JPH06160685A - レンズ組立体 - Google Patents

レンズ組立体

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JPH06160685A
JPH06160685A JP31469692A JP31469692A JPH06160685A JP H06160685 A JPH06160685 A JP H06160685A JP 31469692 A JP31469692 A JP 31469692A JP 31469692 A JP31469692 A JP 31469692A JP H06160685 A JPH06160685 A JP H06160685A
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JP
Japan
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lens
press
barrel
collimator
light
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JP31469692A
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English (en)
Inventor
Koichi Taniguchi
口 功 一 谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】筒体内のレンズ保持部の異材質界面の数を減ら
し、かつレンズの筒体への固定を正確かつ容易に行うこ
とができ、使用環境温湿度の変化や振動などによっても
レンズと筒体の正確な位置関係を維持することができ、
複数のLDを光ビーム光源とする画像露光装置に適用さ
れても、半導体レーザ(LD)とコリメータレンズとの
相対位置および各光ビーム間の相対位置の変化を防止で
き、色ズレ等のない高画質な画像露光を行うことのでき
るレンズ組立体の提供。 【構成】筒体内にコリメータレンズなどのレンズを保持
してなるレンズ組立体であって、前記筒体の一方の開口
端の端縁に薄肉部を形成し、該薄肉部に筒体外方からレ
ンズを圧入してなるレンズ組立体。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鏡筒などの筒体内にレ
ンズを固着してなるレンズ組立体、特に画像露光装置の
光源部に用いられるコリメータレンズに適用されるレン
ズ組立体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、光学装置には多くのレンズ、
ミラー、フィルタなどの光学部品が用いられている。こ
れらの光学部品は光学装置内に配置し、光学的に調整し
た後に装置内の定盤などに固定される。ところで、これ
らの光学部品はガラスやプラスチック(有機ガラス)製
であるため、直接装置内の定盤に取り付けることができ
ない場合や作業者が直に手を触れることができない場合
や、取り扱いが不便である場合がある。このため、これ
らの光学部品は、予め筒体や枠体に装着され、この筒体
や枠体を装置内の定盤等に取り付けている。
【0003】例えば、半導体レーザを光ビームの光源と
し、ラスタスキャンなどによって被走査体を露光する画
像露光装置において、半導体レーザ、例えばレーザダイ
オード(以下、LDという)から射出された光ビームを
平行光に整形するためにコリメータレンズが用いられる
が、このコリメータレンズは、鏡筒内にコリメータレン
ズを装着したレンズ組立体(レンズアセンブリィ)とし
て設置されている。
【0004】図6(a)は、このような画像露光装置に
おけるLDを用いた光源ユニットの概略断面図である。
光源ユニット100において、光源であるLD102は
半導体レーザ保持板としての放熱板104に保持されて
いる。すなわち、LD102とほぼ同径のすきまばめ公
差の保持孔106に落し込まれて挿入され、板ばね10
8によって背面側より押えられることによって保持され
ている。一方、コリメータレンズ110は筒状の鏡筒1
12内の所定位置に接着剤111によって固定され、レ
ンズ組立体とされている。さらに、鏡筒112にはおね
じ114が形成され、一方放熱板104にはおねじ11
4と螺合するめねじ溝116が形成されており、放熱板
104に鏡筒112を螺合することによりLD102と
コリメータレンズ110との光軸が一致するように両者
が一体化され、光源ユニットが形成されている。
【0005】この他、コリメータレンズや結像レンズな
どの円形レンズを鏡筒に固定する方法としては、図6
(b)に示すように金属製鏡筒122の端部に中央の光
通過部分を開口させたゴムや樹脂などの弾力性のある材
料製パッキン123を両側に介在させた円形レンズ12
4を取り付け、鏡筒122の外側から光が通過する中央
部を開口させた蓋体125を、鏡筒122の端部外周に
形成されたおねじ部126と蓋体125の端部内周に形
成されためねじ部127とを螺合することによって取り
付け、円形レンズ124を鏡筒122に固定してレンズ
組立体120を得る方法が多く用いられている。また、
