JPH09125616A - 断熱屋根パネルの接合部 - Google Patents

断熱屋根パネルの接合部

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JPH09125616A
JPH09125616A JP28495995A JP28495995A JPH09125616A JP H09125616 A JPH09125616 A JP H09125616A JP 28495995 A JP28495995 A JP 28495995A JP 28495995 A JP28495995 A JP 28495995A JP H09125616 A JPH09125616 A JP H09125616A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roof panel
insulating roof
heat insulating
joint
thermal insulating
Prior art date
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Pending
Application number
JP28495995A
Other languages
English (en)
Inventor
Junichiro Sunami
純一郎 陶浪
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Original Assignee
Sumitomo Metal Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Industries Ltd filed Critical Sumitomo Metal Industries Ltd
Priority to JP28495995A priority Critical patent/JPH09125616A/ja
Publication of JPH09125616A publication Critical patent/JPH09125616A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 接合強度、施工性に優れ、しかも水密性、気
密性を十分に確保することができる断熱屋根パネルの接
合部を提供する。 【解決手段】 上下の金属板2a,2b間に断熱材3を
サンドイッチ状に挟み込んだ断熱屋根パネル1A,1B
の接合部について、一方の断熱屋根パネル1Aの接合端
部に張出し部4を形成する。張出し部4の下面には接合
金具8aを設ける。下側に位置する断熱屋根パネル1B
をセルフドリリングスクリュー等の固定具7により支持
部材10に固定する。断熱屋根パネル1Bの接合端部上
面には突出部5と接合金具8bを設けておく。断熱屋根
パネル1Aの張出し部4の山形に屈曲させた先端部内面
を、断熱屋根パネル1Bの突出部5の外面にパッキン9
を介して当接させ、空間部6内に位置する接合金具8
a,8bどうしの嵌合により断熱屋根パネル1A,1B
を連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は断熱性を要する建
物等に適用される断熱屋根パネルの接合部の構造に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、断熱屋根パネルとして、図4に示
すように上下の金属板22a,22b間に断熱材23を
挟み込んだサンドイッチ形式のもの等が用いられてい
る。
【0003】このような断熱屋根パネル21A,21B
どうしの接合部については、雨仕舞や断熱性の維持の問
題があり、従来の接合部の構造としては、同図に示すよ
うに、断熱屋根パネル21A,21Bどうしの端部を互
いに嵌合し合う形状とし、一方の断熱屋根パネル21B
の端部をセルフドリリングスクリュー等の固定具24で
支持部材20に固定し、パッキン25等を介在させて他
方の断熱屋根パネル21Aと突き合わせ、さらに突き合
わせた上部にキャップ26を係合させ、上面を被覆した
もの(特開平2−147742号公報、特開平2−14
7743号公報参照)等がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した図4の構造の
ものは、断熱屋根パネルどうしが凹凸嵌合により接合さ
れるので、精度が厳しく、製品の精度が悪かったり、施
工精度が粗かったりすると、建物の振動等により嵌合部
に隙間が生じ、雨漏りの原因となりやすかった。
【0005】また、複雑な形状となることから、断熱屋
根パネルの成形自体が難しいといった問題もある。
【0006】本願発明は、上記課題を解決するためにな
されたものであり、その目的とするところは、接合強
度、施工性に優れ、しかも水密性、気密性を十分に確保
することができる断熱屋根パネルの接合部を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】以下、本願発明の概要を
後述する実施形態について示した図面の符合を用いて説
明する。
【0008】本願発明では、上下の金属板2a,2b間
に断熱材3を挟み込んでなる断熱屋根パネル1A,1B
どうしの接合部について、一方の断熱屋根パネル1Aの
接合端部に上下の金属板2a,2bおよび断熱材3を他
方の断熱屋根パネル1Bの上方に張り出させてなる張出
し部4を形成する。この張出し部4の先端を他方の断熱
屋根パネル1Bの上部に、必要に応じパッキン9を介在
させる等して当接させ、張出し部4下面と他方の断熱屋
根パネル1Bの上面との間に空間部6を形成する。
【0009】この空間部6位置において、下側に位置す
る断熱屋根パネル1Bをセルフドリリングスクリュー等
の固定具7により支持部材10の上面に固定する。ま
た、断熱屋根パネル1A,1B間については、張出し部
4下面と下側に位置する断熱屋根パネル1Bの上面との
間を嵌合式の接合金具8a,8bにより接合する。
【0010】施工手順としては、まず接合部において下
側となる断熱屋根パネル1Bの接合端部を固定具7で建
物躯体を構成する梁材等の支持部材10に固定し、続い
てもう一方の断熱屋根パネル1Aの接合端部に位置する
張出し部4を上から被せるようにして設置する。このと
き、接合金具8a,8bの嵌合により断熱屋根パネル1
A,1Bどうしをワンタッチで接合することができる。
【0011】請求項2は、接合部において下側に位置す
る断熱屋根パネル1Bの上面に、もう一方の断熱屋根パ
ネル1Aの張出し部4の先端が当接する突出部5を形成
してある場合を限定したものである。
【0012】張出し部4と突出部5との間においても、
断熱構造が連続するようにする必要があり、またこれら
の当接面にパッキン9を配する等して、水密性、気密性
を保つようにする。
【0013】請求項3は、請求項2における突出部5
に、係止用の凹部11を形成し、張出し部4の先端部よ
り延出させた金属板の先端係止部12をこの凹部11に
係止するようにした場合を限定したものである。
【0014】これにより、張出し部4の先端が浮き上が
るのを防止し、水密性、気密性をさらに向上させること
ができる。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は本願発明の一実施形態を示
したもので、断熱屋根パネル1A,1Bは、上下の金属
板2a,2b(図示した例では上下の金属板2a,2b
は、一体の金属板を折り返して閉じた形状としている)
間に発泡性樹脂材料等からなる断熱材3をサンドイッチ
状に挟み込んだものである。
【0016】図1(a) は一枚の断熱屋根パネル1Aまた
は1Bの全体形状の一例を示したもので、一側の接合端
部に張出し部4が形成され、その下面に接合金具8aが
突出している。また、他側の接合端部には突出部5が形
成され、突出部5より外側の上面には接合金具8bが突
出している。さらに、この例では中間に山形の突条13
が複数形成されている。
【0017】図1(b) に示す接合部において、下側に位
置する断熱屋根パネル1Bはセルフドリリングスクリュ
ー等の固定具7により、支持部材10に固定されてい
る。もう一方の断熱屋根パネル1Aの張出し部4の山形
に屈曲させた先端部内面は、断熱屋根パネル1Bの突出
部5の外面とパッキン9を介して当接しており、その状
態で、空間部6内に位置する接合金具8a,8bどうし
の嵌合により連結されている。
【0018】この例では、接合金具8aの先端凹部に、
もう一方の接合金具8bの先端頭部が嵌入し、接合金具
8aのバネ作用により連結状態が維持されている。な
お、接合金具8a,8bの位置関係は逆でもよく、また
本願発明の接合部における接合金具の形式はこれに限定
されるものではない。
【0019】図2および図3は、請求項2、3に係る接
合部の実施形態を示したもので、基本的な構成は図1の
ものと同様であるが、断熱屋根パネル1Aの張出し部4
の先端部に、金属板2aを延出させた先端係止部12を
形成し、この先端係止部12を断熱屋根パネル1Bの突
出部5の外側基部に形成した凹部11に係止すること
で、張出し部4の浮き上がりを防止し、水密性、気密性
をさらに向上させるようにしたものである。
【0020】図2の実施形態では接合部が台形の山形断
面となるのに対し、図3の実施形態では山の両側に丸み
を持たせた形状としている。これらの形状は断熱屋根パ
ネル1A,1Bの中間に突条(図1(a) の突条13参
照)を形成してある場合において、突条の形状に合わせ
ることで、屋根面における接合部を目立たないようにす
ることができる。
【0021】
【発明の効果】 本願発明では、断熱屋根パネルを支持部材に固定す
るための固定具や、断熱屋根パネルどうしを連結する接
合金具が、一方の断熱屋根パネルの接合端部に形成され
た張出し部と他方の断熱屋根パネルの接合端部上面との
間に形成される空間部に納まっており、屋根表面に表れ
ないため、美観上優れている。
【0022】 固定具と接合金具により、高い接合強
度が得られ、接合部における水密性、気密性が確保され
る。
【0023】 金属板間に断熱材を挟み込んだサンド
イッチ形式の断熱構造が、接合部においても連続するこ
とで、屋根面全体の断熱性が維持される。
【0024】 断熱屋根パネルどうしをワンタッチで
接合することができ、施工性に優れている。
【0025】 請求項2、3に係る接合部にあって
は、さらに水密性、気密性が確保され、高性能の断熱屋
根構造が得られる。
【0026】 本願発明の接合部では、上下の金属板
間に断熱材を挟み込んだサンドイッチ形式の断熱屋根パ
ネルの使用により、断熱性、耐火性を持たせ上で、母屋
材を減らすことができ、下地材が不要となり、工期短縮
につながる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の一実施形態を示したもので、(a) は
一枚の断熱屋根パネルの全体形状を示す鉛直断面図、
(b) は接合部の鉛直断面図、である。
【図2】本願の請求項2、3に係る発明の一実施形態を
示す鉛直断面図である。
【図3】本願の請求項2、3に係る発明の他の実施形態
を示す鉛直断面図である。
【図4】従来例を示す接合部の鉛直断面図である。
【符号の説明】
1A,1B…断熱屋根パネル、2a,2b…金属板、3
…断熱材、4…張出し部、5…突出部、6…空間部、7
…固定具、8a,8b…接合金具、9…パッキン、10
…支持部材、11…係止凹部、12…係止部、13…突

