JPH0912534A - Dmsoの回収方法 - Google Patents

Dmsoの回収方法

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JPH0912534A
JPH0912534A JP18105595A JP18105595A JPH0912534A JP H0912534 A JPH0912534 A JP H0912534A JP 18105595 A JP18105595 A JP 18105595A JP 18105595 A JP18105595 A JP 18105595A JP H0912534 A JPH0912534 A JP H0912534A
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Abstract

(57)【要約】 【発明の目的】DMSOの使用後の廃液等DMSO混合
液のから、安価で効率よく高品位のDMSOを回収す
る。 【発明の構成】DMSO混合液からDMSOを回収する
に際し、そのDMSO混合液の水素イオン指数を、その
DMSO混合液の水素イオン指数より小さい値の状態に
して蒸留することを特徴とするDMSOの回収方法を提
供する。好ましくは、その留出物液等を、更に逆に水素
イオン指数を大きくして再蒸留する。 【発明の効果】これに対して、この発明では安価で効率
よく高品位のDMSOを回収できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ジメチルスルホキシド
(DMSO)の回収方法に関するものである。更に詳し
くは、本発明は、DMSO使用後の廃液のような他の成
分を含有するDMSO混合液から、安価で効率よく高品
位のDMSOを分離回収する方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】DM
SOは、医農薬中間体の合成溶剤、電子部品の特殊洗浄
剤として工業的に広く使われている。このように使用さ
れたDMSO廃液において、通常のDMSO廃液の場合
は、一般的な減圧蒸留精製でDMSOの回収が可能であ
る。しかし、DMSO廃液は多くの不純物を含んでお
り、特に特殊なアミン類、有機酸塩類や多量のアルカリ
金属水酸化物を含有する廃液の場合は、通常の蒸留精製
では高品位のDMSOを回収することはできず、一般的
には産業廃棄物として処分されている。
【0003】従来、例えば、工場廃液として生じるDM
SOとモノエタノールアミン(MEA)の混合物を晶析
装置で冷却し、複数回の晶析工程にかけて、DMSO含
有率の高い処理生成品を得ることが、特開平7−118
223号公報で提案されている。具体的には、DMSO
とMEAを含み、DMSOの含有率がMEAの含有率よ
りも高い混合物からDMSOを分離する方法であって、
この混合物を冷却してDMSO含有率の高い固体を析出
させ、その固体を液体相から分離回収する方法である。
そして、この方法によれば95%以上の高いDMSO含
有率のものを得ることができるとしているが、少量のM
EAが残存して高品位のDMSOとはならず、用途が限
定される。
【0004】また、本発明者の知見によれば、例えば、
アミン類を含有するDMSO混合液から蒸留だけでアミ
ン類を完全に分離するには、高性能の蒸留設備が必要に
なり、実用上コスト的にも不利である。
【0005】また、含水DMSO混合液中に有機酸塩類
が含まれていると、蒸留でその含水DMSO混合液中の
低沸の水分が留去されたとき、その中に含まれていた有
機酸塩類が析出してくる。かかる有機酸塩類は、DMS
O中では膨潤したゼリー状になり、その量が多いと蒸留
缶内が泡立ち、蒸留操作に支障をきたすことになる。更
に、アルカリ金属水酸化物を含有するDMSO混合液の
場合も、蒸留で低沸の水分が留去されると、その中に含
まれていたアルカリ金属水酸化物が析出してくる。この
アルカリ金属水酸化物の量が多いと、析出したアルカリ
金属水酸化物がブロック塊状となり、やはり蒸留操作に
支障をきたす。
【0006】本発明は、このようなアミン類、有機酸塩
類、アルカリ金属水酸化物等の不純物を含有するDMS
O廃液等の混合液を、簡単な処理、調整で蒸留可能と
し、高品位のDMSOを回収する方法を提供するもので
ある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者は、上述の事項
を考慮し、特に不純物を含むDMSO廃液のようなDM
SO混合物の水素イオン指数(pH)と蒸留との関係に
注目し、pHを変化させることにより上記課題を解決し
得ることを見出し、本発明に到達した。
【0008】すなわち、本発明は、DMSO廃液のよう