円形レンズの中央の光通過部分を除く縁部の2ヶ所以上
または全外周部分をばねなどで押え、ばねを直接鏡筒に
ビス等で固定し、または上述の蓋体を用いて固定するこ
とにより、円形レンズの鏡筒への固定を行っている。
【0006】ところでこのようなレンズ組立体を画像露
光装置のコリメータレンズに用いる場合、特に、カラー
画像露光装置では、例えば、シアン(C)、マゼンタ
(M)およびイエロー(Y)の3色の発色に対応する3
つのLDが用いられるので、各LDより射出された光ビ
ームを平行光に整形するため、それぞれのLDに応じて
レンズ組立体を配置し、各LDの光ビームの光軸と対応
するコリメータレンズの光軸と正確に一致させる必要が
ある。このようなカラー画像露光装置においては、各L
Dから射出され、対応するコリメータレンズによって整
形された各光ビームは、次いでポリゴンミラー等の光偏
向器に入射して主走査方向に一次元的に偏向され、fθ
レンズによって所定の位置に所定のビーム径で結像する
ように調整され、記録材料等の被走査体の所定の位置に
入射する。
【0007】ここで、被走査体は前記主走査方向と略直
交する副走査方向に相対的に移動している。従って、主
走査方向に偏向された光ビームは、結果的に被走査体を
2次元的に走査し、これにより被走査体の全面を光ビー
ムによって画像露光することが可能となる。
【0008】ところで、ラスタースキャンを適用する画
像露光装置において、高画質な画像露光を行うために
は、被走査体上の所定の位置に、所定ビーム径の光ビー
ムを正確に照射する必要がある。光ビームのビーム径や
感光材料などの被走査体上における照射位置が狂ってし
まうと、画像形成位置の狂いや、画像ボケ等の不都合が
生じ、高画質な画像を得ることができなくなってしま
う。特に、カラー画像を形成する画像露光装置におい
て、C、MおよびYの露光に対応する光ビームの入射位
置の関係が狂ってしまうと、例えば被走査体の感光面上
で10μm 以上の相対位置ずれがあると、いわゆる色ズ
レを生じてしまい、良好なカラー画像の形成を行うこと
ができない。
【0009】このようなビーム径や被走査体上における
照射位置の狂いの原因としては、光学部材の精度誤差や
配置位置の狂い等、各種の要因が考えられるが、大きな
原因の一つにLDとコリメータレンズとの位置の相対的
な位置ずれおよびC、M、Yの各LDの取付け位置並び
にそれに対応コリータレンズの相対的位置ずれがある。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したよ
うなLDやレンズ組立体を用いる画像露光装置において
は、環境温湿度の変化や振動などによってコリメータレ
ンズと鏡筒との相対的位置や鏡筒に対するコリメータレ
ンズの傾きや相対的位置ずれを生じ、LDとコリメータ
レンズとの相対的位置ずれや光軸のずれを生じ、さらに
カラー画像露光装置ではコリメータレンズを通過した複
数の光ビーム間で相対的位置ずれを生じてしまう。
【0011】LDとコリメータレンズとの相対位置が光
ビームの走査平面方向に変化した場合には、LDより照
射された光ビームがコリメータレンズの光軸を外れて入
射することになり、この変化は被走査体上では大幅に拡
大されてしまう。例えば、通常用いられているレーザー
露光装置では、被走査体上では約10〜100倍ものズ
レとなってしまう。つまり、仮にLDとコリメータレン
ズとの相対位置が1μm変化すると、被走査体上におけ
る光ビームの走査位置の変化は約10〜100μmとな
る。
【0012】画像露光装置における1画素は、通常60
μm程度である。従って、3つの光ビームを用いてカラ
ー画像を露光する装置において、少なくとも一つの光ビ
ームの照射位置が10μm以上変化して、被走査体上に
おける各光ビームの位置関係が狂った際には、色ズレの
ある画像となってしまう。また、上記構成を有する光源
ユニット100やレンズ組立体120においては、最高
10μm程度の変動は十分に考えられ、さらに大きな狂
いが生じることもある。
【0013】他方、LDとコリメータレンズとの相対位
置が焦点深度方向、つまり光ビームの進行方向に変化し
た場合には焦点位置が変わり、被走査体上でのビーム径
が変化してしまい、画像ボケ等が生じ、高画質画像を得
ることができなくなってしまう。
【0014】このように、コリメータレンズを鏡筒内に
固定したレンズ組立体を用いる場合、使用環境温湿度サ
イクルや振動などに対しても、LDとコリメータレンズ
との光軸のずれを防止するためには、LDと鏡筒との間
位置関係が正確に維持されるのみならず、コリメータレ
ンズと鏡筒との間の位置関係も正確に、例えば0.1μ
m オーダーで維持される必要がある。
【0015】ところが、図6(a)に示す光源ユニット
では、鏡筒112内に接着剤111によってコリメータ
レンズ110の外縁部を固着するため、異材質界面が多
く、また接着剤111の塗布時から乾燥固着時までの間
コリメータレンズ110と鏡筒112との相対的位置を
正確に維持するのが困難で、位置精度がばらつき、また
作業が面倒であるという問題があった。ここで、位置精
度を上げるため接着作業の精密化や特殊な部品の使用を
行うことも考えられるが、可能な位置精度の向上にも限
