JPH04302902A - サイクル作動のための分離器と再循環ポンプを有する超臨界圧ボイラー - Google Patents

サイクル作動のための分離器と再循環ポンプを有する超臨界圧ボイラー

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JPH04302902A
JPH04302902A JP3322446A JP32244691A JPH04302902A JP H04302902 A JPH04302902 A JP H04302902A JP 3322446 A JP3322446 A JP 3322446A JP 32244691 A JP32244691 A JP 32244691A JP H04302902 A JPH04302902 A JP H04302902A
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JP
Japan
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fluid flow
flow path
separator
water
boiler
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Pending
Application number
JP3322446A
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English (en)
Inventor
Alexander H Rudd
アレグザンダー・エイチ・ラッド
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Babcock and Wilcox Co
Original Assignee
Babcock and Wilcox Co
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F22STEAM GENERATION
    • F22BMETHODS OF STEAM GENERATION; STEAM BOILERS
    • F22B29/00Steam boilers of forced-flow type
    • F22B29/06Steam boilers of forced-flow type of once-through type, i.e. built-up from tubes receiving water at one end and delivering superheated steam at the other end of the tubes
    • F22B29/12Steam boilers of forced-flow type of once-through type, i.e. built-up from tubes receiving water at one end and delivering superheated steam at the other end of the tubes operating with superimposed recirculation during starting and low-load periods, e.g. composite boilers

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  • Physics & Mathematics (AREA)
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  • Mechanical Engineering (AREA)
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  • Control Of Steam Boilers And Waste-Gas Boilers (AREA)
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  • Jet Pumps And Other Pumps (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、超臨界圧貫流型ボイラ
ーをサイクル作動させる(ボイラーの負荷を周期的に変
