JPH09126324A - 密封装置及びショックアブソーバ並びにショックアブソーバのガス封入方法 - Google Patents

密封装置及びショックアブソーバ並びにショックアブソーバのガス封入方法

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JPH09126324A
JPH09126324A JP7305037A JP30503795A JPH09126324A JP H09126324 A JPH09126324 A JP H09126324A JP 7305037 A JP7305037 A JP 7305037A JP 30503795 A JP30503795 A JP 30503795A JP H09126324 A JPH09126324 A JP H09126324A
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JP
Japan
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lip
dust lip
gas
shock absorber
sealing device
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Application number
JP7305037A
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English (en)
Inventor
Katsumi Yamashina
勝美 山科
Yoshio Shikii
芳夫 敷井
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Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 密封装置のダストリップと摺動面の間からガ
ス封入を行う作業工程において、作業性を向上させると
同時にダストリップに傷を付けることがないガス封入式
のショックアブソーバのガス封入方法を提供する。 【解決手段】 ダストリップ3に突起部4を備え、突起
部4を押圧する押圧部35を備えたガス封入治具30を
ショックアブソーバ20の封止部に装着することで、外
側のダストリップ3aと軸201の摺動表面との間に開
放部3fを形成し、この開放部3fからガスを封入す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は相対往復移動するハ
ウジング部材と軸を備えたショックアブソーバの軸封止
部に配設される密封装置に適用されるものであり、特に
チェックリップを備え、封止されている流体の圧力を制
御することの可能なものに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の密封装置として、例えば
図5に示されるガス封入式のショックアブソーバ200
の軸封止部に設けられた往復動用の密封装置100があ
る。
【0003】このショックアブソーバ200は、内筒2
03に往復動するロッド201とロッド201に設けら
れたピストン202と、ピストン202の上下に密封流
体L200を内包し、ピストン202にバルブ部202
aが設けられていることで、ロッド201の往復行程に
おいての減衰力を発生させるものである。
【0004】内筒203の外側にはリザーバ室207を
構成する外筒204が配置され、このリザーバ室207
にはガスG200と密封流体L200の一部が封入され
ており、また内筒203の下端には、リザーバ室207
とピストン下室206とを結ぶ連通路208が設けられ
ている。
【0005】102はロッドガイドであり、ピストン上
室205からロッド201とロッドガイド102とのク
リアランス209を通って流出した密封流体L200を
リザーバ室207へと戻す連通路103が設けられてい
る。
【0006】一方、往復動用密封装置100は上記のシ
ョックアブソーバ200に装着されるもので、外筒20
4の上端部の内周面に固定されて、ロッド201の摺動
面を密封するシール部101を備えている。
【0007】図6はこの往復動用密封装置100を説明
する要部拡大断面図である。
【0008】往復動用密封装置100は前記のシール部
101と固定部101eを有し、補強環101fにより
両者の結合が補強されている。
【0009】210は往復動用密封装置100をショッ
クアブソーバ200の上端である軸封止部に固定する固
定部材であり、往復動用密封装置100を内径側に取付
けた後に、嵌合部211により外周面が外筒204の内
周と嵌合して固定される。210aは固定部材210と