界があり、またそのために部品コストや作業コストが上
昇してしまうという問題もあった。また、図6(b)に
示すレンズ組立体120のようなねじ押えや図示しない
ばね押えによってコリメータレンズを鏡筒に固定して
も、位置精度のばらつき使用時の位置ずれや、高位置精
度を得るための部品コストや作業コストの上昇が避けら
れないという問題があった。
【0016】本発明の目的は、上記従来技術の問題点を
解消し、筒体内のレンズ保持部の異材質界面の数を減ら
し、かつレンズの筒体への固定を正確かつ容易に行うこ
とができ、使用環境温湿度の変化や振動などによっても
レンズと筒体の正確な位置関係を維持することができ、
複数のLDを光ビーム光源とする画像露光装置に適用さ
れた場合であって、LDとコリメータレンズとの相対位
置が変化することがなく、かつ所定ビーム径の各光ビー
ムを感光材料などの被走査体の所定の位置に正確に入射
し、カラー画像の露光を行った際にも、色ズレ等のない
高画質な画像露光を行うことができるレンズ組立体を提
供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、筒体内にレンズを保持してなるレンズ組
立体であって、前記筒体の一方の開口端の端縁に薄肉部
を形成し、該薄肉部に筒体外方からレンズを圧入してな
ることを特徴とするレンズ組立体を提供するものであ
る。
【0018】ここで、前記筒体が軟質の金属にて形成さ
れ、前記薄肉部がレンズ圧入時に弾性変形するのが好ま
しい。また、前記レンズがガラス製モールドレンズであ
るのが好ましい。さらに、前記レンズがコリメータレン
ズであるのが好ましい。
【0019】
【作用】本発明のレンズ組立体によれば、レンズは、筒
体の開口端の端縁に形成された薄肉部に直接圧入される
ので、筒体に正確かつ堅固に固定されるだけではなく、
他の部材を介在させることなく筒体に取り付けられるの
で、異材質界面は従来に比べて減少し、筒体との界面の
みとなる。従って、使用環境温湿度変化や振動などによ
るレンズの固着位置の位置ずれは、圧入による強固な固
定および異材質界面の減少の相乗効果により有効に防止
される。
【0020】従って、本発明のレンズ組立体をコリメー
タレンズに適用する光源部を持つ画像露光装置におい
て、半導体レーザとコリメータレンズとの相対的な位置
ずれや光軸のずれを極めて良好に防止することができ
る。すなわち、温湿度環境の変動や、外部からの衝撃や
振動による半導体レーザに対するコリメータレンズの設
置位置変化がほとんど生じない。これにより、感光材料
などの被走査体上での光ビームの位置やビーム径の変化
が極めて小さく、正確な光ビーム走査による高画質かつ
色ずれなどのない画像露光が可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明のレンズ組立体について、添付
の図面に示される好適実施例を基に詳細に説明する。
【0022】図1は本発明のレンズ組立体の一実施例の
断面図であり、図2は、図1に示すレンズ組立体の製造
工程を示す断面模式図である。ここで、レンズとしてコ
リメータレンズ14を代表例として説明するが本発明は
これに限定されるわけではない。
【0023】これらの図に示すように、レンズ組立体1
5は、コリメータレンズ14と両端が開口し、その一方
の開口端に薄肉部42aを有する鏡筒42からなり、コ
リメータレンズ14は鏡筒42の一方の開口端の端縁に
形成された薄肉部42aに圧入されている。ここで、コ
リメータレンズ14は、ガラス製レンズ(無機ガラスレ
ンズ)であってもプラスチックレンズ(有機ガラスレン
ズ)であってもよい。また、コリメータレンズ14は、
みがきレンズであっても、モールドレンズ(成型レン
ズ)であってもよい。
【0024】鏡筒42は、本発明の筒体であって、その
材質については基本的にはいかなる材質のものでも良い
が、ガラス製のレンズを使用する場合には、圧入時にお
けるレンズの変形が期待できないことから、また、プラ
スチックレンズの場合には、圧入によるレンズの変形が
期待できるが、変形が大きいとレンズ性能の変化が無視
できなくなるため、高寸法精度を維持できれば比較的軟
質の変形可能な材質あるいは弾性変形が容易な材質を用
いることが好ましい。例えば、鏡筒42の材質として
は、アルミニウム、アルミニウム合金、金、銀、白金、
銅、銅合金などを代表的に挙げることができるが、コス
トの点からはアルミニウムまたはアルミニウム合金が好
ましい。なお、薄肉部42aを形成することが可能であ
れば、特に、圧入レンズがプラスチックレンズの場合に
は、鏡筒42をプラスチック製とするのがよい。
【0025】本発明においては、図2に示すように、コ
リメータレンズ14は、鏡筒42の薄肉部42aに圧入
治具43によって圧入され、薄肉部42aによって堅固
に保持される。このため、コリメータレンズ14の外径
Dと鏡筒薄肉部42aの肉径dとの寸法公差、すなわ
ち、はめあい公差は、圧入はめあいを行うしまりばめを
行う寸法でなければならないが、レンズの破壊や変形に
よる性能劣化を招かず、鏡筒42の薄肉部42aに歪み
や亀裂などの破壊を生じさせないはめあい公差とする必
要がある。従って、レンズ14の材質および鏡筒42の
