され、光学箱5の
窓6から回転ドラムに向かって取り出される。このよう
にして回転ドラム上の感光体に結像する走査光は、回転
多面鏡2による主走査と回転ドラムの回転による副走査
によって静電潜像を形成する。
生されたレーザ光L1 はコリメータレンズ1bによって
平行化され、シリンドリカルレンズ1cによって回転多
面鏡2の反射面2aに線状に集光され、結像レンズ4を
経て折り返えしミラー3によって反射され、光学箱5の
窓6から回転ドラムに向かって取り出される。このよう
にして回転ドラム上の感光体に結像する走査光は、回転
多面鏡2による主走査と回転ドラムの回転による副走査
によって静電潜像を形成する。
【0023】結像レンズ4は、上記のように感光体に結
像する点像の歪み等を補正するいわゆるfθ機能を有す
るもので、その光軸に対して非対称の非球面レンズであ
り、プラスチックによって一体成形される。
像する点像の歪み等を補正するいわゆるfθ機能を有す
るもので、その光軸に対して非対称の非球面レンズであ
り、プラスチックによって一体成形される。
【0024】図1の(b)に示すように、結像レンズ4
の底部には両側面にそれぞれ突出するフランジ4aが設
けられ、結像レンズ4の頂部にも同様のフランジ4bが
設けられ、底部と頂部のフランジ4a,4bの間に結像
レンズのレンズ面(有効面)4cが配設されている。結
像レンズ4の底部のフランジ部4aのうちの一方は、結
像レンズ4の長さ方向の中央からその光軸に沿って突出
する第1の突出部41を有し、これは、結像レンズ4の
組み付けに際して光学箱5の底壁から突出する一対の位
置決めピン5aの間に係合して結像レンズ4の主走査方
向の位置決めを行なうために用いられる。また、結像レ
ンズ4の頂部のフランジ4bのうちの一方は、結像レン
ズ4の長さ方向に面対称すなわち左右対称である一対の
第2の異形部分である突出部42を有する。各突出部4
2は結像レンズ4の光軸方向に突出し、光学箱5に対す
る結像レンズ4の組み付け工程において結像レンズ4を
上下逆向きに組み付けようとしたときに、一対の第2の
突出部42のうちの一方が光学箱5の底壁から突出する
干渉手段である干渉ピン5bに係合して結像レンズ4の
組み付けを阻止するように構成されている。
の底部には両側面にそれぞれ突出するフランジ4aが設
けられ、結像レンズ4の頂部にも同様のフランジ4bが
設けられ、底部と頂部のフランジ4a,4bの間に結像
レンズのレンズ面(有効面)4cが配設されている。結
像レンズ4の底部のフランジ部4aのうちの一方は、結
像レンズ4の長さ方向の中央からその光軸に沿って突出
する第1の突出部41を有し、これは、結像レンズ4の
組み付けに際して光学箱5の底壁から突出する一対の位
置決めピン5aの間に係合して結像レンズ4の主走査方
向の位置決めを行なうために用いられる。また、結像レ
ンズ4の頂部のフランジ4bのうちの一方は、結像レン
ズ4の長さ方向に面対称すなわち左右対称である一対の
第2の異形部分である突出部42を有する。各突出部4
2は結像レンズ4の光軸方向に突出し、光学箱5に対す
る結像レンズ4の組み付け工程において結像レンズ4を
上下逆向きに組み付けようとしたときに、一対の第2の
突出部42のうちの一方が光学箱5の底壁から突出する
干渉手段である干渉ピン5bに係合して結像レンズ4の
組み付けを阻止するように構成されている。
【0025】また、結像レンズ4の底面43は、位置決
め用の水平基準面として高い平坦度に仕上げられてお
り、光学箱5の底壁から突出する一対の座面5cに当接
されて結像レンズ4の副走査方向の位置決めに用いられ
る。
め用の水平基準面として高い平坦度に仕上げられてお
り、光学箱5の底壁から突出する一対の座面5cに当接
されて結像レンズ4の副走査方向の位置決めに用いられ
る。
【0026】さらに、結像レンズ4の両側縁には、その
光軸に垂直な一対の垂直基準面44が配設され、これら
を光学箱5の側壁と一体である位置決めピン5dに当接
することで結像レンズ4の光軸方向の位置決めが行なわ
れる。
光軸に垂直な一対の垂直基準面44が配設され、これら
を光学箱5の側壁と一体である位置決めピン5dに当接
することで結像レンズ4の光軸方向の位置決めが行なわ
れる。
【0027】すなわち、光学箱5に対する結像レンズ4
の組み付けにおいては、結像レンズ4の第1の突出部4