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上下の金属板間に断熱材を挟み込んでな
    る断熱屋根パネルどうしの接合部であって、一方の断熱
    屋根パネルの接合端部に前記上下の金属板および断熱材
    を他方の断熱屋根パネルの上方に張り出させてなる張出
    し部を形成し、前記張出し部の先端を前記他方の断熱屋
    根パネルの上部に当接させるとともに、前記張出し部下
    面と前記他方の断熱屋根パネルの上面との間に空間部を
    形成してなり、前記空間部位置において前記他方の断熱
    屋根パネルを固定具により支持部材の上面に固定すると
    ともに、前記断熱屋根パネルどうしを前記張出し部下面
    と前記他方の断熱屋根パネルの上面との間をつなぐ嵌合
    式の接合金具により接合してあることを特徴とする断熱
    屋根パネルの接合部。
  2. 【請求項2】 前記他方の断熱屋根パネルの上面には、
    前記張出し部の先端が当接する突出部が形成されている
    請求項1記載の断熱屋根パネルの接合部。
  3. 【請求項3】 前記突出部には係止用の凹部が形成され
    ており、前記張出し部の先端部より延出させた金属板の
    先端係止部を係止してある請求項2記載の断熱屋根パネ
    ルの接合部。
JP28495995A 1995-11-01 1995-11-01 断熱屋根パネルの接合部 Pending JPH09125616A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011196121A (ja) * 2010-03-21 2011-10-06 Mastax F:Kk 金属屋根材の接続構造

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JP2011196121A (ja) * 2010-03-21 2011-10-06 Mastax F:Kk 金属屋根材の接続構造

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