ロッドガイド102との接合面から漏れる流体をシール
するオーリングである。また、ロッドガイド102の内
周側には摩耗量が少なくしかも摩擦抵抗の小さい摺動環
102aが備えられている。
【0010】シール部101は一般的に、密封されてい
る流体の漏れを防止するメインリップ部101aと外部
からの塵灰や異物等のダストの侵入を防止するためのダ
ストリップ101bとを備えている。101c,101
dは各リップが軸201の表面に当接する緊迫力を保持
するバネ環である。
【0011】次に、ショックアブソーバ200の中に密
封流体としてのオイルとガスの封入方法を図7を用いて
説明する。このショックアブソーバ200は、密封流体
L200とガスG200が規定の量及び規定の圧力で封
入されてこそ、性能を発揮し得るものである。
【0012】密封流体L200(オイル)は、ロッドガ
イド102と往復動用密封装置100を組み付ける前に
ショックアブソーバ200を正立させた状態で規定の量
を注ぎ込み、その後ロッドガイド102と往復動用密封
装置100を組み付けることで比較的容易に封入するこ
とができる。
【0013】しかし、ガスG200は密封流体L200
のようにショックアブソーバ200の上部を開放した状
態で封入することができないので、ショックアブソーバ
200が完全に組み上った状態で封入することになる。
【0014】ガスの封入に際し、ガス封入用のバルブを
設けている構成のショックアブソーバでは問題がない
が、ガス封入用のバルブが設けられていない構成では、
例えば一般的に以下に説明する方法で封入する。
【0015】図7(a)で、300はガス封入治具であ
り、ショックアブソーバ200の上部封止部に密着して
取付けられる構成となっている。301は外筒204よ
りも内径が若干大きい外周固定部、302は固定部材2
10の上端に対向する径方向部であり、径方向部302
と固定部材210の間にガスの漏れを防止するガスケッ
ト部材303が装填され、所定の押圧力でガス封入治具
300が固定部材210の方向に押圧されている。
【0016】また、径方向部302の内径側には薄肉円
筒状のガス封入部304が設けられており、ガス封入治
具300をショックアブソーバ200の上部封止部に装
着する際にダストリップ101bを外側に押し広げてダ
ストリップ101bとメインリップ101aとの間の中
間部まで先端304aが到達する。
【0017】この状態で封入するガスG200を矢印A
301に示される方向に注入すると、ガス封入部304
の内側と軸201の外周表面との隙間を通り、メインリ
ップ101aを押し広げて矢印A302のように進み、
連通路103を通ってリザーバ室207へと進入する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来技術において、上記のようなガス封入方法で
は、ガス封入部304の先端304aがダストリップ1
01bに当接する時に、ダストリップ101bに傷を付
けたりかみ込んだりしてしまう問題があった。
【0019】この対策として、図7(b)のようにダス
トリップ101bの形状に先端304aがスムースに挿
入可能なように逃げ部101g(または面取り形状でも
可)を設けることが考えられるが、使用時において、こ
の逃げ部101gにダストが溜ってしまい耐ダスト性が
低下してしまう。また、ダストリップに傷が付かないよ
うに考慮して作業を行っても傷の発生の原因を根本的に
解決するものではなく、また、作業性も低下して時間が
かかってしまい生産性が低下してしまう。
【0020】本発明は上記従来技術の問題を解決するた
めになされたもので、その目的とするところは、密封装
置のダストリップと摺動面の間からガス封入を行う作業
工程において、作業性を向上させると同時にダストリッ
プに傷を付けることがないガス封入式のショックアブソ
ーバのガス封入方法と、このガス封入方法を可能とする
構成の密封装置及びこの密封装置を備えたガス封入式の
ショックアブソーバを提供することにある。
【0021】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明にあっては、同軸的に設けられ相対往復移動する
ハウジングと軸の隙間を密封するもので、一方の部材に
固定される固定部と、他方の部材側に配設されるゴム状
弾性体からなるシール部と、このシール部の密封される
流体側に位置するもので流体の漏れを防止するメインリ
ップと、シール部の密封される流体とは反対側に位置す
るもので外部のダストの進入を防止するダストリップと
を備えた密封装置において、前記ダストリップに、密封
される流体側に押圧することでダストリップと前記他方
の部材の摺動面を開放する突起部を形成する。