更し、ボイラーの作動を2シフトで周期的にオン・オフ
させる)ための装置及び方法に関する。
【0002】
【従来の技術】公益発電事業の大型の化石燃料炊きボイ
ラーユニットは、以前は、基本負荷を定めて定常的に作
動させるのが一般的であったが、近年、サイクル作動さ
せる傾向が強くなってきている。超臨界圧ボイラーユニ
ットの場合、短時間の休止後アイドリング運転されると
、圧力は亜臨界圧レベルに減衰する。このようなサイク
ル作動は、装置に与える熱衝撃及びその結果として装置
の疲労寿命に及ぼす影響という設計上の問題を惹起する
。本出願人によって設計され製造されたこの種のボイラ
ーユニットにおいては、炉の燃焼を再開するには、その
前に、流体をポンプ送りすることによって炉の圧力を超
臨界圧レベルに回復させ、炉の回路内に最少限の流体の
流れを設定しなければならない。このような状態の下で
は貫流型ボイラーユニットからは低くてき低温の給水し
か得られないので、そのような給水を使用すると、ボイ
ラーの再始動の度にボイラーユニットの部品に熱衝撃を
与えることになる。そのために、このような超臨界圧貫
流型ボイラーユニットは、近年の傾向として用いられて
いる2シフト式オン・オフサイクル作動には適していな
い。
【0003】米国特許第3,954,087号は、過熱
器の上流において主流体流路に配置された垂直分離器(
水/蒸気分離器)を用いた蒸気発電プラントの始動装置
及び方法を開示している。始動の際、分離器からの液体
は、補助流体回路を経てエコノマイザの上流において凝
縮器又は主流体流路へ流れる。一方、分離器からの蒸気
は、主流体流路内へ直接流れ、過熱器及びタービンへ至
る。この始動装置は、始動の際は可変圧力で作動し、平
常運転中は超臨界圧で作動する。又、米国特許第4,0
99,384号は、始動の際炉内に超臨界圧を維持する
ために分離器の上流に圧力制御ステーションを追加した
点を除いて上記米国特許第3,954,087号の装置
と同様の始動装置を開示している。米国特許第4,24
1,585号は、上記米国特許第4,099,384号
に開示された蒸気発生装置を作動する方法であって、該
米国特許第4,099,384号に開示されたのより高
い負荷において全開タービン絞り圧に達するようにした
方法を開示している。米国特許第4,430,962号
は、上記米国特許第3,954,087号の装置と同様
の蒸気発電プラントを開示している。この発電プラント
は、過熱器の上流に配置された垂直分離器を有し、部分
負荷においては可変圧力で作動し、全負荷においては超
臨界圧で作動する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、負荷を周期
的に変更し、2シフトで周期的にオン・オフさせること
ができるようにした超臨界圧貫流型ボイラーを提供する
ことを企図したものであり、特に、貫流型ボイラーを短
時間の休止の後アイドリング状態から始動させたとき該
ボイラーの高圧部分の熱衝撃を減少させるような態様で
貫流型ボイラーをサイクル作動するための装置及び方法
を提供することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、相互に接続した主流体流路、第1補助流体流路及び
第2補助流体流路を設ける。第1補助流体流路には、蒸
気分離器と、炉の出口から主流体流路へ流体を再循環さ
せるための循環ポンプを設ける。炉及びエコノマイザの
流体及び金属からの蓄積熱を利用して、一定時間の休止
後負荷を増大させたときの熱衝撃を回避する。第1補助
流体流路に蒸気分離器を設けたことにより、循環ポンプ
におけるキャビテーション現象の発生が防止される。第
2補助流体流路は、始動中タービンの作動に好適な蒸気
条件が創生されるのを保証する。
【0006】
【実施例】添付図を参照すると、発電産業に適用される
超臨界圧ボイラーの概略図が示されている。以下に説明
する各構成機器を接続する導管の矢印は、導管内を流れ
る流体の平常運転中の流れ方向を示す。主流体流路とし
て直列に連結されたボイラー装置の主要機器は、エコノ
マイザ10、炉12、一次過熱器(PSH)14、二次
過熱器(SSH)16、高圧タービン又はタービン段(
HP)18、再加熱用過熱器(RH)(ボイラーの一部
をも構成する)、低圧タービン又はタービン段(LP)
22、凝縮器24、温水溜めポンプ26、低圧加熱器(
LPHTR)28、脱泡装置(DA)30、主給水ポン
