JPH08106034A - 走査光学装置 - Google Patents
走査光学装置Info
- Publication number
- JPH08106034A JPH08106034A JP6268282A JP26828294A JPH08106034A JP H08106034 A JPH08106034 A JP H08106034A JP 6268282 A JP6268282 A JP 6268282A JP 26828294 A JP26828294 A JP 26828294A JP H08106034 A JPH08106034 A JP H08106034A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens
- housing
- optical device
- cylinder
- collimator lens
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Mechanical Optical Scanning Systems (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Mounting And Adjusting Of Optical Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 コリメータレンズやシリンダレンズ等の光学
部品の組み付けを簡単にする。 【構成】 シリンダレンズ32は、プラスチック製であ
り、コリメータレンズ31や開口部材33を保持するレ
ンズホルダ34と一体成形される。筐体1に対するシリ
ンダレンズ32やコリメータレンズ31の組み付けは、
レンズホルダ34の自由端34aを筐体1の段差1bに
当接し、接着等の方法で固定することによって行なわれ
る。コリメータレンズやシリンダレンズを個別に筐体に
組み付ける場合に比べて、組立部品点数が少ないうえに
光軸合わせや焦点合わせの回数が少なくてすみ、また、
組み付けの誤差も低減できる。
部品の組み付けを簡単にする。 【構成】 シリンダレンズ32は、プラスチック製であ
り、コリメータレンズ31や開口部材33を保持するレ
ンズホルダ34と一体成形される。筐体1に対するシリ
ンダレンズ32やコリメータレンズ31の組み付けは、
レンズホルダ34の自由端34aを筐体1の段差1bに
当接し、接着等の方法で固定することによって行なわれ
る。コリメータレンズやシリンダレンズを個別に筐体に
組み付ける場合に比べて、組立部品点数が少ないうえに
光軸合わせや焦点合わせの回数が少なくてすみ、また、
組み付けの誤差も低減できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザプリンタやレー
ザファクシミリ等の画像形成装置に用いられる走査光学
装置に関するものである。
ザファクシミリ等の画像形成装置に用いられる走査光学
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レーザプリンタやレーザファクシミリ等
の画像形成装置に用いられる走査光学装置は、図4に示
すように、半導体レーザ101から発せられたレーザ光
L0 をコリメータレンズ103によって平行化したのち
にシリンダレンズ102によって線状の光束に集光し、
矢印A方向に回転する回転多面鏡Pによってその回転軸
に沿った方向(以下、「z軸方向」という)およびレー
ザ光の光軸方向(以下、「x軸方向」という)のそれぞ
れに直交する方向(以下、「y軸方向」という)に偏向
走査し、球面レンズとトーリックレンズからなる結像レ
ンズ系Fを経て回転ドラムD上の感光体に結像させる。
感光体に結像する光束は、回転多面鏡Pの回転によるy
軸方向の主走査と、回転ドラムDの回転によるz軸方向
の副走査によって静電潜像を形成する。
の画像形成装置に用いられる走査光学装置は、図4に示
すように、半導体レーザ101から発せられたレーザ光
L0 をコリメータレンズ103によって平行化したのち
にシリンダレンズ102によって線状の光束に集光し、
矢印A方向に回転する回転多面鏡Pによってその回転軸
に沿った方向(以下、「z軸方向」という)およびレー
ザ光の光軸方向(以下、「x軸方向」という)のそれぞ
れに直交する方向(以下、「y軸方向」という)に偏向
走査し、球面レンズとトーリックレンズからなる結像レ
ンズ系Fを経て回転ドラムD上の感光体に結像させる。