材質にもよるが、レンズ14の外径Dと鏡筒薄肉部42
aの内径dとの寸法公差D−dは、例えば、ガラス製レ
ンズ14とアルミニウム製鏡筒42との組み合わせの場
合、+5μm 〜50μm 、好ましくは+10μm 〜+2
0μm であるのが好ましい。
【0026】このため、鏡筒42をアルミニウムなどの
金属製とすることにより、高い寸法精度で仕上げること
が可能であるので、コリメータレンズは14は、ガラス
製レンズであっても、外径のばらつきの小さいモールド
レンズを用いるのが好ましい。みがきレンズを本発明の
圧入レンズとして用いる場合には、外径のばらつきがあ
るので、必要な寸法精度を持つレンズを選別する必要が
ある。
【0027】また、レンズ14がガラス製レンズである
場合には、レンズの変形がほとんど期待できないため、
また、圧入時の応力によるレンズ14および鏡筒薄肉部
42aの破壊がなく、レンズ14が鏡筒42の薄肉部4
2aに正確な位置に圧入されるためには薄肉部42aの
肉厚tは、その材質にもよるが、アルミニウムを用いる
場合、100μm 〜500μm 、好ましくは、100μ
m 〜200μm であるのがよい。一方、レンズ14がプ
ラスチックレンズの場合には、圧入はめあい公差による
レンズの変形に伴うレンズ性能の変化、例えば、焦点距
離の変化や収差の発生など性能劣化を招かなければ、鏡
筒42の薄肉部42aの肉厚tには特に制限はない。
【0028】図2に示す圧入治具43の少なくともレン
ズ接触部分の材質は、ガラス製レンズやプラスチックレ
ンズを傷付けることがなく、押圧し、鏡筒42の薄肉部
42aに圧入できればどのようなものでもよく、例え
ば、POM(ポリオキシメチレン)等のアセタール樹脂
などの柔らかい樹脂が望ましい。圧入治具43のレンズ
接触部分は、レンズ14の表面と同形であるのがよい。
【0029】本発明においては、コリメータレンズ14
を鏡筒42の薄肉部42aに圧入治具43によって圧入
してレンズ組立体15を製造しているので、従来の鏡筒
内へのレンズの固定法、例えば接着剤を用いて、レンズ
の鏡筒への組み込み、接着剤の流入、固着、乾燥などを
行う接着法やねじやばねによる固定法などの多数の工程
を要する従来の固定法に比べ、異材質の介在を減らすこ
とができ、鏡筒に対するレンズの保持精度を高精度、例
えば0.1μm オーダーとすることができ、また、組み
立て工数を減らし、作業コストを低減することができ
る。
【0030】上記の説明では、本発明のレンズ組立体に
適用される圧入レンズとしてコリメータレンズを用いて
説明したが、本発明はこれに限定されず、鏡筒内に固
定、特に高精度に保持・固定されるレンズであれば、ど
のようなレンズであってもよく、形状的には、凸レン
ズ、凹レンズ、シリンドリカルレンズ、組レンズあるい
は平板レンズであってもよく、作用的には、結像レン
ズ、波面整形レンズなどであってもよい。
【0031】本発明のレンズ組立体をコリメータレンズ
に適用する画像露光装置の一実施例の模式的斜視図を図
3に示す。図3に示される画像露光装置10は、それぞ
れC(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)を発
色させるための波長および光出力を有する光を射出する
半導体レーザ(以下、LDという)12C,12M,1
2Yと本発明のレンズ組立体15が適用され、これらの
LD12C,12M,12Yから射出された光をそれぞ
れ平行光に整形するコリメータレンズ14C,14M,
14Yと、LD12C,12M,12Yから射出され、
コリメータレンズ14C,14M,14Yによって整形
された光ビーム16C,16M,16Yの進行方向に沿
って、シリンドリカル組レンズ17Cと18C,17M
と18M,17Yと18Yと、反射ミラー20と、ポリ
ゴンミラー22と、fθレンズ24と、シリンドリカル
ミラー26、立下げミラー28とを有する3LD光異角
入射光学系、およびこの3LD光異角入射光学系を構成
する上述の各構成光学素子や光学部品を固定・支持する
定盤となる一体成型フレーム30ならびに図示しない
が、感光材料Aを副走査搬送する副走査搬送手段より、
基本的に構成される。この他、各光ビーム16C,16
M,16Yの光路には図示例のように光量調整用NDフ
ィルタ19C,19M,19Yを有していてもよい。な
お、図示例の各光路において、シリンドリカル凹レンズ
17C,17M,17Yおよびシリンドリカル凸レンズ
18C,18M,18Yはそれぞれシリンドリカルミラ
ー26およびfθレンズ24と面倒れ補正光学系を形成
する。ここで、このようなシリンドリカル組レンズの代
わりに1枚のシリンドリカルレンズを用いてもよい。
【0032】このような画像露光装置10は、副走査搬
送手段によって、感光材料Aを図中矢印bで示される副
走査方向に搬送しつつ、矢印aで示される主走査方向に
偏向した光ビーム16C,16M,16Yによって走査
することにより、結果的に感光材料Aを各光ビームで2
次元的に走査し、画像露光を行う。
【0033】画像露光装置10は、3LD光異角入射光
学系を有するものであり、所定の狭帯域波長の光ビーム
を射出する光源として、少しずつ異なる角度でポリゴン