プ32、及びエコノマイザ10へ流体を排出する高圧加
熱第(HP  HTR)35を含む。この主流体流路に
、炉12の下流において垂直蒸気分離器36を含む第1
補助流れ経路が接続されている。循環ポンプ38が、分
離器36からドレン(排水)を抽出し、エコノマイザ1
0の上流で主流体流路内へ排出する。主流体流路に、第
1補助流れ経路の下流でフラッシュタンク40を含む第
2補助流れ経路が接続されている。フラッシュタンク4
0からのドレンは、エコノマイザ10の上流で主流体流
路に戻される。
【0007】第1補助流れ経路について説明すると、循
環ポンプ38に組合せて分離器36が設けられていない
とすれば、循環ポンプ38の吸入口の流体のエンタルピ
ーを正確に測定又は制御することができず、特に高温で
の再始動の際、流体温度がキャビテーション発生領域に
入ることがあり、ポンプを損傷するおそれがある。高圧
水のエンタルピーを測定する唯一の実際的な方法は、温
度測定による方法である。詳しくいえば、246kg/
cm2 (3500psi)の圧力下では、水/蒸気の
温度は、ほぼ444〜611kcal/Kg(800〜
1100Btu/lb)の範囲でほとんど変化せず、都
合の悪いことに、ポンプ内でキャビテーションを起し易
いエンタルピーは、ほぼ472〜528kcal/Kg
(850〜950Btu/lb)の範囲内にある。エン
タルピーのこの範囲内では、超臨界圧の水は、亜臨界圧
の飽和液体と同じように動作し、蒸気の起泡が発生して
ポンプのインペラの周りではじけ、インペラを侵食する
原因となる。分離器を用いずに循環ポンプだけを使用す
る場合にポンプのキャビテーションを回避するためには
、炉の出口から出てくる高エンタルピーの流体に循環ポ
ンプの上流で低エンタルピーの給水を混合する。この場
合のキャビテーション発生範囲を回避するための唯一の
方法は、ボイラーの入口側機器に(冷却による)熱衝撃
を与えるおそれのある炉の出口からの高エンタルピーの
流体に多量の給水又は非常に低温の給水を混合すること
によって流体の温度をキャビテーション発生範囲より下
に抑えることである。更に、再始動時の炉の燃焼の遅れ
により低温側にオーバーシュート(行過ぎ)を起す傾向
がある。しかしながら、分離器を使用すれば、飽和液体
だけが循環され、そのエンタルピーを温度又は圧力によ
って測定することができる。従って、キャビテーション
及び熱衝撃を回避するようにその飽和液体と給水との混
合比を制御すればよい。サイクル稼動においてキャビテ
ーション及び疲労による損傷又は故障を回避するために
はキャビテーションと熱衝撃の両方の現象を回避する必
要がある。
【0008】添付図には本発明の基本的な機器と特徴部
分だけが示されており、水処理装置、各種弁、導管、保
温器等の機器、及び本発明を理解するる上で特に必要で
ないその他の機器は、図を簡略にするために省略されて
いる。
【0009】この超臨界圧ボイラーが一時的に休止され
ているアイドリング運転中は、ボイラーは下記のような
状態にある。 a)止め弁380及び止め弁Dを除いてすべての弁が閉
鎖されている。 b)分離器36をボイラー圧より低い56kg/cm2
 (800psi)の圧力に維持するように制御弁20
2が間欠的に開放される。(詳述すれば、ボイラーと分
離器の液体の飽和温度の差が56°C(100°F)以
上にならないようにする。即ち、炉12が圧力70kg
/cm2 (1000psi)、飽和温度285°C(
545°F)にまで減衰したとすると、分離器36は、
圧力28kg/cm2 (400psi)、飽和温度2
29°C(445°F)となるように制御される。 c)循環ポンプ38及び止め弁380を含む導管の温度
を分離器36の温度から11°C(20°F)以内の差
の範囲に維持するようにモータ作動式ドレン弁(止め弁
)Cが間欠的に開放される。 d)脱泡装置30及び高圧加熱器34は、補助蒸気源(
図示せず)及び脱泡装置の設計限度一杯にまで高い圧力
に加熱されている。 e)制御弁302は、分離器36を高水位に制御するよ
うに開放される。 f)止め弁Dは分離器が高水位になったときにのみ閉鎖
され、制御弁207は分離器が過大圧となったときにの
み開放する。
【0010】ボイラーの再始動の際の作動順序は下記の
通りである。 1)給水ポンプ32が始動され、その給水の流れの一部
が高圧加熱器34の出口から脱泡装置30へ戻される(
図には示されていない)。
【0011】2)フラッシュタンク40の圧力を、その
