JPH09218368A - 走査光学装置 - Google Patents

走査光学装置

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JPH09218368A
JPH09218368A JP8025576A JP2557696A JPH09218368A JP H09218368 A JPH09218368 A JP H09218368A JP 8025576 A JP8025576 A JP 8025576A JP 2557696 A JP2557696 A JP 2557696A JP H09218368 A JPH09218368 A JP H09218368A
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JP
Japan
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lens
holding member
lens system
lens holding
optical device
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JP8025576A
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English (en)
Inventor
Kenichi Takanashi
健一 高梨
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 光源ユニットにおける組立の容易化と組立精
度の向上を促進させる。 【解決手段】 光源ユニット4は、光源としてのレーザ
ーダイオード16と、このレーザーダイオード16から
出た発散光束を平行化するカップリングレンズ系として
のコリメータレンズ18と、このコリメータレンズ18
から出た光束を制限するアパーチャ20と、コリメータ
レンズ18からの光束を主走査方向に長い線像に結像す
るシリンダレンズ系としてのシリンダレンズ22と、レ
ーザーダイオード16を保持する固定部材24と、コリ
メータレンズ18等を保持するレンズ保持部材26とか
ら構成されている。レンズ保持部材26はコリメータレ
ンズ18等の下端のみを固定可能な上・側面開放形状に
形成されており、光源の固定部材24とプラスチックで
一体成形されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、デジタル複写機、
レーザプリンタ、レーザPPF、レーザ印刷機等の画像
形成装置に用いられる走査光学装置に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の走査光学装置では、例えばレー
ザダイオードから出た発散光束をコリメータレンズによ
って平行化した後、シリンダレンズによって線状の光束
に集光し、ポリゴンミラーによって偏向走査するととも
に結像レンズ系を介して感光体に結像させるようになっ
ている。このような走査光学装置を組み立てる場合に
は、光源としての半導体レーザとコリメータレンズを一
体に組付けて一つの光源ユニットを形成し、この光源ユ
ニットとシリンダレンズとを個別に装置のハウジングに
取り付けることが一般的に行われている。コリメータレ
ンズと半導体レーザは筒状のレンズ保持部材、筒状の鏡
筒にそれぞれ保持されており、組付けはこれらの筒状部
材の開口部を嵌合することによって行われている。
【0003】しかしながら、上述のような組立方式の場
合、カップリングレンズ系とシリンダレンズ系が個別に
装置のハウジングに取り付けられる形態であるため、ハ
ウジングに対するカップリングレンズ系の位置を調整す
るたびにカップリングレンズ系に対するシリンダレンズ
系の調整が必要であり、それ故にハウジングに対するシ
リンダレンズ系の取付部を高精度に仕上げなければなら
なかった。このため、組付作業の煩雑さに加えて、装置
全体の製造コストの低減を妨げる、という問題があっ
た。このような問題に対処すべく、特開平7−3063
48号公報には、シリンダレンズ系を一体に有するレン
ズ保持手段によってカップリングレンズ系を保持する技
術が開示されている。その要旨は、カップリングレンズ
系とシリンダレンズ系を同一のレンズ保持手段によって
保持することである。これを具体的に説明すると、図5
に示すように、プラスチック製の筒状のレンズ保持部材
30の底面には、シリンダレンズ32が一体に形成され
ており、ガラス製のコリメータレンズ34をレンズ保持