【0022】但し、前記突起部は、前記他方の部材の摺
動面と対向する表面を除くダストリップの表面に環状か
つ等配的に形成される等配突起部であることも好適であ
る。また、前記ダストリップは、複数段のリップを有す
るもので、最も外側のリップ以外のリップ先端部にメイ
ンリップ側と疎通する溝を設けることも好ましい。さら
に、他方の部材の摺動面と対向するダストリップ表面の
リップ先端部よりも密封される流体側に溝を設けたこと
も好適である。
【0023】ショックアブソーバに上記の密封装置を備
える。
【0024】ショックアブソーバのガス封入方法に関
し、記載の密封装置を軸の封止部に備えたショックアブ
ソーバに、前記密封装置の突起部に当接して前記ダスト
リップと前記他方の部材の摺動面を開放する押圧部材
と、ショックアブソーバ上部と密封接続する接続部と、
封入するガスの流路とを備えたガス封入治具を取付け、
開放した前記ダストリップと前記他方の部材の摺動面と
の間からショックアブソーバ内部にガスを封入する。
【0025】
【発明の実施の形態】以下に本発明を図示の実施の形態
に基づいて説明する。
【0026】(実施の形態1)図1(a)は第1の実施
の形態として本発明を適用した密封装置10をガス封入
式のショックアブソーバ20に取付けたものである。ガ
ス封入式のショックアブソーバ20の密封装置10以外
の構成は従来技術の項で説明したものと同じ構成と作用
を奏するものであり、同一の構成部分については同じ符
号を付してある。
【0027】密封装置10は、ゴム状弾性体からなるシ
ール部1に本発明の特徴が現れている。シール部1にお
いて、2はショックアブソーバ20の内部に密封される
流体としてのオイルL200とガスG200を密封する
メインリップであり、バネ環101cにより軸201の
摺動表面に緊迫力を保ち当接している。
【0028】3は外部のダストの進入を防止するダスト
リップであり、外側のダストリップ3aと2段目のダス
トリップ3bの2つのダストリップを備えている。複数
段のダストリップを備えることで、各ダストリップが軸
201の摺動表面に安定して当接し、ダスト排除能力も
高いものとなる。また、ダストリップ3はバネ環101
bにより軸201の摺動表面に緊迫力を保ち当接してい
る。
【0029】4は密封される流体側に押圧することで、
ダストリップ3aと軸201の摺動表面を開放する突起
部である。
【0030】図1(b)は、図1(a)のD1部を拡大
し、ダストリップ3を説明する図である。この図におい
て、突起部4は押圧部材5により矢印A方向に押圧され
ており、これによりダストリップ3が撓んで外側のダス
トリップ3aが2段目のダストリップ3bを支点として
軸201の摺動表面から離れている。
【0031】図2は、ダストリップ3の断面切断斜視図
である。この図から理解されるように、突起部4と2段
目のダストリップ3bにはそれぞれ溝3c,3dが形成
されている。
【0032】溝3cは図1(a)のように、通常密封装
置10を上側にした正立位置で使用することの多いショ
ックアブソーバ20の使用条件において、ダストが突起
部4の側面部4aと外側のダストリップ3aの肩部3e
とにより囲まれる環状溝部にダストが堆積することを防
止するものである。
【0033】溝3dは図1(b)の外側のダストリップ
3aが2段目のダストリップ3bを支点として軸201
の摺動表面から離れている状態で、矢印A1方向に封入
するガスG200が容易に通過させるという作用を有す
る。
【0034】次に図3により、上記の密封装置10を備
えたショックアブソーバ20にガスG200を封入する
方法を説明する。
【0035】上記の説明から理解されるように、密封装
置10のダストリップ3は、押圧部材5により突起部4
を押圧することで、外側のダストリップ3aが2段目の
ダストリップ3bを支点として軸201の摺動表面から
離れる構成となっており、この構成を利用してガスG2
00を封入する。
【0036】30はガス封入治具であり、ショックアブ
ソーバ20の上部封止部に密着して取付けられる構成で
ある。31は外筒204よりも内径が若干大きい外周固
定部であり、内径側に溝31aと溝31aに保持され外
筒204と外周固定部31を密封するゴム環32が備え
られている。33は固定部材210の上端に対向する径
方向部であり、径方向部33と固定部材210の間にガ
スの漏れを防止するガスケット部材34が装填され、所
定の押圧力でガス封入治具30が固定部材210の方向
に押圧されている。
【0037】35は径方向部33の内径側に形成された
押圧部であり、ガス封入治具30をショックアブソーバ
20の上部封止部に装着する際に突起部4と当接して外
側のダストリップ3aと軸201の摺動表面とを開放す
る。
