JPH09126409A - 給水加熱器の温度制御方法およびその装置 - Google Patents

給水加熱器の温度制御方法およびその装置

Info

Publication number
JPH09126409A
JPH09126409A JP7284799A JP28479995A JPH09126409A JP H09126409 A JPH09126409 A JP H09126409A JP 7284799 A JP7284799 A JP 7284799A JP 28479995 A JP28479995 A JP 28479995A JP H09126409 A JPH09126409 A JP H09126409A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
feed
water
temperature
heater
water supply
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7284799A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Iguchi
裕司 井口
Fumio Fukumoto
富美男 福本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP7284799A priority Critical patent/JPH09126409A/ja
Publication of JPH09126409A publication Critical patent/JPH09126409A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22DPREHEATING, OR ACCUMULATING PREHEATED, FEED-WATER FOR STEAM GENERATION; FEED-WATER SUPPLY FOR STEAM GENERATION; CONTROLLING WATER LEVEL FOR STEAM GENERATION; AUXILIARY DEVICES FOR PROMOTING WATER CIRCULATION WITHIN STEAM BOILERS
    • F22D1/00Feed-water heaters, i.e. economisers or like preheaters
    • F22D1/02Feed-water heaters, i.e. economisers or like preheaters with water tubes arranged in the boiler furnace, fire tubes, or flue ways
    • F22D1/12Control devices, e.g. for regulating steam temperature