感光体に結像する光束は、回転多面鏡Pの回転によるy
軸方向の主走査と、回転ドラムDの回転によるz軸方向
の副走査によって静電潜像を形成する。
【0003】このような走査光学装置の組立製造におい
ては、図5に示すように、まず、半導体レーザ101を
コリメータレンズ103の鏡筒に組み付けて一体的な光
源ユニットE0 を製作し、該光源ユニットE0 とシリン
ダレンズ102を個別に走査光学装置の筐体Hに取り付
けるのが一般的であった。なお、シリンダレンズ102
はレーザ光をz軸方向に集光してほぼ線状の平行光束に
することで回転多面鏡Pの回転軸が傾いたときの反射面
の面倒れによる点像の歪みを防ぐためのアナモフィック
レンズであり、また、結像レンズ系Fのトーリックレン
ズも、同じく回転多面鏡Pの面倒れによって点像の結像
位置がz軸方向にずれるのを防ぐアナモフィックレンズ
として機能するものである。
ては、図5に示すように、まず、半導体レーザ101を
コリメータレンズ103の鏡筒に組み付けて一体的な光
源ユニットE0 を製作し、該光源ユニットE0 とシリン
ダレンズ102を個別に走査光学装置の筐体Hに取り付
けるのが一般的であった。なお、シリンダレンズ102
はレーザ光をz軸方向に集光してほぼ線状の平行光束に
することで回転多面鏡Pの回転軸が傾いたときの反射面
の面倒れによる点像の歪みを防ぐためのアナモフィック
レンズであり、また、結像レンズ系Fのトーリックレン
ズも、同じく回転多面鏡Pの面倒れによって点像の結像
位置がz軸方向にずれるのを防ぐアナモフィックレンズ
として機能するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の技術によれば、前述のようにコリメータレンズとシリ
ンダレンズが個別に走査光学装置の筐体に取り付けられ
ているため、組み立てに際して、筐体に対するコリメー
タレンズの取付位置を変化させるたびにコリメータレン
ズに対するシリンダレンズの位置合わせが必要であり、
このために、筐体に対するシリンダレンズの取付部を高
精度で仕上げなければならない。その結果、コスト高に
なる部品が多くて組み付けにも多くの人手と手間を要
し、走査光学装置の製造コストを削減するうえで大きな
障害となる。
の技術によれば、前述のようにコリメータレンズとシリ
ンダレンズが個別に走査光学装置の筐体に取り付けられ
ているため、組み立てに際して、筐体に対するコリメー
タレンズの取付位置を変化させるたびにコリメータレン
ズに対するシリンダレンズの位置合わせが必要であり、
このために、筐体に対するシリンダレンズの取付部を高
精度で仕上げなければならない。その結果、コスト高に
なる部品が多くて組み付けにも多くの人手と手間を要
し、走査光学装置の製造コストを削減するうえで大きな
障害となる。
【0005】コリメータレンズとシリンダレンズをガラ
スモールドで一体成型することも提案されているが、ガ
ラスによる一体成型は設備投資が大きくなるうえに技術
的にも困難でかえってコスト高になる。また、コリメー
タレンズとシリンダレンズをプラスチックによって一体
成型することも考えられているが、プラスチックレンズ
は温度変化によって光学性能が大きく変化する傾向を有
し、高い集光性を有するコリメータレンズには不適であ
る。
スモールドで一体成型することも提案されているが、ガ
ラスによる一体成型は設備投資が大きくなるうえに技術
的にも困難でかえってコスト高になる。また、コリメー
タレンズとシリンダレンズをプラスチックによって一体
成型することも考えられているが、プラスチックレンズ
は温度変化によって光学性能が大きく変化する傾向を有
し、高い集光性を有するコリメータレンズには不適であ
る。
【0006】本発明は上記従来の技術の有する問題点に
鑑みてなされたものであり、コリメータレンズやアナモ
フィックレンズを含む光学系の組み立ての簡略化と組立
部品点数の削減を大きく促進できる走査光学装置を提供
することを目的とするものである。
鑑みてなされたものであり、コリメータレンズやアナモ
フィックレンズを含む光学系の組み立ての簡略化と組立
部品点数の削減を大きく促進できる走査光学装置を提供
することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の走査光学装置は、筐体に支持された光源
と、該光源から発生された照明光を感光体に向かって偏
向走査する回転多面鏡と、前記照明光の光路に配設され