部材30の段差部30aに当接するまで挿入した後熱カ
シメ等の手段で固定している。このように、コリメータ
レンズ34とシリンダレンズ32を一体に有するレンズ
保持部材30を構成した後、レンズ保持部材30の開口
部を光源としての半導体レーザ36が一体に組付けられ
た鏡筒38に嵌合し、半導体レーザ36や図示しないポ
リゴンミラーに対する光学的位置合わせをした後嵌合部
を接着剤で固定するものである。
【0004】上記のようにコリメータレンズ34とシリ
ンダレンズ32を一体に組付けた場合、コリメータレン
ズ34の調整に同期してシリンダレンズ32も変位する
ことになるので、コリメータレンズ34を調整するたび
にシリンダレンズ32を調整する必要はない。従って、
光学系の低コスト化と組立作業の簡略化を図ることがで
きるとともに部品点数の低減も図れ、装置の製造コスト
の低減に大きく寄与できる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記特開平
7−306348号公報に開示される技術は、カップリ
ングレンズ系とシリンダレンズ系を一体に組付けるとい
う技術思想においては、上述の通りその意義は大きい
が、筒状のレンズ保持部材を用いる点は従前からの構成
を踏襲している。これは、光源側との嵌合において最も
適した形状という固定観念に基づくものであると思われ
る。しかしながら、筒状のレンズ保持部材で両レンズの
一体化を図った場合、極めて自由度の小さい筒内でレン
ズ間の位置決めをしなければならず、このため作業の面
倒さに加えてレンズ間の位置合わせ精度が低下し易い、
という問題を抱えている。
【0006】そこで、本発明は、カップリングレンズ系
とシリンダレンズ系を一体に組付けるという技術思想を
踏まえた上で、組立時の自由度が大きく、よって光学的
位置合わせも迅速且つ高精度に行える走査光学装置の提
供を、その目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、光源側との嵌
合性よりも光学系の生命ともいうべきレンズ間の位置合
わせの容易性を優先させるという考えの下、レンズ保持
部材における無駄の無い究極的な形状を追求したもので
ある。具体的には、請求項1記載の発明では、カップリ
ングレンズ系とシリンダレンズ系の両レンズの固定をそ
の下端のみで行い、それ以外の空間は作業・調整スペー
スとして確保する、という構成を採っている。請求項2
記載の発明では、上記カップリングレンズ系とシリンダ
レンズ系が接着により固定されている、という構成を採
っている。請求項3記載の発明では、生産性の向上を図
るべく、上記レンズ保持部材をプラスチック材料により
一体成形する、という構成を採っている。請求項4記載
の発明では、組立の効率を図るべく、上記レンズ保持部
材が上記光源の固定部材と一体に形成されている、とい
う構成を採っている。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1乃至図4に基
づいて説明する。図4に示すように、走査光学装置2に
は、一体化された光源ユニット4と、この光源ユニット
4から射出された光束を偏向するとともに被走査面とし
ての感光体6の表面を略等速度に走査する偏向器8と、
この偏向器8によって偏向された光束を感光体6の表面
近傍に集光する結像レンズ10と、走査開始決定手段と
しての同期検知手段12が備えられている。同期検知光
束Dは、結像レンズ10の光軸10aと角度θDを成
し、絞り14を通過して同期検知手段12(フォトダイ
オード)に入射する。
【0009】光源ユニット4は、光源としてのレーザー
ダイオード16と、このレーザーダイオード16から出
た発散光束を平行化するカップリングレンズ系としての
コリメータレンズ18と、このコリメータレンズ18か
ら出た光束を制限するアパーチャ20と、コリメータレ
ンズ18からの光束を主走査方向に長い線像に結像する
シリンダレンズ系としてのシリンダレンズ22と、レー
ザーダイオード16を保持する固定部材24と、コリメ
ータレンズ18等を保持するレンズ保持部材26とから
構成されている。
【0010】本実施例では、固定部材24とレンズ保持
部材26はプラスチックで一体成形されており、固定部
材24にはレーザーダイオード16の収容孔24a及び
光通過孔24bが形成されている。レンズ保持部材26
は、図2に示すように、コリメータレンズ18を保持す
る湾曲面部26aと、この湾曲面部26aの先端側に段
差を介して形成された平面部26bから構成されてお
り、平面部26bにはシリンダレンズ22が保持されて