ミラー22の反射面22aに向けて光ビームを射出す
る、3つのLD12C,12M,12Yを有している。
例えば、感光材料Aのシアン(C)の色素を発色させる
ためのLD12Cは波長810nmの光ビーム16C
を、感光材料Aのイエロー(Y)の色素を発色させるた
めのLD12Yは波長750nmの光ビーム16Yを、
感光材料Aのマゼンタ(M)の色素を発色させるための
LD12Mは波長670nmの光ビーム16Mをそれぞ
れ射出する。これらのLD12C,12M,12Yは、
後述する電気制御系によって制御される。
【0034】図3および図4に示すように、LD12
C,12M,12Yは、それぞれ温度調節金属板(以
下、放熱板ともいう)34C,34M,34Yに圧入さ
れ、フレーム30を介してコリメータレンズ14C,1
4M,14Yと組み合わされ、それぞれ光源部32C,
32M,32Yとしてユニット化される。図4に示すよ
うにLD12C,12M,12Yが圧入された放熱板3
4C,34M,34Yはフレーム30の外側の側端36
にそれぞれ各2本のねじ38によって取り付けられる。
フレーム30の外側端36には、これに取り付けられた
放熱板34C,34M,34Yに圧入されたLD12
C,12M,12Yに対応して貫通孔40C,40M,
40Yが穿孔される。この貫通孔40C,40M,40
Yに対応してコリメータレンズ14C,14M,14Y
をそれぞれ鏡筒42に圧入した本発明のレンズ組立体1
5を光軸方向に移動可能に弾性的に保持・固定するU字
溝44C,44M,44Yがフレーム30には設けられ
る。
【0035】図5に、光ビーム16Cを射出する光源部
32Cの概略正面図(a)、およびそのb−b線概略断
面図(b)が示される。なお、光源部32C,32Mお
よび32Yは、適用するLD12C,12M,12Y
(具体的には、その発振波長)が異なる以外はいずれも
同様の構成を有するので、以下の説明は光源部32Cを
代表例として行い、他の詳細な説明は省略する。
【0036】光源部32(32C)は、光ビーム16
(16C)の光源である810nmのレーザ光を射出す
るLD12(12C)と、LD12の保持部材を兼ねる
温度調節金属板である放熱板34(34C)と、放熱板
34の温度保持機構46と、圧入コリメータレンズ14
(14C)および、コリメータレンズ14を固定する鏡
筒42からなるレンズ組立体15と、放熱板34を取り
付けるフレーム30の外側端36と、外側端36に取り
付けられたLD12のレーザビーム射出口に対応してフ
レーム30に設けられた貫通孔40(40C)と、貫通
孔40に連続してフレーム30に設けられたU字溝44
(44C)とから構成される。
【0037】ここで、レンズ組立体15の鏡筒42は、
その外径と同じまたはわずかに大きい内径のU字溝44
に載置され、このU字溝44の両側のフレーム30の上
側端部48に2本のビス50によって固定される板バネ
52でU字溝44に押圧されて固定される。
【0038】また、図示例の光源部12には、放熱板3
4を加熱して一定温度に保つための温度保持機構46が
配備される。温度保持機構46は、測温手段であるサー
ミスタ54、加熱手段であるパワートランジスタ56、
比較器58、A/D変換器60、マイクロプロセッサ
(以下、μPとする)62、およびドライバ64より構
成されるものであり、サーミスタ54による測温結果に
応じてパワートランジスタ56によって放熱板34を加
熱し、一定温度、例えば40℃に保持する。
【0039】図示例の光源部32では、LD12は、自
らが発生する熱の放熱部材であり、かつ温度保持機構4
6によって一定温度に保持される温度調節金属板、すな
わち放熱板34に形成されたLD圧入保持孔66に圧入
され、放熱板34の所定位置に保持される。なお、図5
(b)に示すように、LD12は、リード線引出側(レ
ーザビーム射出側の反対側)に外径の大きい外縁部(フ
ランジ)13aを有する円筒状のケースを有し、外縁部
13aは薄肉(小肉厚)となっている。このため、放熱
板34に形成されるLD圧入保持孔66の内径は、LD
12の外縁部13aの外径よりも若干小さく、しまりば
め公差に正確に仕上げられる。
【0040】このため、図5(b)に示すように、LD
12を放熱板34の保持孔66に圧入することで、LD
12の外縁部13aはわずかに変形し、保持孔66はわ
ずかに押し拡げられる。こうしてLD12は放熱板34
の保持孔66に堅固かつ確実かつ正確に位置決めされて
圧入・保持される。すなわち、LD12は、放熱板34
に高い位置精度、例えばサブミクロン(0.1μm )の
オーダーで保持される。
【0041】なお、ここでは、LD12の放熱板34の
保持孔66への圧入は、図示しない圧入治具を用いて行
われる。ここで、圧入治具は、LD12の外縁部13a
の外径よりもこの外縁部13aのわずかな変形を許容す
る分だけ小さい外径を持つのが好ましい。こうすること
により、外縁部13aなどの周辺部の変形量を大きくし
て、接合部および中心部の変形をより確実に防止してL
D12を圧入できる。なお、圧入時、圧入治具によって
LD12に加える力は、上述の例では70〜120kg
が好ましく、LD押圧力が、この範囲であれば、アルミ
ニウム製放熱板34への真鍮ケーシングのLD12の圧
