JPH09126054A - チョークバルブの制御装置 - Google Patents
チョークバルブの制御装置Info
- Publication number
- JPH09126054A JPH09126054A JP30511695A JP30511695A JPH09126054A JP H09126054 A JPH09126054 A JP H09126054A JP 30511695 A JP30511695 A JP 30511695A JP 30511695 A JP30511695 A JP 30511695A JP H09126054 A JPH09126054 A JP H09126054A
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- JP
- Japan
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- choke
- choke valve
- negative pressure
- opener
- throttle
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- Means For Warming Up And Starting Carburetors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 自動車用エンジンのキャブレタに使用さ
れるチョークバルブの制御装置に改良を加えて、チョー
クオープナの円滑な作動を確保する。 【解決手段】 チョークバルブ4に、キャブレタ2のベ
ンチュリ部3より下流側に生ずる吸気負圧を通路7で導
くことにより、チョークバルブ4を所定開度開く負圧作
動式のチョークオープナ9を設けたエンジンにおいて、
チョークオープナ9の負圧室11を絞り20を介してチ
ョークバルブ4の上流側に接続した。ベンチュリ部3の
下流側と上流側の負圧差により通路7に生ずる流れによ
って、キャブレタ2のベンチュリ部3より下流側に吸引
させることができる。
れるチョークバルブの制御装置に改良を加えて、チョー
クオープナの円滑な作動を確保する。 【解決手段】 チョークバルブ4に、キャブレタ2のベ
ンチュリ部3より下流側に生ずる吸気負圧を通路7で導
くことにより、チョークバルブ4を所定開度開く負圧作
動式のチョークオープナ9を設けたエンジンにおいて、
チョークオープナ9の負圧室11を絞り20を介してチ
ョークバルブ4の上流側に接続した。ベンチュリ部3の
下流側と上流側の負圧差により通路7に生ずる流れによ
って、キャブレタ2のベンチュリ部3より下流側に吸引
させることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用エンジン
のキャブレタに使用されるチョークバルブの制御装置に
関するものである。
のキャブレタに使用されるチョークバルブの制御装置に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】エンジンが冷えている状態で始動させる
ときに要求される空燃比は、暖機状態のときに要求され
る空燃比に比して濃いものとなる。そこでキャブレタに
チョークバルブを設け、このチョークバルブを適当開度
閉じることによって、吸入空気量を制限し、所定の濃度
を得るようにしている。通常、エンジンが始動するとそ
の空燃比では始動後濃過ぎることになるので、チョーク
バルブを元の開度に戻す必要があるが、その操作を人為
的に行うのは煩雑であり、また戻し操作を失念すること
もあるので、自動的に戻すことになる。そのための機構
がチョークオープナである。
ときに要求される空燃比は、暖機状態のときに要求され
る空燃比に比して濃いものとなる。そこでキャブレタに
チョークバルブを設け、このチョークバルブを適当開度
閉じることによって、吸入空気量を制限し、所定の濃度
を得るようにしている。通常、エンジンが始動するとそ
の空燃比では始動後濃過ぎることになるので、チョーク
バルブを元の開度に戻す必要があるが、その操作を人為
的に行うのは煩雑であり、また戻し操作を失念すること
もあるので、自動的に戻すことになる。そのための機構
がチョークオープナである。
【0003】チョークオープナに関する先行技術として
は実開平2−50053号公報および実開平3−568
58号公報等に記載されたものがあるが、ここで本発明
の前提技術となるチョークオープナの基本的な構造を図
4を用いて説明する。1は吸気通路であり、キャブレタ
2を含むものである。この吸気通路1は、図における左
方がエンジンに、右方が図示しないエアクリーナを介し