【0038】36は封入するガスG200の流路となる
ガス供給部である。
【0039】この状態で封入するガスG200を矢印A
1に示される方向に注入すると、押圧部35の内側か
ら、開放部3fに進入し、2段目のダストリップ3bの
溝3d、メインリップ2を通過して矢印A2及びA3の
ように連通路103を通ってリザーバ室207へと進入
する。
【0040】従って、従来のガス封入治具300のよう
に、薄肉円筒状のガス封入部304の先端304aがダ
ストリップ101bに当接して、ダストリップ101b
に傷を付けたりかみ込んだりすることなくガスの流路と
なる開放部3fを形成することができる。また、従来技
術の問題であったダストリップの傷やかみ込みが発生し
ないので、安全で確実なガス封入作業となり、作業性が
向上する。
【0041】以上の説明においては、ダストリップ3に
2つのダストリップ3a及び3bを設けた構成のもので
あるが、図4の他の実施の形態のように、ダストリップ
が一段のものにも適用することは可能である。
【0042】図4(a)において、ダストリップ13は
スクレーパ状のリップ先端13aのみを備えたもので、
ダストリップ13の端部外形側の等配突起14を形成
し、この等配突起14を押圧することでダストリップ1
3を軸から離すものである。
【0043】図4(b)において、ダストリップ23は
図4(a)のダストリップ13にバネ環101dを備え
たものである。
【0044】(実施の形態2)図5は第2の実施の形態
を説明する図である。第2の実施の形態では、軸201
の摺動面と対向するダストリップ表面のリップ先端部よ
りも密封される流体側に溝を設けたことを特徴とするも
のである。
【0045】図5(a)において、24はダストリップ
表面、25はダストリップ表面24に軸方向に刻設され
た溝、24aはダストリップのリップ先端部である。
【0046】この構成を備えた密封装置にガスを封入す
る場合に、図5(c)に示されるようにガス封入治具3
0をセットし、治具の押圧部35が突起部4と当接して
ダストリップ3を押圧することでリップ先端部24aが
僅かでも軸201から離れれば、リップ先端部24aよ
りも密封側のダストリップ表面24が軸201の摺動面
と接触していても溝25を通じてガスを封入することが
可能である。
【0047】従って、ダストリップ3の突起部4を押圧
した場合に、リップ先端部は拡がるがリップ先端部より
も密封側のダストリップ表面が撓んで軸201の摺動面
と密着した場合でもガス封入を行うことが可能となる。
【0048】図5(b)は、ダストリップ表面26にら
せん状の溝27を設けたものである。らせん状の溝27
はダストリップ表面26のリップ先端部26aよりも密
封側から開始させることでリップ先端部26aが軸20
1と当接している状況において、密封性を損なわないよ
うにしている。
【0049】
【発明の効果】本発明は上記の構成及び作用を有するも
ので、密封装置のダストリップに形成した突起部を押圧
することにより、ダストリップとダストリップと当接す
る部材の摺動面が開放され、この開放部から密封される
流体を容易に進入させることが可能となる。
【0050】突起部が環状かつ等配的にダストリップの
表面に形成されることで、各突起部の間の溝からダスト
等が流れ出るので、ダストが突起部に溜ってしまうこと
を防止する。
【0051】また、複数段のダストリップを有するもの
は、各ダストリップが摺動表面に安定して当接し、ダス
ト排除能力も高いものであり、またリップ先端部に溝を
設けた内側のダストリップが最外部のダストリップの開
放動作の支点となる。従って、最外部のダストリップの
先端部のみ撓んでメインリップ側が摺動表面から離れず
に開放しないことが防止される。
【0052】この場合において、内側のダストリップに
はリップ先端部に溝を設けてあるので、この溝を流体が
疎通することができる。
【0053】ダストリップ表面のリップ先端部よりも密
封される流体側に溝を設けたものは、リップ先端部は拡
がるがリップ先端部よりも密封側のダストリップ表面が
撓んで軸の摺動面と密着した場合でもこの溝から密封さ
れる流体を容易に進入させることが可能となる。
【0054】本発明の密封装置を備えたショックアブソ
ーバは、押圧部材を密封装置の突起部に押圧すること
で、ダストリップを摺動表面から開放し、ショックアブ
ソーバ内部に向かう流体の流路をダストリップに傷を付
けることなく容易に形成可能とする。
【0055】ガス封入式のショックアブソーバのガス封
入方法においては、上記構成のショックアブソーバに押
圧部を備えたガス封入治具を装着することで、ダストリ
ップに傷を付けることがなく安全で確実なガス封入作業