飽和温度をエコノマイザ10の入口温度から56°C(
100°F)以内の差の範囲にする圧力とするように制
御弁207が開放されて調整され、フラッシュタンク4
0の蒸気を高圧加熱器34へ通すように制御弁220が
開放される(高圧加熱器34の設計圧は、フラッシュタ
ンク40の圧力設定値の上限である)。
【0012】3)上記のような条件下では、大抵の場合
制御弁202はほぼ全部の蒸気を通すことになり、分離
器36には再循環すべき水がほとんど存在しないので、
エコノマイザ10の熱衝撃を防止するために分離器36
の蒸気から制御弁207を介して熱を回収する必要があ
る。
【0013】4)フラッシュタンク40の圧力がその設
定値に達すると、排出導管42の止め弁382が開放し
、分離器36の水位が下限設定値を越えると、再循環導
管42の止め弁382が開放され、循環ポンプ38が始
動される。(ボイラー内の急激な圧力減衰を防止するよ
うにフラッシュタンク40の圧力設定値を変更するには
経験を必要とする場合がある。)
【0014】5)循環ポンプ38を作動させた状態で、
分離器36の水位を制御するように止め弁381Bが開
放され、制御弁381が調整される。
【0015】6)エコノマイザ10及び炉12への給水
の流れを全負荷時の流れの25%に相当する最少限値に
まで増大させるために制御弁313が開放される。(分
離器から多量の飽和水が得られる場合は、エコノマイザ
10への混合給水の温度が高くなり、フラッシュタンク
40の圧力設定値を低くすることができる。その場合、
制御弁207の開度を減小させ、ボイラーの圧力減衰速
度を遅くする。)
【0016】7)主給水ポンプ32の継続作動により炉
12の圧力を増大させる。炉の圧力が246kg/cm
2 (3500psi)の作動圧に達すると、制御弁2
02が開放されて炉の圧力を該作動圧に制限する。それ
によって増大される分離器36への流れは蒸気又は水で
あり、水はポンプ38によって再循環される。制御弁2
02がボイラーの圧力を(246kg/cm2に)制御
するために変更されると、分離器36(及び一次過熱器
14)の圧力を180kg/cm2 (2700psi
)(炉12の圧力より56kg/cm2 低い圧力)に
まで制御するように制御弁207の作動が変更される。
【0017】8)ボイラーへの流れ(弁313及び38
1の合計流れ)を25%の最少限に設定し、ボイラーの
圧力を246kg/cm2 (3500psi)とした
状態で、炉の燃焼が開始され、炉の出口気体温度(FE
GT)を538°C(1000°F)とするように制限
される。(エコノマイザ10及び炉2の下方部分に許容
し得ない程の冷却衝撃を与えることなく給水の流れをど
の程度の速度で最少限値にまで立上がらせることができ
るかは、ボイラーのいろいろな異なる始動条件に関する
経験から判断することができる。給水を加熱するための
補助蒸気の使用量を増大させることによっても、熱衝撃
を減少させることができる。給水流れを開始した後炉の
燃焼をできるだけ早く開始することができるように、)
給水流の立上り自体を迅速にすべきである。炉の燃焼が
開始された後は、水の浄化(クリーンアップ)を行うた
めに炉の燃焼率を低くする必要がある。水浄化速度は、
制御弁381をより閉鎖された位置へ偏倚させることに
よって高めることができる。制御弁302が開放されて
分離器36の水位を制御し、フラッシュタンク40へ導
く水の量を増大させる。フラッシュタンク40から水を
凝縮器24へ、そして所望ならば水浄化装置46へ導く
ことができる。水浄化操作は、ボイラーのエネルギーレ
ベルを低下させるが、必要な操作である。)
【0018
】9)水が浄化され、制御弁302が閉鎖されると、フ
ラッシュタンク40は、制御弁207を通して(水を受
容せず)蒸気だけを受取るので、フラッシュタンクの分
離能力はもはや必要とされない。従って、この時点では
フラッシュタンクの機能は、給水を加熱するために高圧
加熱器34及び脱泡装置30導くことである。炉の出口
気体温度(FEGT)を538°C(1000°F)と
するように炉を燃焼させている状態では、分離器36内
で再循環のために得られる水の量が相当に多いので、脱
泡装置30による給水加熱の必要たちはほとんどない。
【0019】10)弁381によって分離器36の水位
が制御されるようになされたこのボイラーはドラム型ボ
イラーのような態様で作動し、ボイラーの燃焼率が分離