て大気中に連通している。
は実開平2−50053号公報および実開平3−568
58号公報等に記載されたものがあるが、ここで本発明
の前提技術となるチョークオープナの基本的な構造を図
4を用いて説明する。1は吸気通路であり、キャブレタ
2を含むものである。この吸気通路1は、図における左
方がエンジンに、右方が図示しないエアクリーナを介し
て大気中に連通している。
【0004】キャブレタ2は、ベンチュリ部3より上流
側にチョークバルブ4が、下流側にスロットルバルブ5
が設けられており、チョークバルブ4は図示しないオー
トチョーク機構により、スロットルバルブ5は図示しな
いアクセルペダルによりそれぞれ開度調節が行われるよ
うになっている。吸気通路1のキャブレタ2のベンチュ
リ部3より下流側にはポート6が設けられている。この
ポート6には通路7の一端が接続されている。通路7に
は絞り8が設けられ、その先はチョークオープナ9のポ
ート10を介して負圧室11に連通している。
側にチョークバルブ4が、下流側にスロットルバルブ5
が設けられており、チョークバルブ4は図示しないオー
トチョーク機構により、スロットルバルブ5は図示しな
いアクセルペダルによりそれぞれ開度調節が行われるよ
うになっている。吸気通路1のキャブレタ2のベンチュ
リ部3より下流側にはポート6が設けられている。この
ポート6には通路7の一端が接続されている。通路7に
は絞り8が設けられ、その先はチョークオープナ9のポ
ート10を介して負圧室11に連通している。
【0005】チョークオープナ9はハウジング12の内
部にダイヤフラム13を張設したものであり、このダイ
フラム13によって、負圧室11と大気室14に仕切ら
れている。そして負圧室11側のハウジング12とダイ
ヤフラム13の間にはスプリング15が圧縮状態で介装
されており、ダイヤフラム13を大気室14側に押圧し
ている。大気室14側でダイヤフラム13の中央部には
ロッド16が設けられており、詳細の図示を省略するリ
ンク機構17の一端に結合している。リンク機構17の
他端はチョークバルブ4に結合している。
部にダイヤフラム13を張設したものであり、このダイ
フラム13によって、負圧室11と大気室14に仕切ら
れている。そして負圧室11側のハウジング12とダイ
ヤフラム13の間にはスプリング15が圧縮状態で介装
されており、ダイヤフラム13を大気室14側に押圧し
ている。大気室14側でダイヤフラム13の中央部には
ロッド16が設けられており、詳細の図示を省略するリ
ンク機構17の一端に結合している。リンク機構17の
他端はチョークバルブ4に結合している。
【0006】この構成において図示しないエンジンを始
動するときには、チョークバルブ4を始動に適した所定
開度まで閉じる。これはエンジンの温度を検出するセン
サと制御装置により、自動的に行われる。エンジンが始
動すると吸気通路1内は負圧になるので、ポート6に接
続された通路7にもその負圧が作用し、チョークオープ
ナ9のダイヤフラム13をスプリング15の弾発力に抗
して図における右方に引く。これによりチョークバルブ
4には、ロッド16およびリンク機構17を介して開く
力が与えられる。チョークバルブ4が開くことによっ
て、混合気の濃度は始動後のエンジンに適切なものとな
る。通路7に設けられた絞り8は、吸気負圧がダイヤフ
ラム13に作用する時間に遅れを持たせ、チョークバル
ブ4が開く時間を制御する。
動するときには、チョークバルブ4を始動に適した所定
開度まで閉じる。これはエンジンの温度を検出するセン
サと制御装置により、自動的に行われる。エンジンが始
動すると吸気通路1内は負圧になるので、ポート6に接
続された通路7にもその負圧が作用し、チョークオープ
ナ9のダイヤフラム13をスプリング15の弾発力に抗
して図における右方に引く。これによりチョークバルブ
4には、ロッド16およびリンク機構17を介して開く
力が与えられる。チョークバルブ4が開くことによっ
て、混合気の濃度は始動後のエンジンに適切なものとな
る。通路7に設けられた絞り8は、吸気負圧がダイヤフ
ラム13に作用する時間に遅れを持たせ、チョークバル
ブ4が開く時間を制御する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】この装置においては、
チョークオープナ9のダイヤフラム13に作動負圧を供
給するために通路7の一端をキャブレタ2の下流側に開
口させてあるため、作動気体としては燃料と空気が混入
した混合気になる。チョークオープナ9の作動は圧力の
脈動を利用するものであり、流体の流れはないため、混
合気のうちの燃料分が通路7に入ると吸気通路1に戻り