が可能となり、作業性も向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1(a)は本発明の実施の形態に係る密封装
置及びショックアブソーバの図であり、図1(b)はそ
のダストリップの拡大説明図。
【図2】図2は本発明の実施の形態に係るダストリップ
の拡大斜視図。
【図3】図3は本発明の実施の形態に係るショックアブ
ソーバにガスを封入する状態の図。
【図4】図4は本発明の実施の形態に係るダストリップ
のバリエーションの図。
【図5】図5は本発明の第2の実施の形態に係るダスト
リップとガス封入時の図。
【図6】図6は従来のガス封入式のショックアブソーバ
の図。
【図7】図7は従来の密封装置及びショックアブソーバ
の図。
【図8】図8は従来のショックアブソーバにガスを封入
する状態の図。
【符号の説明】
1 シール部 2 メインリップ 3 ダストリップ 3a 外側のダストリップ 3b 2段めのダストリップ 3c,3d 溝 3f 開放部 4 突起部 5 押圧部材 10 密封装置 30 ショックアブソーバ 35 押圧部 101c,101d バネ環 201 軸 L200 オイル G200 ガス

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 同軸的に設けられ相対往復移動するハウ
    ジングと軸の隙間を密封するもので、一方の部材に固定
    される固定部と、他方の部材側に配設されるゴム状弾性
    体からなるシール部と、このシール部の密封される流体
    側に位置するもので流体の漏れを防止するメインリップ
    と、前記シール部の密封される流体とは反対側に位置す
    るもので外部のダストの進入を防止するダストリップと
    を備えた密封装置において、 前記ダストリップに、密封される流体側に押圧すること
    でダストリップと前記他方の部材の摺動面を開放する突
    起部を形成したことを特徴とする密封装置。
  2. 【請求項2】 前記突起部は、前記他方の部材の摺動面
    と対向する表面を除くダストリップの表面に環状かつ等
    配的に形成される等配突起部であることを特徴とする請
    求項1に記載の密封装置。
  3. 【請求項3】 前記ダストリップは複数段のリップを有
    するもので、最も外側のリップ以外のリップ先端部にメ
    インリップ側と疎通する溝を設けたことを特徴とする請
    求項1または2に記載の密封装置。
  4. 【請求項4】 他方の部材の摺動面と対向するダストリ
    ップ表面のリップ先端部よりも密封される流体側に溝を
    設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の密封
    装置。
  5. 【請求項5】 上記請求項1,2,3または4のいずれ
    か一項に記載の密封装置を軸の封止部に備えたことを特
    徴とするガス封入式のショックアブソーバ。
  6. 【請求項6】 上記1,2,3または4のいずれか一項
    に記載の密封装置を軸の封止部に備えたガス封入式のシ
    ョックアブソーバに、 前記密封装置の突起部に当接して前記ダストリップと前
    記他方の部材の摺動面を開放する押圧部と、ショックア
    ブソーバ上部と密封接続する接続部と、封入するガスの
    流路とを備えたガス封入治具を取付け、 開放した前記ダストリップと前記他方の部材の摺動面と
    の間からショックアブソーバ内部にガスを封入すること
    を特徴とするショックアブソーバのガス封入方法。
JP7305037A 1995-10-30 1995-10-30 密封装置及びショックアブソーバ並びにショックアブソーバのガス封入方法 Pending JPH09126324A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013015219A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Ab Skf 環状封止組立体、特に位置ズレを受ける素子間に挿入するための環状封止組立体
KR101506428B1 (ko) * 2011-11-01 2015-03-26 카야바 고교 가부시기가이샤 밀봉 장치 및 이 밀봉 장치를 구비하는 완충기

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JP2013015219A (ja) * 2011-07-01 2013-01-24 Ab Skf 環状封止組立体、特に位置ズレを受ける素子間に挿入するための環状封止組立体
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