いる。また、段差部の垂直面部26cには、図3に示す
ように、アパーチャ20が保持されている。図1に示す
ように、レンズ保持部材26に対するコリメータレンズ
18等の固定は、接着剤28(例えば紫外線硬化タイ
プ)で下端を接着することによってなされている。この
接着固定は、コリメータレンズ18及びシリンダレンズ
22のレーザーダイオード16や偏向器8に対する光学
的位置合わせを行った後なされる。
【0011】レンズ保持部材26の湾曲面部26aの曲
面は、従来における円筒形状のレンズ保持部材の内周面
の一部に相当するものであり、また、平面部26bは、
従来の装置のハウジングにおけるシリンダレンズの取付
面に相当するものである。従って、従来用いられている
コリメータレンズ18やシリンダレンズ22をそのまま
使用して良好に固定することができる。
【0012】コリメータレンズ18とシリンダレンズ2
2を一つのレンズ保持部材26に一体的に固定する構造
であるので、光学的位置合わせをして一旦固定した後は
コリメータレンズ18を調整するたびにシリンダレンズ
22を調整する必要はない。従って、光学系の低コスト
化と組立作業の簡略化を図ることができるとともに部品
点数の低減も図れ、装置の製造コストの低減に大きく寄
与できる。また、レンズ保持部材26は、コリメータレ
ンズ18等の下端のみを固定可能な開放形状であるた
め、固定時の設置並びに調整をあらゆる角度から行うこ
とができ(自由度大)、よって作業性並びに取付精度を
一層向上させることができる。
【0013】上記実施例では、レーザーダイオード16
を保持する固定部材24とレンズ保持部材26とを一体
成形したが、個別に形成して結合する構成としてもよ
い。また、レンズ保持部材26は、湾曲面部26aと平
面部26bが個別に形成されて一体に組付けられたもの
でもよい。
【0014】
【発明の効果】請求項1,2,3記載の発明によれば、
カップリングレンズ系とシリンダレンズ系を一つのレン
ズ保持部材上に固定するとともに、該レンズ保持部材を
両レンズの下端のみを固定可能な開放形状としたので、
組立作業における自由度が大幅に向上し、よって組立の
容易化並びに光学的位置合わせの容易化を一層向上させ
ることができる。請求項4記載の発明によれば、光源の
固定部材とレンズ保持部材とを一体に形成する構成とし
たので、部品点数の低減によるより一層の組立の容易化
を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す光源ユニットの概要断
面図である。
【図2】光源の固定部材とレンズ保持部材の斜視図であ
る。
【図3】レンズ保持部材のアパーチャ保持部分の斜視図
である。
【図4】装置全体の概要平面図である。
【図5】従来における光源ユニットの概要断面図であ
る。
【符号の説明】
8 偏向器 10 結像レンズ 18 カップリングレンズ系としてのコリメータレンズ 22 シリンダレンズ系としてのシリンダレンズ 24 固定部材 26 レンズ保持部材

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】光源と、該光源から出た発散光束をカップ
    リングするカップリングレンズ系と、該カップリングレ
    ンズ系から射出した光束を主走査方向に長い線像に結像
    せしめ副操作方向にのみパワーを有するシリンダレンズ
    系と、上記線像の近傍に偏向面を有し上記光束を偏向す
    るとともに被走査面上を略等速度に走査する偏向器と、
    該偏向器によって偏向された光束を被走査面近傍に集光
    する結像レンズ系とが備えられた走査光学装置におい
    て、 上記カップリングレンズ系とシリンダレンズ系が一つの
    レンズ保持部材上に支持され、該レンズ保持部材は、上
    記カップリングレンズ系等の下端のみを固定可能な上・
    側面が開放された形状を有していることを特徴とする走
    査光学装置。
  2. 【請求項2】上記カップリングレンズ系とシリンダレン
    ズ系が接着により固定されていることを特徴とする請求
    項1記載の走査光学装置。
  3. 【請求項3】上記レンズ保持部材がプラスチック材料に
    より成形されていることを特徴とする請求項1又は2記
    載の走査光学装置。
  4. 【請求項4】上記レンズ保持部材が上記光源の固定部材
    と一体に形成されていることを特徴とする請求項1又は
    2又は3記載の走査光学装置。
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