にくくなり、長期間の使用により溜ってしまうことがあ
る。
チョークオープナ9のダイヤフラム13に作動負圧を供
給するために通路7の一端をキャブレタ2の下流側に開
口させてあるため、作動気体としては燃料と空気が混入
した混合気になる。チョークオープナ9の作動は圧力の
脈動を利用するものであり、流体の流れはないため、混
合気のうちの燃料分が通路7に入ると吸気通路1に戻り
にくくなり、長期間の使用により溜ってしまうことがあ
る。
【0008】本発明はこの点に鑑みてなされたものであ
り、通路にある種の流れが生ずるようにして、長期間の
使用においても作動気体のうちの燃料分が溜らないよう
にしたチョークバルブの制御装置を提供しようとするも
のである。
り、通路にある種の流れが生ずるようにして、長期間の
使用においても作動気体のうちの燃料分が溜らないよう
にしたチョークバルブの制御装置を提供しようとするも
のである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するための手段として、請求項1に記載された発明に
おいては、チョークバルブに、キャブレタのベンチュリ
部より下流側に生ずる吸気負圧を通路で導くことにより
該チョークバルブを所定開度開く負圧作動式のチョーク
オープナを設けたエンジンにおいて、チョークオープナ
の負圧室を絞りを介してチョークバルブの上流側に接続
したことを特徴とする。
決するための手段として、請求項1に記載された発明に
おいては、チョークバルブに、キャブレタのベンチュリ
部より下流側に生ずる吸気負圧を通路で導くことにより
該チョークバルブを所定開度開く負圧作動式のチョーク
オープナを設けたエンジンにおいて、チョークオープナ
の負圧室を絞りを介してチョークバルブの上流側に接続
したことを特徴とする。
【0010】また、請求項2に記載された発明において
は、チョークバルブに、キャブレタのベンチュリ部より
下流側に生ずる吸気負圧を通路で導くことにより該チョ
ークバルブを所定開度開く負圧作動式のチョークオープ
ナを設けたエンジンにおいて、チョークオープナの負圧
室を絞りを介してチョークバルブの上流側に接続すると
共に、前記通路に第2の絞りを接続したことを特徴とす
る。
は、チョークバルブに、キャブレタのベンチュリ部より
下流側に生ずる吸気負圧を通路で導くことにより該チョ
ークバルブを所定開度開く負圧作動式のチョークオープ
ナを設けたエンジンにおいて、チョークオープナの負圧
室を絞りを介してチョークバルブの上流側に接続すると
共に、前記通路に第2の絞りを接続したことを特徴とす
る。
【0011】さらに請求項3に記載された発明は、請求
項2に記載のものにおいて、チョークオープナの負圧室
を絞りを介して大気中に開口したことを特徴とする。
項2に記載のものにおいて、チョークオープナの負圧室
を絞りを介して大気中に開口したことを特徴とする。
【0012】請求項1に記載された発明によれば、チョ
ークオープナの負圧室と、この負圧室に接続された通路
内に溜る燃料を、ベンチュリ部の下流側と上流側の負圧
差により通路に生ずる流れによって、キャブレタのベン
チュリ部より下流側に吸引させることができることにな
る。絞りにより、チョークバルブが開く速度を調整する
ことができる。
ークオープナの負圧室と、この負圧室に接続された通路
内に溜る燃料を、ベンチュリ部の下流側と上流側の負圧
差により通路に生ずる流れによって、キャブレタのベン
チュリ部より下流側に吸引させることができることにな
る。絞りにより、チョークバルブが開く速度を調整する
ことができる。
【0013】請求項2に記載された発明も上記のものと
同様に機能するが、絞りが2個になるので、チョークバ
ルブが開く速度をより細かく調整することができること
になる。
同様に機能するが、絞りが2個になるので、チョークバ
ルブが開く速度をより細かく調整することができること
になる。
【0014】請求項3に記載された発明においても、2
個の絞りによって、チョークバルブが開く速度を細かく
調整することができる。ただしこの場合、負圧室に大気
圧が直接作用しないように、絞りの度合いを適当に調節
する必要がある。
個の絞りによって、チョークバルブが開く速度を細かく
調整することができる。ただしこの場合、負圧室に大気
圧が直接作用しないように、絞りの度合いを適当に調節
する必要がある。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図1
について説明する。1は吸気通路であり、キャブレタ2
を含むものである。この吸気通路1は、図における左方
がエンジンに、右方が図示しないエアクリーナを介して
大気中に連通している。