な他の成分を含有するDMSO混合液からDMSOを回
収するに際し、該DMSO混合液の水素イオン指数をそ
のDMSO廃液の水素イオン指数より小さい値の状態に
して蒸留することを特徴とするDMSOの回収方法を提
供するものである。
【0009】工場廃液としてのDMSO混合液は、含ま
れる成分にもよるが、その状態としてアルカリ性を呈し
ていることが多い。本発明では、蒸留条件として、アル
カリ性を呈しているかかるDMSO混合液の水素イオン
指数をより小さい値の状態に調整する、換言すれば酸性
側にふることに特徴がある。本発明の実施において酸性
側にふるとは、アルカリ性の状態のDMSO混合液を中
性もしくは酸性の状態に調整することはもちろん、同じ
アルカリ性の状態のまま、そのアルカリ性を単に弱める
ことも含まれる。
【0010】本発明においては、このようにして得られ
た留出物/缶残物である、いわゆる粗DMSO液を、再
度、蒸留精製することが、好ましい態様として含まれ
る。この場合、かかる液の水素イオン指数の調整は、先
の蒸留時の水素イオン指数が大きくなる状態にして、つ
まり今度はアルカリ性側によせてから、蒸留精製するこ
とで実施できる。
【0011】更に、本発明においては、次のような実施
態様が挙げられる。 (1)アミン類を含有するDMSO混合液を中性もしく
は酸性にして蒸留するDMSOの回収方法。 (2)上記(1)の留出物を中性もしくはアルカリ性の
状態で再蒸留するDMSOの回収方法。 (3)有機酸塩類を含有するDMSO混合液を酸性の状
態で蒸留し、有機酸成分を留去するDMSOの回収方
法。 (4)上記(3)の有機酸成分を留去した缶残物を中性
もしくはアルカリ性の状態で再蒸留するDMSOの回収
方法。 (5)アルカリ金属水酸化物を含有するDMSO混合液
を中和してから蒸留するDMSOの回収方法。 (6)アルカリ金属水酸化物を含有するDMSO混合液
を酸で部分中和してから蒸留精製するDMSOの回収方
法。 (7)DMSO混合液として、DMSO廃液を使うDM
SOの回収方法。
【0012】本発明において水素イオン指数は、含水D
MSO混合液の場合はpHメーター等通常の手法で測定
することができる。また、非含水DMSO混合液の場合
は、中性水5容量に試料(非含水DMSO混合液)1容
量を混合した液を作り、同様にpHメーターで測定する
ことができる。
【0013】本発明におけるDMSO混合液には、含
水、非含水の状態のものがあり、DMSOに、他の成分
や不純物が含まれている。かかるDMSO混合液の代表
例は工場からの廃液で、例えば数100ppm〜数10
%のアミン類、数%(対DMSO)の有機酸塩類、更に
は5〜10%程度(対DMSO)のアルカリ金属水酸化
物等が含まれている。
【0014】このように、DMSO廃液等には種々の不
純物が含まれているが、まず、モノエタノールアミンや
ジエタノールアミン等のアミン類が含まれているDMS
O混合液の場合について説明する。この場合のDMSO
混合液の水素イオン指数はpH=約10〜約13であ
り、本発明ではこれをできるだけ中性もしくは酸性側に
調整する。
【0015】このDMSO混合液の水素イオン指数を調
整し、中性もしくは酸性にするためには、硫酸、リン酸
等の鉱酸が用いるられ、ここでは特に硫酸が好ましく用
いられる。使用する鉱酸の量は、アミン類と鉱酸の種類
や組合わせ等により異なるが、アミン類の留出を完全に
抑えるには、例えばジエタノールアミンの場合は、約当
量の硫酸が、また、モノエタノールアミンの場合は、約
2倍当量の硫酸が通常必要である。これらをしいてpH
表示すれば、通常pH=約1〜約7である。
【0016】このように酸処理による水素イオン指数の
調整後、アミン類を含むDMSO混合液は減圧蒸留さ
れ、留出物である粗DMSOが得られる。ここでの減圧
蒸留の圧力は、200torr以下、より好ましくは4
0torr以下で、蒸留缶の缶温は150℃以下、より
好ましくは110℃以下である。蒸留装置としては、充
填塔なしの蒸留装置が使われる。
【0017】このように、DMSO廃液を硫酸等の酸で
処理すればアミン類の分離が可能となるが、酸性が強い
場合はDMSOの劣化分解が著しく、高品位のDMSO
が回収できないことがある。
【0018】そこで、得られた粗DMSO液は、必要に
応じアルカリを加えられ、好ましくはpH=6〜11、
より好ましくはpH=6〜9に調整される。使用するア
ルカリとしては、アルカリ金属やアルカリ土類金属の水
酸化物または炭酸塩等が挙げられるが、特に水酸化ナト
リウムが好ましく使われる。
【0019】本発明の実施においては、このようにpH
調整した粗DMSO液を、再度減圧蒸留して、高品位の
DMSOを回収する。ここでの減圧蒸留の圧力は、先の