た少なくとも2つの光学部品からなる光学ユニットを有
し、該光学ユニットの前記2つの光学部品のうちの一方
が、他方の光学部品を保持する保持部材と同じ材料で一
体成形されたプラスチック製のアナモフィックレンズで
あることを特徴とする。
め、本発明の走査光学装置は、筐体に支持された光源
と、該光源から発生された照明光を感光体に向かって偏
向走査する回転多面鏡と、前記照明光の光路に配設され
た少なくとも2つの光学部品からなる光学ユニットを有
し、該光学ユニットの前記2つの光学部品のうちの一方
が、他方の光学部品を保持する保持部材と同じ材料で一
体成形されたプラスチック製のアナモフィックレンズで
あることを特徴とする。
【0008】また、光学ユニットが直接筐体に組み付け
られていることを特徴とする。
られていることを特徴とする。
【0009】
【作用】アナモフィックレンズが、コリメータレンズ等
の他の光学部品を保持する保持部材と一体成形されてい
るため、組立部品点数を大幅に削減できる。
の他の光学部品を保持する保持部材と一体成形されてい
るため、組立部品点数を大幅に削減できる。
【0010】アナモフィックレンズやコリメータレンズ
等を筐体に組み付けるに際しては、まずアナモフィック
レンズとコリメータレンズ等を一体化し、両者がユニッ
ト化されたものを筐体に取り付ける。光源とコリメータ
レンズの光軸合わせや焦点合わせは、筐体に対する光源
の取り付け位置を変えることで行なわれる。
等を筐体に組み付けるに際しては、まずアナモフィック
レンズとコリメータレンズ等を一体化し、両者がユニッ
ト化されたものを筐体に取り付ける。光源とコリメータ
レンズの光軸合わせや焦点合わせは、筐体に対する光源
の取り付け位置を変えることで行なわれる。
【0011】アナモフィックレンズやコリメータレンズ
等の光学部品をユニット化したうえで筐体に組み付ける
ものであるため、前記光学部品を個別に組み付ける場合
のようにこれらの間の光軸合わせや焦点合わせを繰り返
す必要がない。
等の光学部品をユニット化したうえで筐体に組み付ける
ものであるため、前記光学部品を個別に組み付ける場合
のようにこれらの間の光軸合わせや焦点合わせを繰り返
す必要がない。
【0012】従って、アナモフィックレンズやコリメー
タレンズを含む光学系の組立工程を大幅に簡略化し、か
つ、組立部品点数も大幅に削減できる。
タレンズを含む光学系の組立工程を大幅に簡略化し、か
つ、組立部品点数も大幅に削減できる。
【0013】
【実施例】本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
【0014】図1は一実施例による走査光学装置の主要
部を示す部分模式断面図であって、これは、筐体1の側
壁の開口1aに取り付けられた光源である半導体レーザ
2と、筐体1の底壁に固定された光学ユニットであるレ
ンズユニット3を備えており、レンズユニット3は、ガ
ラス製の光学部品であるコリメータレンズ31とプラス
チック製の光学部品であるシリンダレンズ32と、遮光
材料で作られた開口部材33を有し、シリンダレンズ3
2は、コリメータレンズ31と開口部材33を保持する
保持部材であるレンズホルダ34と同じプラスチック材
料によって一体成形されたものであり、レンズホルダ3
4は、平板状の基部の自由端34aを筐体1の底壁に形
成された段差1bに係合させることで、筐体1内に配設
された回転多面鏡4の反射面4aから所定の離間距離に
位置決めされ、接着、溶着あるいはビス止め等の公知の
方法で筐体1に固着される。
部を示す部分模式断面図であって、これは、筐体1の側
壁の開口1aに取り付けられた光源である半導体レーザ
2と、筐体1の底壁に固定された光学ユニットであるレ
ンズユニット3を備えており、レンズユニット3は、ガ
ラス製の光学部品であるコリメータレンズ31とプラス
チック製の光学部品であるシリンダレンズ32と、遮光
材料で作られた開口部材33を有し、シリンダレンズ3
2は、コリメータレンズ31と開口部材33を保持する
保持部材であるレンズホルダ34と同じプラスチック材
料によって一体成形されたものであり、レンズホルダ3
4は、平板状の基部の自由端34aを筐体1の底壁に形
成された段差1bに係合させることで、筐体1内に配設
された回転多面鏡4の反射面4aから所定の離間距離に
位置決めされ、接着、溶着あるいはビス止め等の公知の
方法で筐体1に固着される。
【0015】レンズユニット3の組み立ては、レンズホ
ルダ34の筒状部分の内面の段差34bにコリメータレ