について説明する。1は吸気通路であり、キャブレタ2
を含むものである。この吸気通路1は、図における左方
がエンジンに、右方が図示しないエアクリーナを介して
大気中に連通している。
【0016】キャブレタ2は、ベンチュリ部3より上流
側にチョークバルブ4が、下流側にスロットルバルブ5
が設けられており、チョークバルブ4は図示しないオー
トチョーク機構により、スロットルバルブ5は図示しな
いアクセルペダルによりそれぞれ開度調節が行われるよ
うになっている。吸気通路1のキャブレタ2のベンチュ
リ部3より下流側にはポート6が設けられている。この
ポート6には通路7の一端が接続されている。通路7の
先はチョークオープナ9のポート10を介して負圧室1
1に連通している。
側にチョークバルブ4が、下流側にスロットルバルブ5
が設けられており、チョークバルブ4は図示しないオー
トチョーク機構により、スロットルバルブ5は図示しな
いアクセルペダルによりそれぞれ開度調節が行われるよ
うになっている。吸気通路1のキャブレタ2のベンチュ
リ部3より下流側にはポート6が設けられている。この
ポート6には通路7の一端が接続されている。通路7の
先はチョークオープナ9のポート10を介して負圧室1
1に連通している。
【0017】チョークオープナ9はハウジング12の内
部にダイヤフラム13を張設したものであり、このダイ
ヤフラム13によって負圧室11と大気室14に仕切ら
れている。そして負圧室11側のハウジング12とダイ
ヤフラム13の間にはスプリング15が圧縮状態で介装
されており、ダイヤフラム13を大気室14側に押圧し
ている。大気室14側でダイヤフラム13の中央部には
ロッド16が設けられており、詳細の図示を省略するリ
ンク機構17の一端に結合している。リンク機構17の
他端はチョークバルブ4に結合している。
部にダイヤフラム13を張設したものであり、このダイ
ヤフラム13によって負圧室11と大気室14に仕切ら
れている。そして負圧室11側のハウジング12とダイ
ヤフラム13の間にはスプリング15が圧縮状態で介装
されており、ダイヤフラム13を大気室14側に押圧し
ている。大気室14側でダイヤフラム13の中央部には
ロッド16が設けられており、詳細の図示を省略するリ
ンク機構17の一端に結合している。リンク機構17の
他端はチョークバルブ4に結合している。
【0018】ハウジング12の一部にはポート18が設
けられており、このポート18と吸気通路1のチョーク
バルブ4より上流部位に設けられたポート19との間
は、中間に絞り20を設けた通路21で連通させてあ
る。
けられており、このポート18と吸気通路1のチョーク
バルブ4より上流部位に設けられたポート19との間
は、中間に絞り20を設けた通路21で連通させてあ
る。
【0019】この構成においても、図4について説明し
たところと同様に、図示しないエンジンを始動するとき
には、チョークバルブ4を始動に適した所定開度まで閉
じる。これはエンジンの温度を検出するセンサと制御装
置により、自動的に行われる。エンジンが始動すると吸
気通路1内は負圧になるので、ポート6に接続された通
路7にその負圧が作用し、チョークオープナ9を作動さ
せる。この作用は、吸気通路の上流側のポート19に作
用する圧力との差によって行われ、チョークバルブ5の
開弁速度を決める。
たところと同様に、図示しないエンジンを始動するとき
には、チョークバルブ4を始動に適した所定開度まで閉
じる。これはエンジンの温度を検出するセンサと制御装
置により、自動的に行われる。エンジンが始動すると吸
気通路1内は負圧になるので、ポート6に接続された通
路7にその負圧が作用し、チョークオープナ9を作動さ
せる。この作用は、吸気通路の上流側のポート19に作
用する圧力との差によって行われ、チョークバルブ5の
開弁速度を決める。
【0020】負圧室11が通路21によって吸気通路1
のチョークバルブ4より上流側に開口していることによ
り、エンジンの作動時には通路7に流れが生ずるので、
作動気体としての混合気のうちの燃料分はスロットルバ
ルブ5の下流に開口したポート6から吸気通路1内に流
れ、通路7内に溜ってしまうことはない。なお、この構
成においては、ポート19に接続された通路21に絞り
20が設けられているので、この絞り20の開度によっ
てチョークオープナ9の作用時間を調整することができ
る。
のチョークバルブ4より上流側に開口していることによ
り、エンジンの作動時には通路7に流れが生ずるので、
作動気体としての混合気のうちの燃料分はスロットルバ
ルブ5の下流に開口したポート6から吸気通路1内に流
れ、通路7内に溜ってしまうことはない。なお、この構
