JP2001032424A - 外 壁 - Google Patents

外 壁

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JP2001032424A
JP2001032424A JP11207739A JP20773999A JP2001032424A JP 2001032424 A JP2001032424 A JP 2001032424A JP 11207739 A JP11207739 A JP 11207739A JP 20773999 A JP20773999 A JP 20773999A JP 2001032424 A JP2001032424 A JP 2001032424A
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JP
Japan
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base material
fixture
panel
indoor
outdoor
Prior art date
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Pending
Application number
JP11207739A
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English (en)
Inventor
Masaru Yamazaki
勝 山崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
Original Assignee
Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sankyo Aluminium Industry Co Ltd filed Critical Sankyo Aluminium Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 パネルと下地材を結合している取り付け具の
変形と下地材に対する屋内外方向での移動を防止するこ
と。 【解決手段】 取り付け具15にパネル1の取り付け片
8aを固定する構造において、取り付け具15の基体1
6に挟持部18a,18bを設けると共に、基体16か
ら側方へ突出させた当接部17を設け、取り付け具15
を下地材9に、挟持部18a,18bで下地材9の突条
14a,14bを挟持し、当接部17を下地材9に屋内
外方向で当接させて取り付ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、建物の躯体に対
してパネルを取り付ける構造に関する。パネルは外壁の
一部または全面を構成する。パネルは、いわゆるスチー
ルパネルや石板、プレキャストコンクリート製のように
四周に枠構造を持たないものや、サッシ型のように四周
が枠で構成され内側にガラス板などを装着してある枠構
造を備えたものがある。
【0002】
【従来の技術】建物の躯体に設けた下地材にパネルを取
り付けて外壁を構成することがある。パネルは、外壁の
一部を構成することもあれば(例えば、採光用のパネ
ル)、カーテンウォールのように全面を構成することも
ある。下地材としてはJIS規格でいう一般構造用のリ
ップ溝形鋼や軽溝形鋼を用いることが多く、このような
左右の側面の一方が溝になっている下地材には、その溝
形が開口している側の面へ取り付け具を取り付け、その
取り付け具とパネルを固定している。
【0003】取り付け具は通常、厚板のプレス加工品
で、基体部に屋内側を向いた挟持部と屋外側を向いた挟
持部を設けてあり、挟持部で溝形鋼の側面に対向して設
けられた突条(リップ)を挟持して下地材に取り付けて
いる。このような取り付け具は、簡単に現場施工ができ
ること、安価であることにより多く用いられているが、
挟持部には通常、突条との間に屋内外方向の余裕が少し
あるので、パネルを取り付けると、屋内外に気圧差が生
じてパネルが屋内側から屋外方向に膨らんだり(負圧
時)、屋外側から屋内方向に押されたり(正圧時)した
とき、取り付け具が屋外側へ、あるいは屋内側にわずか
ではあるが移動してきしみ音を発したりすることがあ
る。また、例えば、負圧時の下地材と取り付け具との関
係についてみると、屋外側に向いた挟持部と下地材の当
接箇所だけで負圧に耐えており、取り付け具が変形して
しまう恐れがある。正圧の場合も、逆方向であるが同様
のことがいえる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、パネルを
下地材に取り付けている取り付け具の変形と下地材に対
する屋内外方向での移動を防止することを課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】取り付け具を屋内側に向
いた挟持部と屋外側に向いた挟持部を有する基体と、基
体から側方(下地材が縦方向の場合は左または右方向、
横方向の場合は上または下方向)に突出した当接部を有
したものとする。下地材はその側部(下地材が縦方向の
場合、側部は左右となり、横方向の場合、側部は上下に
なっている)に対向した突条を長手方向に備える。取り
付け具は、その挟持部で下地材の突条を挟持すると共
に、当接部を下地材に屋内側から当接させて、あるいは
屋外側から当接させて、下地材に取り付ける。そして、