蒸留条件と同じ200torr以下、より好ましくは4
0torr以下で、蒸留缶の缶温も150℃以下、より
好ましくは110℃以下である。ここでの蒸留装置とし
ては、先の蒸留と異なり充填塔付蒸留装置が使われる。
【0020】1段目の蒸留では、酸性側でDMSOが分
解するのを防止するために処理時間が短い充填塔なしの
蒸留装置が使われ、2段目のそれではDMSO近くの不
純物を完全に除去するため、充填塔のある蒸留装置を使
用する。
【0021】次に、有機酸塩類を含有するDMSO混合
液について説明する。有機酸塩類としては、前述のよう
に、酢酸アンモニウム、ギ酸アンモニウム等があり、こ
の場合、DMSO混合液の水素イオン指数は、通常pH
=約7〜約12であり、本発明ではこれを酸性側寄りに
一旦調整する。酸性にするには前記のように硫酸、リン
酸等の鉱酸が好ましく使われる。
【0022】蒸留に供するDMSO混合液の酸性の程度
を、pH=1〜7、より好ましくはpH=4〜6になる
ように調整する。次に、酸性に調整したDMSO混合液
を、減圧蒸留して有機酸および水分を留去する。減圧蒸
留の圧力は、500torr以下、より好ましくは10
0torr以下で、缶温は100℃以下、より好ましく
は90℃以下である。蒸留装置としては、充填塔なしの
蒸留装置が好ましく使われる。
【0023】このようにして有機酸成分および水分を留
去後、得られた缶残物に、今度はアルカリを加え、pH
=7〜11、より好ましくはpH=7〜9に調整する。
使用するアルカリとしては、アルカリ金属やアルカリ土
類金属の水酸化物または炭酸塩があるが、水酸化ナトリ
ウムが特に好ましく使われる。
【0024】本発明においては、pH調整後、再度減圧
蒸留して粗DMSO液から高品位のDMSOを回収す
る。この場合の減圧蒸留の圧力は、200torr以
下、より好ましくは40torr以下で、缶温は150
℃以下、より好ましくは110℃以下である。ここでの
蒸留装置としては、充填塔付蒸留装置が使われる。
【0025】本発明の更に他の態様は、アルカリ金属水
酸化物を含有するDMSO混合液からのDMSO回収で
ある。含有されるアルカリ金属水酸化物としては、水酸
化ナトリウム、水酸化カリウム等があり、DMSO混合
液の水素イオン指数は通常、pH=約11〜約14程度
である。DMSO混合液の部分中和には、既述の鉱酸等
が使われる。
【0026】本発明において、部分中和の程度はDMS
O混合液のpHで7〜11,好ましくは7〜9とする。
部分中和後、減圧蒸留して、高品位のDMSOを回収す
る。この場合の減圧蒸留の圧力は、200torr以
下、より好ましくは40torr以下で、缶温は150
℃以下、より好ましくは110℃以下である。ここでの
蒸留装置としては、充填塔付蒸留装置が使われる。
【0027】本発明で対象となるDMSO混合液は、上
記説明した不純物および他の成分を1以上複数含有し得
る。混合液に含まれる成分や状態によって、水素イオン
指数の最適化を図り、同様に実施できる。
【0028】以下、実施例を示し本発明を具体的に説明
するが、本発明はこれら実施例に限定されない。
【0029】また、以下の実施例において、カラーイン
デックス(CI)およびアルカリ着色度は、次のように
して測定したものである。 ・カラーインデックス(CI):分光光度計の波長42
5、550,および650nmにおける吸光度を100
m/mセルで測定し、次のように吸光度の平均値から色
指数を1000m/mセル時の値に換算表示する。
【0030】CI=各波長の吸光度の和÷3×10 ・アルカリ着色度(%):試料(DMSO混合液)20
mlにアルカリ液(N/10水酸化ナトリウム溶液1m
l)を添加し、分光光度計の波長345nmにおける透
過率を10m/m石英セルで測定する(アルカリ着色度
(%)=透過率)。
【0031】
【実施例】
(実施例1)ジエタノールアミン0.5%を含有するp
H=10.2のDMSO混合液1000gに、97%硫
酸を2.4g添加しpH=6.3とした。これを高さ5
0cmの充填塔なしの蒸留装置で缶温105℃、40t
orrの減圧下で蒸留した。回収した粗DMSO液は、
pH=7.2、カラーインデックス(CI)=0.0
9、アルカリ着色度=73であった。この粗DSMO液
を再度、高さ50cmの充填塔付蒸留装置で缶温100
℃、35torrの減圧下で蒸留したところ、pH=
7.1、CI=0.02、アルカリ着色度=97の高品
位のDMSOを得た。 (実施例2)モノエタノールアミン5%を含有するpH
=11.2のDMSO混合液1000gに、97%硫酸
を82g添加しpH=2.0とした。これをロータリー
エバポレーターで、バス温105℃、25torrの減
圧下で蒸留した。回収した粗DMSO液は、pH=6.