Abstract

(57)【要約】 【課題】ボイラの高負荷時から、急速な負荷降下があっ
た場合に、節炭器出口温度が飽和温度まで達しないよう
に、給水加熱器の給水温度を制御し節炭器のスチーミン
グが防止できる給水加熱器の温度制御方法および装置を
提供する。 【解決手段】給水部から節炭器の間に、蒸気により加熱
する給水加熱器と、排ガスにより加熱する給水加熱器と
を並列に配設した給水系統を有するボイラにおける給水
加熱器の出口部の給水温度を制御する方法であって、排
ガスにより加熱する給水加熱器の給水側にバイパス配管
を設け、ボイラの負荷が低減した時に、バイパス配管の
給水量を調整して、排ガスにより加熱する給水加熱器の
出口部の給水温度を制御し、節炭器等のスチーミングを
防止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はボイラの負荷降下時
に起こる節炭器のスチーミングを防止するのに好適な給
水加熱器の温度制御方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の給水加熱器の温度制御装置は、例
えば、図2に示すように、タービン抽気等の蒸気による
給水加熱器2と、ガスタービン等の排ガスによる給水加
熱器4とが並列に配置された系統となっている。主給水
1の流量は、ボイラの負荷に比例して変化するものであ
り、図2に示すシステムでは、主給水1を蒸気による給
水加熱器2と排ガスによる給水加熱器4に分配され、そ
れぞれの給水加熱器2、4は最低の給水量が設定されて
いる。このため、排ガスによる給水加熱器4の給水流量
は、ボイラ負荷が下がり給水加熱器の所定の最低流量の
領域となると急激に給水量が減少する。一方、排ガス流
量は、最大時の70〜80%程度までしか減少しない。
なお、主給水流量と排ガス流量の特性については図3に
示す。この結果、排ガスによる給水加熱器4の出口の給
水温度は上昇し、急速なボイラの負荷降下を行うと、給
水量の極端な減少と、あまり低下しない排ガスによる給
水加熱器の加熱容量によって、排ガスによる給水加熱器
の出口温度が急激に上昇し、例えば節炭器6内でスチー
ミングが発生するという問題があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】排ガスによる給水加熱
器を設けていない場合でも、節炭器の熱容量が大きいこ
とから、ボイラの負荷降下時に、負荷の降下が完了する
までは節炭器の出口流体の温度は低下せず、飽和温度に
接近する傾向があった。それに加えて、上述のごとく、
排ガスによる給水加熱器の出口温度が上昇するため、蒸
気による給水加熱器と排ガスによる給水加熱器との給水
が合流した後の節炭器入口の流体温度は高くなり、節炭
器の出口流体温度が飽和温度となり、節炭器内でスチー
ミングが発生する要因となっていた。
【0004】本発明の目的は、上記従来技術における問
題点を解消するものであって、ボイラの高負荷時から、
急速な負荷降下があった場合に、節炭器出口温度が飽和
温度まで達しないように、給水加熱器の給水温度を制御
し節炭器のスチーミングが防止できる給水加熱器の温度
制御方法および装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記本発明の目的を達成
するために、本発明は特許請求の範囲に記載のような構
成とするものである。すなわち、本発明は請求項1に記
載のように、給水部から節炭器の間に、蒸気により加熱
する給水加熱器と、排ガスにより加熱する給水加熱器と
を並列に配設した給水系統を有するボイラにおいて、上
記給水加熱器の出口部の給水温度を制御する方法であっ
て、上記排ガスにより加熱する給水加熱器の給水側にバ
イパス配管を設け、上記ボイラの負荷が低減した時に、
上記バイパス配管の給水量を調整して、上記排ガスによ
り加熱する給水加熱器の出口部の給水温度を制御し、上
記節炭器のスチーミングを防止する給水加熱器の温度制
御方法とするものである。このような温度制御方法とす
ることにより、排ガスにより加熱する給水加熱器の給水
流量がボイラ負荷の低下によって給水量が急激に減少し
ても、バイパス配管からの給水によって、上記給水加熱
器の出口部、すなわち節炭器の入口部における給水温度
を降下させることが可能となり、節炭器のスチーミング
を未然に防止できる効果がある。また、本発明は請求項
2に記載のように、蒸気により加熱する給水加熱器と、
排ガスにより加熱する給水加熱器とを並列に配設した給
水系統を有するボイラにおいて、上記給水加熱器をバイ
パスする給水配管と、バイパス給水量を調整するバイパ
ス流量調整弁と、上記給水加熱器の出口部の給水温度を
制御する手段を少なくとも備えた給水加熱器の温度制御
装置とするものである。このような構成の給水加熱器の
温度制御装置とすることにより、ボイラの負荷が低下
し、給水加熱器に供給される給水量が急激に低下して
も、バイパス給水配管に設けられているバイパス流量調
整弁が作動し、バイパス配管を経由して所定量の水が供
給されることになり、給水加熱器の出口側の給水の温度
を所定の低い温度に維持することができ、例えば節炭器
のスチーミングを効果的に抑止できる効果がある。本発
明は、排ガス給水加熱器への給水を一部バイパス配管を
経由させて、例えば節炭器に供給して、節炭器の入口
部、すなわち排ガスにより加熱する給水加熱器の出口部
の給水の温度制御を行い、節炭器のスチーミングを防止
するものである。このように、バイパス配管を経由した
給水は、排ガスにより加熱する給水加熱器を経由をした
給水よりも低温であるため、排ガスにより加熱する給水
加熱器を経由した給水を冷却する。それによって、給水
加熱器の給水温度の過渡的な上昇を抑えることができ
る。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態で例
示する給水加熱器の温度制御装置の系統図である。図に
おいて、主給水1の流れは、3つのラインに分岐し、蒸
気により加熱する給水加熱器2と、排ガスに加熱する給
水加熱器4の方へ流れる給水と、バイパス給水配管7が
配設されている。また、バイパス給水配管には、バイパ
ス流量調整弁3が設置されている。図1に示す給水加熱
器の温度制御装置の給水系統の相互関係について説明す
る。ボイラの負荷降下時に、排ガスにより加熱する給水
加熱器4の出口温度が、規定値以上に上昇したことを、
上記給水加熱器4の出口部(バイパス給水配管7と合流
した後の配管)に設置された温度計9により検知し、バ
イパス給水配管7に設置されたバイパス流量調整弁3を
制御する。これより、排ガスにより加熱する給水加熱器
4の入口の低温水を、上記給水加熱器4の出口の高温水
と合流させることにより、排ガスにより加熱する給水加
熱器4の出口給水温度の過渡的な上昇を抑制するもので
ある。
【0007】
【発明の効果】本発明の給水加熱器の温度制御方法は、
請求項1に記載のように、給水部から節炭器の間に、蒸
気により加熱する給水加熱器と、排ガスにより加熱する
給水加熱器とを並列に配設した給水系統を有するボイラ
において、上記給水加熱器の出口部の給水温度を制御す
る方法であって、上記排ガスにより加熱する給水加熱器
の給水側にバイパス配管を設け、上記ボイラの負荷が低
減した時に、上記バイパス配管の給水量を調整して、上
記排ガスにより加熱する給水加熱器の出口部の給水温度
を制御し、上記節炭器のスチーミングを防止する方法で
あって、このような温度制御方法とすることにより、排
ガスにより加熱する給水加熱器の給水流量がボイラ負荷
の低下によって給水量が急激に減少しても、バイパス配
管からの給水によって、上記給水加熱器の出口部、すな
わち節炭器の入口部における給水温度を降下させること
が可能となり、節炭器のスチーミングを未然に防止でき
る効果がある。また、本発明の給水加熱器の温度制御装
置は、請求項2に記載のように、蒸気により加熱する給
水加熱器と、排ガスにより加熱する給水加熱器とを並列
に配設した給水系統を有するボイラにおいて、上記給水
加熱器をバイパスする給水配管と、バイパス給水量を調
整するバイパス流量調整弁と、上記給水加熱器の出口部
の給水温度を制御する手段を少なくとも備えた構造の温
度制御装置とすることにより、ボイラの負荷が低下し、
給水加熱器に供給される給水量が急激に低下しても、バ
イパス給水配管に設けられているバイパス流量調整弁が
有効に作動し、バイパス配管を経由して所定量の水が供
給されることになり、給水加熱器の出口側の給水の温度
を所定の低い温度に維持することができ、例えば節炭器
のスチーミングを効果的に抑止できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態で例示した給水加熱器の温
度制御装置の系統を示す模式図。
【図2】従来の給水加熱器の温度制御装置の系統を示す
模式図。
【図3】ボイラの負荷変化に伴う、主給水の流量、主給
水流量、排ガスにより加熱する給水加熱器の給水流量、
蒸気により加熱する給水加熱器の給水流量、排ガス流量
のそれぞれの関係を示すグラフ。
【符号の説明】
1…主給水 2…蒸気により加熱する給水加熱器 3…バイパス流量調整弁 4…排ガスにより加熱する給水加熱器 5…ガスタービン 6…節炭器 7…バイパス給水配管 8…排ガス 9…温度計 10…加熱用蒸気