器36(及び一次過熱器14)の圧力を制御し、弁20
7は、ボイラーの燃焼が過大になったときにのみ開放し
、一次過熱器14の出口からフラッシュタンク40へ過
熱蒸気を送給する。
【0020】11)ボイラーの過大燃焼によりフラッシ
ュタンク40の設計温度限度を張架するのを防止するた
めに、添付図に点線で示された導管に設けられた飽和蒸
気放出弁Eが開放して分離器36からフラッシュタンク
40へ飽和蒸気を導入し、飽和蒸気を調整する。
【0021】12)弁E又は207を作動状態にして、
高圧タービン即ちたタービン段18への蒸気を弁201
へ切換えて絞り圧を7kg/cm2 (100psi)
に制御し、分離器36の圧力を183kg/cm2 (
2600psi)即ち弁207又はEの設定値より7k
g/cm2(100psi)低い圧力に制御するように
燃焼率を設定する。分離器36の圧力が183kg/c
m2 (2600psi)より低くなると、弁207及
びEが閉鎖してフラッシュタンク40の圧力を絞り圧よ
り低い圧力に低下させ、弁205を閉じて逆止弁として
機能させ、フラッシュタンク40から二次過熱器16へ
の蒸気の流れを停止する。
【0022】13)この時点ではボイラーは分離器36
の圧力でドラム型ボイラーとして作動しており、蒸気又
は水保温器(図示せず)が蒸気の温度を制御する。制御
弁313を通しての給水の流量は、タービンの負荷、又
は、ボイラーへの25%の総流量のどちらか大きい方に
追従しなければならない。ボイラーの燃焼率及びタービ
ン負荷が増大されるにつれて、弁制御202における蒸
気量が増大し、再循環流れが減少するが、制御弁313
を通しての給水の流量は、ボイラーへの最少限の流れを
維持するために増大する。制御弁381を通しての再循
環流れがゼロに近づくと、弁制御202における蒸気量
がゼロに近づき、一次過熱器14を通しての流れを素通
り流れに変更することができ、分離器36及び循環ポン
プ38を不作動にすることができる(これは、通常、最
少限負荷の流れ(25%)に近い流量のときに行われる
)が、それ(分離器36及び循環ポンプ38を不作動に
する操作)は、最少限負荷の流れに近づきつつあるとき
に制御弁313を通しての給水の流れを過剰にすること
によってより高い負荷において行われるようにすること
ができる。給水の抽出加熱は、できるだけ低いタービン
負荷のときに実施すべきである。
【0023】14)貫流作動は、制御弁Bを開放して一
次過熱器14の圧力を246kg/cm2 (3500
psi)にまで立上がらせることによって実施される。 制御弁Bが(21kg/cm2 の圧力降下で)90%
開放されると、止め弁Aが開放される(止め弁Aがその
移動行程の最初の25%にまで波動状に開放される)。 一次過熱器14が加圧されるにつれて、制御弁201が
高圧タービンの絞り圧を保持するように多少閉じられる
。止め弁Aが開放されると、制御弁207の圧力設定値
がその過剰圧逃し設定値に変更される。一次過熱器14
の圧力が分離器36の圧力を越えると、止め弁Dが閉鎖
して逆止弁として機能する。制御弁Bが開放するにつれ
て、制御弁202が、炉12の下流で主流体流路に配置
された対流流路(図示せず)の出口圧力を一定に維持す
るように徐々に閉鎖される。これらの弁D及び202の
動作は、両方の弁を通しての流路を等しくするように移
動行程を定めることによってボイラー制御により「円滑
にする」ことができる。一次過熱器14が加圧されると
、圧力が190kg/cm2 から246kg/cm2
 にまで増大するにつれて一次過熱器14の入口の「飽
和」温度が348°C(685°F)から391°C(
735°F)にまで変化するので、蒸気温度に僅かな「
ブリップ」を惹起し、「ブリップ」をこのボイラーユニ
ット内を通して走らせる。
【0024】15)止め弁Aを開放した状態では、ボイ
ラーの圧力はポンプ送り速度及び、又は燃焼率によって
制御され、弁201/200が慣用の貫流モードで絞り
圧の増減を制御する。
【0025】16)弁381,381B及び383が閉
鎖され、ポンプ38が不作動にされ、分離器36及びポ
ンプ38は、アイドリング運転中の一時的休止モードの
場合のように弁202及びCを間欠的に開放することに
よって高温状態(加圧された状態)に維持される。
【0026】アイドリングモードへの負荷の減少は、以
上に述べた作動順序の実質的に逆の順序作動によって行
われるが、それについては、詳しく説明する必要はない