ンズ31を当接し、レンズホルダ34と一体である爪3
4cを熱変形させるいわゆる熱カシメによってコリメー
タレンズ31をレンズホルダ34に組み付けるととも
に、レンズホルダ34の外面に設けられた溝34dに開
口部材33の爪をスナップフィットさせて開口部材33
とレンズホルダ34を一体化することによって行なわれ
る。
ルダ34の筒状部分の内面の段差34bにコリメータレ
ンズ31を当接し、レンズホルダ34と一体である爪3
4cを熱変形させるいわゆる熱カシメによってコリメー
タレンズ31をレンズホルダ34に組み付けるととも
に、レンズホルダ34の外面に設けられた溝34dに開
口部材33の爪をスナップフィットさせて開口部材33
とレンズホルダ34を一体化することによって行なわれ
る。
【0016】半導体レーザ2は、上記のようにレンズユ
ニット3を筐体1に固着したのちに筐体1の開口1aに
嵌挿され、レンズユニット3のコリメータレンズ31に
対する光軸合わせと焦点合わせを完了したうえで接着等
の公知の方法で筐体1に固着される。
ニット3を筐体1に固着したのちに筐体1の開口1aに
嵌挿され、レンズユニット3のコリメータレンズ31に
対する光軸合わせと焦点合わせを完了したうえで接着等
の公知の方法で筐体1に固着される。
【0017】なお、半導体レーザ2の光軸合わせは、筐
体1の開口1a内において、レンズユニット3の光軸に
直交する2軸の方向(y,z軸方向)に半導体レーザ2
を移動させることで行なわれ、また、半導体レーザ2の
焦点合わせは、筐体1の開口1a内において、レンズユ
ニット3の光軸方向(x軸方向)に半導体レーザ2を移
動させることによって行なわれる。この焦点合わせは極
めて高精度を要求され誤差の許容範囲はわずかに数ミク
ロンである。
体1の開口1a内において、レンズユニット3の光軸に
直交する2軸の方向(y,z軸方向)に半導体レーザ2
を移動させることで行なわれ、また、半導体レーザ2の
焦点合わせは、筐体1の開口1a内において、レンズユ
ニット3の光軸方向(x軸方向)に半導体レーザ2を移
動させることによって行なわれる。この焦点合わせは極
めて高精度を要求され誤差の許容範囲はわずかに数ミク
ロンである。
【0018】半導体レーザ2から発生された照明光であ
るレーザ光はコリメータレンズ31によって平行化さ
れ、シリンダレンズ32によってz軸方向に集光され、
回転多面鏡4の反射面4aにおいてy軸方向の線状ビー
ムとなり、回転多面鏡4の回転によって偏向走査され、
図示しない結像レンズ系を経て回転ドラム上の感光体に
点像として結像し、従来例と同様に静電潜像を形成す
る。
るレーザ光はコリメータレンズ31によって平行化さ
れ、シリンダレンズ32によってz軸方向に集光され、
回転多面鏡4の反射面4aにおいてy軸方向の線状ビー
ムとなり、回転多面鏡4の回転によって偏向走査され、
図示しない結像レンズ系を経て回転ドラム上の感光体に
点像として結像し、従来例と同様に静電潜像を形成す
る。
【0019】シリンダレンズ32は、回転多面鏡4が回
転中に振れ回り振動等を起こしたときに反射面4aの傾
斜すなわち面倒れによって前記点像がずれるのを防ぐア
ナモフィックレンズであり、また、結像レンズ系も前記
点像を等速化するいわゆるfθ機能を有し、かつ、シリ
ンダレンズ32と同様の面倒れ防止のためのアナモフィ
ックレンズとして機能するものである。
転中に振れ回り振動等を起こしたときに反射面4aの傾
斜すなわち面倒れによって前記点像がずれるのを防ぐア
ナモフィックレンズであり、また、結像レンズ系も前記
点像を等速化するいわゆるfθ機能を有し、かつ、シリ
ンダレンズ32と同様の面倒れ防止のためのアナモフィ
ックレンズとして機能するものである。
【0020】従来はコリメータレンズを保持するレンズ
ホルダとシリンダレンズが別体であり、個別に筐体に取
付けられていたため、コリメータレンズの光軸合わせの
ためにレンズホルダの筐体に対する取付位置を変化させ
るたびにコリメータレンズに対するシリンダレンズの位
置合わせが必要であり、シリンダレンズの組み付けに多
くの手間と時間がかかり、加えて、シリンダレンズの取
付部を高精度で仕上げておく必要があったが、本実施例
においては、コリメータレンズを保持するレンズホルダ
とシリンダレンズが一体であるから、コリメータレンズ
の光軸合わせのたびにシリンダレンズの位置合わせを行
なう必要がないうえに、シリンダレンズ自体や筐体に位
置合わせ用の高精度な仕上げを必要としない。