入が不都合なく行うことができる。
【0042】ここで、放熱板34(34C,34M,3
4Y)の材質には特に制限はないが、放熱および温度調
節のために用いるものであるので、熱伝導が良好で、L
D12(12C,12M,12Y)の圧入保持のために
比較的柔らかな金属であればよく、例えば、アルミニウ
ム、アルミニウム合金、銅、黄銅などの銅合金、金、
銀、白金およびこれらの合金などを挙げることができ
る。また、LD12(12C,12M,12Y)も、そ
のケースの材質も特に制限的ではなく、公知のLDを用
いればよい。本発明においては、用いるLD12のケー
スの材質に応じて放熱板34の材質を選択すればよい。
【0043】ここで、LD12の外縁部13aの外径お
よび放熱板34の保持孔66の内径との寸法公差、すな
わち、はめあいの寸法公差は、圧入はめあいを行うしま
りばめであれば特に制限はない。
【0044】各々異なる波長の光ビーム16C,16
M,16Yを射出するそれぞれのLD12C,12M,
12Yのケース電位(接地電位)がそれぞれ、異なるた
め、LD12C,12M,12Yがそれぞれ圧入される
放熱板34C,34M,34Yの電位もそれぞれ異なる
ことになる。従って、各放熱板34C,34M,34Y
が固定される外側端36を持つフレーム30は絶縁性を
有し、応力歪や熱変形等の小さい樹脂によって一体成形
されたものである。ここでフレーム30を一体成形する
樹脂は、絶縁性および十分な強度を有し、線膨張係数が
できるだけ放熱板34を構成する金属に近く、経時変形
などの小さいものであれば、特に制限はないが、例え
ば、塊状成形コンパウンド(バルクモールドコンパウン
ド:BMC)などのガラス繊維強化熱硬化性樹脂が好ま
しい。
【0045】なお、コリメータレンズ14は、本発明の
レンズ組立体15の鏡筒42に圧入され、このレンズ組
立体15が一体成形フレーム30に形成されるU字形溝
44に載置されることにより、所定の位置に保持され
る。従って、LD12とコリメータレンズ14との相対
位置をより正確に保持できると共に、レンズ組立体15
の位置を調整するのみでコリメータレンズ14の位置調
整が可能となる。
【0046】このようにしてコリメータレンズ14のレ
ンズ組立体15は、前述したように一体成形フレーム3
0に形成されるU字形溝44に載置され、ビス50によ
って一体成型フレーム30の上側端部48に固定される
板バネ52によって固定されている。従って、図示例の
光源部32においては、コリメータレンズ14(レンズ
組立体15)の感光材料A上における主走査および副走
査方向の位置決めはU字形溝44によって行われること
になるが、本発明において一体成型フレーム30はその
成形時にU字形溝44の寸法精度を高精度に保つことが
できるので、組立体15を一体成型フレーム30に組み
込む際に、組立体15の感光材料A上における主・副走
査方向の位置調整を行う必要がなく、また、光源部32
の構成および組み立てを極めて容易にすることができ
る。
【0047】U字形溝44の内径や深さ等はLD12の
寸法やフレーム30の外側端36への固定位置等に応じ
て、コリメータレンズ14とLD12との光軸が一致す
るように適宜決定すればよい。また、U字形状以外に
も、V字形、逆台形、楕円形等、2つの傾斜面にレンズ
組立体15の鏡筒42を当接させることにより、鏡筒4
2を位置決めして載置可能な各種の形状が適用可能であ
る。
【0048】他方、コリメータレンズ14の焦点深度
(光軸)方向の位置調整は、レンズ組立体15をU字形
溝44に沿って移動させることによって行っても良く、
あるいは、組立体15の一方の端面を放熱板34に当接
することにより行ってもよい。また、コリメータレンズ
14の位置を調節した後に、板バネ52によって組立体
15をU字形溝44に固定してもよいし、組立体15を
U字形溝44に板バネ50によって固定した後に組立体
15を移動してコリメータレンズ14の位置を調整して
もよいし、これらを併用してもよい。
【0049】このように図3に示される画像露光装置1
0においては、光ビーム16C,16M,16Yを射出
するLD12C,12M,12Yそれぞれ個々に放熱板
34C,34M,34Yに圧入、保持し、放熱板34
C,34M,34Yをそれぞれ直接放熱板34C,34
M,34Yに線膨張係数が同じまたは近い絶縁性材料、
例えばBMC製の一体成型フレーム30の外側端部36
の各々の所定取付位置に各々2本のビス388によって
取り付けている。また一体成型フレーム30を絶縁性材
料で成形しているので、各LD12C,12M,12Y
間の異ケース電位の問題も容易に解消できる。一方、本
発明のレンズ組立体15は、一体成型フレーム30のU
字溝44に挿入され、各LD12と位置合わせされた後
に板ばね50によって固定されるが、コリメータレンズ
14はレンズ組立体15の鏡筒42にサブミクロンのオ
ーダーで位置合わせされて圧入されている。
【0050】従って、複数のLDを用いる、例えば、図
示例のように3つの光ビーム(LD)を適用する画像露
光装置においては、各LD間の相対位置はもちろん、各
LDと各コリメータレンズの相対位置も変化しないの
で、各光源部より射出される光ビームの相対位置が変化