であろう。なお、分離器36は独自の安全弁を有してい
なければならず、あるいは、分離器36に接続される配
管は、ボイラーの圧力に配慮して設計しなければならな
い。又、フラッシュタンク40の逃し容量は、弁302
及びEの容量を考慮して定めなければならない。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の装置及び方法は、発電プラントのボイラーのサイクル
作動及びオン・オフ作動において疲労故障の原因となる
熱衝撃の問題を排除する。ボイラーのアイドリング運転
状態から高レベルの熱回収ができるので、再始動のとき
の補助蒸気の必要量を最少限にし、従って、熱衝撃を最
少限にすることができる。ボイラーユニットの作動を、
凝縮器24への熱放出なしに非常に低い負荷にまで低下
させることができる。更に、循環ポンプ38の流体の状
態を測定することができ、かつ、制御することができる
【0028】以上、本発明を実施例に関連して説明した
が、本発明は、ここに例示した実施例の構造及び形態に
限定されるものではなく、本発明の精神及び範囲から逸
脱することなく、いろいろな実施形態が可能であり、い
ろいろな変更及び改変を加えることができることを理解
されたい。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1図は、本発明の装置の概略流れ図である。
【符号の説明】
10:エコノマイザ 12:炉 14:一次過熱器 16:二次過熱器 18:高圧タービン 24:凝縮器 30:脱泡装置 32:主給水ポンプ 34:高圧加熱器 36:蒸気分離器 38:循環ポンプ 40:フラッシュタンク

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  貫流型ボイラーを短時間の休止の後ア
    イドリング状態から始動させたとき該ボイラーの高圧部
    分の熱衝撃を減少させるような態様で貫流型ボイラーを
    サイクル作動するための装置であって、炉と、該炉に直
    列に接続されたエコノマイザを有する主流体流路と、該
    炉の下流で該主流体流路に接続された第1補助流体流路
    と、前記ボイラーの前記始動の際前記主流体流路から抽
    出された流体を蒸気と水に分離するための、該第1補助
    流体流路に設けられた分離器と、該分離器から主流体流
    路へ蒸気を排出するための手段と、該分離器から前記第
    1補助流体流路の循環ポンプへ水を排出するための手段
    と、該循環ポンプから前記エコノマイザの上流において
    前記主流体流路へ水を排出するための手段と、前記分離
    器から主流体流路へ蒸気を排出するための前記手段の下
    流で該主流体流路に接続された第2補助流体流路と、前
    記ボイラーの前記始動の際該第2補助流体流路へ送給さ
    れた流体を蒸気と水に分離するための、該第2補助流体
    流路に設けられたフラッシュタンクと、該フラッシュタ
    ンクから前記主流体流路へ蒸気を排出するための手段と
    、該フラッシュタンクから前記主流体流路の熱回収手段
    へ蒸気を排出するための手段と、から成る装置。
  2. 【請求項2】  前記主流体流路は、更に、過熱器と、
    タービンと、凝縮器と、該主流体流路ないの流体を循環
    させるための主給水ポンプを含むことを特徴とする請求
    項1に記載の装置。
  3. 【請求項3】  貫流型ボイラーの高圧部分の熱衝撃を
    減少させるような態様で該貫流型ボイラーを短時間の休
    止の後アイドリング状態から始動させる方法であって、
    直列に接続されたエコノマイザ(10)と、炉(12)
    と、一次過熱器(14)と、二次過熱器(16)を有す
    る主流体流路を準備し、弁(202)と、流体を水と蒸
    気に分離するための分離器(36)と、該水を受取るた
    めの循環ポンプ(38)を有する第1補助流体流路を準
    備し、フラッシュタンク(40)を有する第2補助流体
    流路を準備し、前記エコノマイザ(10)及び炉(12
    )から熱を吸収するために前記主流体流路内に給水の流
    れを設定し、前記炉(12)と一次過熱器(14)の間
    の第1地点で前記主流体流路から抽出された流体を前記
    弁(202)を通して前記第1補助流体流路へ導き、前
    記分離器(36)から前記第1地点と一次過熱器(14