ホルダとシリンダレンズが別体であり、個別に筐体に取
付けられていたため、コリメータレンズの光軸合わせの
ためにレンズホルダの筐体に対する取付位置を変化させ
るたびにコリメータレンズに対するシリンダレンズの位
置合わせが必要であり、シリンダレンズの組み付けに多
くの手間と時間がかかり、加えて、シリンダレンズの取
付部を高精度で仕上げておく必要があったが、本実施例
においては、コリメータレンズを保持するレンズホルダ
とシリンダレンズが一体であるから、コリメータレンズ
の光軸合わせのたびにシリンダレンズの位置合わせを行
なう必要がないうえに、シリンダレンズ自体や筐体に位
置合わせ用の高精度な仕上げを必要としない。
【0021】従って、本実施例によれば、走査光学装置
の部品の低コスト化と組立作業の簡略化および組立部品
点数の削減を大きく促進できる。
の部品の低コスト化と組立作業の簡略化および組立部品
点数の削減を大きく促進できる。
【0022】加えて、コリメータレンズとシリンダレン
ズを一体化したレンズユニットが直接筐体に固定されて
おり、半導体レーザを移動させて半導体レーザとコリメ
ータレンズの間の光軸合わせや焦点合わせを行なうよう
に構成されているため、半導体レーザを筐体に固定した
うえで半導体レーザの鏡筒にコリメータレンズ等を組み
付ける場合に比べて、前記光軸合わせや焦点合わせが簡
単であり、組み付けによる誤差も大幅に低減できるとい
う長所がある。
ズを一体化したレンズユニットが直接筐体に固定されて
おり、半導体レーザを移動させて半導体レーザとコリメ
ータレンズの間の光軸合わせや焦点合わせを行なうよう
に構成されているため、半導体レーザを筐体に固定した
うえで半導体レーザの鏡筒にコリメータレンズ等を組み
付ける場合に比べて、前記光軸合わせや焦点合わせが簡
単であり、組み付けによる誤差も大幅に低減できるとい
う長所がある。
【0023】なお、シリンダレンズの焦点合わせ(回転
多面鏡の反射面からの離間距離)は、コリメータレンズ
の焦点合わせほどの高精度を必要とせず、0.1mm程
度の誤差まで許容される。
多面鏡の反射面からの離間距離)は、コリメータレンズ
の焦点合わせほどの高精度を必要とせず、0.1mm程
度の誤差まで許容される。
【0024】そこで、図2に示すように、予め見つもれ
るシリンダレンズ32の曲率の誤差を、レンズホルダ3
4とシリンダレンズ32を一体成形するときのレンズホ
ルダ34の基部の寸法L等を変えることで吸収すれば充
分である。
るシリンダレンズ32の曲率の誤差を、レンズホルダ3
4とシリンダレンズ32を一体成形するときのレンズホ
ルダ34の基部の寸法L等を変えることで吸収すれば充
分である。
【0025】図3は一変形例によるレンズユニット13
を示し、これは、レンズホルダ44の基部を平板状にす
る替わりに円筒状の底部44aを設け、これを、筐体1
1の底面に形成された案内手段であるV形溝11aに当
接したものである。レンズユニット13全体をx軸のま
わりに回転させることで図示しないシリンダレンズの光
軸合わせをより高精度で行なうことができるという利点
を有する。
を示し、これは、レンズホルダ44の基部を平板状にす
る替わりに円筒状の底部44aを設け、これを、筐体1
1の底面に形成された案内手段であるV形溝11aに当
接したものである。レンズユニット13全体をx軸のま
わりに回転させることで図示しないシリンダレンズの光
軸合わせをより高精度で行なうことができるという利点
を有する。
【0026】
【発明の効果】本発明は上述のとおり構成されているの
で、次に記載するような効果を奏する。
で、次に記載するような効果を奏する。
【0027】コリメータレンズやシリンダレンズ等のア
ナモフィックレンズを含む光学系の組み立てを大幅に簡
略化するとともに、組立部品点数も大きく削減できる。
これによって、走査光学装置の製造コストを低減し、画
像形成装置の低コスト化に大きく貢献できる。
ナモフィックレンズを含む光学系の組み立てを大幅に簡
略化するとともに、組立部品点数も大きく削減できる。
これによって、走査光学装置の製造コストを低減し、画
像形成装置の低コスト化に大きく貢献できる。
【図1】一実施例による走査光学装置の主要部を示す部
分模式断面図である。
分模式断面図である。
【図2】図1の装置のレンズユニットのみを示す斜視図
である。
である。
【図3】一変形例を示す部分斜視図である。
【図4】一般的な走査光学装置を説明する説明図であ
る。
る。
【図5】従来例を示す部分模式断面図である。