成においては、ポート19に接続された通路21に絞り
20が設けられているので、この絞り20の開度によっ
てチョークオープナ9の作用時間を調整することができ
る。
【0021】絞り20の開度を変える方法としては、あ
らかじめ異なった開度の絞りを設けた通路21を複数種
用意しておき、これを適宜選択して取付ける方法、また
は通路21内にニードル弁等を設け、これを外部から操
作して開度を変える方法等を考えることができる。
らかじめ異なった開度の絞りを設けた通路21を複数種
用意しておき、これを適宜選択して取付ける方法、また
は通路21内にニードル弁等を設け、これを外部から操
作して開度を変える方法等を考えることができる。
【0022】負圧室11に作用する負圧は、チョークオ
ープナ9のダイヤフラム13をスプリング15の弾発力
に抗して図における右方に引く。これによりチョークバ
ルブ4には、ロッド16およびリンク機構17を介して
開く力が与えられる。
ープナ9のダイヤフラム13をスプリング15の弾発力
に抗して図における右方に引く。これによりチョークバ
ルブ4には、ロッド16およびリンク機構17を介して
開く力が与えられる。
【0023】チョークバルブ4が開くことによって、混
合気の濃度は始動後のエンジンに適切なものとなる。通
路21に設けられた絞り20は、図4における絞り8に
代わり、吸気負圧がダイヤフラム13に作用する時間に
遅れを持たせ、チョークバルブ4が開くタイミングが調
整される。
合気の濃度は始動後のエンジンに適切なものとなる。通
路21に設けられた絞り20は、図4における絞り8に
代わり、吸気負圧がダイヤフラム13に作用する時間に
遅れを持たせ、チョークバルブ4が開くタイミングが調
整される。
【0024】図2に示すものは本発明の他の実施形態で
ある。この実施形態と図1のものとの違いは、通路7に
絞り20よりは開口面積が大きい第2の絞り22を設け
たことである。第2の絞り22を設けたことにより、そ
の開度を絞り20とともに適宜選定することにより、チ
ョークバルブ4が開く速度をより細かく調整することが
できることになる。作動の基本的な部分においては、図
1のものと変わるところはない。
ある。この実施形態と図1のものとの違いは、通路7に
絞り20よりは開口面積が大きい第2の絞り22を設け
たことである。第2の絞り22を設けたことにより、そ
の開度を絞り20とともに適宜選定することにより、チ
ョークバルブ4が開く速度をより細かく調整することが
できることになる。作動の基本的な部分においては、図
1のものと変わるところはない。
【0025】図3に示すものは本発明のさらに他の実施
形態である。この実施形態と図2のものとの違いは、通
路21の先端にエアフィルタ23を結合し、これを大気
中に開口したことである。したがって図1および図2の
ものにおいては設けられていた吸気通路1のポート19
はない。この構造においては、負圧室11が絞り20と
エアフィルタ23を有する通路21によって大気中に連
通する構造になっているので、絞り20の開口面積を適
当に小さくする必要がある。この実施形態においても、
作動の基本的な部分においては、図1のものと変わると
ころはない。
形態である。この実施形態と図2のものとの違いは、通
路21の先端にエアフィルタ23を結合し、これを大気
中に開口したことである。したがって図1および図2の
ものにおいては設けられていた吸気通路1のポート19
はない。この構造においては、負圧室11が絞り20と
エアフィルタ23を有する通路21によって大気中に連
通する構造になっているので、絞り20の開口面積を適
当に小さくする必要がある。この実施形態においても、
作動の基本的な部分においては、図1のものと変わると
ころはない。
【0026】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
たチョークバルブの制御装置であり、チョークオープナ
の負圧室に作用する作動流体としての混合気に流れが生
ずるようにしたものであるから、チョークオープナを作
動させる作動流体としての混合気中の燃料分が通路内に
溜ってしまうことがない。そして請求項2に記載された
発明においては、チョークオープナの作動気体の流れの
制御が2個の絞りの組み合わせとなることから、チョー
クバルブの制御をより細かく調整することができる。請
求項3に記載された発明においては、チョークオープナ
の負圧室を絞りを介して大気中に開口したことにより、
吸気通路に接続することがないので、製作時の作業性が
向上する。
たチョークバルブの制御装置であり、チョークオープナ
の負圧室に作用する作動流体としての混合気に流れが生
ずるようにしたものであるから、チョークオープナを作