3、CI=0.10、アルカリ着色度=88であった。
この粗DMSO液を、高さ50cmの充填塔付蒸留装置
で缶温100℃、35torrの減圧下で蒸留したとこ
ろ、pH=7.1、CI=0.02、アルカリ着色度=
99の高品位のDMSOを得た。 (実施例3)酢酸アンモニウム2.2%、水分80%を
含有するpH=8.8のDMSO混合液1500gに、
97%硫酸を20.4g添加しpH=5.0とした。こ
れをロータリーエバポレーターで、バス温75℃、50
torrの減圧下で水分を998g留去した。缶残留物
に20%NaOH水溶液を80.8g添加して、pH=
8.9とした後、高さ50cmの充填塔付蒸留装置で缶
温60〜90℃、40torrの減圧下で蒸留し水分を
留去した。水分留去に伴い缶内に結晶が析出したが、ス
ラリー状で攪拌可能であった。その後缶温を上げ、缶温
100℃、35torrの減圧下で蒸留したところ、p
H=7.0、CI=0.03、アルカリ着色度=98の
高品位のDMSOを得た。 (比較例1)酢酸アンモニウム2.2%、水分80%を
含有するpH=8.8のDMSO混合液1500gを、
高さ50cmの充填塔付の蒸留装置で缶温60〜90
℃、40torrの減圧下で蒸留し水分を留去した。水
分留去に伴い缶内にゼリー状物質が析出し缶内が泡立ち
管内物が充填塔まで吹き上げ、蒸留不可能となった。 (実施例4)KOH5%、水分45%を含有するpH=
13.6のDMSO混合液1500gに、97%硫酸を
65g添加しpH=8.3とした。これを高さ50cm
の充填塔付の蒸留装置で缶温60〜90℃、40tor
rの減圧下で蒸留して水分を留去した。水分留去に伴い
缶内に結晶が析出したが、スラリー状で攪拌可能であっ
た。その後、缶温を上げ、缶温100℃、35torr
の減圧下で蒸留したところ、pH=7.0、CI=0.
02、アルカリ着色度=95の高品位のDMSOを得
た。 (比較例2)KOH5%、水分45%を含有するpH=
13.6のDMSO混合液1500gを高さ50cmの
充填塔付の蒸留装置で缶温60〜90℃、40torr
の減圧下で蒸留して水分を留去した。水分留去に伴い缶
内に結晶が析出し塊状に固まり、攪拌不可能となった。
【0032】
【発明の効果】医農薬中間体の合成溶剤、電子部品の特
殊洗浄剤として工業的に広く使われているDMSOは、
工場等で使用後、通常は廃棄されるが、イオウ化合物の
ため廃棄に際しての処理費が高価でコスト的に問題であ
る。また、DMSO混合液をそのまま蒸留して高品位の
DMSOを回収しようとしても、含有される不純物によ
り効率的な回収が行なえない。これに対して、本発明に
よれば、DMSO混合液から安価で効率よく高品位のD
MSOを回収できる。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DMSO混合液からDMSOを回収する
    に際し、該DMSO混合液の水素イオン指数を、そのD
    MSO混合液の水素イオン指数より小さい値の状態にし
    て蒸留することを特徴とするDMSOの回収方法。
  2. 【請求項2】 アミン類を含有するDMSO混合液を中
    性もしくは酸性に調整して蒸留することを特徴とする請
    求項1記載のDMSOの回収方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の留出物を中性もしくはアルカ
    リ性の状態で再蒸留することを特徴とするDMSOの回
    収方法。
  4. 【請求項4】 有機酸塩類を含有するDMSO混合液を
    酸性状態で蒸留し、有機酸成分を留去することを特徴と
    する請求項1記載のDMSOの回収方法。
  5. 【請求項5】 請求項4の有機酸成分を留去した缶残物
    を中性もしくはアルカリ性の状態で再蒸留することを特
    徴とするDMSOの回収方法。
  6. 【請求項6】 アルカリ金属水酸化物を含有するDMS
    O混合液を中和してから蒸留することを特徴とする請求
    項1記載のDMSOの回収方法。
  7. 【請求項7】 酸で部分中和してから蒸留精製すること
    を特徴とする請求項6記載のDMSOの回収方法。
  8. 【請求項8】 DMSO混合液が、DMSO廃液である
    ことを特徴とする請求項1〜7記載のDMSOの回収方
    法。
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