JPH039362B2 - - Google Patents

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JPH039362B2
JPH039362B2 JP58054761A JP5476183A JPH039362B2 JP H039362 B2 JPH039362 B2 JP H039362B2 JP 58054761 A JP58054761 A JP 58054761A JP 5476183 A JP5476183 A JP 5476183A JP H039362 B2 JPH039362 B2 JP H039362B2
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JP
Japan
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boiler
water supply
water
supply pipe
pipe
Prior art date
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JP58054761A
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JPS59180201A (ja
Inventor
Katsushi Tanda
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Kawasaki Heavy Industries Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (a) 産業上の利用分野 本発明は、2以上のボイラが給水管路で接続さ
れている組合せボイラに関し、詳しくは、1次側
ボイラまたは2次側ボイラの負荷変動によつて生
じる給水のフラツシユ現象を防止することができ
る組合せボイラに関する。
(b) 従来技術 一般に、ボイラ出口での燃焼ガス温度は低い程
ボイラの効率は良くなる。そこで、2つのボイラ
を組合わせて、熱効率の向上を図つた組合せボイ
ラがある。これは、一方のボイラの熱回収を増大
させるめに正規の伝熱管のほかに他方のボイラの
給水用の伝熱管を設けて相互に給水管路で接続
し、一方のボイラ出口の廃ガス温度を下げると共
に他方のボイラに加熱された給水を行ない、総じ
てボイラの効率向上を図つている。
このような組合せボイラでは、給水を供給する
ボイラ(以下、1次側ボイラという)の負荷が上
つたり、また、給水を受けるボイラ(以下、2次
側ボイラという)の負荷が下つた場合には、給水
用の伝熱管における加熱に過大の熱負荷が掛か
り、給水の一部が蒸気に変わるフラツシユ現象が
発生する。1次側および2次側ボイラが近接して
いて、給水管路が短い場合にはこの現象が生じて
も問題は少ないが、両ボイラが離れていて給水管
路が長い場合には、フラツシユ現象が起つた位置
から2次側ボイラまでの給水管路内の多量の給水
が、2次側ボイラの蒸気ドラムに瞬時に導入され
ることになる。そのため、2次側ボイラの蒸気ド
ラム内の水位が大きく変動し、この水位に基づい
て制御される2次側ボイラの給水制御に支障をき
たす事態が生じる。
このような事態を回避するために、従来は経験
的にボイラの最大の負荷変動幅を予想し、その変
動幅内で作動させることができる2次側ボイラの
蒸気ドラム容量を大きくしたり、また、給水用の
伝熱管の伝熱面積を小さくして加熱を抑えたりし
て、給水のフラツシユ現象を防止している。しか
し、前者では蒸気ドラムにおける水位制御が困難
となるし、後者では熱消費の面で経済性が著しく
低下する欠点がある。
(c) 発明の目的 本発明は上述の問題点を解決するためになされ
たもので、1次側ボイラにおける2次側ボイラ用
の給水のための伝熱管の容量をほヾ定常運転に適
合したものとし、ボイラの小型化ならびに経済性
を図ると共に、負荷変動に対しては給水温度制御
をすることにより、2次側ボイラのための給水の
フラツシユ現象を防止することができるようにし
た組合せボイラを提供することを目的とする。
(d) 発明の構成 その特徴とするところは、1次側ボイラ内に2
次側ボイラ用の給水を加熱するための伝熱管が、
その1次側ボイラに設けられていると共に、その
給水を2次側ボイラに供給するための給水管路が
設けられた組合せボイラにおいて、前記給水管路
に給水の一部を前記1次側ボイラ側に帰還させる
分岐管が枝設され、この分岐管に介在された流量
制御弁の開度調整を行なう温度検出器が、前記給
水管路に設けられている組合せボイラとしたこと
であり、加えて異なる発明は、1次側ボイラ内に
2次側ボイラ用の給水を加熱するための伝熱管
が、その1次側ボイラに設けられていると共に、
その給水を2次側ボイラに供給するための給水管
路が設けられた組合せボイラにおいて、前記給水
管路に給水の一部を前記1次側ボイラのボイラ水
または給水に放熱するためのバイパス管路が接続
され、このバイパス管路に介在された流量制御弁
の開度調整を行なう温度検出器が、前記給水管路
とバイパス管路の合流点より前記2次側ボイラ寄
りに設けられている組合せボイラとしたことであ