1,11 筐体 1a 開口 2 半導体レーザ 3,13 レンズユニット 4 回転多面鏡 31 コリメータレンズ 32 シリンダレンズ 34,44 レンズホルダ 11a V形溝
Claims (5)
- 【請求項1】 筐体に支持された光源と、該光源から発
生された照明光を感光体に向かって偏向走査する回転多
面鏡と、前記照明光の光路に配設された少なくとも2つ
の光学部品からなる光学ユニットを有し、該光学ユニッ
トの前記2つの光学部品のうちの一方が、他方の光学部
品を保持する保持部材と同じ材料で一体成形されたプラ
スチック製のアナモフィックレンズであることを特徴と
する走査光学装置。 - 【請求項2】 光学ユニットが直接筐体に組み付けられ
ていることを特徴とする請求項1記載の走査光学装置。 - 【請求項3】 アナモフィックレンズがシリンダレンズ
であることを特徴とする請求項1または2記載の走査光
学装置。 - 【請求項4】 他方の光学部品がコリメータレンズであ
ることを特徴とする請求項1ないし3いずれか1項記載
の走査光学装置。 - 【請求項5】 筐体が、光学ユニットを回転自在に案内
する案内手段を有することを特徴とする請求項4記載の
走査光学装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6268282A JPH08106034A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 走査光学装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6268282A JPH08106034A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 走査光学装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08106034A true JPH08106034A (ja) | 1996-04-23 |
Family
ID=17456381
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6268282A Pending JPH08106034A (ja) | 1994-10-06 | 1994-10-06 | 走査光学装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08106034A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10316721A1 (de) * | 2003-04-10 | 2004-11-04 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Anordnung optischer Elemente in Projektionssystemen |
JP2008003570A (ja) * | 2006-05-24 | 2008-01-10 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及びその筐体と構成方法ならびに画像形成装置 |
WO2012043031A1 (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | パナソニック電工Sunx 株式会社 | レーザ加工装置 |
JP2012222242A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Panasonic Industrial Devices Sunx Co Ltd | レーザ加工装置及びレーザ加工システム |
JP2013257515A (ja) * | 2012-06-14 | 2013-12-26 | Sharp Corp | 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 |
-
1994
- 1994-10-06 JP JP6268282A patent/JPH08106034A/ja active Pending
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE10316721A1 (de) * | 2003-04-10 | 2004-11-04 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Anordnung optischer Elemente in Projektionssystemen |