パネルを取り付け具に固定する。この構成によれば、取
り付け具に作用する屋内外方向の力を、取り付け具の挟
持部と側方へ突出した当接部で分散して受け止めるの
で、取り付け具の変形を防止することができる。取り付
け具が下地材の屋内側に接する当接部と、下地材の屋外
側に接する当接部の双方を備えることがある。この構成
によれば、屋内外の気圧差が負圧、正圧いずれの場合に
も取り付け具に作用する力を分散して取り付け具の変形
を防止することができる。いずれにしても、取り付け具
の当接部は下地材の屋内側面あるいは屋外側面に当接す
るので、これらをまとめて、当接部は下地材に屋内外方
向で当接すると言うことができる。
【0006】
【発明の実施の形態】図1は、パネル1を用いた外壁の
一部を示し、この図では同じ構造の4個のパネル1が上
下左右に隣接している。パネル1はアルミ合金の押出形
材からなる上下の横枠2,3、左右の縦枠4,5を矩形
に組み付けて枠体6を形成し、その内側にガラス板7を
嵌め殺しに装着してある。左右の縦枠4,5はそれぞれ
屋内側に突出する取り付け片8a,8bを一体に成形し
てあり(図2)、これで下地材9に取り付けてある。
【0007】下地材9は、軽量型材の突条溝形鋼で建物
の躯体にあらかじめ固定されている。リップ溝形鋼は縦
方向に配置されているので、断面において、屋外側面1
0と屋内側面11及び左右の側面12,13を備えたも
のであり、右側の側面13が開口して全体が溝形となっ
ている。そして、開口した側の側面に突条14a,14
bを対向して下地材9の長手方向に有している。パネル
3,3は、下地材9の屋外側面10の箇所で左右の縦枠
4,5の側面を突き合わせて配置し、左右の縦枠4,5
から屋内側に突出している取り付け片8a,8bを下地
材9の側面に固定する。すなわち、下地材9の屋外側面
で対向する右縦枠5の取り付け片8bを下地材9の左側
面12にねじ止めし、左縦枠4の屋内側に突出した取り
付け片8aを右側面13に取り付け具15を用いて取り
付ける。
【0008】図4は、取り付け具15に関する第1の実
施形態であり、厚手の鋼板をプレス加工してある。取り
付け具15は、基体16と基体から側方に屈曲させて突
出させた当接部17を有し、基体16は屋内側に向いた
挟持部18aと屋外側に向いた挟持部18bを備えてい
る。挟持部18a,18bは、基体16の一部である支
持部19と基体16の面から間隔をとるように押し曲げ
られた挟持片20とで構成され、基体16と挟持片20
との間隔が挟持部18a、18bである。また、挟持部
18a、18bのそれぞれ突き当たり面となる挟持片の
折り曲げ部21a、21b間の寸法は、下地材9におけ
る突条14a、14b間の間隔寸法とほぼ等しくしてあ
る。
【0009】パネル1を下地材9に取り付けるときは、
取り付け具15を用いる。取り付け具15は下地材9の
開口側に当てがい(図6)、回転させて取り付ける。す
なわち、取り付け具15を斜めに配置して挟持部18
a,18bを下地材9の突条14a,14b間の溝には
め込み、回転させることで、挟持部18a,18bの支
持部19と挟持片20の間に突条14a,14bをそれ
ぞれ挟持させる。基体16の長手方向がほぼ屋内外方向
となって挟持状態が完了すると当接部17が下地材9の
屋内側面11に当接する(図5)。なお、符号22は固
定用のねじで、取り付け具15の位置を安定に維持する
ためのものである。
【0010】ついで、パネル1を下地材9に取り付け
る。左のパネル1はその屋内側に突出させた取り付け片
8bを下地材9の左側面(溝開口側ではない)にネジ2
3で固定し、右のパネル1は取り付け片8aを取り付け
具15にネジ24で固定する(図2)。符号25はタイ
ト材で、各パネル1の左右の縦枠4,5が備え、下地材
9の屋外側面に接触して気密、水密を維持する。符号2
6は、隣接したパネル間の目地に充填したシール材であ
る。タイト材、シール材は上下に隣接するパネル間にも
設けられ、パネル外壁全体としての気密、水密構造が形
成されている。
【0011】図2、図3の構造において、屋内側の気圧
が屋外側よりも高くなる負圧時には、パネル1が外側に
押される傾向となって、取り付け具15が下地材9に対
して屋外側に引かれるが、取り付け具15はその当接部
17を下地材9の屋内側面に当てているので、屋外側へ
の力は挟持部14a,14bと当接部17とで分担され
る。このため、屋外側への力は分散され、1箇所に集中
することにより取り付け具15が変形してしまう事故を
防止することができる。また、屋外側への力が当接部1
7で強力に受け止められるので、取り付け部が移動する
ことによるきしみ音も発生しない。
【0012】以上は、取り付け具15における当接部1
7を下地材9の屋内側面に当て、負圧時に取り付け具1
5に作用する屋外側への力を分散させ構造であるが、当
接部17を取り付け具15の屋外側に設けて、当接部1
7を下地材9の屋外側面に当てる構造とし、正圧時に取
り付け具15に作用する屋内側への力を分散させる構造
とすることもできる。下地材9として、リップ溝形鋼を
図示しているが、溝形鋼に限らず、断面がH形やI形と
なる鋼材の場合も側面に突条を対向して設けることによ
り、採用することができる。突条は14a,14bは断
面に於いて端縁部が対向して屈曲したような形態ではな
く、面を構成する部分の途中から対向して突出するよう
な形態のものも包含する。下地材9を縦方向として配置
しているが、横方向に配置しても同様に構成することが