    )との間の第2地点で主流体流路へ蒸気を排出し、前記
    主流体流路から抽出した蒸気を弁(207)を通して前
    記フラッシュタンク(40)へ導き、前記給水を加熱し
    て前記ボイラーの高圧部分の熱衝撃を減少させるように
    該フラッシュタンクから前記主流体流路内に配置された
    の熱回収手段(30,34)へ水及び蒸気を排出するこ
    と、から成る方法。
  4. 【請求項4】  前記循環ポンプ(38)を用いてその
    受取った水を前記エコノマイザ(10)の上流で前記主
    流体流路へ排出して前記給水に混合させ、それによって
    該給水を更に加熱しボイラーの高圧部分の熱衝撃を減少
    させる工程を含むことを特徴とする請求項3に記載の方
    法。
  5. 【請求項5】  前記弁(207)を調整し、前記フラ
    ッシュタンク(40)内の圧力を、前記エコノマイザ(
    10)の入口温度から56°C(100°F)以内の差
    の範囲の飽和温度を得るのに必要とされる設定値に制御
    することを特徴とする請求項3に記載の方法。
  6. 【請求項6】  前記フラッシュタンク(40)内の圧
    力が前記設定値に達したとき、前記分離器(36)を前
    記熱回収手段(30,34)の下流で前記主流体流路に
    接続する排出導管に設けた制御弁(381)を開放し、
    前記循環ポンプ(38)の出口と前記分離器(36)を
    接続する再循環導管に設けた弁(382)を開放し、該
    循環ポンプ(38)を始動する工程を含むことを特徴と
    する請求項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】  前記制御弁(381)を調整して前記
    分離器(36)内の水位を制御する工程を含むことを特
    徴とする請求項6に記載の方法。
  8. 【請求項8】  前記エコノマイザ(10)への給水の
    流れを増大させ、該エコノマイザの入口における給水の
    温度が高くなるのに応じて前記フラッシュタンク(40
    )の前記圧力設定値を低くし、前記弁(207)を閉鎖
    して該ボイラーの圧力減衰の速度を遅くする工程を含む
    ことを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. 【請求項9】  前記炉(12)内の圧力を246kg
    /cm2 (3500psi)にまで増大させ、前記第
    1補助流体流路に配設した弁(202)を開放してボイ
    ラーの圧力を制御し、前記分離器(36)への蒸気及び
    水の流れを増大させ、前記弁(207)を調整して分離
    器(36)及び一次過熱器(14)の圧力を180kg
    /cm2 (2700psi)にまで制御し、前記主流
    体流路内に最少限の流れを設定し、ボイラーの燃焼を開
    始して炉の出口気体温度を所定の温度にする工程を含む
    ことを特徴とする請求項8に記載の方法。
  10. 【請求項10】  弁(381)をより閉鎖した位置へ
    偏倚させ、前記分離器(36)とフラッシュタンク(4
    0)を接続する導管に配設した弁(302)を開放し、
    該フラッシュタンクへ導く水の量を増大させることによ
    って該分離器内の水位を制御し、水の浄化速度を高める
    ために前記フラッシュタンク(40)からの水を凝縮器
    (24)及び水浄化装置(46)へ導く工程を含むこと
    を特徴とする請求項9に記載の方法。
  11. 【請求項11】  前記弁(302)を閉鎖し、前記弁
    (381)だけで前記分離器(36)内の水位を制御し
    、ボイラーの燃焼率を制御して分離器(36)及び一次
    過熱器(14)内の圧力を制御し、ボイラーの燃焼率が
    過大になったときにのみ前記弁(207)を介して一次
    過熱器(14)の出口からの過熱蒸気を前記フラッシュ
    タンク(40)へ通す工程を含むことを特徴とする請求
    項10に記載の方法。
JP3322446A 1990-11-15 1991-11-12 サイクル作動のための分離器と再循環ポンプを有する超臨界圧ボイラー Pending JPH04302902A (ja)

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