動させる作動流体としての混合気中の燃料分が通路内に
溜ってしまうことがない。そして請求項2に記載された
発明においては、チョークオープナの作動気体の流れの
制御が2個の絞りの組み合わせとなることから、チョー
クバルブの制御をより細かく調整することができる。請
求項3に記載された発明においては、チョークオープナ
の負圧室を絞りを介して大気中に開口したことにより、
吸気通路に接続することがないので、製作時の作業性が
向上する。
【図1】本発明の一実施形態の構成を模式的に示した一
部断面図である。
部断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態の構成を模式的に示した
一部断面図である。
一部断面図である。
【図3】本発明のさらに他の実施形態の構成を模式的に
示した一部断面図である。
示した一部断面図である。
【図4】本発明の前提技術の構成を模式的に示した一部
断面図である。
断面図である。
1 吸気通路 2 キャブレタ 3 ベンチュリ部 4 チョークバルブ 5 スロットルバルブ 6 ポート 7 通路 9 チョークオープナ 10 ポート 11 負圧室 13 ダイヤフラム 18 ポート 19 ポート 20 絞り 21 通路 22 第2の絞り 23 エアフィルタ
Claims (3)
- 【請求項1】 チョークバルブに、キャブレタのベンチ
ュリ部より下流側に生ずる吸気負圧を通路で導くことに
より該チョークバルブを所定開度開く負圧作動式のチョ
ークオープナを設けたエンジンにおいて、チョークオー
プナの負圧室を絞りを介してチョークバルブの上流側に
接続したことを特徴とするチョークバルブの制御装置。 - 【請求項2】 チョークバルブに、キャブレタのベンチ
ュリ部より下流側に生ずる吸気負圧を通路で導くことに
より該チョークバルブを所定開度開く負圧作動式のチョ
ークオープナを設けたエンジンにおいて、チョークオー
プナの負圧室を絞りを介してチョークバルブの上流側に
接続すると共に、前記通路に第2の絞りを接続したこと
を特徴とするチョークバルブの制御装置。 - 【請求項3】 請求項2に記載のものにおいて、チョー
クオープナの負圧室を絞りを介して大気中に開口したこ
とを特徴とするチョークバルブの制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30511695A JPH09126054A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | チョークバルブの制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP30511695A JPH09126054A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | チョークバルブの制御装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09126054A true JPH09126054A (ja) | 1997-05-13 |
Family
ID=17941300
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP30511695A Pending JPH09126054A (ja) | 1995-10-30 | 1995-10-30 | チョークバルブの制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09126054A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107725218A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-02-23 | 绿田机械股份有限公司 | 汽油发动机的自动风门化油器 |
-
1995
- 1995-10-30 JP JP30511695A patent/JPH09126054A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN107725218A (zh) * | 2017-11-08 | 2018-02-23 | 绿田机械股份有限公司 | 汽油发动机的自动风门化油器 |
CN107725218B (zh) * | 2017-11-08 | 2023-12-26 | 绿田机械股份有限公司 | 汽油发动机的自动风门化油器 |
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