できる。その場合下地材の側部とは、上面と下面にな
る。パネル1a,1bは屋内側へ突出させた取り付け片
8a、8bを用いて取り付け具15の側面と固定してあ
るが、取り付け具15との固定箇所は取り付け具15の
正面側であってもよく、特別な取り付け片8a,8bを
設けないでパネルを構成している枠材と取り付け具15
とを直接に固定してもよい。図7〜図9は、取り付け具
15に関する第2の実施形態である。この取り付け具1
5は、第1の実施形態と、基体16の屋内側と屋外側に
それぞれ当接部17a,17bを備えている点で異なる
が、他の構成は第1の実施形態の場合と同様である。下
地材9に対しても同様に傾斜状態から回転させることに
より取り付けることができる(図9)。この構成である
と、屋内外の気圧差が負圧時にも、正圧時にも取り付け
具15に作用する力を下地材との関係で分散させること
ができ、取り付け具15の変形やきしみ音の発生が防止
される。
【0013】また、パネル1には採光のためにガラスを
嵌めたものや換気のために障子を開閉可能に取り付けた
もののように、四周を枠で構成した枠構造を持つもの
と、石版やPCコンクリート製、あるいはプレス加工し
た屋内側、屋外側の鋼板を張り合わせ、内部に断熱材や
防音材を充填したいわゆる鋼板サンドイッチパネルのよ
うに、枠構造を持たないものがあるが、同様に取り付け
具15を用いて下地材9に固定することができる。図1
0は、枠構造を備えたパネル1aと枠構造を持たないス
チールパネル1bを隣接させて下地材9に取り付けた構
造である。下地材9には取り付け具15を取り付けてあ
り、また、スチールパネル1bには取り付け片8aを備
えたブラケット27をボルト止めで取り付けてあり、取
り付け片8aをネジ22で取り付け具15へ固定してあ
る。なお、この取り付け具15は基体16の屋内側と屋
外側に当接部17a,17bを有している。さらに、実
施形態ではパネル1で外壁の全面が形成された構造を前
提としているが、この発明はパネル1を単独で、あるい
は少数を下地材へ取り付けて外壁の一部を構成する場合
にも適用でき、同じ作用効果を発揮する。
【0014】
【発明の効果】請求項1に記載の構成によれば、取り付
け具に作用する屋内外方向の力が分散されるので、取り
付け具に変形が発生しない。また、取り付け具が屋内外
方向に移動することによるきしみ音を防止することがで
きる。請求項2に記載の構成によれば、取り付け具が屋
内側と屋外側に当接部を備えるので、屋内外の気圧差が
負圧時も正圧時も、取り付け具に作用する力を分散させ
ることができ、取り付け具の変形や取り付け具が屋内外
方向に移動することによるきしみ音を防止することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外壁の正面図(一部)
【図2】図1のA−A線断面図
【図3】図1のB−B線の断面図
【図4】取り付け具の斜視図(第1の実施形態)
【図5】下地材に取り付け具を取り付けた状態を示す断
面図
【図6】取り付け手順を示す平面図
【図7】取り付け具の斜視図(第2の実施形態)
【図8】下地材に取り付け具を取り付けた状態を示す断
面図
【図9】取り付け手順を示す平面図
【図10】形態の異なるパネルを隣接させた時のA−A
線断面に相当の断面図
【符号の説明】
1 パネル 2 上横枠 3 下横枠 4 左縦枠 5 右縦枠 6 枠体 7 ガラス板 8a,8b 取り付け片 9 下地材 10 屋外側面 11 屋内側面 12 左側面 13 右側面 14a,14b 突条 15 取り付け具 16 基体 17 当接部 18a,18b 挟持部 19 支持部 20 挟持片 21 折り曲げ部 22 固定用ネジ 23 ネジ 24 ネジ 25 タイト材 26 シール材 27 ブラケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パネルと下地材及び取り付け具を備え、
    下地材はその側部の少なくとも一方に対向した突条を長
    手方向に備え、取り付け具は屋内側に向いた挟持部と屋
    外側に向いた挟持部を有する基体と、基体から側方に突
    出した当接部を有し、取り付け具を下地材に、挟持部で
    下地材の突条を挟持し、当接部を下地材に屋内外方向で
    当接させて取り付け、取り付け具とパネルを結合してあ
    ることを特徴とする外壁。
  2. 【請求項2】 取り付け具が下地材の屋内側に接する当
    接部と、下地材の屋外側に接する当接部の双方を備える
    ことを特徴とした請求項1に記載の外壁。
JP11207739A 1999-07-22 1999-07-22 外 壁 Pending JP2001032424A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226263A (ja) * 2010-04-01 2011-11-10 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物、外壁パネル及びユニット建物の施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011226263A (ja) * 2010-04-01 2011-11-10 Sekisui Chem Co Ltd ユニット建物、外壁パネル及びユニット建物の施工方法
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