る。
(e) 実施例 以下、本発明の組合せボイラをその実施例に基
づいて詳細に説明する。
第1図は本発明の組合せボイラ1の系統図で、
少なくとも2以上のボイラ2,3が設置されてい
る。1次側ボイラ2には、給水管路4および蒸発
管路5に加えて蒸気ドラム6内のボイラ水7を加
熱するための2次側ボイラ用の伝熱管8が設けら
れている。そして、これにはそこで加熱されたボ
イラ水を2次側ボイラ3の蒸気ドラム9に供給す
るための給水管路10が接続されている。この給
水管路10には1次側ボイラ2の蒸気ドラム6に
給水の一部を帰還させるための分岐管11が枝設
され、この分岐管11に流量制御弁12が介在さ
れている。さらに、給水管路10内の給水温度を
検出して流量制御弁12の開度調整を行なう温度
検出器13が設置されている。なお、14は蒸気
ドラム6と伝熱管8との間に介在された高圧用給
水ポンプ、15は前記給水管路10と分岐管11
との分岐点16の下流に設けられた給水量検出器
で、前記温度検出器13が給水管路10内の給水
温度の上昇を検出するに先立ち2次側ボイラ3へ
の給水量を検出して給水温度の上昇を回避するも
のである。24はこの給水量検出器15と2次側
ボイラとの間に介在された2次側ボイラ用の給水
加減弁、17は伝熱管8のガス入口側に設置され
た温度検出器で、前記温度検出器13が給水管路
10内の給水温度の上昇を検出するに先立ち1次
側ボイラ2の入口におけるガス温度の上昇を検出
するものである。
このような構成によれば、次のようにして両廃
熱ボイラの負荷変動に対して給水のフラツシユ現
象を回避して稼働させることができる。
まづ、両ボイラ2,3がそれぞれの負荷に応じ
て定常運転している場合、矢符18方向に高温ガ
スが流過する1次側ボイラ2に給水ポンプ19を
介して導入された給水は、給水管路4、蒸発ドラ
ム6、蒸発管路5を経て蒸気ドラム6から蒸気2
0として所望の目的のために導出される。一方、
高圧用給水ポンプ14を2次側ボイラ3の蒸気圧
力に見合う圧力まで昇圧するように作動させるこ
とによりボイラ水7を伝熱管8に導入し、そこで
加熱された給水が給水管路10を介して2次側ボ
イラ3の蒸気ドラム9に導入される。2次側ボイ
ラ3におても蒸発管路22などを介して蒸気ドラ
ム9から前記蒸気20よりも高圧の蒸気23が導
出され、所望の目的に供される。
次に、1次側ボイラ2の負荷が増加したり2次
側ボイラ3の負荷が下つた場合、伝熱管8におけ
る給水の加熱が過剰となつてフラツシユ現象を起
こす可能性が生じるので、これを回避するために
その給水温度を温度検出器13で検出する。所定
の温度より上昇していれば温度検出器13からの
信号により流量制御弁12が開き、給水の一部が
分岐点16で分流され分岐管11を介して蒸気ド
ラム6へ還流される。したがつて、伝熱管8内の
流過量が多くなつて給水管路10に導出される給
水が増大すると共に元の温度になるまで循環が繰
返えされる。このようにして、2次側ボイラ3へ
の給水温度制御がなされ、蒸気ドラム9に過大な
熱供給のなされることが防止されフラツシユ現象
の発生は回避される。なお、図示するように伝熱
管8のガス入口側に温度検出器17が設けられてい
れば、伝熱管8における加熱温度の上昇を逸早く
検出することができ、これを先行信号として流量
制御弁12の開度調整をすれば、給水の過剰な加
熱を迅速に防止することもできる。また、給水管
路10の2次側ボイラ3寄りに給水量検出器15
が設けられていれば、給水量が減少することによ
り加熱温度の上昇を逸早く検出することができ、
これを先行信号として流量制御弁12の開度調整
をすれば、給水の過剰な加熱を迅速に防止するこ
ともできる。ところで、1次側ボイラ2に供給さ
れるガス熱量が低下した場合は、給水温度も低く
なつているのでフラツシユ現象は起こらず、支障
なく給水が2次側ボイラ3に導入されることはい
うまでもない。
上述の例では、1次側ボイラ2から蒸気圧力の
高い1つの2次側ボイラ3に給水される場合につ
いて述べたが、2次側ボイラ3は2つ以上でも、
同様の作動がなされ、給水のフラツシユ現象を防
止することができる。
また、前述した分岐管11を蒸気ドラム6に接
続する代わりに、図示しないが蒸発管路5の出口
側または水ドラムなどに接続させても、上述と同
様の作動がなされ、加熱された余剰の給水が蒸発
管路5の出口側または水ドラムなどに帰還される
ので、2次側ボイラ3に過剰に上昇した温度の給
水が行なわれることなく、フラツシユ現象を防止
して安定な稼働を維持させることができる。
第2図は異なる発明の組合せボイラ25の系統
図で、1次側ボイラ2の蒸気ドラム6に伝熱管8
で過剰に介在された給水の熱量を放出するため、
給水管路10にバイパス管路26が接続され、こ
のバイパス管路26に流量制御弁12が介在され
ている。そして、この流量制御弁12の開度調整
を行なう温度検出器13が、給水管路10とバイ
パス管路26の合流点27より2次側ボイラ3寄
りに設置されている。なお、28は給水管路10
とバイパス管路26との分岐点16と合流点27
との間に介在されたオリフイスで、分岐点16に
おける分流量を適切に配分させるものである。そ
の他の構成は前述した説明の実施例と異なるとこ