DE10316721B4 (de) * | 2003-04-10 | 2008-11-20 | Carl Zeiss Jena Gmbh | Anordnung optischer Elemente in Projektionssystemen |
JP2008003570A (ja) * | 2006-05-24 | 2008-01-10 | Ricoh Co Ltd | 光走査装置及びその筐体と構成方法ならびに画像形成装置 |
WO2012043031A1 (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-05 | パナソニック電工Sunx 株式会社 | レーザ加工装置 |
JP2012076103A (ja) * | 2010-09-30 | 2012-04-19 | Panasonic Electric Works Sunx Co Ltd | レーザ加工装置 |
CN103140319A (zh) * | 2010-09-30 | 2013-06-05 | 松下神视株式会社 | 激光加工装置 |
CN103140319B (zh) * | 2010-09-30 | 2015-06-03 | 松下神视株式会社 | 激光加工装置 |
EP2623249A4 (en) * | 2010-09-30 | 2018-01-03 | Panasonic Industrial Devices SUNX Co., Ltd. | Laser processing apparatus |
JP2012222242A (ja) * | 2011-04-12 | 2012-11-12 | Panasonic Industrial Devices Sunx Co Ltd | レーザ加工装置及びレーザ加工システム |
JP2013257515A (ja) * | 2012-06-14 | 2013-12-26 | Sharp Corp | 光走査装置、及びそれを備えた画像形成装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR0136840B1 (ko) | 광주사장치 | |
KR940005967B1 (ko) | fθ렌즈 및 이 렌즈를 사용한 영상형성장치 | |
US6928100B2 (en) | Laser device and lens position adjustment method in the laser device | |
EP0766116B1 (en) | Scanning optical apparatus | |
US4620768A (en) | Optical scanning system | |
JPH08278459A (ja) | 光走査装置 | |
JPH08106034A (ja) | 走査光学装置 | |
JPH09218368A (ja) | 走査光学装置 | |
JP2001021822A (ja) | 光走査光学系及びそれを用いた画像形成装置 | |
JP3327760B2 (ja) | 光走査装置及び該装置のレンズ組立方法 | |
JPH03177811A (ja) | 光偏向装置の製造方法 | |
JP2763148B2 (ja) | 走査式光学装置 | |
JPH07306348A (ja) | 光走査装置 | |
JP2003195207A (ja) | レーザ光源装置及び走査光学装置及び画像形成装置 | |
JPH04242215A (ja) | 光走査装置 | |
US5555122A (en) | Light scanning device | |
JP3359223B2 (ja) | 光走査光学系 | |
JP3408070B2 (ja) | 走査光学装置 | |
JPH08304728A (ja) | 光走査装置のスリット板装着構造 | |
JP3192537B2 (ja) | 走査光学装置 | |
JP3198685B2 (ja) | 光ビーム走査装置 | |
JPH08179236A (ja) | ビーム走査装置 | |
JPH09197327A (ja) | 光偏向走査装置 | |
JPH07306372A (ja) | 走査光学装置 | |
JPH08201678A (ja) | 光ビ−ム走査装置 |