1を光学箱5の底壁の位置決めピン5aの間に係合さ
せ、結像レンズ4の底面43の水平基準面を光学箱の座
面5cに当接し、さらに結像レンズ4の垂直基準面44
を光学箱5の側壁の位置決めピン5dに当接すること
で、主走査方向と副走査方向と光軸方向の位置決めをそ
れぞれ行なったうえで、接着あるいはバネ等を用いて結
像レンズ4を光学箱5の底壁に固定する。走査光学装置
の組立工程においては、このようにして回転多面鏡2の
走査光に対する結像レンズ4の主走査方向と副走査方向
と光軸方向の位置を厳密に管理することが、良好な画像
を得るために極めて重要である。
の組み付けにおいては、結像レンズ4の第1の突出部4
1を光学箱5の底壁の位置決めピン5aの間に係合さ
せ、結像レンズ4の底面43の水平基準面を光学箱の座
面5cに当接し、さらに結像レンズ4の垂直基準面44
を光学箱5の側壁の位置決めピン5dに当接すること
で、主走査方向と副走査方向と光軸方向の位置決めをそ
れぞれ行なったうえで、接着あるいはバネ等を用いて結
像レンズ4を光学箱5の底壁に固定する。走査光学装置
の組立工程においては、このようにして回転多面鏡2の
走査光に対する結像レンズ4の主走査方向と副走査方向
と光軸方向の位置を厳密に管理することが、良好な画像
を得るために極めて重要である。
【0028】前述のように結像レンズ4はプラスチック
レンズであるから、結像レンズ4の組み付けミスを防
ぎ、その組み付けの自動化や組み付け作業の簡単化を促
進するための第2の突出部が結像レンズ4の光軸の片側
のみに設けられていたのではその形状が著しく左右非対
称となり、その結果、成形後の冷却工程や突き出し工程
で結像レンズ4に歪みが発生する。このようなトラブル
を回避するために本実施例は、結像レンズ4の左右両側
に一対の面対称の第2の突出部42を設けて結像レンズ
4の形状を左右対称に近づけるものである。結像レンズ
4の形状が左右対称であれば、結像レンズ4を成形後に
これを冷却する工程や金型から突き出す工程において結
像レンズ4に歪みが発生するのを防ぐことができる。こ
のように組み付けミスを防ぎ、しかも光学特性を損う歪
みのない結像レンズを用いることで、走査光学装置の低
価格化と高性能化に大きく貢献できる。
レンズであるから、結像レンズ4の組み付けミスを防
ぎ、その組み付けの自動化や組み付け作業の簡単化を促
進するための第2の突出部が結像レンズ4の光軸の片側
のみに設けられていたのではその形状が著しく左右非対
称となり、その結果、成形後の冷却工程や突き出し工程
で結像レンズ4に歪みが発生する。このようなトラブル
を回避するために本実施例は、結像レンズ4の左右両側
に一対の面対称の第2の突出部42を設けて結像レンズ
4の形状を左右対称に近づけるものである。結像レンズ
4の形状が左右対称であれば、結像レンズ4を成形後に
これを冷却する工程や金型から突き出す工程において結
像レンズ4に歪みが発生するのを防ぐことができる。こ
のように組み付けミスを防ぎ、しかも光学特性を損う歪
みのない結像レンズを用いることで、走査光学装置の低
価格化と高性能化に大きく貢献できる。
【0029】なお、本実施例の第2の突出部は結像レン
ズの光軸から等距離だけ離間した位置に配設され、それ
ぞれ光軸方向に突出して設けられているが、これらの替
わりに、図2に示すように、それぞれ結像レンズ4の光
軸から遠ざかるにつれて徐徐に光軸方向に突出する一対
の突出部52を設けてもよいし、あるいは、図3に示す
ように、結像レンズ4の光軸から等距離だけ離間した位
置で結像レンズ4の厚さ方向に突出する一対の突出部6
2を設けてもよい。
ズの光軸から等距離だけ離間した位置に配設され、それ
ぞれ光軸方向に突出して設けられているが、これらの替
わりに、図2に示すように、それぞれ結像レンズ4の光
軸から遠ざかるにつれて徐徐に光軸方向に突出する一対
の突出部52を設けてもよいし、あるいは、図3に示す
ように、結像レンズ4の光軸から等距離だけ離間した位
置で結像レンズ4の厚さ方向に突出する一対の突出部6
2を設けてもよい。
【0030】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【0031】結像レンズの組み付けミスを防ぐ突出部等
のために結像レンズの形状が非対称となって歪みが発生