しない。従って、各光ビームの照射位置を互いに変化す
ることのない一定の関係に保つことができるので、色ズ
レのない高画質なカラー画像の露光が可能である。
【0051】ここで、図示例のように温度保持機構46
によって、放熱板34を一定温度に保持するのがさらに
好ましい。しかし、本発明はこれに限定されるわけでは
ない。温度保持機構46において、サーミスタ54によ
る放熱板34の計測結果信号は比較器58に転送され
る。比較器58においては、前記計測結果信号と基準値
(図示例においてはグランド)との差分が検出され、次
いで、検出結果がA/D変換器60によってデジタル信
号に変換され、μP62に転送される。μP62は、前
記信号を受けてパワートランジスタ56による加熱量を
設定(選択)し、この信号をドライバ64に転送する。
加熱量の信号を受けたドライバ64は、この信号に応じ
てパワートランジスタ56を駆動して放熱板36を加熱
し、放熱板34を一定温度に保持する。
【0052】このような温度保持機構46によって放熱
板34を一定温度にすることにより、放熱板34の熱膨
張の変化によるLD12の移動がなく、しかも、温度変
化によるLD12の波長変動もなく、安定した画像露光
が可能となる。またLDの温度が一定に保持されること
により、LDの電気的特性が安定化される効果もある。
さらに圧入によるLD外縁の微小変形部分はLDケーシ
ングと放熱板が極めて密に接触しているため、熱伝導率
が高く、LDの温度調節精度が高いという効果もある。
【0053】温度保持機構46に適用される測温手段お
よび加温手段はサーミスタ54およびパワートランジス
タ56には限定されず、公知の各種の測温および加温手
段がいずれも適用可能である。また、温度保持機構46
は、光源部32C,32M,32Yの個々に配備され、
それぞれに放熱板34の測温・温度保持を行うのがより
好ましいが、代表的に1つの光源部32の放熱板34の
測温を行い、これを基に3つの光源部32の放熱板34
の温度保持を行う構成であってもよい。
【0054】ここで、LD12C,12M,12Yから
射出され、各々のレンズ組立体15のコリメータレンズ
14C,14M,14Yで整形され、シリンドリカル組
レンズ17Cと18C,17Mと18M,17Yと18
Yを通過した光ビーム16C,16M,16Yは、ミラ
ー20によって所定の方向に反射されてポリゴンミラー
22の反射面22aに少しずつ異なる角度で入射し、こ
の反射面22aで反射されて感光材料A上の同一の主走
査線SL上に異なる角度で結像し、時間的に間隔をあけ
て同一主走査線SL上を走査する。従って、LD12
C,12M,12Yおよび各々のレンズ組立体15のコ
リメータレンズ14C,14M,14Yは所定の角度で
配置され、また、反射ミラー20は光ビーム16C,1
6M,16Yの光路を変えて、これらをいずれもポリゴ
ンミラー22の反射面22aの略同一線上の近接した位
置に若しくは略同一点上に入射させる。
【0055】fθレンズ24は、各光ビーム16C,1
6M,16Yを主走査線SLのいずれの位置においても
正しく結像させるためのものである。なお、fθレンズ
24は、波長が810,680,750nmの光に対し
て色収差が許容範囲内に収まるように補正されている。
シリンドリカルミラー26は、シリンドリカル組レンズ
17Cと18C,17Mと18M,17Yと18Yとf
θレンズ24ともに面倒れ補正光学系を構成する他、各
光ビーム16C,16M,16Yをいずれも立下げて、
副走査搬送される感光材料A上の副走査方向と略直交す
る主走査線SLに向け、感光材料Aに入射させる。
【0056】ここで、感光材料Aは、図示しない副走査
搬送手段によって副走査方向に搬送されているので、主
走査方向に偏向した光ビーム16C,16M,16Y
は、結果的に2次元的に感光材料Aを走査し、画像露光
を行う。
【0057】光ビーム16C,16M,16Yによるこ
のような画像露光の制御、つまり、LD12C,12
M,12Yによる光ビームの射出は、図示しない各LD
の駆動回路および画像信号源によって制御される。
【0058】駆動回路は、LD12C,12M,12Y
を駆動するための駆動回路であって、パルス幅変調の場
合、各画素に対して設定された時間だけ、各LD毎に予
め設定された光出力に対する駆動電流をLD12C,1
2M,12Yに流す。この結果、LD12C,12M,
12Yは、それぞれ各LD毎に予め設定された光出力で
各LDについて1画素に応じて決定された時間だけ発光
する。これが1ラインに渡って行われて、LD12C,
12M,12Yは1ラインの露光を行う。
【0059】この駆動回路は画像信号源に接続される。
画像信号源は、各駆動回路への1ライン分の画像情報信
号の入力タイミング、各LD12C,12M,12Yの
発光タイミング(画素クロックタイミング)等々を制御
し、あるいは様々な信号を受けて、画像露光装置に必要
な種々の制御を行うものである。
【0060】図示例の画像露光装置10の露光光学系
は、3本の光ビーム16C,16M,16Yがポリゴン
ミラー22の反射面22a上の1点にそれぞれ異なる角
度で入射する非合波の異角入射光学系をなすが、本発明