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】給水部から節炭器の間に、蒸気により加熱
    する給水加熱器と、排ガスにより加熱する給水加熱器と
    を並列に配設した給水系統を有するボイラにおいて、上
    記給水加熱器の出口部の給水温度を制御する方法であっ
    て、上記排ガスにより加熱する給水加熱器の給水側にバ
    イパス配管を設け、上記ボイラの負荷が低減した時に、
    上記バイパス配管の給水量を調整して、上記排ガスによ
    り加熱する給水加熱器の出口部の給水温度を制御し、上
    記節炭器のスチーミングを防止することを特徴とする給
    水加熱器の温度制御方法。
  2. 【請求項2】蒸気により加熱する給水加熱器と、排ガス
    により加熱する給水加熱器とを並列に配設した給水系統
    を有するボイラにおいて、上記給水加熱器をバイパスす
    る給水配管と、バイパス給水量を調整するバイパス流量
    調整弁と、上記給水加熱器の出口部の給水温度を制御す
    る手段を少なくとも備えたことを特徴とする給水加熱器
    の温度制御装置。
JP7284799A 1995-11-01 1995-11-01 給水加熱器の温度制御方法およびその装置 Pending JPH09126409A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7284799A JPH09126409A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 給水加熱器の温度制御方法およびその装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7284799A JPH09126409A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 給水加熱器の温度制御方法およびその装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09126409A true JPH09126409A (ja) 1997-05-16

Family

ID=17683173

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7284799A Pending JPH09126409A (ja) 1995-11-01 1995-11-01 給水加熱器の温度制御方法およびその装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09126409A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001096501A1 (en) * 2000-06-15 2001-12-20 Compact Power Limited Pyrolysis and gasification process and apparatus
KR20170098287A (ko) * 2015-02-10 2017-08-29 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 보일러 급수 시스템 및 그것을 구비한 보일러, 보일러 급수 방법
CN112567110A (zh) * 2018-10-15 2021-03-26 三菱动力株式会社 发电设备的控制装置及其控制方法以及控制程序、发电设备
CN114234170A (zh) * 2021-12-06 2022-03-25 山东中实易通集团有限公司 一种火力发电厂尾部烟气温度调节装置及方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001096501A1 (en) * 2000-06-15 2001-12-20 Compact Power Limited Pyrolysis and gasification process and apparatus
KR20170098287A (ko) * 2015-02-10 2017-08-29 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 보일러 급수 시스템 및 그것을 구비한 보일러, 보일러 급수 방법
KR20180101635A (ko) * 2015-02-10 2018-09-12 미츠비시 쥬고교 가부시키가이샤 보일러 급수 시스템 및 그것을 구비한 보일러, 보일러 급수 방법
CN112567110A (zh) * 2018-10-15 2021-03-26 三菱动力株式会社 发电设备的控制装置及其控制方法以及控制程序、发电设备
CN112567110B (zh) * 2018-10-15 2023-06-20 三菱重工业株式会社 发电设备的控制装置及其控制方法以及控制程序、发电设备
CN114234170A (zh) * 2021-12-06 2022-03-25 山东中实易通集团有限公司 一种火力发电厂尾部烟气温度调节装置及方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH04302902A (ja) サイクル作動のための分離器と再循環ポンプを有する超臨界圧ボイラー
JPH09126409A (ja) 給水加熱器の温度制御方法およびその装置
JPS591998A (ja) 排熱回収装置の熱媒体圧力制御装置
US4416256A (en) Solar water heaters
JP2519714B2 (ja) 温水式暖房装置
JPH039362B2 (ja)
JPH08100950A (ja) 貯湯式給湯装置
JPH08338607A (ja) 給水ポンプのキャビテーション防止装置
JP3099488B2 (ja) 給湯機
JPH07104040B2 (ja) 温水暖房装置
JP2670064B2 (ja) 蒸気温度調整装置
JP3859837B2 (ja) 燃焼装置
JP2520931B2 (ja) 熱交換器における自動温水制御装置
JP3731450B2 (ja) 貯湯式給湯装置
JPS6141369B2 (ja)
JPH0223929Y2 (ja)
JPH07248101A (ja) ボイラ系統
JPS6311545Y2 (ja)
JPH0882444A (ja) 流体加熱機の台数制御システムにおける起動制御方法
JPH0641053Y2 (ja) 給湯装置
JPH07293808A (ja) 給水加熱器制御装置
JP3644088B2 (ja) 風呂自動給湯機能付給湯装置
JPH04204095A (ja) 給水ポンプ再循環系統
JPH0145012Y2 (ja)
JPS59191810A (ja) スラリ−加熱装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060213

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20080430

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20081209