するのを防ぐことができる。このように組み付けが簡単
でしかも光学特性を劣化させる歪みのない結像レンズを
用いることで、走査光学装置の低価格化と高性能化を大
きく促進できる。
のために結像レンズの形状が非対称となって歪みが発生
するのを防ぐことができる。このように組み付けが簡単
でしかも光学特性を劣化させる歪みのない結像レンズを
用いることで、走査光学装置の低価格化と高性能化を大
きく促進できる。
【図1】一実施例による走査光学装置を示すもので、
(a)はその模式平面図、(b)は結像レンズのみを示
す斜視図である。
(a)はその模式平面図、(b)は結像レンズのみを示
す斜視図である。
【図2】一変形例による結像レンズを示す斜視図であ
る。
る。
【図3】別の変形例による結像レンズを示す斜視図であ
る。
る。
【図4】一従来例による走査光学装置を示す模式平面図
である。
である。
【図5】図4の装置の結像レンズのみを示す斜視図であ
る。
る。
1 光源ユニット 2 回転多面鏡 3 折り返えしミラー 4 結像レンズ 5 光学箱 5a,5d 位置決めピン 5b 干渉ピン 41 第1の突出部 42,52,62 第2の突出部
Claims (5)
- 【請求項1】 走査手段と、その走査光を感光体に結像
させる結像レンズと、これを支持する筐体と一体である
干渉手段を有し、前記結像レンズが、その長さ方向に面
対称である一対の異形部分を備えており、前記筐体に対
する前記結像レンズの組み付けミスが発生したときに前
記一対の異形部分のうちの少なくとも一方が前記干渉手
段と干渉するように構成されていることを特徴とする走
査光学装置。 - 【請求項2】 各異形部分が、結像レンズの光軸方向に
突出していることを特徴とする請求項1記載の走査光学
装置。 - 【請求項3】 各異形部分が、結像レンズの光軸に対し
て垂直な方向に突出していることを特徴とする請求項1
記載の走査光学装置。 - 【請求項4】 各異形部分の突出量が、結像レンズの光
軸から遠ざかるにつれて徐徐に増加していることを特徴
とする請求項2または3記載の走査光学装置。 - 【請求項5】 結像レンズがプラスチックレンズである
ことを特徴とする請求項1ないし4いずれか1項記載の
走査光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30661895A JPH09127446A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 走査光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30661895A JPH09127446A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 走査光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09127446A true JPH09127446A (ja) | 1997-05-16 |
Family
ID=17959256
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30661895A Pending JPH09127446A (ja) | 1995-10-31 | 1995-10-31 | 走査光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09127446A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014115390A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Brother Ind Ltd | 走査レンズ |
-
1995
- 1995-10-31 JP JP30661895A patent/JPH09127446A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014115390A (ja) * | 2012-12-07 | 2014-06-26 | Brother Ind Ltd | 走査レンズ |
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