はこれに限定されず、3本の光ビーム16C,16M,
16Yを1本の光ビームに合波する合波光学系に適用す
るものであってもよい。むしろ、本発明は、合波系のよ
うに光ビームの位置決めに高い精度が要求される光学系
に適用するのが非常に有効である。
【0061】以上、本発明のレンズ組立体について詳細
に説明したが、本発明は上記実施例に限定はされず、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良およ
び変更を行ってもよいのはもちろんである。
【0062】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明に係るレン
ズ組立体によれば、筒体に対してレンズを強固に固定す
ることができ、またレンズ保持部分の異材質界面を極め
て少ないものとすることができるので、使用環境温湿度
の変化などによるレンズの固定位置の位置ずれを防止す
ることができる。これにより、画像露光装置、特に光源
部のコリメータレンズなどのわずかな位置ずれをも許容
できないカラー画像露光装置に適用する場合において
も、コリメータレンズの位置ずれを防止でき、色ずれな
どのない、より鮮明かつ高画質のカラー画像を形成する
ことができる。さらに、筒体に直接レンズを圧入させる
ことから、大幅な工程数削減を行うことができコストの
低減をも達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係るレンズ組立体の一実施例の断面
図である。
【図2】 図1に示すレンズ組立体の製造方法を示す分
解断面図である。
【図3】 本発明に係るレンズ組立体を適用する画像露
光装置の一実施例を示す概略斜視図である。
【図4】 図3に示す画像露光装置の半導体レーザ圧入
温度調節金属板の取付を示す一部分解された光源部分の
内側斜視図である。
【図5】 (a)は図3に示される画像露光装置に適用
される光源部の概略正面図であり、(b)はそのb−b
線概略断面図である。
【図6】 (a)は従来のレンズ組立体に適用される画
像露光装置の光源部の概略断面図であり、(b)は従来
のレンズ組立体の別の概略断面図である。
【符号の説明】
10 画像露光装置 12,12C,12M,12Y LD 14,14C,14M,14Y コリメータレンズ 15 レンズ組立体 16,16C,16M,16Y 光ビーム 17C,17M,17Y シリンドリカル凹レンズ 18C,18M,18Y シリンドリカル凸レンズ 20 反射ミラー 22 ポリゴンミラー 24 fθレンズ 26 シリンドリカルミラー 28 立下げミラー 30 一体成型フレーム 32,32C,32M,32Y 光源部 34,34C,34M,34Y 温度調整用金属板
(放熱板) 36 外側端部 38,50 ねじ(ビス) 40,40C,40M,40Y 貫通孔 42 鏡筒 42a 薄肉部 43 圧入治具 44,44C,44M,44Y U字溝 46 温度保持機構 48 上側端部 52 板バネ 54 サーミスタ 56 パワートランジスタ 50 板バネ 58 比較器 60 A/D変換器 62 マイクロプロセッサ(μP) 64 ドライバ 66 保持孔

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒体内にレンズを保持してなるレンズ組立
    体であって、 前記筒体の一方の開口端の端縁に薄肉部を形成し、該薄
    肉部に筒体外方からレンズを圧入してなることを特徴と
    するレンズ組立体。
  2. 【請求項2】前記筒体が軟質の金属にて形成され、前記
    薄肉部がレンズ圧入時に弾性変形する請求項1に記載の
    レンズ組立体。
  3. 【請求項3】前記レンズがガラス製モールドレンズであ
    る請求項1または2に記載のレンズ組立体。
  4. 【請求項4】前記レンズがコリメータレンズである請求
    項1ないし3のいずれかに記載のレンズ組立体。
JP31469692A 1992-11-25 1992-11-25 レンズ組立体 Withdrawn JPH06160685A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001343576A (ja) * 2000-03-30 2001-12-14 Canon Inc 光学要素の支持構造、それを用いた露光装置及び半導体デバイスの製造方法
JP2007225949A (ja) * 2006-02-24 2007-09-06 Fujifilm Corp 光走査装置
JP2011145688A (ja) * 2000-03-30 2011-07-28 Canon Inc 光学要素の支持構造、それを用いた露光装置及び半導体デバイスの製造方法
JP2014139627A (ja) * 2013-01-21 2014-07-31 Konica Minolta Inc 光源ユニット、走査光学装置、及び画像形成装置
JP2018197767A (ja) * 2017-05-22 2018-12-13 マクセル株式会社 レンズユニットおよびカメラモジュール

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