ろはない。
このような構成によれば、1次側ボイラ2の負
荷が増加したり2次側ボイラ3の負荷が下つた場
合、伝熱管8における給水の加熱が過剰となつて
フラツシユ現象を起こす可能性が生じるので、こ
れを回避するためにその給水温度を温度検出器1
3で検出する。所定の温度より上昇していれば温
度検出器13からの信号により流量制御弁12が
開き、給水の一部を分岐点16で分流させバイパ
ス管路26を介して蒸気ドラム6で放熱して温度
を下げる。分流された残余の給水はオリフイス2
8を介して合流点27に至り前記蒸気ドラム6で
放熱された給水と合流し、全体として温度の低い
給水となつて2次側ボイラ3の蒸気ドラム9に供
給される。これを繰返えす間に給水は所定の温度
に戻り、フラツシユ現象の発生が回避される。そ
して、給水量検出器15や温度検出器17による
制御も必要に応じて行なわれることは前述の発明
の場合と同様である。
なお、上述おいては、合流点27以降でフラツ
シユ現象が生じることはないが、伝熱管8から合
流点27の間でフラツシユ現象が生じることを回
避するために、第3図に示すように伝熱管8の中
間の給水管路10に上述したバイパス管路26を
介在させて、同様の制御を行なつてもよい。
このような構成によつても、上述と同様の作動
がなされ、全体として温度の低い給水となつて2
次側ボイラ3の蒸気ドラム9に供給され、フラツ
シユ現象の発生が回避され、安定な稼働を維持さ
れる。
(f) 発明の効果 本発明は以上詳細に説明したように、1次側ボ
イラと2次側ボイラを接続する給水管路に、1次
側ボイラの蒸気ドラム、蒸気管路の出口側または
水ドラムなどの1次側ボイラに給水の一部を帰還
させる分岐管を枝設し、この分岐管に介在された
流量制御弁の開度調整を行なう温度検出器を前記
給水管路に設けた組合せボイラとしたので、両ボ
イラの負荷変動に対して給水管路において給水温
度制御をてフラツシユ現象を防止することができ
る。加えて異なる発明は、1次側ボイラと2次側
ボイラを接続する給水管路に、1次側ボイラの蒸
気ドラムまたは給水管路に放熱するためのバイパ
ス管路を接続し、このバイパス管路に介在された
流量制御弁の開度調整を行なう温度検出器を、前
記給水管路とバイパス管路の合流点より2次側ボ
イラ寄りに設けた組合せボイラとしたので、両ボ
イラの負荷変動に対しては給水温度制御をしてフ
ラツシユ現象を防止することができる。
したがつて、従来行なわれていたような負荷変
動幅の予想に基づき2次側ボイラの蒸気ドラムの
容量を大きくしたり、また、給水用の伝熱管の伝
熱面積を小さくして加熱を抑えたりする必要がな
く、2次側ボイラの蒸気ドラムの小型化ならびに
経済性を図ることができると共に、いかなる負荷
変動に対してもフラツシユ現象の発生を予防し
て、2次側ボイラの給水制御に支障をきたすこと
なく適正な稼働を維持させることができる効果が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の組合せボイラの系統図、第2
図は異なる発明の組合せボイラの系統図、第3図
はその異なる実施例の系統図である。 1,25……組合せボイラ、2……1次側ボイ
ラ、3……2次側ボイラ、4,10……給水管
路、6……蒸気ドラム、7……ボイラ水、8……
伝熱管、11……分岐管、12……流量制御弁、
13……温度検出器、26……バイパス管路、2
7……合流点。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 1次側ボイラ内に2次側ボイラ用の給水を加
    熱するための伝熱管が、その1次側ボイラに設け
    られていると共に、その給水を2次側ボイラに供
    給するための給水管路が設けられた組合せボイラ
    において、 前記給水管路に給水の一部を前記1次側ボイラ
    側に帰還させる分岐管が枝設され、この分岐管に
    介在された流量制御弁の開度調整を行なう温度検
    出器が、前記給水管路に設けられていることを特
    徴とする組合せボイラ。 2 1次側ボイラ内に2次側ボイラ用の給水を加
    熱するための伝熱管が、その1次側ボイラに設け
    られていると共に、その給水を2次側ボイラに供
    給するための給水管路が設けられた組合せボイラ
    において、 前記給水管路に給水の一部を前記1次側ボイラ
    のボイラ水または給水に放熱するためのバイパス
    管路が接続され、このバイパス管路に介在された
    流量制御弁の開度調整を行なう温度検出器が、前
    記給水管路とバイパス管路の合流点より前記2次
    側ボイラ寄りに設けられていることを特徴とする
    組合せボイラ。
JP58054761A 1983-03-30 1983-03-30 組合せボイラ Granted JPS59180201A (ja)

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JPH0547923Y2 (ja) * 1986-07-31 1993-12-17

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